2020年7月 6日 (月)

振動力学 10kw高速サーボアンプ開発その5

2007041もう30年も前となれば時効!ここがロボットッベンチャーの昔の研究室で、スコッツバレーのボーランド社にもヒケをとらない美しい開発環境と思う。この当時はまだ小企業だったが、リアルタイムosにμitorn(マイクロアイトロン)を採用し、インテル32bit risc cpu i80960を使うなど、ライバルのy社に大きく水をあけていた。相棒の天才ソフトマンと向かい合わせで開発をやっており、時折教わるソフトウエアの極意は超単純だが貴重で、社を辞してからそれが大いに役立った。天才ソフトマンはどちらかと言うと文系で、ソフトウエアとは直木賞作家くらいの文才があれば最高と、その頃気付いた。多くのソフトウエアエンジニアを見てきたが、理工系は案外起承転結が苦手で動くけど迷路のようなソフトになり、作者自身でも分からなくなっていた。

2007062 ここまでくれば大丈夫でモータの代わりにスピーカを付ける。通電してデバック開始、うんともすんとも言わなくて動く気配はなし。大丈夫が一転して暗雲漂い始めた。

2007063そこで内部の状態をモニターすべくdaコンバータに吐き出してみた。u相とv相を別々のdaコンバータで吐き出すと、300hzは見事なプッシュ・プル動作をしている。v相はu相のポジションから+180度進めたサインテーブルを参照しているからこうなる。相補pwmの単相版が出来上がっている。これだけでもたいしたもんなのだけどね、まあどうでもいい話しか。

2007064ここからが久々の泥沼で原因は分からない。15年ぶりに富士電機のipm 7mbp75ra120のマニュアルを首っ引きで読む。3相のipmだが単相で使うため、制御電源はu,v相のみ通電してw相は必要ないと判断していた。ここでw相のアンダーボルテージアラーム(uv)に引っ掛かってしまった。

2007065ようしこれで解決と思ったが、未だ何かある。その何かが分からない。強烈なpwmノイズが出るため使わないw相の入力端子は短絡してあり、もしやと入力端子を開放すると、やっと動作した。

2007066何で~?と調べてみれば入力信号はlowレベルでonとなるため、w相アッパーアームとロアアームは同時オン状態で、アラームに引っ掛かっていた。だからuvと短絡のアラーム2重苦で解決が遅れた。通常は3相だから気がつかない問題で、こうゆう特殊な使い方で初めてipm動作の詳細が理解できる。ここがic時代の落とし穴で、daコンバータ作ってまっせ!と言われる御仁の多くは中身を承知していない。承知していなくても動いてしまうから、コワイ時代と言える。晴れてipm問題は解決で、ここからがソフトウエアのデバックです。

2007067イエロースコープを起動してプログラムをランさせる。スピーカから強烈な300hz音が聞こえるが、なんだか甲高い300hzだな。

2007068そこでスピーカ両端の電圧波形を観測する。この波形を1発で理解できる方はサーボアンプのエンジニアです。dpo(デジタルフォスファ)で波形を見ているが、この波形で確実にpwmサイン波を描いており、pushが+の半サイクルで、pullが-の半サイクルとなる

2007069 念のため電流波形を観測しようと小型の電流センサー2アンペアを増設した。これは電流帰還アルゴリズムのデバックにも好都合となる。左が本番用の50a電流センサーで貫通型。

2007091こちらがその電流波形。デジタルオープンループはご覧のようにサイン波が大きく歪む。特に大容量のipmはデッドタイムが大きいのでゼロクロス歪みは大きく、ここのカイゼンは相当に難しい。rms値は205.3mvとなっているが波形歪みで少々小さく、ピーク値は330mvくらいあるから本来は236mvとなる。この値を電流換算すると(2a/4v)x0.2053=103maとなり、スピーカ電流が出る。このように低い周波数ならばrisc cpuで音を出すことも出来て、出力段にcx350管を使えば古典管デジタルアンプが出来る。

2007092入出力を重ねるとこのような波形になる。なんだか甲高い音はfftに掛ければ直ぐに分かるが、fftの段取りが面倒で今回はやらない。pwmがコイルで積分される際の高調波成分がヤマハのフルレンジスピーカでは応答してしまい、300hzに重畳されている。デジタルアンプでフィルターレスはこうなる。ここまではオープンループの話で、電流帰還をかけて300hzの指令値に合わせる。概ねカイゼンされるがゼロクロス歪みはとりきれない。黒色のスピーカに流れている電流の頂点辺りが暴れているが、これが超効率発電機の取り組みにもある力行と回生の同時状態で、ここが分離できると効率は上がる。

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2020年7月 4日 (土)

量子力学 デジカメ騒動記

2007021画像出展:宙(そら)工房の「水と光の表情風景写心展」から。d4studioさんは2年に1回くらいしか来ないし、どうしようか思案していた。あっ、そうだ!同級生に芸術写真家のo田君が居る。日本画家で、木版画は歌麿並みで、遂には晩年(失敬!)独特の世界観を持った芸術写真家になってしまった。「あんぷおやじです」「お~久し振り」「デジカメで相談にのって欲しい」「ターゲットは?」「カラバッジオの絵にイタリアの古都風景」「なるほど、それで写真をどう使う?」「テレビに繋いでカラバッジオを観て、あとは絵の題材として使う」かくして超高級なデジカメを何台も持っているo田君から詳細を教わる。芸術写真家o田君のように全紙より更に大きく引き伸ばすならば、nikonの撮像素子35.9×24.0mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマットのフルサイズになる。こっちはせいぜいa3くらいだから撮像素子は1ランク下の撮像素子23.5×15.6mmサイズCMOSセンサー、ニコンDXフォーマットで良いことになる。

20070291絵のモチーフならばa4サイズで十分で、キャンバスの横において見ながらデッサンし描いていく。古都シエナのこの風景をストリーの一部に埋め込んでいくから忠実なる再現の必要も無いし、しかしあの強烈にレンガ色の街の印象はフルに表現したい。画材としての使い方はこうなる。この画像はeos kiss有効センサーサイズ 22.2×14.8mm、有効画素800万画素で撮影。しかしどんなカメラを持ってしても、あの強烈なシエナの街の表現は出来ないように思う。

2007022はなっからnikonで申し訳ない。長年fmを使って共に旅をした恩義で最後はnikonに決めた。当時、メカシャッター1/4000は相当に早いと聞き、富士スピードウエイのグラチャンレースの撮影などにも使っていた。o田君から聞いた話を総合して独断をしてみる。最初に登場は現行機種の旗艦モデルd850、高額で手は出せない。有効画素数 4575万画素、撮像素子 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット、量子化力学演算nts(Not to scaleとする)4575/35.9×23.9=5.33、この数値のmax機を探し出す。

2007023次に登場はo田君も使っている少し古い機種d800~810、これとて高額で手は出せない。有効画素数 3630万画素、撮像素子 35.9×24.0mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット、量子化力学演算nts(Not to scaleとする)3630/35.9×24.0=4.21。

2007024次に登場はだいぶ古く中級機のd5200、ここまでくれば中古の上物が楽に手に入る。有効画素数 2410万画素、撮像素子23.5×15.6mmサイズCMOSセンサー、ニコンDXフォーマット、量子化力学演算nts(Not to scaleとする)2410/23.5×15.6=6.57。

2007025最後に登場はレンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ入門機のd3300で、問題なく入手できる。有効画素数 2416万画素、撮像素子 23.5×15.6mmサイズCMOSセンサー、ニコンDXフォーマット、量子化力学演算nts(Not to scaleとする)2416/23.5×15.6=6.59、この数値がmaxとなった。d3300が量子化力学演算結果から最大高密度になり、カメラ素人にはこれで十分と結論付いた。万事メデタシ、何が?安物でokとゆうこと。まあこの計算式はかなり妖しく我田引水力学だから、疑い深い方は決して信用しないように。

2007029結論付けば行動は素早く、d3300のダブルズームキットの新品同様を入手した。レキシントン盤の程度ng-くらいのお代で入手できるのだから、デジカメお代総崩壊?マニュアルも読まずにとりあえずストロボ無しで撮影してみた。これが今までのeos8メガと違い、有効画素数が増えた分期待が持てそう。システーナ礼拝堂上空20mの暗がりで、ミケランジェロの天井画を綺麗に撮影できれば良いのだが。素人撮影は腕よりもカメラに負うとこ大で、これがデジタル時代のある種平等性とも言える。有効画素数はハイレゾのサンプリング周波数と同じで大きい方が良いに決っている。しかし今回学んだようにどう引き伸ばすか、どう音を出すかで高有効画素やハイレゾの高サンプリング周波数を生かせない場合も出てくるから、原資多きものが必ずしも勝つとは限らない。

2007027出かけた折、嬉々として300mm望遠レンズを付けたd3300を首から下げていたら家人が「今時スマホなのに、格好悪~い」だって。格好悪いと言われても300mmで月がこれだけ見えてしまえば凄いし、スマホでは絶対無理。更に500mmや600mmならば...
ガリレオ・ガリレイの時代、ミクロスコープなるものが発明され、ローマ教皇のシンボルでもあるミツバチをそのミクロスコープで拡大観察して、バロック期の天才ベルニーニはサンピエトロ大聖堂のバルダッキーノにその拡大解釈のミツバチを刻んだ。それをこの目で確かに見てきた。人間の見ることに対する欲求は、テクノロジー進化に対する大いなる原動力になり続け、この先も果てしなく続く。

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2020年7月 2日 (木)

振動力学 10kw高速サーボアンプ開発その4

2007042xx2000GTが全ての始まりでロボット会社の運命を左右することになる。1981年のことで記憶は定かではないが、大手商社の課長とk工業のm部長とあんぷおやじと他(記憶にない)で、群馬のi工業へ打ち合わせに出向いた。客先から丸が2個の円弧補間ロボットと言われて内心焦る。補間なんかやったこともないのに、ましてや円弧補間はかなり難しい。それでも「ようがす、できやしょう!」と、何とかなる主義で引き受けてしまった。もし、出来ないと断れば今のロボット会社は無かっただろうし、まさに運命の分岐点だった。企業が成長するには、自分で自分の首を上に引っ張るような無謀さも、時には必要と思っている。無謀さはとんでもない苦労を生み出し、徹夜状態の連続で開発室に篭城し家に帰ることも少なかった。この時のロボットメカ担当がk工業のm氏で、何と39年も経ってしまったとは時間の早さに驚く。振動力学10kw高速サーボアンプ開発はm氏の依頼だから原点回帰となり、人生は何とも不思議なえにしに包まれている。

2007044作業は次の段階で、デバック装置へサーボアンプのデジタルアンプ部を組み込む。このベース板のmdfボードが良い。水晶粒防振構造体の部材にも多用しているが、紙みたいなもので穴あけ切断が実に簡単に出来る。sh7145cpuボード以外のモノは撤去する。

2007045デジタルアンプ部とcpu部はコネクターの1発結合で便利だが、基板同士の高さ違いに難儀する。

2007046続いてスイッチング電源の組み込み。基板上にはrcc型スイッチング電源回路も組み込まれているが、スイッチングトランスの製作だけで汎用のスイッチング電源が買えてしまう為、余分な労力は避けて市販品とした。

2007047デバック装置の最後はデジタルアンプ部の電源部の組み込みで、巨大な電解コンデンサを両面テープで固定する。本番はリップル電流の30aクラスを使うが、デバックでは電流を流さないから何でも良い。この電解コンデンサには面白い思い出がある。昔韓国の企業と共同研究していた時期があり、この電解コンデンサを何本かスーツケースへ入れて小牧空港から飛び立とうとしたら、セキュリティに引っ掛かった。ダイナマイトとも爆弾とも見えたのでしょう。

2007048ここまでくればもう大丈夫、通電して各部電圧を確認しイエロースコープを起動する。ハードウエアは設計制作上の問題も出たりして、案外論理的にいかないところもあるが、その点ソフトウエアはロジックの世界だから、書いているプログラムの1行々に誤りさえなければたいてい動く。k工業s氏に依頼したサイン波のテーブルは33.3333で割り切れなかったものを、電流制御の時間を操作して34の割り切れるテーブルに変更した。ここからがソフトウエアのデバックの始まりで一番面白い作業になり、徹夜作業になるが好きでやっているのだから、ストレスは無い。

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2020年6月30日 (火)

奇想天外力学 超効率発電機 2

2006301アフターコロナとか、ウイズコロナとか、生き方を変えろとか、こっちにしてみればその方がよっぽど奇想天外力学で、そんなものに従わなければならないのかい?と負け惜しむ。こうなりゃあ、コロナにやられる前に超効率発電機を何とかしたろ。超効率発電機の前哨戦が高効率インバータの開発で、高価な電力測定器をレンタルしてデータをとった。それがhiokiでは何とも心もとなかったが、客先もこれだから仕方なしに合わせた。論より証拠は入力628.3w、出力618.8w、電力損失9.5w、効率98.49%と出て、出力fetはirなんかのアドバンスドfetでsic(シリコンカーバイド)まで使っていない。オーディオも専門だから40khzでスイッチングさせたが、キンキンさせても気にせず5khzくらいまでスイッチング周波数を落とせば、もっと効率は上がる。余談だが、pwmのやり方を新規に考え出さないとこのような高効率にはならない。

2006302超効率発電機のエンジンはv6気筒の計画で、その原理機構の試作を随分昔にやった。本番は1気筒あたり200万円位の費用が掛かり、これが6気筒ではもう既に原資は出ない状況にあった。v8気筒のamgが壊れてしまい国産車を次男坊から借りている始末、これにはどうも我慢ができず「v12気筒のツインターボ付き500馬力超があるから何とかしてくれ」と頼んだら「危ないからダメ!」と子供達全員に反対された。車屋の次男坊から理詰めの話もあり「v12は摩擦抵抗も多いから、燃費が悪くてどうしようもない」これには納得。超効率発電機も6気筒をタンデムにした12気筒の計画まであったが、今考えれば到底動かない。

2006303とゆうことでだいぶ前になるが、第4次の原理試作は6気筒の半分の3気筒をmcナイロン材加工として安価に作った。画像は第5次の3気筒になるが、3相交流と同じで3個のエンジンが120度位相で補間動作すれば、高効率にエネルギーを発生させることが出来る。出来るが人間3相交流のベクトルを考えた時、直感的には判断がつかず、ベクトル図をいちいち描いたりして判断することになる。これが長年続いて、これじゃあ問題点のあぶり出しが難しい。

2006304そこで第6次は昔作ったことのある、2気筒の再挑戦とした。これはスバルの水平対向エンジンと同じだからシンプルで判断がつき易い。サイズが変わるためベースから作り直しで、エンチョーへ角材を買出しに出かけた。こんなのk工業m氏に依頼すれば簡単に出来るのでしょうが、妖しいモノに迷惑は掛けられない。あらかじめ長さ指定で精度良く切断してもらったから、組み上げは1日で終わる。

2006305これが2気筒の組み上げた状態で180度と270度にゲインを持った状況が再現された。これからが測定モードで、発電エネルギーと回生エネルギーの比率を各角度毎に精密に測定する。長年超効率発電機の発明に携ってきたが、この期に及んで重大事に気付いてしまった。原理試作は超精密級の測定器クラスで、ミクロン単位の加工精度と組み立て精度のモノを作るのが正解で、mcナイロン加工など以ての外なのだ。それでもここからが勝負で、如何に妖しい加工の妖しい機構の中から、ノイズに埋もれた真実を抽出できるか?

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2020年6月28日 (日)

音色力学 jvc k2 20bit 大研究 番外クレッセント

2006281どうもnikonのデジカメになってから思うように撮影できず、画像のように色が冴えない。オーディオ仲間のd4studio さんが見えた時、デジカメ撮影の極意を聞いておこう。自粛要請解除を得て早速伊豆高原の温泉宿花吹雪さんへ行ってきました。ある時、花吹雪さんへ電話すると「会席料理+日帰り温泉のパックは現在やっていません」と言われて、暫く疎遠になっていた。今回久し振りに電話すると、会席料理+日帰り温泉をやっているじゃあありませんか。時はだいぶ過ぎており、会席料理の基本は変わっていないものの味に魂を感じた。質問すると、板さんがオーナー市川さんの息子さんだと言う。

2006282会席後に貸切温泉に浸かり温泉の神様を目一杯吸い込む。某エセ温泉と違い温泉の匂いしかしないから、間違いなく神様は居る。帰り際、運動のためにわざわざ遠回りをしようとしたら品の良いおじさんが、「駐車場はこちらの方が近いですよ~」と案内してくれる。マスクで人相は良く分からないが確かオーナーの市川さんだ。「会長さんですか?」と聞けば「この辺りの住人の市川です」と言う。フツーならば社長とか会長とか胸を張るものだが、この辺りの住人とゆう表現のウイットさと深さに参りました。

2006283きっと温泉の神様のせいだ。思い立ってA-66 John Coltrane Quartet - Crescent 1964、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 27, 1964、90082 Lonnie's Lament、90083 The Drum Thing、90084 Wise One、same personnel.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 1, 1964、90127 Crescent、90128 Bessie's Blues、と本格的に対峙してみた。

2006284先ずは不安定な半球体フィボクリスタルダイレクト防振スタビライザの改良からで、フィボクリスタル量の調整をやる。円筒型に比べて真直度が出ていないものだから、偏芯して回る嫌いがある。この難物スタビライザを良い音聴きたい一心で、t-mon君は作ってしまったのだから大したものだ。人生を面白くも幸せにするも、如何に何かにとり憑かれるにかかっているような気がする。辛いロボット会社時代にも生き延びれたのは、ロボットにムチャクチャとり憑かれていたような...いや蜃気楼か?

2006285早速改良なった半球体フィボクリスタルダイレクト防振スタビライザをクレッセントk2 20bit cdの上に乗せてdp-80を回と、安定している。少し前になるが、sbsの原田亜弥子アナウンサーが見えた時、開口一番「水晶は妖しい!」で、音を聴くと美しい音にたまげていた。「水晶=妖しい」は一般論的なのだが、これがこっちにしてみれば好都合で、真似でもされて商品続出なら気分も悪い。

2006286いやはやレコードの音の比ではない、分厚さを除けばね。元来クレッセントはバリバリ吹くテナーでもないし、美しさを競うcdだからレコードの必要性は余り無い。コルトレーンはリコno4リードを常用しており、そのリードのバイブレーション音の繊細な表現は、レコードでは無理。これがクル・セ・ママになると現状ではレコードの分厚さに敵わない。温泉の神様の効能が今頃飛び出し、一段と美しさの増した「Wise One」に、あ~もうこれで良いや!と悪魔の囁きに堕落しかかる。cdの方が音が良い派に上海駿河屋さんが居て「忘れてもらっては困る~」と異議申し立てがあったが、上海駿河屋さんはそうゆうのとは別格で、レコードだろうがcdだろうが問答無用の鬼音です。

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2020年6月26日 (金)

素材力学 ルテニウム振動式整流器27

206107テレビは嫌いだ!
テレビの向こうで拍手をしたり、笑ったりしているが、拍手はこっちがするものだし、笑うのもこっちがするものだ。nhkですらそうだから「最近のテレビは変だ!」と言えば、家人から「少数派のアナタが変と言われますよ!」だって。あ、この話ではない、割烹わかすぎの若旦那は一貫してレコードよりcdの方が音が良い主義で、譲らない。こっちはデジタルぶつ切りでアナログのような連続性はないからレコードの方が音が良い主義だから、内心「何言ってんだい」と思っていた。しかし水晶粒防振構造化を編出してから、レコードやcdの実態が見え始めると流石若旦那は超耳と認めざるを得ない。嫌いなテレビを見れば一目瞭然でハイビジョンならなお更だが、アナログテレビでは到底追いつけない程デジタルは凄い。でありますから音とか映像とか関係なく、アナログ技術よりハイテクデジタル技術の方が優れている証明になる。アナログが優れていたのはjazzの世紀で、録音機材が真空管だから音が分厚かったこと、jazzの巨匠がキラボシの如く居たこと。嫌いなテレビからプラド美術館のベラスケスのラス・メニーナスが詳細に観えるのは、アナログ時代は不可能な話であり、デジタル時代のありがたさです。

206102さて中断していたルテニウム振動式整流器開発は、こっちの責任ではなくて、れっきとした販売店のチョンボだから責任をとって頂きたい。今回のリードリレーは画像のものを選択した。

206108そのリードリレーと同じページにある仕様書を見て欲しい。1,000v1aとなっているじゃあありませんか。ですから迷わず手配したわけ。

206103ところがダウンロードしたpdfカタログから判断すると赤丸印の350vになってしまい、これでは800vに耐えられる訳が無い。vの青丸印ならば1,000vあって問題ない。型式のいい加減さと記載された仕様データが間違っていた。どうしてくれる?

206104かなりやっきりしてもっとパワーをとゆうことで最強のリードリレーを探す。何と7,000v2aもありこれならラッシュカレント防止回路も要らない。


206105もう間違いをしたくないため丁寧に仕様書の確認をする。電圧と電流はokだが動作時間の遅さと接点の材質に問題が出てしまい...無念!

 

206106周期表からタングステンまで遡ると音色力学の範疇を超えてしまい自信が持てない。今更タングステンの音質評価をするのかい?ロジウムまではカルダスで音を聴いており信用できるが、ルテニウムではどうかな?レベルだった。そもそも高速高電圧はリードリレーの独壇場なのだが、磁力で動作する構造から磁界の変化に弱く誤動作してしまう。中途半端な半波整流器の方が音が良い訳だから、cx350管アンプの+b電源を半波整流にしたらどうだろうか?現在はトランス巻き線を2個用意して半波x2で全波としているが、当初の通りトランス巻き線は1巻き線に戻しての完全なる半波整流、当然リップルだらけになるからofc純銅チョークコイルは2段、純銅電解コンデンサも2段となる。こうすれば60hzの半分の時間でオンオフすれば良く、金クラッドの良質な小型リレーの可能性も出てくる。この場合は磁界の影響は受けないから高電圧もスペックオーバーまで使える。他にも多くの問題を持っているが、肝心要の接点材質が一番重要なのだ。

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2020年6月24日 (水)

振動力学 10kw高速サーボアンプ開発その3

2006241t教授に「論文発表しませんか?名刺代わりになりますよ!」と言われてその気になって、猛然と論文を書上げた。書上げたその後が大変、論文の文体はまるで異質でこの年にして添削だらけとは参りました。もう15年も前になりますかね。論文発表会のオマケ付きで、晴れ姿であるから家人を伴って参加した。小心者は弱気になっていたが、始まると我が家系の特徴である、火事場の何とかチカラで乗り切った。国会の答弁と違い質問内容は事前に知らされていないから少々ヤバイかなと思ったが、大学関係者は通り一遍の質問でクリア。逆に興味を持った日本サーボの開発部長から、詳細に聞かれた。日本サーボは当時日立グループだったから丁寧に回答した。学閥とは凄いもので、大学間同士でバチバチ火花が飛んでいて、こりゃあ凄いとたまげた。その凄い世界を束ねているt教授は大したものです。苦労の成果は印刷された論文で、t教授の言う通りで強力な名刺となった。その論文の「16biマイコンによるブラシレスDCモータの高速電流制御」も32bitへ移殖して世界最速を誇る。

2006242世界最速200khz電流制御サーボアンプと自慢しても「ふ~ん」と言って、オーディオやjazz関係者は理解できない。理解できないが、l社のpd171もdenonもマランツもこのノウハウ搭載で多くの製品を出した。cpu能力が更にアップして500khzサーボアンプでサンプリングあたりの分解能が取れれば、cd用のdaコンバータにもなりエルガーに対抗出来るのだが、寿命が...今回はk工業のm氏の登場で、k工業でこのノウハウを活用してもらうことにした。それが振動力学の10kw高速サーボアンプ開発になる。そのソフトウエア開発中に東芝のダイナブックノートパソコンが壊れてしまった。又しても泥縄力学で、ヤフオクでxpノートパソコンを慎重に落札する。ありがたいことに凄い能力のパソコンでもxpクラスならば、1万円前後で入手できる。今度は富士通のfmvにしたから信頼性は上がるか?

2006246泥縄力学の最たるものはソフトウエアのインストールで、エセソフト屋だから苦手なんです。インターネットは使わないからその関係のソフトは全部落とし、先ずは空にする。その後にエディタのmifs、統合開発環境のイエローide、ltspice、autocad等を入れる。時々分からなくなるが、毎度のことでかなりいい加減にやっても何とか収まる。早速イエロースコープを起動すると、お~、見事に動いた。たいしたことでもないのだが苦手を克服すると、何だか誇らしげになる。

2006243こちらがほぼ完成なった10kw高速サーボアンプのデジタルアンプ部。空きだらけだがプリウス用で開発したサーボアンプだからこれで良い。上の白いdipicは高速フォトカプラで、特殊モータだから単相ブリッジ接続で4個だけマウントしてある。基板の裏には1200v100aの3相ブリッジ、600v150aのipmがネジ止めされている。基板の構造とパターンが特徴でラインパスを極限まで短くしてある。空きパターンはベタgndにしてfg接続でノイズを逃がす、等などたかがこんなものでもノウハウ満載なのだ。

2006244こちらがsh7145cpuボードとの結合だが、結合コネクターが合わなくて少々苦労した。基板製作が15年も前で、既に部品関係の多くはディスコン状態になっている。cpuボードの相方はヒロセのfx2-40s-1.27dslで、深夜を徹してネット検索して漸く見つかり手配をかける。サーボアンプの基板が右側にもう1枚あるが、これはk工業s氏の分で研修時に仕上げる。

2006245一応仕上がったものだから組みあがった電流制御の部分を動作させてみる。今回200khz電流制御が可能であれば300hz/5μsec=666の分解能が取れて誠にサイン波駆動なるが、富士電機のipmが20khzとここで限界が来てしまい、67の分解能しか取れないのは残念で、このサイン波テーブルはs氏がエクセルで製作済み。デバックはダイナミック動作なためprgパスの管理をled点灯(黄色丸印)でやり、サーボ状態をdaコンバートしオシロスコープで確認する。在籍していたロボット会社では、matlabでシュミレーションしたサーボアンプのソフトウエアがc言語に落ち、それでロボット開発をやっていると相棒の天才ソフトマンから聞いたことがあり、確かに便利で早いが痒い所に手が届くソフトウエアには見えない。またライバル会社も同様な開発環境では優位性の保ち方にも限界があり、企業存続にはすべからく唯一無二が要求されるのだろう。

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2020年6月22日 (月)

音色力学 jvc k2 20bit 大研究 了

2060202自粛要請解除で、満を持して中部横断自動車道を駆け上がり小淵沢で下りて、一路清里へ向かう。目的地は柳生博さんの経営する八ヶ岳クラブ。1980年代の開店間もない頃に偶然見つけて、以来ドライブしたくなる度に出かけている。レストランのフロア担当は親しくなったブルースシンガーで、「コロナでライブが出来ず随分苦労しました」と元気そうだった。ここが気に入った訳は八ヶ岳の田舎に麻布6本木あたりの洒落た空間のある所で、しかし近年観光客も増えて観光バスも横付けする。「おとうさ~ん、こっちの木立の下が良いね!」などと大声を出されると、途端にイヤ~な雰囲気になってしまい、そうゆう時には早々に退散する。雨で客も少なくチョットお高いが美味しい食事を楽しめた。撮影中、おまけのグリコのカシオデジカメのメダマが(レンズ)飛び出したまま、こときれた。

2060203_20200620150201そこで新規のデジカメの登場、今回からはnikonの少し古い機種 coolpix s9500となり、暫くは使いこなしできず画像の雰囲気がだいぶ違うがご容赦あれ。余分な話だけど、天下のnikonでこの程度の撮影能力ならば、なるほどスマホになる訳だ。音色力学のjvc k2 20bit 大研究と銘打って鼻息荒かったが、またしても相当にムダな投資をしてしまい、落ち込みしきりであります。

2060204最初に登場はA-77 John Coltrane - A Love Supreme 1965、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 9, 1964、の比較。上がjohn coltrane complete impulse studio recording 8枚組み輸入盤で下がk2 20bitとなる。文句なし下のk2 20bitがいい。多くのコルトレーンフリークはこのcdを神がかっている、等として最高傑作にしている。そう思うのは勝手だが、放漫自堕落な自己の改心で意を決したコルトレーンの姿に見えるのもこっちの勝手。レコードのオリジナル盤はハム入り「ブ~ン、ブ~ン」で困ったレコードだ。

2060205次は今回初入手のA-66 John Coltrane Quartet - Crescent 1964、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 27, 1964、フリーに移る前のコルトレーンlp,cdでは最高傑作と決めている。これの2曲目の「Wise One」はベルリンで客死した盟友エリック・ドルフィに捧げた曲で胸打つ。それと4曲目の「Lonnie's Lament」が実に良い。上がjohn coltrane complete impulse studio recording で下がk2 20bitとなる。これも文句なしk2 20bitとなる。

2060206次はフリーへ移る分水嶺のA-9106 John Coltrane - Kulu Se Mama 1966、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 10, 1965、これは長年の友でありコルトレーンに呼ばれたきっかけのlp,cdとなる。上は輸入盤のoriginalsと勇ましく銘打ったcd、下がk2 20bitとなる。これは以前から持っており、amp研究会メンバー全員もk2 20bitの勝ちとしている。このクル・セ・ママは現在のmonoシステムでは具合が悪く、早くstereoにして音を空間へ飛さないと本当の迫力は出ない。

2060207次は問題発覚のA-40 John Coltrane And Johnny Hartman 1963、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums; Johnny Hartman, vocals.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 7, 1963、面倒見の良いコルトレーンが昔一緒に仕事をしていたジョニー・ハートマンをボブ・シールに紹介して実現した、名盤なのだ。m+aさんに自慢げに勧めたのが一番奥のsacdのハイブリッド輸入盤、次が音質に優れた、いや最強の半球体フィボクリスタルダイレクト防振のcdで、k2 20bitだったとは今頃気付いた。一番手前が今回入手のk2 20bitで、半球体フィボクリスタルダイレクト防振のcdと全く同じだった。同じk2 20bitシリーズを多く仕入れたが、フツーの水晶粒防振スタビライザでは半球体フィボクリスタルダイレクト防振cdを超えられなため、「またしても相当にムダな投資をしてしまい、落ち込みしきり」になったわけ。

2060208次はインパルスオリジナル盤白レーベルmonoのlpで10万円のお代が付く超人気盤。現代まで続く人気の仕掛け人はボブ・シールで、難解なコルトレーンに分かり易い演奏をさせて、販売数を伸ばしたかったのだ。A-32 John Coltrane Quartet - Ballads 1963、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Reggie Workman, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 21, 1961、このあたりの何部作はコルトレーンのマウスピースの調子が悪くて作ったとまことしやかに伝わってくるが、伝記にはそう書いてない。だいたいが名機セルマー・マークⅥにオットー・リンク・マウスピースとなれば、神経質なコルトレーンは即座にエルク・ハートへ飛んで調整してもらう。超人気盤だがクレッセントほど聴くことはない。上は同じjvcの32xd初期盤で、この時代k2化されていないから手前のk2 20bitの方が音質が良い。このcd初期盤とか廃盤とゆう表現が相当なクセモノで、レキシントンの初期盤とは決定的に意味合いが違うから、良い音マニアは大いに研究してください。

2060209しんがりは巨匠デューク・エリントンとの豪華な組み合わせ。A-30 Duke Ellington & John Coltrane 1963、John Coltrane, tenor, soprano sax; Duke Ellington, piano; Aaron Bell, bass #1,2,5,6; Jimmy Garrison, bass #3,4,7; Sam Woodyard, drums #1,5,6; Elvin Jones, drums #2-4,7.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, September 26, 1962、巨匠に「これで良いでしょうか?」と訪ねれば「もう一度同じフィーリングになれる訳が無い、これで良いんだよ」と諭された。巨匠の前で気合が入ったか?コルトレーンの名演奏が聴ける。奥の紙ジャケより手前のk2 20bitの方が圧倒的に良い。こうしてお気に入りコルトレーンcdをk2 20bit化したが、振動力学フィボクリスタル半球体ダイレクトcdを作る了により、2018年11月19日に結論付いていたとは、何とも情けない。

20602091ここから外れた多くの名盤もあるが、フリーは次のステップに残しておくとして、画像のヴィレッジ・ヴァンガード・ライブやその他のインプレッションやアット・バードランドなどのライブモノは演奏は凄いが録音そのものがイマイチで除外した。cd同士の比較はこれでお終い。インパルスレコードオリジナル盤との比較は、ampex350とスチューダーa820の時代の差で厳密には論じられない。ただcdの情報量の多さに負けじと、レコードの水晶粒防振構造化を進めなくてはならない。さすれば「やっぱりampex350の勝ちだよ!」となる。

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2020年6月20日 (土)

振動力学 10kw高速サーボアンプ開発その2

206061油絵具の最古の持ち物は1960年代後半のシロモノで、カドミウム・イエローとかコバルト・ブルーとか鉛入りホワイトとか重金属がゴロゴロ出てくる。1950年代のjazzと同じで、毒を孕んだものは表現力豊かで且つエネルギーがまるで違う。この毒入りは一生使える分持っているから、心配ない。それにチューブがさばけてコチコチに固まったものなども多くあり、今までは「使えねえや」と捨てていた。ところがイタリアルネッサンスでダ・ヴィンチを学ぶと、ラピスラズリなどの宝石を砕き油と混ぜて油絵具を作っていたとあり、シメタ!コチコチは砕いて油とすり鉢ですれば良い、素晴らしいことに気づいた。この重金属は「鉛入りハンダ」も含めて長い付き合いになり、「健康に悪~い」が家人の口癖だが、一向に改心しない。

206062さてk工業m氏依頼の10kw高速サーボアンプの製作も佳境で、部品の発掘に連日てんやわんやしている。サーボアンプ部品のチップ抵抗が大量に出てきた。100個入りで単価5円としても1袋500円とたいしたことはない。ただ種類は多く必要で、100種では5万円と高額になる。で今回は今更発注したくありませんので、回路定数を変えてしまう手抜きです。デジタルの良いところは広範囲の抵抗に適合できるところですかね。

206063早速チップ部品のハンダ付けだが、オーディオ用のくたびれたハンダゴテでは上手くいかない。

206064そうだ~と思い出せば、チップ部品専用のハンダゴテを持っていた。温度調整機能付きで、チップが上手く付く温度を割り出してしまえば、後はスムーズに出来る。

206065こちらがチップをハンダ付けして拡大鏡で確認している。チップは3012程度を最小としているが未だ小さいものもある。1本の手でチップを押さえて、もう1本の手でハンダを送り、もう1本の手でハンダゴテを握る。とゆうことで人間の手は3本あるのが正解で、生産性は1.5倍になる。日本国内へ生産を回帰させる切り札が3本手や4本手の人間で、ロボット屋さん!これを考えようぜ。奥のラウンドへチップを仮付け固定し、手前をしっかりハンダ付けし、最後に奥をしっかりハンダ付けします。最初の何個かはぎこちなかったが、10個を越えたあたりからサクサクと付けられるようになり、感が戻ったからもう大丈夫。

206066そうだチップ用のコテはもう1本あった。家人の口癖で「あっちへ持っていけないんだから、さっさとお使い!」この手のコテは温度設定が出来る、とゆうことは温度センサーがコテに内臓されていることになり、温度の立ち上がり時間がやたら早く、使い勝手の良いコテです。研修にみえているk工業s氏にマウントなった基盤を自慢げに見せると「あ、これね就職して直ぐチップの特訓を受けたから得意です」とな。

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2020年6月18日 (木)

奇想天外力学 超効率オーディオ用電源発電機の構想

206181奇想天外力学はクセになると行き詰る。amp工房入り口にある油絵に目を止める人は誰も居ない。二十歳頃の作品で、サルバドール・ダリの影響と清水市美術協会理事の渡辺輝夫さんの影響ありありで、シュールレアリズムへ大きく舵を切った時の作品です。絵画も発明だから新しいアイディアが潤沢に出るうちは鼻息荒いが、発明の発明はどんどん高度化して終いにはアイディアが枯渇して行き詰る。オーディオも似たようなもので今は奇想天外が次々に飛び出してくるが、何れ枯渇する。まあ、枯渇したところで大した問題にならない年齢だから良しとするか。

206182xさて最新の奇想天外は超効率発電機がしくじっても、超効率オーディオ用電源発電機には使えるとゆう都合の良い話で、奇想天外が枯渇する前になんとかしたろ。昼と夜と深夜の電源の音の違いは極度で深夜にしか音を出せないのもシャクな話だから、発電機を作るしかない。いやバッテリーが、太陽電池禍(失敬!)だから意地でもバッテリーを使う訳にはいかない。話は飛びます、15年位前になるが、某大学の新ハイブリッツド自動車の開発プロジェクトの末席に加えられた。博士達の議論から得たものは機構にエネルギーを蓄える方式で、電池にエネルギーを蓄える方式ではなかったから、これには大いにたまげた。話は戻り、画像の中央の球体はそこからヒントを得たエネルギー蓄積用の水晶粒充填球体で、電力にもよるが50kg~100kgを想定している。電力は磁界を切るスピードだから右側のマルチ発電機は24極でΦ500mm位の大型になり画像のイメージとはだいぶ違う。左の駆動機構は3相誘導電動機を最大数百回転まで回す。エネルギー蓄積時間は5分程度を予定し、6p1200rpmのモータを0.1hzの加速カーブでゆっくり加速して600rpmまで回す。出力電力は1kva程度とする。

206183以前からオーディオ用電源の発電機の可能性を考えていたが、決め手が無かった。それがモータは自在に開発出来るようになり(モータと発電機は同じ)、カルダストロイダルトランスが出来るようになり、水晶粒防振機構を手に入れたから、にわかに現実的となる。黒部ダムのような凄いバックパワーが必要だが、どんな手法を用いてもこれのエネルギーを超えることは出来ない。が、ここまで電源が汚染されたならばやる価値は十分にあると思う。エネルギー比が最大の問題となるが何百倍も取れないので、せいぜい10kwと考える。10kwでも100vでは100aとなり無理、でありますから名工ミルトさんの所で動かなかった2.2kwを使って水晶粒球体へ10kw分のエネルギーを貯める。これでまあ10倍~20倍は取れる。

206185x駆動側は3相誘導電動機のすべり制御同期速度とし基本はオープンループで、ここだけはトランジスタの電流駆動サイン波アンプとする。駆動で磁石を排除したのだから発電機からも磁石を排除した同期式発電機とする。同期式はブラシを使うが磁石の無いac発電機となりcx350管の+b用300vが直に発電できるし、発電機をタンデムに使い各種電源の発電が自在に出来る。この段階で発電機もトランスも密結合状態で、発電機でもないトランスでもない物体の抽象化は進行する。また周波数の概念も無くなり、60hzじゃあなくて400hzでも良い。但しこのプロジェクトへの移行は奇想天外力学の超効率発電機がしくじった時になるが、どうあろうともアイディアだけは十分に蓄えておこう。

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2020年6月16日 (火)

音色力学 jvc k2 20bit 大研究

2060161割烹わかすぎの若旦那が息せき切って飛び込んできて「ビル・エヴァンスはこの3枚組の音が凄いぜ!」と言う。慌てて当方も手配した。もう10年以上も前の話になる。この3枚組は小学生ながらビル・エヴァンスのファンだったt-mon君にプレゼントした。後にこの3枚組が無いとなんとも寂しくて、国内廃盤だから輸入盤を入手した。これがjvcとは似ても似つかない悪い音でお蔵にした。今はフィリピン出張所か?オークランド留学中にビル・エヴァンスからサインをもらった羨ましいjazz仲間に、このお蔵はプレゼントした。とゆう訳で画像のものは3代目となる。エルガーに移行してからレコードを超える音質に、俄然cdの身分は急上昇するのでありました。なぜこの3枚組は音が良いのか?を解明しないと、似たような間違いを起こす。最近の電磁力学のVan Gelder Studio, Hackensack, NJ, じゃあなくて WOR Studios, NYC!でも起きてしまった。

2060162xこの音質の良いcdはビクターエンターテインメント(jvc)のk2 20bit で、なぜ音が良いかを掘り下げてみることにした。したが、これがまるでダメで詳細は分からない。とゆうかdcsエルガーのようにdaコンバータの徹底解析をやらないと音の良さは見えてこないと同じで、k2を解体解析しないと分からない。しかしこれは現実には無理。一応システムブロック図をxrcdから抜粋した。k2そのもののきっかけはジッタで、画像のようにpro box12を使っているがルビジュウムなどの原子時計ほどの高精度でもないし、ポイントはadコンバータだろうか?ここの詳細は追いきれなかった。

2060163ドラムのオオスミさんとは旧知だし、tbmのフジイさんには録音技法を教わるし、そこでxrcdのautumn in seattleの登場となる。同じk2 20bitながら線は細く「Bill Evans - The Complete Live At The Village Vanguard 1961」に敵わない。この違いを今まではxrcdのk2 20bitは線が細いと決め付けていた。今回のjvc k2 20bit 大研究ではっきりしたのは録音用のテープレコーダで、ampexのag440かスチューダーのa820となる。ここだ!この段階で線が細くなるのだからampex350のビル・エヴァンスに敵わないのであって、k2 20bit xrcdの問題ではない。逆説的にa820で録ったならばレコードもcdも同じ音質のはずで、両方所有の方なら簡単に実験できる。

2060164コルトレーン以外に今更投ずるのもシャクでインパルスものを追っかけた。なんせレコードのオリジナル盤に現を抜かしていたからcdには疎くて、蒐集に苦労する。1990年代の後半にインパルスものをビクターで出し、これがk2 20bitになっていた。手持ちを調べたらクル・セ・ママと至上の愛の2枚があり、これが圧倒的に音は良い。ゴールドcdの音は別にだし、紙ジャケは音質に関係ない。

2060165ダグのカーメンはxrcd24bitになっているが線は細い。bit長は音質の本質には支配的でないし、結局はどんなマイクを使いどんなテープレコーダを使ったかで音質は決まり、その後を血眼になって高音質化しているが、もはや手遅れとゆうことになる。概ね理屈は分かったところで、1990年代後半に出たk2 20bitのコルトレーンcdを集めにかかるとしよう。

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2020年6月14日 (日)

奇想天外力学 超効率発電機

206151_20200613031701画像出展:wikipedia
奇想天外をwikipediaで調べると、アンゴラ砂漠に生息する植物の奇想天外(Welwitschia mirabilis)も出てきてしまい、随分昔を思い出した。昭和30年代に遡るが、サボテンの栽培書にも登場していた奇妙な植物で、何でこれを多肉植物の分類に入れていたのか当時は疑問に思った。さて何でもありの今日はこの珍種の苗でも入手できるが現地株とはだいぶ異なり、最終目標は画像のような現地のオリジナル株になる。しかし1,000年も生き延びる奇想天外のような絶滅危惧種は、ワシントン条約で動植物の移動を厳しく制限しているため、持ち出しなどあり得ない。

206157レコードも似たようなもので、家宝にすれば1,000年も生き延びるかも知れない。だからオリジナルのレキシントン盤をどうしても欲しくなるのだが、こっちはとうに絶滅しているからもっと厄介だ。あ!この話ではない。wikipediaの奇想天外は「奇想天外より落つ」としてあり、天からとんでもないものが降ってくるの意となっている。あんぷおやじ流儀の奇想天外は「勘違いや思い込み」を主成分とした思考と決めており、謂わば妄想族にも近い。その「勘違いや思い込み」の主成分から隠しきれず滲み出すのが奇想天外となる。超効率発電機はその典型で、もしかしたら博士の「勘違いや思い込み」かも知れない。そのせいか1人去り、2人去り、遂にはあんぷおやじ1人になってしまったが、妄想族真骨頂のあんぷおやじは天からとんでもないものを降らせたろ!と団塊最後のやせ我慢です。

206152驚いたのが超効率発電機の開発年数で、開始は2012年となっているから丸8年もやっていることになる。意識は、もう5年もやっている~と勘違いしていた。社長にはスマンことをしたが、これらの機械加工部品にはベンツが買える位投じてもらった。日立の先輩が社長の会社だからありがたいことで、野に下がっても日立obは連帯感がある。画像の部品が重力因子で多次元ベクトル合成で発電するための基幹構成部品となる。

206153次男坊は自動車屋もやっており、メカニックも本職なので急遽組み立てに参加してもらった。ギアなどはもろに効率に影響するため歯車を専用に設計したが、特殊歯車過ぎて加工費が膨大になり断念、仕方がないので効率は落ちるが市販の歯車を使った。高精度組み立てに必要な大型定盤が無いものだから、水平出しなど苦労の連続だった。

206154組み立て終わった超効率発電機の勇姿を見ろ!余りの美しさに成功を確信した...のもつかの間で、テコでも動こうとしやあしない。反応はさまざまだが、みんな黙して「大枚スッた!」と落ち込んだ。その中で当事者の博士の行動が奇想天外で、反省の弁や、いい訳が出ないところが天才の所以か?こっちは信念として美しいものは大丈夫!と決めていたが、原理原則に係わる発明においては、美しさなど真理の壁に微塵に砕け散った。この不動が第3次超効率発電機となる。

206155xxx在籍していたロボット会社もそうだったが総括しない所に救いがある。第4次超効率発電機開発まで会社として資本投下してくれたが、ここで終了。画像のものは第5次超効率発電機で、この段階からあんぷおやじの僅かな原資で開発を続けている。構成部品の多くをmcナイロンとしているため、チープなボール盤でも何とかなる。180度と270度にゲインを持つ超効率発電機など存在していないから凄いことには違いないが、奇想天外過ぎてエネルギー開発機構(nedo)へ持ち込んでも相手にされない。公の機関は先ずアカデミックがベースで識者の意見が...となるが識者が問題なのだ。昔、清商の美術部キャップテンのサナダ君の言ってた「アカデミックを破壊しろ!」が、今頃そうだと思える。博士は「今度は大丈夫」とは決して言わない「今度はxxx機構で発電トルク力の発生が証明された」とな。

206156漸く梅雨に入り豪雨と聞いたものだから早めの夜勤で出社した。待てども一向に豪雨など来やあしない。当たらない気象予報士が平気でtvに出ているが、反省の弁など聞いたことがない。仕方がないので小音量で「Bill Evans - The Complete Live At The Village Vanguard 1961 (Riverside (J) VICJ 60951/3)
Bill Evans, piano; Scott LaFaro, bass; Paul Motian, drums.Bill Evans - Sunday At The Village Vanguard (Riverside RLP 376)"Village Vanguard", NYC, soiree 3, June 25, 1961Jade Visions 」をかける。この3枚組はjvcのオリジナルで、クレジットに「(J) VICJ 60951/3」こう表記されている。だからjvc自慢のk2,20bitで音が良い訳だ。このジェイド・ヴィジョンズ「Jade Visions」のスコット・ラファロのベースがギリギリと弦がしなり、我を忘れて深夜に大音量を出してしまった。トランスだけカニンガムcx350管アンプの音もまた、奇想天外なのだ。

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2020年6月12日 (金)

音色力学 驚異のリマスターcd 「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Raga 再び

206101xxx半波整流で音力が俄然凄みを増し、素材力学のルテニウム振動式整流器開発はやらなくてもいいんではないか、とも思い始めている。半波は単か、単は単管か、ん?そうか単気筒か、単気筒はモリーニだ、ホンダを苦しめたレーサーにイタリアのモリーニがある。250ccのホンダ4気筒や6気筒の時代に単気筒だぜ、勿論パワーウエイトレシオが近いと言えば近いが、なんせ単気筒は中速トルクが出る。中速トルク=音力で単気筒いや、単管のデフォレストaudion-450となるのだ。単だの、半だのは何か見劣りするような悪い意味での言葉の魔力があり、これに誤魔化されているのではないだろうか。多気筒化は馬力を強力にし高回転にして帯域を広げるが、肝心要の常用回転数では力が足りない、コルトレーンやガボール・ザボから音力を出そうとしたら中速トルクの充実が必要になり、単管のトランスだけカニンガムcx350管アンプがそれを証明している。トランジスタ40個は20気筒か、a級で60w、ab級で200wも出す500万円のハイエンドアンプでも、残念ながらコルトレーンは輝かなかった。

Szabo久々の大雨で待ってましたと驚異のリマスターcdの「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaを大音量でかける。単気筒いや違った、半波整流は低域まで伸ばしてベースの重心が又一段と下がった。レコードのジャケットはギブソンj160eとなっているが、実際はマーチンに高インピーダンスのピックアップを付けた特注ギターの高音は、音がツバキを出して飛んできて噛みつく。いやはや、音色力学の驚異のリマスターcdの「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaは本当に凄い。レコード優位の音馬力ですら凌駕してしまった。奇跡の1枚のcdはなぜだ?

206101xxそれが「Light In The Attic Records」のホームページの画像に現れている。ampex350のステレオタイプが3台も見えて羨ましい。ビル・エヴァンスやコルトレーンのampex350で録ったマスターテープは幾らお代を積んでも、所有者はampex350じゃあマスターテープの貸し出しをしない。機材の豊富さや散らかり具合は、坪井さんのt2studioやamp工房みたいだ。

Ampex350ヴァン・ゲルダーのイングルウッドクリフス録音のA-9128 Gabor Szabo - Jazz Raga 1966Gabor Szabo, guitar, sitar; Johnny Gregg, bass; "Pretty" Purdie, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, August 4, 1966は、扱いがマイナーだから起きた奇跡に違いない。奇跡よ再びで、頼むからヴァン・ゲルダーのコルトレーンをampex350を使ってリマスターしてくれ。レコードのオリジナル盤でも勿論良いのだが、入っている情報の一部が振動で潰れてしまいcdほど上手く再生できない。レコードだけ聴いているとそれで良いのだと気付かないが、同じampex350で作られたcdはそれを暴露してしまった。だからオリジナルレコード盤に「あんた~、何かあ隠しているんじゃあない?」と言いたい。重ねて言っときますがね、ヴァン・ゲルダー録音でampex350でリマスタしたcdは(Light In The Attic Records)のGabor Szabo Jazz Ragaしかありません。それにプロの連中は気づけよ...

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2020年6月10日 (水)

ジャズ喫茶ベイシー読本 BASIE 50th Anniversary (別冊ステレオサウンド)発刊 了

206120xジャズ喫茶ベイシー読本 BASIE 50th Anniversary (別冊ステレオサウンド)が届く。便利な時代で夕方支払いが済み翌日届くのだから、超高速配送は待つ楽しみを奪う過剰な時代だな。電磁力学のVan Gelder Studio, Hackensack, NJ, じゃあなくて WOR Studios, NYC!のcdの音質をチェックしながら、ページを繰る。驚くべき写真の多さで、これはありがたい。「自由に撮って良いよ」とスガワラさんに言われても、何となく聖域もありそうでズケズケとは撮影出来ない。ベイシーへ通い始めた頃は会社をやっている時期で、その後「1人プロジェクトx」となると中々ベイシー詣では出来ません。よって相当に謎めいたベイシーだったが、ジャズ喫茶ベイシー読本 BASIE 50th Anniversary でかなり見通せてしまい、謂わばジャズ喫茶ベイシーの解剖学だな。これで良かったのか?悪かったのか?

206121スガワラさんの存在に気付いたのは、ステサン1985の冬号の「スーパーマニア22」冒頭の言葉「何も変えずに、しかも時代に遅れないように...」でありました。遅れないようにであって、時代の先取りなどと軽くないところが腑に落ちた。不動と変化が永遠のテーマなれば、絵描きのなりそこないは僅かこれだけの文章が胸に深く滲みたのだ。真理とおぼしきものは、jazzだろうが、絵画だろうが、オーディオだろうが、みな同じと思う。そしてそれに触れられる選ばれし者を達人といい、たったの19文字にそれを見た。今思えば、内容とは裏腹に文体はスガワラ節ではなく編集者の影響もあるのだろうか、やさしい普通の文体だった。カラーグラビアのjblスピーカシステムを見た瞬間、altec党はその腰の据わりにうろたえるのでありました。そしていつかは腰の座りの悪~いaltecスピーカシステムで「jazz喫茶をやったろ!」と密かに思った。

206122次にスガワラさんが登場した時には、文体の軽妙さにすっかりやられてしまった。スーパーマニア22とは似ても似つかない文体で、それがステサン1988の夏号の、ぼくとジムランの「酒とバラの日々」となる。会社をやっていれば弁護士にお願いするコトも多く、ここで「私、付いていきます」のナベタニ弁護士の登場。直ぐに親しくなるが「あんぷおやじ君、先ずは仕事です...」後にベイシーへ連れて行ってもらうことになる。聴きしに勝る音で、とてもじゃあないけどcelloのパフォーマンス軍団ではコトjazzに関しては勝てやしない、ベイシーサウンドに完敗!

206123あれから20数年が経ち漸く自分流のjazzが鳴らせるようになり、気がついたら他人の音はもうどうでもよくなってしまった。ベイシーサウンドはスガワラ流儀で唯一無二の音、謂わば人格で真似しようなどと考えたら失礼に当たる。ベイシーサウンドは今でも耳に焼き付いて離れないし、中尊寺観光に出かけている最中に先に戻りに密かにシステム調整していた姿に、音の人格を見た。ルテニウム振動式整流器にトランスだけカニンガムcx350管アンプに高効率発電機に奇想天外なモータ、とんでもなく謎めいてしまったamp工房も、スガワラさんの「何も変えずに、しかも時代に遅れないように」にインスパイアされて、もうチョットだけがんばるとするか。それにしても奥方の「結婚した相手が(狂人)であったとすぐに判った..」は言いえて妙。

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2020年6月 8日 (月)

電磁力学 Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, じゃあなくて WOR Studios, NYC!了

206080x2014年3月5日のエントリーから「なぜ輝かない?ルディ・ヴァン・ゲルダー!1961年の11月2日と3日は異様な熱気に包まれたヴィレッジ・ヴァンガードだった...中略、マイク数本とampex300?を持ち込んだルディ・ヴァン・ゲルダーの録音は見事で圧倒されるが、ブルーノート・レキシントン盤の時代の輝きがない...なぜだ?」この時からヴァン・ゲルダーの録音に疑問を持ちなぜ?を常に探求してきた。ブルーノート・レキシントン盤の時代の輝きとは後で気付くが、WOR Studios, NYC の録音の輝きだったとは。インパルス時代のイングルウッドクリフス・スタジオ録音やこのビレッジ・ヴァンガードライブ録音は、WOR Studios のような先端恐怖症サウンドではない。しかしWOR Studios 録音は緻密さに欠けた録音で、どっちが良いかの問題ではなく、トランスだけカニンガムcx350管アンプのエネルギーを試すにはWOR Studios の音力が向いている。

206082瞬く間にWOR Studios, NYC 録音のレキシントン盤相当のcdが集まる。全部で10数枚と少し多い、なぜかとゆうと重複手配や後述するが、問題のcdがあり再手配など。支払い後、翌日には届く超高速オークションもあれば、10日位をメドに送りますなどとゆう、何とかオフの超低速オークションなど色々で10枚10色の面白さがある。300円くらいの低価格でシメタ!と思って入札すれば、10円upして持っていかれて「なんだい、沢山出ているのだから邪魔するなよ!」とケチ臭いヤツに悪態をついたりする。

206083片っ端からcdをかける。画像のセロニアス・モンクを始めレキシントン盤オリジナルをemtのtsd15で長年聴いてミミダコ状態は、たった1音で判断が付き腕組みしてじっと目を瞑り聴く悠長さは必要ない。1音でダメなものは原因究明の工程に入り、ラインからは外れる。


206082x問題続出で頭を抱え込んでしまった。高価なレキシントン盤入手のような慎重さが無いものだから、酷いcdを掴まされてしまった。画像の中で同じモノが2枚あるのはしくじりで、具体的にはバド・パウエルとjjジョンソンとルー・ドナルドソンです。ただし原因は判断力の無い我にありで、出品者の責任は皆無です。

206087最初に登場はバド・パウエルです。BLP 1504 The Amazing Bud Powell, Volume 2 1956のはずがvol1が相当に紛れ込んだ妖しいvol2です。メーカ編集の都合で発生したvol2であってオリジナルのvol2ではない。一応ライナーには日本語でそのような内容が記述されているが、我らにはオリジナルのvol2しか頭に無く、買い直しです。但し東芝だけあって音質の問題は無い。

206084x次はjjジョンソンです。一応vol1となっているが Old Devil Moon が入っていなくて慌てて調べたら、相当にvol1の曲が抜けており似ても似つかないvol1でした。しかも音が悪いので原因を調べたら輸入盤だった。よってこれも買い直しです。

206085次はルー・ドナルドソンでこれには少々苦労した。WOR Studios 録音のクセして先端恐怖症サウンドが出ない。オリジナル8曲目のroccusが冒頭に入っており順番が違うし、その上寝ぼけた音で調べるとやはり輸入盤だった。この段階でオークションを徹底的に調べたら、輸入盤で似たような妖しいcdが多く見つかった。さてなぜ苦労したかはレキシントン盤のオリジナルを持っていないからで、判断のしようがなかった。そこで国内盤のオリジナルと同じ曲順のcdを買い直した。お~聴き慣れた先端恐怖症サウンドが噴出し、レキシントン盤は聴いていないが間違いない。

206081xxビル・エヴァンスの3枚組もビクターものは圧倒的に音は良く輸入盤は最悪、輸入盤の全てにおいては分かる由もないが、amp工房所有cdの多くは同じ結果だった。どうやらcd時代は生真面目な国産cdに限るようで、amp工房では輸入cdを入国禁止の措置としよう。スチューダーa810を回してリマスタcdを作るならば基本は国産も海外も変わらないはずだが、デジタル時代でも大いに音は違いレコードと同じだ。赤丸印が WOR Studios, NYC 録音で、Rが Van Gelder Studio, Hackensack, NJ 録音になる。最初から順番にかけてRへ入った所で音質を比較する。レキシントン盤のオリジナルとの比較ではなくて相対比較で、これでも明快に分かる。7曲目 The Stroller へ入った瞬間、細い...綺麗だけどヴァン・ゲルダー録音は確実に線が細くなっている。

206082xxxしかしworはザラメ的録音が目立ち荒っぽい。どっちが良いかって?そりゃあ...上海駿河屋さんの音は WOR Studios, NYC で、割烹わかすぎの若旦那の音は Van Gelder Studio, Hackensack, NJ となる。あんぷおやじ流儀は唯一無二の音を目指し WOR Studios, NYC と決めている。レコードのレキシントン盤とcdの比較は?これも直ぐに答えが出た。レコードは馬力で勝ち!cdは情報量で勝ち!amp工房のレコードは防振構造化が進んでおらず、しかも構造上振動にやられ易く情報が潰れている。レコードとcdの音質違いの最大の問題は、ampex350真空管式テープレコーダとスチューダーa810トランジスタ式テープレコーダの音質の違いで、ここを改善しない限り両者の溝は永遠に埋まらない。

206089夕闇の帳が降り始めた午後7時、BLP 1537 Lou Donaldson のVan Gelder Studio, Hackensack, NJ, August 22, 1954 録音「Caracas」がたまらなく生き生きとしたサウンドで鳴り出し、トランスだけカニンガムcx350管アンプの威力爆発はヴァン・ゲルダーでもworでも、もうどうでもよくなった。1950年代のjazzに万歳!

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2020年6月 6日 (土)

ジャズ喫茶ベイシー読本 BASIE 50th Anniversary (別冊ステレオサウンド)発刊

2060699xベイシー支援者の重鎮、ナベタニ弁護士から協力要請がくる。「ベイシーは岩手のコロナ1号になる可能性があるため、閉店を当分続けるようです。この間を利用してステレオサウンド社から「ジャズ喫茶ベイシー読本 BASIE 50th Anniversary (別冊ステレオサウンド) 」が発売されました...」で、先生も1文を寄せているそうです。先生はお仲間と相当数購入されたそうで「あんぷおやじ君も協力よろしく!」とありましたゆえ、何とかしなくてはなりません。

2060803そこでamp研究会のメンバーに協力要請です。相当数は無理にしても数冊はいけるはずで、ベイシー椅子12使徒の1人としてまあまあの協力は出来る。「ベイシーへ出かけた時にサインをもらうに丁度良いし、amazonですぐ買えますよ~」と連絡を入れようとのんびりしていた矢先、在庫の11冊が翌日には売り切れで在庫ゼロ、シマッタ!初版本入手の機会を失った。購入を決めてからの在庫切れは大いにシャクだし、自分用も無いくせに協力要請もあったもんじゃあないから他の販売店を探したらヨドバシカメラに在庫ありで、慌てて手配を掛けた。ステレオサウンド社は勿論在庫ありだが送料が掛かり遠慮、その他販売店の多くは先の納品や、取り寄せ品で在庫はしていなかったりするから要注意です。それにしてもジャズ喫茶ベイシー読本 BASIE 50th Anniversary (別冊ステレオサウンド) の動きは、「ジャズ喫茶ベイシーの選択」や「聴く鏡」と違い、エラく足は早い。コロナ禍で本へ回帰したのか?
下画像撮影者はスウィフティーさんで著作権で保護されています。

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2020年6月 4日 (木)

電磁力学 Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, じゃあなくて WOR Studios, NYC!

206021xx遅きに失した感がおおいにありの我がjazzオーディオシステムで、今更手遅れでね~。長年、ルディ・ヴァン・ゲルダーをjazz録音の師と仰ぎjazzオーディオ再生に精進してきたが、画像のレキシントン盤から伝わるエネルギーはWOR Studios, NYC なのだ。特にjazz業界に影響力のある御仁の発言は支配的で、長い間振り回されてきた。確かにjazzの多くはヴァン・ゲルダー・サウンドになり、その録音機材はノイマンのu-47コンデンサマイクとampex300or350で、キメ細かいが厚い音になる。流石にこれにはWOR Studios の連中も「参りました!」と席をヴァン・ゲルダーに明け渡してしまった。
206024 余談だが、現代でこれを超えた録音をしようとしたら録音技術は圧倒的に進化しているから、ヴィンテージものを完璧に揃えればヴァン・ゲルダーを越えられるでしょうが、残念ながらコルトレーンはもう居ない。ヴァン・ゲルダーがノイマンと結託してコンデンサマイクを普及させたのでしょうが、それ以前のWOR Studios はダイナミックやベロシティを使っていたと想像する。ダイナミック(電磁力学)とコンデンサ(静電力学)の性質の違いがこの2者の音の違いとなっている。ヒットラーの声を如何に拡大して遠くへ飛ばすかで作られたコンデンサマイクの性能は圧倒的に良いのだが、分厚さは高感度と引き換えに減少してしまった。

206023そもそものきっかけはブルーノート1500番台の僅かだが、lpのライナーにはレキシントン住所で録音クレジットの書いてないものがあった。リマスターがヴァン・ゲルダーとなっているからなぜ?と調べて、WOR Studios の存在に気付いた。最初はヴァン・ゲルダーが師ですから「なんだよこのWOR Studios 録音は、損した!」だったが、音色力学の向上で状況は逆転した。誰も注目しない?WOR Studios, NYC 録音の中古cdなんか2足3文も多く、レキシントン盤オリジナルの蒐集に比べたら随分楽なものよ。ブルーノートに限定して全部集めても僅かこれだけ。

BLP 1501 Miles Davis, Volume 1 1955
Miles Davis, trumpet; Jay Jay Johnson, trombone #1-4; Jackie McLean, alto sax #1-4; "Gil" Coggins, piano; Oscar Pettiford, bass; Kenny Clarke, drums.
WOR Studios, NYC, May 9, 1952
BLP 1502 Miles Davis, Volume 2 1956
Miles Davis, trumpet; Jay Jay Johnson, trombone; Jackie McLean, alto sax; "Gil" Coggins, piano; Oscar Pettiford, bass; Kenny Clarke, drums.
WOR Studios, NYC, May 9, 1952
BLP 1503 The Amazing Bud Powell, Volume 1 1955
Fats Navarro, trumpet #1-4; Sonny Rollins, tenor sax #1-4; Bud Powell, piano; Tommy Potter, bass; Roy Haynes, drums.
WOR Studios, NYC, August 9, 1949
BLP 1504 The Amazing Bud Powell, Volume 2 1956
Bud Powell, piano; Tommy Potter, bass; Roy Haynes, drums.
WOR Studios, NYC, August 9, 1949
BLP 1505 The Eminent Jay Jay Johnson, Volume 1 1956
Clifford Brown, trumpet; Jay Jay Johnson, trombone; Jimmy Heath, tenor, baritone sax; John Lewis, piano; Percy Heath, bass; Kenny Clarke, drums.
WOR Studios, NYC, June 22, 1953
BLP 1506 The Eminent Jay Jay Johnson, Volume 2 1956
Clifford Brown, trumpet #1,2; Jay Jay Johnson, trombone; Jimmy Heath, tenor, baritone sax #1,2; John Lewis, piano; Percy Heath, bass; Kenny Clarke, drums.
WOR Studios, NYC, June 22, 1953
BLP 1509 Milt Jackson And The Thelonious Monk Quintet 1956
Sahib Shihab, alto sax #1-3; Milt Jackson, vibes; Thelonious Monk, piano; Al McKibbon, bass; Art Blakey, drums.
WOR Studios, NYC, July 23, 1951
Lou Donaldson, alto sax #1,4,6; Milt Jackson, vibes; John Lewis, piano; Percy Heath, bass; Kenny Clarke, drums.
WOR Studios, NYC, April 7, 1952
BLP 1510 Thelonious Monk - Genius Of Modern Music, Volume One 1956
Idrees Suliman, trumpet; Danny Quebec West, alto sax; Billy Smith, tenor sax; Thelonious Monk, piano; Eugene Ramey, bass; Art Blakey, drums.
WOR Studios, NYC, October 15, 1947
BLP 1511 Thelonious Monk - Genius Of Modern Music, Volume Two 1956
Idrees Suliman, trumpet; Danny Quebec West, alto sax; Billy Smith, tenor sax; Thelonious Monk, piano; Eugene Ramey, bass; Art Blakey, drums.
WOR Studios, NYC, October 15, 1947
BLP 1520 Horace Silver Trio And Art Blakey-Sabu 1956
Horace Silver, piano; Gene Ramey, bass; Art Blakey, drums.
WOR Studios, NYC, October 9, 1952
BLP 1526 Clifford Brown Memorial Album 1956
Clifford Brown, trumpet; Lou Donaldson, alto sax; Elmo Hope, piano; Percy Heath, bass; "Philly" Joe Jones, drums.
WOR Studios, NYC, June 9, 1953
BLP 1531 The Fabulous Fats Navarro, Volume 1 1957
Fats Navarro, trumpet; Ernie Henry, alto sax; Charlie Rouse, tenor sax; Tadd Dameron, piano; Nelson Boyd, bass; Shadow Wilson, drums.
WOR Studios, NYC, September 26, 1947
BLP 1537 Lou Donaldson Quartet/Quintet/Sextet 1957
Lou Donaldson, alto sax; Horace Silver, piano; Gene Ramey, bass; Arthur Taylor, drums.
WOR Studios, NYC, June 20, 1952
206022みみっち~い話で誠に恐縮です。レキシントン盤の上物は何万円もしますが(10万円クラスも多い)、cdの場合は中古品でしかもオークションで如何に安く手に入るかに奔走している。理由は明快で、リマスター時のテープデッキにampex300の真空管式は登場しませんから、レキシントン盤のオリジナルと復刻盤ほど差はつかない。500円だの600円だのに一喜一憂するのが庶民感覚でよろしい。それにWOR Studios モノは数が少なく、全部購入するのに3日もあれば終わってしまう。横道へ逸れるが晴天の昼間はめちゃくちゃ音がひりつき、それに比して雨の深夜はまことにクリーミーとなり、力強さは際立つがザラメ的録音のWOR Studios, NYC を聴くならば、この環境に限る。

206028理由は単純明快で、昔清水港にあった、いや今も残っているか、日本軽金属(ボーキサイトからアルミナからアルミ精錬所)向けの共同火力発電所(156,000kw、中電と軽金の共同で余剰時グリッドへ流入)の跡地に、中電が今度はメガソーラー(8,000kw)を設置して普通の電力発電所にした為グリッドへ流入し、発電機の電磁力学エネルギーに半導体力学エネルギーが混じり音が悪くなった。今年は雨が少なく深夜に大音量は出せない、梅雨よ何処に?

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2020年6月 2日 (火)

素材力学 ルテニウム振動式整流器26

205310xClifford Brown, Max Roach - Study In Brown (EmArcy MG-36037)Clifford Brown, trumpet; Harold Land, tenor sax; Richie Powell, piano; George Morrow, bass; Max Roach, drums. Capitol Studios, NYC, February 23, 1955 これの「George's Dilemma」 のマックス・ローチのカップを叩く音がどう出るか?が、オーディオ装置の今向かっている方向性を指し示している。ピアノのリッチー・パウエルはバドの実弟になり、リッチーのカミさんの運転する車で事故に遭い、クリフォード・ブラウンもリッチー・パウエルもカミさんも亡くなってしまった。wikipediaの記述から「リッチー・パウエルとブラウンは、シカゴにおける契約のために、夜更けにリッチーの妻ナンシーの運転する自動車に乗っていた。暗い雨の夜道(高速道路ペンシルベニア・ターンパイク)を抜ける最中に、ナンシー夫人は運転を誤り、3人とも事故死した」何とも痛ましい話です。

205292新たな謎の解明の為に実機と等価にしよう。先ずはカルダスチョークコイルを水晶粒から掘り出した。負荷抵抗は変わらず8kΩとして400vで50ma流す。通電開始するが大丈夫そう。おそるおそる電圧を上昇させて1次側電圧104vで止め、これはカルダスアイソレーショントランスの電圧になる。オシロスコープは3台使用し各部の電圧を同時にモニタして異常をいち早くキャッチする。

205294これがカルダスチョークコイルの電流で高感度で表示するとインダクタンスが少なく若干飽和しかかりだが、巻き数を十分な値にするとハイブリッド電源でなくなるから、これで良いのだ。電流検出抵抗は10Ωで次の段階では現実に則して0.1Ωにする予定。ピーク電流は230maとなっている。

205295またしても新たな謎にまたしても振り回されることになってしまった。ルテニウム振動式整流器から出力されたdc電圧と、トランスの逆半サイクルのピークにおける電圧差は何と860vにまで及び、センタータップ整流はdc電圧の2倍の耐圧が要るの証明です。

205296トランスへ付けた1.5Ωの抵抗は大きく、電流検出が明快に分かります。不動の半サイクルのトランスへの流入電流はピークで40maにもなる。更にyewの701921の電圧検出の波形の頭が潰れておかしい。測定を中断して調べてみた。カタログでは100:1の時 ±700v(DC+ACpeak)となって±700vだから1,400vのレンジ測定と勝手に解釈したのが間違いで、700vまでしか測定できなかったから、860vまで掛けた自分が悪い。この段階でyewの絶縁プローブは使用を諦める。

2052991そうだ中華の妖しい差動プローブがあった、これを使ってみよう。1/200のレンジとしてほぼまともに測定できて、中華にしては上出来です。


2052992これが中華差動プローブの波形です。電圧も200倍して404vと出てまあまあの精度、これで仕切り直しです。交流のピーク値辺りのポイントで、不動の半サイクル側で逆方向に電流が流れています。
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205298そこでリードリレー接点に印加される電圧の測定になるが、フローティングだから必ず独立したオシロスコープで測定します。プラスとマイナスの電圧差は約850v、これが接点に印加された電圧です。
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2052993するともうこれしかありません。赤1のcr2オン半サイクル時に、青2のcr1オフ時に電流が流れている。ヒントは電圧をdc200v~300v~400vへと上昇していく過程で起きており、低い電圧では問題ないが高電圧で電流が流れる。青電流の値を積分すると8ma程度になり、赤電流の80maの1割が戻っている。ん?どこかで経験したような...

205312_20200528043601そうだルテニウム振動式整流器開発初期段階で起きたリードリレーの耐圧不足に同じだ。接点間の電圧差は850vにも及び、これに耐えられないのだ。

205313xしかし1,000vのリードリレーがなぜ?カタログの型式とは違うけど実物はs8-0504vu/rsとなっており、末尾のvは1,000vの意味なのだが。

205314_20200528044301こちらがその仕様表。acでもdcでも1,000vの1aと書いてあるじゃあないか!なのになぜ持たないのだ。これはもういけません、またしても新たな謎です。

2052994そうだ仮配線してルテニウムの音だけを聴いておこう。電圧はフルに掛けられないからスライダックで調整しながらやればよい。dc200v位でcx350管からジリジリと大きな音がして、慌ててスライダックの電圧を下げに入った瞬間、3pの電源コネクターからバチッ!と大きな音と火花が出て基板が破壊した。万事休す...気を取り直して解明に入る。cx350管のジリジリはフィラメントが暖まる前の無負荷状態の∞インピーダンスで大きなスパイクノイズが出て管内放電、次はルテニウム接点オフ時のトランスから数千ボルトの電圧が発生して端子間で放電した。そのショックでsh7124cpuがぶっ飛んだ。これが即座に判断できた内容で、こんなのいくらシュミレータに掛けても分からない。リードリレーの耐圧不足対策と、この高電圧発生の対策を本格的にやろう。トランスの2次側にダミーロードを付けて100ma程度の電流を流し、バリスタの500vを付けて800v以上の過電圧を吸収し、パッシブロードで成功しているからアクティブ(cx350管)ロードの∞に対応する為にdc側にダミー電流を流し、フィラメントトランスを別トランスとして+b電源オンで直ぐにプレート電流は流れるようにし、作戦は十分ある。それにしても基板の作り直しとは面倒だな。

2052994_20200531052001トランスがセンタータップになったから31df6を2本直列接続して耐電圧を1200vとして、cx350管のグリッドバイアス負電源も31df6を1本の半波整流とし、とりあえずトランスだけcx350管アンプを復元した。Clifford Brown, Max Roach - Study In Brownのジョージズ・ジレンマのマックスローチが叩くカップの音がテーブルのエッジの辺りで聴こえて、以前より1mも音の位置が前進しているではないか。お~、何てこった奇跡か?ん、そうか研修用でテーブルを50cm前進してあった。クリフォード・ブラウンのエマーシー盤がレキシントン盤よりも凄いエネルギーが出てしまい、こうなればレキシントン盤のWOR studio 録音も確認するしかない。「これで十分、これじゃあルテニウムなど無くても良いじゃあないか!」と横着大魔王が囁き、い~や、まだまだ...続きます。

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2020年5月31日 (日)

振動力学 10kw高速サーボアンプ開発その1

205311_20200530031801画像はプリウス10kw発電機用のモータ駆動の実験風景。こっちは高速電流制御を信条としているから、20khzのipmが許す最高速度でpwmスイッチングしている。プリウスが低速時キーキー、カーカー音を出しており、1khzや3khzでスイッチングしているのではないか?と最初は呆れていたが、無音の車は具合が悪いし、もっと重要はスイッチングロスの低減によるものと最近は評価が変わった。この10kwサーボアンプは2台製作して、amp工房の分は予備品で本機はa化成へ納品した。大型で置いておくのも邪魔で、お役御免でバラバラに解体してしまった。

205312k工業m氏依頼の特殊モータサーボアンプは紆余曲折があり、結局フツーのデジタルサーボアンプでよくなった。先日の研修日、研修生のs氏にこの話をして「壊さなければ作る手間が省けたのにね、残念!」とゆうことで製作開始です。プリウス10kw発電機用モータ駆動のcpuはsh7145で、それが現在のデバック装置になりソフトウエアは既に開発中です。

205313並行してハードウエアの製作ですが、これが滅法面倒であります。サーボアンプ用部品の殆どは在庫品の山の中から発掘します。この在庫がクセモノで、金額にして車1台分くらいある不良在庫で自動倉庫などあるわけ無いから、発掘には相当苦労します。面倒でrsへ新たに手配すれば更に在庫品は増えます。ようやくパワートロニクス部品の発掘は完了です。xyキャパシタとかdcバス用の高速パスコンなどの特殊品がゴロゴロ出てきました。

205314続いて基板と基板部品。チップ部品の抵抗やコンデンサは嫌らしくて、不足で発注すると10円の抵抗に送料が450円も掛かってしまいます。更に基板のマウントは目の衰えからかなり厳しい。ホームセンターへ行く度にハズキルーペなど試しているが、チップ部品のマウントには使えそうにもありません。最後は心眼でエイ、ヤッと気合でハンダ付けし、x6の虫眼鏡でハンダののり具合の確認です。時代は後期高齢者に随分不親切で、どんどん全てが小さくなり仕舞いにはみんな無くなってしまうぞ!

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2020年5月29日 (金)

泥縄力学 goot HG-900ヒートガン修理の巻き 了

2n05250コルトレ-ンの最高傑作はA-95 John Coltrane - Ascension, Edition I 1965,Freddie Hubbard, Dewey Johnson, trumpet; Marion Brown, John Tchicai, alto sax; John Coltrane, Pharoah Sanders, Archie Shepp, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Art Davis, Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 28, 1965と決めています。これに素直に反応するのがkuraiman社長氏とt-mon君で凄い柔軟性です。このEdition I などとゆう意識は無くmono盤オリジナルを持っていますが、当然発行部数は少ない。これがコルトレーンは気に入らないようで、ボブ・シ-ルに「これは良くない別テイクにしよう」「何言ってんだい、お前さんが決めたんだろうが」そこでA-95 (later) John Coltrane - Ascension, Edition II 1967,same session.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 28, 1965となる訳です。何が最高傑作かって?エルヴィンさんの顔を見て欲しい、余りのフリーに考え込んでいます。またマッコイはもうあかんと諦め顔、何でもビジネスのボブ・シール、自信に満ち溢れたコルトレーン、俗に言う黄金カルテットの終焉の序章で最高傑作としています。

2n05251アセッションを聴いたら身辺整理の機運となり、泥縄力学のgoot HG-900ヒートガン修理の巻きを完了させることにしました。rsから購入したスナップスイッチにしくじりがあり、再度の手配など延び々となっておりました。修理に当たり回路図をちゃんと描いて作業しますから、間違いはありません。画像の右の本体半分の後方にスナップスイッチ用のΦ6.6mmの穴を開けます。元々のグリップの位置にスナップスイッチを取り付けると扱いづらくなります。

2n05252続いてスナップスイッチの配線ですが、小型過ぎてハンダ付けに苦労します。バイスに固定して配線で、ここで活躍が新しいヒートガンのHG-905です。接続部は確実にヒシチューブで絶縁します。

2n05253スナップスイッチが小型で容量も小さく頼りありませんが、動けばいいさ。但しスナップアクション加重は小さく、何かに触れただけで勝手にスイッチが入る恐れあり。

2n05254_20200527171401長年のヒートガンの使用で加熱が続いたから、止めネジ類は殆どダメで、100均のビニルテープを巻いて固定します。左が修理完のHG-900で右が新品のHG-905です。

2n05255中華も並べて揃い踏み。何と言っても黄色丸印のHG-900で、原始的な機構に係わらず実に滑らかに加熱冷却します。デジタル式なんかよう分からん、ムダに複雑にしてこうゆうのをイラン世話と言う。とゆうことでHG-905と中華の新品は箱に入れてお蔵です。

2n05256ところでcdのアセッションはエディションⅠとエディションⅡが1枚のcdに入っており、デジタル時代はこうゆうことが簡単に出来てありがたい。ベースはダブルベースで手前は小柄ながらコントラバスをギターのようにかきむしるジミー・ギャリソンでエルビンさんのお気に入り、奥はジュリアード出のクラシックも弾くアート・デイビスでコルトレーンのお気に入り。jazzの巨人がキラボシの如く居た1960年代前半、エディションⅠとエディションⅡのどっちが良いかって...
そりゃあともかくこの怒涛を聴いてください。

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