2018年12月18日 (火)

音色振動力学 2018年jazzオーディオ総括1

12018年も終わるに当たりamp工房各研究員のオーディオ総括をすることにした。最初に登場はkuraiman社長氏邸で先般マルチアンプシステムで完成したが、パーカショニストのnakaさんから「高域をもう少し強くしたい」と聞いていたのでチャンデバのレベル調整で済むが、駄目押し作業をすることにした。その第一が2a3シングルプレートのカソード抵抗で、ディールの巻き線抵抗(ニクロム抵抗線)をオヤイデ扱いの銅マンガニン線抵抗に交換した。画像のものはΦ0.07だが太い方が音が良いと決めてΦ0.1を使った。この銅マンガニン線に60maの電流を流し、数時間温度上昇試験をしたがボビンの耐熱範囲に入っているのでそのまんま使った。

2次は音質向上が分かり易く決定的な電解コンデンサで、ofc純銅電解コンデンサを2台のマルチアンプの電源に投入した。Φ350mm高さ150mmの紙管に入った巨大コンデンサだが、とんでもない威力に大きさもガマンできる。

3これが本命でただ1本残っていたrcaの2枚プレートの2a3を、カニンガムのcx345に交換した。透明度の上昇にはこれが必須となる。


4作業は丸一日掛かり夕暮れ、jbl2405ツイータを外しウーファとドライバの中間に音像が定位するようにチャンデバの調整をやるが、806ドライバだけの音を聴いた瞬間にアッと驚く音色の良さに「来たな!」と内心思った。最後にjbl2405ツイータを接続してレベルの確認をする。この駄目押しは音色力学を数段引き上げ理想とする音色となり、やっかいもののブルーノートcd(ハイエンドシステムでは殆ど上手く再生できない)のブルートレインを、聴いたことのない活力のjazzを再生して参加者全員がたまげた。次週はパーカショニストのnaka氏邸となる。

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2018年12月17日 (月)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 9

0佐久間さんのコンコルドを訪問してトランス結合の音を聴き、ハンバーグを食べて、こっちの返礼で静岡の山奥、栃沢にある山水園さんの凄みのある新茶を持ち込んで50度の湯で淹れて進ぜた。2005年のことだが、今では何とも懐かしい思い出になる。源流にウエスタンエレクトリックの古典テクノロジーを持つ佐久間式は、古典管を学ぶと同様に意味深いものがある。目先のコロコロ変わるテクノロジーはビジネス上追いかける必要もあるが、フットと我に返った時は時代が自然に醸造した古典テクノロジーがいい。

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目の上のたんこぶの半金属のsiトランジスタを取るには電源にチョークコイルを置かねばならない。しかし、プレートチョークで酷い目に遭ってからチョークコイル恐怖症で控えていた。先ずは名工ミルトさんに巻いてもらったoptの試作品をチョークコイルとした。インダクは42hと大きくその分dcrは12Ωと大きい。これをπ型フィルターに組んで電源のリップルキャンセルをしと、半金属のsiトランジスタを取った。やはり半金属のsiトランジスタより銅のチョークコイルが圧倒的に音が良く、ハム問題は鮮やかに解決した。解決したが、なんてこたあない古典テクノロジーに回帰しただけ。
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たたみ掛けて次ぎなる古典テクノロジーへと進む。色んなことを色んな都合で発言するものだからイチイチ惑わされる。その色んなコトの中にチョークインプット電源がある。こうゆう時は論より証拠に限り、celloのパフォーマンスを紐解いてみた。celloにしてもviolaにしても直流電源の生成にチョークコイルを使用しており、これがトム・コランジェロの駆動力の源と解釈してこれを実践してみた。
6ハッと閃いて、どうせチョークインプット電源をやるならば最強のカルダスチョークを作ったろ。あっちこっちからカルダスケーブルをかき集め、足りない長さはモガミのofcをあてがい巻いてしまった。これが決定的でΦ300mmカルダストロイダルコアチョークコイルは、インダク9hのdcrは何と0.2Ωと、インダクのみのあり得んチョークコイルとなった。電源電圧は350vから320vとチョークインプットの仕組みで下がった。下がったにも係わらず、音に力強さが加わり繊細さと音色の美しさに、これはもう事件です。

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2018年12月16日 (日)

追悼 佐久間駿さん

0昨夜mjのk川氏から佐久間駿さんの訃報が伝えられました。



一昨日,佐久間さんが急逝されました.謹んでご報告いたします.
火曜日(18日)18時から お通夜(お別れ会)
水曜日(19日)12時30分から告別式
【会場】山内六三郎商店 館山斎場
http://www.tes-y.co.jp/annai.html
1無骨な古典管や送信管から何とも繊細な音が流れ、佐久間さんの穏やかな表情と共に優しさを物語っていた。
2唯一無二の佐久間式オーディオアンプ群は世界に散らばった多くの賛同者に、伝説の音となって語り継がれるだろう。ご冥福をお祈りします...残念!

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2018年12月15日 (土)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 8

0佐久間さんのアンプはなぜ音が良いか?アンチ佐久間派はトランスに埋もれてレンジが狭い!とするが、レンジはまるで必要なく聴きたくないレンジまで広げる必要がない。今の世の中「何かが足りない!」を暗示させて「満遍なく必要」とフェイクさせている。我ら天邪鬼族はそれならば「大いに足りない」でjazzオーディオをやったろ、と意を決している。カーボンや酸化金属より赤丸印の銅の方が音が良いのは誰でも理解できる。理解しているのも係わらずトランスの銅より抵抗のカーボンの方が音が良い、とはなぜでしょう。

Photo_2佐久間さんはトランス結合に電源チョークで銅を多用し、入力のヴォリューム(これもニクロム線の巻き線)とハムバランスは巻き線抵抗で抵抗の使用を限界まで減らしており、素材力学上音は良いとなる。トランス結合の銅にも弱点があり、ドライブトランスなんかをハイゲインにして巻き数比を大きく取るとインダクの上昇で、高域ではゲインの存在のみで電流が流れない現象が起き、音がつまらなくなる。ここさえ注意すればよろしい。

1さて我がカニンガムcx350古典管パワーアンプは改良モードに突入です。音はハッとする美しさに可能性を大いに感ずる。ofc純銅電解コンデンサの投入になり、紙管へofc純銅板0.2mmを張り付け、その表面をサンドシートでヘアライン仕上げする。これはエッチングで表面積を稼ぐ手法と同じになる。

2テンポラリーcx350アンプだから電源の主電解コンデンサはフィリップスを使用していた。それをofc純銅電解コンデンサに交換した、途端に聴きなれた潤いに満ちた音となる。

3x次が大問題のジージーブーブーのハム取り対策になる。直熱管は構造上ハムが乗りやすく上記佐久間さんの回路のようにハムバランスを付ける。その抵抗が嫌で7.5vを直流化してハムバランス無しに直接フィラメントカソードをgndしている。cx350管の頭上に銅トランジスタの安定化電源を置きハムを除去した。

5電源電圧350vを10v程度電圧ダウンさせてハムを取った。この段階で漸く音楽が聴けるようになった。2a3の時代もやっていた手法で、しかし素材力学上半金属のsiトランジスタを置くのも大いに疑問が残り、次なる手立てを考えねば...

Sakumaブログを書き終えた途端にd4studio さんから佐久間さんの訃報が入る。次々と巨星落つ!であの時代を作り上げた変え難き文化は又しても遠ざかってしまった。ご冥福を...

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2018年12月14日 (金)

電源力学 ミルトさん dcs Elgar plus DAコンバータ電源最強化1

0パーカショニストのnakaさんがオーディオ感謝祭を開いてくれて、静岡市葵区馬場町39−3にある創作料理の「シンプルズ」さんへ行ってきた。何度も行っている訳ではないが、毎回創意工夫の料理が登場して驚かされる。画像はシリマルエビ(食べたことはない)をフューチャリングしたパスタでこれが滅法いけてるが、nakaさんが「食べたことのないシリマルエビは評価のしようがない」と言われていた。jazz喫茶amp工房の音と一緒で、聴いたことのない音だから来客の皆さんの大半は分からない。シンプルズとゆう名前が信念を表し、料理は素材が一義、オーディオも素材が一義、素材の力をシンプルに借りることで上手い料理となり、良い音とならん。

E1ヴァージョンアップが改良になるとは限らない。ミルトさんのdcs Elgarプラス DAコンバータでは頭を抱え込んでしまった。画像の黄色丸印の部分がまるで違い、一から調べなおしになった。明らかに合理化原価低減化が進み、使用部品の軟弱化が見られ、その影響が音に出なければ良いが。それでも5bitのリングdacのボードは全く同じで救われた。

2先ずは第一の難問がトロイダルトランスの2個で、我がエルガーでは±5v用と±15v用で2個のトランスを使用していたが、エルガープラスでは同じ緑配線とグレー配線が2回路あり、合計8電源にもなる。回路を追っかけるがそれらしい回路は何処にも無い、これは一体?ここからが心理戦でエルガー開発者の心理を読む...読めた!初期エルガーの±5v用と±15v用で2個のトランスを使用していたものを、1個のトランスにしたのだ。従って半分ずつ回路は使っていないはずだ。そこで左トランスの緑線を外し、右トランスのグレー線を外して、電源を投入してみた。何事も無かったように動作して、ここにも合理化の陰があった。

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2018年12月13日 (木)

素材力学 悪魔のrcaジャック

1_2名工ミルトさんが息せき切って飛び込んできた。「amazonで扱っているヴィボー オーディオ ハイエンドグレードRCAプラグソケットメス (4個)のrcaジャックのマイナス側は導通がない!」「そんなバカな?あり得ん」結構使っており今更言われても...所が思い当たるフシが多々起きていたのだ。

2cdのdp-11改造版では時々盛大にハムが出て、その度にrcaケーブルをグリグリやって「我らのケーブルは信頼性がないのう」と思い、今般のcx350古典管アンプではテスト時サイン波が入らないものだから、てっきり+極がとどいていないと思いカルダスに変更してしまった。テスターの100kΩレンジで測定すると絶縁状態を示している。色鮮やかな銅色のメッキは一体何のメッキなのか?ハイエンドね~、余りにも馬鹿馬鹿しいので詮索は止めた。
3気になり純銅スピーカ端子を調べると、ツマミ部メッキは同様に絶縁状態だった。rcaジャックのマイナス側の絶縁やスピーカ端子ツマミの絶縁は、日本のオーディオ文化には無い。海外のオーディオ文化とはこうゆうものか?その音の分からない我等は、耳がまるで文化ではない。又しても悪魔のrcaジャックの登場に駄耳族はしてやられた!

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2018年12月12日 (水)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 7

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さて、カニンガムcx350古典管パワーアンプの開発では次々と事件が起きてしまい、笑うしかない。一番たまげたのはofc純銅トロイダル出力トランスで、スピーカへ接続してテストしている時だが、電源をオフにしてcx350側のコネクターを外してもジージーと小さな音が出ている。摩訶不思議な現象で超発電機構が出来た~?60hzの誘導ハムによりトロイダルコイルがアンテナになった現象だな。あんまり凄いもんだから、パーカショニストのnakaさんと名工ミルトさんに声を掛ける。「???」はnakaさんで「あ!鉱石ラジオと一緒だ」とたまげないのはミルトさん。確かに鉱石ラジオと言われればそうかも知れないが、60hzの低周波だぜ。特別高圧(7.7万v)の直下、Φ1mくらいの大型トロイダルトランスを作れば電力エネルギーが採れるやも。電気事業法が変わってしまい、昔は特別高圧の下に住居は建てられなかったが、現在は平気で建っている。その建物内の最上階へ設置すれば...

2x一応歪みながらも0.8wの出力が確保できたので、メインアンプの位置へ正式に配置してみた。なんとも前衛的な姿に我ながら呆れる。素粒子の加速器みたいで、とてもじゃあないがカニンガムcx350古典管パワーアンプなどと誰も思うまい。音出ししてもっとたまげた。ジージーのハムだらけでとてもじゃあないが聞いていられない。

4これはofc純銅トロイダル出力トランスに60hzの誘導ハムが乗っているのだ。そういやあ、ノグチのファインメットの出力トランスには「電磁誘導に対して敏感に反応しますので配置を考慮して下さい」の一文があったっけ。ノグチはシールドケース付きだがこっちはむき出しの無防備だ。外装の紙管はΦ400mmもあり、これをシールドするのはエライことだ。

3素粒子加速器じゃあない、cx350パワーアンプの中心部がこれ。2本のカニンガムcx350古典管はofc純銅筒に水晶粒を充填して収められている。それを更に円筒型筐体に入れて水晶粒に埋没させている。これを強力ファンで冷却するものだから、通常のcx350管の温度より下がっていて、熱問題は見事にクリアした。

5パワーアンプでハムが出るなんざアンプ作家としたら最低で、随分と落ちこんだ。アンプ内部のgndラインが手抜きで電流回路と信号回路が1本gndになっている。ここを丁寧に分割した。あれやこれやと手当てをしていくとどんどん音がまともになって、漸くテスト用のcdをかけることができた。とんでもない素直な音でたまげるが、まだまだハムが...

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2018年12月11日 (火)

素材力学 ルテニウム振動式整流器 2

02画像出展:wikipedia
1920年代のcx350古典管やルテニウム振動式整流器を取り上げれば「なんだい今更古いテクノロジーを、今やaiの時代だぜ!」となるのでしょうが、人類の進化について考えればキリスト誕生から2,000年経っても、たいした進化はしていない。45億年の地球の歴史から2,000年が瞬間であるならば、産業革命の年代などマイクロセカンドの光の瞬きと言える。7年前になるが、ベルーナのコロッセオを歩いていたら2,000年前のローマ帝国の作った石畳があった。その石畳に使われていた大理石に何と4億年前のアンモナイトの化石があり、おったまげて暫し見入っていた。それはなにやら未来(フィボナッチ数列)を示唆されたていたのだろう。

1_2とゆう我田引水のルテニウム振動式整流器がうまく出来るかどうかは分からない。メカニカル整流器で60hzで振動させれば寿命が?だいたいが開発初期段階は自分の都合の良い方向に解釈してしおかないと前に進まない。電流は流さないからドライスイッチとして1億回/60x60x60(1時間)=約1年と出て、まあ1年くらいは振動疲労に耐えると踏んだ。

3リードリレーは間もなく到着するのでノートブックパソコンを生かして、ソフトウエアのリハビリをしよう。あ!エイサーのノートが全く立ち上がらず青ざめる。ここ3年くらいはパソコンを使っていないから死んでしまった。そこで最低のソフトの入ったダイナブックを生かした。お~、完全に動くではないか、見よ国産の高信頼性を!画像はデバック用の今は無きイエローソフトが立ち上がった。

4続いてマイフェスのエディタを起動するがこれも動いた。しかし日立cpu sh7145の各動作はすっかり忘れてしまい、当分は思い出すためのリハビリとなる。

2さて電流ゼロ開閉の手法は絡め手でやる。電流位相と電圧位相にズレがあるため、電圧検出と電流検出をし電流ゼロ点を見つける。更に全体のタイムマネージメントは電圧ゼロからタイマーを起動させて5μsecの分解能で、リードリレー開閉モードを決める。2個のリードリレーは画像のように交互に動作する。後は学習機能で(aiではない)で最適ゼロポイントを毎サイクルごと算出する。電流ゼロスイッチは産業界では半導体を使って当たり前のようにあるが、これは半導体で使えない。且つcpuなど搭載していないからインテリジェンスは無い。今回のルテニウム振動式整流器はcpu搭載型でインテリジェント整流器(Intelligent rectifier)と呼ぼう。 

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2018年12月 9日 (日)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 6

0不断の努力人コルトレーンと天才リー・モーガンのいい写真がある。ガレスピーに見出された若きトランペッターは、やはりトランペットを上に曲げており、目線先には鬼才トロンボーンのカーティス・フラーがいる。BLP-1577 John Coltrane - Blue Train 1957 Lee Morgan, trumpet; Curtis Fuller, trombone; John Coltrane, tenor sax; Kenny Drew, piano; Paul Chambers, bass; "Philly" Joe Jones, drums. Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, September 15, 1957 ヴァン・ゲルダー両親宅ハッケンサックの録音でコルトレーンがブルーノートに残した唯一のレコードであり名盤中の名盤、共にjazzに身を捧げ若くして亡くなってしまった。名盤1枚この1曲「Blue Train」が上手く再演できれば本望で苦労は報われる。これはAS-9273 The Africa Brass Sessions, Vol. 2 1974の「Song Of The Underground Railroad」の戦うコルトレーンに通ずる名曲と思う。

1未だ苦労の真っ只中、なんだい0.1wの出力は!まるでオーディオ新参者ではないか。まあ、時々プロで時々シロウトで時々落ち込んでいる。ofc純銅トロイダル電源トランスの結合係数が極端に悪く、負荷が加わると電圧が下がる。もうこれ以上巻いても意味なく、仕方がないのでeiトランスをチョッと追加した。困ってもこんな奇想天外は誰もやらないので相談のしようがない。
2次はofc純銅トロイダル出力トランスに手をつける。1次と2次の巻き線レシオが大き過ぎるので2次巻き線(黄色丸印)を増やした。レシオが大きいと2次電流が増えて、磁気飽和が起き易い。白丸印はストレーキャップ防止ギャップだが巻き線を増やした為狭まってしまった。
3cx350の固定バイアス電圧を調整して+領域へ入るぎりぎりに調整した。画像の調整はやり過ぎで+8vまで振っている。
4電源電圧のアップ、出力トランスの巻き線アップ、出力管の振幅アップ、これらをやって波形を見ると3.6vまで出力はアップして約0.8wの出力となって、これで各部の調整をすることにした。
5調整は音でやるため水晶粒防振は必須でofc純銅トロイダル電源トランスへ充填する。
6オシロを3台使い各部の波形を同時観測する。
7これがofc純銅トロイダル出力トランスの勇姿で、Φ400mmの紙管へrch、lchを2段にして収めた。下の段は既に水晶粒を充填してある。
8トランス結合係数の悪い平面対向巻きに拘るものだから2次側の電流(1次60ma時2次900maでトロイダルコアが飽和してしまい、波形歪が出た。2次巻き線を4個分割して重ね巻きをすれば(900ma/4=225ma)解決するが信念に反しており、パワーを取るか音を取るか、思案のしどころとなる。

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2018年12月 7日 (金)

素材力学 ルテニウム振動式整流器序章

5パーカショニストのnakaさんに会社帰りに寄っていただく。とんでもない発明に思わず機密保持は何処かに吹っ飛んでしまい、暴露してしまった。nakaさんとチコ・ハミルトンA-9114 Chico Hamilton - The Further Adventures Of El Chico 1966のcdとレコードオリジナル盤の比較をやるが、ヴァン・ゲルダーはオリジナル盤の方が元気があり、流石ヴァン・ゲルダーでエヴァンスのオリン・キープニューズとはだいぶ違う。たいていは1曲目のGot My Mojo Working が騒々しくて聴くのを止めてしまうが、最近は問題なく聴けるようになった。このレコードはチコがハンガリーから亡命してきたガボール・ザボを引き立ててくれて、ザボフリークの我等はチコに感謝している。Jerome Richardson, flute, alto flute; Charlie Mariano, alto sax; Gabor Szabo, guitar; Ron Carter, bass; Chico Hamilton, drums; Willie Bobo, Victor Pantoja, Latin percussion.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 2, 1966

1x出展:wikipedia
半導体のトランジスタとダイオードは原子番号14のsiで、半金属になり気に入らない。音色のつまらなさはこの半金属と勝手に決めている。今回登場は原子番号44のルテニウム「ルテニウム(英: ruthenium)は原子番号44の元素。元素記号は Ru。漢字では(かねへんに了)と表記される。白金族元素の1つ。貴金属にも分類される。銀白色の硬くて脆い金属(遷移金属)で、比重は12.43、融点は2500 °C、沸点は4100 °C(融点、沸点とも異なる実験値あり)。常温、常圧で安定な結晶構造は、六方最密充填構造 (HCP)。酸化力のある酸に溶ける。王水とはゆっくり反応。希少金属である」となり、ロジュウムのお隣だからオーディオ用には適していると、これまた勝手に決めた。

4その半金属のシリコン整流器を排除するに長い間思案していた。真剣に亜酸化銅整流器を考えたが化け学は苦手で断念した。そこで登場が大正時代(1920年代)のテクノロジーの振動式整流器で、メカニカル整流器なのだ。これだけ古いテクノロジーは団塊より上の世代しか知らないが、日立時代に学んで知識だけは持っていた。サイン波のゼロクロスをリレーを使って切り替えれば電力ゼロで開閉できるから、理論上小容量の超高速リレーを使えば実現可能となる。

6そこで超高速リレーを追っかけたら英国のCynergy3社にあった。勿論リードリレーもリードスイッチも大量に使っていたから、基本的な心配はない。ハイレゾは192khzだがあんぷおやじ流儀は更に高速の200khzサンプリングをやっているから、こうゆうとき時間遅れ無しにリアルタイムで処理できる。だから言語はアッセンブラなのね~。

3x英国Cynergy3社の代理店が見つかったが、rsコンポーネンツも英国だからと調べたら海外取り寄せ品で、直ぐに発注した。ここで青丸印の接点素材はルテニウムとなる。左隣の機種はロジュウムで実績はあるが、オンタイムが1msecでは遅すぎる。ルテニウムのリードリレーは100μsecで開閉電力は1/10に減る。200khzサーボサンプリングしているのでタイムマネージメントは5μsecとなり20の分解能で余裕がある。サイン波の1/2サイクルが8.33msecでサイン波のゼロクロス点を予測して100μsec(オフは70μsec)手前からオンオフして完全なるゼロスイッチを行う。接点動作のバラツキが開閉電力となる。センタータップのofc純銅トロイダルトランスを作り、2個のリードリレーを8.333msec毎に切り替えて全波整流を行う。これで半金属から開放されて、電源はルテニウムを聴くことになる。

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2018年12月 5日 (水)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 5

0x引用:M・A Recordings 「Maria Ana Bobone / Senhora da Lapa (M046A, 1997,98年録音)ポルトガルはリスボンの大聖堂で、天使の歌声と美しいピアノの音が天に向かって舞い上がる、珠玉のヴォーカル・アルバム...リスボンにあるゴシック建築の大聖堂で録音されたもので、たっぷりと残響が載ったヴォーカルとピアノ(ハンブルク・スタインウェイD)はどこまでも美しい。」
maのcdはベーゼンドルファの録音が多いが、このcdは絶対スタインウェイとして聴いていた。案の定上記引用の通りd274と判明した。過日大事なビデオ撮影にしくじり大変落ち込んでいたが最後のピアノの先生方の演奏の時、焼津市大井川文化会館ミュージコのスタインウェイd274はSenhora da Lapa の高音部と同類の金属音を発し、スタインウェイd274の高音部音色をはっきりと記憶した。

1cx350古典管パワーアンプの試験風景がこれ。最初はテクトロオシロtds3012の1台で試験を始めた。

2初段の2c52の増幅状況。規定値1vrmsに対し53vrmsで34dbと大きくゲインした。但し波形歪みは始まっている。53vx√2=75vで70v弱のcx350バイアス電圧は十分に駆動しているが、惜しむらくはプレートのディール50kΩで音が痩せる。

3ofc純銅トロイダル出力トランスの電流測定でそれは起きた。高々350v程度のプレート電流測定に長年相棒を務めたテクトロのオシロtds3012がぶっ飛んだ!

6どうもテクトロのオシロは耐電圧に弱い。最上段のtds3012のch1が壊れ、最下段のtds784cのch1も同様に過去にぶっ飛んでいる。その点中段のレクロイds4354は何ともない。トランスなどコイルを扱うと時々高電圧が発生したりするから仕方のない側面もあるが、ここでも気分は大いに落ちこんでいる。

4更にである、ここが最大の問題点となる。ofc純銅トロイダル出力トランスが僅か1.3vの出力で歪んでしまった。電力換算でたったの0.1wしか出ていない、これは一体?

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2018年12月 3日 (月)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 4

0_2cx345のシングルアンプならば2a3程度の回路で動作し、比較的容易に出来る。cx350になると深いバイアスで3段若しくはトランスドライブになる。本番は2段のトランスドライブを考えている。2a3程度の回路でも使う部品が多く、音色と情報量を持った部品の組み合わせは複雑怪奇で難儀する。なのに最近のトランジスタアンプはopampが主体だが、チップマウンターでペタペタ部品を貼り付ける便利さから回路部品は天文学的に多い。よって音色と情報量を持った部品の組み合わせは不可能となり、コストと利便性から部品は決定される。

6 violaの数百万円もするチャンデバに安そうなフィルムコンやチップ抵抗が使われ、分解駆動はするが音色では単純な真空管に勝てない。まあ、お好きにどうぞの世界だが、繊細に分解して強烈に駆動するを取るか、駆動はしないが妙なる音色と色気を取るかになる。

1ofc純銅トロイダル電源トランスと安定化電源が完成したので、amp部(未塗装)を紙管へ積んでイメージを掴んでみた。

2続いてamp部の組み立て配線に入る。もうアンプの体をなさず工業用製品の無骨なイメージとなり「ロボット屋の真頂だな~」と1人悦に入る。構成はドライブ管に2c52、入り口と段間カップリングコンデンサにduelund社の銅コンデンサを使い、プレート抵抗はニクロム線で音が痩せるがディールしかなく50kΩを使い、バイアスはスペクトロールの多回転ポテンショメータを使い、cx350のグリッドはチョークコイルとして直流抵抗を下げた。

5「あんぷおやじ~、生きているかい?」久しぶりにハノイ駿河屋さんから電話が入る。「いや~、アンプ作りで大混乱しています!」「ラインアンプをプレートチョークにしたら音がバリバリ出て凄い!」駿河屋さんの意味は良く分かり、ラインアンプ程度の低ゲインならば銅線のチョークが音色的にも良いが、ドライブ段の高ゲインのハイインダクタンスにすると高い周波数帯でゲインは存在するが電流は流れない現象で音はつまらなくなり、よってディールの50kΩとなった。

3「あんぷおやじ~、掃除機を使います」「いや、もうちょっと待って」名工ミルトさんが掃除機を使うからとみえた。「cx350の銅管がベコベコしてみっともないね」「そのトオーリ、0.5mm厚のofc純銅板できちんとした円筒を作り、水晶粒を充填しアンプ表面へ出し空冷とする特許構造なのね~」

4電源部とアンプ部が完成して次は動作テストに入る。ここからが怒涛の苦労の連続になり、その苦労を今更ながら楽しんでいるが早く良い音を聴きたい。今回からアンプ部は円筒に収めるためmdfの円盤を切り出して円形に配置した。将来は球体にするための前哨戦になる。

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2018年12月 1日 (土)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 3

02010年から2a3cパラシングルにプライトロンの出力トランスのパワーアンプになって、なんやかんや8年も使い続けた。多作系ではないのでアンプの製作数などたかが知れている。アンプを替えることは土台を替えることで、被害甚大でそう易々と入れ替えは出来ない。苦労して構築した音を最初からやり直しになる。逆説的だが、音の構築のやり直しが発生しないようなアンプならば作らない方が良い。大して変わっていないのだから勿体ない。だから今回は気が重いのであります。

2ofc純銅トロイダルトランスが完成して次は、mj15024と1502による安定化電源の製作となる。回路は小学生の回路で単純明快、こんな所で凝ったところでたかが知れている。cx350のプレートは非安定化、2c52は安定化、-70vのバイアスは安定化、cx350フィラメントは安定化した。
1cx350のフィラメントは7.5vで1,5aの電流となり丁寧に動作をみる。
3そのcx350フィラメント安定化電源は、精密に7.5vに合わせられないのがzdだけの安定化電源の不便さになる。
4cx350-70vバイアスの安定化。
5ドライブ管2c52の+b電圧の安定化。cx350の+b電源はトロイダルトランスの巻き限界で、仕方がないのでフツーのトランスを追加して+350vとした。
6安定化電源の完成でofc純銅トロイダル電源トランスを紙管へ納める。増幅部と電源部ではたいてい増幅部の方が身分を高く扱うが、電源が音を出しているから電源の方が身分は高い。半金属のトランジスタはどうひっくり返っても音は悪く出来るだけ使わない方が良い。整流管や真空管の電源が理想的だが内部抵抗が高く電源密結合から外れてしまうため、やむなくダイオードとトランジスタを使用している。だから通過半金属の数は出来るだけ少なくする必要があって、回路は小学生の回路となる訳。

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2018年11月27日 (火)

素材力学 luxman sq38fd高音質化チューニング序章

0清水(市)の片田舎では情報不足で部品の入手等にはハンディがあり、「トランスはラックスのoy15-5だな~、線は細いがこれしかない、アクロサウンドなんか夢のまた夢」サンスイsw15-4を卒業してラックスになった。あれから半世紀近くが過ぎて今更なんだいsq38か!なのだが、パーカショニストのnakaさんの父君殿が、もしかしたら往年の名機ならば聴いてくれるやも?そこで名工ミルトさんにsq38fdの借用を申し出ると「ようがす!」と快く貸してくれた。

1_2仮のシステムで先ずは音出ししてみるが、実に情けない音で時代の古さを感ずる。まあスピーカもコンポの安物だし仕方がないか。
3高音質化チューニングの基本中の基本、純銅部品に交換する。電源ヒューズは鉛の芯をocfの微細線に交換し、ガラス管内部に消弧剤と防振を兼ねて水晶粒の微細目を充填する。cdラインからパワーアンプの全ての系列は純銅オイルコンに交換する。「それじゃあ、純銅オイルコンの発掘をやってください」「???」「Sound Lab electrostatic speaker A1の高電圧用の純銅オイルコンが水晶粒に埋まっていますから、掘り起こしてください」整流用のダイオードは31df6に交換して、luxman sq38fd高音質化チューニングの初期は完了した。
2安物コンポのスピーカから安物でない音が出たものだから皆でたまげ、「ほーら、凄いでしょ!」と自慢する。純銅オイルコンは高価だが他の部品はたいしたことはない。オーディオ4種の神器の一部を実施すれば、時代屋の骨董品も現代に通用するアンプになる。しかも水晶粒防振構造化は未だ残してある。どうも人間は印象操作されているようで、その印象により好き嫌いが発生して偏執狂になる。あんぷおやじ流儀はオーディオ機器なんでもokで、その好き嫌いを払拭してくれる。どんな機器でも一長一短があり、その一長を最大限に発揮する方式なのだ。

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2018年11月25日 (日)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 2

Rca50佐久間さんの回路を見ると奇をてらった所はまるでなく、基本に忠実で安定度に重点を置いている。オーディオの極意は余計なことはしない、なのでしょう。動作モードは最大出力のプレート電圧450v、カソード抵抗1530Ω、グリッドバイアスー84v、負荷抵抗4.35kΩ、プレート電流55ma、これで4.6wも叩き出せるからcx350管は凄い。

F2004x佐久間さんが多用されているタムラの出力トランスを調べる。低域は30hzとなっているがインダクタンス16hから計算すると50hzで5kΩとなる。実はインダク測定も定義が怪しく(5v程度)、amp工房ではほぼ駆動電圧(100v程度)で測定している。
F2f2004の特性表が出てきたので添付する。なんとも低域が早いカットオフ特性で高域重視の感は否めないが、特性と音は関係ないから問題ない。300hz辺りからダラダラとインピーダンスは下がり30hzでは2kΩしかない。
Cx350とてもじゃあないがー84vまで1段で出せないから、最小の動作モードで検討する。動作モードはプレート電圧350v、カソード抵抗無し、グリッドバイアスー60v、負荷抵抗20hzでは2.6kΩ、30hzでは3.9kΩ、40hzでは5.2kΩ、50hzでは6.4kΩ、60hzでは7.7kΩ、プレート電流35ma、これでなんとか2wの捻出。まあ、まともに出力を出せないがテンポラリーで良しとした。
1動作モードが決まった所でofc純銅巻き線トロイダル電源トランスを巻き直す。係数が0.414v/tで巻き数を再計算する。
2先ずは+b電源の現状電圧を測定する。ac227v
3dc350vを確保するにはac250vとなり23v分追加とする。23/0.415=55ターン巻くが結合係数的にもう限界で効率が落ちる。一応無負荷ではac251vとなる。
4続いて-c電源の負のバイアス電源、dc70vを確保するにはac50vとなる。
5_2次はcx350フィラメント電源でトランジスタで安定化する。ac10v入力のdc7.5v出力となる。
6最後は2c52用ヒータ電圧で12.6vを目指す。ようやくトランスの巻き直しが終わった。ムンドルフのほぼ裸に近いofcポリウレタン線は隣同士で1本でも接触すると発熱が出てアウトになるから、要注意です。1本くらいターン数が減るだけでいいや!ではないのです。
レコードの増産が始まり、ニュースのインタビュウでは「レコードは暖かい音がしてcdは上も下も切れている...」このコメントが目立ち、世の中ゴーンさんのことも含めて何かに操られている。

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2018年11月23日 (金)

振動力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 1

01991年にスペインのLady Alicia Recordsでリリースした「CDDM-152 Calamus ‎– Musica Arabigo-Andaluza - S. XIII-XIV / Cantigas de Martin Codax - S.XIII」は修道院や教会で録られており、音の背後に凄いものが潜んでいる。ハイエンド時代には干からびた音で別に、だったものが最近は驚きをもって聴いている。kuraiman社長氏マルチアンプシステムショックがこのcdで「初めて真空管アンプの音がスピーカに張り付き、ハッとする美しき音楽駆動するのを見た」ものだから、amp工房のパワーアンプを聴いていられず急遽リニューアルすることにした。

1トランス結合で抵抗を1本も使わない究極パワーアンプは製作に時間が掛かり過ぎで、仮のcr結合カニンガムcx350古典管パワーアンプとした。この先1ヶ月ほどamp工房は、音無しjazz無しの状況になりますのでご了承あれ。先ずは水晶粒抜き取りで養生をする。名工ミルトさんから水晶粒専用の掃除機(黄色丸印)を借りてきた。

2凄い吸引力でズバズバ水晶粒を吸い込んでくれる。所々に黒っぽい水晶粒があり、これは初期段階の紫水晶で且つ、粗め~細目まで混合してあり、フィボクリスタルに近い。

3かなり水晶粒が抜けて内部の実態が明らかになり、2a3c中国球の水晶粒埋没による熱弊害は一切確認できず、よろしい状況です。完全埋没が2011年の夏からで7年間熱トラブルは皆無で、この成果は水晶粒防振構造化において信頼性が確認されたことになる。

5完全に水晶粒を抜きさる。

4抜いた水晶粒はタライに6杯もあり、現在ならばもっと効率良くなって水晶粒を大量には使わない。

6メインのジュラルミンシャシを取り出し、部品の撤去を行う。

7マシニング加工で10万円以上も加工費が掛かったモンスターシャシだが音は別にで、大いにショックでありました。オーディオ店主は「ジュラルミンだぜ!」と言うし、wadiaはジュラルミンブロックからマシニングで削り出しているし、要はモノマネをしてはいけない良い教訓だった。

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2018年11月21日 (水)

振動力学 チャンネルデバイダ 了

0x振動力学「チャンネルデバイダその4 」のエントリーが2017年7月29日だから1年チョットで完了を向かえ、仕上がるまでの時間はこれでも案外早い。kuraiman社長氏がaltecのvalenciaを入手したので、altecの使い手のあんぷおやじとしたらチューニングには自信があり「ようがす!」と引き受けた。この段階で第一のミステイクが存在していた。altec  valenciaのf特は40hz~20khzで耳の悪い我らには十分な周波数特性と決め付けていた。ベテランのくせして情け無いが、今更ながら周波数特性と音楽表現に殆ど関連性の無いことも今回深く認識した。

1_2振動力学でaltec  valenciaを次々と解体していく。この箱は怪しいバスレフ構造だから密閉箱にしてしまい、その分40kの高密度グラスウールをギュウギュウに詰め込んだ。

2_2本邦初のaltec  valencia丸ごと水晶粒防振構造化は進む。

3_2rca2a3アンプで鳴らすがこれが結構音楽的で感心しきり。


6_2kuraiman社長氏から「マルチアンプシステムは如何でしょうか?」と予てから言われており、これまた「ようがす!」と引き受けた。そこで古典管の水晶粒防振構造化した最強のチャンデバを開発して投入した。一気に駆動力は増して以前のエントリーから「音出しした瞬間から空中に音が飛び散り位相特性は、いきなり合格!音色はまだ改良の余地あり...」となった。音色改良の余地ありの最大の問題はドライバの806で、高域が伸びていないからウーファの416-8bも締め付けられず音が鈍く抜けない。カタログで806は20khzまでと伸びているじゃあないかと恨み、第一のミステイクが明らかとなる。altecの古典2way(a7やa5)はとてもじゃあないが現代には通用しない。マルチアンプシステムになってaltec valenciaの問題点が一気に暴露された。

4_2第2のミステイクがjbl2405のネットワークコンデンサの容量で、マルチアンプシステムの高域減衰(-6db)を忘れて計算したため、容量が小さすぎてツイータの役目をしていなかった。実はこの2つのミステイクが良かったのだ。位相特性は良いものの抜けが悪く、2a3シングルプレートアンプには切り札の純銅電解コンデンサを投入、更に純銅カップリングコンデンサに交換し、cx345アンプには純銅カップリングコンデンサに交換し、2chチャンデバのcrフィルターは銅マンガニン線と純銅コンデンサに交換し、ラインアンプは純銅カップリングコンデンサに交換した。抜けカイゼンの為この1年間ありとあらゆることをやって、既に最強となっていたのだ。

5_2最後の仕上げが音色力学「cdp-337esd カートリッジを作る」の巻きの完成品の投入になった。ここからが怒涛の抜けカイゼンのワザで、jbl2405は純銅オイルコンを2μfに増強し、更に5μfアウリキャップを追加して先ずは抜けた!この抜けカイゼンの最後はamp研究所の実験を兼ねて、2a3シングルプレートアンプとcx345アンプの出力トランスをamp工房から撤去したプライトロンに交換した。

Priこれがトドメでとうとう完全に抜けた。長年マルチアンプシステムに挑んでは破れ、どれだけハイエンドにお代を投じてきたか知れない。それがオーディオ4種の神器のお陰で初めて真空管アンプの音がスピーカに張り付き、ハッとする美しき音楽駆動するのを見た。特筆すべきはcdp-337esdで、1987年のソニーの骨董品でこれだけの音が出る。芸術の芸の世界にコストパフォーマンスなど無いが、これはそれを実現したシステムとなった。しかしもう2度とやらない。
興奮冷めやらぬアフターアワーズ、名工ミルトさんと「俺たちのシステムもマルチアンプにしなければ」と密談し、苦労が絶えないね~。

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2018年11月19日 (月)

振動力学 フィボクリスタル半球体ダイレクトcdを作る 了

4表皮は薄く限りなく薄く、気持ちはフィボクリスタルだけの半球体の精度は限りなき半真円に近く。回転精度を確保するならばこの無理難題の無理矛盾に立ち向かわなくてならず、nasaで開発している宇宙素材が要る。更にスタビライザであればcd密着面の素材も同様に難しい。これらは理想で力任せの構想になるから開発費が天文学的で非現実、ポリカの半球体は1個250円程度だから不良精度で読み取りエラーを起こしてもなんら文句は言えない。まあ、この凄さに気付いて商品化を企む御仁が居られれば最初の項目に挑むことになる。

2現状のフィボクリスタル半球体ダイレクトcdの音は最強だが不安的極まりないフラフラ軟体動物で、それでも何とか安定させるにはセンタークランプ機構が重要になり、画像のモノが最強で337esdのマグネットクランパーをジョニー・ハートマン&コルトレーンに直に貼り付けた。但しcdp-337esd1台から1個しか採れないから、いっとう大事なcdのみとした。
1次がリングマグネットでフェライトとネオジと2種類作った。ただし不要な吸着と反発があり、磁石はどうもイマイチです。
3最後が普及型で硬質の木材丸棒にセンター穴を開けて輪切りにした。精度は悪く、しかし重量級のフィボクリスタル半球体ダイレクトcdでは勝手にセンターが出たがる。
5AS-9167   Gabor Szabo - More Sorcery   1967
Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Marty Morrell, drums; Hal Gordon, percussion.
"The Jazz Workshop", Boston, MA, April 14 & 15, 1967
Los Matadoros
People
Corcovado (Quiet Nights)
Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Bill Goodwin, drums; Hal Gordon, percussion.
"Monterey Jazz Festival", Monterey, CA, September 17, 1967
Lucy In The Sky With Diamonds
Spellbinder
Comin' Back
6xxこのレコードはSorcery(魔術師)の続編でボストンのjazzワークショップのライブだが、それは半分だけで残りはカナダのモンタレーjazzフェスティバルのライブ盤でがっかりした。またこのレコードにはオレンジレーベルのオリジナル盤があるとばっかり思っていたが、コルトレーンの死後ヴァン・ゲルダーはインパルスを離れていくことになり、rvgの刻印もオレンジレーベルも無い。とゆうコトはオリジナル盤の存在が無いに等しい。More Sorceryのフィボクリスタル半球体ダイレクトcdは1曲目の Los Matadorosをレコードでは出し得ないjazzを演奏し、ここにGabor Szaboを極めたが時既に何十年も経っていた。

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2018年11月17日 (土)

振動力学 フィボクリスタル半球体ダイレクトcdを作る2

Kaki0一向に寒くはならないが季節はまた転がり落ちて晩秋となり、お隣の柿が見事に紅葉した。紅葉を観に行くにはチト面倒で、隣の柿で良しとしよう。夏の間蓄えた糖分が落葉の季節になると根に戻れず、葉っぱに閉じ込められ寺内貫太郎のようにじぐるって真っ赤(アントシアニン)になる。いわば鎖国で、外部と情報を絶っているといずれ夏の間に蓄えた知識が真っ赤に紅葉する。だいたいがすべからくフェイクで、何が正しく何が真実か分からない時代に1人鎖国は発明に有利と決め込んでいる。

1フィボクリスタル半球体cd用スタビライザで音の次元が変わり、フィボクリスタル半球体ダイレクトcdで止めを刺した。そこで量産に踏み切ることにした。しかし既に円筒型水晶粒防振ダイレクトcdとして接着してあり、その解体に難儀する。
2先ずは水晶粒を抜き去りcdとアクリルパイプの接着を、カッタナイフを使い切断剥離する。黄色丸印のようにアルミの反射層が剥離してcdが破壊する。古いレコード時代のcdならば録音が40分程度で剥離した部分まで音楽は入っていないから、救われた。逆に古いjazzのcdだけをフィボクリスタル半球体ダイレクトcdとした。
3今回大量に仕入れたポリカの半球はサイズが小さくなりcd盤が半球体に入らず、黄色丸印の4点にポリカ専用の接着剤を点付けして、プレ硬化する約15分間にジワジワ動かしながら水平出しをやる。
4次が名工ミルトさんのアイディアで、上部のフィボクリスタル充填用の穴から接着剤を送り込み、内側で部厚く接着する。今回のポリカの半球体は更に薄くなり、この接着補強が重要になる。完全硬化には24時間かかり、硬化したらフランジ部を丁寧に切り取り完成です。
5ここからがハイライトでフィボクリスタルを充填する。但しギュウギュウ詰めにすると重量でcd面が膨らんで読み取りエラーを起こすので、充填は控えめにした。以前にも増して軟体動物となり、cd接着エッジ部を持たないとプニャプニャする。高速回転させると未充填の半球体上部にスロート状のフィボクリスタルが現れ、これが面白い。そのせいで音飛びし不安定極まりなく、amp研究所のメンバーにしか聴かせられない。しかしこの軟体動物がフィボクリスタル防振の究極なのだ。
6フルヴァージョンのフィボクリスタル半球体ダイレクトcdは、やはりcd音楽の究極といえる滑らかさで、44.1khzサンプル16bit分解能の何が悪い...

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2018年11月15日 (木)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス製作編1

02017年6月13日のエントリーの振動力学水晶粒防振電源トランスを作る妄想編より「未だ時期尚早と思って黙っていたアイディア、いや妄想をつい喋ってしまった。それは純銅電解コンデンサの開発の時に気が付いた...全面に水晶粒を接触させると初めて水晶粒の防振効果を発揮した。でありますから電源トランスも出力トランスもチョークコイルも斯様な構造にすれば良い。」1年ちょっとが過ぎていよいよ水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスの製作に入る。
1さまざまな劇的変化を体験してきて電源やセンサー部はハデに分かり易く、出力トランスは地味に分かり易いと思う。Φ350mmのトロイダルコアで段間トランスの実験は数をこなし、既に完成しているので、これを巻き解いて出力トランスに巻き直す。水晶粒防振もフィボクリスタルと進化したが、この水晶粒防振は従来型になる。
2solenのネットワークコイル15mhをオーダしようとしたら、在庫切れ。名工ミルトさんが買い占めたらしい。そこで1組借用してきた。ミルトさんが巻いたΦ1.0mmで巻き数が800ターンあったので、solenも同等に巻く。
公式の飽和磁束密度=18500の40%で7000は余裕の見すぎが分かり、60%の11000で試算する。
断面積30mmx30mm 占積率=94.5%
a=3x3x0.945=8.505cm^2
1次巻き線算出公式
n1=e1x10の8乗/{(2π/√2)xax b0xf}
n1=151x100000000/{(2π/√2)x 8.505x11000x50}=720ターン
n2=720/14.8=48ターン
1次2次合計巻き線数768ターン
これがおおよその目安となる。
3早速巻き始め何も考えずにひらすら巻く。理想的には内径側を完全密に巻き外径側を一定の間隔で巻く、現実には人間巻きでそんなに綺麗には巻けない。Φ350mmトロイダルコアにΦ1.0mmofc線を3時間ほどで巻けるようになり、1人合理化が進んだ。

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