2016年8月27日 (土)

素材力学 真空管とラインアンプ編10

00東名高速上り線の富士川サービスエリアに富士川楽座がある。ここの3fに駿河路 という名前の展望レストランがあり、ここの酒井マネージャとは30年来の友人である。その昔、ロボットベンチャー時代に接待食事に、レストランベルジュ35の石坂浩二が描いた絵のある貴賓室利用に便宜を計らってもらって以来になる。その後は御殿場ビールレストランのマネージャで活躍され、そして今の会社に移られ晴れて故郷清水に戻ってこられた。富士川楽座へ寄られたら駿河路で富士山を見ながらの食事は中々のモンですよ。

1さて隠しおおせないのが音色で、rcaの2a3でそれをつくづく思う。素材には全て音色があり金属素材でレキシントン盤が金色に輝く順番は金、銅、真鍮、鉄等で2a3の真空管の音色を損なわないためには、それらの素材を優先的に使う。ラインアンプの入力セレクターにリレーを使うが、銀合金はご覧のように黒く酸化する。

2であるから通常の銀合金接点はリレーに限らずブレーカやスイッチにも使われて、これらは遮断時のアークにより接点表面が荒れ、言い換えれば活性化されているから導通には問題ないが、根本的によろしくない。その酸化した接点をヤスリで磨く...非常識な!

3 いいんです、金箔を張るための強引な酸化の除去です。99.95%の純金Φ1.0mmを叩いて叩いて薄く延ばし接点素材を作る。それを接点の上に被せ母材の銅部分へハンダで固定する。接点の交差角度は90度として、所謂クロスバ接点とする。このリレーを合計4個作る。

4cdで2個phonoで2個、右と左で別々なリレーとしてこれを入力rcaジャック近傍へ配置してコイルをパネルのセレクターで切り替える。金は経年変化が少なく酸化もしないから高信頼性であり、音色は金色に輝き理想的な切替機構ができた。jazzオーディオは直列接続のイモズル式であるから、信号の経路に1箇所でも音色の悪い素材があると悪貨は良貨を駆逐してしまうから努々侮るなかれ。

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2016年8月25日 (木)

振動力学 真空管とラインアンプ編9

1新東名の清水サービスエリア”NEOPASA清水”のレストラン街前に、トルコ人の友人オズジャンさんがトルコ雑貨のお店を出している。日本語は抜群で、イスタンブールで日本人向けの観光ガイドの資格も持っており”あんぷおやじー、イスタンブールへ行こうよ!”と誘われるが”そのうちね”と何時もかわしている。清水サービスエリア”NEOPASA清水”へ寄られたら、トルコ雑貨のお買い上げヨロシクです。

2オズジャン、アラジンの魔法のランプあるかい?
勿論あるよ。
こすれば魔神が出るかい?
無理!!
そうだね、魔神が出てくればオズジャンはここに居ないよね。
曰く、売るよりこの魔法のランプがえらく好きで集めている、でした。
3さて魔法のオークションで集めたシルバニア、レイセオン、geなど各社の電圧増幅管6sn7gtを、水晶粒防振構造化してしまおう。既エントリーの過激は止めて、足に直接モガミofc線をハンダ付けしてリード線として出す。真鍮にメッキを施した真空管足とソケットは使わない。
4本来であればofc銅パイプと銅のフタで6sn7gt用の防振ケースを作るべきなんでしょうが、純銅材料費とその加工費が古典6sn7gtより遥かに高くなり、断念した。そこで何時ものように0.1mm銅板を、切り紙細工で作る。
5円筒のパイプを2本作り、一方にのみフタをハンダ付けする。そのフタには6sn7gtを並列接続したgpk,hh,の5本の配線用穴をキリで開ける。円筒とフタのハンダ付けをしながら、altec1003bのブリキ細工もハンダ付けで出来ているのでしょうが、無骨さはあれど汚さなど無くアメリカ人にも職人は多く居て、人種の違いなど関係ない。しかしaltec職人のように美しくは出来ないが、まあいいか。
6円筒の中心へリード線付きの6sn7gt入れて、水晶粒を充填する。この際に内部で水晶粒がカタカタしないように、振動を加えて充填密度を上げる。最後にフタをハンダ付けしてm+aのシールに必要事項を書き込んで完成する。
7究極などあり得なくて、究極と思われた次の究極が1年も経てば生まれ、最近は益々jazzオーディオは過程に過ぎないとつくづく思う。増してやアラジンの魔法のランプなど無いから、抽象的魔法的な考えなど無く、あくまでも仮定して証明していく研究なのだ。もっとも魔法のランプが手に入れば、jazzオーディオなどやってはいられずコルトレーンの時代へ飛んで行き、1961年の11月3日はヴィレッジ・ヴァンガードの地下クラブ、正面右前のルディ・ヴァンゲルダーの隣へ陣取り、この目で確かにコルトレーンを聴く。

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2016年8月23日 (火)

怪しいrca 2a3真空管事件簿

1大体が足し算から教えて引き算は後、掛け算が先で割り算が後、コンピュータの中では割り算は無いから引き算をループし、引き算と割り算は同義で身分が低い。であるから+思考が正しくて-思考は悪いと教育する。人生-思考の時期も必ずあり、±思考でイーブンとなる。さてその-思考的になるのがオークションで、rcaの2a3を大量に落札した。案の定怪しいモノが居る。1952年から1956年までの古典rcaの2a3真空管は、ヒータだけでも通電電圧を50%、75%、100%として、時間管理でエージングさせる復活プログラムを作っている。

2 これは怪しくない+思考のrca 2a3の話だったが...自慢げにamp学校メンバーの音を聴かせていると、突然プッンと片チャネルの音が消える。慌てて2a3を動かすと再び音は出るが、瞬間ヤバイと思った。あれだけ丁寧に古典球の復活プログラムを実行したのに、ヒータの断線かよ!とrca 2a3に悪態をつき、怪しいrca 2a3真空管事件簿になってしまった。一番怪しいのがステムリードとヒータ線溶着部で、拡大鏡を使い穴の開くほど観察する。正常にしか見えない。

33rca 2a3を叩く揺さぶるの荒療治で時々ヒータが通電する。そうなればここしかない。ヒータ足の古ハンダをハンダ吸取り器で吸い取る。ステムリード線が見えてきたが明らかに画像下左のリード線が短い。リード線が短ければrca 2a3の通電による熱膨張で伸縮して、この場合は上に引っ張られ断線状態を呈した。rca 2a3に悪態をつく前に、ハンダ付けが64年も平然と守っている信頼性にこそ感謝すべきなんだろう。

4短いリード線をピンセットで目一杯引きずり出し再ハンダ付けをする。プレートやグリッド線も同様で、内部の組み立ては電気溶着が大半で真空中でもあり故障しづらく、足にこそ問題の多くが潜んでいると考えられる。この真鍮製足は撤去して純銅で作り直す前提でいるから、amp工房特製rca 2a3は真空管内部のトラブルだけになる。古典球を扱うのだから、こうゆうトラブルは当たり前で出品者を呪うのではなく先ずは古典球修理技術を身につけよう。しかしどうにもならないのが真空管内部のプレートタッチと熱暴走で、少なからず出てきた。これも損失のお代は高いが、64年の歴史に免じて良しとした。

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2016年8月21日 (日)

振動力学 水晶粒防振構造の基礎

Jblモノマネのまずい見本みたいなシステムで、jazzオーディオに狂気までの信念が持てない時代の産物で悲惨な結果に終わった。”一関ベイシーと同じシステムを!”jbl2220bウーファに2440ドライバに075ツイータ、それにリボンのレイブンr2を2発、干からびた音に閉口してシステムをぶん投げてしまった。あれから10年が過ぎただろうか?m+aさんがjbl2220bウーファを416-8aに変更して、レイブンは止めて、銅コンデンサと水晶で固めて、そんじょそこらでは聴くことの出来ない音にした。今であれば水晶粒防振構造システムで、見事に鳴らすことはできたのだが...

6sn7あんぷおやじ流儀の水晶粒防振構造は「オーディオ機器は何でも良い!」を生み出してしまい、原資乏しき我等には福音だが、原資豊な御大尽には、それこそいらん世話だね。tenの6cg7は国産球では中々良い音がするが、sylvaniaの6sn7には敵わない。がしかし水晶粒防振構造のtenの6cg7は持てる力を最大限に発揮出来るから、これを称して「オーディオ機器は何でも良い!」になる。

Cdrwx水晶粒防振構造のcd例。
tascamのcd-rw750は酷い音でとてもじゃあないが使えない。コピー機で買ったがこれまたぶん投げてしまった。ぶん投げてもcdの予備機はないから仕方なく使うコトにした。画像はないが先ずは内部に水晶粒充填、cdメカの内部に水晶粒が入らないように目張りをする。そうしてcdメカ全体を水晶粒で覆う、続いて電源部からデータ処理部daコンバータ部に満遍なく水晶粒を充填する。これで内部は寸部の隙間もないように水晶粒が充填された。勿論温度上昇については事前に検討しておく。次に画像の外部防振構造、一番下はラスク板(布張り)600x300x10tを1枚、その上に水晶粒座布団、その上にまたラスク板(布張り)600x300x10tを1枚、cd機上部には厚手の水晶粒座布団、その上にタモ集成材、最上部は重力方向へ加重を掛けるために鉄の重り10kg以上を置く。

Amp_3この画像はパワーアンプ例。
水晶粒防振構造は単に水晶粒を詰めれば良いなどとゆう単純な話ではない。更に防振効果を高めるため振動の成分によって水晶粒は微細、s、m、lの4種を使い分ける。ここまでやるとcd-rw750でも、山下洋輔さんのスタインウエイ、ラフマニノフが沈み込みハジけて輝き、だから言ったじゃあない「オーディオ機器は何でも良い!」

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2016年8月19日 (金)

素材力学 得体を知る編

300b近所の御大尽に修理費を値切られて損をしたが、300bppモノアンプ合計6台の点検修理に要した3年間に300bの音の評価は終わり、結果2a3で行こう!と方針が決まったから、損した分は見事に取り返した。もっとも判断基準はBLP 1507 The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia, Vol. 1で、ケニー・ダーハムのトランペットが金色に輝き突き抜けるかどうかで決めているから、ご容赦あれ。さて300bや2a3の音質について調べると、年代や構造の違いで音はああなる、こうなるとなり、なぜ音は良いのか明快に示されず得体は知れない。素材なのか?構造によるものか?はたまた時代のなせる技か?

2sd218得体を知るためには先ずは見る必要がある。昔金田式で2sd218の音が良いとあり、何台かアンプを作ったが別にで使うのを止めた。前衛オーディオで解体した2sd218トランジスタがあったので、ウエハ表面のシリコンを撤去して見た。強いて言うならばコレクタの丸い部分が銅で出来ているから音は良くなる。しかしウエハのサイズはエラク小さく貧弱で頼りない。ボンディングワイヤーは勿論アルミ線でこれが悪い。アルミ電線は特高の送電線の重量対策に使う程度で音には最悪。

2sk175x我等日立組は2sd218などライバルのnec組を基本的に使わない。次に登場が日立の傑作power mosfet 2sk175で目的はモータpwmアンプ用、この辺りからオーディオ用トランジスタが段々怪しくなってくる。ボンディングワイヤーはアルミで業界の常識になってしまったが、オーディオを目指したならば音の良い銅線を使うべきだがmc(工場出荷価格)が100円程度とすれば、それは無理と言うもので結局トランジスタはオーディオに不向きのはずだが?

Mj15024x現在も活躍中で、トム・コランジェロやボンジョルノが使用したモトローラのバイポーラトランジスタmj15024の登場となる。ウエハチップは2sd218の4倍くらいで2sk175とは同程度、このトランジスタを使用したcelloのパフォーマンスは繊細この上ない音を出すが、ケニー・ダーハムのトランペットが金色に輝き突き抜けるコトはない。トランジスタ3態を見たが音の良い要素は余り感じられず、素材力学的にはむしろ悪い印象が残り、アプリケーション技術で音を良くしているのかも知れない。よって半金属のsiトランジスタアンプの方が、オーディオ技術力がモノを言う世界なんだろう。

2a3x素材力学的には圧倒的に真空管が良くrcaの2a3を見ると、ニッケルが主体で作られ銅線リードも使われている。ただし内部抵抗の高い問題によりタイヤのゴムチューブのようなエッジを持った低能率現代スピーカの駆動は出来ず、altecやjblの高能率スピーカに限る。手持ちのrcaの2a3は1952年製が多く、64年も前のデバイスが主役とは、いささか時代は何をしてきたのか?と疑問を禁じえない。能書きを言うあんぷおやじの横で、常連のy本氏が”あ、私の生まれた年だ!”と声を上げる。百聞は一見にしかずで、見たが見えずで得体は限りなく知れない。

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2016年8月17日 (水)

振動力学 真空管とラインアンプ編8

Coltranexxコルトレーンの ascension はedition1とedition2が存在し手持ちは貴重なedition1のしかもmono盤で高額のはずだが、川崎topsのナベさんは何も言わず廉価で分けてくれた。誰だいテイク1と決めたのは!とコルトレーンが言うと、賢人ボブ・シールはあんたが決めたんだろうが!と言い、結局コルトレーンの意思を尊重してテイク2のedition2の発売に踏み切った。エルヴィンは耐えられなくなってedition1録音後飛び出して行った、とあるが参加ミュージシャンでも耐えられない前衛jazzにファンは2極に分かれた。あんぷおやじ流儀は元々前衛思考で何ら抵抗を持たず感動を持って聴き、これを聴いた後のバラッドはお茶漬けサラサラなのだ。

2かくしてラインアンプの前衛化は益々過激化する。先ずは完成した銅パイプと水晶粒で防振したプレート抵抗を電源に接続する。1点アースポイントはofc銅板10mm厚で50mm角の大きさとし、センターにm5のタップを切る。電源部は10mm厚のofc銅板で覆われ電磁シールドルームとし、配線はご覧のように美しくないが結束するなど決してやってはいけない。

3 mj15024とmj15025バイポーラトランジスタの放熱器はofc銅板10mm厚でアルミは使わない。アルミ放熱器を使いフィンが鳴くから鳴き防止をするなどナンセンスで、分厚い銅板を使い水晶粒で充填してしまえば鳴きなど関係ない。なぜ放熱器がアルミになったかを考えれば直ぐに分かり、軽量安価に目が眩み音とは関係無しに進化した結果で、放熱器はofc純銅板に限る。

4このラインアンプはジュラルミンとofc銅板をマシニングセンタで機械加工したとんでもなく高価なシャシーを使用しているが、過去の遺物の再利用で現在は素人細工のmdfペラペラ板が主流となっている。プリアンプの費用を考えたらviolaのspiritoⅡは890万円で思わず我目を疑いたくなるが、我等のプリラインアンプは1桁お代を下げてもまだお釣りがくる。ジュラルミンとofc銅板の加工費用が20万円強で、これをペラペラmdf1万円にグレードダウンして浮いた20万円をduelund社の銅コンデンサに投じよう。余談だが、トム・コランジェロ亡き後ポール・ジェイソンがviolaを率いているのでしょうが信用しない。過去にポール・ジェイソンの設計したmono150でエライ目にあった。マーク・レヴィンソンも消えてトム・コランジェロも消えて、オーディオ業界で尊敬し指標としている人物が居なくなってしまった...

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2016年8月15日 (月)

思考力学 銅コンデンサ作り編

Ampwikipediaの民主主義とは?
国家や集団の権力者が構成員の全員であり、その意思決定は構成員の合意により行う体制・政体を指す。
意思決定は合意所謂多数決によって決定される。思想家でもないから民主主義を深く考えたことは無いが、我頭の中でも民主主義が頻繁に行われ、結果多数決によって意思決定されている。東にwe300bが凄いと噂すれば行って聴いてやり、西にrca2a31枚プレートが素晴らしいとあれば行ってその1枚プレートを買い...思慮深き者は迷わずだが、頭は常に思考力学の多数決が渦巻いている。ひょんなコトから画像中央の2a3パラシングルアンプの並列を1本にした。途端にコルトレーンが躍動して、俺は一体何をしてきたのだろうか?jazzオーディオには並列の多数決はむしろ害であり、真空管もトランジスタをシングルに限る、の結論が出てしまいjazzオーディオに民主主義は成り立たない。

1さてjazzオーディオは金メダルと銅メダルで銀メダルは無い。金メダルが良いに決まっているが安定な金に資産転換が進んで高騰してしまい、エラク迷惑な話で使用量が減った。ただ金は箔の技術が伝統的に進んでいるから何れ金箔積層コンデンサに挑むのも面白い。当面の主役は銅コンデンサで銅コンデンサの中でいっとう安いのがjensenだが、しかし理想の銅ケース品はやたら高いのでアルミケース品を入手して振動力学的改造を施す。イラン世話の銀線リードは元から切断してモガミofc線に交換する。続いて0.1mm銅板を巻いて円筒パイプを作る。

2円筒銅パイプの蓋は円筒サイズに合わせて円形に切り出す。ここまでの作業はamp学校の社長氏が担当してくれたが、切断精度も高くその後の組み立てが楽になる。円筒パイプはハンダ付けして銅板同士を溶着する。この銅板同士のハンダ付けは難しくはないが、美しくは出来ず難儀する。円形蓋の中央にofc線貫通穴を開け、先ずは底蓋をハンダ付けする。続いて銅コンデンサを入れて水晶粒を充填する。

3最後に上蓋をハンダ付けして銅コンデンサの銅管入りが完成する。銅管表面にアース線をハンダ付けしてgndへ落として電磁シールド効果を持たせる。円形蓋のハンダ付けはなお更美しくは出来ないが、技能5輪ではないのでご容赦!
我等団塊jazzオーディオ妄想族は様々な妄想が渦巻き新しき発想が次々と湧き出して、次に進むべきjazzオーディオ道を決定するに激しい多数決が行われている。

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2016年8月13日 (土)

素材力学 抵抗器作り編4

Syuuki3ロボットベンチャー黎明期のコトでもう時効だから言うが、米国レチコン社のccdカメラを求めて新宿野村ビルの東京エレクトロンを訪ねたら”田舎モンにレチコンのカメラを使って画像認識が出来る訳がない!”と鼻でせせら笑われて随分悔しい思いをした。勿論屈辱をバネに世界最速の画像認識装置を作り上げて、そのロボットベンチャーは小型ロボットでは世界一のシュアを持つまでに成功した。企業規模や身なり風体で判断するのは浅はかで”イソップ物語”のような簡単な話を分からない、インチキ大人が多すぎる。

Mnn今回また抵抗線で似たような経験をしたが、まあいいか!
さて音の良い抵抗の要は抵抗線そのものでオヤイデ電気にあった。オヤイデは昔しもたや風の店舗で電線がわんさか積まれて秋葉原の風物詩だったが、他店が減衰していく中で見事に成功した。マンガニン線は上の周期表から原子番号25のマンガニン10~15%、原子番号28のニッケル1~5%、原子番号29の銅が残り%となっており、抵抗の主成分はマンガニンで低効率は4.82x10-7乗で銅なんかより一桁違う。いずれにせよ周期表の銅列は我等が味方であんぷおやじ流儀には最適と言える。しかも絹巻きしてあり巻き密度が向上できるが、問題はΦ0.07mmが最も細い線で抵抗値が低いからかなり巻く必要がある。この抵抗線は次なる抵抗器開発の重要な素材力学になること間違いない。

Rs5xxx_2dale rsー5の1kΩの続きだが、結局は鉄のエンドブラケットにスポット溶接されたそのポイントにモガミofc線が接触するように強引にハンダ付けした。この作業は難航を極めamp学校では腕一番のy本さんが担当してくれた。エンドブラケットの鉄やリード線にハンダ付けするのでは従来と変わらないのでこの手法を取った。

Brsもう一つのアイディアで既エントリーの紙管に巻き直し手法は製作が楽で良いのだが、難点は外形が大きくなりる過ぎる。これの救済が上記オヤイデのマンガニン線で巻き数が増えても密度向上で小型化できる。それに2リールを同時巻きすればバイファイラ巻きとなりノンインダクタが可能になる。

Rr更に驚きは前出のy本さんが銅コンデンサを製作してきたコトで画像は撮り忘れたが0.005μfを見事に作り、ofc銅板の0.05mm程度とテフロン誘電体のフィルムを入手して銅コンデンサを手作りする事に決めた。銅抵抗と銅コンデンサ、これだけならば世界のオーディオガレージメーカで作っているが、これに水晶粒防振構造を付加したものなど無くjazzオーディオ前進の原動力になるに違いない。

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2016年8月11日 (木)

振動力学 真空管依存症3

Sinスイッチングレギュレータ考
そろそろ限界が太陽電池用dc-dcコンバータ、mppt制御、スマートグリッドインバータの効率で、昇圧比が大きいと総合で96%程度、昇圧比が小さければ98%程度の効率となっている。dc-dcコンバータやインバータの研究はロボットエンジニア卒業後のライフワークになっているが、mosfetやsicを使いdc電圧をスイッチングするのは二律背反でノイズの発生は避けられない。効率を上げるにはスイッチング周波数を下げねばならないし、しかしオーディオ帯域に入り込んでくる。100khz程度のスイッチングにすればオーディオ帯域には影響小だが効率は悪くなる。画像は20khzのスイッチングでスマートグリッドした高効率のサイン波形デス。

2a3sx_2 さていくら調べても2a3の1枚プレートは2枚プレートより、なぜ音が良いか?の答えは見つからない。jazzオーディオで困るのは、ただ音が良いの悪いのと言われても困惑するだけで、なぜ音が良いのか?なぜ音が悪いのか?の解析が無いから未来永劫謎のままなのだ。そこで振動力学と素材力学の照合すると面白い仮説が成り立ち、前エントリー通りとなる。直熱管の問題点はヒータを直流点火する事で、ここへ平気でスイッチングレギュレータを投入するアンプを見かけるが、いい度胸としか言いようがない。rcaの2枚プレートを持ってrca cunningham の1枚プレートを凌駕するには、2.5vの2.5aを直流点火するしかない。振動力学的見地から直熱管はヒータとカソードが一体であり、振動する箇所が少ないから傍熱管より音が良い。2a3のヒータは2.5vと電圧は低いからヒラメント線は太くて振動に強く振動に強ければ音は良い。

2a3wxせっかく音の良いヒータカソードを交流点火して、2.5aの大電流で50/60hzの振動させることは以ての外なのだ。ヒータ線は熱時定数を持っているから交流が積分されて交流でも問題ない、と思う方はそれ以上の進化は無く従来どおりの音に止まる。増してや難しい技術ならばいざ知らず、mj15024を使ったリニアレギュレータで2.5a程度ならば十分で素人でも出来る。問題はトランジスタの発熱で、ここの放熱をどうするか?になり何れ報告しよう。ヒータの存在をおまけ的に見る風潮があり身分は低いが、熱電子を飛ばす一番重要な役目で身分最高位と考え、この電源にはふんだんに原資を投入して電源蜜結合を果たす。振動力学的見地と素材力学的見地、更に電源力学的見地から一つの結論が導き出される。真空管の構成構造体は少ないほうが良い、5極管4極管より3極管、2枚プレートより1枚プレート、傍熱管より直熱管、ヒータヒラメントは5vより2.5vとなり、なんだい2a3真空管かよ!スマン我田引水...

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2016年8月 9日 (火)

振動力学 真空管依存症2

2a3随分前になるが浜松のテクソル さんへ管球王国で高評価を受けた venus sound の2a3のアンプを持ち込み、各種2a3の音質テストをやれる幸運に恵まれた。その時の印象は”2a3真空管の試聴は貴重な体験であった。rcaは圧倒的に良く、ゴールデンドラゴンはすんなり鳴り、問題はkrで冷たく突き放された。見た通りの端正な佇まいで音もその様である。”となり、現代録音は丹精緻密なチェコのガラス工芸kr2a3が良いに決まっているが、1950年代~1965年までのヴァン・ゲルダー録音となるとrcaのヴィンテージ2a3に決まっている。問題はその古典球で真空管依存症になってしまい、we300bの刻印だ!2a3は rca cunningham の1枚プレートだ!となり金額は天文学的で原資乏しきあんぷおやじ流儀jazzオーディオでは、全く無縁の話になる。原資豊な方は迷わず真空管依存症になりこれらで鳴らされるべきで、violaのブラボー750万円を持ってしても表現力では古典球に敵わない。

2a3rcaそこであんぷおやじ流儀jazzオーディオはテクソルさんでの経験を踏まえて、ヴィンテージ2a3は rca の2枚プレートに決めた。当方古典球について専門外で振動力学的に判断すると、1枚プレートはプレート、グリッド、ヒーターと全て1セットで音圧振動による影響を受け難く、janの合理化された2枚プレート2a3はプレート、グリッド、ヒーターと全て2セットで音圧の影響を受け易いと判断します。2枚プレートとは表現が適切でなくて双3極管と考えるべきでしょう。双3極管が内部で一体化されており、面積を稼ぎオーバードライブにも強くなっている。余談だが中国球2a3cが1枚プレートでも論外は、素材力学的追求が必要と思うがやっている時間が無い。

2a3cu1rca cunningham の1枚プレート2a3より表現力を増す為には振動力学であり素材力学なのだ。テクソルさんの販売されているrca2a3はマッチドペアで65,000円と、2枚プレートでも決して安くない時代になった。高価でムゲな改造は出来ないが、やれるだけのコトはやろう。先ずは足の材質を調べる。ハンダ付けされた足を削ると銅が出てきてここは問題ない。よく黒ベースが接着剤劣化で緩くなりガタガタすると心配で現代接着剤で固定してしまう誤猛者がいるが、決してやってはいけない。防振構造化で外そうとしたが、外れない頑固さがあり気にすることはないし、2a3クラスになると銅線も太くて丈夫。

2a3cu2内部の素材はニッケルがこの時代の代表格で、ステム内部でニッケルと銅線が接続されている。この2a3の設計図でもあればかなり改造や振動、素材力学上大いに役立つのだが、ネットでも見たことが無い。2a3とか300bは後世にに正しい情報を伝えるために是非設計図を公表してもらいたい。黒ベースの底に最低限の穴を開けて、内部へ水晶微細粒を充填して黒ベースを防振構造化する。ソケットは使用せず足のハンダを抜き取り銅線とカルダスワイヤーを接触させてハンダ付けする。全体を銅管に入れて水晶粒を充填して防振構造とし銅管外部から冷却ファンで冷やす。銅管はネジを切りアース端子を設けgndする事で電磁シールド効果を持たせ、振動、電磁の両方の対策となる。

Photo余談です。
サンパウロ近郊スザノ市でカラオケハウスへ行ったら鉄格子の頑固な門があり、腰に38口径のリボルバー(多分S&WのChiefs Special)を持ったガードマンが護衛していた。夜間の車走行は赤信号でも信号を無視して停車すること無く走り抜ける。リオのコパカバーナの海岸ではスリカッパライに警戒して団体で行動した。1996年にロボット教え子のジョンの招待でブラジルへ渡ったが、何かあってはいけないとジョンが細心の注意を払ってくれた。日本人は平和ボケしているから大いに警戒しよう。

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2016年8月 7日 (日)

素材力学 抵抗器作り編3

1そんなのチョットの差じゃあないか!と批評を良く聞くが、そのチョットの差が永遠の差であることを知るべしだが、金額比は天文学的数値になる場合もあり悩ましい。まあ、そこがjazzオーディオの全てかも知れない。そしてチョット、チョットと積み重ねて終いにはチョット所ではなくしてしまえば、ピアノははじけトランペットは金色に輝く。今回もチョットの為に10日も費やし、費用換算すれば数万円の抵抗になってしまう。Φ100mmの紙管の表面に0.1mmの銅板を巻きつけハンダで解けないようにする。底も0.1mmの銅板を円形に切ってハンダ付けする。

2その銅円筒へ出来上がった抵抗体を入れる。続いて水晶粒を充填しながら抵抗体を銅円筒の中心へ位置するように調整し、更に水晶粒を充填して満タンとする。画竜点睛を欠くのがリード線のモガミofc線で、フツーのメータ10円のダイエイ電線は絶対に使いたいので仕方なし使っている。円高になれば勝負で、一気にカルダスワイヤーを200mも手配したろ。

3電源と蜜結合するための経路は、電源トランス→ファーストリカバリーダイオード31df6→フィリップス電解コンデンサ→定電圧用mj15024トランジスタ→あんぷおやじ流儀1kΩ抵抗→ge6sn7真空管→gndとなる。

4

表面側も0.1mmの銅板をハンダ付けする。銅板0.1mmは薄くベコベコするがこれで良い、これらも又水晶粒で覆われる為出来るだけ薄くして防振効果を上げた上で磁気シールドとする。外周は銅板で覆われ、出来上がりは見事だがデカイ!次なる試作はこれを小型にするコトで抵抗体芯に使用した紙管Φ75mm位にする。

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2016年8月 5日 (金)

デジタルか?アナログか?

Do猛暑の中、伊豆のdcアンプの雄dcアンプmaniaさんがご来店して下さった。氏はヒモ族(テープ録音)で数々の録音会に参加されて、マイクと録音方式の研究に余念がない。かくゆうあんぷおやじもヒモ族で、画像のヴィレジ・ヴァンガードの隠し録り(もう時効)を最後に足を洗った。一番の問題はオフマイクで録った音では何ら価値を持たないし、第一ライブが楽しめない。画像は巨匠ルー・ドナルドソンでレキシントン盤時代のエネルギーは感じられなかった。そうなんです、隠し録りしてまで録りたいミュージシャンは既に亡く、レコードの再生でしかないのだ。

A8101持参されたデジタル録音のcdを掛ける。如何でしょうか?とdcmaniaさん。音が薄く痩せている、と印象を言う。デジタル録音の経験もあるがアマチアレベルが入手できるadコンバータでは仕方ないのかも知れない。続いてお借りしているスチューダーa810を使いdcmaniaさんが録音した里見紀子トリオを掛ける。

Nori2おー、潤いに富んで陰影の表現も素晴らしく、音が厚くクリーミーでさすがプロ機スチューダーa810なのだ。里見紀子ちゃんのヴァイオリンは、マーカムホールで2回かぶりつきで聴いて音を記憶しているからなお更良く分かる。芸大出身で上手さ抜群、美人とくれば清水では人気no1。もう一つヒモ族の問題点はjazzに限らず録音に値する素晴らしい演奏者に出会えるかで、その点里見紀子ちゃんは録音に値する素晴らしきjazzヴァイオリン奏者と思う。ピアノはベーゼンでベースが加わり、ドラムレスで録音を容易にしているように思った。

A8102スチューダーa810をお借りしてからチューニングに没頭して、dcmaniaさんが持ち込んだ時の音から格段に良くなっている。電源ヒューズを99.95%の純金として更に防振構造にしたamp工房最高グレードヒューズ、電源ケーブルは水晶粒防振構造ケーブル、水晶粒で専用に作った振動防止座布団、トドメはラスク板で現状考えうる最強のチューニングを施した。これで明らかになったのはマイクの距離感で、若干オフ気味でスタジオ録音のようなオンマイクではないから、鮮度の点では若干落ちる。前述の音が”厚くなった”がampex300であれば”音は分厚くなる”に変わるでしょう。現在録音会に持ち込めるベストがスチューダーa810なんでしょうが、ampex351辺りとrcaのベロシティマイクを使えばレンジは狭いが音の分厚さは確保できる。本題のデジタルか?アナログか?の答えは、アナログに決まっている。

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2016年8月 3日 (水)

素材力学 抵抗器作り編2

Cuc 素材力学上の恐るべしDuelund社の銅コンデンサ!構造的には気に入らない所が多々あるが商品であるからして致し方ない。恐るべしは音の良さ以外にその金額にあり、ウーファ515b用のネットワークコンデンサ15μfはCASTCU-300 - 15uF Duelund CAST Copper £807.80 で現在レートで807.7x135=109,000円、これを4個も使いその他のコンデンサも入れると...軽くマルチアンプ構成が可能でどうする。Duelund社のケースに注目、硬質の紙管で振動力学上ここは十分に納得できる。

1紙管ならば常用しているから得意な駒越のエンチョーへ出向き、紙管と銅板を購入してきた。紙管Φ75mmが270円、紙管Φ100mmが325円、0.1mm銅板が1,430円也、なんだい急にミミッチイ話かよ、なんですがこうして捨てた素材は数知れずなのだ。

2紙管を適当な長さに切り、先ずはrs-5を解いたニッケルクロム抵抗線を巻いてみる。長すぎたが最初の最初だからこれで良い。巻き方のコツは切れない程度のテンションを掛けて紙管表面に密着させる。隣同士が接触するとアウトで気をつける。端子部は紙管の端に穴をあけofc線を通して捩っておく。

3この巻き直した抵抗のデータを測定する。hiokiの3531骨董的lcrメータだが1990年代のロボットベンチャー時代から苦楽を共にしてきて、手放せない。最近は寄る年波には勝てず、ボーッとして液晶画面が現れるのに何分か掛かるが急ぎ旅はないからノープロブレム。

4紙管の径と長さ、要するに巻き数比の関係が面白くインダクの一番下がる黄金比があるが、今回は主目的ではないので止めとく。こっちがオリジナルrs-r1kΩのデータで付き合わせるとインダクは3倍違うが、我等のjazzオーディオ10khzではどっちも大したことはなく、もうインダクタンスの測定は止めよう。

5紙管の長さを素人細工でも問題ない長さの30mmに切り直す。今度も気を付けてテンションを掛けて巻く、あっ切れた!キンクの存在は天敵でそのキンクこぶから切れてしまう。信州の生糸産業と一緒で、先ずはrs-5から解きながら仮のビンに巻きつけキンクを発生させない。ここまでの失敗合計10本、しかし抵抗線は短くなればなったで再利用できる。オリジナルdale rs-5と大きさを比較する。

6ニッケルクロム線はハンダが付かないからofcリード線に巻きつけ、更に表面から縛りこむ。円周上の4箇所を良質なセロテープを貼り付け、抵抗線が隣とくっ付かないようにし、端子部はグラつかないように樹脂で固定する。1個の抵抗を仕上げるのに1日掛かるが、急ぎ旅ではないから問題ない。長年ロボット屋家業で原価低減の合理化、加工st(スタンダードタイム)の短縮、最低限の在庫、など職業病が染み付いて、つい合理化を考えるが止めた。jazzオーディオの芸術の芸の付く世界は、反合理化の旗手にならねばならない。

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2016年8月 1日 (月)

素材力学 抵抗器作り編1

Singo最初に訪問した時は偶然洒落たカフェを八ヶ岳で見つけて、立ち寄った。1980年代も終わり頃と記憶している。3回目の訪問の時は車が故障してしまいピンチの時に、singoさんが駐車場の下をお使いなさいと親切にしてくれた。その後何度も訪問しているが、singoさんが亡くなったコトもあり供養で出かけた。何時ものフルーツティを家人と分け合って飲んでいると突然の雨で、singoさんの涙と勝手に決めさせて頂いた。チト観光化し過ぎは気になる所ではあるが、多くの従業員を抱えてしまったのでは致し方あるまい。八ヶ岳や清里を訪れた際には、俳優の柳生博さんの運営する八ヶ岳クラブに立ち寄られたら如何でしょうか。

Load前回のamp学校の時も長老組は”時間がない、今やらねば!”と拍車が掛かり、その拍車に乗ったあんぷおやじ流儀も傍でみれば狂気としか思えない世界へ踏み込んでいる。ラインアンプで信号はプレートから取り出し、カソードフォロアはやらない。経験則なのだが、ゲインを持たないとラグビーと同じで勝負にならない。どう考えてもプレート抵抗の限界は10kΩ程度になるが、プレート電圧は定電圧電源で自由自在になり、6sn7パラ接続で170vの1kΩまで下げた。プレート抵抗を下げればゲインも下がり、誠に好都合なのだ。

11kΩまで下げると別な景色が見えてくる。そうです抵抗を作るのです。途中経過は省略するがシンナーを浸したビンの中にdaleのrsー5の1kΩを放り込み一昼夜放置する。この剥離方を発見するまでに高価な(1本500円以上もする)rs-5を何本も破壊した。一昼夜漬けた抵抗を取り出し爪をたてると抵抗の保護材が見事に剥がれる。

2 抵抗値は低いほうが音が良く、インピーダンスや何やらと理屈を唱えているが、要するに細い線が沢山巻かれていると長距離で音の通りが悪く、振動にも格別弱いから音が悪くなる。セラミック?と思われる芯にニッケルクロムの細線が巻かれエンドキャップの鉄にスポット溶接されており、ニッケルクロム線はハンダが付かない。

3剥離が完了したrs-5の両端にofc線の芯線を巻きつけハンダで固定して、ofcのリード線を出そうと進めていた。画像で黒色のrs-5はオリジナル、隣は抵抗の芯、剥離済みrs-5、右は解けたニッケルクロムの細線をテフロン棒に巻いて、1kΩの抵抗を作ってみた。

4rs-5に巻かれたニッケルクロム細線の問題点は細い癖して硬度があり、機械巻きしている為形状記憶合金的フォーミングで、解いても巻き付きキンクが直ぐに出来る。そこで解きながらしごいてΦ30mm程度の紙パイプへ再び巻きつけて保管する。前エントリーの抵抗線会社からは何のレスもないので当分はrs-5の解体でしのぐ。巻き直した抵抗を銅のパイプへ入れて水晶粒を充填して1kΩの防振構造抵抗の出来上がり。

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2016年7月30日 (土)

電源力学 電源トランス編1

1結局の所音は人なりで、その人が居なくなれば段々に人密度は薄くなりその人の音ではなくなる。トム・コランジェロはアンプ設計者として一番尊敬しており、謂わばファンのような所もある。マーク・レヴィンソンも同義だがマークの場合は回路設計者とゆうよりオーディオ思想家の意義のほうが強くて、別な意味で尊敬している。現在の最強のパワーアンプはViolaのBrao 2box setであり、トム・コランジェロが亡き後これを越えるものは出来ない。あんぷおやじが使い込み、割烹わかすぎの若旦那が使っているCello Performanceの方が改造できる意味では多分最強のアンプとなり得る。そのCello Performanceの電源部画像で、実に多くの意味が感じ取れる。シートコア(EIコア)で出来た電源トランスとチョークコイルは我等が常用するむき出しトランスに近い。振動防止でトランスをゴムで浮かせているが、これをあんぷおやじ流儀の防振構造にすればViolaのBraoも越える可能性がある。いずれにせよ音の秘密はここにあり、なのだ。

2トロイダルトランスにはなっから疑問を持っていたが、Cello Performanceの電源部を見てから問題の本質はトロイダルとかカットコアとかシートコアではないと確信した。要は素材力学と振動力学により電源トランスの音は決定されると決めた。前回は怪しいトランス事件簿でシートコアトランスで苦労したが、今回はユニオン電機 のシートコアトランスを改造して、防振構造電源ユニットを製作する。

3ユニオン電機のs村さんが見たら目を剥いて呆れる改造方法で、何時もの手法なのだ。音の悪い端子は撤去、EIコアを抑えているspccのプレス板金も撤去する。続いてコイルを押さえている絶縁紙やフィルムをコイルに傷つけないように細心の注意を払いながら撤去する。

4コイルを押さえている厚紙もコアとコイルのギャップに挟み込まれているからこれも撤去、ここは振動防止のニスが染込んで外し辛い。コアとコイルがガタガタになればシメタものだが、今回は余り緩さがない。このガタガタの隙間に満遍なく水晶粒を充填してガタガタを抑える。画像のように出来上がればトランスの改造は完了する。この剥き出しトランス仕様はamp工房仕様でユニオン電機で製作してくれるが、今回はあえて標準仕様のトランスを使った。

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2016年7月28日 (木)

素材力学 リレー金接点編

1_2リレーも真空管もトランジスタも同義で増幅機構なのだ。画像のラインアンプで使うomronのリレーg2r-1a-eは、開閉ノイズを嫌うためdc5vを選んだ。別に5vの電源の用意は必要なく真空管ヒータ電源6.3vを使い、コイルに直列抵抗を入れて調整する。コイル電流が106maとなっているから10Ωの抵抗で約1v下がる。そして接点の電流が10aではリレーゲインが100倍の20dbとなる。

2ちょっとしくじってしまい当初はg2r-2a4のdc12vを選択したが、カバーがプラスティックシール機構となって外せず、ノコで切断した。接点は2a構成で入力右左を同時に切り替えできるように考えたが、ご覧のように接点が小さすぎて金クラッドの加工がやり辛い。であるから上画像のg2r-1a-eとなり、接点電流の10aは無意味で接点の物理的大きさで選択した。

Ryxリレー図出展:omron
丁度g2rリレーの構造図がomronにあったので改造方法を分かりやすく説明できる。リレーの接点材質は大容量リレーの標準的ag合金(cdフリー材)となって音は悪い。この接点の問題点は古くなると銀合金が酸化してしまい真っ黒となり、いかにも音が悪く信頼性に欠ける。固定片端子材と可動片端子材は成分分析表までは付いていないが、削った限りでは銅色で電気銅と決めて問題ない。

3接点は金クラッドイメージで99.95%の純金の丸棒を叩いて四角の切断面を持つ板を作る。先ずは上構造図の固定片と可動片に金端子を固定する為のΦ1mmの穴をあける。そのために分厚い銅板の固定片を加工し易いように曲げる。

4画像は試作品で試行錯誤の結果の不細工で見せられないのだが、次からは美しくできる。Φ1mmの穴に金接点材を通してカシメ、固定の為に接点裏側でハンダ付けする。金接点はクロスバー接点機構となるように90度交差角を付ける。金接点の固定が終わったら固定片を慎重に元の位置に戻し、更に上部の鉄片を動かし接点の押し圧具合の調整を行う。

5透明なプラスティックカバーをはめて出来上がりで、このカバーのお陰で水晶粒を充填した際にリレーは保護される。思えばリレーとの付き合いは半世紀近くにも及び、よもやjazzオーディオ最後の最後に再びリレーの登場とは何とも痛快だな。常連のy本さんが”音の変化がまだ良く分からない、耳が悪いのかねー”とこぼしていたが、全部の音の糞詰まりがとれれば我等の駄耳でも問題ないと慰めた。なんだいたかがラインアンプの切り替えスイッチに大袈裟な!と思われるでしょうがjazzオーディオ道は全て直列接続のイモズル式構造の為、身分は全て等価でありヴィンテージ真空管を選ぶ真剣さで切り替えスイッチを選ぶ必要がある。

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2016年7月26日 (火)

素材力学 抵抗器作りの考察編

Alto7次男坊から花屋の車をもらった。今時ブレーキの効きは悪く、軽4のくせしてやたらと重たいハンドル、エアコンはあるのか無いのか分からず暑く、勿論マニュアル車で不便を楽しんでいる。片面はサボテン屋の広告、片面はjazz屋コルトレーンの広告をスーパーリアリズムの油絵で描いて、表面は透明保護塗装をする。コンピュータカッティングシート全盛の時代に不便な手描きがいい。まあ、注文でも来たら看板屋でもやるか?

Resistor1さてjazzオーディオ何でも作ろう主義から銅箔コンデンサは既に見通しがついて、難問の抵抗作りを考えてみる。抵抗は巻き線抵抗を使い、角板型金属皮膜やカーボン抵抗は論外である。現在はdaleのrs5(画像)かns5しか使わず、電流を流す導体の断面は丸を実行している。素材が何でできているかは調査が完了してないが、ニッケルクロム所謂ニクロム線などの可能性が高いと思うが、これを銅でできたら素晴らしい。
Duel_resistors銅箔コンデンサで絶対的信頼を置いているDUELUND社では何とSTANDARD-Graphite Silver Resistors銀線で抵抗を作っている。抵抗率はベストだから細線を使い低抵抗のもを作っている。世界には銅線で抵抗を作っているガレージメーカもあり、何時かは銅線で抵抗を作ったろ、と野心している。
Resistor2出展:東京抵抗線株式会社
ここではCN49W銅ニッケル抵抗線を49種類も用意しているから抵抗線はここから購入しよう。仮にcn49wのΦ0.05mmを採用すると250Ω/mで1kΩでは4mあれば良いコトになり現実的、真空管式ラインアンプやイコライザアンプに使用するギリギリプレート抵抗は10kΩで10,000/250=40mと出て、Φ100mmの紙管に巻いたとすれば127ターンで現実的だし、高校の電子工学で学んだバイファイラ巻きをすればノンインダクタンス抵抗になる。これを水晶粒で充填すれば、銅系の最強の抵抗ができる。しかし抵抗器を抵抗の少ない銅線で作るとは随分と矛盾に満ちて、こうゆうコトに挑戦するオーディオマニアが世界中に居るとは実に痛快だし、次のオーディオ世紀に繋げられる。

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2016年7月24日 (日)

振動力学 ラインアンプ電源トランス編

7808sその昔、1個55,000円もする画像のタムラトロイダルトランスを何と10個も購入してしまい、不良在庫になって眠っていた。2013年頃、この音の良くないタムラのトロイダルトランスの活用法で熟慮の末、分解したコトから全てが始ったような気がする。アルミの深絞りで作った円筒に樹脂と共に埋め込まれたトロイダルトランスは、体中をがんじがらめに締め付けられて開放を要求していたのだろう。アルミ円筒を糸ノコで切断、ノミを振るい丹念に樹脂を掘り出しコイルを剥き出しにした。

Tr2これを水晶粒で充填した防振構造化トランスは、遂に蘇り不良在庫から主役に躍り出た。以降はこの手法で電源トランスを作り続けている。ユニオン電機のamp工房仕様トランスではなっからコイル剥き出しで、作業が極めて容易となっている。トロイダルやRコアやカットコアやEIコアなど構造で勿論音は変わるが、それ以上に支配的が防振構造のあり方と思える。ラインアンプ用の電源トランスから出してあるリード線は、カルダスワイヤーの端末処理方法が確立するまでモガミのofc線を使う。

Tr3次に鉄のコーヒー保存用缶にこの電源トランスを入れて満遍なく水晶粒を充填する。電源トランスは負荷が加わると50/60hzで振動が出るため、これを嫌いニスや樹脂で固めてしまい”無理して”振動を抑えている。コイルとコアはガタガタで結構、隙間とゆう隙間に水晶粒が入り込みこのガタを取り去り防振化が行われる。鉄缶は磁気シールドでラインアンプでは必要な技である。

Tr4水晶粒の充填が完了したら蓋と本体はハンダ付けをしてシールと電気的結合を行う。このトランスのシールドは缶の表面からハンダ付けしてリード線を引き出し、トランスコアにネジ止めしたgnd線と共にフレームグランドに落とす。イコライザアンプを作る時は缶から出ているリード線をメッシュのシールドチューブに通してアースする。

Tr5これでラインアンプ用電源トランスは完成で、筐体の電源室に置かれたら更に全体を水晶粒で充填する。画像左の缶はレイセオン2c52用の防振シールドケースとなる。
最初は聴こえなかったレコードの音が、段々聴こえるようになり殆どのレコードが良い音になり、更に進化したら録音の問題やレーベルの問題や演奏者の気力で聴けないレコードの山となり、気が付けば聴けるレコードはほんの僅かで我人生に相応しい”無い方が良い”の証明となった。

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2016年7月22日 (金)

蝶とカウント・ベイシーとヴァン・ゲルダーと

Hyoumon何とも凄い画像で、本邦初公開(8月6、7日 ジャパンレプタイルズショー2016 Summer 公開予定)のウチワサボテン「Opuntia macrocentra var. minor ”ヒメマクロケントラ”」を向こうにして、タテハチョウ科のヒョウモンチョウがとまっている。最近は南方の珍しいチョウが北上してきてたまげるが、喜んではいられず随分と温暖化が進んだに違いない。この地球温暖化と砂漠化の切り札がウチワサボテンで...あ!この話ではない。川崎の中古レコードショップtops のナベさんの所に連絡を入れると、勿論rvg(ルディ・ヴァン・ゲルダー刻印付き)と言われ、それでは頂きますとお願いした。

Basie0x下調べのディスコグラフィによると「Count Basie And The Kansas City 7 Impulse! A-15 Thad Jones (trumpet, arranger) Eric Dixon (tenor sax, clarinet, flute) Frank Foster (tenor sax, clarinet, arranger)  Count Basie (piano, organ, arranger) Freddie Greene (guitar) Eddie Jones (bass) Sonny Payne (drums) Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 22, 1962」となっており、最近の入手基準であるイングルウッド・クリフスのヴァン・ゲルダースタジオ録音に間違いないから手に入れようと決めた。
topsから上物のオリジナル盤が届き先ずは音出しすると、おー!低域もブルンブルンして素晴らしい録音ではないか、しかし待てよ?
Rvgxx録音が良くてイチャモン付けるのは具合が悪いけど、ベースの録り方がヴァン・ゲルダーらしくなく明瞭に録音されている。ライナーノートのクレジットを見ると”Re-recording and Masters Rudy Van Gelder”となり”Engineer Bob Arnold”となっている。ディスコグラフィを信じたばっかりに...
他のディスコグラフィのクレジットには「Credits Bass Ed Jones Design...Engineer Bob Arnold ...Recorded By, Mastered By Rudy Van Gelder」こうなってヴァン・ゲルダーが録音したコトになっているが疑問で、この疑問は残したままにして何れ解決しよう。
Basieオーディオ3種の神器流儀になってから演奏の熱気が良く伝わってきて、録音は良いのだが演奏にイマイチ覇気が感じられず気楽に演奏しているように感じ取れ、やはりフルメンバーでないと乗らないのかねー、そこでルーレット盤ではまあ何とか聴ける「Count Basie And His Orchestra* + Neal Hefti ‎– Basie Roulette ‎– R-52003」を引きずり出した。音はインパルス盤より悪いが演奏の熱気は凄くてこれじゃあなければカウント・ベイシーではないと安堵した。おまけにImpulse! A-15の復刻45rpm盤も聴くが、ただ綺麗なだけで復刻は難しい。
topsのナベさんも蝶の研究家でたまげて、蝶論議になったらレコードのオリジナル盤以上の侃々諤々の口角泡を飛ばしてになり、しかし同好の士とは実にうれしい。

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2016年7月20日 (水)

素材力学 リレー接点編

G2r3各種自動化ラインは生産性を飛躍的に向上させ、それを支えたのがリレーシーケンス制御盤(シーケンサの前身)で主役はリレー(継電器)となる。これが結構曲者で年中壊れた。そんなに信頼性が無いのかね?と疑問を持つでしょうが、鋳造のモールドマスター自動化ラインの制御盤では1面400個程度のリレーを使い、その盤が8面もあるから3000個以上のリレーが使われている勘定で、24時間稼動すればどこかで故障が起きる。

G2r高度経済成長期の話で、リレーとの付き合いは半世紀にも及びリレー絡みの数々の難事件を解決してきた。もう時効だし日立清水も外資系となり日立でないから披露するが、日立を辞してロボットベンチャーを起業して間もない頃、焼津インター近くの八水冷蔵に日立が納めた2段冷凍機の回路が誤動作してしまい、回路設計をした日立の設計者もお手上げで出動要請があった。これは時代の進化の過程の珍事で、g2rのように高感度のリレーになると回り込み回路とリレー磁気回路のヒシテリシスで本来オフする回路がオフ出来なかった。難事件の解決で大いに感謝されてもお代は日当分でこれには呆れたが、しかし単純を侮ってはいけない良い教訓だった。

G2r1今回はそのリレーの話です。プリアンプorラインアンプで厄介なシロモノが入力切替のロータリースイッチで、未来永劫安定して使えるモノではない。現在のように半導体スイッチになれば問題は無いでしょうが、音が悪い。そこで各メーカはリレーを使い信頼性を上げているが、このリレーを無造作に選択すると音を悪くしてしまう。そこで音の良いリレーを作ることにした。リレーは迷わず昔お世話になったomronに決めて、型番はg2rとする。仕様を調べると接点は銀合金のフツーの接点「銀90%x酸化物系(sno2)カドミウムフリー接点材料」で、これでは音が痩せる。
G4bx同様に大事なのがリレーのバネ機構を支える素材で、これも無造作に選ぶと真鍮やリン青銅の場合がある。電源用気中開閉器を製作した時は、パワー開閉でg4bを選択して可動バーは銅でまあ良いのだが、固定a接点のベース材 cu x zn は真鍮orリン青銅で出来ている。
G2r4小信号用高信頼性リレーでは金接点も見かけるが純粋な金接点は無く、AgSnO2+AuやAgPdにAuで銀パラジュウムに金をクラッド(貼り付け)している。周期表の元素番号46pdパラジュウムと47ag銀は信用していないので、小型リレーのクラッド構造の金接点はやはり採用出来ない。更にリレーのバネ機構を支える素材の問題もある。よって99.99%金の丸棒を入手してg2rの接点面にクラッドしてクロスバー接点機構を作る。g2rは幸リレーのバネ機構を支える素材は銅で問題ない。そこも拘るならばカルダスワイヤーを金クロスバー接点にハンダ付けすれば良い。
Altec403axなんでそこまで拘るのか?
となるのでしょうがaltec 403aの錦糸線を防振構造の金線に変更したら紙だけのコーン紙から金属音が出て、jbl2405などのツイータの付加が必要なくなり金はjazzオーディオに必須な素材であり、音を輝かせる原動力なのだ。再三言うが、jazzオーディオの三種の神器は1 素材、2 振動、3 電源であり、ここに意識も原資も傾注しよう。

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