2017年12月17日 (日)

振動力学 しょうもない音

Lm3886x1980年頃の話になるが、h社清水でトップクラスの回路技術者をロボットベンチャーへ引きずり込み、ハードウエアのチーフエンジニアに据えた。金田式の回路図を見せると開口一番”opampだね!”ときた。確かに金田式とopampは似ているが、似ているとゆうよりも時代の進化で回路は出尽くしてしまい、新しい回路など出来ない時代になったのだろう。真空管回路もトランジスタ回路もみんなクラシックになって、icとopampとcpuに支配されたデジタル時代には、それでも良いと思うが。

1水晶粒防振トロイダル出力トランスの測定器用lm3886dcアンプが完成して音出しをしているが、しょうもない音でbgmにも使えない。それじゃああんまりでrcaケーブルとスピーカケーブルをモガミのofc水晶粒防振ケーブルに交換した。

2続いて電源ケーブルをモンスターケーブルに交換した。伊豆のdcアンプマニアさんには電線病と言われてしまうが、これだけで音が整い始めてまあ聴けるようなった。

3ここまでやったなら水晶粒を充填しよう。あれ...何のアンプを作っているのだっけ?Φ300mmの紙管が余っていたので仮組み立てする。

4水晶粒を半分くらい充填して音出しすると、潤いが出てきた。

5完全充填で音は聴きなれた透明度の高い音になってきた。但しスピーカやcdに手をつけていないので不満は残る。帰り支度をしているとミルトさんがノートパソコンを持参で玄関に立っていた。LTspiceのシュミレーションが上手くいかないと相談にみえたが、間もなく回路図上のゴミと判明して無事解決した。

6そこで水晶粒防振トロイダル出力トランスの測定器用dcアンプの音を聴いてもらうと”低音がポコポコしている”と言われてしまい、フルレンジ8cmだから仕方がないでしょう!とも思ったが、重い腰を上げて20cmフルレンジWharfedaleのsuper8/RS/DDに切り替えた。イギリスの渋いスピーカでも水晶粒防振構造のお陰でjazzも上手く鳴り、しょうもない音はアンプのせいでは無かった。水晶粒防振構造にすれば1個500円のパワーopampでも十分に実用に耐えて、水晶粒防振構造の威力の凄きコトかな。しかしこれは本末転倒で、水晶粒防振トロイダル出力トランスのインダクタンス測定用に戻そう。

|

2017年12月15日 (金)

振動力学 水晶粒防振トロイダル出力トランス測定器編

0水晶粒防振トロイダル出力トランスの1次側巻き線がほぼ巻き終わり、インダクタンス及びトランスのパラメータを求める為に測定器が必要になる。発振器はテクトロのsg505で最大5vrms程度しか出ないので、20~30vrmsまでアンプして電流を流せるようにする。

1amp工房にはオーディオメーカ各社の試作品アンプがゴロゴロしており、l社ターンテーブル開発時のアンプを使うことにした。ターンテーブルはモータ制御用のアンプになるが、lm3886の2個で主巻き副巻きの制御をしているから、そのまんまステレオアンプになる。rcaジャック、ボリューム、スピーカ端子はガラクタ箱の物を使用。

2サーボon/offのインターフェース回路と±5v回路などの部品は全部撤去する。撤去して空いたスペースに穴を開けてrcaジャック、ボリューム、スピーカ端子を取り付ける。この手のパワーアンプはopa541もあるが、入力がfetでモータ制御のノイズで破壊(ラッチアップ)する事故が過去に起きており、製品にはトランジスタ入力のlm3886にしている。お代もlm3886の方が随分安い。

3半日もあれば全部出来て早速cdで音出しをする。鈍い!そうだモータ制御だから遮断周波数を1khzにしていた。早速crフィルターを撤去するとまともな音が出た。

4まともな音は出たが、火曜日の深夜パーカショニストのnakaさんが持ち込んだ6l6gcシングルアンプに遠く及ばなく、トランジスタアンプで良い音を出すのは難しい。

5今回は水晶粒防振トロイダル出力トランスの測定器だから、音よりも波形の正確性と周波数特性が重要になる。テクトロの発振器sg505はmax100khzまで出せるから、アンプしてみた。おーっ素晴らしい!100khzまで見事にサイン波が出て、モノリシックdcパワーopampの安定度に感心、これをディスクリートで作るとドリフトが出たりして測定器用dcアンプには使えない。

Netミルトさんが仕事帰りに立ち寄る。目的はマルチアンプシステムからネットワークシステムへ一時的変更で、相談にみえた。こうゆう時にLTspiceが役に立ち、モデルを作る必要も無くシュミレーションできる。マルチかネットワークかどちらにすべきか?答えは懐具合で決めよう。ネットワークコンデンサのDuelund社の銅コンデンサは回路図中の15μfで1,160$/1個と高価で、そうゆうことです。現在コイルはトロイダルコアを使った水晶粒防振トロイダルネットワークコイルとなり、巻き線にΦ3.2mmを使えば回路図中の7.8mhが0.1Ω位と無いに等しくなり、コイル=ロスの概念は無くなる。でありますからあくまでも懐具合...

|

2017年12月13日 (水)

振動力学 水晶粒防振トロイダル出力トランス編3

Kama先週に引き続きドリプラへ遅いランチに出向いた。2fのフードコナーにあるインドカレー屋のマハラジャ、いや違ったデリーズキッチンでロイヤルスペシャルセットをいただく。いただきながら同行の上司に”来週はスターウーズが封切りで観に来よう!”と進言すると”今週からやっている鎌倉物語の評判が良いでよ!”と言うものだから、鎌倉を観て帰ることにした。やっぱりな~、映画は邦画でイマジネーションをかき立てられる名作で素晴らしい。歴史と伝統に裏打ちされた深い映画で心地良い鎌倉物語に、来週のスターウーズを観に来るのは止めにした。jazzオーディオも同じでイマジネーションをどうかき立てられるかが分かれ目で、ハイレゾの凄い音を聴かされても、コルトレーンのように50年も聴き続けられない。

1210655いよいよ水晶粒防振構造になったトロイダルコアに巻き線を始める。Φ0.3mmポリウレタン線は手巻きで安定して巻ける限界に思う。この線径であれば巻く時に相当テンションを掛けても切れないから、整列巻きがしっかり出来る。

1210900巻き始めて直ぐに気が付きこの方式は良い!色紙は薄くテーピングも薄く、テンションを掛けて巻くと紙とテープに食い込み、水晶粒の接触圧力が大きい。ここの紙をボール紙など使って作業性を重視すると、水晶粒防振効果が薄れる。

1211856問題はテーピングのデコボコと竹の子状紙の継ぎ目で、Φ0.3mmの細い線ではその異型に引っ張られて上手く巻けない。巻く々ひたすら巻く、この時ばかりはゲージュツ家を捨てて巻き線職人になる。なんだい、たかが1kgの巻き線ボビンじゃあないか!と粋がって巻いていたが、段々重量にへこたれる。この画像で1/4まで巻けた。この時点で次なる水晶粒防振構造のイメージが涌き、竹の子状紙の継ぎ目の高精度化とその継ぎ目のみマスキング紙テープで固定する。要するに巻き線を容易にし巻き仕上がりを安定化するには、水晶粒防振構造の下ごしらえが最も重要になる。

Led鎌倉物語を観終わり帰る頃にはすっかり夕闇で、ウータフロントに設置された光のオブジェが点灯していた。これを美しいと捉えるのがフツーの感覚人、どう観ても冷たくハイレゾでよそよそしく、闇はまずく隅々まで明るくして、全部をしっかり見せたいふりをしている、現代社会に見えて仕方がない。

|

2017年12月11日 (月)

位相力学 スピーカの位置合わせ

000風景画は殆ど描かない。自然は良いと山や森や小川を描いたりするが、自然には適いっこないから適いっこある人間及び人間の創造物を主体に描いている。さて絵画となればダ ・ヴィンチとミケランジェロとなり、科学と芸術の融合をルネッサンス期に成し遂げた偉大な芸術家にして偉大な科学者だった。jazzオーディオも科学と芸術の融合が必須で、先ずは原理原則基本には忠実で、そこから芸術へ昇華させるのが筋道と思う。今回は原理原則基本に忠実な、スピーカの振動板位置合わせです。

2金田先生のオーディオdcアンプシステムの下巻に、スピーカの位置合わせ原理原則基本の手法が記述されているから、これを参考にしよう。発音する振動板の位置を合わせるのが基本になるが、これが案外難しく迷ったりもする。最後の1mmの位置調整は”耳で聴いて合わせる!”と良く聞くが、それほどの耳でもないので先ずは物理的位置に拘る。

1xウーファの振動板中心は簡単に分かり、テーパーコーンの中心位置を出してウーファ箱の上部へケガキ線を入れる。

01問題はドライバで、外側からでは振動板の位置が分からないので解体しダイアフラムの中心を測定し、ドライバのフレームにケガキ線を入れる。

3ここまで準備できたら位置合わせになるが、フツーにやればドライバのホーン部分が前にせり出しアンバランスなデザインになってしまい、不安感が漂う。そこでλ=c/hlの計算式から1波長分後に下げる方式にした。ところがホーンを立てていたことも禍して、音の拡散にウーファ箱天板が干渉してしまい断念した。ならばアンバランスなホーンを前に出す方式に挑戦し、同時のホーンを本来の横置きにした。見た目はアンバランスだが一番確実な方式で安心感がある。画像はスピーカ位置調整中のオーナーkuraiman社長氏で、コンコン叩きながらの微調整はさすが橋梁建築の専門家です。

4アンバランス=不細工対策で名工ミルトさんが乗り出す。その場で即興設計(jazz)してしまうのがミルトさんの実力で、ホーンを支える架台をあっと言う間に作ってしまった。続いてミルトさんの新兵器レーザ水準器で、これこそ1mm単位で芯出しが出来た。前後関係は1mm単位の自信はないが、まあ何とか調整出来た。架台の塗装はあんぷおやじの担当で次回塗るが、赤が良いと過激な発言が多い。パーカショニストのnakaさんが調整担当で、蜂蜜スプーンの優しい調整、音の激変に嬉々としていたのが一番音の分かる小学生弟子t-mon君とボランティア参加の住職。たかがスピーカの設置と思われがちだが、ガボール・ザボのギターが左隅へ移動しキャンバス全体に音が飛び始め、スピーカ位置合わせの重要性を再認識した。

|

2017年12月 9日 (土)

振動力学 水晶粒防振トロイダル出力トランス編1

Dpドリプラのバイキングレストラン、ジョーズ支配人sakai氏は長年の友人で、バイキングは元を取れないから余り好きではないが、友人に会いに定期的に出かける。sakai氏は開口一番”本日はグローバルですよ!”なるほど中国のお客さんが大勢居るし、後からは台湾のお客さんが大挙してやってきた。そのドリプラ前の清水港は自慢の港で、ヨットハーバーもありミニモナコみたいな所で、且つモナコにも無いような無骨な工場も見える。親戚のjazzドラマーは同年代で”チョロチョロ散歩したって意味ないや!”と先日言われたばかりだが、食事後は恒例の行事でウータフロントを散歩する。ほーら3文の徳で、珍しいカモメの整列を見ることが出来た。

Tr1余りの重さに長らく躊躇していたが、遂に重い腰を上げた。材料はΦ450mmのトロイダルコアにポリウレタン線Φ0.3mm、ホームセンターで購入した園児用色紙帳、他にはテープと水晶粒となる。この色紙がポイントで圧電効果の素材に木材とあるから、木材->パルプ->紙も圧電効果を引き継いでるはずと勝手に決めて使う。トランスで良く使うマイラーやポリプロピレン等のフィルムには圧電効果が無いから使わない。
Tr2最初の作業がトロイダルコアを水晶粒で巻きつける作業になる。色紙を360度/36=10度の36分割にして巻きつけるが、内側と外側では径が違うため、丁寧に設計して無理なく巻きつけるようにする。一節巻いては水晶粒を充填し、色紙を10mmほどオーバーラップさせながら次の節に進む。出来るだけテープ類を使わず色紙だけにするのが防振構造上の肝となる。
Tr3水晶粒を巻き始めて直ぐに問題続出であります。水晶粒防振効果を高める為の薄い色紙では、型崩れが起きてしまい形状が定まらず、且つ立てて水晶粒を充填する為底に回った時完全に自重で潰れて水晶粒が噴出してしまった...思案。

|

2017年12月 7日 (木)

利得力学 フォノイコライザのriaa曲線

Spaconxx我が耳を疑う事件が起きた。日の丸スパコンのベンチャー企業社長が、4億円詐欺で逮捕されたのだ。冷却液を使ったcpu直接冷却は凄いアイディアで、感心して眺めていた。今回の詐欺事件の舞台である、新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDOネドー)はベンチャー企業にとって憧れの資金源で、そこに辿り着くまでの事前審査で落とされ敷居が高い。我らも超発電機構でNEDOから助成金をもらおうとも考えたが、研究チームの中でプレゼンに優れたメンバーが居ないこと、超新規過ぎて理解され難いこと、政治力が皆無であること等で、はなかっから諦めて自力開発している。ベンチャー企業の最大の弱点は資金力に乏しいこと、マネージメント(金勘定)より開発を優先にしてしまうことで、経営は立ち行かなくなる。水晶粒防振構造も直接水晶粒を電子部品に接触させて振動を抑えるところでは、考え方がちょっと近い。さて本日のテーマ、利得力学のフォノイコライザriaa曲線も事件?となり面白かった。

1無帰還cr型フォノイコライザしか作らないから、回路は極めて簡単で誰でも出来る。そうだ!佐久間さんのcr型イコライザ回路をLTspiceでシュミレーションしてriaa曲線がどうなっているか調べてみよう。回路図は佐久間さんの直熱管アンプ放浪記から抜粋した。
2その結果はこの通り。riaa曲線は低域上昇のみで、高域減衰が無い。間違いかと思い何度もシュミレーションしたが変わらなかった。赤丸印のようにロールオフの始まる2khzから20khzまでフラットな特性で、高域は減衰しないからうるさいはずだが?佐久間式は低域イコライジングの高域ノンイコライジングの独特な方式で、意図的にやっている佐久間流儀と思う。
3_2そこで一般的無帰還cr型フォノイコライザと、佐久間さんのcr型フォノイコライザを同時にシュミレーションして、その差を見るコトにした。
4その結果がこれ、赤丸印の佐久間さんに対して一般的が青丸印でriaaカーブに則っている。LTspiceの問題かと少し疑念を抱いたが、シュミレーションは正しかった。riaa規格では、低域上昇をターンオーバーとし、その周波数を500hzとする。高域減衰はロールオフとし、10khz/-13.7dbとする。
。。
5続いて興味津々の佐久間式可変インダクタについてもシュミレーションしてみた。抵抗に比べてこの可変インダクタや固定インダクタはクセモノで、周波数によってインピーダンスが変わるから、実にややっこしい挙動をする。
6こちらの回路図も佐久間さんの直熱管アンプ放浪記から抜粋した。
。。
7
可変インダクタを使えば高域は減衰するがロールオフ周波数は大幅にズレてしまい、且つ低域は1khzで既に20dbもあり10hzまでフラットで、riaa曲線には程遠いがこれも佐久間流儀と思う。
Cpさて我が無帰還cr型フォノイコライザはカウンターポイントsa3.1のデッドコピーで、銅コンデンサを使うために時定数のみを変えている。赤丸印がイコライザ素子で標準的回路。jazzオーディオに関して無改造で比較したならば、未だにカウンターポイントsa3.1がno1のプリアンプと思っている。
Cpriaax1 これが比較回路で、上がカウンターポイントsa3.1、下が一般的回路。
Cpriaax2一般的cr型イコライザと、カウンターポイント型crイコライザのシュミレーション比較では、曲線の精度の僅かな違いだから全く問題なく、どっちを使ってもよろしい。ベストを尽くすならジャンセンの銅コンデンサ値を基準にして抵抗を算出し、また抵抗は銅マンガニン線が手巻き出来る程度の値とする。佐久間式を参考に、何としても音の悪い抵抗を止めて銅線巻きのインダクタンスにしようと何度もシュミレーションしたが、中々riaa曲線の精度が出ないので安定したcr型でいくことにした。LTspiceはモデリングの精度で結果は変わってしまうが、イコライザ素子のようなパッシブではモデリングの影響は少なく精度の良いシュミレーション結果が出る。LTspiceは実用的に使え且つ簡単だから、jazzオーディオの皆さんにお勧めです。
Xeon12月8日追記:
もう20年以上も前になるが、無限に増殖出来るインテルマルチプロセッサと3次元立体メモリをロボットベンチャー時代に超高速演算装置として構想していた(この母体のテクノロジーは更に10年遡り、日立の研究所で学んだ)が、現在のスパコンは似たり寄ったりの構成で、しかもインテルチップのXeon Phi(ジーオン ファイ)が使われているなんて、スパコンが異次元には思えなくなった。現在はターンテーブル制御用のプロセッサが必要な位で、高性能なcpuには無縁になったが、案外時代なんか進化していないような気がして、jazzオーディオの方がよっぽど難しいし、お金にならないから事件も起きないし、こんな人生も捨てたもんじゃあない。

|

2017年12月 5日 (火)

利得力学 直熱真空管アンプの利得(ゲイン)配分1

Sakux先日七五三で焼津神社へ出向いた。12月にしてはあまりの天気の良さにたまげて境内を歩いていると、桜が紅葉して一面に落葉していた。美しいと感心もするが、落葉は洛陽でモノ悲しさにも繋がり、先日の支払いを思い出した。amp工房は個人会社で何も肩書き(株、有)は付かないが、一部上場の企業は直接契約してくれて、しかも支払いは全て現金だった。今回は町工場の支払いで、大した金額でもないのに約手だった。この意味は分かる人には分かるでしょうが、景気が良くなったのは目立つ一部上場の話であって、巷の零細企業は必死に努力しても利得は低くて一向に良くなる気配も無く、強者と弱者の格差の利得ばかりが大きくなっていくような気がする。

Cx301利得(gain)の低いオール直熱管アンプにするにはどうしたら良いだろうか?こうゆう時にLTspiceが役に立ち直熱管と傍熱管でシュミレーションしてみた。オール直熱管の回路構成はcx301が2段でcx345出力段の合計3段となる。cr結合はLTspiceモデルの確度が高いための便宜上で、実際はトランス結合となる。
Cx301fこのアンプの周波数特性がこれ。gainは17dbで低域は20hzから。
6sl7傍熱管ならば6sl7又は6sn7、更には大量に在庫している2c52で音の芯のしっかりさから2c52になる。傍熱管と直熱管の回路構成は6sl7がパラ接続でcx345出力段の合計2段となる。
6sl7fこのアンプの周波数特性がこれ。gainは18dbで低域は20hzから。よって性能は似たり寄ったり。
2c52cr結合がトランス結合になるからオール直熱管3段アンプは出力トランスまで入れて4個、傍熱管と直熱管2段アンプは出力トランスまで入れて3個、答えは簡単でトロイダルトランスΦ300mmは少ない方が楽だから傍熱管と直熱管2段アンプとなる。とまあフツーの考えならばこうなるが、どうせ最後のjazzオーディオシステムだから、古典直熱3極管に拘り根本からゲイン配分を見直してみよう。

|

2017年12月 3日 (日)

エディ・ジョーンズイズムと水晶粒防振高剛性スピーカ箱

Rugxエディ・ジョーンズさんの印象に残った3つ言葉。
1 オールブラックスのモノマネは意味が無い。
2 秩序と混沌。
3 実現不可能と思える目標設定。
言うは易く行うは難しで、実績が伴って始めてその言葉は重みを持ち、どんな哲学書よりも意味深く思える。世界最強のニュージーランドラグビーチーム、オールブラックスのようなメンバーが居なければ、方法論を真似しても意味が無い。秩序は論理的で混沌は非論理的、正にjazzオーディオは秩序と混沌の世界と言える。共鳴した3つの言葉は大いなる勇気を与えてくれて、結果はともあれ似たようなイズムでやってきたコトに間違いはなかった。

Cello 1990年代初頭のあんぷおやじのaltec416-8aダブルウーファシステムは、米松合板のjbl4550bkをオリジナルのまま使っていた。この時代はまことしやかに真空管アンプで箱を上手く鳴らす、とされていた。その軟弱な米松合板の箱をcelloのパフォーマンスで鳴らしたから、さあ大変!バスレフにして内圧を逃がしたり塞いだり、挙句オーディオショップの勧めでラスクの600mmx300mmを片側10枚も入れるハメになった。

Kino2010年に割烹わかすぎの若旦那の所に木下モニターが入った。パワーアンプは同じcelloのパフォーマンス、高剛性の箱はビクともせずブルンブルンと鳴り、これだ!と気が付いた。当たり前の話だが、jbl4550bkの時代は駆動できない真空管アンプで、箱に寄り添うように鳴るのが正解だった。以来如何にして高剛性を確保するか!とjbl4550bkに水晶粒防振構造を導入して成果を上げたが、秩序と混沌から、515bをjbl4550bkに入れる混沌をやったから収拾はつかない。
Scan振動力学のScan-Speak 15W/8530K00システム再構築では、ユニットの特性を良く調べ、手計算以外に密閉箱計算ソフトも使い箱の容積を算出し、秩序で水晶粒防振高剛性スピーカ箱としたから特性的にも音色的にもベストが出た。現在アンプ系の作り直しの思案で停止中だが、パーカショニストのnakaさんから盛んに”勿体ない!”を言われて、重い腰を上げている最中。
Kuraix写真撮影:kuraiman社長氏
Scan-Speak 15W/8530K00水晶粒防振高剛性スピーカ箱の成功に信念を持って、kuraiman社長氏のaltec ヴァレンシア 416-8a ウーファ箱水晶粒防振構造化したが、同時にマルチアンプシステムを導入したため、満足な音が出るまでに1年も掛かってしまった。これがオールブラックスのモノマネは意味が無いに同義で、唯一無二のスピーカシステムとなった。最後の実現不可能と思える目標設定は、ロボットベンチャー時代からの信念でjazzオーディオになった現在も目標は同じ。付け加えるならば、コンピュータ時代は踊らされず不動の人間の方が面白い!

|

2017年12月 1日 (金)

振動力学 mcトランス編

Sakumaxxxサインを見ると2005年にコンコルドを訪問しており、その時はオーディオ仲間のf氏と金髪美女も一緒だった。音について、当時の判断能力では正確性に欠けるので控えます。静岡藁科の山奥、山水園さんのお茶と茶器を持参して伺っており、早速お湯を頂き冷まして50度くらいで凄みが出る山水園茶を、佐久間さんと奥方に入れてさし上げた。

Sakumaxxあれから12年が過ぎて回路を見れば音の良し悪しが判断つくようになり、佐久間式は音が良いに決まっている。著書には書いていないが、段間の結合はトランスだから銅線に電気が流れることになり音質はベスト、ニクロム線の抵抗と銅線では銅線の圧勝で、トランス結合の最大のメリットなのだ。赤丸印の150Ωボリュームは巻き線抵抗があり、ここも有利となる。
27xx問題は青丸印のインターステージトランスstu-001で150Ω:100kΩはgainを28db(26倍)も持っている。画像のtks-27も同様でインピーダンス100kΩなんて、この小さなコアに巻くとすれば神業になる。仮に50hz時のインピーダンスとすれば、150Ωで1h、100kΩで300hにもなり、微細な線を一体何ターン巻けば良いのだろうか。同時に微細な銅線では振動にも弱いし、抵抗成分は大きくなるし、ストレーキャップも増えて、ここでクセが付いてしまうからトランス結合を嫌う御仁も多い。
Tt2さてこれらを参考にmcトランスを考えてみよう。mcトランスΦ300mmにして巻く銅線をΦ0.2mmとした場合、トロイダルコアの断面は30mmx60mmとなり、次の計算式になる。240x3.14=754、754/0.246=3065t、70x2+40x2=220mm/1t、220mmx3065t=803m、(803m/1000m)x607=490Ωと出る。これで1次側150ターンとして2次側2800ターンとすれば、gain=2800/150=18,7(25db)で、まあ普通のmcトランスとなる。
Tt1モノラルのmcトランスの外観はこのようになり、mdfの400mmx400mm高さ150mmの箱に収め水晶粒を充填する。この箱が2個でステレオになる。電磁、磁気シールドを施すからmdfの内側には銅板と鉄板を張る。上記の2次側は3000ターンくらいは巻けるが、1次2次の物理的ギャップは大きく取りストレーキャップは極限まで下げる。mcトランスの検討が終わり全てのトランスが見えてきた。mcトランス、段間トランス、出力トランス、電源トランス、合計4種類のトランスで、毎日々トランスを巻く日々が待っている。

|

2017年11月29日 (水)

妄想力学 純銅3極直熱真空管を作る編 了

Defoインターネットの威力で情報は氾濫しているが、毎度ながら肝心な情報は中々出てこない。真空管の真空度はどのくらい必要か?この程度の情報ですら出てこないが、まあ今時は真空管なんか作る訳がないから仕方がない。真空管は高真空度の領域を必要としており、10-6剰pa(パスカル、昔はtorrトールだったがやたらと単位は変わる)程度になる。このような高真空度にするには高価な真空ポンプが必要で、大雑把な投資の根拠に真空度のレベルがある。

Fhxさて真空技術は30年前の真空プラントに携わっていた時代に遡り、門前の真空小僧になっていた。その後宇宙産業が発達して真空関連技術は飛躍的に向上しているから、それを利用しない手はない。画像は真空用のハーメチックシール端子で、プレート、グリッド、フィラメントと4本のofc純銅端子を作る。ここでは真空シールの方法を研究すれば良い。

Vcmxx 続いてが真空パッキンで、なんと1.3x10-10剰paと超高真空に耐えられる。

Flgx_2次が真空フランジで、この溝に真空パッキンを入れて真空度を確保し、更に信越化学の超高真空用シリコンを使い真空度の確保を万全にする。勿論こうゆうステンレス部品を使う訳ではなく、真空技術を使う。要するに真空管が機構部品で全部出来てしまい、真空管の概念が大幅に変わりロボットみたいになってしまう。そうなりゃあ、あんぷおやじ流儀の独壇場で任せて!となる。

Vtxxxそこで内部構造を描いてみた。純銅3極直熱真空管の構成は中央太陽のフィラメントから、銅を多く含んだ抵抗線を使い2a3シングルプレートのように何本も張るが線径は0.3mmくらいとして、2a3シングルプレートのような断線事故は皆無とする。さらに平行張りで特性を揃える。中央の水星グリッドは円形にグルグル巻きで、ofc純銅線の0.5mm程度を使う。外周の地球プレートはofc純銅無垢素材からマシニング加工して、ハーメチックシール端子用真空フランジ面や真空ポンプ排気穴を作る。厚さは10mm程度を考えて、プレートは大気中に出して?フィラメントとグリッドとプレートの内側だけを真空にする。またその内部は水晶粒の球体微細目を充填させ、振動に耐えられるようにする。プレートの外側が大気中で成り立つか?水晶球に含む気体の含有量は?電子の移動に水晶球はどう作用するか?しかしかなり妖しく怪しげで、やってみなければ分からないコトだらけ。

Ofc仮に出来たとすれば画像のようなofc純銅円筒になり、外側がプレートだからプレート端子はハーメチックシールの必要が無く、この外周に水晶粒で防振構造と絶縁構造を実現する。出来なきゃあ全部をofc純銅の真空筒に入れて、プレート端子もハーメチックシールにするだけのコト。せっかくの宇宙産業の発達で、従来の古典管テクノロジーで真空管を作る必要はない。真空度のメンテナンスは真空ポンプで再排気するば良いし、大電流を流して破壊したら、真空フランジを外して中身の修理をすれば良い。純銅3極直熱真空管の妄想は妄想を呼んで尽きないが、これにて了とします。

|

2017年11月28日 (火)

妄想力学 純銅3極直熱真空管を作る編

15024xなんでトランジスタアンプに見切りを付けたのか?画像の如く最高の素材でトランジスタを作り、意気揚々と鳴らしたが、とてもじゃあないがトム・コランジェロに勝てなかった。まあ腕の悪いこともさることながら、シリコントランジスタ=半金属であり鉄より音は悪いと踏んだ。更にである、ampex200や300の真空管アンプで録音したjazzは図太い音がして、1950年代60年代の大切なjazz遺産を残したが、1960年代後半からトランジスタアンプに切り替わってjazzの密度は薄れてしまった。よってトランジスタはある種重罪でもあるが、バレない内にjazzそのものが衰退してしまった。その後トランジスタは大いにがんばって、トランジスタ自身と回路技術の進化で持ち直したが、時既に遅しで今日に至っている。

450なんでも作ったろ!主義は残すところ純銅3極直熱真空管のみとなり、可能性を探っている。真空管の復刻版が取りざたされており、それなりの企業も参加されているが温故知新で、どうやったら古典管と同じが出来るか苦心されている。これは勿体ない話で、1933年のwe300aなんか出来っこない。理由は単純で、化学分析してもその時代の空気までは分析出来ないから、似て非なるものになる。だから古典管マニアは復刻版には目もくれず、大枚投じて300aだの300bだの、やれ刻印だ!やれ前期だ!になってしまう。

450xx現代とゆう時代の空気で真空管を作るならば、そしてオーディオに特化するならば、純銅素材を多用して音の良い3極管を作るべきと思う。思うが、大体なんで音が良いのか悪いのかを真剣に考えていないから、純銅3極管の登場はあり得ない。ならば自分で作るしかない。ハーメチックシール端子技術は日立時代に絡んでおり、真空技術も学んだから残すところはガラス管技術のみで、これを排除すれば純銅3極直熱真空管の製作も俄然現実味を帯びてくる。

2真空管は光って熱くなるから暖かい音がするとか、電球代わりに煌々と点灯させインテリアで使いたい人にはスマンのだが、画像のようなofc純銅金属管になる。ガラス管対金属管はガラス管に軍配が上がり金属管の人気はイマイチ、振動対策をしない限りガラス管の自己振動吸収性の方が音が良い。ここで登場がロボット時代の仲間の精密加工屋さんのm氏で、先日日立金属のofc純銅99.995%材を渡し”加工できますか?”と相談すると”もっと柔らかいモノまで加工しているから、お安い御用!”と頼もしい返事を頂き、この計画は現実味なのだ。現時点で純銅フィラメント、まさか!!この電子を飛ばす音の根源を、如何に銅にするかが大いなる思案であります。また純銅3極直熱真空管の形状の基本は太陽系で、フィラメントは太陽で、グリッドは水星で、プレートは地球となる?想像力豊かなアナタなら分かると思いますが...

|

2017年11月27日 (月)

心配力学 jbl 2405 設置編

9LTspiceでjbl2405をシュミレーションする回路はチャネルフィルタ+cx345のパワーアンプと必要最小限の構成として、altecドライバ806への出力とした。この出力から横取りして、crネットワークとjbl2405へ接続する。虚々実々力学ながらも出来るだけ精度の良い、いや自分にとって好都合な結果を導き出そうとシュミレーションを繰り返す。実は自分にとっての好都合な結果が落とし穴で、ここは十分に認識して超便利さを扱おう。水晶粒防振構造化jbl2405と好都合なシュミレーション結果を携えて、kuraiman社長氏宅へ向かう。

1メンバーは名工ミルトさんとパーカショニストのnakaさんで、それぞれ作業分担をしてもらう。あんぷおやじ担当はチャンデバの定数変更で、ここもLTspiceによるシュミレーションによる好都合な結果を入れ込む。チャンデバを解体するとDuelund社の銅コンデンサが出てきてたまげ、そうか既に音色調整で最強の銅コンデンサにしていたのか。

3水晶粒防振構造化jbl2405の設置とカルダスケーブル配線の担当はミルトさんになる。前日水晶粒防振構造化したjbl2405を眺めて”設置は水晶粒座布団が良い”と言われていたので、100均の袋を持参した。その袋に水晶粒を充填してjbl2405を鎮座させる。角度方向はこの座布団をグリグリと水晶粒の塊を変形させながら行うから、実にアナログ的調整法でよろしい。

4altecドライバ806とjbl2405のレベル調整はパーカショニストのnakaさんの担当で、どうゆう調整方法になるか興味深かった。結果は蜂蜜をスプーンでかき混ぜるようなクリーミーな調整法で、nakaさんの優しさが見事に表現されて感動であった。心配の担当はオーナーのkuraiman社長氏で、この音を聴いて一番安堵されていた。

2_2こちらの画像は奇しくも1年前、2016年11月20日のもので、altec valenciaの416-8aを水晶粒防振構造化した世界に1台しかない革新で、ず~っと心配が続いていた。静岡のレイブラウン本山二郎さんの生ベースのように雑味感が無くうるさくないベースの再生は、巨大な416-8a箱を水晶粒で覆うしかない、と信念はしていた。が思うように豊なベースが出せず、もしかしたら理論的しくじりか?とも迷ったりしていたが、遂に来た~!

5 理論と水晶は正しく、形勢は一気に逆転で心配力学は吹き飛び、攻めに転じた。水晶粒は寄生振動によるニセモノ低音を消し去り、本来の低音だけを浮かび上がらせるためスパルタンになりがちで、従来の音色調整法では追いつかなかった。もう、お釈迦様の手のひらの悟空で自在に水晶粒防振構造化しaltec valenciaの416-8aを操ることが出来る。名将エディ・ジョーンズさんの名言のように「答えは無いが、進むべき道は確実にある」が思い出される。

|

2017年11月26日 (日)

振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編了

0上海駿河屋さんレポートで注目は凄まじいケーブル画像で、中国のハイエンダーも重症の伝線病患者なのだ。アンプ系が鈍ければケーブルの音質の差は僅かでしょうが、高感度であればケーブルによる音質の差は如実に現れる。1m5円のvsfも1m10万円のカルダスマルチストランドも差が無いや!と言われる御仁は、アンプ系を見直されたら如何だろうか。上海駿河屋さんのお陰で海外有名ブランドのケーブルテストの機会を得て、伝線病の重症患者になる前に水晶粒防振構造ケーブルをあみ出して完治した。完治はしたが、ぬかったコトに水晶粒防振の重症患者になってしまい、jazzオーディオは死ぬまで退院させてくれそうにない。

1チャンデバは2チャネルだからツイータはフィルターを使う必要が生じ、銅コンデンサとなり価格の安さからジャンセンとなる。ジャンセンの問題点はオイル入りと純銀リード線とアルミケースで、ここの改良をすれば高価なDuelund社の銅コンデンサを使わなくてすむ。とゆう訳でアルミケースをカッターナイフで切開する手術に入る。

2画像はアルミケースを切除した銅コンデンサの中身で、手術の際にドバドバと血ではなくてオイルが出る。カッターナイフで銅箔を傷つけたら一巻の終わりになるから、ここは名医の心境で慎重に作業を進める。

3銅コンデンサのエレメントだけになったら垂直に立てて一昼夜放置し、オイルを綺麗に抜き去る。こうすれば水晶粒防振構造化がやり易くなる。

4水晶粒は銅箔が薄いため細目をふるいに掛けて微細目を作る。それを熱収縮チューブにいれてソーセージ形状を作る。銅コンデンサエレメントのハンダ付けは熱量が多すぎてフツーのコテでは無理で、300wを使い短時間にハンダ付けする。ここで加熱時間が長くなると銅コンデンサエレメントをダメにする。

5ここまで準備できたら配線作業に掛かる。このような扱いの時に銅コンデンサが熱収縮チューブのソーセージであれば、傷を付けずに安心して作業が出来る。

6_2毎度ながら水晶粒充填作業のハイライトとなるが、ツイータのダイアフラム面は開放されているため、この周りは細目の水晶粒を充填し、上部は中目を充填する。

7_2水晶粒の充填が完了したら銅端子の付いた裏パネルを打ち込み、ネジ止めする。アッテネータはjbl2405ホーンの下に配置したから操作性はよろしい。これにて完成で、システム全体が仕上がってきた時、突如として防振効果が現れたまげる。

8進化するタイミングは何やら不都合が生じた時で、時代の変革と一緒に思う。今回はgaussの1502入手難で、もし容易に1502が手に入ればamp工房と同じ水晶粒防振構造となり、ここまでの徹した防振構造は生まれなかった。経験則上2405より1502の方が上で、しかし2405で1502を凌駕するにはどうしたら良いだろうか?の思案から派生した。でありますから豊かさは進化のタイミングを遅らせたり、進化のつけ入る隙を与えなかったりで、豊かさだけを追い求めていくと行く末は退化の時代が来る。原資豊でない貧乏jazzオーディオの諸君、今こそチャンス到来と精進しよう...了

|

2017年11月25日 (土)

振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編4

0x上海駿河屋さんから便りが届き、venus sound 中国本社の劉社長さん御一行さまが来春に来日するそうだ。併せて最新のオーディオ装置の写真も送られてきたが、さすが中国のエリート層とたまげてしまう。凄いオーディオ装置だが見ていく内に音は何となくイメージできてしまい、こっちのハイエンド道楽も捨てたもんじゃあない。良い音を聴かずして良い音の判断は出来ないし、美味いものを食わずして美味いものの判断は出来ない。水晶粒防振構造、純銅素材、電源密結合のjazzオーディオ3種の神器を実践してから、jazzオーディオの音の透明度向上とうるささが減少し、結果我ら駄耳族でも音質判断の能力向上があり、耳の良し悪しは経験則に支配されている。

1ここからが水晶粒防振構造作業の佳境で木工職人になる。先ずはjbl2405を丸ごと防振するツイータ本体防振筒を作る。Φ200mmの紙管を切断し、jbl2405取り付け前パネルと純銅端子の後パネルを円形に切り出す。

2前パネルをΦ200mmの紙管に押し込み、強度アップで接着した上にネジ止めする。接着剤が乾燥したら全体に布やすりを掛けて下地の仕上げをする。

3風は少々強いがさいわい天気がよろしいので、外に出て塗装職人になりツイータ本体防振筒の塗装をやる。

4_2jbl2405のフランジ面が直接前パネルに接触すると防振構造上よろしくないので、水晶粒防振リングを作り浮かせる。画像のように直径が大きいと防振リングの製作は然程難しくはない。

5_2水晶粒防振リングは画像のようにフランジ面に嵌め込む。防振リングはΦ10mmの熱収縮チューブを使ったが、もっと太い方が良いのだが前パネルからホーンを飛び出させる必要があり、やむ得ないサイズになった。

6組み立て作業になりjbl2405を前パネルへネジ止めするが、フランジ面のネジ穴がインチ(アメリカは未だに尺貫法)で使えず苦労する。rsのニクロム巻き線抵抗も操作性を重視して、この前パネルに付けた。

7ここまでくれば先が見えて安堵する。水晶粒防振構造は極限まで行われ、スピーカ端子からjbl2405ヴォイスコイルの銅箔リード線まで全て純銅化され、ツイータのスーパーチューニングは納得出来る仕上がりとなった。

Ryu2上海駿河屋さんレポートの次なる画像は、ハイエンドオーディオの装置もさることながら空間の大きさにたまげてしまう。多分に良い音が出るのは間違いない。良い音の手法と良いjazzオーディオの手法は根本から違い、どちらに目覚めるか、どちらに惹かれるかでオーディオの本質は随分と違う。ハイエンドオーディオ三昧もしたが、良いjazzオーディオは良いjazzとなり音楽で芸術でコルトレーンとなって、今日に至っている。音を取るか?音楽を取るか?ここが大いなる分かれ目ですぞ!

|

2017年11月24日 (金)

振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編3

Salvator_mundixx画像出展:wikipeia
「サルバトール・ムンディ」はダ・ヴィンチが1500年頃に描いた、青いローブをまとったイエス・キリストの肖像画とされている。1498年に最後の晩餐が完成したからその直後になるが、直後にしてはどうも違和感がある。画面向かって左の手の表現がスーパーリアリズムの如き緻密丹精さで、ダ・ヴィンチ絵画ではダントツに凄い。またキリストの持つ水晶玉は似合わないし、第一聖書には「水晶に似たガラスの海のようであった」とあり、オカルトチックな水晶玉を持つ記述は無い。余談だが、和訳のこの文章からは正確性は伝わってこない。じっさまはヘブライ語の原典を読んでいたから、ここでしか分からない。この謎めいた水晶玉は想像逞しくさせて、「サルバトール・ムンディ」から第2のダ・ヴィンチコードが出てくるやも知れない。

Sei参考までに、
水晶に関する聖書の記述の一説、ヨハネ黙示録から。

1真鍮にニッケルメッキされた端子は抜き去り、穴が残るのでmdfの円柱を作り穴へ打ち込む。そのmdfの中心へ穴を空けモガミのofcを通して接着する。銅箔とポリミイドのヴォイスコイルリード線をモガミのofc線へハンダ付けし、直接リード出しとする。

2ここからがゲージュツ的作業になり、細目の水晶粒をフルイに掛けて微細目水晶粒を作る。ダイアフラムの内側はイコライザで押さえるため、水晶粒のリング小を作る。画像の水晶粒防振リングは余り美しくないと見られがちだが、やれば分かるがこれだけ綺麗なリングにするには神業なのだ。

3ダイアフラムの外側はホーンで押さえるため、内側より大きい水晶粒のリング大を作る。画像のように水晶粒防振リングの大は実に美しく仕上がった。2台分で内側小2個、外側大2個の合計4個の水晶粒防振リングの製作に、作っては捨て、作っては捨てて精根尽き果てた。

4続いてイコライザの内部へ微細目水晶粒を充填する。このまんまでは水晶粒がこぼれてしまうため、表面に強度の十分にある粘着テープを貼る。

5次はイコライザを取り付ける真鍮ネジの貫通穴の空間に、微細目水晶粒を充填する。


6ここまでくればシメタもので片の力が抜ける。先ずはイコライザをネジ止めするが、水晶粒防振リング小がダイアフラム内側の中央に来るように配置する。

7イコライザが付いたらホーンの取り付けになり、水晶粒防振リング大をダイアフラム外側の中央に配置する。ホーンを取り付ける時の4本のネジの締め付けトルクは均等になるようにし、力の入れ過ぎで水晶粒防振リングを破壊しないように気をつける。

9組み立て完了後のjbl2405を横から見ると、本体とホーンの間にギャップが見られる。ここから水晶粒が進入してダイアフラムの外側とホーンの内側を防振する。このギャップが均等になるようにネジは締めてある。水晶は磁石に着かないところから全てが始まり、ダイアフラムの一部が剥き出しの開放構造で水晶粒の微塵がヴォイスコイルの磁気ギャップに入ったって、何ら影響は無い。

8組み立てが終わったらsg505オシレータに直接繋いで音出しをする。低い周波数でビビリが無ければ合格で、音色は本番で確認する。ここまで手の込んだツイータの防振構造は初めてで、振動力学上一段と進化した。但し余りにも大変で且つツイータをダメにする可能性もあるから、人様にはお勧め出来ない。今回は約束上kuraiman社長氏の分を改造したが、これで終わり。ツイータの透明度は上がり、喧々力学のうるささから一段と解放されることだろう。後は自分用のgauss1502を同様の水晶粒防振構造化するだけ。

|

2017年11月23日 (木)

振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編2

Vincix本物と認定されたから510億円もの大金で、ダ・ヴィンチ作のイエス・キリストの肖像画「サルバトール・ムンディ」は落札された。大体が何でキリストが水晶玉を持っているのか?真贋論争の時代からどうも違和感があり、ダ・ヴィンチの絵にしては見たいとゆう気持ちは涌いてこない。まず510億円もある身分ならば、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の前に別荘建て、毎日「最後の晩餐」を優先的に見れる権利を買い、続いてフィレンツェのウフィツィ美術館の前に別荘を建て、毎日「受胎告知」を見れる権利を買う。まあ、ダ・ヴィンチの作品は最後の晩餐がno1と思っているから、好き嫌いの範疇の話でもあり...失敬!

3好き嫌いの範疇の話でaltec党にになり、しかしjazzオーディオを成功させるには好き嫌いや見た目の印象に惑わされてはいけない。小さいツイータはおまけのグリコ的捉え方も多いが、38cmウーファと同等の身分なのだ。そうゆう観点からjbl2405に小宇宙を見ることができる。先ずはホーンを外し解体作業に掛かる。

4ダイアフラムの固定は外周がホーンの裏面で押さえ、内周はイコライザの裏面で押さえている。

5イコライザを外してダイアフラムを完全にフリーにする。この状態で銅箔とポリミイドのボイスコイルリード線を端子から外し、音の悪い真鍮端子は抜きさる。

6取り外したダイアフラムはノックピンのお陰で次にセットする時位置ズレはない。だがどの向きで外したかマーカーを入れておく。通常ツイータのダイアフラムは半球状なのだが、このタイプはテーパーリングの特異な形態をしており、ドームトップが存在しないから、水晶粒防振効果が出易い。

7xダイアフラムを取り外し磁気回路と本体フレームを観察し水晶粒防振構造を考える。黄色丸印はボイスコイルの溝で鉄粉などが入り込むとエライことになるから、セロテープを丹念に張り保護する。

8中央にイコライザ固定ネジ用の穴(赤丸印)があり若干の空間が確認できたから、この穴に水晶粒の細目を充填する。

9イコライザをひっくり返すと内側にも空間が十分にあり、ここにも水晶粒の細目を充填する。我がgaussの1502の水晶粒防振構造もここまで徹していないから、このプロジェクトが終了後改造をやらねばと思う。もうやることは無い!と何時も思うが、やがてやること満載に変化して、なんだいいつまで経っても終わらないじゃあないか~。

|

2017年11月22日 (水)

振動力学 jbl 2405 スーパーチューニング編1

Jbl2405altecで唯一の画龍点睛欠きはツイータの名品を作らなかったことだ!と言われがちだがそれは違う。シアター目的の巨大なスピーカシステムを、よもや家庭へ持ち込むなどあり得ん!と決めて、オーディオマニアの鬼行動にぬかったことだ。我らaltec党は仕方がないから、jblの2405を使う羽目になる。その後gaussの1502が最強のjazz用ツイータとなっていたが、これがタマ不足で中々入手できない。kuraiman社長氏と協議した結果、水晶粒防振構造が進化している現在オールドツイータならば大抵はokとゆうことで、jbl2405でいこうと決まった。

2405xx_2オ-クションのjbl2405の価格は乱高下で、オークションは避けてショップから上物を入手した。jblやaltecのオールドスピーカの解析データは殆ど無いが、一応jbl2405をはじめaltec等のLTspiceモデルは準備しておこうと思う。早速jbl2405のspiceモデルを作るが、測定を出来るだけやりQだけはとりあえず計算と想定で入れた。

2405xxLTspiceの便利は上記回路図のように2405ツイータ回路を2回路用意して、比較が簡単に出来ること。シュミレーションの結果、Lの有無は低い周波数帯に現れ入れておいた方がよろしいが、製品レベルでもないからコンデンサとアッテネータだけにした。

Filtコンデンサはジャンセンの銅コンデンサでアッテネータはrsのニクロム巻き線タイプとした。この部分は最低でも銅マンガニン線として抵抗値が決まったら固定抵抗としておく。ジャンセンの銅コンデンサは解体してオイルを抜き、水晶粒に直接接触させた防振構造とする。ジャンセンの銅コンデンサはDuelund社の銅コンデンサに比べてアルミ臭いとm+aさんに言われてからこの構造を思いつき、安いが最強の銅コンデンサとなった。

1かくして準備は整いjbl2405の解体いや破壊?作業に掛かる。ホーンの部分やイコライザはアルミで出来ているから具合は悪く、ここを他の金属で作り直して好結果を出しているようだが、その通りでここの防振構造は最重要課題となる。

2アルニコマグネットは絶対的安心感がありそれで使うが、水晶粒防振構造の結果フェライトでも問題ない。背面のjblプレートが剥がされた痕跡で、上物かどうか判断する。この2405は剥がされた痕跡は無いからオリジナルのまま。さて、真鍮にニッケルメッキしたスピーカ端子は音を悪くするから撤去してしまおう。たったこれだけのjbl2405ツイータに小宇宙を見るほど水晶粒防振構造化の要素を秘め、これは面白くなりそうだ...

|

2017年11月21日 (火)

虚々実々力学 LTspice R言語のソースファイル変更

Garoamgに7g-tronic(前進7段、後進2段)が搭載されていたが、次男坊から”余分なことはしないように!”と釘を刺されており、単純にオートマ運転をしていた。それがclk63amgに乗りだしてから7g-tronicを褒めるものだから、密かに試そうと思っていた。家の上司から”温泉の神様が...”と出たから、すかさず”ようがす”と駒ヶ根のこまくさの湯に出向いた。身延へ入る連続コーナーで初めて7g-tronicを試してみた。走行速度から最適回転数を選んでシフトダウンするからオーバーレブも無く早い。3,4,5をアップダウンしながら高速でタイトコーナーを抜けて、昼には駒ヶ根高原の喫茶店ガロへ到着した。ここのソースカツ丼は全国区で、ウークディのランチタイムでも大いに混雑して待たされることも多い。

Naka_2ソースカツ丼ではなくソースファイルのお話でして...
リニアテクノロジー社のデヴァイスは量産品へ良く使っていたので、LTspiceをタダで頂いたコトへの義理は果たしている。一方でAyumi's Lab.さんからspiceモデル製作のノウハウをタダで頂いたコトへの義理は果たせないから、氏の著書を購入した。内容はtina7シュミレータと真空管アンプの回路で、教材及び入門編として最適に思う。

R3さてLTspice用の古典管モデルのデータジェネレートはR言語で記述されており、ソースファイルも公開されているから自分用のLTspice用の古典管モデラーを作ることができる。現在のソースファイルは多岐に渡って満遍なくで、これを数種類の古典管に特化すればよろしい。先ずはタイトル変更と^を**に書き換えた。オブジェクトをもらってもあんまり意味は無いが、ソースファイルは重要でソースファイルを公開するとゆうコトは、ノウハウ契約にも値して対価は跳ね上がる。

345clcx早速cx345を再コンパイルしてみる。R言語の起動で「source”Rsample\\pctube.r”」の最新を読み込ませれば良い。

.

.

345rx最新でcx345の特性をデータベース化したものがこれ。ご覧のように特性表からプロットしたものに近似でok。演算式をいじった訳ではないから以前のエントリーに同じ。

301rx_2所がcx301aでは相変わらず特性表からプロットしたものとずれている。あんぷおやじ流儀で使う古典管は3極直熱管の限定で、01a、12a、26、71a、45,50、稀に10くらいだからこれに限定した演算式ができればよろしい。プロットのずれの原因はプレート電流の特性表からのデータの採取誤差とは思えず、何か?を特定したい。このcx301の中間結果などタイプしながらソースファイルを変更して、古典管特化データジェネレータとする。とゆうことで、ソースファイルの重要性を認識してもらえたと思うが。

|

2017年11月19日 (日)

分離力学 トランス結合古典管絶縁増幅器

Bay_bridge 画像出展:wikipedia
ルート101でサンフランシスコへ入り、サンフランシスコベイブリッジを渡ってオークランド側へ向かう。画像は1989年10月のサンフランシスコ大地震でベイブリッジは没落し、分離されてしまった。実は9月まではサンフランシスコに滞在していてたが、出張期限で難を逃れた。オークランド側にはucバークレー大学があり、jazzで有名なボストンのバークリー音楽院と大勘違いして恥をかいた。日本語では1文字の違いなのに...シリコンバレー近郊の大学からはコンピュータ黎明期に様々な革命が自発的に起き、spice(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)シュミレーションテクノロジーもこのucバークレー大学で誕生した。参考までに英語表記(University of California, Berkeley,Berklee College of Music)

CdそのLTspiceは大活躍中で、画像はkuraiman社長氏のチャンネルデバイダのシュミレーションになり、600hzでクロスさせているサマが良く分かる。これを測定器でやるとなると結構面倒だし、現有の山のような測定器でも未だ足りなくなる。周波数をスイープさせるにはLTspiceは実に便利なのだ。音は見えないが、計算上の大きなミスとか勘違いはこれで発見されるから、大いに役立つ。

Tt21人夜勤は誰にも指示されている訳ではないのでストレスゼロ、よって不眠不休でLTspiceを操りトランス結合古典管回路の開発をしている。夕方何時ものように遅い出勤をすると、ミルトさんがコーヒーを飲みにみえていた。そこでトロイダルトランスの密談をヒソヒソと始める。トロイダルトランスのspiceモデルは下記の通り。
.SUBCKT IST14 P B S1 S0
* Primary inductance (22ohm 10.0H)
L1 P 1 10.0
* Iron loss
RI P 1 400k
* Primary DC resistance
R1 1 B 22.0
* Primary stray capacitance
CP P B 30.0p
* Secondary inductance (86ohm 40.0H)
L2 S1 2 40.0
* Secondary DC resistance
R2 2 S0 86.0
* Secondary stray capacitance
CS S1 S0 30.0p
* coupling factor
K L1 L2 0.9999
.ENDS
と簡単でCPとCSを限りなくゼロに近づければあんぷおやじ流儀のトランスが出来る。黄色丸印のギャップ距離をできるだけ大きく取り結合容量を最小にする。

Tt4Φ300mmで検討中であるがこのギャップが十分に取れないときはΦ350mmでもΦ450mmでも構わない。要するに制限を外すだけで革新を起こそうとしているから、技術論でもない。電源トランスも同様で、画像の黄色丸印のように電圧ごとに巻き線ギャップを十分に大きく取り、ストレーキャップを無くす。さて中々発注できないのは、mcトランスも、結合トランスも、出力トランスも、電源トランスも、同じコアサイズになるように検討しているかで、時間は掛かる。ミルトさんにも参画してもらって、この巨大なトロイダルコアを50個くらいは発注する予定でいる。
”古典管アンプはさあ~、巨大な平べったいアンプケースになるよ”
”トランス類の重ねはまずいので平面にベタベタ置くのね”
”モノラルアンプが基本だからアンプ数は相当多くなるし”
”あのー、床が...”
”確かに重たいが最後だからこれでいきましょう!”
”世に知らしめたら?”
”いや~、単純だが奇想天外すぎて商品ベースには乗らないから、普及のしようが無いと思うよ”

Ampx_2 本業のデジタルサーボアンプの電源はac100v~400vで、dc電圧にすると最大800vの耐圧が各部必要になりipmモジュールは1200vになる。こんな高圧にマンマシンインターフェースで触れることはまかりならんので、絶縁分離が基本となる。でありますからアイソレーションアンプに必然的になる。とゆう訳でトランス結合古典管回路は絶縁分離アンプが正解なのだ。わざわざ絶縁結合トランスを使いながらgndラインを共通にするのは勿体ない。所が従来の小さなコアにグルグル巻きしたトランスでは静電容量体になってしまい、分離絶縁の体を成さないから実現できなかった。最後の切り札がトランス結合古典管回路絶縁アンプで、喧々囂々力学への解決法になる。
余りにも前衛で理解し難いでしょうが、これ以上のアイディアは...もう無い!

|

2017年11月17日 (金)

虚々実々力学 LTspiceのモデリング

Ansys2画像出展:ansys
ロボットアームの解析にansysの有限要素解析法を導入したのが1990年代初めで、当時はパソコンはそこまで高性能でないからhpのワークステーションとソフト合わせて千万単位でお代は掛かった。しかし金型を作らずして強度不足や共振点探査など目を見張るものがあった。それから10年以上が過ぎてモータ先輩の会社、モータの磁場解析に同様に有限要素解析法が導入されて、ブラシレスdcモータの設計も随分楽になった。それから10年以上が経ちLTspiceはタダになって我々の前に姿を現した。

301basexLTspiceのシュミレータで最大の問題点は古典管とトロイダルトランスのspiceモデル製作で、Ayumi's Lab.さんからお借りしても限界がある。そこで指示通りの手法でspiceモデルを作ることにした。spiceモデリングの手順は、先ずカニンガムcx-301a古典管のプレート特性から数値を読み取る。ここが誤差の要因でもあるが、1925年頃の骨董古典管では論は無用。拡大コピーした特性表にマーカーを入れてeg,ep、ipを読み取る。
301csvxこれをエクセルに書き込む。各egに対して5ポイントくらいプロットしていく。
Rxx次もソフトウエアになるが、統計やグラフィクスのためのR言語のダウンロードです。勿論フリーウェア、spiceモデリングはR言語の関数を使っているため、必需品となる。筑波大の日本語的ヴァージョンはアクセス出来ないため、cran.r-projectから英語ヴァージョンをダウンロードした。
Cx301clcxR言語を起動して指示通りの古典管モデル文字列を入力する。最初のおまじない(関数のソースコードでモディファイ可能)「source("Rsample\\pctube.r")」の入力、続いて本文字列「Ip.cal("Rsample\\cx301.csv", "cx301",Cgp=8.1e-12, Cgk=3.1e-12, Cpk=2.2e-12)」を入力する。cx301.csvがエクセルで作った特性表、Cgp、Cgk、 Cpkは入力静電容量で、cx301の特性表から採取する。
301rx何ら苦労無しに特性表がデータベース化されてたまげた。plotが結構外れているので、データの採取から見直してみる。この程度のデータであれば1日に10種も20種も出来るから、必要に迫られたらやれば良い。しかし古典管の3極管の直熱管の限定で、01a、12a、26、71a、45,50、稀に10くらいだから瞬間に終わってしまう。
Modelxx 続いてLTspice古典管モデルデータへのコンバートだが、^を**にするだけで完了する。柿の葉の紅葉のように真っ赤になりながらウンウンして、古典管のLTspiceモデリングは相当気合が入っていたが、マニュアルと首っ引きの1日であっけなく終わってしまい拍子抜けしたが、いやー、良く出来ている。千万単位の有限要素解析類似がタダで素晴らしい!と喜んじゃあいられない。何かを得れば何かを失うが世の習いのエネルギー保存の法則で、心して掛かろう。

|

«虚々実々力学 LTspiceとトランス結合古典管回路