2021年1月22日 (金)

振動力学 フィボクリスタル防振スーパーターンテーブルの夢を食う1

2101220ダ・ヴィンチから、い~やamp工房ミルト研究分室から手稿が送られてきた。近頃はcadやパソコンの図形処理でやたらと綺麗なドキュメントが幅を利かす時代だが、綺麗さと内容は全く関係ない。手稿でダ・ヴィンチくらいの内容と綺麗さで描けたならば、それが本物とゆうモノ。こっちは画家のなりそこないだが全く下手だし、名工ミルトさんも上手くはないが、意気込みだけはダ・ヴィンチに負けないようにがんばろう。先日の密談の後、直ぐに実験に取り掛かってレポートを提出してくれた。レコードが発明されて100年以上が経ち、ここで一度全部破壊してしまい、ゼロからの構築にフィボクリスタルスーパーターンテーブルの夢を食うの巻きです。

2101222x事件は起きた...RLP 12-291 Everybody Digs Bill Evans、Bill Evans, piano; Sam Jones, bass、Philly Joe Jones, drums、NYC, December 15, 1958、 エヴァンス最高の曲「Peace Piece」リーブス・スタジオ録音のオリジナル盤が画像のフィボクリスタルcdに負けた時に遡る。リバーサイドの録音はボブ・ワインストックのプレステッジやアルフレッドのブルーノートのようなエゲツナイ音ではなくて品の良い音だから、a810のテープでリマスタしても結構良い音がする。

2101224ですからフィボクリスタル防振スーパーターンテーブルを構想した時、上画像と同じをイメージした訳です。その話をした次の日、ミルトさんからフィボクリスタルレコードを作りました、と驚きの連絡があった。これが世界初のフィボクリシタル防振レコードの勇姿です。

2101221その結果「5mmほどたわみますが...」とも添えられていた。

2101223そこでたわみ防止で且つ防振の構造を考えた。水晶粒を入れた紙管をメタルブッシュの軸受けで回転させ、全体は無理だから局部的に支えと防振を行う。以前考えた全体を滑らす方式は余りにも摺動抵抗が大き過ぎで解決を見なかった。今回は水晶粒防振ローラとして回転させるからその問題は無い。またdd駆動モータも3相誘導電動機の2.2kwと旋盤を回すぐらいパワフルだから、回転ローラをベタベタ付けても何ら問題ない。

2101226これで下側からのリニアトラッキングも問題なく出来る。現在と同じようにフィボクリスタルレコード用防振スタビライザとして作るもの、最高傑作はレキシントン盤に直接フィボクリスタルを充填して激しく犠牲の伴うもの、この2種類となる。

2101225ん?だが待てよ。
この防振構造が考え出せるならば、通常のリニアトラッキングでも問題ないはずだ...しかしこの程度かい、たいしたこたあない。もっと破壊して創造しろ、もっと出せアイディア!

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2021年1月20日 (水)

失敗学 ofc純銅トロイダル電源トランスの奇妙な動作

2101201休日の夕方、名工ミルトさんが「秋野不矩美術館へ行ってきました~」とみえる。そこでGabor Szabo Dreams 「Fire Dance」 を聴いてもらい、水晶のターゲッツトに耳を合わせて分厚くなったgm70管の音を確認してもらう。更にペレスさんの火祭りの踊りからアンセルメの3角帽子と次々に聴いてもらい、年代における録音の問題点を議論した。最後にGabor Szabo Dreams 「Fire Dance」 から閃いたターンテーブル新システムの説明をする。

2101206帰られた直後、Gabor Szabo Dreams 「Fire Dance」の音がスーッと消えていき、gm70管パワーアンプがこと切れた。実は以前から負バイアス回路の抵抗をやめようとgz37管の電圧を調整するたびに、短絡のような状態が発生して、この奇妙な現象が全く分からなかった。gz37管のマイナス電源の回路が悪い?と何度も何種類も回路の実験をしても、初期回路以外はダメだった。不可解が出る度に、チョロイ理屈は吹き飛んでしまう。

2101202そこでgm70管の配線を外し通電するも短絡状態で、こうなれば面倒だがofc純銅トロイダル電源トランスしかありません。水晶粒からトランスを掘り起こし、テストベンチへ掛けると、1次側にモロに短絡電流が流れた。

2101203完全解体しか方法がないので巻き線を解き始める。意外にも簡単に短絡現場が現れた。絶縁テープが焼け焦げ、積層された巻き線間の短絡であった。cx350管からgm70管に変り、更にダイオード整流からgz37管に変り、その都度巻き線を増やしていったから仕方がない事故だ。

2101204更に解体を続けると原因がはっきり見えた。ofc純銅線の接続部をガンコにしてありそのコブが水晶粒の圧力で絶縁テープを突き破り、一番重要はセンタータップ整流で460vx2と両端ではピークで1000vを超える電圧が加わり、その結果じわじわと短絡へ向かったと判断がついた。

2101205丁度正式にofc純銅トロイダル電源トランスを作る時期で、巻き直すことにした。ofc純銅ポリウレタン線の隣同士は耐圧上も大したコトはないが、積層は電位差が大きくなるため、養生テープを2重とする。だいたいが養生テープを使うこと自体がもっての外ですがね。確かに失敗だが、誰も他にやっている御仁も居ない訳だから失敗とは言えないのかも知れない。トランスが不安定になると、とんでもなく不可解な現象が出てしまう、これは良い勉強になった。それにしても巻き解いて巻き直すのは、エラくしんどいですね~。

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2021年1月18日 (月)

Gabor Szabo Dreams 「Fire Dance」 de Falla からの強力なメッセージ

21011402,000年から2,004年までベスタックスのdj用ターンテーブルの開発を、4機種(pdx2000~qfo)くらいやった。ロボットテクノロジーを持ち込んだ世界初のacサーボモータのdd制御で、人間の感覚まで踏み込む難開発だった。その時のベスタのチーフエンジニアが無類の音楽好きで、amp工房へみえる度にjazzを聴いていた。ある日「チョット毛色の変ったjazzがあるから聴いてください」とガボール・ザボのドリームをかけた。聴き終わって「う~ん」と唸って「これは良い...クラブでdjすれば凄い音楽になる」と熱心に写真を撮り、メモしていた。

2101145_20210118015501そして彼が持ち帰りプロのdjの連中に広めたのだ。復刻版のcdのライナーノーツにdj界では評判のレコードと書いてあり、ふ~んそうなんだ~と読んでいたら急に気がついて、ガボール・ザボがdj界で評判になったきっかけは、なんだい我にあり...ですかね?

2101144さて、4曲目ファリャの「火祭りの踊り」ファイア・ダンスになり、これぞ50年の集大成と思える音楽エネルギーに満ち満ちて、音の位置を見つめる目にチカラが入る。

2101147x頭を左右に振って音の厚みを確認していくと、とんでもなく分厚い領域が点で存在していることに気付く。monoだから当たり前の話なのだが。まあ、ここまではフツーの話なのだが、その分厚さが尋常ではないのだ。思わずmonoの方が良いとなる。これが銅プレート真空管の威力と理解できる。黄色丸印に水晶ターゲットを置き、ここを耳の中心とする。

2101148xxxするとガボール・ザボとファリャから分厚いメッセージが届く。「cdでここまで音を出したのだから、最後はレコードをやれ!」更に続いて「芸術は破壊だ、常識を破壊しろ!」Gabor Szabo Dreams 「Fire Dance」 de Falla からの強力なメッセージは安住するな、破壊して創造しろだった。ファイア・ダンスを聴きながら一気にターンテーブル新システムの創造を描き上げた。ベンチャーズから音楽に入りロボットへ転移して半世紀、多分このためにロボットをやってきたのだ。最低でも3軸の直交+Θ軸のアームでカートリッジを動かす、ん?昔作ったロボットのような。丁度カートリッジを手で持って人間aiでレコードの溝をトレースする、そんな雰囲気としよう。画像のリニアトラッキングアームは金田式に搭載され、mjのk川氏のモノです。

2101149リニアトラッキングアームが良いに決まっているが、決め手が無い。そのリニアトラッキングを超えたリニアトラッキングを作る為に、リニアモータの開発、ボイスコイルモータの開発など、全部やったろ。リニアモータでx軸を送り、最初の音をキャッチしてから精密なトレースモードに入り、振動対策からレコードの裏面側でトレースさせるから針圧調整はz軸のボイスコイルモータとなり、精密なトルクセンサを使う。コンストラクションはcdと同じ方式が良い。現代制御理論の柔らかい制御を持ち込み、risccpuの最速制御でカートリッジの位置、針圧、トラッキングなどの制御をやる。最終章で環境は整い、精密加工と機構のアドバイスにk工業のm氏が居る、早速m氏の知恵を借りよう。更に何でも作ったろの実践主義の名工ミルトさんも居る。遂にロボットに携ってきた50年の落とし所を見つけた。

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2021年1月16日 (土)

恋は魔術師 マヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla)の系譜

2101141ボロのヘッドフォンで電子ドラムを叩いていたらパーカショニストのnakaさんが、「これ使ってください!」とakgの高級品を持ってきてくれた。最近はもっぱらyoutubeで使っている。ひょんなコトから「恋は魔術師」のマヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla)の系譜を追っかけることになった。先ずたまげたのが洗足学園音楽大学前田ホールで演奏したルイス・フェルナンド・ペレスさんの「火祭りの踊り」、演奏も凄いがスタインウエイd274の音が良過ぎ。ここが問題、生録音は音が良すぎでオーディオ装置の進化を遅らせてしまうのだ。パソコンのおまけのグリコのdaコンバータでも、akgのヘッドフォンから凄い音が出ており、ソースさえ良ければこうゆう奇跡的も起きる。

2101147当たり前と言えば当たり前なのだが、音はオーディオ装置よりソースが支配するのだから、良い音を聴きたければ現在録音の方がいい。とゆう訳でルイス・フェルナンド・ペレスさんの「火祭りの踊り」を緊急手配した。早速聴いてみたが、youtubeのルイス・フェルナンド・ペレスさんの「火祭りの踊り」とは似ても似つかないスケールの小さな録音で、がっくりきてしまった。スタインウエイの高音の響きに独特感があり、何処かで聴いたような?そうだmaレコードma46aのハンブルク・スタインウエイか、随分とニューヨーク・スタインウエイとは音色が違う。言っちゃあなんだけど、このcdに随分期待したから入手の苦労はいとわなかった。

2101143そこで確認のためGabor Szabo Dream をかける。1曲目「Galatea's Guitar 」と3曲目ファリャの「Song Of The Injured Love 」が凄い。クラシックとjazzの違い、更に真空管で録音したか、opampで録音したか、などの違いだから同次元で評価は出来ないが、音を出した瞬間に音楽のエネルギーがまるで違い、これが金属真空管録音の音色力学なのだ。

2101146更に確認で有名なアンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団の「恋は魔術師」1955年録音、10曲目~19曲目をかける。タイトルの3角帽子の方が圧倒的に音は良く、こっちは1962年の録音になる。今回のメインは14曲目の「火祭りの踊り」となり、gm70管になって初めて聴き込むが馬力が凄い。ペレスさんの録音は絹ごし豆腐でアンセルメは木綿豆腐、どっちが良いかはお好きにどうぞの世界とな。クラシックはあまり聴かないから、3角帽子はアンセルメで決まり。

2101145スワッ...一大事と騒ぐが大山鳴動して何も出ないの繰り返しで、もう止めたらと思うのだが。ガボール・ザボの繋がりは画像のジャケ買いをしたslc1138アンセルメの3角帽子で、これには「火祭りの踊り」は入っていない。開店間もない2004年、音の良いjazz喫茶が清水に出来たとプチ評判になり、腕試しにマニアが結構聴きに来てくれた。2mを超えるスピーカに上に上がって調整をしていると、品の良さそうな紳士が入ってきて聴くなり「ファリャのファイアダンスですね」と言われた。亡くなったクラシック音楽界の重鎮のo田さんとの最初の出会いだった。以降クラシックでは随分多くを教わり、ファリャをかける度にo田さんの思い出へ繋がる。

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2021年1月14日 (木)

電源力学 2021ofc純銅電解コンデンサ製作1

21010612カニンガムcx350管パワーアンプアンプから、gm70管+gz37管パワーアンプに進化してシステムがだいぶ変ってしまった。dc電源部に銅プレートの整流管gz37が2本入るため、水晶粒防振構造の冷却タワーを2本露出させる。よって縦に積み重ねていたものが、銅プレートのgm70管パワーアンプと横並びに配置する。パワーアンプのステレオ分で4個の筐体になり増えるが、マルチアンプは止め、ラインアンプも止め、で結果はアンプ製作台数が大幅に減って楽になった。但しofc純銅電解コンデンサをメンテナンス上、独立させるか?否か?で検討中。

2101061最近の音色向上の立役者は勿論銅プレートgz37整流管なのだが、一方でofc純銅電解コンデンサは不可欠なのだ。現在のトランプタワー式の50μf は収まりの具合が悪く、いささか邪魔になってきた。

2101062そこでトランプタワーを作り直すことにした。やっと登場はパーカショニストのnakaさん転じて磨き屋nakaさんで、ポルシェやフェラーリのマフラーもピカピカに磨いているらしい。Φ350mmの紙管にofc純銅板1.0mmの950mmを巻いたヤツで、中古なので表面は相当に酸化していた。それをご覧のようにピカピカに磨いてくれた。

2101063今回は負バイアス電源でせいぜい70v程度なので、ニッケミの160v15,000μfを使う。このコンデンサは6c33cb otlパワーアンプ用で仕入れた為、大量に在庫していている。

210106415,000μfに目が眩んだが案外ダメで、胴回りが太いとゆうことはたいして静電容量密度が取れないとゆうこと。経験を積んできたから見ただけで静電容量は検討がつく。例の如くカッターナイフで切れ目を入れて、後は強引にニッパで切り開いていて切開する。下部についているパラフィンが音を悪くしているから丁寧に削ぎ落とし、コンデンサエレメントと水晶粒をジップロックへ入れてシールし、配線はシリコン接着剤で封印して出せば、簡易型の水晶粒防振の最強の電解コンデンサが出来る。

2101065電圧が70vと決めたから作業は至って楽だ。結束バンド3本で締め上げて静電容量を増加させる。450vの時は危険だから結束バンドは使えない。


2101066hpのlcrメータ4274aで静電容量を測定する。123μfと出て、静電容量はまあこんなもんでしょう。大容量を作る場合は密度の高い小型の電解コンデンサを選べば良い。

2101067続いて耐電圧試験。一応77vまで印加して合格。低電圧のofc純銅電解コンデンサの製作は実に楽だ。

2101068Φ400mmの紙管へΦ350mmのofc純銅電解コンデンサを入れて水晶粒を充填すればお終い。

2101069トランプタワー式は0.2mmのofc純銅板だが、今回は1.0mmと厚くなった。音はまるで違い、よりクリーミーで深い表現になる。負バイアス電源でこうも音色は変るのか?と感慨に耽っていると名工ミルトさんがコーヒーを飲みにやってくる。「ofc純銅電解コンデンサのofc純銅板を0.2mmから1.0mmに交換したら音に深みを増した...」するとミルトさんは「やはり振動だな、1.0mmの方が振動に強いとゆうこと」最近のミルトさんの作品は全て1.0mmになっており音は最強。dcsエルガーやアキュフェーズのdp-80などは低電圧のofc純銅電解コンデンサだから、1.0mmの全て交換しよう。

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2021年1月12日 (火)

整合力学 新しいワインは新しい皮袋~真空管の録音は真空管に返せ

2101121ベンチャーが成功して次なる飛躍はコーポレート・アイデンティティ(corporate identity 略称:CI )となる訳で、何とか能率大学から講師を招いて勉強会を始めた。突き詰めると哲学であり思想であるとなり、どうも子供の頃学んだ聖書の内容に似ており、つい講師に質問してしまった。「この哲学は聖書の一節と同じと思いますが...」「は~、確かにそうかも知れません」いっぺんで高額コンサルタント料の意義を失った。

2101123とゆう訳で、聖書の一節に登場してもらいます。ルカによる福音書5章37~39節です。「37節 また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、新しいぶどう酒は革袋を破って流れ出し、革袋もだめになる。」この節はオーディオのコトも予言していたなんて、60年の歳月が過ぎて初めて理解した。メインの600vのofc純銅電解コンデンサは未完成だが音色はかなり良く、たまたまファリャの系譜を辿っている内にリビングステレオの60枚組を聴くハメになった。

2101124「38節 新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れねばならない。」自慢のcelloのパフォーマンスからコルトレーンもガボール・ザボも全く上手く再現できなかった。これが38節の意味だった。現在の半金属のopampで録音された音色は繊細極まりないが、痩せる新しい音はcelloのパフォーマンスが似合い、1950年代の金属真空管で録音された分厚い音色は銅プレートのgm70管アンプが似合うとゆうこと。だからどっちが正しいかではなくて、ワインが新しいか古いかで決めることなのだ。

2101125「39節 また、古いぶどう酒を飲めば、だれも新しいものを欲しがらない。『古いものの方がよい』と言うのである。」しかし39節で結論がつき「古いワインの方が良い」と聖書はおっしゃり、リビングステレオ録音と銅プレートgm70管アンプの勝ちとな。リビングステレオの60枚組は「どうせ安物でたいしたこたあない!」と高を括っていた。それは高慢な態度でcdに身分の差など無く、あるとすれば差別したがる我に非ありだな。

2101122デナリオン銀貨にはローマ皇帝の肖像が刻印されており「カエサルのものはカエサルに返せ」から、「真空管で録音したものは真空管に返せ」で答えは出た。リビングステレオの60枚組みは聴いた瞬間レンジは狭いと感ずるが、それよりも分厚く音色豊かで聴いていて心地よい。オーディオの進化の過程において、cdがモノによって上手く鳴ったり、鳴らなかったり。「オーディオ装置が良くなれば全部良く鳴るも間違いである」これが今回の探求で明確になり、同時に全てを無理して上手く鳴らす必要も無い。

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2021年1月10日 (日)

音色力学 Gabor Szabo Dream cd 騒動記2

2101095これが地球を模したフィボクリスタル半球体cdの構造図で、外部及びcdプレーヤから印加される振動を水晶粒の摩擦熱と圧電効果による発電の両方で消費するなど、稀有な防振構造体となる。半球体の主たる構造は薄いポリカで出来ており、外乱振動を出来るだけ早く抵抗無くして内部フィボクリスタルへ伝達する。本構造体は特許であるが出す気は無く、著作物にしておき且つ周知の事実としておこう。さて本命のGabor Szabo Dream のcdを、フィボクリスタル半球体cdとして騒動記に決着を付けよう。

2101091日立の社員バスは新清水駅前で止まる。「道草を食うにはここでお降りが便利です~」とバスが囁き、居眠りから目覚め慌てて飛び降り、新清水駅裏にあるjazz喫茶「5spot」へ駆け込む。恐る々入り口付近の1人掛けに腰を降ろし、未だコーヒーは苦手だからたいていは格好つけてコーラをもらう。小柄なマスターのk長井さんはジロリと上目遣いに誰かを確認する。ある日、jazz向きサンスイの木格子のドンシャリスピーカから勢い良く流れていたのがGabor Szabo Dream だった。1969年のことで50年以上も前だが、その強烈な印象は鮮明に覚えている。

2101092忘れた頃にやってくるとはこのコトで、アマゾンからcdが届いた。国内盤2枚でしくじり、詳細は分からないままアマゾンの輸入盤を手配していたが、時間が掛かり過ぎで忘れた。アマゾンの問題点は肝心なcdのクレジット情報を上げないことで、便利さは満載だが素人細工のようでもある。

2101094例のディスコグラフィから全容を把握する。青丸印はレコードでsk-7がゲイリー・マクファーランドが作ったskyレーベルのオリジナル盤、国内盤のフォンタナも持っていたがオリジナルには敵わない。cdは全部で5種類出ている。オレンジ丸印の1992年モノは海外に中古はあるが数十ドルもする高額で、手が出ないし1992年では音が?で除外する。今回はspainの2007年盤だからお国柄もあり、期待は出来る。残されたebl-003は2020年のオーストリア盤だが「Remastered by Martin Bowes at Cage Studios (UK)」と、これが最高に期待できる。

2101093そこで手配をかける。amp工房貿易部のm+aさんにお願いした。音色力学の驚異のリマスターcd「Light In The Attic Records」の扱いで、これはいけると思ったが調べると納期は相当に妖しく、待っちゃあいられない。そこでロンドンのJuno Recordsへ切り替えた。m+aさんの分も合わせて3枚手配をしてもらったが2枚で在庫切れ。まあ、2枚確保できればいいか。

2101096さて、いよいよspain盤を聴いてみよう。これは良い!はっきり分かったのは元々の録音レベルが低いことで、国内盤はそのせいもあり情けない音になっている。驚異的はaltecスピーカシステムをmono接続しているにも係わらず、stereo的に音が左右に飛び散ることで、これは理屈で説明のしようがない。おお、いよいよ来ましたか~、ん?ビブラスラップ(Vibraslap)の・ガ~のガ~の喉口がレコードほど深みと迫力が出ない。ここにリマスターの限界を感じてしまった。それ以外はレコードで埋もれていた情報がバランス良く噴出して、Gabor Szabo Dream cd の新たなjazzの側面を見た。こうなればたたみ掛けて「Remastered by Martin Bowes at Cage Studios (UK)」cdを半球体のフィボクリスタル化して、50年の落とし前をつけたろ。

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2021年1月 8日 (金)

振動力学 フィボクリスタル半球体cdを作る ver2.0の2

2012210xxこの画像はユタ大に展示してあった写真が余りにも見事で、思わず撮影してしまった。アポロ月面着陸船と暗黒の宙に浮かぶ地球が実に美しい。この絵を見れば、宇宙空間で最適な形状は球体であることが分かる。ここに目をつけてフィボクリスタルの完全球体のcdを考えた。オーディオ、特にcd周りの振動を抑えることが最重要課題だと随分昔から分かっていたが、決め手に欠いている。地球の振動(地震等)を考えれば、熱と電気に変換して自己消費してしまい、唯一宙に浮いていても防振が可能な手法となる。とゆう訳でフィボクリスタル球体cdを作るの巻きに何度か挑戦したが、加工精度が悪くて頓挫している。とりあえずは闇に浮かぶ地球のような「フィボクリスタル半球体cd」として量産している。

2012211フィボクリスタル半球体cdを聴いてしまうと、従来の円筒体cdでは物足りなくなってしまう。円筒体は振動をフラットな上面で受けるため振動除去を最小に出来ず、半球体cdには敵わない。但し半球体cdは精度が出し難く、真円度が出ていないせいか問題を残している。

2012213_20210107010401先日名工ミルトさんに球体の半分は接合面の厚みが十分にあるが、残りの半分は薄くて更に精度は出難いと話すと「その薄い端面を削れば」と提案があり、早速ボール盤にルータを付けて削る。

2012214_20210107010501ルータで荒削りをした後は、200番くらいの粗めのサンドペーパーの上で面がフラットになるよう削る。


2012215_20210107010601これが加工仕上がりの状態。言っちゃあなんだけど、精度は0.2mmや0.3mm程度だから、これで回転安定度を期待する方が悪い。


2012216_20210107011201フニャフニャの半球体cdからガボール・ザボのgypsy’66を剥がし、接着剤の残りも綺麗に除去する。外周付近は接着剤でメッキや印刷が剥がれて汚らしいが、縁から15mm位はデータの入っていない領域で問題ない。

2012217_20210107011601加工の終わった半球体とgypsy’66を樹脂専用の接着剤で接着する。ここまで作業が終われば帰宅して、翌日の作業となる。


2012218はみ出した接着剤は汚らしいので手で丹念に除去する。最後はハイライトでフィボクリスタルを充填する。無造作にやってはcd面にキズを付けるので細心の注意を払う。充填が完了したら頭部の穴をテープで塞ぎ、そこへタイトルを書いて完了です。

2012219早速音出しする。気合を入れた割には精度が出ていないようで最後の曲までかからない。もっとも「A-9105 Gabor Szabo With Gary McFarland & Co. - Gypsy '66 1966
Sadao Watanabe, flute; Gary McFarland, marimba; Sam Brown, Barry Galbraith, Gabor Szabo, guitar; Richard Davis, bass; Grady Tate, drums; Francisco Pozo, percussion.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, November, 1965」この中の4曲目「Gypsy '66」だけがかかれば良いcdなので問題ない。昔ナベサダさんプロデュースのカウント・ベイシーをナベタニ弁護士と聴きに行った時、入り口でモギリをしており、ガボール・ザボについて聞いたことがある。ナベサダさんは「良いヤツだったな~」としみじみしていた。Sadao Watanabe, fluteでクレジットされて、若き日のナベサダさんの火の出るようなフルートが「Gypsy '66」で聴けて、暫し名曲だな~。

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2021年1月 6日 (水)

インディ500優勝の佐藤琢磨選手

2101060ここに1枚の新品Tシャツがある。2011年のインディ500は100回目の記念大会で、その価値あるTシャツなのだ。もうアメリカへは行かないのでは?そうなんです、行く必要が無くなってしまった。佐藤琢磨選手のファンであることを知った長男が、デトロイト土産に買ってきてくれた。2011年のスターティング・グリッドは4列目、これでも素晴らしい。2020年のシーズンで佐藤琢磨選手は2度目の快挙をやってのけた。f1は元々貴族のモータスポーツだから、1stカーのポジションに白人ではない日本人が就くことは無いのだ。f1での不完全燃焼にアメリカのインディ500に参戦した事実は、人種差別のあるアメリカの方が区別されるヨーロッパよりはマシだ、レース界ではそうゆうことなんだろう。

21010601 我らの初期f1ではエマーソン・フィッティパルディやマリオ・アンドレッティが馴染みで、そのマリオの息子のマイケル・アンドレッツティの名門チームに招聘されて、2017年にはアジア人では初めて優勝の快挙を成し遂げた。これがどれだけ凄い事か!自動車産業でメシを食っている日本、にも係わらず日本の政治家にはコトの重大性が分かっていないようだ。さて2020年、何が驚いたかって、資金潤沢で最高のインディカーが手に入る名門アンドレッティ・オートスポーツからレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングへ移籍しての優勝は、2012年の借りを返す為だったとは。日本人の義理人情をインディ500へ持ち込んで勝ち、これこそが快挙で国民栄誉賞と思うのですが。
1月7日追記:
フェルナンド・アロンソもインディ500に参戦しているが、未だ勝てない。f1で2度もドライバーズチャンピオンに輝く偉大なレーサーにしてもだ。f1で琢磨に名門チームの1stカーが与えられていたならば、結果は押して知るべし。

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2021年1月 4日 (月)

平等力学 マイナスバイアス電源の銅プレートgz37整流管化の快挙2

2101041物質に比重があるように、思想や嗜好やテクノロジーや音にも比重があるように見える。そしてその比重にやられて、多くが支配されているような気がしてならない。平等力学は比重の平等であり、マイナスバイアス電源の銅プレートgz37整流管化の快挙で、それを実感した。その比重が最近は軽くなっているように写る。itと称する現代の代表格的業種や、現代の音の良い録音や、技術に長けた上手い演奏、軽いように感じてしまうのは時代錯誤の感覚か?しかし比重には決定打があり面白いとゆう比重、銅プレートの音の良さの発見は比重が極めて大きかった1950年代、60年代のjazzを面白くしてくれてありがたい。

2101042意気揚々とgz37負バイアスの音を聴いていと、音が「まだ、やり残しがあるよ」と言う。gm70管に合わせてプレート電流を決めたり、動作点を決める電圧調整用のボリュームがそれ。最大譲歩は巻き線抵抗で、多回転のポテンショメータを使っている。それでもニクロム線抵抗だから無い方が良い。それを取ってしまおうの作戦です。

21010421ここで余談です。
塗装ロボットの関節軸回転部に付けていたミドリ測器のポテンショメータは1個ウン万円の世界、最近の使用は1個3,000円程度、それがアマゾンでは、なんとひと山1,000円!これは一体...しまった事態は既に比重の重~い、深刻な時代になっていたのだ。

2101043先ずは現状の負バイアス電圧を調べる。-48.4vとなって、これでプレート電圧は600vでプレート電流は75maとなっている。このリップルはハムになって出ているから、ofc純銅電解コンデンサを増強して抑える。

2101044念のためgz37管に入るプレート電圧も見ておこう。なんですか!この波形は?ひどい歪み波形で、これでも音は良いのだから下手な理屈は吹き飛ぶ事態にアンチ理論派になる。理由は単純明快で、1次巻き線の巻き数が改造に改造を重ね、これほど多くを巻くと想定していなかったため、巻き数が少なくエネルギーを伝達できていない現象、正式時には起きない。

210104552.4vrmsで62.5vのdc電圧になるからgz37管のレシオは62.5/52.4=1.19となる。この62.5vでは負バイアス電圧は高過ぎで下げる必要がある、ofc純銅トロイダル電源トランスを掘り起こし巻きなおせば良いが、正月早々力仕事は嫌で巻き線を調べる。上手いことに34.5vの巻き線と5vの巻き線が遊んでいる。これを足せば34.5+5=39.5v、これに1.19を掛けると47vとなり現在の負バイアス電源になる。シメタと接続するが、何やらショートの異常事態、きっと内部巻き線に問題があるのだろう、と想定してこのやり方は中止。

2101046そこで小型のトロイダルトランス30vに約10vの巻き線を追加した。この小さい穴に巻き線を通すのは難儀して絵筆に水飴のように巻きつけて通し、巻いた。あんぷおやじ流儀のトロイダルトランスの径がΦ300mmなのはそうゆうコトです。

2101047これが追加巻き線の電圧。綺麗とは現代電源事情で言い難いが、これが正常なトランスの電圧波形。これならば大丈夫と通電するがやはりショート状態、位相の関係かなどと、あれやこれや2日間も費やしたが分からない。

2101048こんな簡単な回路でも物理現象は妖しい事態が起きる。勇気ある撤退と言うほど大袈裟ではないが、本番を控えているので負バイアス電圧調整用ポテンショメータの撤去は、とりあえず断念した。

2101049もしかしたらこのポテンショメータの音に対する影響は少ないのかも知れない。それでもここに比重を置くのは、gm70管パワーアンプの原形「Western Electric 7A Amplifiers」は抵抗を1本も使っていないに拘っているからで、おまけにdc電源の電解コンデンサも何とか止めたい。正月早々に難解にぶつかっているがその謎解きが面白く、なぜ音が良いか?の謎解きも最高に面白いから、夢中になってやっている。

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2021年1月 2日 (土)

平等力学 マイナスバイアス電源の銅プレートgz37整流管化の快挙

2101011クフ王のピラミッドはwikiによると「エジプト第4王朝のファラオ、クフ王の墳墓として紀元前2560年頃に20年前後かけて建築された」となっている。隕石などで鉄器を作ることは可能だったが、なんせ隕石は少ないから青銅器のノミで石を切り出していた。問題はヤワイことで直ぐにノミは磨り減ってしまう。音もそんな感じで銅はヤワク鉄は硬く、硬度と音が近似とは面白い。余談です、ピラミッドを精密描写しようとすると参考写真の著作権が絡んでややっこしくなり、エイ面倒だ!とイラスト風に描いてみた、1972年の作品です。

2101012今回は太古から人間を助けてくれた金属、銅のチカラの話。12月31日夕刻には560vのjj電解コンデンサが届く予定だが、一向に来やあしない。するとamp工房貿易部のm+aさんからtel「居る?」「居ます」間もなくみえる。ユナイテッド・キングダムからムラードのgz372本が届いたと、特急で持ってきてくれた。感謝!上物1本国内ではかなり高額だが、海外には玉石混合と多くある。こっちは玉だろうが石だろうが気にしないので、まあまあのお代で手に入れている。

2101013長いアンプ作りで初めてパワー管のグリッドマイナスバイアス電源回路に、銅プレートのgz37整流管を投入する。この負バイアスとゆう言葉が良くない。どうもネガティブに聞こえて、聞こえてくるから身分を低く考えているフシがある。回路をメモるとこんな感じとなる。

2101014ltspiceで正式な回路図を描く。ofc純銅トロイダルトランスを掘り起こし、センタータップに巻きなおす必要がある。gz37=5ar4でmodelデータの.incファイルは出てくるが.asyの図形ファイルがltspiceには無いので、たいていは5u4gbでお茶を濁すことになる。図形のgz37.asyを作れば良いのだが、こっちはcadにリキを入れないタチで止めた。

2101015まあ評価だからトランス巻き線はそのままにして、半波整流回路とした。ofc純銅電解コンデンサはトランプタワー式が余っていたので、耐圧は450vもあるがそのまま使った。作業は1月1日の零時過ぎの夜勤で、今年の初仕事。配線はハンダ付け無しの配線捩り法だから順調に進み、明け方には終わる。一旦元旦の行事で作業を中断する。

2101016午後には作業に復帰して通電開始する。ac52vrmsをgz37に掛けて半波整流するとdc62.5vと出てx1.2の電圧だから次回の巻き線はこれを参考にやる。トランプタワー式ofc純銅電解コンデンサは50μfしかない滑稽で、このリップルはマズイ!ここは耐圧100vもあれば良いから、大容量を名工ミルトさんにお願いしよう。

2101017プレート電流を80maに決めてgz37化作業は完了。gm70管マイナスバイアス電源の銅プレートgz37整流管の快挙となり、劇的変化とはこのこと。50年間追い続けているA-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967、Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Marty Morrell, drums; Hal Gordon, percussion.から、5曲目の 「Space」をかける。スピーカをモノラル接続しているにも係わらず、空中に音は飛び散り眼前にはボストンの「The Jazz Workshop」が確かに見え、目頭が熱くなり50年間が報われた気がした。プレートもフィラメントも、今回新たな発見でグリッドも全て身分は平等で、差別や区別をしてはいけません。ですからー50vなんか、ダイオードでいいやんけ、ではないのです。今年一番凄いコトに遭遇した。

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2020年12月31日 (木)

素材力学 銅プレートロシアgm70直熱送信管パワーアンプ考

2012310素材力学の結論は銅でここに極まる。金銀銅にアルミ、その他多数の参加を得て素材力学のコンペをやったら、銅がチャンピョンに輝いた。一時はまるで貴金属屋と化してプラチナまで買って試した。面白いことに、金属の色と音質がよう似とることに気付いてからは、犠牲は相当に少なくなった。銅は赤く音は暖かく膨らみ、真鍮は黄金に光り音を締めて、銀やプラチナは銀色に輝き音を締めて硬質にする、など等。で金は?高価すぎて少量しか試していないから断定出来ないが、銅寄り。結論は赤い銅として音を膨らませボカし、他の素材に比べると若干だらしないが、こっちもきっちりしていないから丁度良い。

2012312これがgm70管パワーアンプの原形で「Western Electric 7A Amplifiers」何と製造は1922年と、第一次世界大戦の後に作られた由緒あるアンプなのだ。カップリングコンデンサや抵抗は一切使わず、素材は銅のトランスだけで出来ているから音色は素晴らしかったはず。ここでは感性をを試され、素晴らしいと感ずるか、原始的と感ずるかで、その後の人生は大きく変る。

2012313こっちは少し新しくなり1929年頃の有名なロフチン・ホワイト。「Loftin and White reasoned that a single direct-coupled 24 tetrode would have sufficient gain to drive a 45 triode, providedthat there was some way of stabilising the combination. The outcome was a very successful but simpledirect resistance-coupled two stage amplifier.With no interstage transformers,the Loftin-White amplifier had, for itstime, a wide frequency response, andwas both compact and inexpensive.」の中で「no interstage transformers,」と、結合トランスの排除を進化としている。この段階で素材力学が発生して、ニクロム線の抵抗とトランスの銅とどっちの音色が良いかなど、技術革新の前に霞んでしまったのだろう。こうして技術革新とゆう錦の御旗の元で安定度や高性能を手に入れ、しかし多くのモノを失っていく。

2012311そうゆう技術革新へのアンチテーゼで登場させたのが、銅プレートロシアgm70直熱送信管のパワーアンプなのだ。初めてだから分からないことだらけで、Φ350mmのofc純銅トロイダルインプットトランスは大型だから2次側の配線は延びて誘導ハムを拾い、且つ50kΩの抵抗まで付けていた。その抵抗も取れて抵抗とコンデンサのゼロ化を実現した。dc電源のofc純銅電解コンデンサを止めてしまう方法も実験は済んでいるが、時間が掛かるからもし寿命が残ったらやる。整流回路はダイオードが無くなり銅プレートのgz37になったから半金属は無く、素材の銅化は進んだ。

2012314回路に拘り回路の音を聴く人、s/n比に拘り無音を聴く人、動作の安定化に拘り補償回路の補償をする人、歪み率に拘りデータを聴く人、オーディオはイチイチ面倒だ。不安定で、ハムのブンブン丸で、回路は初心者で、歪みは無視、音色さえ良ければそれで決まりと思うのだが、これでは良識ある普通のオーディオマニアにはお薦め出来ない。素材力学の探求から音色の怪へ踏み込み、音色の怪から独自の手法を編み出した。大いなる意志の導きで、ロボットや絵画では成し得なかった唯一無二へ到達出来た。これが無かったことには出来ない、コロナ禍の2020年の総括なのだ。

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2020年12月29日 (火)

音色力学 驚異のofc純銅交流電解コンデンサ

2012291m+aさんが年末の挨拶にみえる。k2 20bitのエヴァンスをタラタラと流してある。本当はかけたくないのだが、せっかくみえても音が出ていなければ話題にもならんだろうと思いかけた。開口一番「このcdはこんな音?」「はあ~、低音はgm70のせいで結構出ているが...」以前m+aさんが聴いた時は、gz37管の電解コンデンサが名工ミルトさん作の600v耐電圧ofc純銅電解コンデンサだった。それにこの音が最近のベストだった。で、その後600vの耐圧にしくじり破壊してしまい撤去した。仕方がないので日立の電解コンデンサを直列接続してあるのだが、これが音の全てを破壊している。

2012297音の悪いのを承知している時程、言い訳は気持ちが悪い。そこでやおら行動を起こす。
「時間はありますか?」
「大丈夫です」
「それならチョット待っていてください」、ミルトさん作のofc純銅交流電解コンデンサの容量が抜けしてしまい、「Duelund Capacitors ofc純銅オイルペーパーコンデンサ」に戻してあった。

2012292先日ミルトさんは+極にエッチングアルミ箔を2枚使用して、誘電正接(tanδ)を大幅にカイゼンした新作のofc純銅交流電解コンデンサを持ち込んでくれていた。これは画像のように水晶粒と絶縁油で封じ込めた、とんでもないシロモノで、油漬けは流石に躊躇して実はまだ設置していなかった。

2012293gz37管の電解コンデンサが普通のモノで音を破壊しているならば、もうこれしかない。油漬けはとりあえず止めて、水晶粒防振構造化だけして、「Duelund Capacitors ofc純銅オイルペーパーコンデンサ」と入れ替えた。

2012294「どうでしょうか?」
一瞬沈黙、
「すっ、凄過ぎ...もたついていた低い方の音階もはっきり見える。音が良いとか悪いとか、もうそうゆうレベルではなくて、聴くならばこうゆう音だね」このクリーミーな音をミルトさんもあんぷおやじも何度も聴いて、凄い凄いの連発だが、安定度に欠けて長くは聴けなんだ。こっちにしてみれば漸く戻ってきた感がある。そこで腹決めして、m+aさんにgm70管のロード曲線を使って、決定した動作説明をする。600v耐圧の電解コンデンサの入手か、jjの560vの電解コンデンサを入手して、+b電源を560vに決定する。出力は僅か6wしか出ないが、もうこれで手を打とう。

2012297_20201229033501そうすればgz37管の後にofc純銅電解コンデンサは、画像のような2個の直列接続が無くなり、ここの大幅な音質カイゼンとなり回路は完結する。倍圧整流も高耐圧の電解コンデンサも似たようなもので、2個の直列接続はofc純銅電解コンデンサ方式に合わない。電源のofc純銅電解コンデンサとネットワーク等のofc純銅交流電解コンデンサの両輪で、最終章の音は出来上がる。

2012295+b電源の高圧用ofc純銅電解コンデンサの製作は若干難しいが、dcsエルガーのカップリングコンデンサやネットワークのコンデンサのような低い電圧のコンデンサであれば製作は容易で、ofc純銅交流電解コンデンサにすれば、「Duelund Capacitors ofc純銅オイルペーパーコンデンサ」を簡単に凌駕出来る。

2012298x更にです、Duelund 1個のお代で全部のofc純銅交流電解コンデンが出来てしまう朗報であります。まだ288-16g用のコンデンサ1箇所だが、515bや1502へ投入したら凄いことになるのは間違いなし。

2012296この成果は複合技術で、振動力学、素材力学、音色力学の三位一体の結果なのだ。それとミルトさんの次々と繰り出すofc純銅電解コンデンサの新たな製法に脱帽です。「Duelund Capacitors ofc純銅オイルペーパーコンデンサ」には敵いっこない、alrecスピーカシステムの全コンデンサをDuelund に交換すると数十万円の投資になるが、止む無しだった。示唆的は無限の距離を感じないことで、どうせ人様がやっている人間の業だから超えることも可能なはずだ。

20122991気を良くして片っ端からcdを聴く。直ぐにgz37管の日立の電解コンデンサの弊害が暴露されて、ヒリツキを感じてしまう。電源力学の電源が音の源である重大事を改めて突きつけられる。それでも水晶ターゲットの位置(黄色丸印)まで音がせり出してきて、いよいよを予感する。今年最後にはJJ Electronicからvhn3505613 350μf 560vの電解コンデンサが届き、音が決る。次はーcの負バイアス電源にも銅プレートのgz37管とofc純銅電解コンデンサを投入して、半金属の半導体の完全追放に成功する。

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2020年12月27日 (日)

無駄力学 誘電正接(tanδ)改良の失敗!

2012271xxロボットは合理化主義で、人減らし主義で、人々の幸せになるのだろうか?等と高尚なコトを真摯に考えたことも無く、いや少しはあったが、ただひたすら天命と決めてやってきた。画像は今世界でスタンダードになっている電動リニアアクチェータの設計原図で、1994年の作画となっている。当時も今も何も変らず、紙とエンピツがあれば電池の要らないハイテクシステムで、何処でも設計できる。何が従来と違うかはデザインを優先させたことで、モータ部の突起部が無くアクチェーター全体がフラット、ここの拘りがΦ28mmのacサーボモータを作らせた。無駄の無い力学に満ち満ちている。

2012272この反動のせいか?ムダムダばかりの研究に明け暮れている。今回は高耐圧ofc純銅電解コンデンサの誘電正接の研究となる。先ずは日立のfxコンデンサ4000μf450vを解体して、+極のエッチングアルミ箔を取り出す。これを水洗してエチレングリコール+アンモニアの電解液を丹念に落とし、乾燥させる。

2012273次は設計図に基づきベースの合板の切り出しとなる。本来はofc純銅板1.0mmを使うのでこれは必要ない。

20122731次はofc純銅板0.2mmの切り出しとなる。切り出されたofc純銅板は-極となってベース合板へ接着する。

2012275次はofc純銅板周りにプラバンの0.2mmを貼り付け-極面をフラットにすると同時に絶縁強度を上げる。その作業中に名工ミルトさんが年末の挨拶にみえる。開口一番「ニチコンの600v耐圧の電解コンデンサを手配しました~」という。それがokならば誘電正接の研究はムダになる。「でお幾ら?」「16,000円!」高くもあり、安くもある。

2012276前に進めよう。-極ofc純銅板の上に電解紙を張り、その上に+極のエッチングアルミ箔を張りofc純銅電解コンデンサは完成する。


2012277誘電正接の研究だからテープ巻きなどせずクランプをベタベタ取り付けクランプして完成。

2012278これが以前の値、これでも2桁悪い。

2012279これが今回の値、論外な程悪くて大失敗。きちんと誘電正接の改良になるように考えたのだから、工法に問題があるのかも知れない。コロナ禍で正月の行事は一切中止としたから時間は、まあある。この無駄な研究をじっくり進めて、染み付いた合理化主義のアカを落とそう。

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2020年12月25日 (金)

巨龍動く!

2012210m氏の秘密作戦が進行中で、詳しくは秘密だから言えない。ここで使用する小型ギアードモータをrsへ発注してしまい、早まった!お代は送料込みで1,979円、且つ海外在庫で納期は1週間も掛かる。調べれば同じものがアマゾンにあるではないか。しかも送料は無料でお代は800円、更に翌日には届く。これはエラ~いことです。今まではrsの翌日納期の便利さにやられて購入していたが、どうやらお終いのようで、先ずはアマゾンで調べてそれからになる。アマゾンは巨龍(中国)を操るシアトルの巨人で、電子部品の果ての果てまで扱うようになってしまった。こうなりゃあ、毒を食らわば皿までか。

20122103そこで巨龍の本家本元を探ってみた。小型ロボット機構部品の駆動系はとんでもなく品種が多く、見切れないほど出てきた。問題はお代、なんとこの値段。これぞまさしく巨龍遂に動く...い~や随分前から動き出していた。こっちはプロだから、オモチャもどきはどうせ大したこたあない、とタカを括っていた。このオモチャが市場で揉まれて生長し、れっきとしたロボット駆動系の機構部品になること間違いなく、やがてオモチャと工業製品の垣根は崩壊していくだろう。ボーダーレスとは何も国境のことだけ言っているのではなく、全てがボーダーレスになる。

20122102x参ったのは、我が領域まで侵食されておるではないか。電動リニアアクチェーター(これの命名は我らがやり、名前だけデファクトスタンダードになった)のストローク50mmで3,365円、これは何だ!マズさを指摘するならばネジガイドの精度が悪く耐久性が無い、dcモータも同様、これは我ら戦車のアクチェータを作っていた開発者の言い分で、はなっからこれを使おうと入った世代には関係ない。使って問題が出たらその時に考えるだろう。もし稼働率が低くて1年も持てばこれでも良いやんけとなる。

20122106巨龍とコストだけの戦いに明け暮れるようになると、ロボットに夢もロマンも見出せなくなり、ただ事務的になるだけだ。成功したロボット会社を辞してしまったが、今思えばこの未来を見据えていたのかも知れない。しかしこの巨龍に勝つ秘策は1つだけある。それはサーボアンプでもない、モータでない、ギアでない、ネジガイドでない、密結合した物体の抽象化なのだ。

20122107さてオーディオ、銅プレートgm70管パワーアンプの+b電源電圧とプレート電流を、sanwaの高級テスター2台を接続してモニターしている。よく真空管アンプで見かける丸型メータをつけておくと、実用的だしモニターしているから安心感がある。ならばと品の良い丸型アナログメータを探したら、とんでもなく高額で断念した。

20122104xそうなればアマゾンの登場で片っ端から調べてみた。dc1,000vまで測定でき、電流は0.2aまで測定可能なアナログメータは、さすがのアマゾンでも見つからない。そこで発想を変えてワイドレンジなデジタルマルチメータを調べると、1個477円で送料無料、バナナの叩き売り状態に思わず2個も手配してしまった。品は無いけど1個477円ならば、全真空管アンプに取り付けられて、この手法もありですかね。なんだい、気がつけば巨龍の軍門に下っているではないか。

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2020年12月23日 (水)

音を描く!

2012231xそうだ一番風呂行こう!と450hpを駆る。駒ヶ根高原へ到着するとなんと積雪でたまげた。こまくさの湯は10時が営業開始なのに、9時半に自動ドアをこじ開けてロビーで待っていると、こっちの静岡ナンバーをチェックしていた地元のおじさんが「信州へ来たならば、これを買って帰らなくちゃあ」とイナゴとサナギの佃煮を指差す。「バッタじゃないよ、イナゴじゃなもし」の坊ちゃんの1節が思い浮かぶ。一番風呂は最強で、温泉の神様を目一杯吸い込んだらもう出てしまう。2階の休息所は誰一人居ないから穴場で、さっそくアンプ設計図を広げて音を描く。

2012232音を描く基本はシステム図で、ここ2年くらいで随分とシステムが変った。まるで物体の抽象化は進み、何が、どれが、アンプなのかさっぱり分かりゃあしない。これこそがロボット時代からのあんぷおやじ流儀の真骨頂で、唯一無二となる。原点はウエスタンエレクトリックのwe7aアンプで、この時既に真空管アンプは完成の域だったが、コンデンサの登場でややっこしくなった。音色力学からofc純銅のカップリングトランスとアルミ等の金属フィルムのカップリングコンデンサと,どっちの音色が良いのでしょうか?自ずと答えは出る。

2012234とゆう訳でofc純銅のトロイダルトランスだらけとなる。透磁率が高くなり、直流を流すと磁気飽和するため磁気ギャップを付ける。どうもアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようで、コ-ナリングならば有効だが直線はマズイ。かくして磁気ギャップの不可能なトロイダルコアの磁気飽和と戦い、見えそうで見えない音を見る為に描く。

2012233最近のヒットは整流管のMullard or Cossor CV378 (GZ37) 銅プレートで、電源が音を出している理屈から驚異的な表現力とたまげている。例は少ないが、本当に音の分かる真空管アンプ作家さんは「音質の良いgz37を用いる」と記述されている。但しなぜ音が良い?かについては触れていない。gm70管では600v~800vくらい+b電源が必要で、名工ミルトさんに直列接続用のofc純銅電解コンデンサの開発をお願いしているが,難航しているようです。2倍圧整流も電解コンデンサの直列接続で、音色を阻害しそうで思案中。世の中には600vの電解コンデンサも存在するが、海外製で2の足踏んでいる。ならば日立のサージ電圧500vへ連続印加する実験をしてみようか。gz37~ofc純銅チョークコイル~ofc純銅電解コンデンサの組み合わせが一番音が良いに決まっている。

2012235+b電源を450v~800vまで何枚も々ロード曲線を描いて、どうしたら良い音が見えてくるか、にらめっこしている。2倍圧整流回路はgz37を2本使い、ダイオード時代の半波整流の方が音が良いからやりたくない。今現在は600vで、電解コンデンサ直列接続部に日立の標準品を付けている。ofc純銅電解コンデンサは耐圧450vの日立製電解コンデンサをバラして作っているから、やはりmax500vのロードラインとなってしまう。すると最大出力は8Ωで4.5w程度が、トレードオフぎりぎりの答えのような気がしてきた。

2012236「2020年は無かったことにしよう!」とjazzの師匠は仰せられたが、こっちはそうはいかない。9年、20年、4年、20年、と区切られ、4年がどん底で、今考えるとどん底もそうは長く続かない。だから希望を持て!と言いたい。2020年は無かったことに出来ない区切りの元年で、ここが最終章のスタートなのだ。だからコロナに負けちゃあいられない。

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2020年12月21日 (月)

化石的オーディオシステムの登場

2012211_20201220042701確かマウンターだったかと思うが、macros6800マイクロコンピュータ制御システムの開発で、日立から選抜でh氏が派遣されてきた。当時、マクロコンンピュータの言語を操れる人間は少なく、優秀だったのだ。その言語は日立が誇るマクロコンピュータ・ハイレベルランゲージのPL/Hで、画像のような記述となる。この言語も化石的で懐かしく思い出した。その後h氏は独立して設計会社を立ち上げ、清水機電時代から苦楽を共にした。

2012212久し振りにh氏から電話があり「大変ご無沙汰です...オーディオシステムを組み直すために、使えるものがあれば使ってください」と、遠慮がちに。「ようがす、引き受けやした」パーカショニストのnakaさんへ連絡を取り、h邸へ引き上げに向かう。すっかり忘れていた、昔のオーディオシステムがそのままあるではないか。思うにその時代、時代で力一杯やってきた証がここには残っていた。スピーカシステムはhc-500のツイータh-70hdとjblのle8tのアルニコもので、2wayとなっている。

2012213傑作は2wayのネットワークで、cello一辺倒の時代だったからcelloデザインを真似した。ジュラルミンの削り出しケースは凝りに凝ったもの。コイルはofcのトリテックで今ほどコイルの無い時代で苦労した。回路は...忘れた。nakaさんには「テキトーに切り替えswを動かして様子を見てください」と言い訳してある。

2012214パワーアンプは金田式で、1980年代も終わり頃に製作したもの。新型のロボットを開発中に金田先生のバッテリー駆動アンプにとり憑かれて、エネルギー効率向上の研究時に大量に製作した。このバッテリー駆動アンプから思いついて、重たい電源トランスを止めて業界初のロボットの主電源をスイッチング電源化した経緯がある。

20122152sd218は当時からゴロゴロ持っていたが2sa649は大して持っていなかったから、これは違うと思う。その他のトランジスタや抵抗は潤沢に在庫していた。トランジスタアンプはこのバイポーラ時代で終わっていたのかも知れない。音は、バッテリー駆動では無理を悟りac電源化したが、この金田式から多くを学んだ記念碑的なアンプでもある。

2012216ac電源はユニオン電機のmhタイプトランスの500vaと強烈にデカいもので、このカットコアトランスは好んで沢山使った。ユニオンのトランスの表面に94のスタンプが見えて、1994年の製作と分かる。隣は最近盛んに使われているrコアトランスで、本家本元の北村機電のもの。rコアの音は別にだが、ロボット初期に大量に使った。

2012217車の趣味も合い、コーリン・チャップマンのロータスに乗っているのがいい。聞いたら「もう年だから止めた」そうで、あのスパルタンを止めたのは少々残念な気持ちがしないでもない。得がたき友とは兄弟みたいなもの。隆盛を極めた時は多くの人々が寄ってきて、どん底を極めるとクモの子散らすように人々は去る。h氏はどん底時代を支えてくれた数少ない仲間で、いつも感謝している。

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2020年12月19日 (土)

電源力学 dcs Elgar DAコンバータのアナログ電源をcv378整流管化する

2012191x常識とゆう厄介は金縛りを引き起こし、何ら疑問を持たなくなり、謂わば洗脳状態となる。これを打破するには、先人のやったコトをもう一度おさらいする必要がある。素材力学から銅プレートの整流管は圧倒的に音色は良く、巷で聞いた「何故かMullardのCV378は音が良い?という噂が広がり...」の裏づけがとれた。整流管はMullard or Cossor CV378 (GZ37) 銅プレートを使うしかない。異議のあるアナタ、配線材料に銅線とニッケル線があればどっちを使いますかね、自ずと答えは出る。銅プレートのcv378にしてからは半金属の31df6の痩せた音は、とうてい聴く気にはなれない。銅プレートのgm70にしてもcv378にしても供給は潤沢だから、カニンガムcx350管のような心配はいらない...ここでハタッと思いついてしまった。

2012192dcsエルガーの電流電圧変換部のアナログ電源±15vをcv378で作ったら?半金属のopampやトランジスタへカツを入れたら凄い音に変らないだろうか?ここで常識の登場、真空管を低い電圧で動作させるのはng!である。そうかも知れないが、先ずは音を聴いてから決めようではないか。全く湯水の如くアイディアは沸き、一向に完成形へと向かわない我がオーディオシステムかなと反省しつつも、手は勝手に動き実験素材を揃える。

2012193大型のofc純銅トロイダルチョークコイルまで準備したが配線はしていない。5vのヒータトランスとセンタータップ整流用の電源トランスと負荷抵抗のみの回路で動作確認をする。ac5vrmsくらいから電子が飛び出しdc電源が成立し始める。これは面白い実験だ!

2012194直ぐに行き詰まりac電源電圧が低すぎ。そこでタムラのトロダルトランスの投入、ac34vx2の巻き線があるからこれを使おう。ダイオード整流に比べて内部抵抗が大きいものだから、出力電圧はかなり減る。dc15v出力時のac電圧は31.5vになったが、ofc純銅トロイダルトランスで自在に出来る。

2012195これがcv378の両プレートへ印加しているac電源の波形。



2012196負荷電流は100ma以下であるが、問題は音色の良いofc純銅電解コンデンサの低電圧大容量タイプの開発で、ここは名工ミルトさんにお願いしよう。場合によっては画像にあるofc純銅トロイダルチョークコイルを投入し、チョークインプットにしてofc純銅電解コンデンサの容量を減らす。これにdcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC の電流出力をofc純銅トロイダルトランスで引き抜ければ、最強のdaコンバータになると想像がつく。

2012197x要するに半金属の半導体から遷移金属の銅化の支配率が広がり、音色は真空管の時代へ少しだけ戻るコトが出来る。市販の半金属daコンバータチップを使い24bitだの、32bitだのとがんばっても、音色のカイゼンは厳しい。ん、気付いてしまった!daコンバータは初期の14bitで十分、r-2rの抵抗を銅マンガニン線で作り、swは銅プレートのMullard CV4024に担当させ、勿論電源はcv378にする。これでdcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC を凌駕でき、且つdaコンバートのbit数なんか関係ないことを証明できる。ウッ寿命が...

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2020年12月17日 (木)

我田引水力学 オーディオシステム変更(ラインアンプは必要か?)

2012170自ら会いたいと思った人物は何人も居る。居るけれど残念ながら現存する方は少ない。ステレオサウンド誌から音が聴こえてしまう文体力、一関ベーシーのスガワラさんには強く会ってみたいと思い、その音を聴いてみたいと思っていた。強く思っていると実現するもので、そのような運命を引き込むのでしょう。会った瞬間にjazzの師匠と勝手に決めさせてもらっている。何よりも家人が人柄を感じとり「優しい良い人ね!」で決まり。曲名は忘れたが興に乗ると、レコード演奏に合わせて見事なドラミングまで披露してくれて、jazz仲間の伊那かっぺいちゃんと聴き入った。そのスガワラさんが惚れたjblのプリアンプはsg520で、ベイシー音色力学の根底を支えている。あの音!を出しているのだから、sg520は紛れもなく良いプリアンプに違いない。

2012173プリアンプとなれば先ずベーシスト、マーク・レヴィンソンの傑作lnp-2l。割烹わかすぎの若旦那は高校時代にこれを買ってもらったのだから、相当に凄い。現在まで殆どトラブル無しにきた、購入当時のオリジナルのままの特上物。このlnp-2lを若旦那と長い時間を掛けてチューニングしたから音色は隅々まで理解しており、これを超える半導体のプリアンプは知らない。もしかしたらハイエンドプリアンプもlnp-2lで終わっていたのかも知れない。たまに聞くが、lnp-2lより凄いプリアンプが出来た!

2012174次は何と言ってもカウンターポイントsa3.1で、やはりベーシストのマイケル・エリオットの作品。市販品でこれを超えるプリアンプには出会っていない。celloの超高額なプリアンプを3台も使ったがjazzのエネルギーは出せず、ハイエンドアンプになればなるほど鳴らすのは難しい。

2012171素材力学においてロシアgm70直熱送信管銅プレートの音色が抜群で、果たしてラインアンプは必要か?を迫られている。グレシャムの法則の「悪貨は良貨を駆逐する」とは、オーディオ力学も経済力学も同じを表現していると思う。

2012176ここからは我田引水力学になり、悪しからず。ラインアンプが良貨であれば設置しておいてよろしい。もしも悪貨ならば撤去してcd出力から直接パワーアンプに入れるべき。まあ、ここまではフツーの論理なんだけど、もしパワーアンプが超良貨ならばやはりラインアンプは撤去してcd出力を直接パワーアンプに入れるべき。実は以前にdcsエルガーの出力を直接カニンガムcx350管パワーアンプへ接続したら、銅総量の多い方が良い妖しい理屈で、ラインアンプがあった方が良い結論になった。今回は超良貨の銅プレートgm70管アンプだから、dcsエルガーから直接接続する方式にしよう。

2012175そこでオーディオシステム変更(ラインアンプは必要か?)の主題に戻り、システム図を描いてみた。描いていて気付いたが、cdプレーヤの出現はレコード時代のオーディオシステムを崩壊させてしまい、かえってややっこしくしている。だからラインアンプは要る、いや必要ないのエンドレスになってしまう。全部ご破算にしてラインアンプは無くなり、水晶粒防振ofc純銅トロイダルアッテネータだけにして、フォノイコライザにランアンプ増幅機能を追加する。dcsエルガーは前回ハイインピーダンスでしくじった電流出力でofc純銅トロイダルトランス駆動にして、音色の悪いopampとトランジスタ出力段を止めてしまい図のようにするか、直接水晶粒防振ofc純銅トロイダルアッテネータへ入れるかを、音色力学で判断する。結論、ラインアンプは要る、要らないではなくて「悪貨は良貨を駆逐する」にやられないコトです。

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2020年12月15日 (火)

音色力学 Gabor Szabo Dream cd 騒動記

20121511989年9月17日はサンフランシスコのリトル東京、ステーキハウス「ベニハナ」で、現地のロックミュージシャンと意気投合していた。サンノゼのシステムハウスへ最初のロボットが納入され、現場調整に来ていた。この国は随分楽な国で、5時にはどんなに仕事が遅れていてもピシャリと終わりにする。サンフランシスコの5時はまだ明るく、これから何かが始まる。付き添い同行している営業のf君とルート101をブッ飛ばし、1時間でサンフランシスコへ到着する。通りの名前は忘れたが、中古レコード屋が数軒も並んでおり夢中でレコードを探した。その時に入手したGabor Szabo Dreamはskyの原盤で、なんと5ドルだった。それから1ヵ月後にはサンフランシスコで大地震があり、難を逃れた。「1989年10月17日にアメリカ合衆国カリフォルニア州北部で発生した地震。地震の名前はサンノゼ市の南にあるロマ・プリエタ山付近が震源地だったことによる...」

2012152遡ること1967年、新清水駅の裏通り側にjazz喫茶5spotがあり、はじめてこのガボール・ザボを聴き衝撃を受けた。以来skyの原盤を数枚集め、気前良く皆さんに差し上げてしまったが、手元に5ドルともう1枚が残っている。上画像にあるcdは2005年にリリースされた国内盤で、直ぐに買った。これがレコードとは似ても似つかない情けない音で、いっぺんで嫌気がさして聴くのを止めた。cdリリースのリストから、赤丸印のアメリカ盤と日本盤だけで他は購入の対象にはならない。

2012153更に時が過ぎて、cdの音が抜群に良くなり再びGabor Szabo Dream cdを入手した。2015年リリースで2005年ものより音は良いが、音のエッジが取れて丸くなっており、jazzはエッジが立たなければ論外。国産cdだから音は良いは通用しなくて、k2 20bit以外で音の良い国内盤を探すのは難儀する。

2012154残された手段は輸入盤の入手だが、しかしこれとて得体は知れないから躊躇している。一方でGabor Szabo Dream と双璧はGabor Szabo Bacchanalになり、これの国内盤はGabor Szabo Dream と同様に情けなかった。しかし輸入盤でしかもゴールドcdで有名なdcc・jazzでリリースしており、これはいけるかも。

2012155Skye Records ‎– SK-3 1968,Three King ishers,Love Is Blue,Theme From Valley Of The Dolls、Bacchanal、Sunshine Superman,Some Velvet Morning、The Look Of Love、Divided City、Bass – Louis Kabok、Drums – Jimmy Keltner、Guitar – Gabor Szabo, Jim Stewart、Percussion – Hal Gordon、これはかなり良い、がレコードの表現に届かないところもあり100%の満足には至らない。これはampex350からスチューダa810のリマスタ問題で、どうしようもないのかも知れない。

2012156Gabor SzaboDreams Skye Records SK-7 1968 Galatea's Guitar,Half The Day Is Night,Song Of The Injured Love,The Fortune Teller,Fire Dance(De Falla),The Lady In The Moon,Ferris Wheel,Arranged By, Producer, Piano Gary McFarland,Bass Louis Kabok,Cello George Ricci,Drums  Jim Keltner,Guitar  Gabor Szabo, Jim Stewart,Percussion, Congas Hal Gordon,Violin Julius Schacter この5曲目は出色で「Fire Dance(De Falla)」ここから知らなかったファリャの3角帽子へと繋がった経緯もある。cdでドタバタしたがk2 20bitのような凄いことがcdでは起きず、ことガボール・ザボのsky盤に関しては、レコードの再生に賭けるしかない。ガボール・ザボのアルバムのベストはGabor Szabo Dreamで、最後の最後に帳尻合わせをするのだから、まるで我が人生そのものに見える。

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