2017年9月23日 (土)

デザイン力学 General Radio Impedance Bridge Type 1650-B

1650bこれはアメリカGeneral Radio社のインピーダンスブリッジで、1650Aの後継機種としてコルトレーンの亡くなった翌年の1968年に発表されている。今更インピーダンスブリッジもないもので、LCRメータでコト足りる。たまたまオークションでレクロイの電流センサーを探していたらヒットして、思わず手に入れた。

1650b2amp工房メインシステムの再構築ではラインアンプのヴォリュームが10回転ポテンショメータに変わり、そのツマミを探していたらGeneral Radio Impedance Bridge Type 1650-Bの超大型のツマミに惹かれた。落札のお代はポテンショメータのステレオ分位で、こうゆう時オークションは役立つ。間もなく現物が届き”解体したろか!”と勇んでいたが、ホレボレするデザイン力学にやられて”解体するなど不埒モン!”となってしまい、又してもガラクタが増えた。

1650b4小型のスーツケースみたいなヤツを開くとインピーダンスブリッジのパネルが現れ、思わず”オーッ!”と感嘆し時代の余裕度を感ずる。デザイン力学なのでしょうが、後世に残る優れたデザインは成果主義の現代では中々生まれ難いのかも知れない。

|

2017年9月19日 (火)

ブログ更新について

Mamaxx暫くの間本業多忙につきブログ更新は不定期になります。ご了承ください。

|

2017年9月17日 (日)

蒐集癖力学 測定器編3

0

jazzオーディのおける音の良さと測定データの関係方程式は、周波数特性と歪み率においては成り立たず、回転精度と振動においてのみ成り立つと推論しており、我が研究所はその部分においての測定器を蒐集癖力学で集め、そして解析可能な環境を作っている。ここに到達する以前はテクトロニクスの歪み率計AA501Aを2台も購入して、先ずは歪み率と周波数特性ありきで準備したが、残念ながらここから良い音は生まれなかった。

Mejx_2こちらが現在の測定器群で、まるで”jazzオーディオは測定器の奴隷である!”状態になってしまった。一番手前がampテストベンチ、奥右がデータロギングベンチ、奥左がcdテストベンチ、ありとあらゆる測定が可能になり、そんじょそこらのオーディオメーカより測定器は充実している。cdテストベンチではcdジッターメータも完備したから、rf信号からジッタとレベルが測定できる。

Fftx_2本職だったロボットの一番重要事項は振動解析で、fftアナライザで解析したデータからそのロボットシステムの健康状態が手に取るように分かる。画像は安川モータが分布巻きから集中巻きに変更した直後の10kw40極ipmモータのfft解析で、下手な制御をすれば集中巻きはトルクリップルが出がちだがamp工房の20khz電流制御サーボアンプは2f,6fのレベルは小さく合格した。この時はサーボアンプの性能試験で、わざわざ北九州小倉の安川モータまで出向いた。

Spaロボットとオーディオは同義で同じテクノロジーで問題の解決はできる。そこで威力の発揮がfftスペクトラムアナライザとなり、ストレインゲージの圧力センサーを機器各部に貼り付け、水晶粒防振効果の測定を主体に行う。ターンテーブルであればセンタースピンドルにセンサーを貼り付け振動解析を行う。かくして歪み率計からfftアナライザへとオーディオの測定器の主役が交代した。

|

2017年9月15日 (金)

構造力学 究極のターンテーブルモータ考察編

Pmプリウスモータは主機モータが60kw(80hp)で補機モータが10kwとなっており、ブレーキ回生モード時補機10kwで発電してバッテリー充電する。”あんぷおやじさん、主機モータの60kwでも良いでよ!”と客先担当者から言われて、”や、止めてください、補機の10kwにします!”サーボアンプの60kwなんてやりたくないし、第一そんなに巨大なモータは持てない。補機10kwモータをバラして、画像のように旋盤加工した巨大なアルミの円筒へ収めた。これをテーブルの上に1人で上げたのだから、昔は力があったものだ。

Bsmxxプリウスモータはブラシレスdcサーボモータで、状態方程式で表すと画像のようになる。いきなり難しそうな数式の登場で数学に弱いあんぷおやじは困るが、深く考えず単純化してみよう。各相駆動電圧={z(インピーダンス)x電流}+逆起電圧、と簡単になる。

Rv 上数式のeua,eva,ewaが逆起電圧であり、補機モータが10kwの逆起電圧は画像のような波形となって汚い。これはネオジ磁石がコアの中に埋められたipmタイプで、リラクタンストルクでも回転するようにしているから仕方がない。

Dqxxx上記式はブラシレスdcサーボモータを3相交流で表しているが、画像のように2軸直流に座標変換して直流で制御するのがdq変換で、指令値の直流電流値とu相v相から生成する帰還直流電流値でpi演算する。sp10ターンテーブル制御アンプも2軸直流のdq変換してこそ、初めてdcアンプとなる。

Sl120こちらがsp10の逆起電圧で磁石がフェライトのリング状で回転中心に対称だから綺麗なサイン波となる。でありますからブラシレスdcモータを使用したddターンテーブルを入手した時は、電源が無い状態で外力でターンテーブルを回し、3相交流の発電電圧を観測し綺麗な3相交流であることを確認しよう。綺麗なサイン波でも3相がアンバランスであればトルクリップルを生じ、ddターンテーブルでは致命傷となる。

Dp80gnこちらがacモータであるエディカレントモータdp80の逆起電圧で、磁気回路のケイ素鋼板に残った残留磁束で微々たる発電をしている。上記式のeua,eva,ewaが基本的に無いから数式においてもacモータは簡単になる。

Acttもうお分かりのように、ブラシレスdcサーボモータは磁石付きの高効率が最大のメリットで電気自動車には必須だが、低速回転が主体で音効率を追求するjazzオーディオのターンテーブルには、やたら複雑過ぎてあまりやりたくないのが本音となる。プリウスモータは補修部品で購入できるから、補機モータが10kwを使って究極のddターンテーブルに挑戦される猛者は?
余談になるが、
ヨーロッパを中心に電気自動車へと、強烈にカーブを切り始めた。化石燃料を止めて、電気自動車にするのは十分に理解できるしそうあるべきと思っている。問題はその電気をどうして作るか?と現状走行距離が短く、サービスエリアの急速充電スタンドは列を成して、その短絡電流にも似た急速充電の電源容量は莫大になり、それをどう高効率に対応できるか?などの問題は多い。やはりトヨタ、ホンダの燃料電池車の低価格化と、どうやって水素を作るか?のインフラ整備を本命にする必要があると思うのだが...まあいいか。ソレックスで固めてオクタン価100を超える怪しい鉛ガソリンを入れて、シグナルグランプリに明け暮れていた昭和の時代は、面白い時代だった。

|

2017年9月13日 (水)

千手千眼力学 デジタルオシロスコープ

Senjyu0画像は曹洞宗大覺寺全珠院殿からお借りしました。
檀家でもないし宗教も違うが、ご住職には大変良くして頂いて感謝でありました。1998年のことになるが、全珠院のご本尊の千手観音の造仏に関係する栄誉を賜った。お陰で鎌倉の仏師渡邊勢山先生の工房へ訪れることもでき、写経も観音さま体内に収めることも出来た。担当は開眼式(1998年6月22日)において、一連の流れと和太鼓の林英哲さんの演奏をデジタル録音してcd製作をすることだった。天を突く大太鼓からpa室まではだいぶ距離があり、自前のマイクのセッティングは諦め、paエンジニアのセットしたラインから録ることになった。

Eitetuxxしかしこれが大失敗で、最悪の音質がヘッドフォンモニターで分からなかったのは未熟で、cd製作は水泡に帰した。静岡のa不動産f社長の期待に答えられず生涯に悔いを残し、こと音に関しては無責任な人の意見など聞いてはならず、最後まで自分の手でやらなくてはならないと肝に銘じた。鎌倉時代の仏師・湛慶作の三十三間堂の千手観音坐像よりも大きく、優に千年に耐える千手観音と不思議なご縁ができた。
余談になるが、datと10インチアナログテープの2台をpa控え室に持ち込み、緊張して録音していると背後に並々ならぬ殺気にも似た気配を感じ、それが出演を控えた英哲さんで、緊張なのか?鼓舞なのか?プロフェッショナルだからこその凄さを目撃した。

Oscxxx_2ブラシレスdcモータのサーボアンプは3相インバータとなり、u,v,w各相のゲートドライブはアッパーアームとロアアームで電源が異なり、合計4個のアイソレーション電源を必要としている。このアイソレーション電源をスイッチングで作り、電源の設計能力がインバータ設計能力と表現できるほど重要なウエイトを占める。設計に難しさは付きまとうが観測する方もエラク難儀する。アイソレーション電源だからオシロスコープのgnd共通では短絡を起こし、事故になる。したがって高圧差動プローブを用意しなくてはならないが、Tektronix 高電圧差動プローブなんか軽く10万円を超えて中古のオシロより高い。仕方がないので高電圧差動プローブは1個だけ使い、全珠院のご本尊の千手観音の千手よりは少ないがご覧のようにオシロスコープを3台稼働させ、最大で10箇所を同時観測出来るようにした。

Stamp工房デジタルオシロスコープ群は2現象オシロスコープが2台、4現象オシロスコープが4台、合計6台は20箇所を同時に計測でき、千手千眼デジタルオシロスコープとなった。そして2現象では見えない所は想定しながら作業を進めていたものが全て見えてしまい、遂に短絡現象を捉えた。トランジスタモジュールのアッパーアームとロアアームがショートするのだからたまったもんじゃあなくて、トランジスタモジュールは破壊する。これが現代であればインテリジェントモジュールとなり、エミッタ抵抗で電流を検出してベース遮断するから滅多なことでは破壊しない。

Lc2xx千手千眼デジタルオシロスコープのお陰で手は千本生えたが?眼の千個はこれが中々難しく、眼力は脳と繋がり頭脳明晰というか、悪知恵というか、真理は見ても見抜けない。まあ、焦ることもないが千眼を持ってして世の中とことん見てやろうと思っている。

|

2017年9月11日 (月)

レクイエム 9.11

Twin2x_21996年11月、
ニューヨークは既に初冬、ハドソン川のナイトクルーズはフォーマルファッションの必要があり、入り口でエンジ色のジャケットを借りる。船上のディナーショーは滅法洒落ていて生バンドに無名?のボーカリスト、そんじょそこらのjazzボーカリストが太刀打ちできないくらい上手く、アメリカのエンターティナー世界の奥深さを知る。船上から眺めるツインタワーは圧巻で、視界からはみ出すほど大きく美しい。

Riverxマンハッタン対岸ブルックリン橋袂のリバカフェからツインタワーを最後に確認したのは1999年夏のこと、2年後にツインタワーは消滅して、ニューヨークを訪れる理由のひとつを見失った。

|

2017年9月 9日 (土)

効率力学 究極のターンテーブルブラシレスdcモータ編

Gneq軸とd軸の電流制御はiqaを通常電流指令値として与え、idaは電流0で制御する。所がidaをマイナス電流制御すると磁束Φfaが減じ弱め磁界となり逆起電力を押さえ込んで高回転させることが出来る。何のことやら?となるでしょうが、プリウスモータを10,000rpmで回転させようとした時...

Honnda_2「横道ですが、ホンダの250ccで6気筒4バルブRC165マシンは18,000rpmまで回し、後の125ccの5気筒マシンは20,000rpmまで回してエンジンの場合は高回転が必須、v8等になりトルクが出て回転数は下がったが、モータで気筒数を増やす概念は今の所無いから高回転は必要。」
...idaをマイナス制御しないと電源電圧の限界から高回転させることは出来ない。その時に邪魔をするのが逆起電力=発電電圧で、ブラシレスdcモータは発電機なのだ。上画像の高効率発電機はブラシレスdcモータを外力で回し発電機としている。磁石付きモータは磁石の力で高効率となるが磁石の力で回転数に制限が起きてしまい、高回転型は効率は落ちるが誘導電動機acモータとなる。

Sp10mブラシレスdcモータを回す場合いやらしいのがこの逆起電圧で、この発電電圧より若干高い電圧がiqa電流制御により自動的に与えられて回転している。sp10を始め各社のddターンテーブル制御アンプのようにハードウエアでやってしまうと、q軸とd軸の電流制御は出来ないから限界がある。現代版cpu制御のターンテーブル制御アンプも、このハードウエアをソフトに置き換えただけだから、これも役不足。

Sl120sp10の発電電圧はご覧のように美しくこれに沿ったiqa電流制御をしないと、モータから高調波振動を発生させddターンテーブルは音が悪い!との烙印を押されてしまう。ddターンテーブルの時代はハードウエアの全盛期で、ソフトウエアの概念が無いからブラシレスdcモータのまともな制御が出来なくて、ブラシレスdcモータの真価が発揮されていないのかも知れない。余談になるが、ブラシレスdcモータ制御の諸先輩方は、d-q軸変換制御をハードウエアでやっていたのだから真に技術力を持ちあわせていたと思う。

Rt考え方は、速度制御pidの制御領域へ入るまでiqa電流制御で加速して、制御領域でidaマイナス電流制御を加え、磁界を弱くして磁石による振動を抑える。効率の良い磁石付きブラシレスdcモータを眺めながら究極のターンテーブルのモータを構想していたら、ブラシレスdcモータ制御の問題点も見えてきて、ddターンテーブルは音が悪いと烙印を押した世界の連中に、あっ!と言わせてやりたい気持ちも生じてきた。

|

2017年9月 7日 (木)

遮断力学 継承されないターンテーブル用モータ

Maxon画像出展:maxson
n大のt橋研究室へ通っていた頃良く使っていたmaxsonのブラシ付きdcモータとブラシレスdcモータで、小型で品種が豊富で研究室なんかで好んで使われている。tg(タコジェネレータ付き)やpg(パルスジェネレータ付き)もあるから、教材用ロボットや位置決めシステムのサーボモータには打ってつけ。確かに回転速度は変わり、tgがあれば速度制御も出来る。

Dr2サーボアンプはpwmが50khz以上で確かに可聴帯域は外れている。但し回転精度は記載されていないから常識的に1%とするとddターンテーブルには使えない。これをベルト駆動にして、仮に20:1とすれば1%/20=0.05%でベルト駆動ターンテーブルには使える。現実にこのモータとサーボアンプを使った著名なターンテーブルがあり、オーディオ用にpwmスイッチングや磁石付きのモータシステムを、問題視していないところが問題!

Lp1 次は250rpm Synchronous Motorでモータを設計しているから良く分かるが、モータの直径がΦ50mm程度で24極が出来る訳が無い。シンクロナスモータの24極の回転数はn=(2x50hz/24)x60sec=250rpmとなり、画像のモータがそれ。

Cpmxxxこのマブチモータみたいなブリキ細工で著名なベルト駆動ターンテーブルを作っているから驚きで、フィリップス製の同じモータをイギリスrsで£42.29で売られていたから、現レート142円を掛けると6,000円と決して安くは無い。

Pm2このモータの原文「Particular attention has been given to the magnetisation of the 24 pole rotor to optimise smooth running. This, together with the high accuracy ofstator pole placement minimises torque ripple and provides low audible noise.」から察するに、磁石付きとなれば板金細工のクローポール同期モータで、何とかソンの掃除機や柱時計ならまだしも、とてもじゃあないがオーディオ用には使えない。

Sp10日本の磁石付きddターンテーブルは音が悪いと烙印されてしまったようだが、少なくともモータは随分と立派なddモータを各社開発していた。この時にモータの振動や磁石付きモータの問題点をターンテーブル開発者は学んだはず?にも係わらずベルト駆動だからと平気で磁石付きモータやpwmアンプを使っている現実は、遮断力学で継承されないターンテーブル用モータとなる。

Rtm画像はamp工房開発のベルト駆動ターンテーブル用のリラクタンストルクacモータで、予算が無いとゆうことで金型はそのまま使い、巻き線をac24vに設計変更、精密サイン波25hz駆動している。このモータの開発は世界の現状を知れば感謝されてしかるべきだが、遮断力学で現代エンジニアには理解が及ばないのか、さして感謝されなかった。これに懲りて2度とオーディオメーカのターンテーブルの開発はやらないと決めた。

|

2017年9月 5日 (火)

泥縄力学 ワウ・フラメータ

180ax画像はLINN SONDEK LP12 のワウフラ測定状態で、ワウフラ0.1%、周波数誤差12hzと悪いデータが出ても驚かなくなっていた。長年様々な開発に携わってきたがカタログ値と測定値に結構差があるのは、ワウフラ測定が筆頭に思う。理由は測定方法に問題があり、ワウフラを測る場合パルスジェネレータ出力と、専用レコードの3khzを測る場合でだいぶ違う。勿論パルスジェネレータ出力の方が良い。専用レコードの場合センタースピンドルの勘合具合で0.01%位は直ぐに変わるから、マランツの立会い時には神の手を使い、レコードの端面をコンコンと叩くと0.03%のチャンピョンデータが出て、担当者を喜ばせる。

617p_2もう4ヶ月も難航している修理業務があり、モータ回転が可能になったものだからパルスジェネレータ出力でワウフラを測定しようと、愛用のmeguro mk-617を引きずり出した。所が入力を入れてもモニターランプが点かず、これはエライことだ。慌てて殴る蹴るの、いや、あっちこっち叩くが反応は無く、仕方がないので泥縄力学で急遽修理をすることにした。入力opampのアナログ回路は正常、デジタル側が全く動作していない。調べると3端子レギュレータのロジック用+5vがイカレていた。珍しい故障で直ぐに交換し完了した。

617文面では随分と楽そうだが実際は昨夜の12時から今まで掛かり、完全オールナイトになってしまった。回路図やドキュメントの無い場合にはシステム構成を読んで手探りの修理で時間は掛かる。このmeguro mk-617は、デノンのcdj3700開発時にデノンと測定環境を合わせる為に購入し、最小単位が0.01%もある優れもの。

615長年使ってきたmeguro mk-615は質実剛健の安定感抜群のワウフラメータで、30年近く経つが未だに故障は無い。

6100ミナトエレクトロニクスのmodel6100はデジタル表示重視でアナログメータはおまけのグリコ、精度は0.01%が出せて細かい数値を読みたい時は活躍する。ターンテーブル開発は本業でワウフラメータは合計4台持っているが、常用はmeguro mkになってしまい、計測器の場合勿論測定精度は最重要だが、計測器の醸し出す雰囲気も重要なファクターになる。

927ここからワフフラの怖い実態。
画像はemt927の測定状態でワウフラ0.056%、周波数誤差1hzとamp工房で測定したターンテーブルではトップクラスの成績。kenwoodのfl-180aは機能不足でプロ用にはちょっとだが、傾向を測るときは簡単操作で多用する。通常はwtdのrmsを使いワウフラ値をかなり平均化して表示する。これで開発者もユーザーも安心するのだが、これをun wtdにすると0.3%のレンジでもオーバーすることがあり、更にmk-617なんかのピークモードにすると、青ざめるデータになる。もうターンテーブルもお終いの時代だから、究極のターンテーブルではwtdは使わずレコードの回転精度の実態を明らかにしようと考えている。

|

2017年9月 3日 (日)

振動力学 究極のターンテーブル速度センサー編

Dp80もう17年も前になるが、dp80エディカレントモータを設計したモータ先輩に当時としたら考えられる究極のターンテーブルを設計してもらったコトがある。画像はその図面で、teacマグネフロートTT tn80cやテープデッキa4010の設計者の経験則がものを言う設計で、勿論acモータはエディカレントモータだった。先輩はとうにリタイアしており、あんぷおやじが根底の思想を引き継ぐ役目になっているが、しかしこの17年間にオーディオ思想に水晶粒防振構造とゆう激変があり、モータのみエディカレントモータであるべきと引き継いだ。

Pgxxさて、幾ら計算してもワウフラ0.05%が出ない論拠だが、0.05%を出すには0.01%の量子化幅(1/10000=13~14bit)を出す必要がある。画像のようなステンレスコードホイールを720パルスとしてエッチングで作る。720は360度の倍数でブラシレスdcモータ駆動には便利でそうする。ターンテーブルの場合(1/Tcq)は大きいから速度交差角周波数ωscは500rad/secと決める。サンプリング時間換算で12.5msec、これを10msecとして計算する。33.3333rpmは0.55555rpsでこれに760パルスを掛けると400hzと出る。これは2.5msec毎に速度情報が更新されるコトを意味して速度交差角周波数ωscは500rad/secに対して余裕がある。カウンター1パルス時間を40nsecとして2.5msecでは62500パルス(16bit)と高量子化幅、これならばワウフラ0.01%の量子化幅(1/10000=13~14bit)も出せる。ところが出力のdaコンバータやpwmの量子化幅が原価の関係で8~10bitになり、ここで埋もれてしまう。でありますから究極のターンテーブルでは16bitのdaコンバータを使用しcdと同じにする。この16bit量子化幅を小さくしてもロボットは問題なく動くが、超精密ターンテーブルでは譲れない条件なのだ。
Abse他のセンサーではどうだろうか?一番手に登場がロボットでは必需品のアブソリュートエンコーダで、1回転の分解能はmaxで23bit あり8388608パルスとなる。これを500rad/sec換算すると15bit以上で使える可能性はあるが、Φ30mmのガラス板に23bit印刷してフォトセンサーで検出する構造にチラツキが生じないか疑問は残る。lsbのチラツキが速度制御では大敵で、外乱となってしまう。
1続いてレゾルバ、これはアナログ検出器だからデジタル化の処理が必要となりrdコンバータを使うが、量子化幅は12bit あっても変換精度が±4lsbと悪くギャランティは8bitの精度しかなく使えない。磁気タイプでadコンバータを必要としているものも、必然的に落伍する。
Oisxx画像出展:多摩川精機
インクリメンタルエンコーダでパルスの多いタイプでは120000パルス(17bit程度)があり、これを500rad/sec換算すると9bit程度で使えない。昔は40万パルス/revとゆう凄いインクリメンタルもあったが速度制御に使えない、との記述は何となく理解できる。
Pgttx究極のターンテーブルは究極の速度センサーとなり、m製作所の開発業務で学んだ3次元測定器のイメージに必然的になる。最初に戻り、出力の量子化幅を16bitすると現役のdaコンバータdac712uがあり、内部バッファを使い±10vの出力とする。10v/32767(符号付16bit)=300μv/bitで我らの扱える電圧の限界値に思う。だからこれを24bitだの32bitのdaコンバータにしたら空気中のチリみたいな電圧では、扱う実感が涌かない。Φ650mmアウターロータターンテーブルで水晶粒防振構造にした場合(1/Tcq)は相当に大きくなるから、速度交差角周波数ωscは100~500rad/secと決めて、アウターロータへ彫るピットのサイズと間隔を16bitになるように決める。

|

2017年9月 1日 (金)

振動力学 究極のターンテーブル構想編

Nbsx画像出展:nbs
シカゴミーティングを終えて次なる目的地ワシントンdcへ向かう。ワシントン・ダレス国際空港(Washington Dulles International Airport)へ降り立ったのは、後にも先にもこの時だけだった。観光も少々あるが、何といってもアメリカ国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology, NIST)の訪問で、当時は国立標準局 (National Bureau of Standards, NBS) と呼ばれていた。エレベータで地下深くへ降りて行き、無振動の中でのレーザー測長は初めて目にするものであり、超精密測定の世界を垣間見た。この時から精密測長はレーザであるべきと思った。

Sps2「どうやらcdの方がレコードより音が良い...結論になりそうである」のいっとう大きな問題点はターンテーブル回転精度にある。余りにも精度の悪いのがddターンテーブルの速度検出機構で、いくら制御系に現代制御理論を応用してもセンサーから抽出される速度情報に誤差満載ではどうにもならない。画像はsp10の電気角及び速度検出機構でワウフラ0.03%を出せる速度センサーとは思えない。
Dpssp10よりは速度検出周波数の上がったdp80も同様で、磁気印刷の磁気センサー速度検出機構で、ワウフラ0.008%を出せるとは到底思えない。ただ目的はコンシューマ用であり、原価計算上やむ得ない状況は良く理解できる。
Pg0xロボットで多用したステンレス盤をエッチング加工したコードホイールは安い割には精度もまあまあで、マランツとデノンのターンテーブル開発に使用した。このスリットを透過型フォトセンサーで速度情報として拾うのだが、計算していくととてもじゃあないがワウフラ0.05%も出せない。更に、磁気センサーでもフォトセンサーでもいやらしいのが物理現象のヒステリシスの存在で、sp10もdp80もこのヒステリシスにやられて大いに誤差を生ずる。
Sp101その中でもフォトセンサーは比較的ヒステリシスは少なく、精度では有利となる。先に現代制御理論を応用してと記述したが、マランツ開発時の最初は印刷タイプのコードホイールで、matlabでシュミーレートしたオブザーバ機構を使ったがワウフラは全く悪くて、結局はセンサーの高精度化で解決した。計算でとてもじゃあないが出ない精度を、ワウフラ計測でwrms(ウエイテッド・ルート・ミーン・スクエア)とゆう魔法の単位で出せる...だから割烹わかすぎの若旦那のような凄耳の御仁にはバレてしまう。画像はsp10の測定でワウフラ値wrmsで0.1%くらい、これがsp10の実力値でdp80も似たり寄ったり。
Ddmxさて、5軸マシニングセンターを操るロボット仲間のm氏は、潜水艦のスクリュウを加工するような3次元複雑加工を涼しい顔をしてこなしている。m氏との再会は断念していた究極のターンテーブルの再開を意味し、打ち合わせを重ねている。ターンテーブルのモータ構想はアウターロータタイプのエディカレントacモータとして、誘導電動機タイプは見送る。理由は全てにおいて加工精度が保証され自由な発想で究極のターンテーブルが構想できるから。スピンドルもΦ300mm位にして平面メタル摺動機構を考える。
Lz画像出展:wikipedia
いっとう重要な速度位置センサーはアウターロータのΦ650mmに、マシニングでcdのピットと同じように穴を彫り、レーザ測長器で情報を読み取る。あくまでも計算上ワウフラは0.005%を出せるようにしておく。平面度、真円度、外周の振れなど全てミクロンオーダとする。こうゆう無理難題力学にm氏は涼しい顔をしているから頼もしい。
Caliburn世の中には凄いターンテーブルがあるもので、画像のターンテーブルは1700万円もする。モータは米国軍が使用している高精度な最新技術とされているだけで詳細は分からない。しかし我がamp工房チームもオーディオ用モータに関しては米軍に負けるわけにはいかないので、コギングレスの超高精度モータを開発しよう。オーディオ機器において唯一データがモノを言う世界がターンテーブルの世界で、ワウフラ実力値0.01%は存在しないから誰も聞いたことのないそれを出してやれば良い。amp工房開発の対向巻き線トロイダルトランスも純銅電解コンデンサも水晶粒防振構造も、音が良いの悪いのの世界だから”これは俺の音ではない!”と否定されれば、それで終わる。所が唯一データが支配的なターンテーブルでは”これは俺の音ではない!”と否定されても”では、世界に他にありますか?”で論破できる。最初に戻り「どうやらcdの方がレコードより音が良い...結論になりそうである」は、未来永劫レコードの実力値を示さないまま終わることになり、コルトレーンフリークとしてはレコードでしか会えないから何とかするしかない。かくしてm氏と密談しながらとんでもないターンテーブルの開発へと動き出した。

|

2017年8月31日 (木)

テレビに登場!

019月1日午後4時45分からの静岡朝日テレビ番組「とびっきり静岡」にamp工房ではなくてサボテン工房が登場します。画像はその撮影風景で、芸人さん北陽・伊藤さおりさんの「ぶらチャリ!」とゆうコーナーです。

Belen裏話
気温35度もあり大丸盆ウチワサボテン”ベレン”に水遣りをしていると突然”これは何ですか?”と声が掛かり、振り向くと芸人さん北陽・伊藤さおりさん居ました。びっくりして水遣りの手元が狂い、一番川沿いの鉢にジェット水流が当たり音を立てて川に崩れ落ちました。慌てて北陽・伊藤さおりさんをお店に案内し取って返して、川に入り大丸盆ウチワサボテンの救出作戦ですが、グチャグチャになり抱きかかえないと救出できません。ようやく上に揚げた途端、大丸盆ウチワサボテンに仕返しをされて、顔面に猛刺が何本も刺さり血だらけ。取材に出たいのですがこの有様では無理で、顔面を水で冷やしながら頭も冷やし、呆然とグチャグチャになった大丸盆ウチワサボテンを眺めていました。

|

2017年8月30日 (水)

歪み力学 サイン波オシレータ

021世紀元年、最終章はロボットを卒業してやり残したオーディオを本業にすべしと決めて、テクトロニクスの歪み率計AA501Aを2台も購入した。まあしかし、オーディオメーカはアンプの設計など意地でも外注しないから、プロの業務で使用したコトは無い。アマチアならば”オーディオは測定器の奴隷ではない!”と言い切れるが、プロでは通用しない話しでデータが無ければ箸にも棒にもかからない。

1x歪み率なんかどうでも良いがサイン波を目視して醜ければ、これはチト具合が悪く目分量のさじ加減でサイン波の調整をやる。またステレオの場合のバランス波形も見ておく必要がある。とゆう訳で測定器蒐集癖力学者はテクトロニクスのパワーバスtm504aに入っているオシレータsg505を、外へ出して使うことを考えた。
4_2さて取り出してみたがなにやら昔風の基板のエッジが出てきて、なんだい100vを繋げば動くのじゃあないのか!そこで例の1日3回まではダウンロードできるサイトから、tm505とsg505の回路図をダウンロードした。
6 回路図を見てたまげた。なんとac24v電源バスで、パチンコのシステムと一緒じゃあないか。各sg505や歪み率計aa501aのユニットには、入力ac24で出力は各アナログ回路電圧の基板用の電源トランスが付いている。
3分かり易くシンプルなサイン波オシレータsg505は、回路図があるから未来永劫修理はできる。sync outの端子は使ったことはなかったが、フォトカプラでアイソレーションアンプして出力している。
5コンストラクションは芸術品で、こうゆう設計が出来ればなと憧れる。tm505のacバスから切り離してスタンドアロンにするには、入力ac100v出力ac24vの電源トランスを外付けすればよい。デジタルシグナルジェネレータが幅を利かせている時代だが、ここだけは車のキャブ車と同じで誰でも修理できるアナログ回路方式が良い。

|

2017年8月28日 (月)

蒐集癖力学 測定器編2

0xどうやらcdの方がレコードより音が良い...結論になりそうである。cd信奉者は”今頃なんだい!”と言うであろうし、レコード信奉者は”裏切り者め!”と言うに違いない。好き嫌いではなく、科学的に研究を進めるとどうしてもそうなる。まあ、それは後ほどにして蒐集癖力学者はやたらとオシロスコープを集めている。そこで気が付くのがアナログオシロスコープの波形で、画像は当時としたら高性能の100mhzもあるのだが、滲んで古さを感じてしまい今更使うにはチト抵抗がある。波形はやはりデジタルオシロスコープで余す所無く鮮明に見たい。たとえadコンバータの性能が悪くても一度デジタルを使うとアナログには戻れない。tvのハイビジョンも同じで、プラド美術館のベラスケスのラス・メニーナスは現地まで出かけて見たより鮮明で、デジタルハイビジョンに限る。とゆう訳でデジタルのcdの方が音が良いはず...に繋がる。

12000年に50万円前後で入手したテクトロニクスのオシロスコープがtds3012で、それまでのアナログオシロスコープから何ら違和感無しに使っていた。17年間無メンテナンスで使い続けて、いよいよダウンしかかった為に急遽オシロスコープを買い集めて、色んな問題が出て時代の進化とはなんだろうか?を思い知らされた。

2ソニーCDP-337ESDのrf波形を観測していてそれが起きた。先ずはTektronix TDS524A,500MHz 500MS/sで帯域はtds3012より遥かに広く、サンプリングは半分以下、これでrf信号を見るとアイパターンが出ない。更にオーディオ信号を見るとやけに遅い。

3そこでtds3012とLeCroyのオシロスコープに同じrf波形を突っ込んで観察してみる。上のtds3012にはアイパターンが現れ、高性能なLeCroyにはアイパターンが現れない。これは一体?テクトロニクスのオシロスコープtds3012の正式名称が「Tektronix TDS 3012 DIGITAL PHOSPHOR OSCILLOSCOPE」となり、このPHOSPHOR(フォスファ)がアナログライクのテクノロジーで、アナログオシロスコープと何ら違和感無しに使えた所以なのだ。17年経って気付くとは、我ながら笑ってしまう。

4結局の所アナログがマスターであり、デジタルを如何にアナログに近づけるかがデジタル化技術の重要課題だった。そうした努力の積み重ねでデジタル技術の進化は孤高の発達を遂げ、デジタルフォスファにしてもハイビジョンtvにしてもアナログ時代を遥かに凌駕している。Tektronix TDS524Aなどデジタルへ切り替わった当初のオシロスコープは、デジタル臭さをの弊害を持った進化の過程の産物だった。

Ampex351では最初に戻りcdの方が音が良い論理だが、どうしても超えられない一線がある。それが音の分厚さで、ampex200、300真空管式テープレコーダだから表現できた音の分厚さなのだ。それじゃあ、この骨董品をレストアして録音すれば分厚い音は撮れる...となるでしょうが、今度はコルトレーンがもう居ない。

|

2017年8月26日 (土)

無理難題力学 マルチアンプシステム

Roboxx画像が直交座標ロボットの原点で、1981年の開発となる。この時の大手取引先の技術部長さんが、30年振りに我がamp工房を訪ねてくれた。この長い時間の経過に人間の相は随分と変わるものだが、昔と変わらず良いお顔をされていた。偉い立場の時も現在も応対に何ら変わることなく、なんと素晴らしいことか!取引先の時代”あんぷおやじさん、2軸で250万円になりませんか?とニコニコしながら無理難題を言う。”ようがす、やりやしょう!”と不断の努力をし無理難題を解決する。それから暫くして”あんぷおやじさん、2軸で180万円になりませんか?とニコニコしながら無理難題を、また言う。”ようがす、やりやしょう!”と不断の努力をし無理難題を、また解決した。それが今日のローコストロボット成功の原点で、常識家は間違いなく断るであろう案件に、ある種特攻隊的精神で無理難題に挑む無謀さも、人生には時として必要なのだろう。

Kuraiさて、こっちも無理難題力学のマルチアンプシステムのお話。kuraiman社長氏のマルチアンプシステムは現在音色調整中だが、いきなり無理難題の位相特性が出てしまった。amp工房のaltecメインシステムの位相が揃い、空間に音が飛び散るまでに何年も要したものが、今回は直ぐに音が飛び散ったから大いにたまげた。
0xまあ、技術の進化と言やそうかも知れないが、6db古典管アクティブチャンデバの威力と言え、フィルター特性については金田式の6dbを支持する。kuraiman社長氏から”マルチアンプはどうでしょうか?”と言われた時”止めときましょう!”とかわしてしまえばこじんまりと楽に収まったものを、自らを無理難題力学へ誘導してしまった。
3もっともそれを踏み切らせたのがネットワーク用Duelund社銅コンデンサの冗談のような高額さで、しかし一度この音を聴いてしまったら元には戻れない。amp工房のaltecメインシステムの288-16gをDuelund社の銅コンデンサにしたら片チャネルで10万円、ステレオ分で20万円もかかった。だがこれでは片手落ちで、515bのwウーファステレオ分が600$x8個(ウーファ1本に2個)=4800$となり約60万円、ツイータ分も含めて都合90万円の銅コンデンサだけの予算となり、さらに高額なムンドルフのコイルが加算されれば無理難題力学の最たるモノになる。ところがマルチアンプシステムのフィルターコンデンサは容量が小さく、Duelund社の銅コンデンサを使っても安いとゆう、エネルギー効率向上の論理が成り立つ。
Celloxかくしてamp工房のaltecメインシステムもDuelund社の銅コンデンサを追加していくより、マルチアンプシステム化にすべきとの結論に達し、何よりも20年前のオールcelloマルチアンプシステムでしくじった、リベンジなのだ。

|

2017年8月24日 (木)

amp工房altecメインシステムの休止

00x昨日は神戸からスピーカ研究者のご来店があり、これをもってamp工房altecメインシステムは休止とします。よってjazzを聴きたいとご来店されても聴けませんのでご了承ください。多忙な本業を優先的に進めることと、この際にメインシステムの全面的な入れ替えを慣行します。ターンテーブル駆動古典管アンプ化、マルチアンプシステム化、純銅電解コンデンサ化、対向巻き線トロイダルトランス化、オール古典管化、など最新のテクノロジー?満載の予定です。期間は?...断定できませんのでブログにて情報をアップします。

|

2017年8月22日 (火)

振動力学 ソニーCDP-337ESD2台目の改造 了

0エネルギー効率向上を研究開発者人生の最終章と心得、寝食忘れて研究開発に明け暮れている。お陰で朝起きた時今日は何をしようか?ではなくて、今日は何を省こうか!となり人生ベクトルが180度違う。直接的エネルギー効率向上についての研究では、小型ロボットシステムにおいてdc24vのスイッチングレギュレータの支配下で動作させることが殆どで、多軸構成になると回生モードと力行モードが共存しており、各軸の状況を判断しパワーマネージメントをすれば、強力なる省エネにつながり面白い。所がサーボアンプまでは作るが電源となると身分を低く捉えて真面目に開発しない。この辺りはオーディオも似たようなもの。画像の我が発電システムにおいては如何に非対称サイン波を出すかがポイントで、美しい非対称サイン波に未来を見ることが出来る。ソニーCDP-337ESDは大量に作られ、オークションでも15,000円から20,000円で出品され、且つ品薄になることも無いから安心して使え、あんぷおやじ流儀の電源強化と水晶粒防振構造化でとんでもない音になり、間接的エネルギー効率向上の最たるモノと言えよう。

1これが真っ赤なフェルトを貼り付けた上蓋になり、スタンダールの赤と黒を地でいっている。ミルトさんが”綺麗に貼れましたね!”と感心していたが、実は難しく接着ボンドの粘度がポイントで薄めすぎるとフェルトから滲み出し、荷重を掛けた時くっついてしまう。又荷重を掛けっぱなしもまずくて、30分から1時間で荷重を取り去り、フェルト面を表にして乾燥させる。
2中央の四角いcdメカ部に水晶粒を充填させて防振するが、ここが音質を決める最大のポイントになり、この程度のアイディアしかなく情けない。だけどdaコンバータのopampやフィルターの抵抗コンデンサで音質が大きくカイゼンされる...所ではない音質向上に、これは一体?
3続いてcdを搭載して動作をさせアナログ出力の波形を見るが、この波形から音が分かるほど世の中甘くは無い。オシロスコープは神測定器のHewlett Packard社54540Cの4CHデジタルオシロスコープで、測定器フリークは思わずニンマリする。
4cdと水晶粒防振cdスタビライザーを搭載する。kuraiman社長氏に”酔っぱらってcdを操作することはありませんか?”と質問すると”いやー、無いですよ!”の返事に危険無しとして、ここだけは水晶粒をむき出しにしておく。高さ方向の調整を最後にやるためこの方が良い。
5_2こちらがソニーCDP-337ESDの動作状態画像になり、単純化されたコンストラクションがセイヨウタマゴタケみたいで美しい。
6最後にrf波形のアイパターンを見る。今回からrf信号を簡単に見るためrcaジャックを1個用意し、高周波だから最短で配線した。こうしておけばピックアップkss-190aの寿命をバラすことなく観測できる。現時点ではほんのさわりの改造に過ぎず、この先とんでもない改造を計画中で、奇想天外過ぎて理解されないかも知れない...了
7何にでもお詳しいmjのk川さんから、前エントリーのセイヨウタマゴタケについて”タマゴタケは炊き込みご飯が簡単で美味いですよ!”とご連絡頂いた。妖しい美しさと美味いはチョット結びつかなくて、毒キノコの代表格ベニテングダケと良く似とるタマゴタケを最初に食した御仁はエライとしか言いようがない。実は水晶粒防振構造も美しく怪しく妖しいと捉えられがちだが、食してみれば美味いですよ!

|

2017年8月20日 (日)

振動力学 ソニーCDP-337ESD2台目の改造3

00x余りにも暑いのでランチを兼ねて箱根ポーラ美術館へamgを飛ばす。涼しいとゆう程でもないがブナの森林は蒸発潜熱作用で下界より温度は低く、散策には問題ない。箱根の森はもう既に秋モードで、キノコが至る所に顔を出していおり、チビたちを捉まえて”凄いキノコ発見!”と叫ぶと、全員から”気持ちが悪い~!”と返されてしまった。”これはトトロの森の贈り物で、美しいが毒キノコだから見つけても採ってはいけない...”と続けた。

0xベニテングダケとキノコに詳しくないにわか植物学者はそう思ったが、気になりネットで調べると珍しいセイヨウタマゴタケで食用と判明。根拠は似ていることとブナの巨木の下に生えていた環境となる。美し過ぎるは妖しいとか気持ちが悪いに繋がり、類似で無頼の天才画家カラバッジオがおり、昔はあまり好きではなかったがウフィツイ美術館で本物を観てしまってからは180度ひっくり返った。jazzオーディオもこのような生々しさと妖しさと、日陰者の憂いが表現できればな~、その時は未だベニテングダケを見ながらそう思った。

1生々しさと妖しさと憂いの表現は水晶粒の独壇場で、ソニーCDP-337ESD2台目の改造に拍車が掛かる。画像はkss-190aピックアップ搭載のcdメカで、アルミダイキャスト製の筐体を持つ。ここの水晶粒防振構造化が前出の音質の決め手で、完全なる水晶粒防振構造化したいが未だノーアイディア。とりあえずkss-190aピックアップ部に水晶粒が入り込まないように土手を作る。言っちゃあ何だけど、鋼材をマシニングでミクロン単位の高精度加工をして超高額な筐体を作っても、振動吸収ができないからそうゆう音になる。

2cdメカを中央部に移動させながら水晶粒の充填作業を行う。何時ものハイライト作業とは異なり、cdメカの配線にはクリアランスが無いから緊張した充填作業が続く。完全充填ではないがとりあえず動作を確認する為にオシロを繋ぐが、ここで登場がオシロスコープのニューカマーTektronixの 500MHz 500MS/s、TDS524A で、これについては稿を改める。rf波形は問題なくクリアする。

3更に充填を続け満タンになった所で上蓋を仮付けする。

4続いてその上蓋を外して真っ赤なフェルトを貼り付ける。この上にはcdメディアを置いたりするから、傷を付けない配慮なのだ。

5上蓋の接着乾燥を待っている間にcdメカの芯出しを行う。ピックアップ部に水晶粒が入り込まないように、テープで簡易の蓋をする。このcdメカの芯出しが傑作で、3次元方向に芯が出るように水晶粒に押し込むだけで、cdのプロから”不埒な!”と聞こえてきそうな手法だが、これが良い。
2000gtその昔は昭和48年頃か、
国道一号線安倍川を渡った先にゴールデンゲートとゆう自動車部品屋さんがあり、LB2000GTのタイヤの選定をしてもらったらファイヤストンのホワイトレターで、店員さん曰く”グリップが良くなりまっせ!”だったが、こっちは山岳ラリーまがいで、高速でダートを駆け抜けるとタイヤの角が角張っているため、石ころワダチに取られてエライ目にあった。直線でラック&ピニオンタイプのハンドルがガタガタ揺れてしまい、思い切って手を離したら真直ぐ走った。これと同じで200rpm~500rpmで回転しているスピンドル体の振動を取るには、水晶粒の中にブスっと埋め込んで手を離す(ネジ止めしない)に限る。

|

2017年8月18日 (金)

振動力学 ソニーCDP-337ESD2台目の改造2

Fm1画像出展:コネ社
是非ともこのモータを紹介したく画像をコネ社からお借りした。これが世界に類を見ない対向型磁気回路のブラシレスdcサーボモータの構造図で、理屈は分かるが30kwクラスの巨大モータを実現する技術力は凄い!とゆうより日本では中々できない、やらない独創的技術文化がこのモータにはある。

Hpこの独創的技術文化は鎖国から生まれたいっとう大切な宝で、トランプさんがアメ車を買え!と騒いでいるが、テクトロニクスやヒューレット・パッカードのオシロスコープはアメリカの独創的技術文化の最高峰で、言われなくたって国産など使わず迷わず買いますがね。

Fm3対向型磁気回路のブラシレスdcサーボモータの方法論で議論したが、dp-80を開発したモータ先輩は平面方向に磁力ストレスが加わり、通常の円筒モータに比して全ての点で難しい、と言われていた。コギングレスには圧倒的に有利だが、難し過ぎでターンテーブルにこのテクノロジーを持ち込むコトはしない。レコードのリバイバルで大井川のソニーもレコードプレスを始めるようでレコード文化も少しは復活するでしょうが、ターンテーブルを開発するエンジニアの諸君は金太郎飴モータのモノマネ開発だけは避けよう。

0

本業多忙ゆえ、盆休みを利用して連日kuraiman社長氏のソニーCDP-337ESDの改造に没頭している。手順は慣れたもので、エンチョーへ出向きmdfの切り出しをする。エンチョーはレイアウト変更で、元の園芸コーナーへ木材関係が移動しており、馴染みの店員さんを捉まえて”外に出てしまったとは、随分待遇が悪くなりましたね!”と話すと笑っていた。

1cdの操作部は大事で基板アッシーとパネルはそのままmdf筐体の前面にネジ止めした。なにやら昔のテクニクスのアンプみたいな雰囲気になり、このデザインの成功感が漂う。自分用もこのデザインで暇になったら3代目の改造もやる。

2高さ方向が高過ぎで、底にmdfの端材を敷き詰め水晶粒の充填量を節約する。まあしかし容積は十分で各部品関係はしっかり水晶粒に埋没するから、コンストラクションも成功としておこう。acインレットとrcaジャックはミルトさんから教わったヴィボーの純銅製とした。電源スイッチとリモコン可能なモータドライブヴォリュームは不要で、剥ぎ取り樹脂で固めてデザインを壊さないようにした。

3オリジナルのゴチャゴチャ感は無くなり随分と単純化された。電解コンデンサはフィリップス製を使うが、何れ純銅電解コンデンサを作り交換するから、簡単に作業できるように構造化した。電源トランスも同様に考えた。基板は高音質部品に交換しないと断言したが、画竜点睛(黄色丸印)が見つかりオシロの件で見えていたミルトさんと、この画竜点睛の対策について密談する。

4opampのアナログ出力に電解コンデンサとフィルムコンがパラってあり、ここが画竜点睛なのだ。dcアンプにして止めてしまったら?のご意見もあろうかと思うが、実はここが重要で軽々しく扱えない。このお粗末なコンデンサが付いて現在のクリーミーで色気たっぷりの音が出て既に音のシステムに組み込まれ、ここを純銅電解コンデンサを作り交換すると、更に妙なる音色に変身する。分かるかな~、この論理、ここについては金田式dcアンプのように、はなっから部品を排除してあるシステムではどうにもならない。

|

2017年8月16日 (水)

振動力学 ソニーCDP-337ESD2台目の改造

0_2早速Hewlett Packard社54540Cの4CHデジタルオシロスコープを使って、ソニーCDP-337ESDのrf信号アイパターンを見てみる。ピーク最大電圧で1.36v、ベース電圧で0.54v、中古の古いソニーCDP-337ESDだが、ピックアップはまだまだ元気で十分に使える。54540Cの測定モードは機能豊富で何でも測定できてしまい、素晴らしい!

01続いてcdメカを取り出す。あれ、スピンドルモータのva(原価低減)が進み何だか安っぽいモータになった。モータの構造は対向型磁気回路のブラシレスdcサーボモータで、コギングは小さい。最近のテクニクスのターンテーブルはこの方式のモータで、最新技術のように表現されていたが、sp10を作ったエンジニアも既に居なくなり、現代の技術者には新しい技術と写ったに違いない。コンシューマでは盛んに使われた方式だが産業用では皆無に近く...世界は広くフィンランドのコネ社はこの構造で10kwや20kwの大出力モータを作っており、ufoみたいな個性的モータはその後どうなっているだろうか?

Dp30001 ミルトさんが”このスピンドルモータも何とかなりませんかね?”と盛んに気にしていたので何れやったろ!だがターンテーブルほど意気込みが無いので、エディカレントモータをデジタルサーボしよう。余談だが、先日3.5インチfddのメディアを求めてハードオフへ行ったら、エディカレントモータの取り外し品が1,000円で売っていた、買っておこう。

Dlsmcdサーボの凄いのはrf信号から速度信号を抽出してサーボを掛けるから、言ってみりゃあ高分解能エンコーダがcd盤になっている。pllロックが掛かりspd(速度)信号がアナログで送られ東芝のta7256pでampされる。電気角制御はホール素子ダイレクトでコイル数から2ポールとなる。要はspd信号をもらい電気角と一致させてモータを駆動すれば良いが、大きなモータに変更した場合慣性も大きくなり、立ち上がりを良くしておかないと時間管理に捕まり脱調エラーになり易い。勿論電気角検出用のエンコーダを付けて、サイン波駆動する。

1例の如くソニーCDP-337ESDをバラバラに解体する。

2バラバラにした所でcdを回転させてみる。回らない?そこでトレイのメカニズムを接続してみると回転する。1台目の時はトレイのメカニズムを外しても動作したが、ヴァージョンが違うのでしょうがない。

3ローディング完了のマイクロsw相当の信号をon状態にすれが良いので、cdメカとメインボードを繋ぐサブボードで短絡した。

4サブボードの短絡箇所のプリント基板図。

5こちらが中身だけでcdを回してrf信号のアイパターンをチェックしているさま。

6メインボードの表面にのたっくっている配線関係は、ボードの裏側で太いofcに張替える。opampや高音質部品の交換はやらない。やった所で僅かな音質向上では面倒なり。電源トランスや電解コンデンサは何れ作るから軽度な改造に止める。紙フェノール片面基盤はコンシューマで良く使われる手で、とにかく安い。ガラエポで6層だ8層だなんて威張っても、基板から部品も取り出せないんじゃあしょうがない。視力も落ちてこの程度の簡単な基板は実にありがたい。

|

«蒐集癖力学 測定器編