本来であれば午前中も会議であるが、台湾の総選挙で皆さんが各地方に戻られてオフとなった。
難問解決の議論は2日間に及び疲労困憊でフライトまでホテルで休むことにしたが、2006年組の台湾旅行を控えて下調べの役目を思い出し、重い腰を上げた。
サンルートホテルに置いてある観光案内を開いて目に飛び込んできたのが阿正厨房で、早速タクシーを飛ばしてレストランを訪ねた。周りは下町風情のゴチャゴチャした所だが、突然場違いなくらい洒落たレストランが姿を現した。
レストラン内部はご覧のように清潔感溢れ且つキッチリとしたインテリアで落ち着いた空気が漂い、bgmはサラブライトマンが静かに流れて、センスの良さに感心した。
初回なのでコースメニューをオーダーするが、お2人様からとなっていてウエイトレスに英語中国語日本語の取り混ぜたハイブリッド言語で質問すると、ok!となった。
暫くするとお店のママさんの登場で流暢な日本語でオーダーの微に入り細に入りの確認となるが、流暢なわけだ日本人の美人ママさんなのである。その美人ママさんは芸大出の元バイオリニストで音楽談義に花が咲き、初回の訪問ながらあんぷおやじスペシャルメニューとなってしまった。
ウーロン茶が只者ではなく、淹れたての甘さが時間と共に上品な渋みと変わり七変化に最初からやられた。
前菜とサラダで既に確信した!
鮑に白エビにパスタと続くが、何なんだろうか?この繊細でクリーミィな味は...台北は当然中華料理で油に支配された料理が普通なのだが。
観光ガイドには台湾フージョン料理とあるがいや違う、あえて命名するならば阿正流儀インテリジェント料理としよう。
実にお客様のインテリジェンスをくすぐる料理なのである。
挨拶に来られたご主人でシェフの黄守正氏が、割烹で修行されたと聞き納得した。
デザートのテラミスは、ママさんがシェフに胃袋を握られたと表した絶品である。
お好きにどうぞが味の世界で、人様の論評ほどあてにならないものはなく、自分の足で歩いて美味いもの(自分に合ったモノ)を探すしかない。
台北で人に教えたくないお店に出会うとは、人生の奇想天外さを感じ大いなる意思に感謝した。コース料理で1700台湾ドル...これを高いと言うか安いと言うか人それぞれだが、至福のひと時は何物にも代え難い。
阿正厨房メモ
台北市安和路二段20巷8号
電話番号 (02)2702-5276
営業時間 11:30~14:00(ランチ)、17:30~21:00(ディナー)
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