2017年5月22日 (月)

振動力学 ソニーCDP-337ESD最強化手法その2

0_2ハイエンド時代のcd機はスチューダーのd730で、プロ機ゆえに使い難く最後まで使いこなせなかった。これにcelloのR-dacをdaコンバータで加え、当時考えうる最強のcd再生装置と自負していた。ある日、知り合いのオーディオショップの店主がエンジニアを連れて最強のcd再生装置を聴きにみえた。音の噂を聞き付けて、なんてこたあない他流試合に来たのだ。

01x持ち込んだクオードの66cd 16bit改造機と金満cd機の対決は...内心青ざめたが”まっ、もう少しキメを細かくクリーミーにした方が良い!”と偉そうに金満返事をした。しかし内心は大いに焦り、なんだいR-dacのbb pcm63kの20bitより、フィリップスtda1541の16bitの方が力強さは出るのか!この事件はその後のオーディオ人生に大きな転換をもたらすコトになった。66cdの改造機を作ったのは町の電子屋さんで、こっちはプロだから負ける訳が無いなどど高慢だったが、知恵に完敗した。振動力学上構成要素は少ない方が音の力強さが出て、jazzオーディオは16bitが似合う。

1リモコンヴォリューム、ヘッドフォン、出力セレクト、デジタル出力関連などごちゃごちゃした配線は全て撤去して必要最小限とする。ご覧のようにすっきりとして水晶粒防振構造化が楽になる。cdドライブ側と電源トランス部は仕切り板を付けて水晶粒充填可能にしておく。電源トランスは出来るだけ解体してコイルに水晶粒が接触するようにしておが、この部分は外部の純銅電解コンデンサ側に移植する。

2最大の難関がcdドライブユニットの水晶粒防振構造化にあり、細心の注意を払い改造に挑む。画像では見えないが底はリニアモータとピックアップ点検用で大きく窓が開いており、ここは水晶粒の進入を防ぐ為にmdfの薄板で蓋をする。

3スピンドルモータとピックアップ部は水晶粒の進入を避けるために薄板で土手を作る。この辺りはしくじった時、簡単に撤収出来るように木工用のボンドで貼り付けておく。cd上部の押さえ機構はofc純銅棒を加工して作ったが、ここから派生してとんでもない方向へと進化するが、これについては稿を改める。

4改造なったcdドライブを本体へ組み込んで具合を見る。板金作りの本体はあっちこっちに穴が開いており、ガムテープと油粘土を使い水晶粒のこぼれ防止や侵入防止を行う。通電テストをするが問題なく回転再生をし、ホッとする。

5毎度ながら水晶粒充填作業は土木作業でCDP-337ESD改造作業のハイライトだ。但しアンプやスピーカと違い豪快にドカドカと充填する訳にはいかず、繊細な充填作業が続く。電源トランス部は中目、cdドライブとdaコンバータ部は細目の水晶粒を充填する。cdドライブにはテープを貼っておき充填が完了するまでcdピックアップ心臓部を保護する。

6満遍なく水晶粒を充填して完了となるが、最後は左官屋さんみたいにコテを使い水晶表面を滑らかにする。ターンテーブルと同じ構造で、cdドライブユニットは水晶粒の中にズボッと埋めているだけ、でありますから水平方向は埋めながら微調整をする。画像はofc純銅のcdクランパーで変芯がありサーボ系に負担を掛けているが、標準のマグネットクランパーにするとサーボの立ち上がりから回転安定度が別物で、水晶粒防振効果はサーボ系の安定化にまで貢献しているから驚きだ。回転cd面下側と水晶粒表面のギャップは小さい方が振動対策には有利で、精密ギャップ調整を行う。この精巧さは左甚五郎や!と威張って回転させると、四方八方へ水晶粒を撒き散らし腰を抜かす。回転すると静電気が発生して水晶粒がcd面に貼り付き、それを遠心力で四方八方へ撒き散らしたのだ。

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2017年5月20日 (土)

振動力学 ソニーCDP-337ESD最強化手法その1

0品川のソニーへ初めて訪問し歴史館でテープレコーダの原型を見ても大して驚かなかったが、電気釜にはたまげた。何でもやっていた時代があったのだ。訪問したのは1980年代も後半の話で、当時のソニーは直交ロボットを作っており、4軸ロボットコントローラのoem供給の引き合いだった。ソニーのエンジニアと話をしている内につい興奮してしまい、”オーディオ黎明期にソニー製品で育った僕らオーディオマニアは、ソニーの大ファンです!”と言ってしまった。特にβは強力に支持し、何で大きく性能の悪いvhsになったんだい!と憤慨したりしていた。後にゲームなどに現を抜かすソニーは嫌いになっていくが。何社かのオーディオメーカの開発も手がけたが、ソニーCDP-337ESDのドキュメントを見てソニーの凄さが理解できた。これがモノ作り日本の底力で、世界に誇れる技術文化だと思う。rfアンプ系のcxa1081の内部回路(赤丸印)まで書いてあるからic内部が分かり、動作原理まで分かる。アンプラボお勧めのcd機はソニーCDP-337ESDで、1人2~3台持っていれば修理しながら永劫使える。

1daコンバータの16bit機は意外に機体が少なく、又ピックアップの名機kss-190aと合わせてソニーCDP-337ESDとなり、今更アキュフェーズの18bit機dp-11の復活などやっとれん!とお蔵入りにした。モンスター改造をすれば真に最強になるが、多忙ゆえ黄色丸印の改造に留めた。特に純銅電解コンデンサと±15vの安定化電源とあわせて作ればエライことになるが、とてもじゃあないが1日では出来ない。許されている日は1日だけ。

2先ずはcdメカを取り外す。トレイ出し入れモータからプーリーを介してワイヤードライブとなり、リニアガイドでトレイの出し入れをする。反対側はフリーなガイドで固定しないから片持ちのロボット構造で、小さいだけで立派な1軸ロボットになっている。ドキュメントを読み込むと、トレイ入り確認リミットスイッチとクランプ端確認リミットスイッチの2個でcd入り完了としており、コネクターをひっこ抜くだけでこの状態が確保できる、素晴らしい!

3トレイの出し入れ1軸ロボットは如何にも音が悪そうで、根こそぎ捨てる。cdドライブだけにすると機構が随分と単純化されて水晶粒防振構造が出来易くなる。この状態で電源を投入するとcdはプレイ位置にあると判断して、回転を始める。

5cd押さえをテフロンで仮に作ったが音が悪そうで、ofc純銅で作り直した。こっちの方が音は良いが重い分サーボパラメータをいじる必要と、ボロのボール盤で加工精度が悪く変芯があり回転が安定しない。ここはcd機の音を決める最大のポイントとなるため、昔のロボット仲間で精密加工専門の火の玉ボーイに相談しよう。いずれここの水晶粒防振化手法は明かす。

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2017年5月18日 (木)

修理力学 アキュフェーズcd機dp-11復活 了

0ゴルフの腕前はkuraiman社長氏といいたいで120の大台、となると倍叩きの倍歩きで10km近く歩くことになり運動量としたら誠に結構だが、jazz喫茶のマスターになってからは接待も無いし、元々嫌いだから直ぐに止めた。しかし運動は必要とゆうコトで御殿場のアウトレットへ行きグルグル見て回るが、ファッションはブルックスブラザースとラルフローレンしか着ないから、たいして歩かない。ウークディのアウトレットは閑散として客は中国人ばかり。ポロを買いレジに向かうとどうも日本語がおかしく、レジまで中国人でたまげた。最近は海外出張も少なく、しかし思わぬ所で異国情緒を味わえた。

1kss-190aのピックアップだけの交換はcdメカの分解があり面倒くさい。そこでドライブユニットだけ外すことにした。ドライブユニットを取り外すと4箇所がスプリングとウレタンゴムの防振構造で、これは具合が悪いと全部撤去する。

2cdドライブユニットを外した状態。ソニーのcd機CDP-337ESDのポンコツcdメカをdp-11へ移植する訳にはいかないがピックアップの出力は十分だから、ドライブユニットだけの移植と決めた。スピンドルモータは対向型のdcブラシレスで、テクニクスの最新プレーヤで採用したと威張って見せたが、昔からコギングレスの手法で当たり前。トラッキングがリニアモータでこのドライブ只者じゃあない。

3そこで思い出すのがフィリップスのcdpro、ハイエンド機に使われ有名なドライブユニットで単体で2万円くらい、しかし販売数が1ダースで仲間と共同購入した。

4 やはり仲間で電源基板、cpu基板まで興して動くようにしたが、音は別にで夢破れた。まあこの程度のバラックでは水晶粒防振構造にしても音は出ないとなる。最もレキシントン盤の分厚い音の聴き過ぎで、cdに求めるものが大きいのかも知れない。

6_2横道に逸れる。
cdサーボの専門家で元ソニーのt氏が”cdサーボは難しさの究極だぜ!”と言われて、こっちもロボットのサーボ屋だから負ける訳にはいかないと内心思っていたが、1.6μをトレースするcdはやはり究極で、参りました!

7アイディアは俗に妄想とも言うが泉の如く湧き出し、1人で勝手に時代を変えてやるなどと妄想し、アキュフェーズcd機dp-11の復活などやっとれん!と相成りました。次回からこのcdドライブを素材に水晶粒防振構造の極致に挑もう。

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2017年5月16日 (火)

不動力学 振れてはならない力学

0相変わらずオーディオ関連のお客様が多い。巷ではオーディオブームが来た!だの去った!だのと騒々しいが、全くいらん世話で我らは不動で振れる事無く1967年からず~っとブームなのだ。振れてはならない力学は江戸の鎖国制度で、耳も目も塞いでじっと考え続けると、鎖国の内部から沸騰醸造して歌麿が生まれる。これをフランスから見れば自分達に無い素晴らしい文化と感ずることになる。情報過多の交流過多ではaさんもbさんもみんな同じ音になってしまい、結果オーディオはつまらなくなった。さて画像のセラミックパッケージはbbの12bitdaコンバータ(印刷から1983年製)で、昔はこれでロボットを動かしていた。これをカスコード接続して16bitdaコンバータにすれば凄い音が出るが、cdに重きを置かないからやらない。

1ソニーのcd機CDP-337ESDのdaコンバータチップの上にはセラミックの防振材(黄色丸印)が貼り付けてあり、電解コンデンサのトップには怪しげな防振板が貼り付けてあり、これらはcd機において防振が極めて重要であるコトを1987年頃から認識していた証拠なのだ。にも係わらず不動力学は進化をしていない。

2高級cd機では銅板をdaコンバータチップの上に貼り付けるは当たり前で、しかしこんなものは気休めでしかない。この情報をキャッチしてから、データ処理チップもフィルターチップもdaコンバータチップのpcm63kもiv変換opampも全部銅の中へ埋め込んでしまえ!の防振構造と電磁シールド構造の2重構造をやった。金型彫り屋さんで上型下型のセット彫りで2セット注文したら、高級cd機1台が買えるお代を取られた。

3それで肝心の音は、別にで...この手法は音質向上に殆ど効果が無いと決めた。こうゆうバカげたコトをするのが鎖国流儀で、徹してやんないと人間決心がつかないから、グルグル、グルグル同じような所を回り進化は無い。

4そこで編み出したのが水晶粒による防振構造で、不動力学はある程度実現できた。アキュフェーズcd機dp-11のサーボ系とdaコンバータ系に水晶を充填した状態で、音質は途端に別物になる。水晶粒による防振構造で、不動力学はある程度実現できたとしたのは、cdメカ部に水晶粒防振構造化に至っていないからで、ここに手をつければ完成だが、cdメカを水晶粒で埋めてしまえば動かなくなり、ターンテーブルと同じジレンマが待ち構えている。ソニーのcd機CDP-337ESDは取り扱い説明書から調整マニュアルから回路図まで全て入手でき、これは完全に改造できる素材として認定できよう。

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2017年5月14日 (日)

修理力学 アキュフェーズcd機dp-11復活3

Micx画像出展:wikipedia
フィレンツェのウフィツィ美術館で一番たまげたのがミケランジェロの「聖家族」で、1507年に油彩とテンペラで描かれたとある。ミケランジェロの筋肉フェチは若干あるものの透明度は抜群でキメ細かくクリーミーで、上手さに舌を巻いた。彫刻家としてのミケランジェロだが、天才とはかくもあるものなのか。バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画は漆喰へダイレクトに描くフレスコ画(水彩)で、20mの上空だからキメ細かく見えるが実際には映画の看板みたいにダイナミックで粗いが、しかし力強さは凄い!

1入手したソニーのcd機CDP-337ESDは筐体の角がひしゃげて、手荒く扱ったフシがある。そのせいかトレイのリニアガイドに歪が生じて出し入れは出来ない。先ずは機構の修理から入り、メカの芯出しをしオイルを給油して、何とかトレイの出し入れ動作が出来るようになった。そこでcdを投入する。ここからが地獄でいくらサーボパラメータを調整してもまともに動かない。丸2日も費やしてしまった。原因は画像の運搬時固定ストッパーが破損して引っ掛かり、シークの原点出しが出来ないからヘッダーを読めない。ドライブを解体しないとストッパーは外せず、そこで強引にストッパーを曲げてもぎ取った。daコンバータと記したのは防振で貼り付けてあったセラミック?板。

2RF(Radio Frequency)信号のアイパターン波形を見るが美しくない。フォーカスサーボをいくら調整しても波形は揃わず、Z軸方向の変芯が大きいようだ。機構のガタか手荒く扱って水平方向に歪が生じたかは定かでない。ピックアップkss-190aのレーザーダイオードの出力調整をすると1.5vppと十分な出力で、1.4vpp位に押さえた。とゆうコトはピックアップは寿命が未だ十分にある。

3アキュフェーズのcd機dp-11のピックアップのRF信号はいくら増強しても500mvppと小さく、明らかに寿命が来ていたのだ。

CdschRF信号が十分大きいことに気を良くして厳密な調整に移る。調整マニュルなどないから回路図とrfアンプとサーボのチップセットを調べる。チップセットはソニーのcxa1081とcxa1182で、これは内部のブロック図が入手できるから概ね推定できる。

5RF信号を見ながら各サーボのパラメータ調整を行う。この調整位置は記録に留めておく必要があり、拡大撮影しておいた。cdメカは4軸仕様の直行ロボットで、トレイの出し入れがy軸、フォーカスサーボがz軸、トラッキングサーボがx軸、回転スピンドルサーボがθ軸で、なんだか職業病みたいになってきた。

4ジャンク品の15000円を呪ったが、RF信号のアイパターン波形は汚いもののサーボ系に若干の余裕度もあり、まあ良しとしよう。しまった!ソニーのcd機CDP-337ESDの修理に夢中になってしまい、アキュフェーズcd機dp-11復活どころではなくなっていた。こんなポンコツcdメカをdp-11へ移植する訳にはいかない。しかしCDP-337ESDの音はザラメだね、音が良いと評判だが。

Sistinax画像撮影:あんぷおやじ
ここで巻頭に戻り、ミケランジェロの聖家族とシスティーナ礼拝堂の天井画となる訳。安物のcdでも十分や!と言われる御仁も300万円位のハイエンドcdの良く調整された音を聴くべし、まさにミケランジェロの聖家族風で近くで観ても遠くで観ても良い音に聴こえる。一方でCDP-337ESDの音はザラメだがチューニング次第でキメ細かさも増し、しかし粗いは力強さに通じシスティーナ礼拝堂の天井画になり近くで観れば粗いが遠くで観れば良い音で、jazzオーディオにはこのローレゾの16bitが良い。

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2017年5月12日 (金)

修理力学 アキュフェーズcd機dp-11復活2

Sabo2当たらないのが天気予報で、サボテン工房は日々の天気によって業務の組み立てが変わるため結構気になる。気象衛星で雲の動きを見ても当たらないのだから、見れば何とかなる!にはならない。現代社会はデータ重視で感覚器官の入る余地も無いようだが、昔ながらの雲の動きや風の向き、温度や湿度の変化に神経痛の人は気圧の変化まで読み取り、肌で感じた方が間違いないようだ。画像のウチワサボテンは大型宝剣(清水の竜華寺と同じ品種)といい、駄モノゆえ身分の低い扱いで道路端に植えておいたらやっきりしてヒネテしまったが、amp工房の看板スピーカaltecのヴォイス・オブ・シアターのシンボル風になって丁度よろしい。

3371さてアキュフェーズのcd機dp-11を何とか復活させるべく修理に奔走している。ソニーのピックアップkss-190aを搭載したcd機CDP-337ESDを、オークションで見つけて落札した。ジャンク品が15000円もしてたまげるが、まあ動けばいいや!と鼻息が荒い。便利なもので落札後3日目には荷物が到着、早速テストに入るが臭い、コイルの焦げた臭いで電源トランスかモータか?本当のジャンク品で意気消沈してしまった。まあ、ジャンクを承知だからこっちの責任で文句は言えない。

Dax人生何事も勉強と面倒を背負い込んだが、前向きに内部の観察を行う。±5v電源ok、±10v電源ok、±15v電源ok、電源はどうやら良さそうだ。daコンバータには何やら茶色い押さえ板があり振動防止を1980年代からやっていた。気持ちは分かるがこの手法では振動は取れない。これをひっぺがすと、何とフィリップスtda1541がダブルではありませんか!これは面白くなってきた。分解能は16bitだがこれが良い、daコンバータのボードとしても十分に価値がある、が回路が動いてからの話で...

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2017年5月10日 (水)

修理力学 アキュフェーズcd機dp-11復活1

Hatoba久しぶりにランチはドリプラの「はとばキッチン」のバイキングとした。家庭料理の延長線上で格別美味い訳でもないが、ウータフロントレストランと捉えヨットハーバーを眺めての食事は洒落たもの。モナコにまさるは昔の豊年製油、東和燃料、日本軽金属、etc無骨な工場がむき出でゴロゴロあり、その調和していない所が気に入っている。漱石のこころから「香をかぎ得るのは、香を焚き出した瞬間に限るごとく...」いっとう好きな文章で全てここに尽きてしまい、昔の食事に比べれば「はとばキッチン」のランチは豪華絢爛なのだが、人間贅沢に慣れると香をかぎ得る能力も失う。常に慣れない環境に身を置かないとjazzオーディオも行き詰る。

Pd11アキュフェーズのdp-11がcdを読まなくなってしまったが多忙で、t氏の指導を仰いでる時間も学習している時間も無いので、一気に調査調整をやってみた。レーザダイオードに寿命があり劣化してrf信号がまるでダメで、ここの出力を上げるように半固定ボリュームを僅かに回す。俗に言うアイパターンが最悪で、しかしピックアップの半固定ボリュームを回しすぎると焼き切れると脅し文句が踊る。焼き切れないように回路で何とかしろよ!と思うが。要するにrf信号は最大振幅が取れてデジタル化した時安定するようにサーボパラメータを調整する。レーザー出力を少し増しサーボパラメータを調整したら、応急処置でまあまあ読めるようになったがピックアップは交換するしかない。ピックアップはソニーのkss-190aだが市販には無く、搭載機を探すとソニーのCDP-337ESDと分かりハードオフへ調達に出向いた。昔ならジャンクで1000円2000円で買えたcd機がまるで置いてない。現代機の音が悪いものだから昔のcd機に人気があるのだろうか?

Emt927音楽を拾い出すのに3種のサーボシステムを駆使して全くご苦労なコトで、半導体メモリーにして時間軸で読み出す方式が可動部も無く良いに決まっている。cd機もターンテーブルと同じ骨董品の世界へ突入したようだ。骨董dp-11が読めないことに端を発してピックアップ周りをいじったが、レコードのカートリッジのように簡単に交換できないピックアップはやはり不利としか言いようがない。emt927は歴史に残ってもcd機で歴史に残りそうなモノは無いか...

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2017年5月 8日 (月)

寿命力学 単純性の勝利

3900ソニーでcdのピックアップサーボ系開発を専門にやっていた経歴のエンジニアt氏と、denonでdjcdの3700と3900の2機種を開発した。t氏は尊敬すべき優秀なエンジニアでソフトウエア開発は一流、マネージメントも一流、随分と勉強になった。こっちがプラッターのサーボ制御をやりその速度情報を送ると、t氏がdspを駆使してcdのデータの遅延や加速を行う。しかしこの部門は売却の憂目に会い解散しまった。この製品は現代テクノロジーの典型なシステム構成で複雑怪奇化して、全体を通して分かる人など居ない。勿論修理など出来ないから基盤を交換するしかない。

Dp11_2さてamp工房のリファレンスcd機、アキュフェーズのdp-11が遂に読まなくなってしまいオフラインにした。アキュフェーズによるとこの年代の製品の修理費はmax値で7万円にもなり、自力で修理を目論んだ。またアンプラボの社長氏のマランツもミルト氏のdenonもcd機はみんなダメになり、時代の象徴のような製品に見える。修理調整をするならばt氏の指導を仰がなければならないが、先ずは学習しよう。cd機がこうも次々と寿命がきてしまうならばamp工房できちんと修理できるようにしなければならず、重い腰を上げよう。

Emt1信頼性工学で世界的なドクター級が額に汗して信頼性理論を確率しても、現代テクノロジーは寿命に勝てない。トヨタのランドクルーザーだったかアフリカに送り込むにはキャブ仕様?と時代の逆行みたいな滑稽な話もあり、こうなりゃあターンテーブルでレコードに限る。モータは3相の同期モータにして電気はただつなぐだけ。何も無いから壊れようも無く寿命も心配ない。見ても分からんソフトウエアより見て分かる機械品が単純で、信頼性も寿命も勝利する。だからアンプラボのjazzオーディオはローテクの戦前の技術で、切った張ったの削り叩くの体力勝負が、コルトレーンjazzの計り知れないエネルギーを呼び覚ます。

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2017年5月 6日 (土)

素材力学 acインレットの怪

Atenaix画像撮影:あんぷおやじ
ヴァチカン美術館
署名の間にある”アテナイの学童”の登場人物は哲学者ソクラテス、プラトン、アリストテレス、ヘラクレイトス、数学者ユークリット、ピタゴラス、他にもまだ多く居る。ソクラテスとプラトンを代表とすれば紀元前4世紀にギリシャで活躍した偉人達を、16世紀にヴァチカンでラファエロが描いて、21世紀に我々が観る。人類は紀元前からこの期に及ぶまで何度も々失敗を繰り返して反省し哲学を作り、その習性は太古の昔から変わらない。しかし成果主義を標榜する現代社会は、3回も失敗すれば哲学を論ずる以前に配置転換か肩叩きに遭う。成果主義なんぞクソクラエ!のあんぷおやじ流儀は何度も失敗を繰り返すが、しかし1人プロジェクトxだから配置転換もできないし肩叩きもなく、まあ反省はしないがたまには落ち込む。

1altecメインシステムのcdプレーヤアキュフェーズのdp-11が遂にご臨終で、全く読まなくなってしまった。アンプラボの研究員には強がりで”altecメインシステムはレコード専用にしてcdは聴かない!”と、のたもう。しかし密かにdp-11を外して、サーボの専門家は修理に挑み、なんてこたあない、スピンドルモータの引っ掛かりで不調になっていた。しかしヘッドの劣化は治しようが無く、読み取りエラーは諦める。かくして古典管テストサブシステムへdp-11を組み込む。黄色丸印クレルのプリアンプは水晶粒充填の重量物で、dp-11の重しの役目で置いた。

2音出しするとたまげるほど元気な音で怪しい。画像のようにデータ処理部もdaコンバータ部も水晶粒充填で元気な音になる訳が無い。こりゃあ電源に決まっているとな。元々は太い電源ケーブルが直出しで、仕方がないのでフルテックのacインレットを付けてあった。

3このフルテックが純銅ではなくリン青銅に金メッキ品で、削ると金色に光り真鍮みたいに見える。altecメインシステム時代もcdはおまけのグリコだから音色力学もテキトーで真面目に追求していなかった。それが音色特性抜群の古典管テストサブシステムへ組み込んだから直ぐにばれる。

4そこでacインレット箱を探すと純銅製品がころがっているじゃあありませんか。嬉々としてフルテックを純銅インレットに交換して音出しをするともっと元気になってしまった。又しても失敗で、手の込んだニセモノは真鍮の上に銅メッキを施し、その上に金メッキを施したモノで捨てるのを忘れていた。

5もうイカン!手作りofc純銅acインレットに交換する。画像は名工ミルトさん作、あんぷおやじ作はみっともないので見せない。おーっ!やっと戻った。タスカムの安物のcdとは比較にならない程jazzるが、最初はタスカムに純銅を付けた音色特性より劣っていた。

61989年製のcdプレーヤ、アキュフェーズのdp-11は音の骨格が実にしっかりして、ハイエンド時代に使っていた300万円のcdシステムは一体?
ソクラテスの名言:優秀さは訓練と習慣の賜物である。私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである...

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2017年5月 4日 (木)

素材力学 ポテンショメータ

0塗装ロボットの初期はアナログサーボシステムで、関節に備わった1回転若しくは10回転ポテンショメータから位置情報をad変換してメモリに取り込み、出力時はdaコンバータで目標アナログ値を出力しポテンショメータのアナログ位置情報と比較演算して軌跡の再生を行う。プログラムは塗装工がガンを持ちロボットがフリーバランスした状態で自在に動かし、教え込むから職人技が記憶される、とまあ極めて理屈は良いのだが大リーグ養成ギブスみたいに塗装ロボットは重く、且つサーボアンプが理想どおりいかないからこれが結構難しい。ですから何台か作って懲りて止めた。ポテンショメータとの付き合いだけは随分と長い。

1素材力学上カーボン抵抗や金属皮膜抵抗の使用は禁止されているから、巻き線抵抗を使うしかない。ラインアンプ用のヴォリュームはこの巻き線抵抗タイプの10kΩ~25kΩを使うが、アメリカ製の粗悪品で直ぐに断線する。もっともヴォリュームでの使い方をメーカは想定していのでこっちが悪い。抵抗値が大きくなれば当然ニッケルクロム抵抗線は細くなりその分音は悪くなる。

2一番上画像のポテンショメータは本体で15000円+ダイアル5000円で20000円、ステレオ分で4万円もする。誰かのアンプに付けて納品したが、誰かの記憶が無い。4万円だから格別良い音がする訳でもないが、w数の大きい分優位には違いない。その1/10のお代のvishayをもっぱら使っているが、まあ現実的にはこれでよろしい。パーカショニストのnakaさんがステレオ分で5000円もして高い!とこぼしていたが、200万円プリアンプのチリチリヴォリュームよりは良いと思うよ。

3古典管ラインアンプの巻き線ボリュームが断線してしまい、10回転型ポテンショメータではグルグル回しで面倒だが思い切って交換した。巻き線が2重構造でΦ17mmが10回で総延長500mmの直線ヴォリュームと考えるから、1回転型に比べて巻き線が太くでき音は良い。

4昔音の良い抵抗を作ろうと、この巻き線を解いて再巻き線したが、ディールの抵抗と大差ないので止めた。今になればニッケルクロム線でディールと同じが分かり、現在のように銅マンガニン線に変えればエラク音は良くなる。

5vishayの10回転型ポテンショメータを古典管ラインアンプに組み込んだ状態。ニッケルクロム線だが太くなった分低音が豊かになり、ヒリツキ感が減って素材力学を痛感する。パーカショニストのnakaさんがヴォリューム如きで音が変わるのですか?と言っていたが、これが激変するのね。カーボン皮膜やコンダクティブプラスティックのヴォリュームの音で良しとしているのは、アンプ自体の音色感度が鈍く判断がつかない。これを自分の耳が悪いと落ち込む御仁も居るが、素材力学で音色感度が上がれば誰にでも分かる。10回転のグルグル回しが面倒な方は1回転型もあるからそれを使えばよろしいが、総延長が短い分細いニッケルクロム線になり音は不利。

Coltrane0ポテンショメータに交換して音色感度の上がった古典管ラインアンプで、コルトレーン&ジョニー・ハートマンを聴く。名プロデューサーのボブ・シールは益々過激になっていくコルトレーンに売れるものを作ろう!と企画したレコードで、流石のボブ・シールも21世になってもバラッドを含めこれらが未だにベストセラーになっている事実に、草葉の陰でニヤっとしているに違いない。音色だけはメインのaltecより良くて呆れるが、3万円のどうでも良いcdからこれだけの音が出ている事実は素材力学が如何に重要かを示している。

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2017年5月 2日 (火)

素材力学 純銅素材の底力

Henri画像撮影:あんぷおやじ
ニューヨーク近代美術館
アンリ・ルソーの絵はへたっくそと相手にされなかったが、ゴッホやゴーギャンには評価された。デッサンはおかしいし、複雑な面の表現はできないし、彩色はコンピュータグラフィックが幼稚な世代の表現のように単純化されているし。勿論美術学校も出ていないから素人細工みたいなものだ。しかし下手でも何でも唯一無二は歴史に残る。実に示唆的で、世の中は力の弱い者(フツーの頭脳で資力も無い)でも成功するチャンスはいくらでもあり、希望は常に持とう。

1jazzオーディオにおける唯一無二は、純銅素材、水晶防振、電源密結合の三位一体で、これによりレキシントン盤のエネルギーが増すとなると、どうやら人生観までに影響を与えるようだ。こっちはヒントだけだが、純銅素材でプラグやインレットやコンセントの開発は各自で進み、遂に名工ミルトさんは完成の領域へ踏み込んだ。安物のインレットプラグを入手しofc純銅で受け歯を作って組み込んだ。

2こっちはiceインレットでやはり安物(100円程度)を近所の電気パーツ店で手に入れ、プラグ歯を抜き取りofc純銅に交換した。勿論販売はせず自分用だから歯も分厚くし、音の改善意欲は止まる所を知らない。

3更に配線接続部はネジ端子構造で、接続用圧着端子もofc純銅で作りハンダは使わない。再三言うが、配線素材は挙句8n(純度99.999999%)に拘る御仁がなんでプラグは銅純度70%の真鍮で良いのだろうか?ミルトさんはコツコツ純銅化を進め、身を持って音のカイゼンが前進あるのみを実感し、もう迷わない。

5純銅素材の底力はブルーノートオリジナル盤に新たなエネルギーを生じさせ、高額な故に僅かな枚数しか持っていないが、彼らが(オリジナル盤)新しい演奏に変わる度に感動し、人生にはたんとはいらね~を実感する。画像はBLP 1581 Sonny Rollins - A Night At The Village Vanguardのオリジナル盤で、この時代は既に47west63rdに移っている。ソニーロリンズとエルヴィンの掛け合いの間を縫うように巧みにベースをつぐむウイルバー・ウエア、そのベースがしっかりと固まり始めた純銅の底地に乾杯!

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2017年4月30日 (日)

振動力学 古典管ラインアンプ防振構造失敗の巻き 了

Photo伊賀焼きは伊賀藩を潰してしまうほどのお代が掛かり幻となった、と若旦那から聞いた。確かに我ら素人集団伊賀焼き班は1回のお代に参ってしまい、2度とやろうとは思わない。1週間徹夜で穴釜に黒松をいけいけドンドンで放り込み、煙突から勢い良く火柱が上がり、オーッ!と歓声を上げる。途端に師匠にドヤされ、どうも酸素の量が多すぎたようだ。しかしこの暴走火柱を眺めていると、jazzオーディオには問答無用の暴走エネルギーが必要と連想する。でありますからamp工房のブルーノートレキシントン盤は暴走火柱のようにうるさい。このうるさいは道半ばでありまして、やがて頭を突き抜けるエネルギーに変わる...はず。そしてそのうるさいをjazzエネルギーに効率良く変換するのが、水晶粒による防振構造なのだ。

5トラブルや失敗は謎解きの大いなる原動力で、しくじった時はチャンスと思った方がいい。タスカムの安物cd機はブリキ細工のベコベコシャーシーで、画像のように筐体の上はラスク板、下を水晶ザブトンで抑える必要があった。内部は水晶粒が充填してあるにも係わらずで、この謎がnakaさんのペラペラ箱から起きた振動伝播の問題に同じと気付いた。特に振動に弱いcd機は内部の水晶粒充填に加え外箱をmdfで作り水晶粒を充填すべき。

3さて昨日m+aさんが竹の子持参で陣中見舞いに駆けつけてくれた。自慢げに”こうゆう低音の出方が中々理解されない、ドカドカするような低音を低音とするのは変だ!”とm+aさんに力説する。エヴァンスのcdからフラメンコギターのcdに変えるとm+aさんが”電源を入れて時間がたって良くなってきた...”と言われた。たしかに電源は入れて直ぐだったが、純銅電解コンデンサは電源投入時から良い音がするのだが。古典管ラインアンプの水晶の上に置いてある赤い物体は、7kgの鉄の重りで水晶粒を加圧している。

4m+aさんが帰られてからもしや?と防振構造なった古典管ラインアンプの2次側電解コンデンサの接続を見ると、ハム取りで繋げたままになっていた。しまった又しても失敗で、純銅電解コンデンサの音エネルギーを2次側のフツーの電解コンデンサで破壊していた。筐体はmdf、電源回路は純銅電解コンデンサだけ、今回の失敗を肝に命じよう。

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2017年4月28日 (金)

振動力学 古典管ラインアンプ防振構造失敗の巻き

0画像出典:wikipedia
レオナルド・ダ・ヴィンチ最大の失敗は「最後の晩餐」をフレスコ画技法を用いなかったコトにある。フレスコ画は漆喰を塗って乾くまでの短時間に絵を描き上げる必要があり、絵の前での試行錯誤や描き直しはできない。そこで発明家ダ・ヴィンチはテンペラ画法で描いた。テンペラは油絵みたいなもので、何度も描き直しはできるし重ね描きもできる。ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院に訪れたのが3月、日本の気候に似て雨が降り湿度も上がる。この湿気によりテンペラ画の剥離は始まり、どうやらダ・ヴィンチも承知していたらしい。この最後の晩餐の前に立った時、拍子抜けして脱力感に見舞われ、しかしやがて真綿で首を絞められ素敵な金縛り状態になった。ハイレゾは要らない、最後の晩餐とブルーノートレキシントン盤は同義で情報は欠落している、が欠落しているが故に脳で補間作業が行われて作品に参加できるから面白く、全てを包み隠さず見せつけられても面白くない。よってダ・ヴィンチ最大の失敗は最大の成功であるともいえる。

7パーカショニストのnakaさんの古典管ラインアンプから金属音が聞こえると連絡が入り、頭を抱え込んでしまった。箱の外側を叩くと金属音がし、音楽を流すと音圧で金属音が出るらしい。画像はnakaさんの古典管ラインアンプで水晶粒充填前。

1xそこでアンプラボのラインアンプで実験するコトにした。この古典管ラインアンプはカニンガムのcx350(黄色丸印)を使っており、銅の水晶防振筒を叩くと盛大に金属音が出るため実験には最適。mdfの端材を使って水晶防護壁を作る。

2フロントパネルを張る。今までのむきだしアンプに比べて品位も上がる。

3水晶防護壁が全体に回って水晶粒の充填を始める。

4左チャネルのcx350に水晶粒充填が完了したので音出しするが問題ない。

5続いて両チャネル水晶粒の充填が完了したので本格的にjazzを流して金属音を確認する。

6全く問題なく一連の過程を分析してみる。ミズメ桜の集成材だのメイプルだの黒檀だの、何百年も水中に埋もれていた古木だのと騒いでいるが、要するにjazzオーディオ楽器派にはこれらの鳴らせる個性音が良い。しかしアンチ楽器派には鳴らせないmdfが最適なのだ。一番軽蔑していたmdf はねずみ鋳鉄と同じ巣(ス)の塊で自己振動吸収性を持っている。画像の水晶粒充填mfd箱を叩くと、コッ!コッ!と減衰音がして完全に防振構造になっている。

8nakaさんの筐体はタカチのアルミペラペラ箱で相談を受けた時、箱は何でも良いよ!と言ったこっちの責任だ。箱は何でも良くはなく、mdfに限るとなる。しからばkuraiman社長氏のマシニングで加工したジュラルミンの筐体は?高剛性で音圧による箱の収縮もないから防振構造が成り立った。アルミに限らず鉄でもペラペラ箱は音圧で箱がもろに振動を喰らい、その振動が古典管水晶筒に振動を伝播してしまい防振構造が破壊される。よってアンプラボでは金属箱の使用は禁止として、全て板厚12mm以上のmdf箱とする。いっとう安く偶然使い始めたmdfが最高なんて、世の中分からんことだらけとな...

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2017年4月26日 (水)

鎖国力学 jazzオーディオの独自性

Galapageiax協調性は無いし他人のモノマネが大っ嫌いは下手をしたら社会不適合者になってしまうが、ゲージュツ家を標榜するならば、まあ良いか!サボテン工房 の看板ウチワサボテンはガラパゴス諸島のOpuntia galapageia”ガラパゴスウチワサボテン”で、絶滅危惧種に指定されているから超珍しい。勿論サイテス(cites)以前に持ち出された株から採った種子を発芽させているから問題ない。ガラケイと言ってバカにされるが大いに鎖国は結構、独自に進化したものにこそ価値がある。第一スマホよりOpuntia galapageia”ガラパゴスウチワサボテン”の方がよっぽど高額だがね。

Tpuaku2画像出展:wikipedia
長谷川等伯の楓図で桃山文化の最高傑作。安土桃山文化と言うがチト違い、桃山文化と切り出した方が正解でしょう。時代は16世紀で桃山時代はイタリアルネッサンス期、何ら関係ないイタリアと鎖国日本で、同時期に文明文化が蜂起した事実はガラケイで大いに結構を証明している。葛飾北斎の浮世絵はゴッホにも影響を与え鎖国江戸文化の凄さを証明している。グローバリゼーションなどと言って英語が最高みたいに言うが、日本語の言語表現力の優秀性にもっと自信を持つべきと思う。この日本語の優秀性もガラケイのお陰なのだ。
Ampかくして性格はひねくれてしまい、jazzオーディオもガラケイでひたすら邁進している。これが古典管プリアンプの組み立て中?と言っても誰も理解しないし分からない。春先はサボテンの移植時期で大わらわ、西部劇に出てくる柱サボテンはCarnegiea gigantea ”弁慶柱”で、電柱みたいなサボテンが林立している。そうだこれだ!とデザインした古典管プリアンプの表現は、サボテン群の林立とした。
450だいたいがプロで長年最先端技術屋をやっていた人間は反動でローテクへ回帰する。パトリオットのジャイロを開発していたモータ先輩は木工芸術家になってしまうし、ロボット屋のあんぷおやじも反動でハイレゾなんか見たくもないし、古典管の研究に現を抜かしている。まあ言ってみれば人間鎖国で独自性を貫けるから、最終章の生き甲斐に相応しいのだろう。補聴器を使うようになる前に鎖国力学でコルトレーンをこっちへ呼べたら?しめたものだ。jazzオーディオ研究者は努々モノマネに現を抜かしてはならない、独自性あるのみ。

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2017年4月24日 (月)

発掘力学 John Coltrane MyFavorite Things

Ponpei初代ローマ教皇パウロが磔の刑になって後の西暦79年、ベスビオ火山の火砕流でポンペイは埋もれてしまった。不幸な出来事だったが、埋もれたしまったからこそ保護できる文明があり、埋もれたしまったからこそ発掘できるチャンスがある。埋もれなかったコロッセオは石切り場と化して半崩壊し、埋もれしまったフォロロマーノは地中で保護された。画像はポンペイ秘儀荘の壁画で赤が実に妖しげで、しかし絵画など2000年の時を経てもたいして進化していないのは、現代社会がローマ帝国時代と大差ないコトを示している。

Coltx 昨日はアンプラボ日、アフターミーティングに impulse A-9124 Coltrane - Live At The Village Vanguard Again!
John Coltrane (soprano, tenor sax, bass clarinet) Pharoah Sanders (tenor sax, flute) Alice Coltrane (piano) Jimmy Garrison (bass) Rashied Ali (drums) Emanuel Rahim (percussion)"Village Vanguard", NYC, May 28, 1966 MyFavorite Things をかける。もちろんオリジナル盤でvan gleder刻印付き、しかし録音はヴァンゲルダーでもないし、エルヴィンもマッコイも居ないから消極的で余り聴いていなかった。

ColtxxコルトレーンのMyFavorite Things はたいていネスヒとアーメット兄弟が作った、アトランティックの名盤Sd-1361になる。John Coltrane - My Favorite Things John Coltrane (soprano, tenor sax) McCoy Tyner (piano) Steve Davis (bass) Elvin Jones (drums) NYC, October 21, 1960 My Favorite Things となり、オリジナルカルテットには未だジミー・ギャリソンが参加していない。しかしこれはヴァンゲルダーの録音でもないし、monoのオリジナル盤など超人気盤は手が出ない高額だから、負け惜しみでアトランティックは音が悪いや!とこれまた余り聴いていなかった。

Cuc純銅電解コンデンサの実験機を付けたkuraiman社長氏宅のコルトレーンのサックスがどんどん良くなり、耳感度抜群の弟子のt-mon君が”うわー、変わった!”とamp工房の音にたまげていたが、純銅電解コンデンサはエージングで音が変わるなどとゆうレベルでは無く日々音が進化してこの現象は一体なんだろうか?純銅電解コンデンサは余りにも未知が多い。

Coltrane_3Live At The Village Vanguard Again!が純銅電解コンデンサ威力の凄すぎで呆然と聴き入り、アトランティックの名盤Sd-1361がお茶漬けサラサラに聴こえる。やはり地中深く埋もれたimpulseレコードは、コルトレーンが保護されており素晴らしい!コルトレーンの bass clarinet はエリック・ドルフィの遺品か?フリーへと突入したこの凄いMyFavorite Things は、遂にお宝の1曲となった。

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2017年4月22日 (土)

振動力学 ターンテーブル振動対策

0ターンテーブル振動対策に気が付いたのは随分前で、denon dp-100の時代に遡る。当時はオーディオショップの勧めでラスク板を敷いて振動対策をしていた。怪談番町皿屋敷のお皿ではないが、1枚~、また1枚~、とラスク板を増やしていくとどんどん音が良くなった。celloのアンコールゴールドもステューダーのd730もみんなラスク板を敷いてある。先日伊豆のdcアンプマニア さんがdenon dp-100を復活させると言われていたので、足回りは水晶粒防振構造にしたら如何でしょうか、とポイントを説明した。dp-100を使える方はラッキーでddターンテ-ブルでは最高峰で、唯一emt927に勝てるddターンテーブルと認識している。

Ltt縁あってacモータのベルトドライブターンテーブルの開発を担当した。モータはリラクタンストルク同期型で4p、50hzでは1500rpm、ベルト駆動でプラッター外形Φ300mm、モータプリー外形Φ20mmではレシオは15:1となり、モータの回転数は500rpmでプラッター回転数は33rpmとなる。従って50hz/3=17hzとなり、15hzがギャランティ出来れば良いコトになる。とゆう具合にac24vで15hzのリラクタンスモータを開発した。凸極特性によるモータ振動もレシオ15:1が効いて更にベルトの反剛性で滑らかになり、結構良い音がした。ベルト駆動はサーボ剛性こそ低いがモータの振動対策が自動的に行われ、dcモータddターンテーブルより遥かに良い音がする。
Emtターンテーブルの水晶粒振動対策が未だやっていない時代(cdなんかは水晶粒座布団を敷いてある)になるが、tsd15のカートリッジを使って、emt927とdp-80とpd171の音比較の実験を行った。答えは簡単で、音の腰がががっちりと据わりemt927の圧勝であった。
Dp80xtalところがdp-80に水晶粒防振構造を施してから腰のがっちり据わる以外は、dp-80の圧勝でemt927も必要ない。dp-80もdp-100もサーボ回路などいじる必要も無く、水晶粒防振構造にするだけで十分なのだ。従ってdp-100に完全なる水晶粒防振構造を施せばemt927を凌駕するに違いない。しかしemt927を入手して完全なる水晶粒防振構造を施せば、またしてもemt927の勝ちになるか...

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2017年4月20日 (木)

振動力学 フォノイコライザアンプ開発騒動記2

Stanfルート101でサンフランシスコを目指すと、進行方向左手がパロアルトでその奥隣がスタンフォード大学となる。画像は1991年にスタンフォード大学を訪問した時のもの。ノーベル物理学者ウイリアム・ショックレーはパロアルトに現在のコンピュータの原点たる半導体研究所を設立し、後にそのショックレー研究所員だったロバート・ノイスとゴードン・ムーアは、フェアチャイルドセミコンダクター社を創業する。でありますから、パロアルトは我らコンピュータソフト・ハード&回路技術者のメッカなのだ。

702xそのフェアチャイルドセミコンダクター社はopampの起源たるμa702を開発して、1963年に市販を開始した。当時のic技術ではnpnトランジスタしか生成できなかったのでオールnチャントランジスタ構成のopampとなっている。当時μa702の情報は無かったが(現在ほど便利に情報は集まらない時代)、後継品のμa709でopamp人生のスタートとなった。
Opamp_21970年代にopampを使い始め、当時は全て鉄キャンタイプでその残骸がゴロゴロあり捨てずに取っておいて良かった。金メッキのリード線で作りは丁寧で素晴らしい!今の樹脂パッケージ品とはエライ違いだし、更にパッケージは小型化して振動力学上音はどんどん悪くなる。
627bbバーブラウンはad,daコンバータでお世話になり、しかし今はtiになってしまった。一時daコンバータのiv変換に凝り、opa627のキャンタイプを改造して使っていた。今では1個7000円もするopa627を片端から切腹してワイヤボテンデポイントからリード線を出し、鉄金メッキリード線を使わないようにしていた。後で考えれば音は別にでここまでするコトは無かったが、馬鹿げたことで見える未来もある。
Lf357xフォノイコライザのopamp選びに入る。fet入力ならばlf356又はlf357hとゆう手もある。等価回路図を見れば金田式そのもので、ロボットベンチャー時代にハードウエアエンジニアとこの回路で随分議論したものだった。この2品種とも入手難のようだが...
747xしかしな~、
fetは線が細くなる最たるものでゴリゴリjazzには余り向かない。そこでバイポーラトランジスタで探すとnecのμpc251aが出てきた。これはlm747同等品のopamp2個入りだからフォノイコライザが1個のopampで出来てしまい、好都合。なんだいこんなopamp!と駄物扱いされてしまうが、我らには純銅電解コンデンサと水晶粒防振構造があるから、これで十分なのだ。
251この2個入りopampの段間にcrイコライザ素子を入れる。抵抗はディールの巻き線抵抗、コンデンサはjensen社の銅コンデンサを水晶粒防振構造化して使う。
105 opampフリークはもっと凄いopamp ina105もゴロゴロと持っている。これは25kΩ精密抵抗内蔵型の高精度計測用opampで、ロボットの各種センサーアンプで使用した残骸。これも外付け抵抗でゲインを持たせ使うことができる。
357opampは便利、便利は促成栽培で開発能力を落とす。トランジスタでちゃんと回路設計出来るようになってから使うべきで、現在のようにopampが最初にありき、では真実が見え難い。アンプラボではトランジスタ1個の簡単から丁寧に探求しており、そこが滅法面白い。

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2017年4月18日 (火)

振動力学 フォノイコライザアンプ開発騒動記1

Vachiいっとう衝撃的だったのがサンピエトロ大聖堂のバル・ダッキーノ左側回廊にひっそりと掲げられた、歴代教皇の名前が刻印された大理石盤だった。初代教皇がこの場所で磔にあったペトロで西暦64年か67年となり、2世教皇はリヌスは西暦76年と続く。歴史はある部分で都合の良いように書き直されるフシもあるが、少なくともペテロはこの地で磔にあったコトは間違いないし、ペテロが磔になって後79年の火砕流によるポンペイ埋没も何か関連性を持たせたくなる。この大理石盤を前に呆然とそう思った。我ら凡人には歴史を動かすコトなど出来ないが、レコード革命に身を投じてレコードプレーヤの開発とそれに伴うフォノイコライザアンプの開発に、ささやかな証を残そう。

Part大体がアンプ作家はmcカートリッジのヘッドアンプを作りたがるが、銘機は未だ無い。celloのヘッドアンプもマーク時代のjc1も確かに増幅はして、nsも抜群だが音の線が細くてjazzオーディオには使えない。fmアコースティックの100万円近いヘッドアンプイコライザも50歩100歩、その他ハイエンドヘッドアンプも試したがダメで結局mcトランスのお世話になっている。mcトランスも音の分厚さから海外製になってしまいパートリッジを長年使っているが、渋い所が気に入っている。とゆう訳でmcに関してはトランスでアンプラボは進める。
Opamp原資豊でない方の為のフォノイコライザアンプが今回の開発騒動記で、とにかくお足をかけない、でも少しはかかる。我らロボット屋は1970年代からopampにdaコンバータにadコンバータを使っていた。画像のようにセラミックパッケージに鉄キャンタイプ、今のチリチリアナログデヴァイスから比べたら重戦車の如き佇まいが良い。いずれcd用16bitdaコンバータもこのセラミックで作ったろ。このゴロゴロしている鉄キャンタイプopampでフォノイコライザアンプを作る。
Bord5mvのカートリッジ出力をcr型イコライザを通して1v程度の出力にするには26db位のゲインを持つフラットアンプをopampで2段作れば良くて、小学生弟子のt-mon君でも問題なくできる。26dbは約20倍のゲインで、この程度に低ければオフセットやドリフトを無視でき、カップリングコンデンサで段間を切るから実に簡単だ。動力学上使用部品の全方位から水晶粒を接触させる必要があり、基板は使わないが基盤は使う。その基盤はmdf12mmを円形に切り、赤丸印の如くΦ1.5mmの穴を必要数開ける。そこへ高さ50mmのofc純銅棒Φ2mmを打ち込みラグ足とする。ラクダの足が付いてその上にopampや純銅コンデンサやディールの巻き線抵抗が付き、丁度ダリの足長象のようになる。こうすれば水晶粒防振効果が全方位で行われる。回路定数は部品に合わせて良い加減な回路設計となり、最大の音色のポイントはカップリングとイコライザに純銅コンデンサを使う所にある。
Cucで、仕上げが純銅電解コンデンサで丁度この画像のイメージとなる。実際には上部のアンプ部がΦ250mm~Φ300mmとなり、opampは±電源のため純銅電解コンデンサが2個必要となるがacアンプにしてしまい1個の手もある。部品を減らすのではなくて音の良い部品を増やす方向で考える。アンプラボの研究員nakaさんにtukaさんにt-mon君にフォノイコライザアンプが大きくなっても良いかと聞くと、ようがす!との返事で巨大フォノイコライザアンプ開発騒動記は開始と相成りました。

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2017年4月16日 (日)

電源力学 金属コンデンサ開発騒動記3

Szabo3電源3種の神器は電源トランスと整流器と電解コンデンサになる。素材力学上電源トランスは銅線を巻いているから良しとして、残りの2種の神器が問題である。ここが純銅で出来ればブレークスルー突破で、誰にも成しえなかったjazzオーディオの超細密画ができる。先日kuraiman社長氏が見えた時、定番の gabor szabo the sorcerer のspaceをかけてszaboのグレッチギターが右端30度に出現することを確認してもらった。これが純銅電解コンデンサの威力で、まだプリアンプしか交換していない。altecはボーカルが前に出て素晴らしい、なんてえもんじゃあなくてjazzオーディオの超細密画になると左右端45度くらいまで演奏が迫出してきて、究極はライブ録音ソースを使った時、ステレオでも背後まで音が回るコトでjazzオーディオ卒業までに何とかしたい。

Cmc3鋭いミルトさんからメールが入り”亜酸化銅整流器は電解コンデンサに似ていますが?”とな。酸化物と金属を接触させると整流作用があり、まさに亜酸化銅整流器と電解コンデンサは同じ整流作用を兼ね備えている。画像は電解コンデンサの模試図で、誘電体は電気分解によってアルミ箔に酸化物を生成し、その酸化物の厚みが耐圧になる。両方にダイオードマークがありマイナス側は自然酸化物によるダイオード生成となる。プラス側のダイオード成分をチェックしようとしたが、アルミ箔全体が酸化物で覆われ上手くチェックは出来ていない。

Cuoxx こちらが亜酸化銅整流器の模試図で亜酸化銅cuoからマイナス電極に向かって電流が流れる。昔の亜酸化銅整流器の耐圧は6vしかないし、又洩れ電流も多くとてもじゃあないが実用化に程遠い。酸化銅ⅠもⅡも簡単に入手できるから実験を先ずはやってみる。更にofc銅板の酸化皮膜生成法は電気炉で過熱すれば出来ることも分かり、これの実験も進め、純銅電解コンデンサや純銅整流器の可能性について探る。

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2017年4月14日 (金)

ローランドの梯郁太郎さん亡くなる!

Roland0ローランドの梯郁太郎さんが4月1日に亡くなられた。ロボットベンチャー黎明期の1983年か4年頃、camm-2モデリングマシン(2次元加工機)の原型たるx-yステージの開発をローランドdgから依頼されて、そこで梯社長の登場となった。勿論シンセサイザーや電子楽器のローランドは良く承知しており、憧れの巨人とお仕事がご一緒できた。エース電子からローランド、ローランドの後年は会社乗っ取り?に遭い、更に新会社の設立と波乱万丈の人生を全うされた。

Roland1気さくな社長さんで、浜松北インター近くのありふれたレストランで2度ほど会食をした。お亡くなりになって後年はどうだったか?wikiで調べて謎が増えてしまった。第一の謎は梯さんから「浜松の楽器会社を辞して創業したが、地元では意地悪されて大阪でローランドを起業した」と話してくれたことがある。今の今までそう思っていたがwikiによるとどうやらエース電子の話であった。ではあの時のお話は一体?こっちはjazzオーディオだから「社長、ローランド・カークからローランドの名前を付けたのですか?」「いや、違います」これについては答えは教えてもらえず謎のまま。最初の謎はそうゆう話を聞いた事実すら無いのではないか?と自信を無くす。いずれにせよ電子楽器界の巨人とお仕事がご一緒できて、貴重な思い出となった。ご冥福をお祈りします。
画像はローランド・カークの入っているアルバム、盲目で楽器を2本同時にくわえて演奏する異色のjazzミュージシャン。

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