2017年4月24日 (月)

発掘力学 John Coltrane MyFavorite Things

Ponpei初代ローマ教皇パウロが磔の刑になって後の西暦79年、ベスビオ火山の火砕流でポンペイは埋もれてしまった。不幸な出来事だったが、埋もれたしまったからこそ保護できる文明があり、埋もれたしまったからこそ発掘できるチャンスがある。埋もれなかったコロッセオは石切り場と化して半崩壊し、埋もれしまったフォロロマーノは地中で保護された。画像はポンペイ秘儀荘の壁画で赤が実に妖しげで、しかし絵画など2000年の時を経てもたいして進化していないのは、現代社会がローマ帝国時代と大差ないコトを示している。

Coltx 昨日はアンプラボ日、アフターミーティングに impulse A-9124 Coltrane - Live At The Village Vanguard Again!
John Coltrane (soprano, tenor sax, bass clarinet) Pharoah Sanders (tenor sax, flute) Alice Coltrane (piano) Jimmy Garrison (bass) Rashied Ali (drums) Emanuel Rahim (percussion)"Village Vanguard", NYC, May 28, 1966 MyFavorite Things をかける。もちろんオリジナル盤でvan gleder刻印付き、しかし録音はヴァンゲルダーでもないし、エルヴィンもマッコイも居ないから消極的で余り聴いていなかった。

ColtxxコルトレーンのMyFavorite Things はたいていネスヒとアーメット兄弟が作った、アトランティックの名盤Sd-1361になる。John Coltrane - My Favorite Things John Coltrane (soprano, tenor sax) McCoy Tyner (piano) Steve Davis (bass) Elvin Jones (drums) NYC, October 21, 1960 My Favorite Things となり、オリジナルカルテットには未だジミー・ギャリソンが参加していない。しかしこれはヴァンゲルダーの録音でもないし、monoのオリジナル盤など超人気盤は手が出ない高額だから、負け惜しみでアトランティックは音が悪いや!とこれまた余り聴いていなかった。

Cuc純銅電解コンデンサの実験機を付けたkuraiman社長氏宅のコルトレーンのサックスがどんどん良くなり、耳感度抜群の弟子のt-mon君が”うわー、変わった!”とamp工房の音にたまげていたが、純銅電解コンデンサはエージングで音が変わるなどとゆうレベルでは無く日々音が進化してこの現象は一体なんだろうか?純銅電解コンデンサは余りにも未知が多い。

Coltrane_3Live At The Village Vanguard Again!が純銅電解コンデンサ威力の凄すぎで呆然と聴き入り、アトランティックの名盤Sd-1361がお茶漬けサラサラに聴こえる。やはり地中深く埋もれたimpulseレコードは、コルトレーンが保護されており素晴らしい!コルトレーンの bass clarinet はエリック・ドルフィの遺品か?フリーへと突入したこの凄いMyFavorite Things は、遂にお宝の1曲となった。

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2017年4月22日 (土)

振動力学 ターンテーブル振動対策

0ターンテーブル振動対策に気が付いたのは随分前で、denon dp-100の時代に遡る。当時はオーディオショップの勧めでラスク板を敷いて振動対策をしていた。怪談番町皿屋敷のお皿ではないが、1枚~、また1枚~、とラスク板を増やしていくとどんどん音が良くなった。celloのアンコールゴールドもステューダーのd730もみんなラスク板を敷いてある。先日伊豆のdcアンプマニア さんがdenon dp-100を復活させると言われていたので、足回りは水晶粒防振構造にしたら如何でしょうか、とポイントを説明した。dp-100を使える方はラッキーでddターンテ-ブルでは最高峰で、唯一emt927に勝てるddターンテーブルと認識している。

Ltt縁あってacモータのベルトドライブターンテーブルの開発を担当した。モータはリラクタンストルク同期型で4p、50hzでは1500rpm、ベルト駆動でプラッター外形Φ300mm、モータプリー外形Φ20mmではレシオは15:1となり、モータの回転数は500rpmでプラッター回転数は33rpmとなる。従って50hz/3=17hzとなり、15hzがギャランティ出来れば良いコトになる。とゆう具合にac24vで15hzのリラクタンスモータを開発した。凸極特性によるモータ振動もレシオ15:1が効いて更にベルトの反剛性で滑らかになり、結構良い音がした。ベルト駆動はサーボ剛性こそ低いがモータの振動対策が自動的に行われ、dcモータddターンテーブルより遥かに良い音がする。
Emtターンテーブルの水晶粒振動対策が未だやっていない時代(cdなんかは水晶粒座布団を敷いてある)になるが、tsd15のカートリッジを使って、emt927とdp-80とpd171の音比較の実験を行った。答えは簡単で、音の腰がががっちりと据わりemt927の圧勝であった。
Dp80xtalところがdp-80に水晶粒防振構造を施してから腰のがっちり据わる以外は、dp-80の圧勝でemt927も必要ない。dp-80もdp-100もサーボ回路などいじる必要も無く、水晶粒防振構造にするだけで十分なのだ。従ってdp-100に完全なる水晶粒防振構造を施せばemt927を凌駕するに違いない。しかしemt927を入手して完全なる水晶粒防振構造を施せば、またしてもemt927の勝ちになるか...

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2017年4月20日 (木)

振動力学 フォノイコライザアンプ開発騒動記2

Stanfルート101でサンフランシスコを目指すと、進行方向左手がパロアルトでその奥隣がスタンフォード大学となる。画像は1991年にスタンフォード大学を訪問した時のもの。ノーベル物理学者ウイリアム・ショックレーはパロアルトに現在のコンピュータの原点たる半導体研究所を設立し、後にそのショックレー研究所員だったロバート・ノイスとゴードン・ムーアは、フェアチャイルドセミコンダクター社を創業する。でありますから、パロアルトは我らコンピュータソフト・ハード&回路技術者のメッカなのだ。

702xそのフェアチャイルドセミコンダクター社はopampの起源たるμa702を開発して、1963年に市販を開始した。当時のic技術ではnpnトランジスタしか生成できなかったのでオールnチャントランジスタ構成のopampとなっている。当時μa702の情報は無かったが(現在ほど便利に情報は集まらない時代)、後継品のμa709でopamp人生のスタートとなった。
Opamp_21970年代にopampを使い始め、当時は全て鉄キャンタイプでその残骸がゴロゴロあり捨てずに取っておいて良かった。金メッキのリード線で作りは丁寧で素晴らしい!今の樹脂パッケージ品とはエライ違いだし、更にパッケージは小型化して振動力学上音はどんどん悪くなる。
627bbバーブラウンはad,daコンバータでお世話になり、しかし今はtiになってしまった。一時daコンバータのiv変換に凝り、opa627のキャンタイプを改造して使っていた。今では1個7000円もするopa627を片端から切腹してワイヤボテンデポイントからリード線を出し、鉄金メッキリード線を使わないようにしていた。後で考えれば音は別にでここまでするコトは無かったが、馬鹿げたことで見える未来もある。
Lf357xフォノイコライザのopamp選びに入る。fet入力ならばlf356又はlf357hとゆう手もある。等価回路図を見れば金田式そのもので、ロボットベンチャー時代にハードウエアエンジニアとこの回路で随分議論したものだった。この2品種とも入手難のようだが...
747xしかしな~、
fetは線が細くなる最たるものでゴリゴリjazzには余り向かない。そこでバイポーラトランジスタで探すとnecのμpc251aが出てきた。これはlm747同等品のopamp2個入りだからフォノイコライザが1個のopampで出来てしまい、好都合。なんだいこんなopamp!と駄物扱いされてしまうが、我らには純銅電解コンデンサと水晶粒防振構造があるから、これで十分なのだ。
251この2個入りopampの段間にcrイコライザ素子を入れる。抵抗はディールの巻き線抵抗、コンデンサはjensen社の銅コンデンサを水晶粒防振構造化して使う。
105 opampフリークはもっと凄いopamp ina105もゴロゴロと持っている。これは25kΩ精密抵抗内蔵型の高精度計測用opampで、ロボットの各種センサーアンプで使用した残骸。これも外付け抵抗でゲインを持たせ使うことができる。
357opampは便利、便利は促成栽培で開発能力を落とす。トランジスタでちゃんと回路設計出来るようになってから使うべきで、現在のようにopampが最初にありき、では真実が見え難い。アンプラボではトランジスタ1個の簡単から丁寧に探求しており、そこが滅法面白い。

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2017年4月18日 (火)

振動力学 フォノイコライザアンプ開発騒動記1

Vachiいっとう衝撃的だったのがサンピエトロ大聖堂のバル・ダッキーノ左側回廊にひっそりと掲げられた、歴代教皇の名前が刻印された大理石盤だった。初代教皇がこの場所で磔にあったペトロで西暦64年か67年となり、2世教皇はリヌスは西暦76年と続く。歴史はある部分で都合の良いように書き直されるフシもあるが、少なくともペテロはこの地で磔にあったコトは間違いないし、ペテロが磔になって後79年の火砕流によるポンペイ埋没も何か関連性を持たせたくなる。この大理石盤を前に呆然とそう思った。我ら凡人には歴史を動かすコトなど出来ないが、レコード革命に身を投じてレコードプレーヤの開発とそれに伴うフォノイコライザアンプの開発に、ささやかな証を残そう。

Part大体がアンプ作家はmcカートリッジのヘッドアンプを作りたがるが、銘機は未だ無い。celloのヘッドアンプもマーク時代のjc1も確かに増幅はして、nsも抜群だが音の線が細くてjazzオーディオには使えない。fmアコースティックの100万円近いヘッドアンプイコライザも50歩100歩、その他ハイエンドヘッドアンプも試したがダメで結局mcトランスのお世話になっている。mcトランスも音の分厚さから海外製になってしまいパートリッジを長年使っているが、渋い所が気に入っている。とゆう訳でmcに関してはトランスでアンプラボは進める。
Opamp原資豊でない方の為のフォノイコライザアンプが今回の開発騒動記で、とにかくお足をかけない、でも少しはかかる。我らロボット屋は1970年代からopampにdaコンバータにadコンバータを使っていた。画像のようにセラミックパッケージに鉄キャンタイプ、今のチリチリアナログデヴァイスから比べたら重戦車の如き佇まいが良い。いずれcd用16bitdaコンバータもこのセラミックで作ったろ。このゴロゴロしている鉄キャンタイプopampでフォノイコライザアンプを作る。
Bord5mvのカートリッジ出力をcr型イコライザを通して1v程度の出力にするには26db位のゲインを持つフラットアンプをopampで2段作れば良くて、小学生弟子のt-mon君でも問題なくできる。26dbは約20倍のゲインで、この程度に低ければオフセットやドリフトを無視でき、カップリングコンデンサで段間を切るから実に簡単だ。動力学上使用部品の全方位から水晶粒を接触させる必要があり、基板は使わないが基盤は使う。その基盤はmdf12mmを円形に切り、赤丸印の如くΦ1.5mmの穴を必要数開ける。そこへ高さ50mmのofc純銅棒Φ2mmを打ち込みラグ足とする。ラクダの足が付いてその上にopampや純銅コンデンサやディールの巻き線抵抗が付き、丁度ダリの足長象のようになる。こうすれば水晶粒防振効果が全方位で行われる。回路定数は部品に合わせて良い加減な回路設計となり、最大の音色のポイントはカップリングとイコライザに純銅コンデンサを使う所にある。
Cucで、仕上げが純銅電解コンデンサで丁度この画像のイメージとなる。実際には上部のアンプ部がΦ250mm~Φ300mmとなり、opampは±電源のため純銅電解コンデンサが2個必要となるがacアンプにしてしまい1個の手もある。部品を減らすのではなくて音の良い部品を増やす方向で考える。アンプラボの研究員nakaさんにtukaさんにt-mon君にフォノイコライザアンプが大きくなっても良いかと聞くと、ようがす!との返事で巨大フォノイコライザアンプ開発騒動記は開始と相成りました。

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2017年4月16日 (日)

電源力学 金属コンデンサ開発騒動記3

Szabo3電源3種の神器は電源トランスと整流器と電解コンデンサになる。素材力学上電源トランスは銅線を巻いているから良しとして、残りの2種の神器が問題である。ここが純銅で出来ればブレークスルー突破で、誰にも成しえなかったjazzオーディオの超細密画ができる。先日kuraiman社長氏が見えた時、定番の gabor szabo the sorcerer のspaceをかけてszaboのグレッチギターが右端30度に出現することを確認してもらった。これが純銅電解コンデンサの威力で、まだプリアンプしか交換していない。altecはボーカルが前に出て素晴らしい、なんてえもんじゃあなくてjazzオーディオの超細密画になると左右端45度くらいまで演奏が迫出してきて、究極はライブ録音ソースを使った時、ステレオでも背後まで音が回るコトでjazzオーディオ卒業までに何とかしたい。

Cmc3鋭いミルトさんからメールが入り”亜酸化銅整流器は電解コンデンサに似ていますが?”とな。酸化物と金属を接触させると整流作用があり、まさに亜酸化銅整流器と電解コンデンサは同じ整流作用を兼ね備えている。画像は電解コンデンサの模試図で、誘電体は電気分解によってアルミ箔に酸化物を生成し、その酸化物の厚みが耐圧になる。両方にダイオードマークがありマイナス側は自然酸化物によるダイオード生成となる。プラス側のダイオード成分をチェックしようとしたが、アルミ箔全体が酸化物で覆われ上手くチェックは出来ていない。

Cuoxx こちらが亜酸化銅整流器の模試図で亜酸化銅cuoからマイナス電極に向かって電流が流れる。昔の亜酸化銅整流器の耐圧は6vしかないし、又洩れ電流も多くとてもじゃあないが実用化に程遠い。酸化銅ⅠもⅡも簡単に入手できるから実験を先ずはやってみる。更にofc銅板の酸化皮膜生成法は電気炉で過熱すれば出来ることも分かり、これの実験も進め、純銅電解コンデンサや純銅整流器の可能性について探る。

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2017年4月14日 (金)

ローランドの梯郁太郎さん亡くなる!

Roland0ローランドの梯郁太郎さんが4月1日に亡くなられた。ロボットベンチャー黎明期の1983年か4年頃、camm-2モデリングマシン(2次元加工機)の原型たるx-yステージの開発をローランドdgから依頼されて、そこで梯社長の登場となった。勿論シンセサイザーや電子楽器のローランドは良く承知しており、憧れの巨人とお仕事がご一緒できた。エース電子からローランド、ローランドの後年は会社乗っ取り?に遭い、更に新会社の設立と波乱万丈の人生を全うされた。

Roland1気さくな社長さんで、浜松北インター近くのありふれたレストランで2度ほど会食をした。お亡くなりになって後年はどうだったか?wikiで調べて謎が増えてしまった。第一の謎は梯さんから「浜松の楽器会社を辞して創業したが、地元では意地悪されて大阪でローランドを起業した」と話してくれたことがある。今の今までそう思っていたがwikiによるとどうやらエース電子の話であった。ではあの時のお話は一体?こっちはjazzオーディオだから「社長、ローランド・カークからローランドの名前を付けたのですか?」「いや、違います」これについては答えは教えてもらえず謎のまま。最初の謎はそうゆう話を聞いた事実すら無いのではないか?と自信を無くす。いずれにせよ電子楽器界の巨人とお仕事がご一緒できて、貴重な思い出となった。ご冥福をお祈りします。
画像はローランド・カークの入っているアルバム、盲目で楽器を2本同時にくわえて演奏する異色のjazzミュージシャン。

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2017年4月12日 (水)

電源力学 金属コンデンサ開発騒動記2

Makix全国を飛び回り活躍中で超多忙のkuraiman社長氏が、夕方訪ねてくれた。
カルメンマキさんライブ話。
3時間ぶっ通し。
楽屋も無いし。
追っかけも居た。
せいぜい45人くらいだった。
だから20万円も切っている。
こっちへも呼べる金額?
交通費宿泊代持ちね。
額を突き合わせてカルメンマキさんをどうしたら清水(市)へ呼べるか?真顔で密談をした。併せて近況報告で純銅電解コンデンサの威力と、次ステップの純粋純銅電解コンデンサ計画と純銅整流器計画について、機密事項の密談もした。

Selen昭和38年頃の話。
清水橋にはチンチン電車が走りその橋の上から下を眺めると未だ草ぼうぼうの空き地があり、その一角に今井科学があった。我ら科学少年のメッカで、僅かな小遣いを握り締めて9mmゲージを買いに行った。僅かな小遣いでは円形のレールは買えないから直線と電車とスピードコントロールだけ、その時に付いていた整流器が画像と同じセレン整流器だった。セレンは音が良いと言われる御仁も居るが、セレンと鉄板だからアンプラボでは使わない。

Rox伊賀焼きに挑むには黒松を1週間燃やし続けなくてはならず、薪代だけでも60万円も掛かってしまう大事でありました。素人集団で1200度近辺の温度制御に薪を放り込みながらpidコントロールをやるも、薪=デジタルだから一気に火力は上がりやり過ぎ...この段階が酸化焼成で、やがて薪投入口を密閉して還元焼成とする。勿論伊賀焼きは上手く出来たが、志野も信楽もみんな伊賀風になってしまった。

Cup焼き物をやるには釉薬が命で酸化銅は良く使う。銅は酸化焼成で緑色となり還元焼成では赤色も出る。実際にはこんな単純ではないが、緑から青から赤から黒など配合や焼成の具合で自在に発色する。緑で有名は織部の緑がある。画像の黒色粉末は釉薬の酸化銅で酸化銅(II)になる。別に茶褐色粉末の亜酸化銅がある。

Cuo4亜酸化銅は1価の銅酸化物だから空気中では酸化銅(II)になりやすいのでここを注意する。さてセレン整流器より以前に亜酸化銅整流器が存在しておりこれは構造図の通り銅で出来ている。昭和初期の原始の整流器だが、もしかしてこれが?

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2017年4月10日 (月)

電源力学 金属コンデンサ開発騒動記

Macro画像は本年度驚異の紅葉となった Opuntia macrocentra var. minor ウチワサボテンで、3月期の低温が原因で本来生長に回るべきアントシアニンが生長の停滞で濃度が増して紅葉となった。サボテンの研究は中学時代に始めたから優に50年を超えて、オーディオの歴史よりも長い。清水(市)でも当時の温度記録(プライベート)から2度~3度冬季の温度上昇が見られ、確実に地球温暖化が進行している。サボテンは6000万年くらい前にフツーの植物が進化して登場した植物で、トゲは葉っぱの進化したもの。砂漠化が進行しても生き延びられる高度な植物で、この先もしっかり生き延びると思う。人間はトゲ人間になるほど体質進化は出来ないから、知恵を進化させていかないと自ら招いた地球温暖化にやられてしまう。

11ミルトさんがjazzライブへ行って来た。開口一番”良い勉強になった!”シンバルの音が純銅電解コンデンサの音と似てると言う。とてもじゃあないがライブ感を出すなどオーディオでは不可能だが、少なくとも音色が似てくれば大成功でその感じを掴んだらしい。更に主電源の2次電解コンデンサを撤去して純銅電解コンデンサだけの音は、一段と音の滲みが消えてはっきりしたと連絡が入る。純銅電解コンデンサにすると音が自然に近くなり、質感の表現が増すように感ずる。電気仕掛けを如何に自然界に近づけるか!がjazzオーディオの命題でもある。

1純銅電解コンデンサの成果に気を良くして、更に次々と閃くものだから金属コンデンサの開発中に挑んでいるが、エラク難航している。ofc純銅板をマイナス極に使いプラス極は電解液を綺麗に洗浄した酸化皮膜付きアルミ箔で、中間に挟むべき電解紙は使わず、乾式の金属コンデンサを目論んだ。ところが極間タッチが起きてしまいコンデンサの体をなさない。

22電解コンデンサのモデルは図の通り。陽極箔はアルミに酸化皮膜の誘電体層を生成し、電解紙は真性陰極であり紙から配線は出来ないので陰極箔を付けている。画像上両箔とも波打っているのはエッチングで表面積の拡大をしているため。誘電体は絶縁層なのだから電解紙を撤去して陰極箔にofc純銅板を対向させても、導通は出ないはず。これが短絡してしまう。

2どうにも分からないので拡大鏡を準備した。顕微鏡があれば簡単に分かるのだろうが。そもそもこの拡大鏡はカートリッジの改造用で準備したものだからx10しかない。ガリレオの時代望遠鏡が発明され、その逆の拡大鏡ミクロスコープも発明された。イタリアバロック期の天才彫刻家ベルニーニは教皇のシンボルであるミツバチを、このミクロスコープで密かに観察し精密なミツバチを彫刻してバル・ダッキーノを完成させ、教皇を大いに喜ばせた。

3多分このミクロスコープと同じ程度の倍率だから、ミツバチくらいにしか分からない。画像から読み取れるものは酸化皮膜の厚みにバラツキがえらくあることで、エッチングの深い所は酸化皮膜が厚く、凸出している所は薄いのかも知れない。その薄い誘電体層はチョットしたストレスで破壊してしまい、電解紙はこの不安定な誘電体層のクッション材の役目もしているように思う。この先は顕微鏡の世界でそこまで見る気は無いが、電解コンデンサのアルミ箔を利用しての金属コンデンサの製作は無理と分かり、次なる酸化皮膜の検討をする。電解コンデンサの専門家からすれば無知無謀と言われるでしょうが、無知無謀が故に出る自由な発想もあるのだから面白い。

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2017年4月 8日 (土)

電源力学 第2世代純銅電解コンデンサ開発騒動記

1一関ベイシーの音は凄い!
と大半の御仁は感心するが
中には、なんだいこの音は!
と2度と来ない輩も結構居る。
音にケチを付けるのもお好きにどうぞだが、何十年と1杯数百円のコーヒーでjazz喫茶を続けるコトが如何に大変か、またjazzオーディオに半世紀も人生を賭けた情熱にこそ頭が下がる。真のjazzオーディオマニアは音から、店の佇まいからそれを読み取れる。あんぷおやじにとっては感謝しても感謝しきれないjazzオーディオの大先輩で、コルトレーンをかける度にスガワラさんのコトを思い出す。ファーストステージが終わるとスガワラさんに促されて、エルヴィン・ジョーンズさんのドラムセットの前に陣取る。ズルズルと滑り出すバスドラ、思わず右足を目一杯伸ばしてバスドラの滑り出しを止め、複雑なバスドラのキックタイミングを足で読みとり、目と手はニコンのfmのストロボ無しでバシャ、バシャとシャッターを切り、耳は1音も逃すまいと記憶に留め、いやーこんなに凄くて忙しいjazzコンサートは後にも先にもこれっきり。

0クルセママのb面トップはヴィジル(用心深さ)でエルヴィンさんを聴く絶好の曲、コルトレーンとエルヴィンの掛け合いで、ベース撮りのへたっくそなヴァン・ゲルダー録音もジミー・ギャリソンは入っていないからamp工房のホーンシステムで実に上手く再現できる。コルトレーンのセルマーはホーンの至近距離にマイクがあり、逃さず記録に留め、エルヴィンのドラムセットには通常2本のマイクをセットしているから、バスタムには距離がある。純銅電解コンデンサはヴァン・ゲルダー録音のマイクの距離感まではっきりと再現する。

2あんぷおやじー居る?
名工ミルトさんが昼下がりのご来店。なんと第2世代純銅電解コンデンサを完成させて持ち込んだ。ミルトさん発明の出さない特許構造で、内側からΦ400mm紙管、0.2mmofc純銅板、電解紙、プラス極アルミ箔、電解紙、0.2mm純銅板の4層構造で、静電容量は驚異の350μfを叩き出した。ここまで大容量が出来るとあんまり好きではない半金属トランジスタアンプにも適応可能で、エライことだ。

3あれ、この突起はなに?
鋭い、テスト開始時にパチンと大きな音がして短絡波形になりました!これが電解コンデンサの自己回復機能の拡大版で、要するに短絡して焼き切れて酸化物で再び絶縁構造になった。音はどうですか?どんどん静かになり楽器が浮かび上がって素晴らしい!静電容量が増えてofc純銅の使用量が増えて、支配が純銅に移ってきた証拠なのだ。

4ofc純銅電解コンデンサと水晶粒防振構造はjazzオーディオに新たな扉を開き、こんなに凄い話は長いjazzオーディオ人生で奇跡としか言いようがない。そしてjazzオーディオを制するモノは財力でも地位でも名誉でもなく、愚直なまでのひたむきさとたゆまぬ情熱で、カメの如し鈍重でも結構、やがて10万マイルの大海をも渡りきり目的地へ辿り着く。名工ミルトさんに喝采!

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2017年4月 6日 (木)

デジタル力学 5000wデジタルアンプ修理の巻き

Pfデジタルが嫌いと言っても至る所がデジタルだらけで気が付かないだけ、エネルギー効率の向上からすればデジタルであるべき。音にとって外部機器のデジタルは盛大にノイズを発生させて迷惑だし、電源のサイン波形を歪ませて音を悪くする条件ばかりだが、現代社会ではやむ得ない。この先太陽エネルギーの普及により電源には太陽電池から発電された電力が供給されて音を悪くするが、夜中にjazzオーディオをやれば問題なく、1人3交代の所以である。その太陽電池スマートグリッドインバータの極限効率(amp工房での)98.49%と出て、こうゆう箇所にsicは大いに活躍する。

1_2しかし我々ロボット業界は随分昔からデジタルアンプの世界で、最初に見たのが日立習志野のロボットで1970年代も半ば、以来モータ駆動はデジタルを一貫してやっている。以前のエントリーから「基本的に修理は受けないが親しくしている機械加工屋さんからのお話で、重い腰を上げた。jazzオーディオ喫茶のマスターは自由人だから、今更堅苦しい企業の訪問は億劫になる。nc横中ぐり盤のサーボアンプが不調で調査する。30年も前の工作機械で未だdcサーボモータの時代、dcサーボモータの焼損でサーボアンプも破壊してしまったビッグトラブルで...」その破壊したサーボアンプを遂に修理するハメになった。
2本当は体良く逃げたい所ではあるが、つい頼りにされると思いとは裏腹に”ようがす引き受けやしょう!”と勇ましい返事をしてしまう。オールハードウエアのサーボで最後にデジタルpwmになっている。出力パワーダーリントントランジスタモジュールは富士電機製のEVK31-0505A 50A 500V、3相ダイオードモジュールは三菱電機製のRM15TA-H 5Y01D、他にトランジスタ保護には全く役立たないしかし短絡保護だけはできる富士電機製の即断ヒューズCR2L-50で構成されている。
3今回はモータの焼損でレアショート(レイヤーショート:層間短絡layer short)して短絡電流が流れ出力パワーダーリントントランジスタモジュール他が破損した。フツーならばゴミ箱行きほど酷い故障だが、代替品も無いから修理する。エミッタに電流検出機構を付けてベース遮断するのが現在のパワートランジスタモジュールだが、時代が古すぎて保護機構が無い。
6さてamp工房在庫品のパワートランジスタモジュールの調査を行うと、デカ過ぎて取り付け出来ない。画像のもので1200vの200a、もっぱら10kw~20kwの大型サーボアンプの開発をやっていた為、5kw程度のパーツの在庫が無い。当面はこれらパワー部品の入手に焦点は絞られる。

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2017年4月 4日 (火)

古典力学 古典回帰編

0_2ダリに傾倒した最大の理由に超絶技巧の描写力、同じく超絶技巧のアイディアでとても適わないと思った。しかし現在ならば超絶技巧の描写力は千葉の写実絵画専門のホキ美術館へ行けば、もっと凄い描写力に会える。超絶技巧のアイディアではポルト・リガトの聖母など多くの原点がイタリアルネッサンスにあることに気付き、ダリの呪縛(Spellbinder)から解放された。実に40年も呪縛されており、宗旨変えはもう一大事件でありました。画集から入るしか方法が無い40年前、情報不備は勝手に良いほうの解釈で妄想は膨らみ深みに嵌り、ここはjazzオーディオも良く似ている点でもある。

3_2 とゆう訳で古典イタリアルネッサンスに回帰してダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、カラバッジオ、おまけでラファエロと相成りました。ついでにjazzオーディオもアメリカへ行く度にjazz三昧をしたが、コルトレーンもエヴァンスもガボール・ザボも既に居なく、レコードオリジナル盤に回帰した。その過程で古典管と古典acモータターンテーブルでなければ、コルトレーンもエヴァンスもガボール・ザボも表現出来ないことに気付いた。かなり強引な我田引水的屁理屈で他人様に勧める気は毛頭無く、sicでもmosfetでも最新のデヴァイスをやられればいいが、当方にはもう半金属を扱っている時間的余裕が無い。

1これら古典管はスピーカの駆動力はまるきり無いがaltecやjblの古典スピーカでは問題なく動き、何よりも音色力学が圧倒的で、電源の密結合に半金属のmj15024を使っても音色力学は衰えることを知らない。ここが随分苦労した所で、電源に半金属を使うことは素材力学上純銅から外れるが、銅のチョークコイルなど(インダクにより電源粗結合)と遜色なく定電圧電源が可能な分メリットがある。

3x古典管に限らず真空管アンプの音が滲んだり尾を引く問題は動作点の不安定化によるもので、ここをmj15024で定電圧電源化すれば解消する。画像は名工ミルトさんが製作中のrca2a3+古典管シングルパワーアンプのモノラル仕様で、電源の安定化にこれだけトランジスタを使い、電源の製作が終わればパワーアンプは完成したようなもの。トランジスタ取り付けネジに注目!ミルトさんがofc純銅棒からm4をダイスで切り出した見事な拘り。

01こちらがkuraiman社長氏の古典管チャンデバ定電圧電源放熱器で、モロにsae2600のバックパネルとヒートシンクが何ともいい。カニンガムcx301を4本使い、フィラメント電源とb電源とc電源、全ての電源の安定化を図る。このsae2600放熱器は3分割して、チャンデバ用と古典管cx350シングルパワーアンプ用2台に有効活用する。

Panフィゲレスのダリ美術館ヘバルセロナから大型バス1台をチャーターし、ガイドさんと運転手のお手当てまで払って家族全員で出掛けた目的は、本物を体験することと、このパン籠を観るためでありました。本物のメッセージは強烈で、だがしかし筆の跡が見えて人間業であると理解できたコトは大きく、以降の作画においてやれば出来るコトを後押ししてくれた。コルトレーンもエヴァンスもガボール・ザボもレコードオリジナル盤で表現したいサマがこのパン籠にありで、古典管力学で暗い背景にくっきりはっきりとコルトレーンとエヴァンスとガボール・ザボが浮き上がる。

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2017年4月 2日 (日)

直熱管力学 vt24真空管ラインアンプ

0ここにビル・エヴァンス3種の神器がある。先ずはeverybody digsのriverside rlp12-291オリジナル盤、次に国産jvcのコンプリート・リバーサイド・レコーディング赤箱、最後に米国45回転リマスター盤となる。ワルツ・フォー・デヴィは余り聴かずeverybody digsのpeace pieceを密かに長年聴いている。スコット・ラファロのベースも凄いがビル・エヴァンスのソロが良くてpeace pieceとなる。ビル・エヴァンスのriverside盤はヴァン・ゲルダーのようなことは無いからハイレゾとかリマスターでも案外聴ける。しかしrlp12-291オリジナル盤は実に深い音がして流石!米国45回転リマスター盤はしっかりリマスターしてまあまあ、今まで良しとしていた国産jvcのコンプリート・リバーサイド・レコーディング赤箱のピアノが安物ベコベコピアノに聴こえ始めて、純銅電解コンデンサによって問題点があぶりだされた。

1古典管の入門編ライアンプは直熱管のvt24(864)を使い経済性抜群で仕上げた。真空管は振動力学上構造物の少ない方が音が良く、3極管で直熱管と必然的に決まる。jensen社の銅コンデンサ、vt24直熱管、銅マンガニン線抵抗をofc純銅筒にいれて水晶粒防振構造化する。
2直熱管vt24はフィラメント電圧が何と1.1vでたまげてしまう。まあ電流は250maだから定電圧回路もmj15024の1個で済み、定電圧ダイオードはフツーのダイオードを順方向へ3個直列接続をして作った。dc点火で勿論ハムバランスなど使わず、フィラメントマイナス側を直接0vへ接続し電源密結合とする。
3xsae2600をモンスターチューニングしようと準備していたが、古典管にはとてもじゃあないが適わないコトが分かり止めた。トラは死して...sae2600は死して筐体を残し、定電圧回路の放熱器で便利に使った。組み立てる前に個々のユニットの動作テストを済ませておく。
4順調に徹夜作業は続き組み上げ完了となる。基本はアンプラボ研究員の作業だが、肝心要はあんぷおやじがやっておく。早速動作テストとなり、プレート抵抗2kΩで3maまで電流を流すようにマイナスバイアス電圧を調整する。μが8.2の直熱管で無理していないから素直な特性で簡単に調整は終わる。テクトロの歪み率計aa501に掛けるまでも無いと調整を終える。
5筐体デザインは作者のパーカショニストnakaさんがやっているから、文句は...出ない。究極ではないがしかし一生モンの直熱管ラインアンプが出来上がりで、この先のチューニングはもう1つのコンデンサをjensen社の銅コンデンサにし、電源の電解コンデンサを純銅電解コンデンサにする。この段階で個々の部品は水晶粒防振構造化しているからむやみに水晶粒の充填の必要は無いが、筐体がタカチのペラペラでここの鳴きを押さえるのに必要な充填量がある。言い換えれば水晶粒防振構造によりコンストラクション素材の自由度は上がり、ひょうきんな考えをすれば紙とかプラスチックでも良い。

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2017年3月31日 (金)

電源力学 電源直流化の謎

Amp 昔は世界一小さい研究室として書籍に紹介されたりしたamp工房研究室だったが、出世して12畳位の空間が研究室となり、広いといえば広い。しかし広くなればなっただけ一杯に詰め込んでしまい密度は変わらない。よって広くなった分ガラクタが増えたことになる。人間の頭も一緒で高学歴になるほど頭が広くなり詰め込んだガラクタも増えてしまい、偉い人ほど変なことを言う。よって無理な勉強などせず脳に余裕を持たせておいた方が、創造活動にもってこいと思うが。

Mc1000x電源の純銅電解コンデンサは凄過ぎで、再び電源直流化方式の謎について考察してみる。ハイエンドオーディオで徹底的にチューニングして細部まで知り尽くしたパワーアンプは、celloのパフォーマンスとkrellの50と100a、マッキンのmc1000とsae2600となる。他にも何機種か使用したが改造までに至らないは、そうゆうコトです。celloのパフォーマンスはキメ細かいが青瓢箪か月の如く線の細いアンプでjazzには不向き、jazzにうってつけはkrellかマッキンのmc1000かsae2600だがマッキンのmc1000がベスト、ただしこれらのパワーアンプのキメはやや粗い。

Mj15024たまたまか?アメリカのせいか?出力トランジスタは4種のパワーアンプとも旧モトローラのトランジスタを使っている。全く同じもの若しくは同等品のmj15024と25はamp工房常用品で実に結構。回路方式は似たか寄ったかで深く考えず、出力段はほぼ同じだがなぜこの様に音が違うか?まあマッキンのmc1000は出力トランス付きで、これについては別の機会に。

Pf4krellとmc1000とsae2600はコンデンサインプット方式のフツーの電源で、celloのパフォーマンスはチョークインプット方式となっており、ここが原因と現在は結論付けている。violaになっても意地でもチュークインプット方式に拘り、駆動力は桁違いに増したが線の細さは潜在的にある。チョークインプット方式でも真空管アンプであれば球で音を太く出来るが、半金属トランジスタアンプではそうはいかない。

Pf2x鉄との戦いは難航しておりチョークコイルも同じで、直流化でトランジスタをチョークコイルに変えたりしているが、音は別にで効果は無し。電源にチョークインプット方式を使うとキメ細かく美しいが線は細くなると考える。例えば10hのチョークを使えば3kΩ位の抵抗に匹敵し電源密結合から外れる。よって純銅電解コンデンサインプット方式が電源密結合を達成し、jazzには良く似合う。余談だが、celloのパフォーマンスはトランスの2次側にフィルムコン(黄色丸印)の進相コンデンサとノイズリダクションで付けている。これも線の細い原因かも知れない。これはviolaのブラボーでは止めている。

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2017年3月29日 (水)

レオナルド・ダ・ヴィンチ力学 純銅コンデンサの考察と製作

Vinci2万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチは己を無学の徒であると言い、しかし全ての有学の徒に勝利して偉大な歴史となった。とてもじゃあないが全てに精通するなど我ら凡人には出来ない話だが、少なくともjazzオーディオにおいてはレオナルド・ダ・ヴィンチ力学をすべきと思う。レオナルド・ダ・ヴィンチ力学とは科学と芸術の融合で、科学を昇華させると芸術になり、芸術を解析すると科学になる。でありますからjazzオーディオを標榜する方は、jazzの芸術性を如何にして科学で引き出すかにあります。

1その1つが純銅電解コンデンサでそこから多くの発見があり、未来へ進道しるべが出来た。安いjensen社の銅コンデンサを水晶粒防振構造化すると、高額なDuelund社銅コンデンサを超えてしまい朗報であります。jensen社の銅コンデンサはリード線に良かろうと銀単線を使用しているが、これは具合が悪い。

2 チャンデバとラインアンプとパワーアンプのカップリングコンデンサ全ては高額なDuelund社銅コンデンサから安いjensen社の銅コンデンサに変更だが、ご覧のような難作業が待ち構えている。銅箔と誘電体フィルムが密集して巻かれており、解剖時に外側に傷を付けるとショートしてしまい使い物にならなくなる。でありますからこの作業だけはアンプラボ研究員にやらせない。

3ニッパでジョキジョキ解剖して銅コンデンサエレメントを取り出し、オイルコンの油も捨てる。オイルコンだから音が良いと言われる御仁はここで科学して、なぜ音が良いか明快にしないと、ただ音が良いだけで終わってしまう。元来オイルコンは耐圧不足からオイル漬けにした歴史がある。交流コンデンサだがちゃんと極性(巻き始めと巻き終わり)の表示がありありがたい。

4最近パーカショニストのnakaさんが粘って交渉した結果、水晶粒の細目(3~5mm)を大量に入手可能にしてくれて大手柄でありました。1人100~200kgは直ぐに使うから纏めると1トンにもなり、小売業者からではとてもじゃあないが購入出来ない。その細目水晶粒をふんだんに使用してラインアンプ用の銅コンデンサを防振構造化する。

5ofc純銅筒も厚さが0.2mmとなり剛性が上がって安心感が増した。水晶粒細目を溢れるくらい純銅筒へ充填して蓋をする。0.1mmの時は充填で銅筒サイドを叩くと凹みが出たりして苦労したが、0.2mmではそれが無い。

6大は小を兼ねずで、300wのハンダゴテをどうしようか使いあぐねていた。第一重すぎて微細な作業は出来ずで、握り締めて使うが腕力が落ちてしんどい。フツーのコテで何箇所か点付けしておいて、この火力強烈なハンダゴテで滑らせると今までの苦労が嘘みたいに綺麗に速く付く。0.2mmofc純銅板の筒作りも漸くマスターした。

7nakaさんとa-ponさん仕様の古典管ラインアンプ1台分の抵抗、コンデンサ、真空管の勇姿が出来上がる。Duelund社銅コンデンサもjensen社の銅コンデンサも電極、言い換えれば端子を銅にしたに過ぎない。電流の流れ道が銅であってコンデンサそのものは銅ではない。迂闊だった!レオナルド・ダ・ヴィンチ力学で考えると、誘電体をフィルムから銅にしなくてはならない、しかしそれは無理な話で結局の所銅コンデンサと威張って見せても、フィルムに過ぎない。ここで次なるステップが思いつく。第一は電解コンデンサのプラス極アルミ箔を純銅でサンドイッチして仮の金属コンデンサの実験をする。第2は銅の酸化皮膜生成で銅金属コンデンサを作る。ここでヴァイオレンス住職の言葉を思い出す。”あんぷおやじー、まだやることがあるのですか?”全くレオナルド・ダ・ヴィンチ力学からすればほんの入り口でウロウロしているに過ぎず、やることはなんぼでもある。

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2017年3月27日 (月)

素材&電源力学 純銅電解コンデンサ開発の留意点

0ロボットベンチャー時代に突然金田思想に目覚めて、開発の根幹思想に据えた。金田先生は多くを語られたが、要約すると「アンラーニングで学習をしない」と「エネルギー効率の向上」となる。我々ロボット屋は世界が相手で、ロボット展示会では世界に出掛けて展示し、ライバルメーカの情報を探った。ここで第一の思想「学習をしない」は、展示会へ出掛けライバルメーカの情報を知った時点で開発の自由度は失われ、開発エンジニアにとって致命的になる。増してや他社をコピーするなど論外だ。続いて「エネルギー効率の向上」では、世界初のロボット用スイッチングレギュレータを開発した。これは開発半ばでロボット会社を辞したため、開発は完成に至らなかった。究極は新幹線方式で、回生軸と力行軸の状況を判断してスイッチングレギュレータのモードを切り替えれば、ロボット究極のエネルギー効率向上の電源が出来る。以来一貫してモノマネはしない、電源が最重要である、この姿勢は崩さない。その両方の思想の産物が純銅電解コンデンサとなる。

1電解コンデンサの誘電体はポリプロピレンやテフロンなどのフィルム素材ではなく、金属酸化皮膜の金属である。ここが電解コンデンサの良くも悪くも最大の特長となり、唯一無二の金属コンデンサなのだ。たいていのオーディオエンジニアはフィルムコン(オイルコン)の方が身分が上の捉え方をしており、電解コンデンサを悪者扱いして回路から出来るだけ排除しようとしている。先入観や人様の意見で左右されていると真実を見落とす可能性が大で、ここも金田思想のアンラーニングとなる。先ずは日立の2700μf400vを解剖する。

2続いて電解紙を取り出すがとてもじゃあないが音の良い紙には見えない。電解紙はアンモニア系の電解液が含侵されているから水洗浄して紙を良く観察する。昨日はアンプラボ、岐阜のうだつの美濃市へ出掛け、美濃紙の中で音の良い和紙を探そうと提案する。パーカショニストのnakaさんが自分は紙の専門家と言い、又してもアンプラボは多士済々なのだ。しからば音の良い和紙とは、繊維質が粗く厚みがあり剛性と柔軟性を持った紙で吸水性が良く、水晶に求めたと同様に紙自信で自己振動吸収性を持つ、こうゆう紙を探そう。

3純銅電解コンデンサ最大の難関がプラス極のアルミ箔となる。電圧が高い方が誘電体として形成された酸化皮膜は厚く、流用時のトラブルに耐えられる。表面積はエッチングにより数十倍に増幅してあり、電解コンデンサが大容量の所以だ。しかしここが大問題であると同時に純銅化できればエライことになり、正真正銘の純銅電解コンデンサとなる。この分野もnakaさんの専門で、純銅の酸化皮膜生成法について研究は進めて頂くが、我々でも電気分解の理科の実験は考えている。エッチングなどの表面積拡大法はとらずゲイン1とすれば音は良くなり大いに結構だが、巨大化は避けられない。

4現在はマイナス極にofc純銅板を使用している。厚さと音質は勿論分厚い方が良いに決まっているが、作業性から0.5mm位になる。名工ミルトさんから新提案があり、内側からofc純銅マイナス極、電解紙、プラス極アルミ箔、電解紙、ofc純銅マイナス極としてマイナス極同士をハンダ付けシールとする。これは素晴らしい!静電容量が現在の2倍になり電解液のシールも出来て特許構造だが、出す予定は無いので著作物としておこう。

5現在の方式で大容量化を考えており直径がΦ800mmのドーナツを作る。800mmにもなると純銅板の長さが2500mmにもなりofc業者の最大長さ1200mmでは追いつかず接続することになる。この接続点が問題で表面の滑らかさを確保しないとプラス極アルミ箔を破壊する。

6日立2700μf400vのプラス極アルミ箔は厚さも十分にあり、作業性が良いと無造作に扱うと事故を起こす。上画像のサラネジが銅板より少し飛び出した状態で仕上げの圧力を加えると簡単にクラックが入り、このアルミむき出しと電解紙でショートする。切り子や木屑も同様で簡単に穴が開きショートする。名工ミルトさんはこの事故で数個をダメにして、このダメから制作上のノウハウを手にした。

7アンプラボのシメで純銅電解コンデンサの演奏するコルトレーンのクルセ・ママを、研究員達に聴いてもらう。正直、このレコードはフツーの人には聴かせられない。コルトレーンの狂気と純銅電解コンデンサの狂気でフリーjazzが荒れ狂う。このレコードに睨まれてから50年が経ち、ようやくこっちの狂気が通じてコルトレーンjazzと話し合いが出来るようになったのだろう。純銅電解コンデンサのお陰で音色力学が向上し、皆から意見が出る。マッコイのピアノの音色はスタインウエイではない、どうゆうピアノ?カウベルは下手だがコルトレーンが叩いている?等など、1枚のクルセ・ママからjazzの奥深さとそれに伴った謎が噴出し、コルトレーンはこの1枚でも十分を思う。ほーら、やっぱり人生にたんとはいらね~!

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2017年3月25日 (土)

カウンターポイントsa3.1電源純銅電解コンデンサ 了

0これはもう事件です!
電源が音を出して主役であり増幅部(アンプ)は脇役が正解で、だから電源を変えると音はコロコロ変わる。バッテリーなんか良い例で、蒸留水的で綺麗だがエネルギーがまるで出ない。しからば電源において主役は誰か?これが電解コンデンサなのだ。ここにフィルムコン(オイルコン)を使うと音楽エネルギーが減少してトランジスタアンプでは悲惨な目に遇い、しかし真空管アンプの場合は球でエネルギーを出すから案外相殺勘定でうまくいく。ところが主役たる電解コンデンサも構造上からくる音の優劣差があるから、選択を失敗すると期待値は出ない。Gabor Szaboのspellbinderは全編に渡りvictor pantojaとwillie boboのラテンパーカッションがリズムを支配し、その太鼓のハリと皮の音がGabor Szaboの音楽を作っていたのだ。純銅電解コンデンサは音楽の解釈を変えてしまう。

1紙管のΦ450mm(外径465mm)にmdf15mmを丸く切って底を取り付け、黒く塗装する。紙管とmdf15mmはボンドで接着しながら横からネジを打ち込み強度を上げておく。流石に紙管のΦ450mmはデカイ!が現在次世代純銅電解コンデンサを検討中で、Φ750mm~Φ800mmを考えている。

2続いて紙管Φ400mm(外径413mm)にofc純銅板0.5mmを巻きつけネジ止めする。この作業からクリーンルームでの作業を意識しなければならない。よって銅の切り子や木屑は厳禁で、ここを怠ると純銅電解コンデンサはしくじる。更にofc純銅板0.5mm表面をヘアーライン仕上げしながらバリなどを完全に除去し滑らかな仕上げを確保すると同時に、気持ち表面積の増幅を行う。

3これはもう事件です!の最初の事件、上海駿河屋さんから頂いた至宝の1000μf 450vのフィリップス電解コンデンサはカニンガムcx345パワーアンプから取り外されおり、これを解剖して今般の純銅電解コンデンサの素材にしようとした。ご覧のように電解液は蒸発してしまい、アルミ箔と電解紙はくっついて巻き解くと破れてしまい、ようやく組み上げた純銅電解コンデンサはたった4μfで失敗!

4これはもう事件です!の第2の事件、日本ケミコンの大容量電解コンデンサを解剖して組み上げ容量を測定すると、なんと70μfをたたき出し新記録なのだ。気を良くして通電テストで青ざめる、このアンプラボ専用ラインアンプ電解コンデンサは15000μf160vで、カウンターポイントの電源300vには耐圧不足、又しても失敗。

5これはもうイカン!
ロボット用サーボアンプの日立電解コンデンサ2700μf400vを登場させる。東芝は土光さんの時にあれだけ苦渋をなめているはずがまたしてもで、サラリーマン経営者の怖さかも知れない。日立も重電関連は同じようなものだから、苦労するかも知れない。

6割烹わかすぎの若旦那と電解コンデンサの音質評価をした時、フィリップスに続いてこの日立が良かった。解剖してその謎が解けた。電解コンデンサ下半分にコンデンサエレメントを固定する素材を使うが、日立はパラフィンではなく剛性を確保できる樹脂系の素材となっている。でありますから、割ってコンデンサエレメントを取り出す。

7これはもう事件です!の第3の事件、日立電解コンデンサ2700μf400vは幅が広くofc純銅板100mm幅では幅不足となる。ここで方針変更は時間が掛かるので、あの手この手の半ば強引に純銅電解コンデンサを作り上げた。容量は30μfをたたき出し好結果。いっとう不安の通電テストに入る。ここからは無響室での作業の意識を持ち、オーディオなど音は一切出さない。電圧を上げながら電解コンデンサの自己回復機能が作動するか気を配る。自己回復時にパチッと音が出るから、この音が出てしまったら出来が悪いので解体再組み立てとなる。

8パチッは出ず2時間のエージングもok、いよいよカウンターポイントモンスター電源に組み込む。画竜点睛はモガミのofc線の接続で(赤い配線)ここはまずい、カルダスワイヤーawg9.5を水晶粒防振構造化した配線を使わねばならない。中央の紙管に蓋をしたものが中央に電源トランスが入らない場合のダミーで、水晶粒使用量の節約で今回考案した。

9x毎度ながら純銅電解コンデンサ製作のハイライトで、行け行けどんどんで水晶粒を充填する。赤丸印が純銅電解コンデンサで外側が20mm内側が50mmの水晶粒防振層を持つ。できれば外側を50mm位の層にしたかったが、外径が大きくなりすぎる。

91最近はあっちこっちで水晶粒防振構造を見かけるようになったが、加圧意識が薄い。ある程度の加圧で水晶粒防振効果も増すから意識するべきでしょう。蓋は落し蓋にしてあり、荷重は発電機用の10kgを流用した。電源トランスはユニオン電機の高額なノイズレストランスmen-10-2010で2kva、1次100v、2次側200vでこれを直流にすると280vとなり日立電解コンデンサ2700μf400vに完全にマッチングする。最後は気合で一気に電源を投入する。今までが24000μfだったものが30μfになり容量大幅ダウンだが、ハム音は少し増えた程度。いきなりコルトレーンのcdが鳴り始めるが、雑味感が消えてとんでもない音の透明度にたまげる。

Cresxこれはもう事件です!の最終章、cdはそっちのけでレコードをかける。コルトレーンインパルス盤で一番音の良いクレッセントの2曲目、エリック・ドルフィに捧げたwise one、コルトレーンが躍動しこんなに美しいwise oneは聴いたことが無い。そして事件の内容とは、2a3シングルプレートもカニンガムのcx350も使っていない中国球2a3cでこんな音が出るならば、アンプの作り直す必要も無い。プリアンプ又はラインアンプの電源は音楽を完全支配しているから、努々侮るなかれでありました。

Labelsxこれはもう事件です!のおまけの章、Dreams Gabor Szaboをかけるがインパルス時代のGabor Szaboほど激変は少ない。赤丸印がルディ・ヴァン・ゲルダーが主に録音したレーベルで、この3レーベルのコルトレーンとガボール・ザボを蒐集している。ルディ・ヴァン・ゲルダー録音の低音はボンつき下手な撮り方だし高音はつき抜け煩い、が味のある録音でアンプラボの実験によって生み出されるjazzエネルギーに一番反応する。ザラっとしているがこの太い録音はやはり凄いな!と感心させられる...了

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2017年3月23日 (木)

カウンターポイントsa3.1電源純銅電解コンデンサ1

0家人が花屋で買ってきたシクラメンが3年目を迎え、けなげに今年も開花した。年々貧相にはなるが今までのように夏場で枯れてしまうことも無く、花屋泣かせなのだ。本業にサボテン屋もあるが、お客様の所で枯れてしまわないことには商売にならない。しかしサボテンの中で滅法強いウチワサボテンに特化したものだから、売れ行きは悪い。オーディオも同じでハイエンドを買わせて月賦が終わった頃、その旧製品が枯れてしまうような新製品を投入して買ってもらわなければならない。アンプラボのように一生モンです、とオーディオを開発していると商売にはならない。

1純銅電解コンデンサは電源が主役を証明してくれた。そこで宿題であったカウンターポイントsa3.1モンスター電源に手をつけることにした。電源が主役と言いながら設置場所は裏方の見えない場所にある。
2なんせ鉄の重しが2個で20kg、トランス、電解コンデンサ、水晶粒充填で約40kg、合計で60kgもあり床の直置きでしか方法が無い。黄色丸印はカルダス水晶粒防振ケーブルで、この方式をとれば電源がプリアンプと離れていても問題ない。
3水晶粒充填は電源だから中目~粗目にしている。
4水晶粒を抜くと電源の電解コンデンサが姿を現し、プリウス補機モータ10kwを回した12000μf450vが2本、合計24000μfとなる。この時期、電源はチカラなり思想で、電源トランス2kvaと大きい。この24000μf対純銅電解コンデンサ20μfでは、ハムを当然覚悟しなければならないが...
5純銅電解コンデンサの外形はΦ465mmで高さが150mmと巨大になる。仮置きしてみるが問題ない。
6純銅電解コンデンサは容量アップで、今までΦ300mmだった紙管をΦ400mmとサイズアップした。ofc純銅マイナス極は厚み1mmから0.5mmと薄くして、作業性の向上を計っている。ofc純銅が紙管に対して不足しているが、ofcの切断屋さんの最長が1200mmでこうなる。

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2017年3月21日 (火)

gabor szabo ガボール・ザボ オレンジ化計画 了

Gabor0オリオン座となりのjazz喫茶”5spot”のマスターから”ガボール・ザボを聴け!”と言われて25年が過ぎたある接待の夜、カラオケパブ・エターニから江尻踏み切りの真ん前に移転していたショットバー5spotへ入ると、久しぶりに会うマスターはちゃんと覚えていた。マスター、ガボール・ザボのレコードは27枚集まりました!”君はガボール・ザボの世界一のコレクターだ”と言ってくれた。テキサステナー専門のマスターがなぜ?ガボール・ザボを聴けと言ったかは未だに謎。あれから更に25年が過ぎて、ガボール・ザボインパルス盤のオレンジ化(オリジナル盤化)が完了した。実に半世紀50年も掛かってしまい、我ながら随分と気の長い話でありました。

Gabor01サンフランシスコでイエロー・ブックを片手に片っ端からレコード屋に電話を入れると、オークランドの中古レコード屋にあり買いに出掛けた。スペルバインダーが26ドルはアメリカにしてはボッタクリだが、プアーな英語ではどうしようもないし、第一見つかった安堵が先で気前良く50ドル札を出して買った。そして最後に残っていたjazz・ragaは赤黒レーベルのセカンドで、これはこれで凄い音はするが遂にオリジナル盤を手配した。日曜日はアンプラボでセカンドのjazz・ragaを研究員達に聴いてもらった。次回はオリジナル盤になっているから、オリジナル盤の威力がどれだけ凄いか誰にでも分かる。
Gabor1パーカショニストのnakaさんがパワーアンプの調子悪いと持ち込む。修理していると宅配がjazz・ragaのオリジナル盤を届けてくれる。50ドルは流石に日本価格だが、オリジナル盤の価値と一生モンを考えたら安いものだ。先ずは赤黒セカンドで何時ものようにb面3曲目キャラヴァンと4曲目サマータイムをかける。続いてオレンジオリジナル盤で同じ曲をかける。なんと形容したら伝わるだろうか?全く別モンでインパルス盤のセカンドとオリジナルの比較では最大級の差で、こうゆうコトもあるのだ。音の透明度が全く違い各帯域の音がしっかりと固まり、jazzが爆発する。
Gabor41966年、イングルウッド・クリフスのルディ・ヴァンゲルダースタジオの録音で、この時代ガボール・ザボはグレッチのアコースティックギターにマグネチックピックアップを付けたものと、ギブソンj160eの両方を使っていた。gfジャケットの見開きには、明らかにグレッチのアコギにマグネチックピックアップを付けたギターと写っている。
Gabor3 ところがgfジャケットの裏表紙にはご覧のように”gabor szabo uses a gibson guitar and a toby amplifier”ギブソンj160eとなっている。この辺がプロデューサー、ボブ・シールの大らかさ、悪く言えばいい加減さが出てしまいリスナーは混乱する。聴き込めばjazz・ragaはグレッチギターとなり、これもオリジナル盤にして明快に分かることなのだ。グレッチは高音が華やかで音離れが良く、ギブソンj160eは甘く粘りのある音で、自分が持っているせいでギブソンの肩を持つ。
Gabor7更にクレジットを見るとガボール・ザボがギターとシタールとなっている。1人で2つの楽器は演奏できないからオーバー・ダビングをしている。ヴァン・ゲルダーはampexを回しながらモニター若しくはヘッドフォンでガボール・ザボに聴かせ、シタールを被せたもの。シタールは圧倒的鮮やかさだが、他の演奏は薄い本当に薄いベールを被せた感じでテープの通過させた回数までがオリジナル盤から読み取れる。
Gabor6クレジットを見ていたnakaさんが突然”あ、一番好きなドラマーだ!”と興奮して声を上げた。このドラマーを師と仰いでドラムの勉強をしたようで、なんとゆう偶然なのだろうか。ガボール・ザボはビートルズの影響を受けておりポップスjazzの傾向が強く、サイドメンにはバリバリjazzでないミュージシャンも多い。
Gabor5nakaさん曰く、バーナード・”プリティ”・パーディ(Bernard Purdie、Bernard”Pretty” Purdie)はビートルズのゴーストドラマーだった説を支持する。フェンダー・ギターのbob bushnell にしたって1967年のソウルドラム:Bernard Purdie にベースで参加しているから仲間うちなんだろう。jazz喫茶のくせしてjazzのコトを知らないなど悪態つかれたりしたが、多くを知らなくて大いに結構、ガボール・ザボのjazz・ragaのオリジナル盤たった1枚からこれだけ凄いjazzが聴けて、これだけ多くの関係性が分かれば滅法面白く、これで十分。人生にたんとはいらね~!

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2017年3月19日 (日)

音色力学 ガボール・ザボ the sorcerer 魔術師

Szaboxガボール・ザボはハンガリー動乱でアメリカへ亡命し、jazz界で活躍してやがて1981年に祖国ハンガリーへ戻るが、1982年の2月26日に亡くなる。ガボール・ザボのレコードはインパルスレーベルとスカイレーベルに止めを刺し、音の良いレコードは録音年代からスカイレーベルまでとなる。1980年代も終わり頃、LAの中古レコード屋さんにインパルスのオリジナル盤(オレンジ黒レーベル)は未だ残っており数ドル~20ドル程度で購入できた。ブルーノートのオリジナル盤などはよっぽどの専門店へ行かないと見られないが、そうゆうお店に辿り着くのが至難でありました。タイトルのthe sorcererは魔術師となるり、その原点はインド音楽でありシタールへと繋がり、同様に影響を受けたのがコルトレーンとなって共通点がある。

J160exxこのザ・ソーサラー魔術師をcelloのパフォーマンスで鳴らそうとしたが鳴らず悔しい思いをした時期もあり、特別な思い入れがある。更にこの録音がされたボストンまで飛んだが痕跡は無かった。演奏しているギターはgretsch(グレッチ)で電気ピックアップを付けて、あの独特のハウリング奏法を織り交ぜている。他の多くはギブソンのj160eで演奏録音しているため、ジョンレノンが使い価値の上がった1964年製を手に入れ音色の研究をした。前置きが長すぎた、要するに原音を知らずしてjazzオーディオは進化のしようがない、が基本的スタンスなのだ。スタインウイのフルコンサートd274は近所のk賀先生の所で弾けば原音は確認できる。幸jazz喫茶をやっている関係上、日本の有名なjazzミュージシャンと親しくなり、楽器の銘柄について質問しといて演奏中に音色を記憶する。これで漸く音色力学の判断材料が揃うことになる。

Emこの音色について実にもっともらしく論評する御仁を見かけるが、ビリー・ホリディなんかとうに生を聴けないのだからこうあるべきなど無いはずで、どんな表現になっても仕方がない。ところが楽器の場合は、セルマー・マークⅥで、5スター・ミディアム・メタルのオットー・リンク・マウスピースと#4リコ・リードが取りつけられてたコルトレーンのテナーは、似たようなセルマーで音色は確認できる。さて振動力学から派生したScan-Speak 15W/8530K00システムの音色は抜群で、自信を持っていた。

Sorcerer常連さんがレコードを聴かせてよ!と言うものだから久しぶりにメインのアルテックシステムに電源を入れ、ガボール・ザボ the sorcerer 魔術師インパルスオリジナル盤をかける。ここのところ音色々と追求して、いささか音力を忘れてしまって、アルテックから飛び出すオリジナル盤の音力に全てが吹き飛んだような気がした。音色力学に音力学を加算しなければならないがレコードオリジナル盤の必要性があり、やはりレコードには適わないか。

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2017年3月17日 (金)

生地から手作りの小さなベーカリー 「よね-パン」

Yone0
その小さなお店から、
つむぎ出されるパンは、
オーナーの人柄のように、
優しく真面目で、
潤いに溢れ、
久しぶりに、
美味いパンに出会えた!
Yone1ロボットベンチャー黎明期に苦楽を共にした仕事仲間が会社を辞して、富士市で生地から手作りの小さなベーカリーよね-パン を始めた。今でこそ立派なビルが立ち就職希望者は引手数多でしょうが当時のスレート屋根に入社して、厳しさに耐えた「よね-パン」さんは本物。
Yone2過日m+aさんと連れ立って突然訪問すると”あんぷおやじさん...ですか?”20年振りの再会の驚きと、お互い過酷な時を過ごした割には顔つきも穏やかで安堵した。積もる話もあるがなんせ開店中のことで、それはおいおいとゆうコトで早々にお暇した。昨日までロボットを売っていた人間がパン屋で大丈夫か?と心配になっていたが実に美味いパンで、よっぽどの覚悟と努力があったのでしょう。最近はチェーン店などの力任せのパンを食べていたから、やはり大切は”小さな魅力ある塊”を再確認した。国道1号線富士バイパスを通過される皆さんは、早川の交差点を富士山側に曲がり、新幹線のガードを越えて信号2つ目を左に曲がれば直ぐです。是非美味しい手作りパンをお求め下さい。
Miles当時「よね-パン」さんの友人はニューヨーク在住のファッションデザイナーで、あの見事に決まったマイルス・デイヴィスの衣装を担当していた。とゆう訳でマイルス・デイヴィスの未公開プライベート録音のテープを当時頂き大事に保管してあり、amp工房最大のお宝です。
その小さな魅力ある塊(よね-パン)はやがて大きな波動を起こす!

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