2017年3月23日 (木)

カウンターポイントsa3.1電源純銅電解コンデンサ1

0家人が花屋で買ってきたシクラメンが3年目を迎え、けなげに今年も開花した。年々貧相にはなるが今までのように夏場で枯れてしまうことも無く、花屋泣かせなのだ。本業にサボテン屋もあるが、お客様の所で枯れてしまわないことには商売にならない。しかしサボテンの中で滅法強いウチワサボテンに特化したものだから、売れ行きは悪い。オーディオも同じでハイエンドを買わせて月賦が終わった頃、その旧製品が枯れてしまうような新製品を投入して買ってもらわなければならない。アンプラボのように一生モンです、とオーディオを開発していると商売にはならない。

1純銅電解コンデンサは電源が主役を証明してくれた。そこで宿題であったカウンターポイントsa3.1モンスター電源に手をつけることにした。電源が主役と言いながら設置場所は裏方の見えない場所にある。
2なんせ鉄の重しが2個で20kg、トランス、電解コンデンサ、水晶粒充填で約40kg、合計で60kgもあり床の直置きでしか方法が無い。黄色丸印はカルダス水晶粒防振ケーブルで、この方式をとれば電源がプリアンプと離れていても問題ない。
3水晶粒充填は電源だから中目~粗目にしている。
4水晶粒を抜くと電源の電解コンデンサが姿を現し、プリウス補機モータ10kwを回した12000μf450vが2本、合計24000μfとなる。この時期、電源はチカラなり思想で、電源トランス2kvaと大きい。この24000μf対純銅電解コンデンサ20μfでは、ハムを当然覚悟しなければならないが...
5純銅電解コンデンサの外形はΦ465mmで高さが150mmと巨大になる。仮置きしてみるが問題ない。
6純銅電解コンデンサは容量アップで、今までΦ300mmだった紙管をΦ400mmとサイズアップした。ofc純銅マイナス極は厚み1mmから0.5mmと薄くして、作業性の向上を計っている。ofc純銅が紙管に対して不足しているが、ofcの切断屋さんの最長が1200mmでこうなる。

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2017年3月21日 (火)

gabor szabo ガボール・ザボ オレンジ化計画 了

Gabor0オリオン座となりのjazz喫茶”5spot”のマスターから”ガボール・ザボを聴け!”と言われて25年が過ぎたある接待の夜、カラオケパブ・エターニから江尻踏み切りの真ん前に移転していたショットバー5spotへ入ると、久しぶりに会うマスターはちゃんと覚えていた。マスター、ガボール・ザボのレコードは27枚集まりました!”君はガボール・ザボの世界一のコレクターだ”と言ってくれた。テキサステナー専門のマスターがなぜ?ガボール・ザボを聴けと言ったかは未だに謎。あれから更に25年が過ぎて、ガボール・ザボインパルス盤のオレンジ化(オリジナル盤化)が完了した。実に半世紀50年も掛かってしまい、我ながら随分と気の長い話でありました。

Gabor01サンフランシスコでイエロー・ブックを片手に片っ端からレコード屋に電話を入れると、オークランドの中古レコード屋にあり買いに出掛けた。スペルバインダーが27ドルはアメリカにしてはボッタクリだが、プアーな英語ではどうしようもないし、第一見つかった安堵が先で気前良く50ドル札を出して買った。そして最後に残っていたjazz・ragaは赤黒レーベルのセカンドで、これはこれで凄い音はするが遂にオリジナル盤を手配した。日曜日はアンプラボでセカンドのjazz・ragaを研究員達に聴いてもらった。次回はオリジナル盤になっているから、オリジナル盤の威力がどれだけ凄いか誰にでも分かる。
Gabor1パーカショニストのnakaさんがパワーアンプの調子悪いと持ち込む。修理していると宅配がjazz・ragaのオリジナル盤を届けてくれる。50ドルは流石に日本価格だが、オリジナル盤の価値と一生モンを考えたら安いものだ。先ずは赤黒セカンドで何時ものようにb面3曲目キャラヴァンと4曲目サマータイムをかける。続いてオレンジオリジナル盤で同じ曲をかける。なんと形容したら伝わるだろうか?全く別モンでインパルス盤のセカンドとオリジナルの比較では最大級の差で、こうゆうコトもあるのだ。音の透明度が全く違い各帯域の音がしっかりと固まり、jazzが爆発する。
Gabor41966年、イングルウッド・クリフスのルディ・ヴァンゲルダースタジオの録音で、この時代ガボール・ザボはグレッチのアコースティックギターにマグネチックピックアップを付けたものと、ギブソンj160eの両方を使っていた。gfジャケットの見開きには、明らかにグレッチのアコギにマグネチックピックアップを付けたギターと写っている。
Gabor3 ところがgfジャケットの裏表紙にはご覧のように”gabor szabo uses a gibson guitar and a toby amplifier”ギブソンj160eとなっている。この辺がプロデューサー、ボブ・シールの大らかさ、悪く言えばいい加減さが出てしまいリスナーは混乱する。聴き込めばjazz・ragaはグレッチギターとなり、これもオリジナル盤にして明快に分かることなのだ。グレッチは高音が華やかで音離れが良く、ギブソンj160eは甘く粘りのある音で、自分が持っているせいでギブソンの肩を持つ。
Gabor7更にクレジットを見るとガボール・ザボがギターとシタールとなっている。1人で2つの楽器は演奏できないからオーバー・ダビングをしている。ヴァン・ゲルダーはampexを回しながらモニター若しくはヘッドフォンでガボール・ザボに聴かせ、シタールを被せたもの。シタールは圧倒的鮮やかさだが、他の演奏は薄い本当に薄いベールを被せた感じでテープの通過させた回数までがオリジナル盤から読み取れる。
Gabor6クレジットを見ていたnakaさんが突然”あ、一番好きなドラマーだ!”と興奮して声を上げた。このドラマーを師と仰いでドラムの勉強をしたようで、なんとゆう偶然なのだろうか。ガボール・ザボはビートルズの影響を受けておりポップスjazzの傾向が強く、サイドメンにはバリバリjazzでないミュージシャンも多い。
Gabor5nakaさん曰く、バーナード・”プリティ”・パーディ(Bernard Purdie、Bernard”Pretty” Purdie)はビートルズのゴーストドラマーだった説を支持する。フェンダー・ギターのbob bushnell にしたって1967年のソウルドラム:Bernard Purdie にベースで参加しているから仲間うちなんだろう。jazz喫茶のくせしてjazzのコトを知らないなど悪態つかれたりしたが、多くを知らなくて大いに結構、ガボール・ザボのjazz・ragaのオリジナル盤たった1枚からこれだけ凄いjazzが聴けて、これだけ多くの関係性が分かれば滅法面白く、これで十分。人生にたんとはいらね~!

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2017年3月19日 (日)

音色力学 ガボール・ザボ the sorcerer 魔術師

Szaboxガボール・ザボはハンガリー動乱でアメリカへ亡命し、jazz界で活躍してやがて1981年に祖国ハンガリーへ戻るが、1982年の2月26日に亡くなる。ガボール・ザボのレコードはインパルスレーベルとスカイレーベルに止めを刺し、音の良いレコードは録音年代からスカイレーベルまでとなる。1980年代も終わり頃、LAの中古レコード屋さんにインパルスのオリジナル盤(オレンジ黒レーベル)は未だ残っており数ドル~20ドル程度で購入できた。ブルーノートのオリジナル盤などはよっぽどの専門店へ行かないと見られないが、そうゆうお店に辿り着くのが至難でありました。タイトルのthe sorcererは魔術師となるり、その原点はインド音楽でありシタールへと繋がり、同様に影響を受けたのがコルトレーンとなって共通点がある。

J160exxこのザ・ソーサラー魔術師をcelloのパフォーマンスで鳴らそうとしたが鳴らず悔しい思いをした時期もあり、特別な思い入れがある。更にこの録音がされたボストンまで飛んだが痕跡は無かった。演奏しているギターはgretsch(グレッチ)で電気ピックアップを付けて、あの独特のハウリング奏法を織り交ぜている。他の多くはギブソンのj160eで演奏録音しているため、ジョンレノンが使い価値の上がった1964年製を手に入れ音色の研究をした。前置きが長すぎた、要するに原音を知らずしてjazzオーディオは進化のしようがない、が基本的スタンスなのだ。スタインウイのフルコンサートd274は近所のk賀先生の所で弾けば原音は確認できる。幸jazz喫茶をやっている関係上、日本の有名なjazzミュージシャンと親しくなり、楽器の銘柄について質問しといて演奏中に音色を記憶する。これで漸く音色力学の判断材料が揃うことになる。

Emこの音色について実にもっともらしく論評する御仁を見かけるが、ビリー・ホリディなんかとうに生を聴けないのだからこうあるべきなど無いはずで、どんな表現になっても仕方がない。ところが楽器の場合は、セルマー・マークⅥで、5スター・ミディアム・メタルのオットー・リンク・マウスピースと#4リコ・リードが取りつけられてたコルトレーンのテナーは、似たようなセルマーで音色は確認できる。さて振動力学から派生したScan-Speak 15W/8530K00システムの音色は抜群で、自信を持っていた。

Sorcerer常連さんがレコードを聴かせてよ!と言うものだから久しぶりにメインのアルテックシステムに電源を入れ、ガボール・ザボ the sorcerer 魔術師インパルスオリジナル盤をかける。ここのところ音色々と追求して、いささか音力を忘れてしまって、アルテックから飛び出すオリジナル盤の音力に全てが吹き飛んだような気がした。音色力学に音力学を加算しなければならないがレコードオリジナル盤の必要性があり、やはりレコードには適わないか。

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2017年3月17日 (金)

生地から手作りの小さなベーカリー 「よね-パン」

Yone0
その小さなお店から、
つむぎ出されるパンは、
オーナーの人柄のように、
優しく真面目で、
潤いに溢れ、
久しぶりに、
美味いパンに出会えた!
Yone1ロボットベンチャー黎明期に苦楽を共にした仕事仲間が会社を辞して、富士市で生地から手作りの小さなベーカリーよね-パン を始めた。今でこそ立派なビルが立ち就職希望者は引手数多でしょうが当時のスレート屋根に入社して、厳しさに耐えた「よね-パン」さんは本物。
Yone2過日m+aさんと連れ立って突然訪問すると”あんぷおやじさん...ですか?”20年振りの再会の驚きと、お互い過酷な時を過ごした割には顔つきも穏やかで安堵した。積もる話もあるがなんせ開店中のことで、それはおいおいとゆうコトで早々にお暇した。昨日までロボットを売っていた人間がパン屋で大丈夫か?と心配になっていたが実に美味いパンで、よっぽどの覚悟と努力があったのでしょう。最近はチェーン店などの力任せのパンを食べていたから、やはり大切は”小さな魅力ある塊”を再確認した。国道1号線富士バイパスを通過される皆さんは、早川の交差点を富士山側に曲がり、新幹線のガードを越えて信号2つ目を左に曲がれば直ぐです。是非美味しい手作りパンをお求め下さい。
Miles当時「よね-パン」さんの友人はニューヨーク在住のファッションデザイナーで、あの見事に決まったマイルス・デイヴィスの衣装を担当していた。とゆう訳でマイルス・デイヴィスの未公開プライベート録音のテープを当時頂き大事に保管してあり、amp工房最大のお宝です。
その小さな魅力ある塊(よね-パン)はやがて大きな波動を起こす!

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2017年3月15日 (水)

振動力学と電源力学の融合アンプ構造体設計1

Pietaミケランジェロ若干24歳の時の作品ピエタ像が、サンピエトロ大聖堂に収められている。これを見た彫刻家の安田侃(かん)さんは、成すべきことが無い!と現代彫刻へ向かわれた。技術を誇るならばバロックのベルニーニになるのでしょうが、ミケランジェロのピエタ像はブルーノートレキシントン盤のように指先にまでトルク感が漂い、分厚い。ベルニーニの彫刻は現代録音のように情報は有り余るが、指先のトルク感が薄い。思うに人間の才能はどこかで爆発して頂点を極め、ミケランジェロは24歳にして頂点に立ったのではなかろうか?未だ頂点に立てないあんぷおやじ流儀のjazzオーディオも、この先頂点が訪れる可能性を許されている訳だから、案外生きる意味を持たされて良いのかも知れない。

Amp3振動力学と電源力学の融合により全く新しいオーディオアンプが構想され、暫くは設計検討に没頭する。電源が主役でアンプ部が脇役であるコトは随分前から承知していたが、よもや電解コンデンサが主役になるとは思わなかった。むしろ電源においては身分卑しきものの扱いだった。フィルムコンを使うべきとの考え方もあり研究したが、純水的とか蒸留水的になり危険で怪しいjazzの雰囲気は出ない。純銅電解コンデンサの容量は表面積の増幅をやらない為、どうしても外形は大きくなる。今回はΦ400mmの紙管で考えて、外周は1300mmとなり、ofc純銅板長さが1200mmで確実に20μfは確保できる。水晶粒使用量の節約で純銅電解コンデンサの内外部層水晶粒防振層は18mm程度とする。これにより中央空間の径はΦ350mmとなりここに電源トランスや安定化トランジスタを配置でき、上部のアンプ部の高さは100mmと薄型になり、古典管や銅コンデンサなどをofc銅管に入れて下半分は水晶粒に埋まる。電源部もアンプ部も蓋は必要とせず、上アンプ部は下電源部の水晶粒防振機構に圧力を加える重しの役目も兼ねる。

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2017年3月13日 (月)

振動力学 Scan-Speak 15W/8530K00 システム再構築了

Billx画像出展:wikipedia
ロボット納入先のフレモントからサンノゼへ戻り、パロアルト側から101でサンフランシスコへ向かう。サンフランシスコジャイアンツ球場の近くのホテルでjazzクラブ「キーストンコーナー」について聞くが結局分からなくて(1983年に閉鎖)、仕方なしに流行っているjazzクラブを聞くと”デイヴィス・ホールの近くのキム・ボール”と教えてくれた。1989年のコトでありました。1980年9月にビル・エヴァンスはこのキーストンコーナーで最後の演奏をやり、1週間後に亡くなった。この時の演奏が「bill evans trio the last waltz」でビクターから20bitk2で2000年に16,000円で発売されて、直ぐに買った。買ったけど時代は新しく録音は生々し過ぎてチト痩せ気味、演奏は鬼気迫り、殆ど聴いていなかった。ところが今回の振動力学Scan-Speak 15W/8530K00システム再構築で、初めて聴けるようになった。聴くがやはり鬼気迫り直視できない気分で、それでも引き込まれる。

1 小型スピーカユニットを沢山買い込んで試験した結果、スキャンスピークとseasのツイータが残った。流行のプラスチックや金属コーンもテストしたが馴染めず紙コーンであるべきと決め、大きくはアルミヴォイスコイルの音色の違いに気が付き、音色力学の発端となり、アルミヴォイスコイルの使用は禁止した。

2 ウーファの磁石はヴォイスコイルのリニアモーション(超小型直動ユニットでスピーカとはロボットである)により、作用反作用でトルクをモロに受け振動している。そこで磁石部分を紙管で覆い水晶粒を充填して振動を吸収する。かっては重力方向へ振動を逃がす必要と理解していたが、水晶粒による振動自己消費機能で、重力方向へ逃がさなくても良いとなり画像のような構造になった。

3水晶粒で防振構造なった15W/8530K00をフロントフランジ面へ水晶粒防振リングを挟み込んで、モクねじで締め込む。このモクねじ方式はイマイチ解決の方法ではないが当面は仕方ない。段々スピーカの実態が姿を現し、面白くなってきた。

4グラスウールは必需品だが、昔アンプの能力が上がればスピーカ箱の定在波まで取る、とか部屋の定在波まで取る、とか言われてjbl4550bkのグラスウールを撤去して酷い目に合った。jazzオーディオは魔法じゃあないから基本に忠実にやるしかない。15W/8530K00は10リッターくらいの密閉箱になりグラスウールをギュウギュウ詰めにする。ギュウギュウにしても300hz以下の周波数では吸音効果は薄れる。

5水晶粒防振ケーブルを配線してグラスウールを充填した15W/8530K00内部チャンバーに蓋をする。ここはガッチリねじ止めして空気の漏れを遮断する。フリーゲート艦の対潜水艦爆雷みたいな格好に思わず、吹きだす。厚さが5mmのペラペラ紙スピーカエンクロージャの完成です。

6毎度ながら土木作業員になる水晶粒充填作業がハイライトで、理屈抜きのさじ加減が実に楽しい。こんなんで音が良くなるのだから痛快以外のなにものでもない。音圧エネルギーは強大で様々な周波数帯の混合だから水晶粒も中~小更に微細と取り混ぜた水晶粒が良い。早い話がクズ的水晶粒でよろしい。

7これに裏蓋をねじ止めすればウーファの完成となる。この防振筒の容積が23リッターで15W/8530K00内部チャンバーの外容積が13リッター、差し引くと10リッターで水晶粒1リッターあたりの荷重1.68kgを掛けると17kgとなりその他の重量を加算して約23kg、う~ん、何とか持てる。

8続いてseasのツイータ防振構造化作業に入る。紙管はΦ150mmを使い気持ちは少々小さめだが、紙管がΦ150mmの上がΦ200mmとなり巨大化しすぎるが、防振上はΦ200mmにすべきだった。ウーファと同様に水晶粒防振リングとケーブルを用意する。

9こっちの作業はモノも小さいし軽いから直ぐに終わる。SEAS EXCEL T25CF001のドームツイータの金属フランジは、メイプルウッドの削り出しフランジに変えてある。ここを様々な形状やショートホーンも作ったが、楕円の非対称フランジが一番良かったのでそのまま使っている。この時代はまだ分からなかったが、色々やって防振効果を探っていたのだ。

0x音出しをした後の調整に手間どった。altecのユニットを使うときは比較的楽にネットワーク調整はできるが、現代スピーカはそうはいかず難しい。6dbの遮断ではまるでダメで最低でも12dbの必要がある。これは世界中のこの手のスピーカマニアが研究済みの内容で今更、amp工房ではこれっきりにしてaltecかjblの古典スピーカだけにする。昨日はアンプラボ開校日、一番乗りはkuraiman社長氏で形状にたまげて、この難工事の健闘を称えてくれた。続いて名工ミルトさん、音が宙に浮いている!と面白い表現を使う。これは音響回折が減少してスピーカの存在を消し去った結果なのだ。最後に弟子のt-mon君が凄い凄いの連発で、重心は下がり空間が広がったと小学生とは思えない評価に脱帽。作者の評価としたら音色と解像度の凄さは特筆ものだが、位相特性はまだまだ、繊細極まりないビル・エヴァンスの再生に最も適している。アンプラボ開始開口一番”もう2度とやらね~!”高価なお代でユニット合計20万円、これならばaltec a7のユニットセットが手に入り...

Billxxx1980年9月のキーストンコーナーでの演奏を最後に録音は途絶えてしまった。クスリもやらずに後10年長生きしてくれたなら、ニューヨークかサンフランシスコで会えたはずだが、この鬼気迫る演奏が出来たかどうかは余人に代え難しで、立ち入る隙は無い。ロボットベンチャーの成功する時期が遅きに失した感はあるが、これも運命だから仕方がない。本Scan-Speak 15W/8530K00スピーカシステムは、ビル・エヴァンスに捧げて”ビル・エヴァンスモデル”と命名しよう...了

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2017年3月11日 (土)

振動力学 Scan-Speak 15W/8530K00 システム再構築3

3113.11レクイエムです。
台北に居ました。
3月の台北は寒く、
ブラウン管式のテレビにしがみついて、1夜明かしました。
漢字だけの表現は、
恐ろしい文字の羅列でした。

0xパーカショニストのnakaさんのaltec model15改造時に、アッテネータ4個がガリでusa製の巻き線型に交換した。altec製だから貴重品で、いずれ改造して使おうと、とっておいて今回の登場となった。nakaさんがみえたので自慢げに”ワイパーの銅から直接ofc配線を出して、最強のアッテネータになったぞ!”と言うと、nakaさんは”ハ~”とつれない返事。グルグル巻いてある巻き線抵抗がニッケルクロムでハンダも付かない。銅ワイパーをスライドさせるから耐磨耗性でニッケルクロム線になり、製品上やむ得ない。m+aさんが”あ~それ、ヴォリュームで値を合わせて固定抵抗に替えてます!”とあっさりした返事。この事故で音はつまらなくなり対策に2昼夜費やし、ブログのアップもままならず全くご苦労な話で、アッテネータとヴォリュームは鬼門です。しかもaltec製じゃあなくて国産品だったとゆう落ちまで付いて...

5x本来の目的はスピーカボックスに超高級な木材を使わないで、紙だって良い音を出せる証明だった。スピーカの胴体は紙管で紙、これの蓋はmdfで紙みたいなもので、従って紙細工スピーカ箱となる。ん?どこかで見たような気がしない訳でもないが、まあいいか。構造は外側がΦ300mm、 15W/8530K00用の内部紙管がΦ250mmで内容積は12リッター、水晶粒防振層は前後が30mm、直径方向が20mmで水晶粒使用量を最低限とした。
1_3紙管はウーファ外筒300mm、ウーファ中筒250mm、ウーファ水晶仕切り200mm、ツイータ外筒150mm、ウーファマグネット筒125mmの5種類となる。これを真直ぐ切断するのにコツがあり、円周方向へケガキ線を入れ、そのケガキ線の上にノコ歯を入れていっぺんに切らない。こうするとノコ歯がガイドになってケガキ線通りに切れる。それを強引に切ると曲がり始めてボツになってしまう。
2面倒がmdfの丸板カットで糸ノコ作業になる。今回は大小合わせて16枚も切らなくてはならず、くじけそうになる。額に汗し夢中になって切っていると、ユウパックのお姉さんが何時の間にか後ろに立っており”上手く丸に切れますね~”と褒められたものだから、つい”高速でコーナーを抜ける時、いっぺんで切り込むと滑り出し、縫うように左右に小刻みにハンドル操作しながら滑り出す直前でコーナーを抜ける、これをソーイングと言い...このに糸ノコもソーイングで振りながら滑らないように切ります。”
3何よりありがたいのが日光で、それにこの季節は風が若干強くなり接着剤の乾燥に日干しする。下校途中の小学生達が”おじさん何屋さん、何を作っているの?”と聞くものだから、つい”jazz喫茶で研究所でサボテン屋で、スピーカの箱を作っているんだ、良い音がするんだぜ、面白いだろう!”
4塗装はamp工房の真骨頂で黒のつや消しを2~3度塗りする。黒い丸い筒は何とも迫力があり、凄い音を期待してしまう。
01x久しぶりにスピーカを解体してユニットを取り出す。ウーファはスキャンスピークのミッドウーファScan-Speak Revelator 15W/8530K00になり、仕様はインピーダンスが8Ωで出力音圧レベルが85.5dbとなる。コーン紙を重くして径は小さいが低音を良く出るように作られた現代スピーカで、問題は低能率の85.5db、altecの100dbのスピーカに比べて28倍の電力が必要で、カニンガムcx345アンプでは苦しい所以です。
02xツイータはSEAS EXCEL T25CF001のドームツイータで、仕様はインピーダンスが6Ωで出力音圧レベルが91dbとなる。ウーファとの能率差は5.5dbありこれをネットワークコイルからタップを出して減衰させる。計算上は1/3.5で良いのだが、実際にはもっと減衰させないと煩い。なおクロスオーバー周波数は5khzとしている。

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2017年3月10日 (金)

振動力学 Scan-Speak 15W/8530K00 システム再構築2

000テストで音出しをすると音がつまらない。青ざめてあれやこれやと悪戦苦闘する。国産の巻き線式アッテネータにしたのがしくじりで、この巻き線抵抗がニッケルクロム線だからアウトになる。ヴォリューム1個で音が破壊するのだから恐ろしい。成功すれば意気揚々だが失敗すれば意気消沈、人間なんて現金なものだ。しかし失敗の場合は分析を十分にやっておかないと同じ間違いを又やってしまう。スピーカのように電力を扱う所のニッケルクロム線は厳禁ということ。

0画像のスキャンスピーク・スピーカシステムは15年ほど前に小型スピーカの研究をやっているときに作ったもので12dbのネットワークを内臓している。ツイータのレベル調整はフィルターコイルにタップを出し接続している。でありますからレベル調整はデジタルになってしまい、つい便利さから国産のスピーカ用定インピーダンス型アッテネータを使って音楽を破壊した、肝に銘じよう。

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2017年3月 7日 (火)

振動力学 Scan-Speak 15W/8530K00 システム再構築1

1サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを渡った先に、Muir Woods National Monument (ミューア・ウッズ国定公園)があり、樹齢1000年クラスのRed Woodの巨木が林立している。中央の木鳥の置物はそこの土産物売り場で購入したもので、当時はいっとう苦しい時期で、その苦しさを忘れない為に常に身近に置いてある。アンプラボの研究員達が安曇野の水のダンボール箱で作られたスキャンスピーク・スピーカシステムを見て、”作り直した方が良いんじゃあない?”と忠告をくれる。深夜妙なる音色を聴いていると、時折パラリと水晶粒の落下する音が聴こえる。

Waxcoilxx”いや、まだアイディアが足りないから待つ!”待っていると、やがて突然閃き行動開始です。音色力学が進化してマルチアンプシステムもやっと出来るようになったが、この小型スピーカシステムではネットワークを使う。m+aさんが”Jantzen-Wax-Coilが凄いね!”と言っていたので分析すると、純度99.99%で4nの銅箔を硬質度の紙で挟み、パラフィンワックスを含浸させた防振構造となっており、音が良いとの推論がついた。しかしながら、コイルを巻いているのだから内部と外側では振動吸収の挙動が違い、更にワックスの持つ共振周波数の問題もあり、パーフェクトとは言い難い。

2_2だいたいが何で銘柄によって音の良し悪しが出るのか皆さんにも考えて頂きたい。思うに銅素材は概ねofc純銅化されているから50歩100歩で、5nと6nの差なんか我らの駄耳では分かりっこないので気にしない。タフピッチ銅からofc純銅の差なら誰でも分かる。すると残された大きなファクターは振動対策がどうされているかにかかっている。でありますからコイルを樹脂で固めるなどもっての外なのだ。

3常用のmundorf(ムンドルフ)コイルは使わず、今では普及品になってしまい、音も別にのカナダソレンのコイルをあえて使う。先ずはlcrメータでソレンの値を測定する。0.33mhの公称値に対して0.39mhと出たが、lcrメータも高齢で余り値に神経質にならない。

4ここで登場が純銅電解コンデンサを作り上げたテクノロジーで、振動力学上の平たい顔族にするしかない。Scan-Speak 15W/8530K00はミッドレンジだがフルレンジ風にして使い、味付けにセアスのツイータを使う。6dbの計算をすると0.1mhと出て、今の巻き径からΦ55mmの紙管にして1重巻きにすると、1/3程度と概略計算が出来る。

5巻く、とにかく力を入れてひたすら巻く、だから言っているでしょ!jazzオーディオは腕力だって。ソレンを解いて巻くから線の癖があり美しくは巻けないが、まあいいか。値は0.12mhで見事に概略計算と一致し、巻き長さは105mmとなる。値は小さくなり図体は巨大化してあんぷおやじ流儀の真骨頂です。外側に10mm程度のセロテープを2箇所張り、コイルが動かないようにしておいて紙管を抜き取る。これをofc純銅のパイプへ入れて水晶粒を充填すれば、コイルの両面に直接水晶粒が接触して防振効果が最大となり、最強のネットワークコイルが出来る...続く。

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2017年3月 5日 (日)

jazzオーディオ抽象化論

Gra密命を帯びての会社訪問であったが、パトリオットのジャイロも担当した気さくな開発部長は惜しげもなく新たな思想とヒントを与えてくれた。それがロボットにおける物体抽象化論の足がかりとなり、勿論成功して世界に冠たるロボット会社へと発展するのでありました。ここで重要は人間ゲインのアンプであり、ヒントは1個かもしれないがそれを人間ゲインでアンプして無限に増幅し、これで物体抽象化は加速される。もう25年も前のことで、その事実は歴史に埋もれてしまい、真実は知らなくても適当に歴史は作られてしまうから用心しよう。成功は人間に信念を与え、jazzオーディオにおいても物体の抽象化論を持ち出し適応を考え続けていた。何種類かの物体抽象化を行ったが、凄い!はその形態だけで、音は別にで、いささか自信を無くしていた。

Ab2それが遂にやってのけたのである。この画像を見て欲しい、ラインアンプとパワーアンプそれにスピーカだが、スピーカを除いては得体は知れない。スピーカもこれから得体の知れないとんでもないモノになる。これこそが物体抽象化論で、競争相手は居ないから戦わずして勝てるし、ベンチャー企業における切り札的手法なのだ。最近の政治家は殆ど怪しく雄弁なだけで信用は出来ない、我らがjazzオーディオは決して雄弁ではなく朴訥としているが信用でき、抵抗や古典管や純銅電解コンデンサが配線とゆうネットワークで繋がり、真実のコルトレーンを語ってくれる。

Cucその決定的物体抽象化が純銅電解コンデンサで、コンデンサの銅の筒の中に電源トランスと整流器を入れて、純銅電解コンデンサトランスとなり、何と呼んだら良いのだろうか?得体は知れなくなる。美術手帳にシビレ理論を先行させ描くことをしない頭でっかちの抽象派論客にさんざんやられたが、基礎基本が大事でひたすらコツコツ努力をして描いていると、頭でっかちを超えて絵が、音が、雄弁に語り始めそれらが論客となる。この物体抽象化論は滅法音が良いのだ。

1前エントリーで純銅電解コンデンサ箱を正方形にしようと分別臭いことを言ったが、人間分別臭くなったらお終いで分別を捨てよう。これが最終形の純銅電解コンデンサ電源で、当初の予定通り対戦車地雷型にしたma16、赤の信管に相当する部分は鉄の重り7kgを積載して、水晶粒に圧力を掛け防振効果を高める。

4 物体抽象化はアンプの体を破壊し、ついでに常識も破壊し、その原点はいっとう簡単な無帰還回路になり部品点数は必要最小限にし、個別部品の純銅化により巨大化し、この時点で部品の存在ではなくなり、cpuこそ搭載していないがインテリジェント化されて意志を持つ。

3その決め手が水晶粒防振構造化ケーブルなのだ。数年前になるが、最初のケーブルが画像のもので、カルダスゴールデンリファレンスのスピーカケーブルに、水晶粒をガムテープに貼り付け、それを何重にもグルグル巻きにして与圧を掛けながら防振構造化したもので、現在の原型になる。ケーブルドライブでバッファアンプが必要とか言うが、防振構造化したらその必然性も薄れ、アンプ部品の離合集散は自由自在となる。この水晶粒防振ケーブルが縦横に走り、強大化した部品の話し合い機構となる。

2アンプ筐体のカタチは各部品の形状が丸くなるので、丸型にした方が理に適っている。ma20(20インチ)純銅電解コンデンサの外径はΦ515mmで、これに載るアンプの外径はΦ460mmが丁度良く、2段構成となる。丸型筐体の底には水晶粒が敷き詰められ、各部品の水晶粒防振ケーブルがその中に埋まる。表面には丸型のofc純銅管が林立し、古典管やコンデンサやチョークコイルや抵抗がそれに収められ水晶粒地面に下部を埋め込む。まるで都市計画で、ビルは立ち並び地下には電力や通信のケ-ブルが張り巡らされる。そして限りなく物体の抽象化は進みアンプは彫刻芸術を思わせ、これで漸く我が偉大なるメンター彫刻家ミケランジェロと対峙できる。

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2017年3月 3日 (金)

電源力学 電源の力に導かれて

Dcdcxxx出展:FEEC Future Energy Electronics Center
電源力学から電源が音を出していることは分かって、電源をなんとかしてやろう作戦に出るが、解決の糸口が見えない。我らが商売上の太陽電池関連のテクノロジーを持ち込めば、明るい未来が見えそうだが、そうはいかない。画像の回路で1はフルブリッジ回路で今ならば流行のsicを使うが、半金属で音色が悪い。2の高周波トランスは良くなる可能性は大いにある。3のダイオードはファーストリカバリで半金属だが電源蜜結合上やむを得ず、ここに整流管を持ってくると粗結合になって、電源力学が崩れる。4の高周波チョークコイルはカイゼンの余地が大いにあり。今回は5の電解コンデンサを半解決(全解決ではない)した。それで、たいてい考えるのが1のフルブリッジ回路を真空管にすれば良いやんけ、となるが真空管はsicやmosfetより音色は良いが、素材がニッケルとタングステンで純銅より音色は落ちる。かくして従来どおり2,3,5の電源トランス、整流器、コンデンサの電源3種の神器から抜け出せず、何にもしない方が良いとなってしまう。コトを起こす場合、音色の良くなる方向か?悪くなる方向か?見定めることができれば無駄な投資(時間とお金)をしなくて済む。

00銅のダイオードができるかどうかは分からないが、とりあえず電源トランスと電解コンデンサの研究はこの先も続く。かって製作したカウンターポイントsa3.1用のモンスター電源は、電源トランスにノイズレストランスmen-10-2010の200v/100v,2kvaを解体して使い、電解コンデンサはプリウスモータを回した12,000μf 450vを2本使い24,000μf としていた。思想は力ずくで音を出してやろうで、参考まで部品代だけでも20万円もする、お代がモンスターの電源でありました。凄い音は出たが、結局は水晶粒防振効果によるもので、高額で強大な部品によるものではなかった。

1こうゆうアホ的な限界実験をやっておくと答えの収束が案外早くて、決してムダではない。電解コンデンサは容量の大きさよりもマイナス極の銅化とコンデンサ全体を水晶粒で防振して音が良くなり、大容量の必要がなくなった。今回は電源トランスで大小容量の問題に切り込んでみる。赤丸印は今回開発の純銅電解コンデンサ、ma15対戦車地雷型箱を正方形として中央の水晶未充填地区に黄色丸印の電源トランスを配置した。特許構造?純銅電解コンデンサも特許は出していないのだから一応著作物としておこう。

2パワーアンプは古典管カニンガムcx345で、トランスの交流巻き線で200vもあれば良い。最初に1kvaのトランスで実験を行う。公正を期するためトランスは徹底解体を行いコイルをむき出しにする。1kvaのトランスともなると巻き線が太く、カッターナイフの刃が少々入ってもウレタン線が切れないから作業は楽だ。

4x 中央の水晶未充填地区へ解体した1kvaのトランスを置く。2次側ac200v5aのタップにダイオードの31df6をブリッジし、その出力と純銅電解コンデンサの±を配線し、cx345パワーアンプメインdc電源へ接続する。中央へ電源トランスなど置く予定がなかったから水晶粒防振効果が若干弱めになる。

5本プロジェクトのハイライトは水晶粒充填作業で、エレクトロニクスエンジニアから土木作業員へ変身する。正方形にした理由があり、円筒では見た目は面白いが扱い難い面がある。ラインアンプやパワーアンプ全ての電解コンデンサを純銅化防振構造化するため、本システムのようにいっとう重要なアンプ用メイン電源は純銅電解コンデンサと一体化して、別置きdc電源ユニットとして纏め上げる。併せてこの箱には蓋を付けず、上に載ったアンプの防振ベースにもなり、アンプの荷重は水晶粒防振効果を高める為の圧力にもなる。ここが実に巧妙な仕掛けなのだが、分かりますかね?

8音出しは、半分事件です!ラインアンプの電解コンデンサを純銅電解コンデンサに交換した時の、あの衝撃が無い。これは1kvaのトランスの音色や防振効果不足ではなくて、カニンガムcx345パワーアンプに、音楽力が増した時耐えられない部分があるのだ。直ぐに気が付き、出力トランスoptの鉄缶を本格的防振構造化する。

6mdfで即席出力トランス箱を作る。配線も仮配線でいい加減だったので、箱の内部で接続し丸ごと防振構造化する。アンプから出ている出力トランスの配線2本を纏めて水晶粒で防振ケーブル化する。最近はあんぷおやじ流儀を真似して水晶粒防振ケーブルを作る御仁も見かけるが、圧力を加える概念が不足しているように思える。

7xxこれが完成した出力トランス水晶粒防振構造で、上部の重りは発電機用でゴロゴロしているから借用した。この鉄の円柱で7kgある。この荷重で水晶粒に圧力を加え防振効果を高める。音出しは、もう事件です!見事にしわ寄せがとれて純銅電解コンデンサの効果が出た。余りに凄いものだから小型トランスの変更は後回しにする。

92 電源の力に導かれて今回ほど自由に動き回るプロジェクトもない、古典管カニンガムcx345パワーアンプの電解コンデンサを純銅化しようとしたが、材料が無い。買っているほど時間の余裕が無いので、あり合せのmdfで作るならば正方形になり、トランスを入れて電源になり、アンプの防振ベースになり、今後のアンプラボにおける全てのアンプの標準形になってしまった。

0jazzオーディオは部品の1個を見ても小宇宙で、それらが重なり合い複合技術の雄大なシステムとなり、1人プロジェクトxからすればnasaを1人でやっているようなものだ。1人プロジェクトxの先駆者ミケランジェロは、システィーナ礼拝堂の天井画を1508年から1512年にかけて1人で描いた。4年の歳月をかけて描き始めと描き終りに調和が取れていることは、不動の思想と信念を持っているからで、大いに参考になる。jazzオーディオにも不動の思想と信念が必要で、さもないとシステム構成がコロコロ変わる。
jazzオーディオ3種の神器は次の通り。
1 水晶粒防振構造
2 電源蜜結合
3 純銅素材
これをゆるぎない思想と信念としている。

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2017年3月 1日 (水)

素材力学 純銅フィルムコンデンサ開発中断

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今回は相手が悪かった!
電解コンデンサの純銅化は競争相手が居ないから戦わずして勝てたが、Duelund社の銅コンデンサは相当にゲージュツ的センスの開発者が作ったと思われるコンデンサで、音色抜群でjazzの表現力は圧倒的、これを超えるのは至難と思われる。Duelund社の銅コンデンサは高価(5万、10万円はザラ)でモノによっては時価となっており恐るべし銅コンデンサと形容したが、お代も恐るべしなのだ。

1内部構造は積層だが丸ではなく平たくグルグル巻いており、銅箔や銀箔に絶縁体の紙にオイルを含浸している。積層だがjensen社の銅コンデンサと同じように両端に±の箔をはみ出させまとめてリード線をハンダ付けしている。

2電極のofc純銅板は1mmの扱い辛さに閉口して、今回はカップリングコンデンサで信号経路もあって0.2mmとした。誘電体のテフロンフィルムは商品名ニトフロンno.900ulで、4ふっ化エチレン樹脂(ptfe)のフィルムで、誘電率と誘電正接ともに最小、高絶縁抵抗、高破壊電圧などすぐれた電気特性をもっており最適と採用した。

3_2純銅電解コンデンサと違い乾式だから実に簡単にフィルムコンデンサが出来る。注意すべき点はただの1点のみ、テフロンフィルムの厚みが0.05mmでゴミなどで穴が簡単に開きショートし易いので、クリーンルームなどで作業を行うイメージを持とう。Φ300mm紙管、ofc純銅0.2mm、テフロンフィルム0.05mm、ofc純銅0.2mm、最外周はアスクルの保護用のテープをグルグル巻きとする。これで出来上がり、静電容量を測定すると0.022μf で、この問題が最後まで尾を引く。

4_2早速カニンガムcx350ラインアンプのDuelund社の銅コンデンサからアンプラボ純銅フィルムコンデンサに切り替え、音出しをする。残念ながら事件にはならなかった。まあ強敵Duelund社の銅コンデンサが相手だから善戦したと言うべきなんだろう。問題の第一にこの容量で材料費が数千円も掛かりjensen社の銅コンデンサなら買えるお代、次が大きさでΦ300mmで高さ200mmが0.022μfだから0.2μfにするには10倍で高さが2mになってしまい、エントリーで予言したようにヴァチカン広場の柱になってしまう。仮に高さが2mになっても事件になるくらいの凄い音ならやるが、事件にならずで次なるアイディアが出るまで中断としよう。

8画像のようにjensen社の銅コンデンサ油入りを解体して、水晶粒防振構造化した銅コンデンサが、アンプラボの標準と決まる。Duelund社の銅コンデンサの外装に使用している硬質紙管は振動対策に有利だが、流石にamp工房水晶粒防振構造には適いっこない。

51歯医者に通っており朝一番で出掛けると、駐車場にテスタロッサが止まっていたので背後に駐車した。イタリアかぶれは勿論一番乗りたい車で、ミラノ本店まで行ったくらい。丁度帰りが同じ時間で、我が軽4花屋の車に向かってエンジンを掛ける。5リッターでv12のエンジンは起動時の摩擦が大きく掛かるではなくて、バ~ンと完全に爆発した音に度肝を抜かれる。(エンブレムの512は5000ccで12気筒の意)年齢を重ねると多少利口になるようで「何かを失い何かを得る」自然の法則から、このテスタロッサを得たいとは思わない。

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2017年2月27日 (月)

電源力学 純銅電解コンデンサ設置

Caravxxカラヴァッジオを憑き動かすエネルギーの源は想像もつかないが、全てを失いココにしか安住の地が無かったのではないだろうか?そのココとは絵筆を握る行為で得られる逃げ場だったのだろう。「何かを失い何かを得る」これが自然の法則で誰にも覆せない。もし何でも得てる!と言う御仁が居られたならば、その何でもは本物と程遠い。芸術は鏡とレンズだから芸術の鏡に自己を投影し芸術のレンズで他を観る。jazzオーディオも同じく鏡とレンズ、出てくる音の鏡に自己を投影し、出てくる音のレンズで他を観る。「何かを失い何かを得る」は実体験したから真に言える話で、原資豊かなハイエンドオーディオ時代はちっともコルトレーンが近づいてくれない、原資乏しき今日はどんどんコルトレーンが近づいてくれる。カラヴァッジオの3部作から”聖マタイと天使”を観ていると”それで良いんだよ!”と言われている気がして、jazzオーディオに寝食忘れる。

1久々に研究員のa-ponさんも参加して、電源プラグの純銅化作業にアンプラボはてんやわんやの下町金属加工工場となる。ハンマーを振るう音、鉄ノコで銅板を切る音、ヤスリでゴリゴリ削る音、ここには上品なハイエンドオーディオのかけらすら無い。あるのは力技と腕力と額から流れる汗だけなのだ。
2x純銅電解コンデンサは見た目も凄みこれは一体?パーカショニストのnakaさんが”うわっ~、見た目が凄い物は音も凄くなるみたいですねえ~”と感心してくれる。地雷の信管に相当する部分が端子部で、ofc純銅端子が取り付いている。その向こうの純銅を巻いたものは開発中のフィルムコンのベース部。その純銅電解コンデンサと純銅プラグを持ってkuraiman社長氏宅へ工事に出向く。
3電源プラグの純銅化は音をふくよかにし色気を増して、お~音が抜けてきたと自賛する。名工ミルトさんの力で次々と作業は進み本日のハイライト、2a3シングルプレートの電源の電解コンデンサを純銅電解コンデンサに交換する。上手くいかない可能性を考えての仮設になる。音出しは、もう事件です!余りの凄さに次々とテスト用のcdをかける。そりゃあjazzオーディオで何処をいじっても音は変わるが、こうも音を支配する程の威力は経験が無い。kuraiman社長氏に”もう後戻りは出来ませんよ、徹底して世に無い音を作りましょう”と上手くいった時だけは、やたらと鼻息が荒い。
4パーカショニストのnakaさんから社長宅の音はどうでした?と連絡を頂き”長年オーディオをやっている中で一番の事件ではないかと思います。純銅コンセントとプラグの終わった後、純銅電解コンデンサを是非やるべきで、アンプラボで皆さんが出来るようなやり方を考え中です”と慌てて打電する。純銅電解コンデンサが成功した理由は次の通り。
1 最重要事項、マイナス極をofc純銅板化した。
2 最重要事項、誘電体がフィルムでなく酸化金属である。
3 コンデンサを円筒平面化し両面を水晶粒防振構造化した。
4 マイナス極は還元作用のみでofc純銅が安定する。
5 電解紙とofc純銅はマイナス極で金属コンデンサが成立する。
6 アルミ端子を止めて±極からモガミofc線の直出し。
こうなりゃああんぷおやじ流儀の独壇場で、10kwプリウス補機モータや15kwエレベータモータを回したサーボアンプの電源電解コンデンサが全て生きてくる。空港で電解コンデンサを爆発物に疑われ冷や汗をかいたこのどうしようもない連中、やたらと高額なくせにリップル電流だけが大きくタフが取り得のサーボアンプ用電解コンデンサ、さあ、いよいよ君達が桧舞台へ登場する時が来た!

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2017年2月25日 (土)

電源力学 電解コンデンサ開発騒動記了

Kuruma_2由比のサクラエビ漁のついでにあがってくる車エビの天然モノは貴重で、当然割烹わかすぎが競り落とし、タイミングが合えばお店で頂ける。塩をぱらっとふりかけ軽めの焼きが絶品で、この姿は芸術品と言えるほど美しく、食するに躊躇した。若旦那に教わったのが味付けの基本中の基本出汁(ダシ)で、これがきちんとできないと料理の全てが狂う。ここに音との共通性があり、我ら日本人の味付けの基本は素材を生かしたシンプルな味付けで、音で言うならば色んな金属素材を使いゴチャゴチャした音色よりも、銅を出汁としてシンプルな音色にした方が日本人的と言える。由比沖天然モノ車エビ塩焼きのお代は当然時価で、高いか安いか値段のつけようがないのが時価ならば、jazzオーディオもいっそ時価にしたらどうだろうか、案外経済格差の是正に役立つかも知れない?

1上海駿河屋さんから頂いた至宝のもう1つに1000μf 450vのフィリップス電解コンデンサがあり、これがいい。いいけど”もう無い!”と言われているので、古典管カニンガムcx350パワーアンプ用の決め打ち電源電解コンデンサを作ることにした。

2解剖して直ぐに気がつくが内部が美しいのだ。どちらかと言うと、電解コンデンサの身分卑しき象徴のように汚いものには蓋をしろ、みたいな内部構造でいささか辟易していたがこれは素晴らしく、良い音のする原点を見てしまった。

3耐圧450vは誘電体層が分厚く取り扱いも気楽に出来る。純銅電解コンデンサの1つのサイズに16インチがあり、銅芯はΦ300mmで電解コンデンサプラス箔の長さは950mmになるから、このアルミ箔も切断した。

4もう7個目の銅電解コンデンサの製造で手馴れたものよ。プラス極はアルミ箔を流用しマイナス極はofc純銅1mm厚を巻きつける。これの次なる課題は電解液のシール方法で、今回はアスクルのシールテープを使った。

Kurasawa実に順調でサクサクと銅電解コンデンサが出来る。やはり割烹わかすぎの魚料理と同じで、倉沢根付アジをさばいたらさっさと塩焼きにしないと旨みが減るに習い、コンデンサを解剖したら鮮度の良い内に巻きつけ旨みをシールする。

6何時ものテストだが今回は全く物が違う。電解コンデンサの特性は抜群で安定感も素晴らしく、遂に宝くじを引いたか?
211とか845のアンプは未来永劫作る予定は無く、一番高いプレート電圧でもせいぜいcx350の400vとしている。

7日立時代は常に高圧を扱って怖さは十分に承知しており、高い電圧は自然に避けている。したがって今回の電解コンデンサ1000μf 450vが最高電圧となる。洩れ電流は製品レベル並みに少なくdc電圧は完全な直流、リップルも僅少で1次2次の電圧差はゼロ。放電特性も製品レベル並み。電圧は400vまで印加して安定度のチェックを行い、エージングはcx345の350vで行った。

72 電解コンデンサのアルミ箔電極はエッチングで表面積を数十倍に拡大してあり、これで大容量が出来る。プラス極は表面に酸化皮膜を生成して誘電体としているから、絶縁体と同じになる。この両電極を洗浄して乾燥させると、プラス箔は導通が無く、マイナス箔は導通がある。従ってプラス箔から端子する場合は、画像の黄色丸印ように誘電体を剥離してプラス極を露出させる。

81実際の純銅電解コンデンサでは露出させたアルミ箔に、ofc純銅板1mmをねじ止めで押し付けて端子(赤丸印)としている。配線材はモガミのofc線を使用しているが、本番はカルダスワイヤーawg9.5として、水晶粒防振ケーブルとする。

921人量産化が始りΦ300mmの紙管切断作業に追われる。ネット販売では紙管の切断販売もあるからそれを利用した方が良い。Φ300mmにもなるとケガキ作業を正確にやる必要と、いっぺんに丸太を切るようにはいかず、グルグル回しながら切るから手間が掛かる。電解液蒸発防止の観点からアクリやエンビパイプとなるでしょうが、紙に拘るのは歴史が5,000年もあり音に対して信用できるから。

931アンプラボは今や純銅電解コンデンサ化しており、研究用机にはそのコンデンサが散乱している。1は最初に成功した日本ケミコンの470μf 350v、2は至宝のフィリップス1000μf 450v、3は現在製作中の純銅フィルムコンで、いずれ報告しよう。

94さて完成した至宝の1000μf 450vのフィリップス電解コンデンサを使用した純銅電解コンデンサを、水晶粒で防振構造化する。電解コンデンサを解剖して引きずり出すだけではここまで音は激変せず、マイナス極の純銅板と水晶粒防振構造が相まって凄い音になる。

95早速 Everybody Digs Bill Evans から”Peace Piece”を遠慮なく大きな音量でかける。おっとっと、聴きなれた純銅電解コンデンサの音で、そのレベルから画期的に音は変わらず、無垢の電解コンデンサ時代はフィリップスと日本ケミコンでは大いに差があったがそれが無くなった。どうやらアルミ箔や電解紙や電解液の音の支配力は、差ほどでもないと理解した。どこの銘柄の何が良い主義を破壊して、何でも良い主義はあんぷおやじ流儀になりつつある。

Ma15x16インチのΦ415mmは流石に設置場所に影響がありaltecウーファサイズにすることにした。38cmウーファの15インチなら文句言う人も居まい。完全にアメリカ軍のm15対戦車地雷みたいになってma15と命名する。水晶粒防振層が20mmでは少ないが、充填する水晶粒の量を考えたらこの程度が妥当と考える。それとパーカショニストのnakaさんからいよいよ小粒の水晶の供給が可能になったと連絡を頂き(10kgや20kgであれば何処でも購入できるが、500kg~1tでは難しい)、小粒なら20mm層でも問題ない。

0何でも作ったろ!主義は時代の力までは作り出せないが、少なくとも現代に近く時代の力の希薄になったもの、若しくは現在製作のものにおいては、何でも作ったろ!主義が有効になる。銅マンガニン線で抵抗を作り、銅電解コンデンサを作り、銅フィルムコンデンサを作り、銅マンガニン線ヴォリュームを作り、銅コンセント,プラグ,ジャック,端子を作り、多分古典管のニッケルやタングステンを除いては殆ど銅化が進み、音色の味付けは随分とシンプルになる。ただし各部品が強大化して円柱が林立することになる。

00円柱が林立するとなればイタリアバロック期のベルニーニが作ったヴァチカン広場で、これほど美しい広場は見たことがない。アンプラボの研究から生まれ出す前衛オーディオは、多分にこのヴァチカン広場の如き姿になるから研究者諸君は腰を抜かさないように、またとてもじゃあないが家に入らない、などと遠慮なさらないようにあれ。芸術の測定器が無いように音の良さの測定器も無い。人間の幸福度も不幸せ度の測定器も存在せず、正確無比なデジタルを持ってしても測定できない人間社会は、やはりアナログと言うべきなんだろう...了

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2017年2月23日 (木)

電源力学 電解コンデンサ開発騒動記6

Bill今思えば、コルトレーンの亡くなった1967年に全てが決まってしまった。オーディオショップのレコード棚から睨みつけていたコルトレーンのクル・セ・ママ、オリオン座の隣にあったjazz喫茶5spotのk井マスターからガボール・サボを聴け!と言われ、オーディオショップのレコードコーナーからビル・エヴァンスに呼ばれた。
RLP 12-291   Everybody Digs Bill Evans Bill Evans (piano) Sam Jones (bass) Philly Joe Jones (drums) NYC, December 15, 1958
1. Minority
2. Young And Foolish
3. Lucky To Be Me
4. Night And Day
5. Epilogue
6. Tenderly
7. Peace Piece
8. What Is There To Say
9. Oleo
10. Epilogue
7曲目の”Peace Piece”はjazzじゃあねえ!とも言われたらしいが、エヴァンス・フリークは何でもok、オリジナル盤でもせいぜい2万円台でワルツ・フォー・デビイ(Waltz for Debby)みたいなことはないから安心しよう。思うところがあってamgからEverybody Digsのcdを降ろしテストする。銅電解コンデンサにするとベコベコの安物のcdプレーヤーでも、このレコードオリジナル盤より音色が美しくたまげる。音の悪い責任を安物のcdプレーヤーだとか、ボロいスピーカだとか、他人のせいにしない方がいい。全ては自分の不徳の致すところで、jazzオーディオの深さを見てしまった。

0組み上がった銅電解コンデンサの最強版、プラス電極もマイナス電極もofc純銅板1mmのモンスターである。オリジナルは至宝のフィリップス電解コンデンサ4000μf 200vで、ミルトさんと半分に分けたから2000μf となり、更に長過ぎで半分に切断して1000μf となる。それにマイナス極ofc純銅板平面による表面積減少を1/30として30μf が設計値、更に密着度ファクターを1/2とすれば15μf は欲しい。ところが静電容量がたったの3μf で考え込んでしまった。理に適わなくても前進するのが冒険者で、とりあえずコンデンサの体を成しているか調査する。

5直流電圧を恐る々上げながらラインアンプで使用する電圧150vにしてエージングする。オシロスコープの波形はリップルが大きく直流電圧との間に開きがあり、明らかに洩れ電流が大きい。洩れそうな所は全て養生してあり、疑問は残っても冒険者はまたしても前進するしかない、がこれを無謀と言う。

2マイナス極のみ銅板の電解コンデンサを外して、最強に入れ替える。水晶粒を今回も400kgくらい注文したらしいが入荷が無く、画像のように水晶粒の充填が完全ではない。音は直ぐに出て、これはもう事件です!何が違うってヒリツキ感が全く消えて実にまろやかで憂いに富んで、好事魔多しで3μf は容量不足でハムる。凄いものを聴いてしまった。しかし深夜では大きな音は出せない、翌日にしよう。

3仮眠して戻った早朝、さあ期待に胸膨らまして電源を入れる、ボッ!と大きな音がして何かが飛んだ。慌てて全ての電源を切り最強両面銅電解コンデンサ取り外し、片面銅電解コンデンサに戻した。この日はアンプラボ開校日で、研究者の皆さんへ消えてしまった音の常套句”とにかく凄かった!”と伝えるしかない。

0 最強両面銅電解コンデンサを解体するとプラス電極とマイナス電極の短絡が発生しており、その要因が銅の切り子など鋭利なゴミや電極のofc純銅版のバリで、電極同士を締め付けると絶縁層を破壊して短絡した、この時はそう思った。そこでofc純銅版のバリの除去や清掃など丁寧に作業して再び組み上げた。

1新たに組み上げて特性を取るが相変わらず静電容量は小さく、リップル電圧と直流電圧に差があり洩れ電流は大きい。テーピングなど仕上げ方法を変えたが変化は余りみられない。相当に丁寧に組み上げたからこれで良いだろうとラインアンプへ組み込み音を出す。来た~!この音だ、このふくよかな音を聴いたら元に戻れない。しかしやはり真夜中で大きい音が出せず、翌朝に期待して意気揚々と引き上げる。そして翌朝、自信を持って電源を投入すると、ボッ!と大きな音がして何かが飛んだ。これはもういけない!

22度も起きれば偶然ではなく方法論に問題があって短絡したと考え、分解して徹底した分析を行う。電解紙に焼き切れた痕がありここが短絡した箇所になる。その周囲も短絡予備軍のように緑青っぽく変色して、これが短絡の原因とみた。

3続いてプラス電極のアルミ箔を見るが電解紙と同様に短絡して焼き切れ、穴が開いている。大きな穴の周りは小さな黒点が見られ短絡予備軍がある。

4 一番外側に巻いたマイナスの電極にも短絡の痕跡があり、ここへ電気が飛んだ。

91最後に最内周のofc純銅板をプラスのアルミ箔を剥ぎ取り観察する。プラス電極のofc純銅板で電解液の滲みた箇所は銅を酸化させ、この画像のプラスアルミ箔(黄色丸印)に薄っすら黄緑掛かった箇所から銅イオンが誘電体層をすり抜け、マイナス極に到達し短絡したと結論付けた。

8マイナス極のofc純銅板方式は還元作用のみでまず問題なく銅電解コンデンサが出来る。プラス極をofc純銅板化する方式は、プラスアルミ箔に付着した電解液を洗い流し乾燥させ片面の誘電体を剥離し、アルミ箔とプラス極ofc純銅板の間に電解液ガスが入らないようにシールする、理屈上可能性は大いにありだが長期に渡り安定的に使用するならば、やはりマイナス極のみofc純銅板方式で妥協するしかない。しかしこれだけでも水晶粒防振構造化と相まってとんでもない音がするから、強欲はいかんのね。外形がΦ400mmとバカげたくらい大きな電解コンデンサの容量はたったの10μf だが、見事に凄い音がして滑稽で痛快な話である。

Billxx外は雨、
真夜中だが Everybody Digs Bill Evans から”Peace Piece”を遠慮なく大きな音量でかける。水晶粒防振構造化マイナス極ofc純銅板電解コンデンサは、これでもか!くらいに美しい音色を奏でる。それにしてもビクターの20bit k2 ビル・エヴァンスcdは厚みのある良い音がして、このk2リマスタエンジニアはたいしたものだ。まあ、ダテに24,000円も払ったんじゃあない。海外のものを持ってきてもこれだけの音は出ないし、ハイレゾで情報量を増やしても音の厚みとは直接的でないし、リマスタにおける音の厚みとは一体何処から来るのだろうか?

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2017年2月21日 (火)

電源力学 電解コンデンサ開発騒動記5

Coliraneイングルウッド・クリフス Englewood Cliffs (Borough)のヴァン・ゲルダースタジオで録音中のコルトレーン・カルテットの貴重な写真、ここから音楽的録音の秘密が紐解ける。コルトレーンとギミー・ギャリソンはマイクは1本ずつ、エルヴィンは2本、マッコイは1本?よってせいぜい5,6本のマイクで、現在であればドラムセットだけ消費してしまうマイク本数程度。天井は高く各楽器の仕切り板もない。いわばライブ会場と大差ない環境と読める。この先が重要なjazzオーディオの分かれ道で、良い音や凄い録音がキーワードの主義の方は現代録音にすべきで、コルトレーンjazzの熱気主義の方は少ない方が丁度良い昔のヴァンゲルダー録音で、あんぷおやじ流儀は勿論後者となる。デジタル技術のお陰で破壊し易いテープが安全なデジタルデータとなり、このコルトレーン・カルテットの録音は未来永劫残り、クラシックとなろう。

1失敗続きの電解コンデンサ開発騒動記だが、このコルトレーンの熱気に触れたいばっかりに寝食忘れる。至宝のフィリップス電解コンデンサ4000μf200vを解剖する。右側は±のアルミ端子の内部構造で、理解し難い複雑な形状をしている。国産のあるような固定材が使われていないので解剖は随分と楽に綺麗にできた。

2マイナス電極に2枚の電解紙が付き、プラス極に1枚の電解紙が付いて、これをグルグル巻いてある。従って次に移るマイナスとプラス極の間には電解紙2枚が挟みこまれる勘定で、なんとなくコンデンサユニットを分離している。この巻き解したコンデンサエレメントのアルミ箔プラス極と電解紙1枚を使い、銅電解コンデンサを作る。

3中心の要がΦ300mmの紙管で、電解液蒸発を防ぐために赤のウレタン塗装を丹念に施す。外側の紙管はamp工房カラーのつや消し黒を塗る。

10この画像が銅電解コンデンサの内部構造となり、最内側は水晶粒の非充填空間、赤が銅電解コンデンサエレメント、外側が水晶粒充填防振構造部、紙管のサイズは人間が通れるくらい大きなモノもあるようで便利です。

11銅電解コンデンサの肝心要は銅板でofc純銅板1mmを使う。表面の紺色の保護テープは最後に剥がす。

12Φ300mmの真円に曲げるが、これが結構往生してローラーなどプレスしながら曲げれば良いのだが大袈裟、手曲げでがんばる。

13それをΦ300mmの紙管の中央へきちんと巻きつける。中々美しい銅電解コンデンサの構造体が姿を現す。

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15Φ300mmの真円にはならないので、両端面をネジ止めして強引に真円にし、電極端子を付ける。

14これで漸くプラス電極が出来上がる。強欲のofc純銅板で1mmにしたからといって格段に音が良くなる訳でもないし、厚いから分厚い音がするなど見た目にやられているに過ぎない。昔ofc純銅直径16mmの電線(丸棒)で配線したが、別にで経験済み。まあ1mmの厚さは防振の点で多少有利で、加工のし易さから0.5mm厚くらいが丁度良く次回はそれでいく。

16難しい回路を設計出来るのがエライみたいな風潮がオーディオに限らず蔓延しているが、昔それでエライ目にあった。要するに難しいとは言い訳の塊になり易く、言い訳だから設計した本人しか分からない。そういった反動で回路は小学生でも理解できる単純にしている。アンプラボのjazzオーディオはエライなどとは無縁で、電源プラグのofc純銅化など誰でも出来るし、パーカショニストのnakaさんはofcプラグ歯を得意なバフ研磨で芸術品のように仕上げた。各自がjazzオーディオを自分の土俵へ引きずり込み、持てる力を最大限に発揮できればそれで良い。jazzオーディオにエライやエラくない等の身分の差など無く、あるとすれば情熱の差だけなのだ。

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2017年2月19日 (日)

電源力学 電解コンデンサ開発騒動記4

Ukyo選挙の結果、アメリカ在住の日本人がアメリカ人はバカと表現してひんしゅくを買ったが、バカではなくて国民性の違いだから仕方がない。先日のアメリカ映画はコンピュータグラフィックスがこれでもか!と押し寄せるが底が浅く限界が見えてしまい、ストーリーのお粗末さから2度と観るまいと決めて、これも国民性の違いとしておこう。水谷豊さんフリークだから相棒劇場版Ⅳをドリプラへ観にいった。邦画は凄い!アカデミー賞こそもらえないが...もっとも、何とか賞など信用せず惑わされない方が良い。橋本一監督のヒューマニズム溢れる力作で、社会正義論をもう一度丹念に丁寧に追及したらこうなる日本の映画らしい作品で、相棒劇場版の最高傑作と評できる。ただし観客は我らを含めて殆どが「おたっしゃクラブ」で、もはや相棒は水戸黄門化しており、渋い役者の鹿賀丈史さんも少々呂律は回らないご様子で、双方の高齢化はいささか気になるところではありました。

Denkai10さてjazzオーディオは感性でやれば良い!とゆうほど甘くも無く、測定器の奴隷でも困るが、感性+論理のバランスが大事だね。かくしてテキトーにofc純銅板電解コンデンサを作る訳にはいかず、真面目に設計を起こした。コンデンサエレメントはΦ300mmにするから円周で942mmのコンデンサ帯となり、自ずから容量が限定される。容量が足りない場合は設計図のモノを積み重ねれば良い。中央のΦ200mm紙管は空洞を作る為で、これにより水晶粒充填量を節約できる。外形はΦ400mmの高さが150mmとなり、まるでアメリカ軍のm15対戦車地雷(Φ333mm,高さ150mm)みたいになった。ピンときてma16(16インチ)と命名する。

Denkai11xコンデンサエレメントの構造は最内周から順番にマイナス極としてofc純銅板1mm、次は電解紙、次はプラス極アルミ箔、最外周をofc純銅板1mmとしてプラス正電極とする。最大の特長がプラスもマイナスも電極がofc純銅板になることで、正真正銘の銅電解コンデンサとなる。このモンスター構造が困難の始まりで、エライことになった。

Cucuc材料調達から2日目には粗組み立てが完了して強引に音を出し、全くの別モンの音に大変なことが起きつつあると胸騒ぎがする。所が次々と問題発覚で安定して音が聴けず、作り直すハメになった。上記記述の構造を設計図のように内側と外側を入れ替える。至宝のフィリップス電解コンデンサ4000μf200vがいけない、この耐圧200vはプラス極に生成された金属誘電体層の厚さが薄く、組み立て工程上のストレスで傷がつき電極タッチが起き易い。

Ma16フィリップス電解コンデンサはもう必要なく、国産の信頼性の高い電解コンデンサで耐圧400v級を選べば良い、は朗報です。もうひとつ、名工ミルトさんと長いコンデンサ帯を半分に分けるため切断した。この切断面からプラス極アルミ箔表面に残った電解液を通して短絡が起きる。電解コンデンサの特長である自己修復機能が働き、ショートを回復しながら動作するため、年中電源から強烈なノイズが出る。強欲の証しofc純銅板1mmがいけない、締め付けた時真円でないと電極面に強烈にストレスを掛け金属誘電体層を壊してしまう。これだけの問題点が出たことによって多くのノウハウが手に入り、騒動記の顛末に拍車が掛かる。短時間だが出た音は真に凄かった!

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2017年2月17日 (金)

時代力学 カルメン・マキ

Maki00サインは1969年3月14日と刻まれ、兄が描いたカルメン・マキさんのスケッチが48年も経った今、突然出てきて何か因縁めいたものを感じてしまう。当時のカルメン・マキさんは我ら画家志望兄弟のスターでありモチーフで、スケッチなどの習作は完成品ではないから紛失したり出来の悪いのは捨ててしまったりするが、残っていたとは不思議だ。詩人寺山修司さんがプロデュースしなければカルメン・マキさんのファンには多分、ならなかったと思う。ベトナム戦争に関係あると思う?祖国を考えたことある?人のために死ねる?さよならだけが人生ならば、など時代力学のキーワードがちりばめられており、いっぺんにやられてベトナム戦争反戦画のシュールレアリスムを描き始めたのもこの時期だった。

Maki10x東北から出てきた寺山修司さんも、あの文明文化が蜂起した瞬間、時代力学が生んだヒーローだったのだろう。1969年に寺山修司さんの作詞によるカルメン・マキさんのデビュー曲は「時には母のない子のように」で、半世紀も聴き続けているがシングル盤は音が悪く、最近はもっぱら音の良いリマスタcdで聴いている。

Makiozハードロックに転向したカルメン・マキさんのシャウトした歌声は最強ですが、フォークシンガーがロックシンガーになるには相当に苦労されたのではないでしょうか?寺山修司さんのカルメン・マキ時代は、天井桟敷の優等生のような気がしていたが、ハードロックはカルメン・マキさんの自由に開放された魂に触れたような気がして、嬉しくなった。

Maki12近所でスタインウェイのフルコンサートd-274を置いてピアノ教室を開いているk賀先生が”あんぷおやじさん、jazzピアニストの板橋文夫君を知っていますか?クニタチで机を並べてクラシックピアノを一緒に学んだのですが、jazzタッチで教授に注意されていましてね。”いや~日本のjazzメンは余り知らなくて...しどろもどろの返事をした、このトリオのcdが凄い!板橋文夫さんのピアノは狂気だ~。我らと同年代のカルメン・マキさんには年を重ねたらこうなって欲しいとイメージしていたが、jazzでありブルースでありカルメン・マキであり、見事に年を重ねた。

Makixkuraiman社長氏と密談する。カルメン・マキさんは良いね~、プライベートコンサートでもやれたら素晴らしいな~、とりあえず横浜や吉祥寺のクラブに出ているから聴きに行こう。コルトレーンのアセッションを聴いてカルメン・マキさんの”山羊にひかれて”を聴いて、この両極端がいいねえ。

Maki人生にたんとはいらね~
jazzは
コルトレーン
ビル・エヴァンス
ガボール・ザボ
歌い手はカルメン・マキ
文学は漱石
画家は
ミケランジェロ
ダ・ヴィンチ
カラヴァッジオ
やっぱり多すぎる
人生にたんとはいらね~

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2017年2月15日 (水)

電源力学 電解コンデンサ開発騒動記覚醒編

2開発や発明に長く携わっていると人間の力の凄さを感ずる貴重な経験も、ままある。しからばどのような人間が如何にして力を発揮したかのプロセスが興味深い。まあ、ドクターとか高学歴とか鳴り物入りで来られた優等生は枠からはみ出さず案外ダメだったりして、ごくフツーの成績のエンジニアが突然覚醒してはみ出したりするから、面白い。こっちは開発や発明の責任者だから成功させなくてはならないプレッシャーがあり、誰にでも任す訳にはいかず、共同研究者の認定基準を持っており未だに変わっていない。第一義に好奇心旺盛と奇想天外 、第二義に合理性であります。好奇心旺盛と奇想天外は自称持っているが(真に持っている人は少ない)、合理性を持ち合わせていないと遊ばれてしまい、コトは成就しない。この遊んでしまう開発者や発明者や研究者を、うんざりするほど見てきた。

66過日のkuraiman社長氏宅、まあこんなものか?としていたが、粘ってもう一度仕切り直しで音像定位の調整を丹念に行う。電源周り改造のエージングも進み、突然jazzが覚醒した。それまで殆ど居眠りをしていた名工ミルトさんが、食い入るように聴いているではありませんか。50年も聴き続けているガボール・サボのgypsy’66は2度と聴けないような迫力で、新たな才能を発見したような興奮に包まれる。しかしgypsy’66のcdがamp工房のインパルスオリジナルレコード盤より良い音では、考え込んでしまう。

3_2共同研究者の認定基準を持った名工ミルトさんは、ガボール・サボのgypsy’66の2度と聴けないような音に覚醒したか?帰りの車中、次々とスーパー電解コンデンサ開発のアイディアを噴出させる。”一番外側のマイナス極ofc純銅板に分厚い1.5mmを使い、純銅板エンドの双方をL型に曲げそのL型同士をofc純銅ボルトも作り締め上げる!あのofc販売業者にはofcの丸棒もありネジを切りetc...”こりゃあ凄いや、あんぷおやじも唖然、電解コンデンサのギャップも見事に調整できるし、マイナス極のofc純銅板1.5mmはとんでもない音を出すに決まっている...人は時として覚醒するもので、ここで開発者の値打も決まる。

5翌日ガボール・ザボのgypsy’66を注文しました、と名工ミルトさんが訪ねてくる。そこで再びスーパー電解コンデンサ開発のアイディアが伝えられ、”最内側と最外側にofc純銅板を配置して全体を包み込み端面をハンダ付けすれば電解紙が密閉されて電解液の蒸発は無い”又しても凄いアイディアだ。そう来たか!ならば至宝のフィリップス電解コンデンサ1989年モノで勝負しよう。

6その場でニッパ1丁でサクサクと解剖を始める。思わず歓声をあげ”これだ!”電解コンデンサの表面のボコボコはコンデンサエレメントを固定する為で、パラフィンなどの軟弱な固定材を使用していないから振動力学的に最高の音を出していたのだ。実に単純だが巧妙な仕掛けにたまげて、思わず日本のコンデンサメーカに”もっと出せよ!アイディア”となってしまう。

Caravjazzオーディオはこうあるべき!こうじゃあなければならない!などの常識は一切捨て去ろう。余りにも進化したデジタルテクノロジーは何でも手に入り、何でも出来ると錯覚させてしまう21世紀、常識とゆう錯覚した安住の地からは本物は生まれ難い。恐れず非常識とゆう衣をまとって突き進もう。サン・ルイジ・ディ・フランチェージ聖堂のコンタレッリ礼拝堂にある、1600年にカラヴァッジオによって描かれた3部作、聖マタイの召命、聖マタイと天使、聖マタイの殉教のうち、画像の”聖マタイと天使”が最高傑作と決めて常にjazzオーディオ表現の指標としている。400年もの長きに渡り人々を感動させ続けるものが本物で、そこに現実と幻想を観る。そしてコルトレーンの現実と幻想、この幻想にこそ我らの思いが込められる。

922月11日にマイナス極をofc純銅板にしたものが完成して”音はアルミ臭さが大幅に減り、太くなり低域が沈み込みやや甘くボケて純銅の音色特性そのものが出てきて苦労は報われた!”としたが、あれから5日が経ち遂に覚醒した。ビル・エヴァンスの高音質ではない普通のcdでもピアノはカキーンと深くはじけ、ジルジャンは染み渡り、ベースはゴンゴンと沈み込み、これが半分ofc純銅板電解コンデンサの威力かと思い知らされる。電源が音を出している信念で探求してきたが、その最重要部品が電解コンデンサだった。トランスやプラグやダイオードや金ヒューズや、それらよりも圧倒的に音を支配している。言い換えるならば、アルミ箔電解コンデンサは如何に音を悪くしていたか!となる。

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2017年2月13日 (月)

解剖力学 最強の銅コンデンサを作る編

Gege嫌いなものが好きになるなどの現象は、枚挙に暇が無い。カラバッジオは悪党のくせになんや!コルトレーンなんか分かりっこない!水木しげるなんか薄気味悪い!これが今では180度方向転換するのだから人生は奇想天外で、面白い。貸本漫画時代の花形は、なんと言っても「さいとうたかお」先生で、塾生になって劇画の勉強をしていた。薄気味悪い水木しげる先生の貸本漫画は借りることなど無かった。昭和39年頃、旧清水女子高の近くにおばさんが営んでいる貸本漫画屋を発見、1冊50円で貸し出していた。薄暗い貸本漫画屋はなんともネクラで、子供達が出入りする時代は終わって青年層の漫画になっていた。それが静岡駅ビルの大きな本屋さんの明るい本棚に水木しげる先生の本が陳列されて、かび臭かったあの時代のチョット怪しげなものがすっかり文部省推薦のような?健康的はむしろ寂しい。刷り部数2000冊くらいの水木しげる先生の貸本漫画のオリジナルなどは、ブルーノートのレキシントン盤よりも高いくらいで、あの時代に買っておけばよかったと残念に思う。その後の人生は興味深く、カラバッジオは名画を描きながら逃亡を続け、巨万の富を得た水木先生は、あの時代のザラッとした絵の感覚は無くなり丸く穏やかな絵になり、成功者のコルトレーンは寿命と芸術性を引き換え更にザラッと過激になり。

1でありますから現代テクノロジーもチョット怪しい世界へと向かうのでありまして、今回は最強の銅コンデンサを作りますの編。アルミ箔のコンデンサと銅箔のコンデンサの違いが一目瞭然でないシステムは、音色感度が鈍くなっているから深刻に受け止めた方がよろしい。現在最強のコンデンサはDuelund社銅コンデンサでお代も最強、銅箔と誘電体が入手できて手巻きすればこれを超えられると思うが、未だ作る時期ではない。そこで銅コンデンサの中でいっとう安いjensen社(赤丸印)を解剖して水晶粒を充填する。
2表記の通りオイルコンでオイルコンは凄い!みたいな風潮もあるが、一体何が凄いのだろうか?日立時代に油入機器の面倒みていたせいで、全く信用していない。絶縁度確保で使うがpcb事件以来オイルコンには恨みがある。大騒ぎになる以前は平気でpcb入りのオイルを触っていた。特に困ったのが柱上の高圧油入遮断器で、オイルの酸化劣化により開閉時のアークで発火して爆発、電柱の上から炎の落下する姿を目撃した時は、油入機器に対し怒りを覚えた。余談だが、これらの蓄積で気中遮断器など乾式の時代になっていく。だから必要以上な偏見でjensen社はまずいのではないかと思っていたが、解剖してオイルを抜いてしまうのだから、まあ良いか。
3凄耳のm+aさんがアルミ臭いとjensen社の銅コンデンサを評価していたが構造からくるもので、オイルが充填され宙に浮き、銀線リードにアルミケース、これではm+aさんの言うとおり防振構造上音が悪い。最近はミルトさん流でニッパ一丁でサクサクと解剖する。オイルがタラリと出てくるがpcb入りでじゃあないから安心して扱おう。
4解剖が完了して中身が姿を現す。両端に樹脂のケースでコンデンサエレメントを半固定し、中央にスポンジ様のモノを巻きつけアルミケースと直接接触しないようにしてある。これで50$とは少々お高く手作り品のレベル?量産化すればmcは300円くらいとはじける。
5構成部品を並べてみた。銀線貫通のエンドブラケット所謂ハーメチックシールに近い構造、半固定用樹脂ケース、銅箔コンデンサエレメント。これに捨ててしまった絶縁用の鉱油とアルミケースとなる。この構成部品中使用するのは銅コンデンサエレメントのみとなる。
6この銅コンデンサの最大の特長が左右の±極性用に銅箔を誘電体より長く出し、それぞれ銅箔を潰して全部に導通を持たせ、且つハンダ付けできるようにしてあり、そこに銀線がハンダ付けされていた。要するに銅箔全部から信号を取り出す構造で、コンデンサでは常識かも知れないが素晴らしい。赤丸印の所にモガミのofc線をハンダ付けする。
7いつも通りofc純銅筒を作る。左の銅コンデンサエレメントを立ててあるには、オイルを抜くためで放置してある。
8水晶粒を充填する。ここの水晶粒サイズは重要で細目を使う。音声信号は微弱で必然的に細目となる。
9 水晶粒を充填したら表蓋をハンダ付けして銅コンデンサは完成となる。
91こちらが以前の水晶粒防振構造化銅コンデンサで、アルミケースの上から水晶粒で防振していた為、真の防振構造にはなっていなかった。防振構造と言ってもかゆい所に手が届かない間接防振方式が大半で、投資対効果で良いとはいえない。
93音出しでこれはもう小事件です!毎度事件でスマンのだが、電解コンデンサは大事件で電源は何よりも優先し、次がカップリングコンデンサの類となる。Duelund社銅コンデンサを超えてしまい、安いjensen社銅コンデンサの圧勝は朗報であります。jazzオーディオで最も重要で優先すべきは音色特性で、音色を深々と色気をもって表現できなければ始らない。
Cx310ヴァイオレンス住職が電解コンデンサの鬼防振構造をたまげた顔で見ながら”あんぷおやじー、まだやることがあるのですか?”と聞くもんだから”なんぼでもありまっせ!”と答えた。直ぐにでもやってみたい奇想天外が古典管を輪切りにして、最上級の水晶粒細目を充填して、再びガラスを溶着してトップから真空ポンプを用いて真空引きをする。これならば真の防振構造化真空管が出来上がる。水晶粒中に含まれる酸素は?電子は飛ぶのか?熱には?そんなことはやってみなければ分からない。こんな面倒をするならば中国の真空管メーカに作らせたら?となるでしょうが、これができないのだな~、古典管を作らせたあの時代の力は現在得ることはできない。まだやることがありますか?の答えは無限にあるとなり、回路方式がどうたら、分解能がどうたら、サーボがどうたら、など常識を唱えている内は所詮jazzオーディオもたいしたことはなく、叩く、切る、削る、曲げる、擦る、熱を加える、殴る...ヴァイオレンスだ~、これらの痛快馬鹿力が軟弱になったjazzオーディオへのアンチテーゼであり、商業主義に飲み込まれない自由の砦であり、音楽人生を面白くする。

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