2018年11月15日 (木)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス製作編1

02017年6月13日のエントリーの振動力学水晶粒防振電源トランスを作る妄想編より「未だ時期尚早と思って黙っていたアイディア、いや妄想をつい喋ってしまった。それは純銅電解コンデンサの開発の時に気が付いた...全面に水晶粒を接触させると初めて水晶粒の防振効果を発揮した。でありますから電源トランスも出力トランスもチョークコイルも斯様な構造にすれば良い。」1年ちょっとが過ぎていよいよ水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスの製作に入る。
1さまざまな劇的変化を体験してきて電源やセンサー部はハデに分かり易く、出力トランスは地味に分かり易いと思う。Φ350mmのトロイダルコアで段間トランスの実験は数をこなし、既に完成しているので、これを巻き解いて出力トランスに巻き直す。水晶粒防振もフィボクリスタルと進化したが、この水晶粒防振は従来型になる。
2solenのネットワークコイル15mhをオーダしようとしたら、在庫切れ。名工ミルトさんが買い占めたらしい。そこで1組借用してきた。ミルトさんが巻いたΦ1.0mmで巻き数が800ターンあったので、solenも同等に巻く。
公式の飽和磁束密度=18500の40%で7000は余裕の見すぎが分かり、60%の11000で試算する。
断面積30mmx30mm 占積率=94.5%
a=3x3x0.945=8.505cm^2
1次巻き線算出公式
n1=e1x10の8乗/{(2π/√2)xax b0xf}
n1=151x100000000/{(2π/√2)x 8.505x11000x50}=720ターン
n2=720/14.8=48ターン
1次2次合計巻き線数768ターン
これがおおよその目安となる。
3早速巻き始め何も考えずにひらすら巻く。理想的には内径側を完全密に巻き外径側を一定の間隔で巻く、現実には人間巻きでそんなに綺麗には巻けない。Φ350mmトロイダルコアにΦ1.0mmofc線を3時間ほどで巻けるようになり、1人合理化が進んだ。

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2018年11月13日 (火)

デジタルの怪

Slight_light_kissデジタルの怪は音楽プロデューサーの松任谷正隆さんを襲い、ユーミンのマスターテープをcd化したら何かが消えうせた!と大いに焦ったらしい。この事は松任谷さんの感性が正確でもある証で、当時は問題点が未だ見えていなかった。有名人が問題視するものだから44.1khz16bitでは情報不足で、cdはダメと烙印されていく。そして何時の間にか44.1khz16bitのフォーマットが戦犯にされてしまった。大体が20khz以上の周波数を聴けるなど、ドラゴンボールのピッコロくらいしか居ない。それならば192khz24bitのハイレゾでそれは解消したのだろうか?

1レコードに比べて振動とノイズに極端に弱いのがデジタルで、高速化と分解能向上により益々弱くなっていく。先ずはノイズの考察、daコンバータに使用されているcpuやメモリーdspにfpgaの昔の電源は最低5vでそれ以上も多かった。仮に5vの電源に1vのノイズが入ったとしよう。ノイズレベルは-14dbとなる。最新でもないがペンティアム3では電源が1.75vになり、同様に1vのノイズが入ると-5dbと大幅にアップする。性能向上の為の低電圧化は、耐ノイズにおいてよろしくない。この事はロボット屋時代に大変苦労した。この先問題になるのがオーディオではなく自動車で、ノイズ怪現象にやられなければ良いが。オーディオはノイズにやられても生命には係わらない。

7次が分解能の考察、24bitは符号付で実質23bit、32,767x256=8,388,352の分解能で、仮に1v出力とすれば1/8,388,352=0.00000012v/bitとなる。これはどうゆうことかと言うと、0.1μvの電位を基板上で保証しなくてはならず、長年ロボット用多層盤(4層~8層)を作り続けたあんぷおやじでも無理、ましてや32bitになると更に難しい。アマチアが作る両面基板でも音は出るが、分解能はどうなっているか分からない。

6次が振動の考察、導体に電気が流れればそれ自身が振動を起こす。画像は当時インテルの好意で960cpuのマスク写真を貸してくれた。この程度でも微細化は大して進んでいない。cpuが高性能化すればクロックは上がり、ミクロンルールの配線が通る数は増えて益々微細化して振動に弱くなる。よってハイレゾの回路構成は耐イズレベル、耐振動レベルにおいて極めて厳しい環境にあると言える。

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画像出展:wikipedia
ハイレゾで録音しても音は良くないとか、pcオーディオはまるで音が良くないとか聴くが、これじゃあ技術革にはならない。理屈上ハイレゾが良いに決まっている。192khz24bitならばそのまんま音を出しても良いくらいに思う。音が思ったほど向上しないのはアルゴリズムの問題ではなく、pcオーディオのパソコンと周辺の問題と捉えるべし。

Newノイズと振動について考察したが、電源にスイッチングレギュレータを使うなど無神経だし、dramもフラッシュも止めてsramにすべきだし、要はpcオーディオ開発部隊をパソコン屋が担当しており、オーディオ屋が担当していないのが問題と思う。よもやオーディオ屋ならスイッチングレギュレータやpwmは使わないはず。しかし提唱しているリニア電源にsramではコストが天文学的になり、ビジネスになり難い。まあ、1,000万円ものcdを作るdcs辺りが挑戦したら良いと思いますがね。再三言うがハイレゾは音が良いに決まっている。

0先日のamp教室は丸一日かかり、メンバー3人amp工房でビクター盤「ビル・エヴァンス コンプリート・リバーサイド・レコーディング」から「danny boy 」をかけて、疲れを癒していた。常連さんが見えたので「どうだい、レコードのオリジナル盤より音が良いでしょ!」自慢げに言うと「cdね~音が抜けて聴こえるのね~」...ドラゴンボールのピッコロみたいな御仁の出現に、デジタルとはまたしても怪なり。

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2018年11月11日 (日)

Santana Abraxas 天の守護神 48年目の落とし前

0_3美術部の同級生はシャンソン化粧品へ入社し、sbsのtvに出るほどの大活躍をしていた。そのご褒美で1970年にハワイへ休暇旅行をもらった。その時のハワイ土産がこのSantana - Abraxas 天の守護神で、サンタナのラテンロックに打ちのめされた。もっと打ちのめされたのがレコードのジャケットで、まあイラストと言えばイラストだが(ジャケットに描かれた絵は、マティ・クラーワイン「Mati Klarwein」が1961年に描いた受胎告知「Annunciation」を使用)こんなの描けない!と思った。マティ・クラーワインはマイルスのビッチェズ・ブリューも描いている。その後レコードのジャケットに多く登場するが、この受胎告知は超えられない。

2xxSantana - Abraxasのブルースペックcdの宣伝の片棒を担いだが、ブルースペックcdがいやらしくてシマッタ!と長年思っていた。ある時レコーディングエンジニアのanaiさんに相談すると「あんぷおやじさ~ん、一般のオーディオ機器ではこの程度に音作りしていないとうまく聞こえないのね~」これには大いに納得した。

3_2Santana - Abraxas のレコードは米盤オリジナル(kc30130、マト2g/2d)も45rpm盤も音が悪い(ソニー盤など最悪)。増してやブルースペックcdはいやらしいし、天の守護神が全然守護神ではない。デジタルの最大のウイークポイントの振動とノイズに切り込んで、48年目の落とし前で「音楽にデジタルもアナログもない!」としたら、ようやくいやらしいブルースペックcdのSantana - Abraxas が聴けた。聴けたがまだ少しうるさくいやらしく、振動とノイズ対策にはまだ目残しがあるようだ。それにジャケットのマティ・クラーワインの絵画に近いものは描けるようになり、これも48年経って落とし前をつけた。

1こちらがブルースペックcd宣伝の巻頭で、菅野先生がペンを取られています。何年か前のオーディオフェアで柳沢先生にお会いして、菅野先生の状況をお聞きしました。1日も早いご回復を...

11月12日追記:
mjのk川さんから菅野先生の訃報がもたらされました。巨星落つ!ご冥福をお祈りします。
ステレオサウンド社からの訃報
「菅野 沖彦 先生におかれましては、かねてより病気療養中のところ、平成30年10月13日 享年八十六歳にて永眠されました。」

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2018年11月10日 (土)

音色力学 cdp-337esd カートリッジを作る 番外編

0_2 ここに1枚のレコードがある。
トーレンスからレドンドビーチへ向かう道すがら小さな中古レコード屋さんがあり、たまに寄ってはimpulse盤を物色する。「A-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967」があり、残念ながらもうオレンジレーベルは無く赤黒レーベルを買った。
A-9146   Gabor Szabo - The Sorcerer   1967
Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Marty Morrell, drums; Hal Gordon, percussion.
"The Jazz Workshop", Boston, MA, April 14 & 15, 1967
The Beat Goes On
Little Boat (O Barquinho)
Lou-ise
What Is This Thing Called Love
Space
Stronger Than Us
Mizrab
Comin' Back
後にオレンジレーベルのオリジナル盤は買い直した。このspaceが上手く再生できれば本望で、オーディオ店主にお願いした。「ようがす!」とハイエンドで挑んだが再生できずハイエンドから足を洗った。オーディオ人生の分かれ目は音楽をとるか音をとるかになり、どっちが良いかではなくオーディオへのアプローチの仕方が変わる。幸いお足のかからない音楽(jazz)ありきで今日に至っている。

1kuraiman社長氏のcdp-337esd カートリッジを作るの巻き番外編で、フィボクリスタルの防振カバーを作ることにした。そのために壊れたディスプレイボードは水晶粒へ埋没させ、リモコン受信部を露出させた。

2音のためにはアクセサリーなど必要ない、と潔いkuraiman社長氏は結果的に良い音を手に入れる。

3円筒型cdpの背後は、rca端子とacインレットとシンプル。

4防振カバーは現在考え得る最強のフルバージョンとした。


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不細工な黒い塊の防振カバーも赤フェルトを張ると、結構見栄えは良い。あんまり重いもんだからエンチョーで取っ手を入手して付けた。


6フィボクリスタル防振カバーの効果は絶大で、ソニーのcdp-337esdはここに極まれリ。元々89,800円のcdpはハイエンドから見れば、なんだいと言ったようなシロモノだがハイエンドにも出せない音が出る。しかしハイエンドの凄いのは分解能力と音駆動能力で、ここは337esdがいくらがんばっても到達できない。オーディオが音楽ありきの方なら、十分過ぎるcdp-337esdのフルチューニングヴァージョンとなった。

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2018年11月 9日 (金)

振動力学 デジタルが消える日 了

00この説明図を見て欲しい。cdのdaコンバータ出力信号とは階段状のガタガタでアナログの出力に混じり「これがデジタルや!」とすり込まれ、いつなん時このガタガタが出力に現れやせんかと心配になり、大枚投じて聴いている。一方レコードは「アナログの連続信号でこのガタガタは無いからcdより音が良い!」と、これまたすり込まれていた。一体誰が何のためにオーディオの常識として、これをすり込んだのか?これらはオーディオ科学技術の成果とビジネスの為となるのでしょうが、オーディオは芸術の芸を問う世界だから問題はかなりややっこしい。

Bud00xあんぷおやじ流儀の最新はデジタルもアナログも全く同じ音楽で区別はつけられず「音楽にデジタルもアナログもない!」となる。しからばなぜそうなったのか?レコードオリジナル盤入手過程での出来事だが、ペラペラのレコード盤など良く作られたcdより音は悪いし、レキシントン盤などcdがどう逆立ちしても勝てないし、結局はどう作られたかのプロセスと歴史で音=音楽は決まってしまう。cdからデジタルを消しさるには、あんぷおやじ流儀の4種の神器となる。最近3種だったものが4種に増えた。
オーディオ4種の神器は、
1 フィボナッチ数列水晶粒防振
2 電源蜜結合
3 純銅素材
4 球体

1

1番目は電源蜜結合と純銅素材とフィボナッチ数列水晶粒防振を使った、ofc純銅電解コンデンサとなる。

22番目は電源蜜結合と純銅素材とフィボナッチ数列水晶粒防振を使った、ofc純銅巻き線トロイダルトランスで巻き線構造は一重巻きとする。


33番目はフィボナッチ数列水晶粒防振で、フィボクリスタルによるcdピックアップとcdメカ全体の防振構造化となる。

4_24番目がニューカマーでフィボナッチ数列水晶粒防振を使った、オーディオコンストラクション究極の球体となる。これらオーディオ4種の神器を限りない深度で実効すれば、レコードの音もcdの音も同じになり音楽に差別区別は無くなる。現在はcdの方が音は良いが、ここで得られたノウハウをレコードに投入すればレコードの方が音が良くなり、これの繰り返しとなる。もうレコードもcdも身分は同じ老兵で去るのみの時代となり、せめてこれらの終焉には互いに協力関係を結び時代の証として「レコードもcdも凄かった!」としよう。

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2018年11月 8日 (木)

振動力学 フィボクリスタル半球体ダイレクトcdを作る

1

ビル・エヴァンス Everybody Digs のピース・ピース「Peace Piece」は円筒型水晶粒ダイレクト防振していたが、今般「オーディオの究極は球体になる」と「フィボナッチ数列水晶粒防振構造」の新テクノロジーを投入することにした。先ずはいっとう重要な球体だが射出成型品のΦ150mm(厚さ2.5mm)を素材として入手した。Φ120mmならばそのまま使えるが見当たらず次回とした。

2xトースカン様な自作の工具でΦ120mm+αの位置にケガキ線を入れてノコで切るが、とんでもない難工事となった。半日がかりでようやく切断して、重量的重心を出しそこへ水晶粒充填用の穴を開ける。フィボクリスタルの最大径10mmが入るだけの穴とする。

3続いてフィボナッチ数列水晶粒を選別混合する。頂上に開けた穴からそのフィボクリスタルの充填を開始する。

4 穴径が小さいにも係わらず充填は楽に出来る。些細なことだが円筒に比べて勝手にフィボクリスタルが半球体に染み渡るようだ。Φ150mmをΦ120mmの位置で切断したから半球体も薄べったくて、カタチが...重量を測定するとこんなに薄べったいにも係わらず620gもあった。これは期待できる。

6音質の変化は歴然で、何とも粘り気のあるピース・ピースとなり、高音部はより金属的な音になった。しかしこれは半球体によるものか?以前の10mm円筒時の重量が240gでこれが620gと重くなったことによるものか?簡単な作業でも同時に2箇所変えてしまったから、どちらが支配的か分からない。

7ただこの半球体で620gと重くすれば音は激変すると分かり、今後の方針は決まった。それにしてもフィボクリスタル半球体cd用スタビライザに比べて、フィボクリスタル半球体ダイレクトcdの音は強烈なり。更に特筆すべきことがある。円筒型の上部蓋はcdr盤を接着しており変芯によるブレが出て回転安定度に影響を与えていたが、半球体は蓋がないから底面の平行度だけ意識すれば回転安定度は向上する。製法上からも半球体にすべきとなり、現在の円筒型を全て半球体にすると積み重ね出来ないから置き場所が...

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2018年11月 7日 (水)

振動力学 フィボクリスタル半球体cd用スタビライザを作る

Mic0画像出展:wikipedia
ウフィツイ美術館は撮影禁止で、残念ながらミケランジェロの真ん丸「聖家族」の写真は撮れなかった。撮れない場合の対抗処置は目が痛くなるほど見つめて、脳へ描き込んでおく。だが脳はrom(読み出し専用メモリー)ではなくてram(読み書き可能メモリー)なため、時間と共にデータが段々変質してしまう。仕方がないのでフィレンツェへ再び観に行くことにしている。耳も同じで、耳の良い人はこの脳への焼きつき方がrom的で消えない。だから音に対して即座に判断できる。だが最近の研究では耳の悪い方がオーディオ進化に大いに役立つことも分かってきて、耳の良し悪しは大した問題ではない。むしろ大事は駄耳でも同じcdを何度も々繰り返し聴いて、脳に焼き付けておくことです。

1ポリカーボネイトの半球体を2個購入した。余りの薄さに30数年前、タミヤサーキットで小学生に混じり電動ラジコンカーを走らしていた頃を思い出した。パワーウエイトレシオからラジコンカーのカバーは薄い方が良い。この手の扱いには慣れているので、さっさとフランジ部を切り取る。余談だが、コーナーで小学生に負けてもチューニング技術は直線でごぼう抜きする。そしてまたコーナーで負ける。

2スタビライザは円筒型を解体して使うから直ぐに接着作業となる。これが滅法難しく手は接着剤だらけでベタベタと汚らしい接着となった。ポリカの半球体に対して底面が平行にしたいがこれが難しい。ここの平行度が出ないと回転ダイナミックバランスが取れない。ベコベコで荷重は掛けられないのでガムテープを2巻重しで置いた。ここまでやって帰宅する。

3早朝出社するが、この時間帯に動いている人間は怪しい。まあ、出会う相手もそう思っているに違いない。ポリカ専用の接着剤は1晩硬化の時間を必要とする。早速はみ出したポリカを切断しヤスリで仕上げて、フィボクリスタルを充填する。先ずは前哨戦でパンパンには充填しない。

4こちらがフィボクリスタル半球体cd用スタビライザの完成図。画像では綺麗に見えるが接着剤でベタベタの体で自慢はできない。


5トップにあるように長年聴きなれたcdを掛ける。円筒のスタビライザに比べて駄耳でも分かる変化で、音楽の芯がさらにしっかりして球体の防振効果の証明が出来た。回転させていると充填密度は上がり、上部に空間が出来てダイナミックバランスが崩れ音飛びする。ここで再度フィボクリスタルを充填して完了となる。念のため重量を測定すると765gあった。

6いやはや、凄いものを作ってしまった。cdのスタビライザはフィボクリスタルの半球体のベコベコ軟体動物が究極となる。ただ出来映えは悪く、たまに音飛びするから正式に作り直す必要はある。画像左のダイレクトフィボクリスタルは後報するが、半球体の大きさと形状が音質に大いに影響がある。今回のベコベコ薄いポリカは、防振を害するに余分なモノ(ポリカやアクリルなど)の影響が少ないからベストに思う。軟体でcdに密着させ且つダイナミックバランスを実現する手法はとんでもなく難しく、思案は続く。一般的な剛体のcdスタビライザは、全方位的に音が良くなるとは限らない。

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2018年11月 6日 (火)

素材力学 Mundorf ネットワークコイル再生

4以前のエントリーから「ofc純銅巻き線トロイダル電源トランスの製作で初めての大失敗になる。ヤッキリ(清水の方言)して巻き解いてクズ線(黄色丸印)にして捨ててしまおう...」ムンドルフ「mundorf」のコイルはニスが加圧含侵してあるため、強引に解くとポリウレタン皮膜まで剥がれて巻き線の内側が裸になる。それを知らずして巻いたものだから失敗だった。

5ところが低電圧の耐圧24v系では全く問題なく巻けた。24v系ならば巻き線同士を離して巻けば裸でも構わない。むしろ裸で水晶粒に直接接触させた方が防振構造上よろしい。ゴミで捨てたろか!と最低身分だったクズ線ムンドルフがありがたいコトに復権した。

Munxdcs Elgar DAコンバータの2個目のofc純銅巻き線トロイダル電源トランスは、この手法を用いた。1次側はsolenのofc純銅線を巻いて100v耐圧を持たせ、2次側は24v耐圧ムンドルフの半分裸ofc純銅線を巻いた。但し音質については全体でデジタルを消し去るほどの激変で、ムンドルフofc純銅巻き線トロイダル電源トランスだけの評価はしていないから、判断はできない。できないがクズ線で捨てようとしていたものが生かせたから、これで良いのだ。

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2018年11月 5日 (月)

無登録商標 フィボナッチ数列水晶粒「フィボクリスタル」

Xtalh社時代もロボットベンチャー時代も特許とは切り離せないのが開発技術者で、異議申し立てをしたりされたり、特許が成立するまでは結構面倒であります。まあ、もうそうゆう時代でもなく無登録商標としよう。最近のフィボナッチ数列水晶粒防振構造は水晶粒を使用する上で究極を感じて、昔ならば理論武装をして特許を出していた。フィボナッチ数列水晶粒防振は長過ぎで自分でも噛むから、英文[fibo xtal」和文「フィボクリスタル」とした。これは無登録商標なり。

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2018年11月 3日 (土)

Bill Evans's unaccompanied piano ピアノソロ

3ビル・エヴァンスの素晴らしい演奏はワルツ・フォー・デビーでもマイ・フィーリッシュハートでもなく、Riverside時代のピアノソロになる。Riverside Contemporary 200 seriesのRLP 12-291 Everybody Digs のピース・ピース「Peace Piece」をベストとして、長年この再生に心血を注いできた。勿論RLP 12-291はオリジナル盤を持っている。この曲が発表された当時は「こんなのjazzじゃあない!」と声が上がったらしいが、もともと少々変わったjazz好みは逆に「これがエヴァンスだ!」と決めた。

5ここの所cdの方が進化して音が良いものだから、もっぱらエヴァンス赤ボックスを聞いている。レコードならばファンタジーレコード「Bill Evans The complete riverside recordings」のビクター盤「ビル・エヴァンス コンプリート・リバーサイド・レコーディング」 vij-5072~89となる。cdのくせして24,000円とは!いい度胸のお代にたまげた。面倒な方はこのボックス1個でエヴァンスはokです。disc7の6曲目「danny boy unaccompanied piano」がたまらなく胸を打ち、これは一体?最近の水晶粒防振構造を備えたcdシステムは、音楽の背後にあるものまで見せてくれるようなリアルさに「danny boy」の陰に気付いた。そして「Peace Piece」を超えてエヴァンスの新たなベストと決めた。

4_2「danny boy」はRiverside Contemporary 200 seriesの単体lpには登場せず、マイルストーンの「Milestone M-47048」2枚組で1983年に初めて登場するから未発表曲になり、周知が遅れた。勿論1985年のBill Evans The complete riverside recordingsには登場している。

7マイルストーン盤にしてもBill Evans The complete riverside recordings盤にしても録音は真空管式テープレコーダampex351を使用したが、レコード発売時期は1980年代となってStuder a820クラスを回したから残念ながら「danny boy」のオリジナル盤の存在は無い。よってcdしか持っていない方でも問題なく、オリジナル盤に対抗しなければcdにも大いに勝ち目はある。
Ampex351 オリジナル盤はなぜ音が部厚いのか?ノイマンu-47マイクはラージダイアフラムの真空管ヘッドアンプ、ampex真空管式テープレコーダ、ウエストレックスの真空管式カッティングマシン、真空管式システムでないと音は部厚くならない。真空管式マスターテープをトランジスタ式のStuder a820で回すと、情報は増えても音の部厚さは消える。その逆、Studer a820で録音したものをウエストレックスの真空管式カッティングマシンでカットしても部厚くならない。音の部厚さとは実に難しい。

1xxここで「danny boy」はなぜ胸打つか?に戻ると、私見だがスコット・ラファロ事故死後のエヴァンスの精神状態を表していたのだと思う。左からプロデューサーのオリン・キープニューズ続いて驚異の白人ベーシストのスコット・ラファロ、エヴァンスに続いてポ-ル・モチアン、この写真の場所に立ちたくてVillage Vangurdへ何度か足を運んだ。キープニューズの場所にロレイン・ゴードンさんがモギリをしており、通常は25ドルのミュージックチャージを払う。ボストンから夜遅く戻り慌ててVillage Vangurdへ駆けつけると、「遅いから15ドルでokよ!」としてくれたロレインさんは、6月9日に95歳で亡くなった。感謝とご冥福と...

6プロデューサーのオリン・キープニューズとなるとRiverside Contemporary 200 seriesの録音が気になる。音色がヴァン・ゲルダーと随分違い戸惑うことも多い。1961年のヴァンゲルダー録音のマッコイのピアノはスタインウエイの特徴が良く出た粒立ち豊かなピアノだが、同年キープニューズのピアノ録音は時々ベコベコピアノで、ピアノの銘柄は?疑問に思うことも多い。マイクはヴァンゲルダーのノイマンu-47に対してソニーのc-37aを使っていたせいもあるのか?経験上マイクで音色が大幅に変わるのは無いし...まあもう歴史に埋もれた文化遺産だから詮索は止めよう。

2Village Vangurdとなると1998年に訪れた時、フロアマネージャーのtomを捉まえて「1961年6月にビル・エヴァンスの歴史的録音がここで行われたが、知っているか?」「知りません...」に唖然とするも、jazzも風化して騒いでいる我らが時代遅れか?
「danny boy」のデータ「Milestone M-47048」2枚組から Danny Boy Recorded At  Reeves Sound Studios クレジット Engineer Jack Higgins、Ray Fowler Producer Bill Grauer, Orrin Keepnews Sides A and B originally released as New Jazz Conceptions, record in New York, September 27, 1956. Sides C and D previously un-issued, recorded April 10 1962, except C1 1956 and C2 December 15 1958。

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2018年11月 1日 (木)

振動力学 フィボナッチ数列水晶粒防振球体

4又してもレオナルド・フィボナッチ(Leonardo Fibonacci、Leonardo Pisano 1170年~1250年)とは、科学者にはレオナルドが多い。お墓はピサのドゥオモ広場の霊廟カンポサントにあり、この時はフィボナッチ数列まで辿り着いていないからお墓参りは当然していない。実はカンポサントを観たくてピサの斜塔側から出ようとしたが、ゲートがありチケット購入なので断念した。次回は畏敬の念を込めてお墓参りしよう。本名のレオナルド・ダ・ピサ(ピサのレオナルド)がいい。フィボナッチ数列の原型はアラビア数字の「ソロバンの書」にあったとされて、それをフィボナッチ流儀でまとめて紹介したからフィボナッチ数列と今日呼ばれている、とあった。だから原型は算盤?

8フィボナッチ数列の説明で最初に登場はオーム貝(ノーチラスNautilus Pompilius)となり、随分昔になるが海外出張のおりに30$で購入してあった。このオーム貝とは長年苦楽を共にしてきたが放置状態で、フィボナッチ数列によりこの度めでたく身分は最上位となった。別段オーム貝の趣味がある訳ではなかったが、シュールレアリズムのモチーフとして購入した。

1画像出展:wikipedia
こちらがオーム貝のカットモデル画像で実に美しい。この形状がフィボナッチ数列で黄金比(golden ratio)となる。

2このフィボナッチ数列自然の法則はオーディオ界にも度々登場しており、医学と一緒で自然界からヒントをもらっている。その名の通りb&wのスピーカノーチラスで、これを上手く鳴らしているのを聴いたことは無いが、音響回折と振動力学でベストな形状と言える。これに水晶粒防振外装を付けたならば究極のノーチラスとなる。「オーディオの究極は球体になる」のブレインストーミングでは、パーカショニストのnakaさんがいち早くb&wのノーチラスに気が付いた。 

3次にフィボナッチ数列で有名なオーディオ製品はカルダスマルチストランドワイヤーで、デノンの若きエンジニアがamp工房へ来た時「このワイヤー凄い!」と持ち主の知らない大発見をしてくれた。その後一気にamp工房の音質は向上した。このワイヤーは台湾出張のおり何気なく入手したもので、凄さに気付かず長い間放置してあった。

6x両方のオーディオメーカともドクター級が研究して成果を出しているから信用しよう。これがフィボナッチ数列の数式で難しくはない。こんな簡単な式で凄い音が出るのだから、どうやらオーディオに難しい演算式は必要ないようだ。下の式は黄金比(golden ratio)となる。

5早速水晶粒をフィボナッチ数列で再配置してみた。画像がフィボナッチ数列水晶粒で、従来の水晶粒に比較して防振効果は見事に改善された。フィボナッチ数列の水晶粒の直径を計算してみると、最小径Φ2.0mmをスタートにして、2.5,3.0,3.5,4.0,4.5,5.5,6.0,7.5,9.0,10.0となりこれをフルイで選別して配合する。b&wのスピーカノーチラスにしても、カルダスマルチストランドワイヤーにしても、それ自身で防振効果をもちあわせており音は良いが、それを真に生かすにはフィボナッチ数列水晶粒防振構造が最適と言える。今後のあんぷおやじ流儀クリスタルドームオーディオ球体は、すべてフィボナッチ数列水晶粒を充填した防振構造球体となる。

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2018年10月30日 (火)

振動力学 オーディオの究極は球体になる 了

0画像出展:wikipedia
もう30数年も前になるのか、まだ画像認識がオーソライズされていない黎明期、米国Reticon社のccdラインカメラを使って量産品の高速形状検査を見事に成功させた。気を良くして次なるプロジェクトは厚みのある素材になり、陰により形状は不安定化し光学系の問題もあって失敗した。ccdカメラはセンサーだから光学系も含めてできるだけ多くの正しい情報を検出しない限り、ソフトウエアではどうにもならない。これがセンサーベース開発の難しさで、胃の痛くなる日々が続いた。オーディオもこれと全く同じで、レコードはカートリッジがセンサーになり、cdではレーザピックアップがセンサーになる。ここで採り損なった音楽情報は、その後のシステムに大枚(ハイエンド機器)叩いてもどうにもならない。

02先日のamp研究会は熱気沸騰!jamstecの「しんかい6500」の楕円体の高耐圧構造から派生して、耐圧の強さ=オーディオの構造体の強さは全方位的に高耐圧を有する球体と解説する。レコードのカートリッジセンサーとcdのレーザピックアップセンサーの最大防振効果は、水晶粒を充填した球体となる。研究者諸氏の反応はよろしく、オーディオ暦の一番長いパーカショニストのnakaさんは「スピーカで球体を見たことはあるが、パワーアンプにラインアンプ、ターンテーブルにcdにdaコンバータが球体とは...そんなのあり得ん!」とたまげる。

1画像出展:はざいやさん
さてオーディオ球体は大口径となるため、これが案外難しい。ダンボールに木工のロクロによる半円球、銅板の金型によるプレス作り、見た目も大事で工業デザイナーの端くれだから、みっともないことだけはしたくない。いつもcdの水晶粒防振スタビライザやcdでお世話になっている、アクリル屋「はざいや」さんで半球体を発見!これはいけそう。
2x半球体でフランジ付きだから2個合わせてフランジをボルト止めすれば球体の潜水艇いや違った、amp,tt,cd,daのオーディオ球体となる。当然この球体内部は水晶粒を充填する。透明若しくはスモ-クブラウンの透明球体から水晶粒がキラキラ見えて美しいし、ターンテーブルにcdにdaコンバータのディスプレイはアクリルを通して見える。構想は良いのだがアクリル若しくはエンビで、果たして強度は出るのだろうか?木工旋盤やロクロ引きが一番良いのだが、削って木屑を大量に捨てるのは省エネに反するし、天文学的金額になり断念した。
3こちらがアクリル半球体の現物の画像で、製法上金型射出成型品と熱した金型に押し付けるフリーブロー品がある。
01x直ぐにやれることは円筒型水晶粒防振構造のcdとスタビライザ、これを半球体として水晶粒を充填する。ミケランジェロがデザインしたヴァチカンのサンピエトロ大聖堂のドームみたいな形状になり、なんだい500年も前からある構造体なのね~。
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amp,tt,cd,daのオーディオ球体においてトロイダルトランスを内臓させるかが第一の関門、内蔵させれば球体は大きくなる。ofc純銅電解コンデンサははなっから内蔵させず、円筒型筐体に決めている。これまで内蔵させると直径が1mとなって、流石のamp工房でも置けない。
5x 先ずはアクリル屋「はざいや」さんの半球体Φ400mmを2個使用して、デザインしてみた。これが本邦初公開の高さ1m超のクリスタルドームオーディオ球体の構想図となる。
その昔、金田先生のアンラーニング思想で気が付きロボットベンチャー成功の一助となった。肝に銘じていることはモノマネをしない、あくまでも自分で生み出す。それの好例が鎖国時代の北斎や歌麿の浮世絵で、鎖国がゴッホやゴーギャンを揺り動かすだけのパワーを持っていた、とゆうことは独自性が如何に重要か。水晶粒防振が正しいかどうかは問題でなく独自性に存在意義があると思うし、オーディオで自分の音を出したいならば拙くても自分の足で第一歩を踏み出そう。

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2018年10月28日 (日)

振動力学 オーディオの究極は球体になる その2

1_2jamstecから大学へ戻った身内は生粋の地震研究者で、余分なコトは言わない。言わないが調べていくと、なんとアメリカのサイエンス誌に論文が掲載されており驚いた。その昔、深海3,000mでドリルを回すモータを開発して欲しいと頼まれたが、無理難題でもあり本業多忙な状況では取り組めなかった。東大地震研にしてもjamstecにしても研究開発に割ける予算はハデに伝わってくるほど潤沢ではなくて、研究者はそこの苦労も絶えない。もっと開発資金が潤沢で無いjazzオーディオ研究所amp工房は、無い方が発明には有利と団塊最後のヤセ我慢に耐えている。

2_2さて、球体と円筒がオーディオにおいて最重要と気付く原点についておさらいしてみよう。先ずは古典管で以前のエントリーから「ナス管s-21型とst-19型について振動力学的に考えると中々面白い。なぜst-19型にしたかの推論だが、ガラス管の強度を増すためと容易に想像がつく。450のs-21型はプレートが長くなり必然的に丸ボールから流線型のナスになり水滴の法則になった。自然の法則からすれば最古の丸ボールとナス水滴型が正解で、s-21型の方がst-19型より振動分布の均一性と寄生振動が起きにくい、などから音が良いとなる...」古典管(真空管)の振動に強い形状は球体と水滴型になる。

3x次はスキャンスピークのスピーカシステムで、初めて紙管の円筒筐体を使い水晶粒防振構造化した。いまだにこれを超える音色の緻密なスピーカは聴いたことは無いが、現在は解体中で聴けない。スピーカの水晶粒防振構造化を考えた時、素直に紙管となった。耐圧で円筒が有利は、外部からの圧力(振動)に対しても力分散が均一で、同じ水晶粒を使用しても効率の良い防振が出来る。

4そして円筒型カルダストランス、これも上記理由と同じでトロイダルコアが丸だったから素直に円筒にした。名工ミルトさんは「同じように作っているがamp工房と音が違う」とこぼしていた。ミルトさんは部屋の広さの関係で立方体へカルダストランスを入れてあり、amp工房より水晶粒防振効果効率が落ちて作り直すと決めたようだ。

5kuraiman社長氏のcdp-337esdを円筒型水晶粒防振筐体に作り変えたら防振効果は抜群で、オーディオシステム全体の印象すら変えてしまった。その原型がコンデンサタワー最上部のdp-11で、名工ミルトさんが自分のcdより音が良いとたまげていたが、これも円筒防振の成果なのだ。下部のofc純銅電解コンデンサもコンデンサ自身が円筒なため紙管の円筒になり、防振効果の効率は良い。

6しんがりは冗談からコマのAccuphase DP-80 CDトランスポートの防振カバーで、ここから全てが始まりそうな予感を受けた。この防振カバーは2段階の製作となり、各段階の防振効果の比較が出来たから何が音をよくするか、明快に分かった。最初から理想的に作ってしまったなら、単に音が素晴らしく良くなった!だけで終わっていただろう。

7第一段階は円筒上部の平面に水晶粒を詰めた。そこの効果は僅かで、耳の良いt-mon君と30年も聴き続けたcdのお陰であんぷおやじが分かる程度の薄い効果だった。第二段階は円筒周囲へ水晶粒を充填した。これは効果絶大で誰でも分かる。ここでjamstecの「しんかい6,500」に繋がり深度6,500mまで耐えられる構造は円筒であることに気が付き、これだ!究極のdcs Elgar DAコンバータでも成しえなかった表現力は、円筒の防振効果の威力だった。

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2018年10月26日 (金)

振動力学 オーディオの究極は球体になる その1

1画像出展:JAMSTEC
身内にjamstecの研究者(現在は大学へ戻っている)が居たためjamstecの動向は良く見ていた。先日も清水港から地球深部探査船「ちきゅう」が南海トラフ地震発生帯掘削計画で出港したばかり。「しんかい6,500」は深度6,500mまで耐えられ、構造の基本は円筒だが楕円体とも表現できよう。

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しかし最も深度に耐えられる構造は球体なのだが、使い勝手から「しんかい6,500」の楕円体となっている。その球体はエンドレスのシームレスの自然の法則で作られており、構造強度や内容積比などずば抜けた特性を持ち、宇宙空間を見れば一目瞭然で分かり、宇宙及び自然の支配者は球体となる。
4オーディオにも球体が使われていた時代があり、それがオーディオ史からすれば太古の昔とゆうところが凄い。厳密に年代を特定すると、画像記事の無線と実験別冊の「hi-fiスピーカとその活きた使い方」が発刊されたのが1968年で、文中の10年前は1958年となり、なんと60年以上も前にさかのぼる。余談だが1968年「hi-fiスピーカとその活きた使い方」を読めば「オーディオは進化したつもり」が良く分かり、当時のmj誌は実に硬派だった。
5なんとかドメインのたまご型スピーカがもてはやされている時代だが、原型は60年以上も前のオールドテクノロジーなのだ。あまりにも有名な球体スピーカは1960年代のビクターgb-1で、当時本気で欲しいと思った。どうやらオーディオの究極は、ハイテクではない温故知新の球体オールドテクノロジーになるのかも?

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2018年10月24日 (水)

振動力学 cd用水晶粒防振カバー 了

1x長年研究開発に携わっていると職業病として常に何やら妄想している為、家人の話も上の空だから時々トンチンカンな返事をして疑われる。そのトンチンカンを認知症と捉えられたらたまったもんじゃあない。ここの所の妄想から生まれた傑作は、どちらかと言うと冗談からコマいや瓢箪からコマで、このcd用水晶粒防振カバーなのだ。

2上部だけの水晶粒防振では片手落ちで、全体を水晶粒に包んだcd用水晶粒防振カバーを作ることにした。最初から作るのは面倒で、現在のcd用水晶粒防振カバーをΦ250mmの紙管に入れてしまおう。
3紙管の隙間に水晶粒を充填する。
4水晶粒の充填が完了したら蓋をしてフェルト張りとなる。
5フェルト張りが完了して完成。
6x深夜の音出しは当然小音量、瓢箪からコマはとんでもない威力で上部水晶粒防振だけでは本領発揮出来なかったコトが分かり、ここまで激変すれば誰でも分かる。語尾に相当する音尾がしっかり表現されて、音の消え際が美しいくらいではまだ未熟で消え際までしっかり見通せる。最後に7.5kgの重力荷重を乗せて全て完了した。
Wsこれは即ターンテーブルにも応用できて、レコードの次なる進化に大いに役立つ。一生懸命レコード表面の水晶粒防振化を考えていたがノーアイディアで、水晶粒防振スタビライザの面積拡大が現在の解決手法だった。全周を部厚い水晶粒防振カバーで覆い、外部からの侵入振動を防止し、併せていっとう問題の内部自己振動も吸収する。今まで真に防振するカバーなど未見で、カバーなど効果ないと決め付けていた。
0あんまり凄いもんだからパーカショニストのnakaさんへ連絡し、会社帰りに寄ってもらう。「ビッチェズ・ブリューの音が大きくない」とたまげていた。1970年、fmのエアチェックで常に引っ掛かっていたのがビッチェズ・ブリューで、スイングジャーナルの児山紀芳さんが聴こう、とゆうものだからレコードを買った。なんだいうるさいロックじゃあないかと最近まで思っていたが、cdの水晶粒防化が進むとうるささが消えて分解し始めた。全周水晶粒防振カバーで遂に分解するとビッチェズ・ブリュー団子は消え去り、マイルスjazzは本当に凄い!が48年も経って理解できた。daコンバータでここまでの音質改善は容易なことではないし、こんなに安い投資でここまで効果が出るとは。cd再生においてcdトランスポートの身分は最上位で、cdトランスポートとはげに恐ろしや...
これは未だ片鱗に過ぎず、この先デジタルもアナログもない真に音楽に近づく手法が見えてくるやも。

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2018年10月22日 (月)

振動力学 cd用水晶粒防振カバー

1最後の仕上げがcdメカ部水晶粒防振カバーの製作で、トップローディングの表面を覆い防振する。効果はあるのか?僅かだが効果はあり、長年聴き続けたcdでないと分からない。その僅かな差の積み重ねが無限の差になるから、やれることはやっておこう。紙管Φ200mmを150mm位に切断し、中底と上蓋の円盤を2枚mdfから切り出し、中底のみ接着する。

2水晶粒の中目を充填したら上蓋を叩き充填密度を上げて、更に過充填とし上蓋を接着する。重しを載せて充填密度の安定化と接着強度強化をする。

3紙管外周にはフェルト赤を接着し体裁を整える。

4最後に上蓋に赤フェルトを貼り付け完成です。イギリス紳士の常用帽子のボーラーハット(フェルト製)に似ている。結構大雑把な出来栄えだが実を取ることで良しとした。最初の目論見は上部と外周に水晶粒を巻きつける予定だったが、大きさと重量で断念した。理想的には全周水晶粒で巻きたい。

7早速試聴で一番効果が出るのが音の静けさで続いて粒立ちが改善された。この成果からみえてくることは徹底したcdpの水晶粒防振構造化で、まだまだ未解決問題が山のようにある。

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2018年10月20日 (土)

振動力学 デジタルが消える日 その1

Mamaxjazzレコードはオリジナル盤に限り、国内盤も重量盤もまるでダメ。オリジナル盤の音は分厚く音色はクリーミーで情報量も多くcdを寄せ付けない。かくしてレキシントン盤とコルトレーンとエヴァンスとガボール・ザボのオリジナル盤の蒐集に明け暮れ、一体どれほど投資したのだろうか?この清水の地に「謎めいたjazz喫茶amp工房」を開店したのが2004年の春、噂を聞きつけ直ぐにやって来たのが割烹わかすぎの若旦那で「cdの方が音が良いに決まっている...」の言葉に「なに言っているんだい!」とその時はそう思い、そして14年が流れた。

0Accuphase DP-80 CDトランスポート電源最強化手法2で、dcs Elgar DAコンバータ電源最強化手法が割り込んでしまい中断となっていたが、実はdaコンバータよりcdトランスポートの方が重要であるコトに気付かされた。dcsにしても得意なdaコンバータに重きを置き、cdトランスポートのメカニズムはフィリップスのcd-proの流れを汲むcd-pro8s?(1,200万円のVivaldi OneにはVRDS NEOを使用)気持ちは分かるが、やはり自社でcdメカを開発しないと片手落ちになる。

1_2我らにはcdメカの開発資金も時間的余裕も無いから、ソニーのbu-1cとbu-10の改造で善戦している。bu-1cのcdメカニズムを全て水晶粒へ埋没させれば完璧だが、可動部分はそれが不可能でその矛盾と戦っている。名工ミルトさんはcdスライダー部のレーザ機構の空間に微細な水晶粒の充填作業をしており、精密作業の極致のように神経を使う。これが最後にはとんでもない結果を生み出すのだが、この段階ではそこまで読めなかった。

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2018年10月19日 (金)

ハルサイ狂奏曲 了

Bernハルサイ狂奏曲がお終いとなった。バーンスタインが1958年にニューヨーク・フィルを振った「春の祭典」が最高傑作と決めていた。ところが埼玉のm氏からゲルギエフの情報を聞き、早速cdを入手すると演奏は過激の過激で凄く、バーンスタインは揺らいだ。

Springしかし過激過ぎ?で正確な判断をしようとバーンスタインのsbmリマスタcdを入手した。このcdから聴こえてくるハルサイはゲルギエフに1歩譲るものの過激でたまげた。ん、これは一体?レコードではcdのダイナミックレンジが出せずこじんまりとしてしまい、バーンスタインの牙が取れてしまった。ハルサイの過激さはストラヴィンスキーの狂気であったと気付かされる...ハルサイ狂奏曲でありました。

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2018年10月18日 (木)

音色力学 cdp-337esd カートリッジを作る 了

Gergxkuraiman社長氏に水晶粒を搬入してもらう。音色力学で進めていたcdp-337esd カートリッジを作るの巻きの完了で、水晶粒充填作業になる。「ゲルギエフのハルサイを聴いていたが、コルトレーンのフリーjazzに切り替えるとホッとする!」とkuraiman社長氏。これは凄い話でコルトレーンのフリーjazzでホッとできるjazzフリークはそう多くは居ない。かくゆうあんぷおやじも全く同感で、ゲルギエフのハルサイを聴いた後にメディテイションをかけると心が穏やかになる。それくらいゲルギエフのハルサイは過激過ぎで、バーンスタイン(ニューヨーク・フィル1958年)のcdを手配した。

1xcdメカをレコードのピックアップに見立て、cdピックアップ移動体空間に微細な水晶粒を充填して第一次作業は完了していた。
2 kss-190aのcdメカはbu-10と呼ぶらしい。(以降bu-10とします)このアルミダイキャストの上面にも水晶粒を充填する為土手(赤)を作る。
3丸型筐体へcdp-337esdの基板、電源などを入れてバラックで動作確認する。この時のディスプレイswパネルはオリジナルの1の状態。
4動作okで全てのパーツの位置出しをする。ディスプレイswパネルは切断が入り2の状態。
5いよいよ水晶粒充填作業で後戻りできない。ディスプレイswパネルは更に切断が入り3の状態でだいぶ小さくなった。切断に当たり丹念に回路図を追っかけた。
6満タンになるように充填する。kuraiman社長氏の水晶粒が足らず、内部に紙管や木片など振動に影響ないダミーを入れる。これは水晶粒節約と過重量を避けるため。
7これが完成画像、オシロのサイン波はテスト用のcdが1万円もしてしまうため名工ミルトさんに作ってもらった。レベルとバランスはokでcdp-337esdのカートリッジの出来上がりです。ソニーのcdp-337esd は大体が2万円以下、トレイの出し入れは要らないからジャンク品でもピックアップさえまともならok。この安物から音色豊かなjazzが再生されて、時代の進化とは一体何を言うのだろうか?

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2018年10月17日 (水)

振動力学 DP-8010の水晶粒防振構造化2

1電源が一番重要だから電源スイッチや効きそうにもないノイズフルターなどを全部撤去し、電源配線を金ヒューズへ直結し更に電源トランスへも直結する。画面上の白い部分がcdメカを撤去したスペースで、ここへ改造なったcdメカを置く。

2先ずはその空いたスペースの水晶粒充填作業となり、t-mon君が担当する。cdは微細な振動を取るために細目水晶粒としたいが持ち合わせていないため、中目を充填している。

3次にヴァイオレンス住職力作のcdメカ覆い箱を充填した水晶粒の上に置き、クリフォードブラウンで音出しをする。「だいぶ音が変わった!」はt-mon君。

4ここまで順調、次にcd筐体上部へ水晶粒充填用かさ上げ囲い板を取り付ける。こうしてcdメカ箱を水晶粒へ埋没させる。DP-8010の問題点はcdメカが中途半端な構造で、cdメカ単体では使い辛く仕方なしにmdfの箱で覆ったが、ここの素材はもっと検討すべき。

5これで一応完成となる。テスト環境がふるっており、パソコン用のチープなヘッドフォンを接続してクリフォード・ブラウンのイン・コンサートをかける。この環境で僅かな音の変化を聴き逃さないt-mon君の耳弁別能力は大したもの。中学1年生になって「なんとか48」を聴かずしてビル・エヴァンスを聴く、凄い中学生が居たものだ。ん!この話どこかで?そうだ割烹わかすぎの若旦那だ、彼もまた松田聖子を聴かずしてエラフィッツジェラルドをマークレヴィンソンのlnp2lで聴いていた、恐るべし高校生だった。耳の育成は幼少からが必要で、我らのように中年で原資に余裕が出来てハイエンドを始めても手遅れでありました。

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