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2010年10月30日 (土)

EMT927 モータ顛末

2drivやられた!

emt927はとんでもないモータ駆動をしていた。音がいいのだからしょうがないか?

トラブルは進相コンデンサのボッシュがいかれて、サブコンデンサの生き残り容量で進相し、手で起動すると何とか動いた。

M1この際だからモータを分解して完全オーバーホールをしよう。

エンドブラケットが2個、ステータ、ロータの4個に分解される。

やたらメンテナンスが入りステータはオイル漬けの様相を呈して、分解と同時にオイルが噴出した。そのせいで回転に粘性負荷が加わった状態だった。

M2ステータはスキューが掛かりその一辺がカットされて、カットされていない部分が凸極を構成している。

所謂リラクタンスシンクロナスモータと呼ばれているタイプで、3相かご型モータから作り出すため近年増えた方式である。

M3ステータとロータのギャップに凸極の様子が良く分かる。

オーバーホールを終えて再組み立て、進相コンデンサを高音質コンデンサに交換して動作させるが...どうも怪しい。

2uvこれからが地獄の責めで何をしても思い通りにならない。進相コンデンサをつけたのだから位相は90度進むはずだが、画像のデータのように60度程度しかずれない。

可変抵抗器がついていて調整するも位相角が無くなる方向しか可変しない。117vのモータを販売店の指導疎かで100vで駆動したツケが回り、モータがイカレたか?

コンデンサ容量を増やすが一向に位相は90度にならないし100vでは起動しない場合もあり暗礁に乗り上げた。

Etstもしかして!と閃いてモータの特性を測ることにした。

いつも通りの逆起電圧の測定方法を持ち出し残留磁束を頼りに測定した。インダクションモータも少ないが残留磁束がある。

Euvあ!やられた!

120度位相ではないか、答えは3相モータだった。

そこで頭を3相に切り替えデータを取る。

インダクタンスは3相とも300mh、抵抗は78オームで見事にバランスしている。間違いない3相のリラクタンスシンクロナスモータで、こともあろうに3相モータを単相で回す奥の手60度位相で回していた。

3drivそうなればあんぷおやじの独壇場でsh7145の100khzサーボアンプを持ち出し3相駆動する。

驚いた事にemt927本体に付いていた時のブーンとゆうモータ音はしなくなり静かこの上ない。サーボアンプの電圧が低く更に電流帰還まで掛けていないので波形は汚いが見事に回る。

3uviu相v相の電流波形はキッチリ120度ずれている。

この時の周波数が2電気角で28hz、約1700rpmで回転、周波数は自在に可変できる。

3vi残念ながら電源電圧がピークで35v、これを目一杯振って駆動した。

驚いた事に3相の正式な駆動をするとトルクの出方が十分でこの電圧でも動きそうな気配がある。

s山さんにemt927はモータ駆動に問題があるのでサーボアンプが必須と伝えよう。唯一無二のemt927が出来る。

Multiconverter DU 937とゆうサイン波発生装置もあるが、モータ駆動の根本を見直すべきでしょう。

興味に引きずられて夢中で解析したが時代背景は怖い所があり当時の技術ではコンピュータを使った3相シンクロナスモータの駆動が出来ず、苦労の跡が分かる。

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