アナログの逆襲 その2
昭和48年、リフトバック2000GTのインパネはデジタルタコメータとデジタル時計で武装され、周囲を仰天させた。
表示器は画像のニキシー管で、dc-dcコンバータを作りdc12vをdc200vに昇圧して駆動した。マイクロコンピュータが発達した現在ならばいとも容易い電子回路だが、ロジックicで組み上げるには結構面倒だった。
腕時計もデジタル全盛でこのまま進むかと思われた。所が安物はデジタルに落ち着いたが、普及品や高級品はアナログに逆襲されてしまった。
デジタルタコメータもまずい!
やはりスミス製スパイ針つきタコメータには適わない。ヒール・アンド・トウ(Heel-and-toe)をやるのにデジタルの数値なんぞ読んでられない。全体のレンジのおおよそこの位回転を上げてギアを叩き込む、となりアナログが便利に決まっている。
とゆう訳で既に時代はアナログに逆襲されていたのである。この現象とレコードは立ち位置が違い、別な意味でのアナログの逆襲が始まる。
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