JAZZの重み
jazzが停滞した現代
なにもかもが
軽くなってしまった
しかし重みとは難しい事でもなんでもなく、単純に使用するビニールの量が多かっただけのコトである。ノーマン・グランツのチャリー・パーカージャムセッションのclefレコード(ヴァーブの前身)、水色レーベル完全オリジナル盤は何と260gをオーバーしている。
一方手持ちのブルーノートレキシントン初期盤を測定すると、195g~210gにばらついているのも面白い。レコード業者さんは200gを重量盤と表現している。jazzの重みを手にした時、レコードをダメにしたのはcdやデジタルのせいでもなく、コマーシャルベースに乗り過ぎてレコード自身が薄く軽くなり自滅したのだと気が付くはずだ。
とまあ、ここまでは誰でも思うがこの先がある。
実は単純に使用するビニールの量が多い分厚い重量盤は振動に対しても強く、レコード自らが振動対策内包型で画期的なのである。
前出のciefもレキシントンも分厚く振動対策なった音は、とてつもないエネルギーを持ちjazzの重みの重要性を訴えかけてくる。
| 固定リンク