リマスターの限界
BLP-1595のマスターテープである。 ご存知キャノンボール・アダレイ(実質マイルスリーダーアルバム)のサムシンエルス。
マランツのターンテーブル開発時はずーっとこのレコードで音色調整を行った。よってブルーノートオリジナル盤の中では一番深い付き合いをしている。
アナログプロダクツ社の45回転盤2枚組入手して比較したが、オーディオ的が45回転盤でjazzのエネルギーではオリジナル盤とすみ分けがついた。問題はリマスター時のテープデッキで、アナログプロダクツ社はstuder a80を使用している。とゆうか殆どのスタジオでstuder a80,a820を使っているのが現状。
studer a820のテープのかけ方から走行、テンションコントロールからジョグ送り及び高度編集機能など、美しいのひと言で参りました!
あんぷおやじがリマスターを担当してもa820を迷わず使う。
この時点でオーディオ的になりjazzのえげつないまでのエネルギーは消えうせるが、骨董ampexを使い世界遺産のマスターテープを破壊の危険にさらす訳にはいかないのだ。とゆう訳でデジタル化も含め、何度考えてもオリジナル盤を越える手法は現れない。
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