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2013年7月 6日 (土)

エリック・ドルフィー

Ericx1961年11月2日
ニューヨーク、グリニッジヴィレッジのヴィレッジ・ヴァンガードはタバコの煙、食器の甲高い音、ざわめき、満員の聴衆は息苦しさを忘れ登場を待った。
インパルスの名プロデューサー、ボブ・シールは若干の不安を隠すかのようにパイプをひっきりなしにふかし煙で霞む。
ルディ.ヴァン・ゲルダーは狭いステージに5~6本のマイクを持ち込み、難しいセッティングに余念がなく、2トラックampex300だけが静かに待機していた。
ヴィレッジ・ヴァンガードのオーナーのマックス・ゴードンは、客の入りに満足げで、このライブは後世に残る名演奏になると確信していた。

冒頭、スピリチュアルのエリック・ドルフィーは伏し目がちで静かな表情とは似つかわしくなく、黒呪文の如くギュルギュルと絞りだしたバスクラリネットの咆哮は、3年と迫ったとわの旅立ちを暗示していた。

参考文献:J.C.トーマス、コルトレーンの生涯

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