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2013年8月 6日 (火)

音の厚み

Traneマンハッタン音楽院出身の女流クラッシックピアニスト、ジータ・カーノ(同級生にトランペットのドナルド・バードが居る)はジョン・コルトレーンの奏法を実に明快に謎解きした。

”コルトレーンが他のテナー奏者と違う所は、全体にわたって同じ強さで音を出せる事で、彼の音は最高音であっても、最低音の場合と同じに澄んだ、力強い、伸びやかな音色である”と分析した。

この分析に感心すると同時に有名なjazz評論家達の中には、音程が狂っているとか不協和音とか論評していたコトを思い出した。そしてこの分析こそがブルーノートjazz再生の奥義と決めた。

ブルーノートjazzは切れの良い分厚い音だが言い換えればうるさいが付きまとい、長年手こずった。それは高音まで同じ強さ風にルディ・ヴァン・ゲルダーが録音しているからうるさいので、これを解決する方法は2つある。

1つは長年先輩方が実践されているカマボコ型周波数特性にしてうるさい帯域をばっさり切る、実に魅力的な分厚いjazzとなる。

もう1つはあんぷおやじ流儀の振動対策で、帯域はそのままで高音の振動による変調を防止して伸びやかな高音にする方式である。この方法をとれば音は分厚くなり、更に情報量が増えてこれまた魅力的なブルーノートjazzになる。

しかし未だ道半ばで日々探求デス。

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