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2013年9月30日 (月)

ヴェローナのアイーダ

Aida01xアレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona)はたいして大きくはないが全体が残っている。丁度訪れた2009年は既にヴェルディのアイーダが公演中で、アイーダのセットを見ることができた。

最近の話題は”ヴェローナ劇場100周年・ヴェルディ生誕200周年記念オペラ アイーダ東京ドーム公演中止”で、お気の毒としか言いようがない。エイ!面倒だ、イタリアのヴェローナまで行って観よう。

Aida0x愛知のオーディオ仲間からレコードが送られてきた。そのオーディオ仲間がamp工房訪問時に持ち込んだレコードがこれ、テバルディのアイーダです。

ジャケットが秀逸、1961年キング、ロンドンで音も良い。羨ましい!と思わず言ってしまった。

1961年当時給料が10,000円程度の時代にlpレコードが2,000円、カラヤンにウ-ン・フィルにテバルディ、何もかもが凄かった。

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2013年9月25日 (水)

WOR Studios, NYC, その2

Lex10blp-1505 The Eminent Jay Jay Johnson, Vol. 1は録音調査には好都合である。

a面は
Capri,Lover Man,Turnpike,
Sketch One,Get Happy
Clifford Brown (trumpet) J.J. Johnson (trombone) Jimmy Heath (tenor, baritone saxophone)John Lewis (piano) Percy Heath (bass) Kenny Clarke (drums)
WOR Studios, NYC, June 22, 1953

b面は
Too Marvelous For Words,Jay,Old Devil Moon,It's You Or No One,Coffee Pot 
J.J. Johnson (trombone) Wynton Kelly (piano) Charles Mingus (bass)Kenny Clarke (drums) "Sabu" Martinez (congas -1/3,5)
Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, September 24, 1954

1953年まではWOR Studios, NYCで録音して、1954年からはRudy Van Gelder Studio, Hackensackの録音となる。その差1年だから、録音機材も時代背景も大差なく、録音エンジニアの腕前がはっきりと分かる。

スパルタンで力強い録音がWOR Studiosで、より音楽的な録音がRudy Van Gelder Studioとなる。Rudy Van Gelder は太鼓やベースが幾分膨らむ傾向だが、あきらかに表情が豊かになり、さすがRudy Van Gelderと感心した。

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2013年9月22日 (日)

アイソレーショントランス

Cdtr2コモンモードノイズ除去でオーディオ帯域所謂ハム除去においてではあるが、アイソレーショントランスは有効である。

mcカートリッジラインでハムに悩まされるならば、電源や信号ラインにベタベタとアイソレーショントランスを入れればハム除去は出来るが、下手をしたら音まで悪くして研究が必要。

理想トランスでは1次、2次は完全分離のはずだが、静電容量成分(ストレーキャパシタ)があり、pwmスイッチングノイズ等のコモンモード高周波成分は筒抜けになったりする。

600オームの信号用アイソレーショントランスを振動対策してcdのラインへ組み込んだ。タムラの汎用品で以前の実験で音は”別に”で直ぐに止めたが、振動対策をしたらそれなりに使える。

トランスは解体してコアと巻き線だけにして、鉄製の缶に入れ防振材を充填する。内部配線はカルダスhexlinkゴールデン5cのケーブルを解体した芯線を使う。

cd臭さが幾分か消えてレコードっぽくなってきた。なんだいcdでレコードを目指すとゆうのは?

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2013年9月20日 (金)

フラットリム盤の威力

Monk02jazzを聴き始めの40数年前にセロニアス・モンクに凝ったことがある。不思議な調子が魅力的で、今になれば我が感性も捨てたもんじゃあなかった。

マンハッタンに住んでいるころ既にモンクは有名人で、電話が掛かってくると”モンクは留守です!”とひとこと言って電話を切った。少々変人だったが気は優しく、マイルスにひどく殴られているコルトレーンを見つけ”そこまでしてマイルスバンドに居る必要は無い、俺のバンドへ来い!”と助けた。

Monk01毎度ながら横道へそれた。

blp-1511 Thelonious Monk - Genius Of Modern Music, Vol. 2 の63rdだがフラットリム盤を手に入れた。
レキシントン盤のフラットリムは高価すぎて手が出ない。

ブルーノート1500番台でフラットリムと玉縁(beadedリムorグルーブガード)が混在した時期は、1957年に起きている。更に1957年には住所がLexingtonから63rdに移った時期とも重なる。blp-1511のレキシントン盤発売年月が1956年の8月で1957年とは1年のギャップで、どうやらblp-1511のフラットリム盤はレキシントン盤にかなり近いと判断した。

Evonce,Suburban Eyes 
Idrees Sulieman (trumpet) Danny Quebec West (alto saxophone) Billy Smith (tenor saxophone)
Thelonious Monk (piano) Gene Ramey (bass) Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, October 15, 1947

Nice Work If You Can Get It
Thelonious Monk (piano) Gene Ramey (bass) Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, October 24, 1947

Monk's Mood,Who Knows
George Taitt (trumpet) Sahib Shihab (alto saxophone) Thelonious Monk (piano) Bob Paige (bass)
Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, November 21, 1947

Four In One,Straight, No Chaser ,Ask Me Now
Sahib Shihab (alto saxophone -1,2) Milt Jackson (vibraphone -1,2) Thelonious Monk (piano)
Al McKibbon (bass) Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, July 23, 1951

Skippy,Hornin' In,Carolina Moon,Let's Cool One 
Kenny Dorham (trumpet) Lou Donaldson (alto saxophone) Lucky Thompson (tenor saxophone)
Thelonious Monk (piano) Nelson Boyd (bass) Max Roach (drums)
WOR Studios, NYC, May 30, 1952

録音クレジットを見るとWOR Studios, NYCだけでエンジニア名が無い。Rudy Van Gelderはリマスターでクレジットされている。又しても WOR Studiosなのである。録音の期間が1947年、1951年、1952年に渡ったことは注目すべきで、1947年の録音は一目瞭然、いや一聴瞭然ナローレンジであり、音の分厚さや名演奏とは別に気になるところ。

フラットリム盤は結局オリジナルレキシントン盤に一番近い位置にあり、新発見だった。

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2013年9月18日 (水)

反骨マイルス

Milesxx天才アルト奏者チャリー・パーカーの前で固まってしまったコルトレーンと、固まらなかったマイルスはその後のjazz人生を大きく分けるコトとなる。

バップの奏法は早吹きでバッパー達はこぞって早吹きしたが、あえてそれを否定してチャリー・パーカーの前でゆっくりと吹いたマイルス。後の自己のスタイルを築く片鱗が駆け出しの頃からあったのだ。

Savoyチャリー・パーカーとマイルスの最初の録音は1945年になり、やはり登場がWOR Studios, Broadway, NYC, である。録音技師は?使用機材は?知りたい事が実に多い。

1945年(マイルス19歳)
Savoy 945   Charlie Parker - Warming Up A Riff b/w Thriving On A Riff
Charlie Parker Rebeboppers / The Be Bop Boys
Miles Davis (trumpet) Charlie Parker (alto saxophone)
Dizzy Gillespie (piano) Sadik Hakim (piano)Curly Russell (bass)
Max Roach (drums)
WOR Studios, Broadway, NYC, November 26, 1945 Savoy

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2013年9月15日 (日)

WOR Studios, NYC,

Worx赤丸印はレコーディングエンジニアの表示だが、上2つの1952年、1953年についてはrecordedとしているだけでエンジニア名が無い。

1954年になって初めてルディ・ヴァン・ゲルダーが登場してくる。

その1952年、1953年の録音はWOR Studios, NYC,で行われている。問題はそのWOR Studios, NYC,で分厚いブルーノトサウンドの原点がきっとあるに違いない。
Miles Davis Sextet
Miles Davis (trumpet) J.J. Johnson (trombone) Jackie McLean (alto saxophone)
Gil Coggins (piano) Oscar Pettiford (bass) Kenny Clarke (drums)
WOR Studios, NYC, May 9, 1952

Miles Davis Sextet
Miles Davis (trumpet) J.J. Johnson (trombone) Jimmy Heath (tenor saxophone)
Gil Coggins (piano) Percy Heath (bass) Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, April 20, 1953

Miles Davis Quartet
Miles Davis (trumpet) Horace Silver (piano) Percy Heath (bass)
Art Blakey (drums)
Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, March 6, 1954

ブルーノート設立の1939年は、一般的にラジオ局の放送の合間にjazz録音していた。例えば最初に登場が
1939
Albert Ammons And Meade "Lux" Lewis
Meade "Lux" Lewis (piano)
probably WMGM Radio Station, NYC, January 6, 1939
となって多分WMGMラジオ放送局録音となっている。

それが1943年になると
1943
James P. Johnson Solo
James P. Johnson (piano)
WOR Studios, NYC, November 17, 1943
となりWOR Studios, NYC, が初めて登場して、以降このスタジオでバップjazzをとり続けた。その後1954年からハッケンサックのヴァン・ゲルダー・スタジオになっていく。

WOR Studios, NYC, の謎解きがブルーノートの音の分厚さの秘密で、継承したルディ・ヴァン・ゲルダー以前と解釈した。

続く...

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2013年9月14日 (土)

HPD385のネットワーク改造

HpdxTANNOY RECTANGULAR YORK hpd385のネットワークの基板外観で、ハンダレベラー仕上げは好きではない、高級機なので是非金メッキにして欲しい。マーク・レヴィンソンがテフロン基板を使ったとゆう情報が入れば、直ぐにテフロン基板も使ったが音は”別に”で、基板の材質はパターンほど音質に支配的ではないように思う。

スマン横道に反れた。赤文字はコンデンサ容量でμfデス。
これを全部作り直すほど根気が無いのでネットワークコンデンサのみ交換するコトにした。抵抗とコンデンサを比較した時、手っ取り早く音を良くするにはコンデンサの交換がよろしい。

Aur角型の如何にも固そうなキャラメルコンデンサが付いていて全部撤去、ここに大量に余っているアウリキャップを投入する。アウリキャップはjazzには不向きだけどクラッシックには繊細さが出て使える。

揺るがすような馬力は出ないがクリーミーできめ細かくなり、これにてTANNOY RECTANGULAR YORKの改造は了とした。

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2013年9月13日 (金)

12インチは傑作

Lexx何でも確認しないと気がすまないタチで、10インチのレキシントン盤を手に入れた。この10インチ盤も根強い人気があり、そう安くは無い。

ブルーノート10インチlpシリーズは5000番台で発売されている。blp-5034ホレスシルバー・トリオの10インチ盤、これに匹敵する12インチ盤はblp-1520で、レキシントンの完全オリジナル盤を持っている。

比較対照は容易く直ぐに答えが出た。同じレキシントン盤でも10インチは若干音がうるさく、12インチには適わない。この12インチ300mmとゆうレコードサイズは、偶然の傑作?

サイズからくる重量の影響で12インチは結果的に振動対策がされて音が良く、これより大きくすれば振動を受ける面積も大となり振動対策に不利が考えられる。大きくても小さくてもダメで、絶妙なバランスの上に成り立っているのが12インチなのだろう。

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2013年9月11日 (水)

レクイエム 9.11

911xxブルックリン地区から

世界貿易センタービルを見る

洒落たリバー・カフェ横の

ブルックリンパークでは

何組かの新婚さんが

記念写真を撮影していた

あれから12年が過ぎて

世界貿易センタービルは無く

世界は変わっちゃあいない

大丈夫かい?地球星

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2013年9月 8日 (日)

Somethin' Else blp1595 オリジナル度チェック

Se1その昔、ベイシーへ行くにはチト遠すぎて、吉祥寺のメグへ良く出かけた。1時間も聴けば十分で、その後はディスクユニオンでレコード探しとなる。

そのディスクユニオンでSomethin' Else blp1595の大名盤を、2諭吉くらいでオリジナル盤として手に入れた。

Se31当時はオリジナルグレードを深く追求できず?マークも多かった。

そこで今回実力の付いた所でオリジナル度をチェックしよう。

いきなりインナースリーブは1966年で年代が合わず、後から適当に追加したと判断する。

Se21

続いてジャケットの住所を調べる。incが付いてこれも年代が合わない。Somethin' Else blp1595は1958年5月発売でincは付かない。

Se41一番重要なレコード盤について丹念に調べよう。

blp1595の住所は47 west 63rd .nycで正しい。dg深溝ok、®なしok

Se5

rvg、ルディ・ヴァン・ゲルダーのマスタリング刻印はスタンプで、これも正しい。

Se6耳マークあり、俗称耳マークだが、プレスしたプラスタイライト社のシンボルマーク、手彫りbn-lp-1595のナンバーでok。

Se79mあり。

レコード盤は紛れも無くオリジナル盤である。ジャケットのinc付きは1959年の10月からで発売の1958年5月と接近している為、混じったと推察する。インナースリーブはオリジナルではない。よって完全オリジナルとは言えない。

Somethin' Else blp1595の音を聴くならばオリジナル盤の結論になる。実態が把握できると身分が確定して、精神衛生上誠に具合が良ろしい 。

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2013年9月 5日 (木)

”philly”joe jones

Phillyxカウントベイシー楽団の名ドラマー、ジョー・ジョーンズと間違えられてしまうため、”philly”をくっつけてフィリー・ジョー・ジョーンズの呼び名とした。

”philly”は出身地のフィラデルフィアの意味。
画像はブルー・トレインから

デカイ音が好きでドラマーに神経質なジョン・コルトレーンは随分とフィリーに支えられたようで、傑作ブルー・トレインを生み出す原動力になった。ブルー・トレインを聴きながら思わず”コルトレーンを支えてくれてありがとう”と感謝する。

とにかくデカイし、黒いし、重たい音で絶妙にリズムを黙々と刻む。多くの歴史的名演奏に顔を出し、多くのjazzミュージシャンを鼓舞し続け、1950年代jazzの顔だった。1985年8月30日没

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2013年9月 2日 (月)

バードランド

Bird2x情報出展:wikipedia
バードランド(Birdland)は、ニューヨーク・マンハッタンにあった往年の名ジャズクラブ。1949年当時ジャズのメッカであった、ブロードウェイの52丁目にオープンし、ジャズの黄金時代を牽引した。名前は、チャーリー・パーカーのニックネーム「バード」にちなんでいる。

とゆう訳で天才チャーリー・パーカーがチキンを好んで食べていた為バードと呼ばれ、jazzクラブの呼び名が”バードランド”となった。
駆け出しでアルト時代のコルトレーンが偉大なチャーリー・パーカーの前で固まっていると、”君はチキンじゃあないだろうね、じゃあ食べないから...”やがてコルトレーンはアルトからテナーに持ち替えた。

Birdrxバードランドは品の良い横長のjazzクラブで、ひな壇席からステージが良く見渡せ音響的にもバランス良く、数多くのビッグバンドも出演している。

1954年、バードランドでハードバップの歴史的な録音が行われた。バードランドの夜、vol1 アート・ブレイキー(Blue Note・1521)録音データ:Recorded at the Birdland on 21 Feb 1954,CLIFFORD BROWN(tp)・LOU DONALDSON(as)・HORACE SILVER(p)・CURLY RUSSELL(b)・ART BLAKEY(ds)

この中でルー・ドナルドソンはヴィレッジ・ヴァンガードで握手して以来ファンになったし、クリフード・ブラウンのトランペットは力に満ち溢れ、手持ちはレキシントン盤ではなく47west盤だが、凄い!のひと言の演奏デス。

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