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2013年9月20日 (金)

フラットリム盤の威力

Monk02jazzを聴き始めの40数年前にセロニアス・モンクに凝ったことがある。不思議な調子が魅力的で、今になれば我が感性も捨てたもんじゃあなかった。

マンハッタンに住んでいるころ既にモンクは有名人で、電話が掛かってくると”モンクは留守です!”とひとこと言って電話を切った。少々変人だったが気は優しく、マイルスにひどく殴られているコルトレーンを見つけ”そこまでしてマイルスバンドに居る必要は無い、俺のバンドへ来い!”と助けた。

Monk01毎度ながら横道へそれた。

blp-1511 Thelonious Monk - Genius Of Modern Music, Vol. 2 の63rdだがフラットリム盤を手に入れた。
レキシントン盤のフラットリムは高価すぎて手が出ない。

ブルーノート1500番台でフラットリムと玉縁(beadedリムorグルーブガード)が混在した時期は、1957年に起きている。更に1957年には住所がLexingtonから63rdに移った時期とも重なる。blp-1511のレキシントン盤発売年月が1956年の8月で1957年とは1年のギャップで、どうやらblp-1511のフラットリム盤はレキシントン盤にかなり近いと判断した。

Evonce,Suburban Eyes 
Idrees Sulieman (trumpet) Danny Quebec West (alto saxophone) Billy Smith (tenor saxophone)
Thelonious Monk (piano) Gene Ramey (bass) Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, October 15, 1947

Nice Work If You Can Get It
Thelonious Monk (piano) Gene Ramey (bass) Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, October 24, 1947

Monk's Mood,Who Knows
George Taitt (trumpet) Sahib Shihab (alto saxophone) Thelonious Monk (piano) Bob Paige (bass)
Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, November 21, 1947

Four In One,Straight, No Chaser ,Ask Me Now
Sahib Shihab (alto saxophone -1,2) Milt Jackson (vibraphone -1,2) Thelonious Monk (piano)
Al McKibbon (bass) Art Blakey (drums)
WOR Studios, NYC, July 23, 1951

Skippy,Hornin' In,Carolina Moon,Let's Cool One 
Kenny Dorham (trumpet) Lou Donaldson (alto saxophone) Lucky Thompson (tenor saxophone)
Thelonious Monk (piano) Nelson Boyd (bass) Max Roach (drums)
WOR Studios, NYC, May 30, 1952

録音クレジットを見るとWOR Studios, NYCだけでエンジニア名が無い。Rudy Van Gelderはリマスターでクレジットされている。又しても WOR Studiosなのである。録音の期間が1947年、1951年、1952年に渡ったことは注目すべきで、1947年の録音は一目瞭然、いや一聴瞭然ナローレンジであり、音の分厚さや名演奏とは別に気になるところ。

フラットリム盤は結局オリジナルレキシントン盤に一番近い位置にあり、新発見だった。

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