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2014年7月31日 (木)

聴く鏡Ⅱ出版記念パーティー 了

Base23x基本的に先生と呼ばないコトにしている。だから菅原さんとか村松さん(村松友視)と呼んでいる。しかし菅原さんから”プロデューサーの八十八君です”と紹介された時、思わず八十八先生と呼んでしまった。よって88レーベルの伊藤八十八さんは八十八先生と呼ぶしかない。

何年かぶりに八十八先生に聴く鏡Ⅱ出版記念パーティーの総合司会とゆう立場でお会いした。タモリさんが古代キリスト教徒みたいと形容した帽子姿は、随分とスリムになった印象だった。

Base3x鍋谷先生(この場合弁護士だから先生)と八十八先生が裏方と表方の名コンビで、聴く鏡Ⅱ出版記念パーティーを懸命に支えていた。

鍋谷先生、どうもお疲れさまでした...了

12月2日追記
鍋谷弁護士から訃報が届く、伊藤八十八先生が亡くなった。68歳でした。時代を作った素晴しき人物が次々と向こうへ逝ってしまう、残念!

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2014年7月30日 (水)

コルトレーンジャズ

Coltampxxコルトレーンジャズは観賞用的娯楽的ジャズに非ずで、芸術の世界へと深く々踏み込んでしまった。ベラスケスやゴヤに会うにはプラド美術館へ行かねばならず、スペインのマドリッドまでの旅費はそれなりに掛かるが、絵画の場合はまだいい。コルトレーンに会うには大金(家1軒分)を投じても全くお手上げで、自前でコルトレーンオーディオ装置を作らねばならない。おまけに揺るぎない覚悟と人生の大半を費やす時間が必要なのだ。

Medx1961年から始まるインパルス時代のコルトレーンは死とゆう絶対状態に進路をとり、トレーンの愛称通り全力でひた走った。アセッションやメディテイションを聴くがいい、これらの魂の叫びは娯楽的心地よいjazzからかけ離れて、ゴヤの黒い絵の時代のような重苦しさに包まれ思わず絶句する。Ascensionx 既に純粋jazz状態を脱して1965年のコルトレーンは、時代が、芸術が、音楽が、jazzが、テクノロジーが、進化したはずの現代をも超越している。アセッションとメディテイションをして、”コルトレーンを聴くな!”と評論されたりしたが、何ともプアーな感性力だな。

Assxそのアセッションだがスペースを音の粒で埋め尽くしてしまい、もうこれ以上表現のしようが無い状態をコルトレーンは作り出してしまった。オレンジ盤のレコード溝は通常のjazzとは違い全周に渡りすれたように見える。

絵画で例えればモナリザの空気遠近法の背景を遠近法を無視してオブジェクトを描き詰めた状態で、鑑賞すれば心穏やかでは居られなくなる。

このスペースを埋め尽くした音の塊を聴いてしまうと、コルトレーンバラードがお茶漬けサラサラになるのだから不思議だ。録音は素晴らしくコルトレーンもこれ以上やることが無いを予感させるし、jazzサウンドの鮮度とエネルギーが衰え始める前夜を思わせる。”コルトレーンを聴くな!”ではなくて”アセッションを聴け!”と言いたいが、オリジナル盤とそれなりのオーディオが必須、手持ちはレアなエディション1でした。

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2014年7月29日 (火)

コルトレーンファミリー

Ampjazzfx物事は同時多発的に起こった。1967年、コルトレーンが亡くなった年、オーディオショップ”あかほり”ではコルトレーンのクル・セ・ママが行く都度睨んでいた。デイブ・パイクとエヴァンスのエピック盤が転がり込んできた。清水で力のあったjazz喫茶”5spot”のマスターk氏からガボール・ザボのドリームを薦められた。
1970年、渡米がままならない頃友人がハワイへ行き、お土産にサンタナのアブラクサスを買ってきた。fmからマイルス・インザ・スカイにビッチェズ・ブリューが繰り返し流れていた。
かくしてjazz人生はスタートするのであったが、三つ子の魂100まででその時に聴いたレコードが47年経った今日でも同じように聴き続けているのが不思議だが、よくよく考えたらコルトレーン・ファミリーなのである。マイルスとコルトレーンは実に親密な関係で色々あったがお互いに惹かれあっていたし、カインド・オブ・ブルーではマイルスモードをコルトレーンもエヴァンスも一緒に学んでいた。
スリ・チンモイ導師の弟子にコルトレーンもサンタナも居てコルトレーン亡き後、かみさんのアリスとサンタナはレコードを製作している。サンタナのアブラクサスではガボール・ザボのジプシー・クイーンがカバーされている...
とゆう訳で1967年から1970年にあんぷおやじ流儀のjazz運命はコルトレーンファミリーの大いなる意志で決まってしまった。

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2014年7月28日 (月)

聴く鏡Ⅱ出版記念パーティー 9

Sakatax遂に始まる!
ナベサダさんと坂田明さんのアルト2管のクインテットが10時過ぎのお開きまで延々と続く。ナベサダさんの謳うアルトに時々フリー丸出しの坂田さんの過激アルトが妙に調和して”jazzとはこうも楽しいもんだ”と初めて気付かされた。家人が”ナベサダさんのアルトで坂田さんが生きたのよ!”とjazz素人は時々凄いコトを言う。

Basie6x当日の野口久和トリオは、ピアノ野口さんベース香川さんのレギュラーに急遽招聘されたドラムの横山和明君の編成で、これにナベサダさん坂田さんの2管が加わり更にタモリさんのスキャットと秘儀(?)が入った。横山君のお隣がはまり込んだ場所で、聞くと”巨匠3人でもう大変”と緊張している。”こんなチャンスは滅多に無い、カンバレ!”と励ましたが後にもっと緊張するハメになった。

Basiex来客の後押しでドラムが和明君から本日の主役ベイシー菅原さんに交代した。菅原さんのドラムはハイハットがシャッ、シャッと絶妙なタイミングで決まってさすがに一流、間近で聴かせてもらうのは一関ベイシー以来になる。

Kazux菅原さんのキックでバスドラがズルズルと前にせり出し、和明君が背をかがめて押さえている。緊張しながらも貴重な体験をしていたのだった。

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2014年7月26日 (土)

最強のボリュームを作る 構造を考える編

Crlxcrlの巻き線型ボリュームの解体画像である。円筒状のベーク板に抵抗体巻き線が円周上に整然と巻かれている。内接巻き線の中央部は接触面でむき出しになっている。そこへ銅製(結構硬度があり純銅ではない)のブラシが接触する。銅製ブラシはプレス品で凸3箇所でスリップリングと接触して音をボリューム端子へ伝える。スリップリングは強度の面からも真鍮が使われている。

Abxx一方Allen Bradleyの10kΩカーボン抵抗は、ブラシにカーボンブラシを使っている。

カーボンブラシとな、
50kwの同期電動機は昭和の40年代では磁石などありえず励磁タイプで当然カーボンブラシとスリップリングになり、定期点検で作業員のお供で良く立ち会った。カーボンブラシは日立に発注して在庫を豊富に持っている。科目は機械修理費であんぷおやじが発注していた。スリップリングがスパークで傷が入りダメになると、jazz先輩のk奈さんの所で砲金で吹いてもらい旋盤加工して納品してもらう。これを9年間も面倒見ていたのでブラシやスリップリングにも滅法詳しい。

閑話休題
Allen Bradley10kΩのブラシがカーボンとなって、ピンとくる人は音にうるさい。カーボンブラシのホルダとワイパ凸2箇所は一体のプレス品で銅製なのだが、硬度があり純度は悪い。スリップリングは真鍮製となる。

どうみても音の良い構造には思えない。思えないがcrlで600円、Allen Bradleyで900円となれば、原価は100円以下で全くもって文句は言えない。Allen Bradleyはメキシコ製でモトローラのトランジスタもそうだが、明るく陽気な音がする。ご冗談を...と言われるアナタ、フェロカクタスの自生するメキシコは乾燥していて気候風土が音を陽気にさせる。音は高温多湿の東南アジア新興国へ持ち込んでから重たくなった。

構造を詳細にチェックしてcrlの音の伸び、Allen Bradleyの音の分厚さ、理解が進み次なる一手の手掛かりとならん。

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2014年7月25日 (金)

聴く鏡Ⅱ出版記念パーティー 8

Sakatax0”サカタが本を出すのでよろしく”と言われて、1997年当時購入しておいた。あれから20年近くが過ぎて、坂田明さんの予見できないjazzに遭遇しサインをもらい、人生長い時間で見ないと答えは出ない。

サカタと呼んでいるので菅原さんの後輩かと思ったが、広島大水畜産学部の学士さんで漁師になりそこなった、とモノの本に書いてある。

Sakataxxサインを書いて頂いている時醸し出す雰囲気は、上品な紳士然とした人格者に感じられ、思わず尊敬の念に駆られる、が一度アルトを握ると狂気のサウンドが渦巻き、一体この落差は...

坂田明さんは初見だったが人格者と演奏にすっかりやられてしまい、一辺でファンになった。

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2014年7月24日 (木)

最強のボリュームを作る 事切れる編2

Crl2何はともあれ断線したCRL巻き線型可変抵抗器(25KΩ,5W カーブ:リニアBカーブ)を解体してみる。青丸印の所で見事に断線して、原因はスライドストレスによる経年劣化で仕方がないか。最大音量の原因はgndライン側の巻き線が断線した為、入力に最大電圧が入った。

CRLの予備が無い為、上海駿河屋さんが上海秋葉原で探し出したAllen Bradleyの10kΩカーボン皮膜ボリュームを登場させた。CRL巻き線型は高音まで抜けが良く現在の常用ボリュ-ムとなっているが、それ以前はAllen Bradleyの10kΩカーボンが常用だった。

とりあえず営業に差し支える為Allen Bradleyの10kΩ(画像左)にチェンジした。まるで表現が違い、ボリュームの存在の重要性を改めて思い知らされる。Allen Bradleyは高音の延びは無いが高音まで音が分厚くなって、jazzならばこれも良い。

何万もする高価なボリュームも使ったが前出のボリュームには勝てず退散、音が良いとは一体...謎の解明はできるのか?

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2014年7月23日 (水)

最強のボリュームを作る 事切れる編

Crl1忙しい最中、更に忙しい事態になってしまった。パンテック エレトロニクスで販売している音のいい巻き線ボリュームが、突然断線した。

オールナイトの真夜中、ブッ!となった瞬間、コルトレーンが最大音量となりたまげて手に持っていた質量を落としてしまった。アッテネーションが無くなりフルボリューム事態なのだ。

同じボリュームは手持ちが無く、先ずはコーヒーを飲み一服、作戦を立てるか、続く...

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2014年7月22日 (火)

聴く鏡Ⅱ出版記念パーティー 7

Nabesadaxナベサダさんが演奏をひとしきり終え、ピアノの野口さんの隣で一服している所へサインをもらいに行く。この本は1969年の初版本で、当時言わばjazzの入門編で手に入れた。

インパルス盤ガボール・ザボのジプシー66にsadao.watanabe,fluteでクレジットされていて驚いた。当時日本のjazz界の第一人者のナベサダさんは、バークリー音大へ留学中にガボール・ザボと一緒になりこのレコードのメンバーになった。

Nabesadaxxこの本は印象深いコトバが多く”渋谷のm&wで演奏していた頃は、一晩やって百円か三百円にしかならなかった。ほんとうにあの頃はコッペパンやコロッケパンを買って暮らしていた...少なくとも流行歌よりはハイ・レベルの音楽をやっているんだというホコリをもっていた...”jazzの聴き始めは結構突っ張って聴いていて”俺たちはjazz人でシャレコマ(歌謡曲)人ではない”だった。

ナベサダさんとお話しするのは2度目で、1996年カウントベイシー楽団のプロデュース時にガボール・ザボの話をして以来。この本を見るなり絶句して”この本は...”後に続く言葉は謎だが、大変驚いていた。サインと素晴らしい演奏に感謝!

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2014年7月15日 (火)

最強のケーブルを作る 了

Cardasxx各スピーカケーブルはcardasクリアと同じ構造のケーブルを使い(入手難)、プラスとマイナス別々に防振構造(下画像黄色丸印)とした。理想は、クロス角度を90度として同ケーブルをツイストしてから防振構造にするべきと技術部長に漏らすと”お代が!”と絶句する。

その通りでウーファ2発スコーカにツイータの左右で、ケーブル総延長が30mにも及ぶ。

Cardasxxx相変わらずアメリカは尺貫法で6feetで$230もするから1mに換算すると約$130となり、これをツイストするとなると$260/mでツイータ線だけでも$1,000となってかなり高価だ。とゆう訳でツイストは断念した次第だが、いずれ究極のケーブルを作るコトになる。それならばいっそクリアを購入したら?となるが、なんせ敵は60万円/mで法外の論外デス。

Cardas3x_2ケーブルで音が決まる有力な仮説は振動対策であり検証には年内掛かり多額な研究費が必要となって、面倒で検証はやめた。検証などと、とろいコトを言っているようじゃあ税金の無駄使いでコルトレーンを聴けば一目瞭然、音が新しくなった。保守的に音を守れば安泰だが2,000年も前にキリストが言ったように”新しいワインは新しい皮袋に入れよ!”で、音を進化させようとしたら”新しいケーブルを使え!”となる。

Ampx現在は最強だが究極の領域に向かったらオレゴンのカルダス研究所へ乗り込み、振動対策の効果を彼らのケーブルで証明したいと考えている。

amp工房の音は新しくなって通常はcdで十分な気がする。だまってcdをかけレコードを回しておくと、レコードの音と勘違いされそうな状況が出来つつあるコトを報告し、また耳の良いamp工房技術部長のケーブル探しの”感”に感謝して、最強のケーブルを作るエントリーは了としよう。

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2014年7月13日 (日)

コルトレーン

Book日本人のjazzファンはコルトレーン派が多い。真面目とか一生懸命とかjazz真摯族に共感を与えるからだと思う。

毎年7月に入るとコルトレーンを思い出す。1967年7月17日午前4時に肝臓癌で亡くなった。日本では熱狂的なコルトレーンファンが自殺までして新聞報道された。

ラングストン・ヒューズの名言
”音楽家のほとんどは貧乏である。だが、彼らの創り出す音楽は、たとえそれが巨万の富をもたらさなくとも、世界の人びとを幸せにする。”

コルトレーンはマイルスほど富んでいなかったが、家族の為に25万ドルの遺産を残し、我らコルトレーンファンに永遠に聴き続けるjazzを残した。今週はコルトレーン追悼週でコルトレーンを流し続けます。

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2014年7月12日 (土)

聴く鏡Ⅱ出版記念パーティー 6

Sakatax突然あたりが騒がしくなり、ナベサダさんから坂田明さんにアルトがチェンジした。皆一斉に撮影しまくる。

時代はフリー旋風が吹き荒れその手の過激派の印象が強い。先日もtvでスガ・ダイロー君とバトルを展開していたがギュルギュルと吹きまくるアルトは圧巻で年齢を感じさせない。

早稲田のハイソで菅原さんの後輩とばかり思っていたが、実は広島大出の秀才でした。お開きになる10時過ぎの4時間、過激で切ないアルトの洗礼を浴びるコトとなった。変えず変わらず不動の坂田明さんはjazzのみならず生き方もフリーなのでしょう。

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2014年7月 9日 (水)

最強のケーブルを作る その5

Cardas10xcardasのワイヤーawg11.5を入手した。売れないのか、売りたくないのか知らないが、cardasワイヤーは前エントリーのクリア芯線の同等品もそうだが在庫が潤沢ではなくて、直ぐに在庫切れで不自由する。

Cardas11xこのawg11.5をツイストペアとして、例えばプリパワー間のrcaケーブルであればプラス線に1ツイストの2芯、マイナス線で1ツイストの2芯、合計左右をあわせると8芯も必要で電線の使用量が多い。

ワイヤーだけの単価が$15/mでrcaケーブル片チャネル分で$60/mとなり、そんなに高価でもなく音エネルギーの増大から考えれば安いもの。

Cardas12x

画像が防振構造ケーブル完成図でご覧の通りプラス線とマイナス線が分離したケーブルとなる。

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2014年7月 6日 (日)

聴く鏡Ⅱ出版記念パーティー 5

Basie7032あっ!タモリさんだ。
客人の立場を象徴するひな壇でタモリさんは最上位に位置し、更に嵐山光三郎さんや村松友視さんの顔が見える。

村松友視さんは清水(市)出身で”時代屋の女房”で直木賞を受賞(後に夏目雅子で映画化される)した作家で、jazz先輩のk奈さんの同級生とゆうコトもあり、このパーティで会うなり”お久しぶりです、k奈さんも体調を崩されて...”と握手すると”いや、もう良くなりましたよ”と逆に教えて頂いた。

発起人を見てサインをもらう著書を厳選しておいた。寺島さんの名前もあったが吉祥寺jazz騒動(殆ど知られていないが)の件があり、寺島さんは来ない方に賭けて著書を持参しなかった。村松さんもk奈さんの所でサインをもらうチャンスがあるので持参しなかった。

本やレコードは全くもって重くて侮れない。家人と小生の旅の支度に大量の本やレコードはしんどいので、ナベサダさん、坂田さんに、鍋谷弁護士から聴く鏡(Ⅰ)の時に”印税に協力”と2冊手に入れておいてあり、都合4冊の持参と成った。

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2014年7月 1日 (火)

聴く鏡Ⅱ出版記念パーティー 4

Sadaoxナベサダさんの演奏が始まり一番前に出て撮影する。この後ステージ左側へジリジリと移動して、はまり込んだ場所とした。お陰で横山和明君やベースの香川さんと会話が出来た。

横山和明君は高校の後輩で、サイラス・チェス・ナットを聴きに行った富士のライブハウス”ケルン”に高校生の凄いドラマーが居ると評判になり、ナベサダさんに見出された。この経緯はNHKで放映されたのでご存知の方も多いと思う。親しいブールースギタリストの横山君のおやじ殿はこのtvビデオを宝物のように大事にしていた。また横山和明君のコトは”聴く鏡”にも登場するので本をお持ちの方は再読してみてください。

ナベサダさんはリードを頻繁に取替え先ずは音を探しているようだった。このポジションは抜群でナベサダさんや坂田明さんの迫真が撮影できた。

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