セロニアス・モンクは飛びっきり良い奴だ!
演奏のことだろうか?麻薬のことだろうか?ボクサー級のマイルスのパンチを浴びて袋叩き状態だった。見かねたセロニアス・モンクはコルトレーンに”サキソフォンを吹きたいからからって、こんなことまで我慢することはない。私のところで仕事をしてみないか。”(j.cトーマスコルトレーンの生涯より引用)セロニアス・モンクカルテットの誕生だった。
カウント・ベイシーにいてビックバンドを振らせる技を持ったドラマー、シャドー・ウイルソン、柳のように上手く合わせるベースのウイルバー・ウエア(ソニーロリンズのヴィレッジヴァンガードではエルヴィンと見事なかけ合いをしていた)御大セロニアス・モンクそして名前を上げつつあったジョン・コルトレーン、ファイブ・スポットが連日立ち見が出るほどの好評を博した。
1956年のコトで名作”ブルー・トレイン”のできる1年前の出来事だった。それにしても、セロニアス・モンクは飛びっきり良い奴だ!
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