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2015年9月30日 (水)

denon dp-3000モータの可能性

3001 テクトロニクスのオシロスコープtds3012は必需品で、海外出張にも常に同行していた我が15年の相棒である。寄る年には勝てず3.5”のフロッピーが壊れてしまい、オシロデータ取りはデジカメ撮影になった。

Dp3000x 先日ラドビアからオーディオ仲間のf沢さんが帰国するや開口一番、”あんぷおやじー、dp-3000の方が安くて沢山あり、何とかなりませんか?”と言われて再評価してみた。

Dp30002 denonのdp-3000カタログの表記によると”ソリッドロータ形トルクモーター”とありその正体は、dp-80と同じ構造のエディカレントモータで、同期モータではないから速度帰還の必要がある。しかもdp-80の3相モータと違い単相モータで且つアウターロータからインナーロータとなり、全てにおいて不利となる。おまけだが、dp-5000のソリッドロータ形2相トルクモータの実態は、dp-3000モータの主巻きと副巻きの電圧を個別としてpwm制御している。更におまけで10数年前、信州松川の某モータ下請け会社へモータ製作依頼で訪問した時、過去の実績としてこのモータが展示してあり、案外近いところで作っていたものだ。プレートにはac. motorとあり、なんだい単相の交流モータかと気にも留めなかったが...

Dp80 アウターロータ(dp-80左画像)とインナーロータ(上画像)のどっちが良いか?は議論の分かれる所ではあるが、あんぷおやじ流儀ではアウターロータと決めている。慣性比が存在して制御をやってみれば直ぐに分かるが、比率は小さいほうが楽に決まっている。ま、高速制御の話でレコードプレーヤ制御の場合は意図的に遮断周波数を下げるから、インナーロータでも大丈夫デス。

3002 さてdp-3000モータを回す為にインダクタンスの測定をする。リード線の色で白ー黄色743mh、白ー橙208mh、黄色ー橙554mh、となり自ずからcomラインが橙、主巻きが白、副巻きが黄色となる。単相モータで回転磁界を得るには主巻きに対して副巻きの位相を90度進める必要がある。これは簡単でサインテーブルポインターの主巻き位置から900ポイント先を読み出せばできて、((sinθ+ 90 )x iqa)の式となる。画像の黄色が主巻きで青が副巻き、見事に90度進んでいる。ここで問題は副巻きのインダクタンスが554mhと高いことで、これは電源電圧を高くする必要がある。

3004 dp-80では22vrmsで動作した駆動電圧もdp-3000では30vrmsになった。周波数も電流を流すために14hzまで下げた。これで主巻き150ma、副巻き50maでまあ何とか動作できた。しかしこの電流波形は最近開発したリアクションシンクロナスモータターンテーブルの電流波形に良く似ていて、インダクタンスが高いと電流波形は美しくない。まあ、cpuを使ったdp-3000モータ制御ならば主巻き、副巻きの駆動電圧は各々自在になり、ブルーノートレキシントン盤を再生しながら、各コイルの駆動電圧、90度位相差の可変、全体の駆動周波数を決める。その意味ではdp-80よりも面倒となる。

Dp30001 さあ、それではdp-3000のモータは使えるか、否か?答えは問題なく使える!のだが、dp-80より不利分に対してモータの精度感を上げる必要がある。メタル軸受けの研磨、スラストボールの研磨と宝石化などチューニング部は満載となる。しかしながら単相モータには大きなメリットがあり、モータコイル2個はステレオアンプでモータ駆動ができて、celloのパフォーマンスでも金田式dcアンプでもモータが回る。あんぷおやじ流儀は真空管アンプとなり、インピーダンスマッチングのトランスが必要で勿論準備する。真空管アンプは2a3シングルのステレオアンプで、optは1次3.5k、2次600Ωとなる。

レコードプレーヤを進化させるならば、美しいモータの開発とそれを美しく回す真空管アンプの開発が必須とならん...

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2015年9月28日 (月)

denon dpー80モータの可能性

Dp802 ddターンテーブルはワウフラ0.03%を引っさげて、古典的ターンテーブルを凌駕?すると信じられて登場したが、今ではdj用か安物のターンテーブルに限定され行き場を失った。その全責任をモータに押し付けられたのでは、たまったもんじゃあない。
さてdp-80用のモータを分解するとロータに楕円にsマークが出てくるが、シナノケンシのマークでdenonへoem供給していた。シナノケンシから依頼されてこのエディカレントモータを設計したのが、teac出身でモータ先輩のn村氏となり、因縁浅からぬモータであります。
Dp804今ではエディカレントモータなんて存在すら知られていないが、積算電力計の回転円盤と同じと思って頂きたい。商売だからマランツでもデノンプロでも磁石付きモータでターンテーブルの開発を行ったが、1950年代のブルーノートレキシントン盤を分厚く再生するには、どうしても交流モータになってしまう。
Dp801 前エントリーの通りターンテーブル用超高速サーボアンプ復活の日々だったが案外早く完了して、解析の終わっていない周波数実験を重ねた。
超高速と謳ったので200khzのサイン波電流制御をやったが、分解能に余裕があり早過ぎで100khzに変更予定。
Dp803 オシロは1dev2.0μsecで2.5メモリは5μsecで200khzとなり正真正銘の世界最速のターンテーブル用のサーボアンプだが、ブルーノートレキシントン盤がより分厚く再生出来なければ意味が無い。
denonのdpー80回路はご苦労様と言いたくなるほど苦心惨憺の跡が見られる。せっかくの3相交流モータながら単相50/60hzに進相コンデンサを付け、こともあろうにpwmのスイッチングで回している。これで音とモータの評価をしろと言われても無理!

Dp809画像のサイン波は時間軸0.2度毎とし縦軸は16bitでソフトウエアで発生させている。黄色と青の位相差は120度、w相は2現象オシロで見えないが同様に120度位相差となっている。これをひずみ率0.1%程度のオーディオアンプで増幅してモータを回す、とここまでは研究済みの部分で、今回は周波数分析についてとなる。
Dp805 dpー80のインダクタンスは173mhあり、周波数が高ければ電流は流れなくなり駆動トルクは周波数と電圧に支配される。dpー80の回路では50hzの電源サイン波をそのまま20khzでpwmしているが、基本波50hzで考える。まずモータ駆動用の電源電圧を±40vで固定する。次に3相交流の周波数を変えてみる。
440hz、回転しない、330hz、回転しない。220hz、回転するが電流が少なくトルク小。110hz、問題なく回る。

Dp806 画像は55hzで、電源電圧±34v、駆動電圧22vrms、駆動電流0.13arms、トルクは十分すぎるほど出ていてシャフトを手で押さえるが止めることは出来ない。これは随分と意味深いことになり、denonの回路では電源電圧±140v、駆動電圧100vrmsのpwmとなっていて効率が悪い。完全なる120度位相のサインは駆動であれば何と電源電圧±34vで必要なトルクが出る。

Dp808 こうなりゃあたたみかけて、周波数を更に下げて様子を見る。周波数28hz、電源電圧±34v、駆動電圧22vrms、駆動電流0.25arms、驚きの柔軟性で電源電圧駆動電圧共に下げられる。上限100hz下限は10hzとしてブルーノートレキシントン盤を再生しながら最適駆動周波数、電圧、電流を求める。

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2015年9月26日 (土)

レコードプレーヤ用超高速サーボアンプ復活

Sh2 最後のプロジェクトがテキサスのrisccpuを使った太陽電池のmppt制御とインバータで、その後から現在まで超効率発電機のメカ屋となり、sh2cpuから3年近く離れていた。100khzや200khzの世界最速電流制御サーボアンプのプログラムをすっかり忘れてしまい、我ながら愉快である。時には忘れてしまうコトも大事で脳のキャパが大したことはないので、余裕を持たせないと発明は出来ない。100khzの電流制御は10μsecで電流p制御を終えなくてはいけないが、その為にトリッキーなアッセンブラが必要で、そこを忘れてしまった。

もう一つ問題はパソコンがウイルスにやられて全てのファイルが破壊されてしまい、あっちこっちのバックアップファイルから重要部分をかき集めた。悪い奴等がいたもので、アッセンブラのソースファイルがグチャグチャになり読み出し不能になった。やっきりして開発パソコンのインターネット配線をワイヤーカッターでばっさり切ったから、ウイルスにはもうやられない。
画像のようにようやく開発環境が整う、ノートパソコンは台湾のacer、lm3886三相サーボアンプ、sh7145,2cpuボード、何と言っても分厚いsh7145のマニュアル、これは本でなければいけない、そしてしばらくは記憶回復のリハビリの日々となる。

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2015年9月24日 (木)

ターンテーブルモータ受難の時代

Emt927 モータ受難の時代で合理化原価低減でペラペラなモータになってしまった。1967年、h製作所清水工場は習志野のモータの増産に合わせて、モータハウジングやエンドブラケットの鋳物ラインがフル稼働していた。湯(溶けた鉄)注ぎで飛び散る火花、ブレーカーの炸裂でもうもうと立ち上がる水蒸気と砂煙、ここにモータエネルギーの原点を見た。やがて合理化が押し寄せ、鋼板を丸めて溶接するハウジングに工法が変わり、鋳物工場は消えた。画像のemt927のリラクタンスシンクロナスモータには、その時代の香りがプンプンする。

Rsckmx_2 某オーディオメーカのターンテーブル開発で、リアクションシンクロナスモーターの開発を行ったが、モータメーカの設計者がまともに設計できなかった。acモータで同期モータ、こうゆう古いテクノロジーは設計資料の上だけで継承されて、自在に設計できる時代ではないのだ。これらのモータを設計していた技術者は我々より年配で、とうに一線を退いている。
Acmxそこで台頭頭してきたのが磁石を使った同期電動機(パルスモータ類)で、こともあろうにデジタルモータなどと称しているが、某なんとかソンの掃除機ならばまだ許せる。(画像左から、ヴィンテージヒステリシスシンクロナスモータ、続いて現代のリアクションシンクロナスモータ、最後に磁石を使ったクローポール型シンクロナスモータ)
M2
3角や4角に回るデジタルモータもどきを使った海外の有名オーディオメーカのターンテーブルの音が良い、などと言われればリラクタンスシンクロナスモータの立つ瀬はないし、正にモータ受難の時代なのだ。

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2015年9月22日 (火)

仮説 cdに罪は無い!

Eric20x レコードとcdを比較するとレコードの方が音が良い!これは周知の事実として認識されている。cdが出た時に、これでレコードを止められると踏んだ(あんぷおやじもその一人)が、そうでないコトが分かるとオリジナル盤の希少性に気づき、人気が集中して高騰した。だからオリジナル盤を高騰させたコトだけはcdの罪である。
1971年のi4004マイクロコンピュータからデジタルエンジニアとしてメシを食わせてもらっているあんぷおやじは、音質についてcdやデジタル方式が悪い訳ではない、と信念している。それが証拠にデジタルテレビの高解像度のお陰で、写真撮影の出来なかったフィレンツェ・ウフィツイ美術館のボッチチェリは、デジタルテレビを通して鑑賞と研究ができる。以下cdに罪は無い!仮説だが、1940年代後半から1960年代中期までのアメリカン真空管jazzに限定される。

Aucuxxx 仮説1
シリコントランジスタのシリコンは周期律表で半金属と分類され、銅等の遷移金属とは一線を隔している。遷移金属の中でも銀、銅、金や真鍮の音質の違いは唖然とするくらいだから、ましてやシリコンは全く違う音質と思える。

2sb638画像のトランジスタ2sb638のウエハは、鉄にニッケルメッキされたコレクタ母材にハンダ付けされている。ベースとエミッタはアルミ線が溶接(ワイヤボンディング)されている。金属素材音の研究の結果、トランジスタに使われている素材の中で音質のよろしくない素材は、ハンダの錫と鉛それにアルミ線が考えられる。

2a3_3 一方真空管の素材は鉄、ニッケル、銅、モリブデン、タングステン等、足もニッケルだからニッケルと鉄が主体の素材となる。(プレートの黒色はカーボン蒸着、もちろん銅プレートが一番良い)この両者の音の比較はよく言われる(固体内を電子が移動するトランジスタ、真空中を電子が移動する真空管)の判断ではなくて、金属によって音質が決まると仮定した。非金属元素のシリコンよりは金属元素の鉄やニッケルの方が音が良い、としておこう。

Bud00x仮説2
さてトランジスタと真空管の音質に決定的な違いがあることを理解?した所でブルーノートレキシントン盤を調べる。1950年代のworスタジオもルディ・ヴァン・ゲルダーもampex300あたりで録音していたに違いない。blp1504の1949年worスタジオ録音だと、ampex200の可能性もある。

Ampexamp_2 ampex200や300の録音アンプは当然真空管になる。ブルーノートレキシントン盤の音のエネルギーはampexテープレコーダとその録音用真空管アンプによって作り出された。現在のトランジスタorオペアンプの録音アンプでは決して出せない音と思える。

Coltrane_3 Coltrane "Live" At The Village Vanguard(Impulse! A 10) は1961年11月3日から5日の録音、証言によると”ルディ・ヴァン・ゲルダーはツー・トラックのレコーダ(ampex351と想像)を1台とマイクを数本持って来ていた...”とある。
スピリチュアルではコルトレーンとエリック・ドルフィが共演、コルトレーンとエリック・ドルフィは兄弟みたいなモノだったから、コルトレーンファンは当然エリック・ドルフィのファンにもなる。

Eric10x エリック・ドルフィのファンならば名盤”out to lucnh”となりレコードを揃えた。1964年のブルーノートはステレオの時代で4000番台となり、レンジは広い分レキシントン盤時代の音の分厚さは消えた。完全オリジナル盤は10万円以上もして手が出ず、我田引水で1964年モノだから準オリジナルでも十分と、負け惜しんだ。
351 トランジスタアンプ式のampex440の登場は”1967 Jan.: AG-440 series audio recorder. "It is a new generation of the 350and 351 Series recorders,”で1967年、奇しくもコルトレーンの亡くなった年と妙に符合する。よってコルトレーンは真空管jazzミュージシャンとゆうコトになる。エリック・ドルフィの”out to lucnh”は画像の真空管アンプ式のampex351で録音されたと想像する。
Lunchさてこの名盤”out to lucnh”の音の比較をすると、cdに罪の無いコトが判明する。一番左が準オリジナル盤で、まあまあ分厚い音が出る。続いて45rpm米盤、レンジは広がったがjazzのエネルギーが消え失せた。続いてオリジナルを忠実なる再現(深溝など外観スペックのみ)した鳴り物入りの日本盤は、音が鈍すぎる。最後はcdで分厚さは無いが安定感のある音に安心感を覚え、鳴り物入り日本盤よりエネルギーを感ずる。
A80仮説3
なぜリマスターの音が原盤と似ても似つかないか?45rpm米盤の能書きに全てが証明されている。ampex200又は300,351真空管アンプで録音したオリジナルマスターテープの真空管サウンドを、こともあろうにstuder a-80 トランジスタアンプでテープを回している。これではアメリカンサウンドがスイスサウンドのクラシック調になるのも当たり前の話なのだ。もっともテープカウンターすら付いていないampexのヴィンテージテープレコーダを回すことなど、テープがジャムったらjazzの文化遺産を破損してしまい、許されないのだろう。
だからオリジナルマスターテープ→ampex300→真空管式adコンバータ→cdとしたら、相当に音の分厚いcdが出来るに違いない。よってcdがデジタルで44.1khzサンプリングでレンジが狭いからの偏見は間違いで、レコードもcdも極めて近い音になり、デジタルテクノロジーやcdに罪は無い。ハイレゾならば解決...お好きにどうぞだが方法論を間違えているから無理!いっそローレゾ(cd初期の14bit)にしてモノラルadコンバータを真空管で作ったら如何?

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2015年9月20日 (日)

krell ksp7bの電源を作る 部品編

31df6x電源が重要であることは再三述べているが、その電源の最重要部品に整流用のダイオードがある。frd(Fast Recovery Diode)に決めて久しいが、日本インターの31df6しか使わない。日本インターのfrdを色々試したら、31df6が真空管アンプにもトランジスタアンプにも合い決定した。残念ながら現在はディスコンだがamp工房では一生使える分?の在庫がある。31df6のリード線はニッケルメッキされているが、中身は熱伝導の良い銅で放熱器を兼ねているから長いまま使い、メッキは丁寧に剥がす。

Rs5xNs5x

抵抗はディールrsかnsの巻き線抵抗しか使わない。丸い導体に電流を流すのが本筋で、角板やカーボンでは具合が悪かろう。このリード線は鉄に銅メッキを施し更にニッケルメッキと手の込んだ作りをしている。ニッケルメッキを剥がして銅メッキ層を出現させる。鉄は具合が悪かろうとrs-2bofcのようにリード線をモガミのofc線に変えたが、音は別にで...鉄は良しとした。

2sd218 エネルギー効率の向上の研究過程で金田式電池駆動のアンプを大いに研究した。その時に2sd218や2sa649を解体して(不埒な!)コレクタ、エミッタ、ベースから直接リード線を出し音質向上を狙ったが、音は別に...で、やはり鉄は問題なしとした。但し電池駆動の20年以上も昔の話で、今になれば技術的未解決としてアルミワイヤボンダ線が決定的に悪いと睨んでいる。この解決方法はアルミワイヤボンダを除去して、トランジスタウエハに金または銅のコンタクトプローブを突き当て配線する方式で現在考案中だが。

Mi15024 尊敬するトム・コランジェロ設計のcelloパフォーマンスは音の線は若干細いもののスピーカ駆動力はずば抜けており脱帽、以降はトムマネで旧モトローラのmj15024,mj15025しか使わない。画像のように鉄キャントップに穴を開けてトランジスタウエハに直接防振材を触れさせて振動を押さえ込む方式を考案し、以降はこの方式が定着した。信頼性は?問題ない。

Ofc 放熱器にアルミは使わない。熱伝導率からも銀、銅、金、アルミとなりアルミは案外良くない、とゆうよりアルミの筐体と放熱器に大金を投じたため、アルミに恨みがあるのかも知れない。現在はofc純銅板99.99%を使い防振材の中に突っ込んで鳴き防止の振動対策をしている。放熱できるのか?自分で設計しているのだから電気ヒータみたいなa級アンプは設計しない。高効率発電機及びパワーコンディショナの開発をライフワークとしているのに、エネルギー効率の悪いa級アンプではチト具合が悪かろう。

Rcorexx 基板は使わない。いやsh2のcpuボードやad,daコンバータボードは仕方なく基板を使っている。信念として丸い導体に電流を流すとしているのに、35μmから100μm(基板のパターン厚)の銅平板に電流を流すのは片手落ちである。ご覧のようにfrdブリッジは空中配線だが防振材が注入されて強制固定される。

CardasxClarity_cap

コンデンサは曲者で大いに苦しんだ。特に電源はフィルムコンに憧れて大容量に大枚投じたが、フィルムのようなスリムな音がする。結局フィリップスの電解コンデンサに落ち着いた。真空管アンプもトランジスタアンプも積極的にカップリングコンデンサを使うようにしている。dcアンプ構成にしてカップリングコンデンサを止めても音はつまらなくなり、むしろ色気づけで多用している。理想は上画像のカルダステフロンコンデンサだが供給が怪しくなり、クラリティ.キャップとしている。クラリティ.キャップで高価なものは品の良い音がしてクラシックに使い、ブルーの安モノ(一番下)がブルーノートレキシントン盤の怒級jazzに合い、これは福音です。

とゆう具合に部品は決定しており、しかも多くの在庫はコリゴリなので定数を限定している。だからしばしば回路定数と合わないコトもあるが気にしない。回路に凝った所でopampの回路を越えられないし、ましてや真空管アンプはもう古典で何処かで見た回路だし、奇をてらったところで大したことは無い。

追記:ラグビーのワールドカップで日本は南アフリカを破り快挙!
東海大ラグビー部花園2006年組からキャップテンのリーチ・マイケル君にフォワードの三上君、木津君と3人も活躍して、誇りであります。そしてラグビー映画”インビクタス/負けざる者たち”の精神性の高い南アフリカに勝ったコトは、随分と意味深い。

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2015年9月18日 (金)

素材とレコードと音と

Aucux 電気抵抗率も熱伝導率も優良順は同じで銀、銅、金、アルミとなり、後方ではニッケル、真鍮、鉄と続いている。周期表と睨めっこしながら素材と音の関連を夢中で研究したが、結局の所よう分からない。こんな研究を大学に依頼しても取り合ってもらえないから、自分で研究するしかない。

Bnx amp工房ではブルーノート1500番レキシントン盤とコルトレーンのインパルス盤、それにプレステッジ&コロンビアのマイルス、リバーサイドのエヴァンスと4種のオリジナルレコード盤しか再生しなくて、これじゃあjazz喫茶とは言えないが素材もこれに照準を合わせている。少ないコトに自信が持てるようになったのも最近で、昔は何千枚所有が自信のより所だったが何千枚を何百通りに再生すると天文学的数値になり、寿命が足りない。究極は10枚のオリジナル盤があれば十分、これを毎回改良したオーディオで新しいjazz演奏してもらえば一生楽しめる。だが究極の10枚と気が付くのに40年以上も掛かってしまった。

Transistors これら4種のレコードには金が一番合うのだが天文学的金額になり無理、そこで銅の登場となる訳だが銅は音をぼかし緩くするので注意が必要、だが変えがたい色気や艶や張りを出してくれる。画像は音の良いトランジスタの開発でトランジスタウエハを4n純銀Φ6mm棒へ銀ハンダ付けし、放熱器兼コレクタ電極は99.99%ofc純銅Φ16mm棒、これで勝てる!と思ったが、音は別にで...
まあ、一応理屈付けから電気抵抗率と熱伝導率の優良順で銀と銅としたが、jazzにはどうやら銀細工が間違っていたようだ。スタインウェイをスタインウェイらしくストラディをストラディらしくするには金と銅、電気楽器やロックならば銀、が現在までの結論になる。

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2015年9月16日 (水)

ビクターddターンテーブル jl-t77 の考察1

Jlt77_2律儀なbj44v190eさんからビクターddターンテーブルの初期型 jl-t77 が送られてきた。理想とするターンテーブルモータの研究の為で、ありがたく借用した。この”初期型”がキーワードでテクニクスのsp-10も同様だが、合理化原価低減の錦の御旗の元では、ターンテーブルモータは面白くない時代になってしまった。

Jlt772 能書き(黄色丸印)にはホールダイレクトターンテーブルとあるから、ホールicで磁極検出するモータで電気角30度ずらしの120度通電方式と読んだ。20極60スロットと明記されており、もしや?...続く

 

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2015年9月14日 (月)

krell ksp7bの電源を作る ac インレット編

In2_2 電源を構成する重要な部品に iec ac インレットソケットがある。ここは電源受電部で大いに音が変わる。手持ちの関係で99.99%,Φ16mmのofc純銅丸棒から大ハンマーで叩き出して(鍛造と言う)電極用の平板を作っているが、生産性の悪いことおびただしい。だから言ったでしょ、オーディオは力なりだって...

流石にへこたれて中国製を探すと、早速”Hi-end純銅24 k ゴールド メッキ iec ac インレットソケット、原文:Hi-End Pure copper 24K Gold Plated IEC AC Inlet socket”の登場、キャッチコピーにやられて英語の得意なm+a氏に注文してもらう。能書きも素晴らしく、99.99%ofc純銅へ金メッキと、もうパーフェクトです!

Description:
100% Brand new, top quality.
10A 250V / 15A 125V
99.99% OFC R-Copper Poles with 24K Gold Plated
gold plated for best signal transfer
Screw locking no need soderling
Easy to fit for wire size up to 4 mm.
果たして実態は?

In1 amp工房へ入荷すると直ちに化けの皮剥がしの儀式となり、直ぐに答えが出る。実に手の込んだインチキ品で、真鍮に銅メッキをかけてPure copperとし、その上に金メッキを施している。こうしてあんぷおやじ流儀では的確に素材と音の関係を判断しているが、鵜呑みにして判断すればワケが分からなくなり、くれぐれも騙されないようにご注意あれ!
 

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2015年9月10日 (木)

krell ksp7bの電源を作る 電源トランス編

Rt1_2 リングトランスの音質評価が終わっていなかった為、今回はリングトランス2個を±20v電源として使うことにした。リングトランスは珪素鋼板を細長ーい楕円にしてグルグル巻くと断面が円になる凄い!アイディアで、信州茅野市にある北村機電の特許デス。かって全国のリングコアトランスメーカは北村機電からリングコアを買っていた。

Rt2 ご覧のようにトランス取り付けとコア固定兼用金具を外し、コアに巻かれていたフィルムやテープ関係は音を悪くするので全部撤去。巻き線固定の怪しいセロテープ?なども撤去して巻き線はアロンアルファでポイント付けし固定、絶縁ワニスもできるだけ除去する。
Rt3 固定具関係が一切無いのでガタガタだが防振材の注入で固定される。それでも波形と電圧くらいはチェックが必要でオシロで見る。トランス2次側の波形が歪んでいてギョッとして失敗か?と思ったが、夜間になるとまあまあの波形で、歪みの原因はエアコンのインバータや太陽電池パワーコンディショナなどのpwmモンのせい?
Rt4 最後に必要な結線をモガミのofc配線材またはカルダスで行う。しかしここまでトランスを解体するのも面倒だし、下手をしたらトランスを破壊する。そこであんぷおやじ流儀のカットコアトランス(ただ巻いただけ)を30年間もお世話になっている特注トランスとコイルのユニオン電機 に作ってもらうことにしている。トランスのコアと巻き線を防振構造にすると音が劇的に変わり、音は電源が出していると認識し音の良し悪しの本質に迫る。
 

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2015年9月 8日 (火)

james ford&naoko jazzコンサート

James1x_2 クレイトン-ハミルトン・ジャズ・オーケストラで活躍、カリフォルニア州立大学(California State University)の教授でもあるJames Ford(tp) ジェイムス・フォード(トランペット)さんと奥方のnaoko(ボーカル)さんのjazzコンサートが9月7日にマーカムホールで開かれた。

久しぶりにマーカムへ馳せ参ずると、なんとe川さんの奥方も今は亡きe川さんの写真を胸にご来場、”やっと来ることができました、7年掛かりました...”の言葉に目頭が熱くなり、時の過ぎ行く止めようもない力に返す言葉が見当たらない。

加藤真一トリオの再会に旧交を温め、真ちゃんのベースの音色の美しさと唄うベースに感動、ゆかりさんは5年経ったら黒いファンキーなピアノに見事な変身、和明君がドラムを担当したナベサダさん坂田明さんタモリさんのコンサート以来の再会で、相変わらず余分なことはしないキッチリとしたドラミングに絶対的安心感を覚える。

james ford さんのトランペットはライクマイルスでありライクリーモーガンであり、マイルスのオールブルースを押し殺したミュート演奏、聴衆を引き込む。ラストのナットアダレイのワークソングでテクニシャン振りが爆発、凄いトランペッター!と思わず飛び上がる。プロデューサーmoriさんの尽力に感謝し”jamesにマイルスをamp工房で聴かせてあげたら如何?”とコンサートを終える。
James2x_2 月曜日は客も少ないしのんびりと自宅からamp工房まで歩いて出勤、すると背後から車が接近”あんぷおやじー探した!”とmoriさんの鼻息が荒い。慌てて店に行きjazzのオリジナル盤を揃えてjames ford&naoko 御一行様を迎え撃つ。マイルスのオリジナル盤をカウンターに並べjames fordさんに自由に選んでもらい次々とかける。
奥方のnaokoさんの通訳で、jamesとはいっぺんで仲良くなった。仲良くなりついでにマイルスの描きかけだが完成の肖像画をロサンゼルスまで持ち帰って頂くコトに相成った。画像はその贈呈式、laにまた友人が2人増えた。
追記:オーディオ各界の皆様からブログ再開激励のメールを頂き、甚だ恐縮しています。先輩博士の意志を接いでの発明と、m+a氏の”あんぷおやじ流儀を普及させよう!”の後押しで、楽を捨てた最終章です。

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2015年9月 6日 (日)

krell ksp7bの電源を作る 電源箱編

Ps3_2 大体がアルミやジュラルミンの箱の音が良い!と誰が決めたのだろうか?emt927レコードプレーヤの音を聴けば、鉄や鋳物の方が腰の据わった良い音であることに気がつく。

そこの結論に至るまでにどれだけアルミ削り出しにお足を投じたコトか、画像のアルミ削り出し箱は、マシニング加工、アルマイト処理、シルク印刷を含めると1台30万円も掛かった。肝心な音は別にで...アルミのプリアンプ、アルミのdaコンバータなど削り出し箱に凝って大量に仕込み、乗用車1台分を不良在庫にした。

Ps1馬鹿げたくらいの投資をしてやっと見えてくるのがjazzオーディオの世界で、まあ智に財産を積んだから良しとしよう。そのアンチテーゼで今はホームセンターの一番安いコンパネをアンプの箱材に使っている。箱材なんか何でも良い、要は如何に防振構造にするかなのだ。
Ps2 こちらが組みあがったkrell ksp7bの電源箱、日曜大工の素人細工で誰にでもできる。真空管アンプを作る場合も同じで、部品取り付ける平板のみ銅板(3.0t)か銅メッキした鉄板(spcc2.3t)を使い他はコンパネを使う。

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2015年9月 4日 (金)

krell ksp7bの電源を作る 純銅ネジ編

M31_2ksp7bの電源はnpnとpnpパワートランジスタを使い、±20vの安定化電源としている。ここで問題がキャンタイプトランジスタの取り付けネジで、鉄にニッケルメッキかせいぜい真鍮になる。これはマズイと純銅のネジを探すが適合するネジは殆ど存在せず、Φ3mm、ofc銅棒で作ることにした。
M32 ダイスでネジを切るがΦ3mm、ofc銅棒は軟らかく剛性が無い為、思うようにネジが切れない。切削油を使い悪戦苦闘すること30分、長さ100mmの全ネジ切りに成功した。成功したがご覧のようにグニャグニャと曲がりネジの切れ具合も不揃いで、愛嬌と言った所デス。
m+aさんと約束した納期からどんどん遠ざかり、全く泥縄式で作業量は一向に減らず増すばかり!

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2015年9月 2日 (水)

純銅削り出しrcaジャック

Rca2x_2rcaジャックを交換すれば音はコロコロ変わり、一応それぞれの音の尺度で推し量ろうとするが、イマイチ明解ではない。あんぷおやじ流儀では純銅が最重要で、素材そのモノの音と軟らかい純銅の固有防振機能で音が良いと決めている。純銅の削り出しにより固有防振機能は生まれるが、軟らかい純銅の旋盤加工は難しく作る手間を考えたら市販品にないかと夢中で探した。画像中央のrcaジャックはred copperと表記された赤い銅?の削り出し品で、こうゆう怪しげな表現は中国製だが純銅ならば中国製でも構わない、と購入した。直ぐに化けの皮が剥がれて、真鍮の削り出しに銅メッキしたモノで流石中国製だが、音は左のカルダスに比べると品の無いエゲツナイjazzになり面白い。右端はamp工房製99.99%ofc純銅端子です。

Rcaこちらのrcaジャックは日本の販社の扱いで純銅に金メッキと表記されていたが、実態は真鍮削り出しに金メッキだった。この販社にその旨ご注意を申し上げたのだが、未だに純銅と表記したままである。

フルテックにrcaソケットとして純銅製品もあるが、削り出しではなくてプレス成型品と思われる。とゆう訳で天文学的高価な製品は除いて純銅削り出しのrcaジャックは見当たらず、自分で作るしかない!

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