« krell ksp7bの電源を作る 部品編 | トップページ | ターンテーブルモータ受難の時代 »

2015年9月22日 (火)

仮説 cdに罪は無い!

Eric20x レコードとcdを比較するとレコードの方が音が良い!これは周知の事実として認識されている。cdが出た時に、これでレコードを止められると踏んだ(あんぷおやじもその一人)が、そうでないコトが分かるとオリジナル盤の希少性に気づき、人気が集中して高騰した。だからオリジナル盤を高騰させたコトだけはcdの罪である。
1971年のi4004マイクロコンピュータからデジタルエンジニアとしてメシを食わせてもらっているあんぷおやじは、音質についてcdやデジタル方式が悪い訳ではない、と信念している。それが証拠にデジタルテレビの高解像度のお陰で、写真撮影の出来なかったフィレンツェ・ウフィツイ美術館のボッチチェリは、デジタルテレビを通して鑑賞と研究ができる。以下cdに罪は無い!仮説だが、1940年代後半から1960年代中期までのアメリカン真空管jazzに限定される。

Aucuxxx 仮説1
シリコントランジスタのシリコンは周期律表で半金属と分類され、銅等の遷移金属とは一線を隔している。遷移金属の中でも銀、銅、金や真鍮の音質の違いは唖然とするくらいだから、ましてやシリコンは全く違う音質と思える。

2sb638画像のトランジスタ2sb638のウエハは、鉄にニッケルメッキされたコレクタ母材にハンダ付けされている。ベースとエミッタはアルミ線が溶接(ワイヤボンディング)されている。金属素材音の研究の結果、トランジスタに使われている素材の中で音質のよろしくない素材は、ハンダの錫と鉛それにアルミ線が考えられる。

2a3_3 一方真空管の素材は鉄、ニッケル、銅、モリブデン、タングステン等、足もニッケルだからニッケルと鉄が主体の素材となる。(プレートの黒色はカーボン蒸着、もちろん銅プレートが一番良い)この両者の音の比較はよく言われる(固体内を電子が移動するトランジスタ、真空中を電子が移動する真空管)の判断ではなくて、金属によって音質が決まると仮定した。非金属元素のシリコンよりは金属元素の鉄やニッケルの方が音が良い、としておこう。

Bud00x仮説2
さてトランジスタと真空管の音質に決定的な違いがあることを理解?した所でブルーノートレキシントン盤を調べる。1950年代のworスタジオもルディ・ヴァン・ゲルダーもampex300あたりで録音していたに違いない。blp1504の1949年worスタジオ録音だと、ampex200の可能性もある。

Ampexamp_2 ampex200や300の録音アンプは当然真空管になる。ブルーノートレキシントン盤の音のエネルギーはampexテープレコーダとその録音用真空管アンプによって作り出された。現在のトランジスタorオペアンプの録音アンプでは決して出せない音と思える。

Coltrane_3 Coltrane "Live" At The Village Vanguard(Impulse! A 10) は1961年11月3日から5日の録音、証言によると”ルディ・ヴァン・ゲルダーはツー・トラックのレコーダ(ampex351と想像)を1台とマイクを数本持って来ていた...”とある。
スピリチュアルではコルトレーンとエリック・ドルフィが共演、コルトレーンとエリック・ドルフィは兄弟みたいなモノだったから、コルトレーンファンは当然エリック・ドルフィのファンにもなる。

Eric10x エリック・ドルフィのファンならば名盤”out to lucnh”となりレコードを揃えた。1964年のブルーノートはステレオの時代で4000番台となり、レンジは広い分レキシントン盤時代の音の分厚さは消えた。完全オリジナル盤は10万円以上もして手が出ず、我田引水で1964年モノだから準オリジナルでも十分と、負け惜しんだ。
351 トランジスタアンプ式のampex440の登場は”1967 Jan.: AG-440 series audio recorder. "It is a new generation of the 350and 351 Series recorders,”で1967年、奇しくもコルトレーンの亡くなった年と妙に符合する。よってコルトレーンは真空管jazzミュージシャンとゆうコトになる。エリック・ドルフィの”out to lucnh”は画像の真空管アンプ式のampex351で録音されたと想像する。
Lunchさてこの名盤”out to lucnh”の音の比較をすると、cdに罪の無いコトが判明する。一番左が準オリジナル盤で、まあまあ分厚い音が出る。続いて45rpm米盤、レンジは広がったがjazzのエネルギーが消え失せた。続いてオリジナルを忠実なる再現(深溝など外観スペックのみ)した鳴り物入りの日本盤は、音が鈍すぎる。最後はcdで分厚さは無いが安定感のある音に安心感を覚え、鳴り物入り日本盤よりエネルギーを感ずる。
A80仮説3
なぜリマスターの音が原盤と似ても似つかないか?45rpm米盤の能書きに全てが証明されている。ampex200又は300,351真空管アンプで録音したオリジナルマスターテープの真空管サウンドを、こともあろうにstuder a-80 トランジスタアンプでテープを回している。これではアメリカンサウンドがスイスサウンドのクラシック調になるのも当たり前の話なのだ。もっともテープカウンターすら付いていないampexのヴィンテージテープレコーダを回すことなど、テープがジャムったらjazzの文化遺産を破損してしまい、許されないのだろう。
だからオリジナルマスターテープ→ampex300→真空管式adコンバータ→cdとしたら、相当に音の分厚いcdが出来るに違いない。よってcdがデジタルで44.1khzサンプリングでレンジが狭いからの偏見は間違いで、レコードもcdも極めて近い音になり、デジタルテクノロジーやcdに罪は無い。ハイレゾならば解決...お好きにどうぞだが方法論を間違えているから無理!いっそローレゾ(cd初期の14bit)にしてモノラルadコンバータを真空管で作ったら如何?

|

« krell ksp7bの電源を作る 部品編 | トップページ | ターンテーブルモータ受難の時代 »