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2015年9月28日 (月)

denon dpー80モータの可能性

Dp802 ddターンテーブルはワウフラ0.03%を引っさげて、古典的ターンテーブルを凌駕?すると信じられて登場したが、今ではdj用か安物のターンテーブルに限定され行き場を失った。その全責任をモータに押し付けられたのでは、たまったもんじゃあない。
さてdp-80用のモータを分解するとロータに楕円にsマークが出てくるが、シナノケンシのマークでdenonへoem供給していた。シナノケンシから依頼されてこのエディカレントモータを設計したのが、teac出身でモータ先輩のn村氏となり、因縁浅からぬモータであります。
Dp804今ではエディカレントモータなんて存在すら知られていないが、積算電力計の回転円盤と同じと思って頂きたい。商売だからマランツでもデノンプロでも磁石付きモータでターンテーブルの開発を行ったが、1950年代のブルーノートレキシントン盤を分厚く再生するには、どうしても交流モータになってしまう。
Dp801 前エントリーの通りターンテーブル用超高速サーボアンプ復活の日々だったが案外早く完了して、解析の終わっていない周波数実験を重ねた。
超高速と謳ったので200khzのサイン波電流制御をやったが、分解能に余裕があり早過ぎで100khzに変更予定。
Dp803 オシロは1dev2.0μsecで2.5メモリは5μsecで200khzとなり正真正銘の世界最速のターンテーブル用のサーボアンプだが、ブルーノートレキシントン盤がより分厚く再生出来なければ意味が無い。
denonのdpー80回路はご苦労様と言いたくなるほど苦心惨憺の跡が見られる。せっかくの3相交流モータながら単相50/60hzに進相コンデンサを付け、こともあろうにpwmのスイッチングで回している。これで音とモータの評価をしろと言われても無理!

Dp809画像のサイン波は時間軸0.2度毎とし縦軸は16bitでソフトウエアで発生させている。黄色と青の位相差は120度、w相は2現象オシロで見えないが同様に120度位相差となっている。これをひずみ率0.1%程度のオーディオアンプで増幅してモータを回す、とここまでは研究済みの部分で、今回は周波数分析についてとなる。
Dp805 dpー80のインダクタンスは173mhあり、周波数が高ければ電流は流れなくなり駆動トルクは周波数と電圧に支配される。dpー80の回路では50hzの電源サイン波をそのまま20khzでpwmしているが、基本波50hzで考える。まずモータ駆動用の電源電圧を±40vで固定する。次に3相交流の周波数を変えてみる。
440hz、回転しない、330hz、回転しない。220hz、回転するが電流が少なくトルク小。110hz、問題なく回る。

Dp806 画像は55hzで、電源電圧±34v、駆動電圧22vrms、駆動電流0.13arms、トルクは十分すぎるほど出ていてシャフトを手で押さえるが止めることは出来ない。これは随分と意味深いことになり、denonの回路では電源電圧±140v、駆動電圧100vrmsのpwmとなっていて効率が悪い。完全なる120度位相のサインは駆動であれば何と電源電圧±34vで必要なトルクが出る。

Dp808 こうなりゃあたたみかけて、周波数を更に下げて様子を見る。周波数28hz、電源電圧±34v、駆動電圧22vrms、駆動電流0.25arms、驚きの柔軟性で電源電圧駆動電圧共に下げられる。上限100hz下限は10hzとしてブルーノートレキシントン盤を再生しながら最適駆動周波数、電圧、電流を求める。

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