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2015年10月12日 (月)

Mark Levinson No.26L 改造手法

01 2004年にjazz喫茶amp工房を開店してから11年が過ぎた。”何だい、この音は!”と文句を言う輩もいるが、1杯500円のコーヒーで11年もお店を続けてこられたのは文句を言うアナタのお陰じゃあない。開店まもなくから11年間、音の悪い時代も黙々と通い続けてくれたy本さんや駿河屋さんや若旦那をはじめ、多くの律儀な常連さんのお陰である。そのy本さんから”プリアンプのMark Levinson No.26Lが何とかなりませんか?”と相談を受けて、調査に入った。 持論になるがMark Levinson のLNP-2Lで、プリアンプは終わったと思っている。このアンプほどエポックメイキングな登場は以降無いし、大体が情報量を増やし音線は益々細くなり繊細緻密なハイエンドへと向かい、真空管時代jazzの再生ではLNP-2Lが限界と知る。

02_2 電源の結合具合を調べると、この時代の象徴的粗結合で明らかに人種差別いや電源差別と思われる。この電源では、おまけのグリコで良い音を出せ!と言われても無理、電源を蜜結合構造として身分最上位の主役にしよう。角型のspragueの6800μfの電解コンデンサは振動に対してアンバランスに影響を受け、樹脂で固められたとロイダルトランスは自分自身で音を悪くしている。ダイオードは非力でヒューズもいかんし、acインレットもいかん。電源は2個独立していて±34vが2回路、+25vが1回路、共に非安定化電源で、プリアンプ内部で±34vを降圧安定化している。電源psl-226はあんぷおやじ流儀のモンスター電源を作り、交換した方が手っ取り早い!

03 基板を見て、おーっ!とたまげる。雰囲気はcelloのパフォーマンスの電圧増幅部基板に良く似とり、ミミズののたくったような独特な基板パターンは同じ設計者に違いない。使用している部品も良く似ていてマドリガルになったが、マークの思想をそのまんま使っているのだろう。ゴチャゴチャして美しくないが、丹念に調べると画像上部が入力セレクターのリレー切り替え部、ここでは手作り金接点リレーを2回路(レコードとcd)投入しよう、ただ沢山は面倒で出来ない。左がイコライザ部、その右隣が安定化電源部、ここでは銀色をしたフラットケーブルをofc電線に変える。右がラインアンプとなる。

44 y本さんが”情けないイコライザ”とこぼしていたが、ここは悩ましい。音線の細さはイコライザ素子とrifaの大きな青い角型フィルムコンでこれらを交換すれば間違いなく音は改善されるが、真空管のような図太いjazzにはならない。ディールの抵抗とカルダステフロンコンデンサの構成によるcr型イコライザ、それに几帳面な国産真空管、電源はモンスター電源とした、あんぷおやじ流儀のスーパーイコライザアンプを作るべし。

05rifaのフィルムコンやwimaのmkpコンが最高峰の部品と言われても当時の話で、重要な音色付けのコンデンサはカルダス等に交換しよう。総じてゴチャゴチャし過ぎの言い訳が多く付いた回路が現代設計で、この傾向は時代と共に益々激しくなり、そして分厚いjazzからはどんどん遠ざかる。そうこうしている間に、気が付いたらアナログアンプ時代は終わってしまった。アナログアンプ隆盛時代のシンボルであるMark Levinson No.26Lは適切な改良を施し、寿命を永らえるべきと信念している。

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