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2015年12月29日 (火)

振動力学 ウーファ防振構造編2

1LAのトーレンスは日本の企業が多く集まっている地区で、その中にサンライト・エンジニアリングがある。カリフォルニアの青い空に下、ジョー・ウヤマの倉庫の外ではスピーカボックスの製作にメキシカン達は余念が無い。ヴィンテージものaltecやjblがゴロゴロと無造作に積んであり、欲しいものだらけで迷うが416-8aを2本だけ$450で分けてもらった。jblとaltecのどちらにするかは人生の分かれ目で、ベイシー菅原さんのjbl2220bはドン!と出るが、amp工房のaltec416-8aはトン!と出る。そして416-8aより515bの方が良いとまことしやかに伝わってきて、416-8a4本は気前良くオーディオ仲間にあげてしまい、515b購入の口実が出来た。以来515bと格闘してきたが、416-8aの方が鳴らしやすくてチト後悔している。その515bの振動対策で4550bk箱から外した。もう4年も前のコトになる。

2毎度ながら面倒に突然気が付いてしまう。何で515bの取り付けフランジが紙で出来ているのだ!cdの筐体を無垢のジュラルミンの削り出しで作りながら、スピーカのフランジの紙を見逃すのはどう考えても片手落ちだ。紙の悪口を言ったがtadウーファのコルク風ガスケットや、他の軟弱素材のスポンジやゴムも同様なのだ。

3 フカフカのプレス紙をメリメリとカッターナイフを使って剥がし始める。剥がしながらこんな軟弱な紙にオーディオを託していたのか、とこの業界の常識を疑う。常識と言えばヴァーチカルツインが登場した時は、腰を抜かした。ウーファが何と頭上にある。“Project EVEREST DD66000”でjblはさっさと止めてしまい、一体どうしてくれる。

4あんぷおやじ流儀は高剛性を基本で考え物事はできるだけ単純化して、面倒から開放しよう。スピーカの取り付けを高剛性で考えた時、2つの手法がある。第一はラスク板を15インチサイズのリングとして、ncレーザ加工機で切断して作る。第二は水晶粒のリングを作る。第一の方式は高額な割りに効果は薄い、第二の水晶粒リングは現在考えられる高剛性防振構造のベストとなる。

5 全く持ってアメリカは尺貫法で困る、取り付けボルトがインチで簡単には手に入らない。そこで現状ボルト長さのテンポラリーだがΦ12mmの熱収縮チューブに水晶粒を充填して、515b用15インチの防振リングとした。理想的にはΦ25mm位の熱収縮チューブとし長い尺貫法ボルトを手に入れて、何れやったろ。

6 フランジには8個穴が開いていおり、取り付けボルトで4個使い残りの穴を利用して結束バンドで水晶粒リングを515bのフレーム縛りつける。しかしこの縛りつけは振動力学的によろしくないので、次回はここを改善しよう。そして取り付けボルトを串刺しにして見事に水晶粒防振構造が出来上がった。作業の翌日roaは、音が澄んでいると言う。オーディオ素人にも直ぐ分かる激変振りで、自分から発した音圧で寺内貫太郎式にじぐるって真っ赤になり515bの音を濁らせていた。これは重大な発見となり、ドライバ288-16gとツイータ1502も同様な振動対策を行った。しまった!又しても面倒に巻き込まれた。

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2015年12月27日 (日)

振動力学 ウーファ防振構造編

1バイワイヤカルダス端子を防振構造にしただけで、音に色気とエネルギーが増した。この一連の作業は次々と今までの常識を覆すアイディアへと繋がる。現在製作中のマドリガル・マークレヴィンソンのプリアンプ26lの電源箱は内部に水晶粒、筐体外側の底にラスクを貼り付ける予定だった。これはラスクメーカがそうしているから疑問を持たずに真似しただけで、これでは効果が薄いと気付いた。あんぷおやじ流儀は筐体内部底にラスクを敷き、その上に水晶粒を充填する。アンプの底もcdの底もラスクを敷くべきで、ラスクメーカ方式では痒い所に手が届かないから防振効果も少ない。

Stravinskyx 数少ないオーケストラのコンサート経験だが、サントリーホールのマリス・ヤンソンス指揮の火の鳥は、音が団子になることなどなかった。レコードをかけるとクラシックはどうしても団子になりうるさいが、これは録音が悪い!とレコードのせいにしていたが、最近のamp工房の音は段々うるささが取れ団子が解れ始めて、深慮する。

2 そうか!全ては振動により音に変調が掛かり、振動によりあるはずの無い余韻の重なりで団子になると推論できるから、レコードに罪は無くまたしてもこっちの責任だ。しかも振動最後の砦はウーファでホーンといいながらも箱に入っていて、自分の音圧でスピーカの電気系はモロに振動を受けており重要な部分が野放し状態だった。

3x 既にウーファに限らずスピーカには振動対策をしてあり、それについては稿を改める。今回はカルダス端子から派生した手法で核心を突いていると思う、思うが実現はかなり難しい。既に端子は純銅になっているが、スピーカのフレームから振動絶縁して更に防振構造とする。錦糸線は金線になっているが、これを防振構造にする。錦糸線はフレキシブルで軽量と実現がかなり難しいが、もしかしたら長年の団子が取れるのでは?の期待で正月に大工事をやる羽目に...

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2015年12月25日 (金)

振動力学 バイワイヤカルダス端子防振編

0_2 オーディオ振動力学における、水晶粒3次元接触防振構造の威力をまざまざと知ることになる。バイワイヤ接続端子はカルダスのccbp s ”本体は純銅削出でバインディングナット:も純銅削出、締め付けナットは真鍮”を使う。このケーブル締め付ナットの純銅は振動に強く、裸で使っても抜群に音の良い端子である。その高性能な端子を、こともあろうにアルミのペラペラな板に無造作に取り付けて、何年かが過ぎた。

01_2 最近の振動対策はむき出しの端子やrcaジャックにまで及び、どうも気になる。がしかし1箇所くらいはたいしたコトはなかろうと見過ごしてきた。ところがせっかくのDuelund社銅コンデンサの効能が薄れてきた今、思い切ってこの端子を水晶粒で埋めてしまうことにした。
Ccbp 作業は極めて簡単でccbp端子を水晶粒で包むだけなのだが、画像の右下カルダスゴールデンリファレンスのバイワイヤ線がむき出しでここも何とかしよう。そこで端切れの板を使い箱を作った。ついでに左側赤いカルダスワキヤーも位置を下げて、まとめて水晶粒に埋め込む。
8 板材を切った張ったのたった一晩で作り上げる形相は、我ながら狂っていると作業しながら思う。深夜のジグソーのギャ~ンに少々気が引けるが、ひるまない。明け方完成でペンキを塗ってボロ木を隠す。
Cresxたったこれだけの作業!余りの激変に慌ててm+aさんと John Coltrane - Crescent(Impulse! A 66)John Coltrane (tenor saxophone) McCoy Tyner (piano) Jimmy Garrison (bass) Elvin Jones (drums) Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 27, 1964 から何時もの”Wise One ”をかける。冒頭のコルトレーンのボ~に思わず”色気がある!”とm+aさん。制振材や防振材は使い方を間違えると、音楽吸血鬼にもなり色気など吹き飛んでしまうが見事に分厚く色気を出し、制振、防振の数少ない成功例と思える。

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2015年12月23日 (水)

DP-80を回した!

Dp802 オーディオ仲間の金田式アンプ・ファンのささやき さんのブログを拝見して、たまげた!
何とdenon,dp-80を自力で回してしまったツワモノが居る。その方はHir*hir*183さんで、レポートも上がっているので拝見したが、ツボは心得ておりお見事!

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100の理屈を唱えるよりも、先ずは実行してしまう行動力に脱帽。サイン波出力に出ているデジタルピークはpid制御演算結果で、フィルターを使わずこれを無くす手法を何れ説明する。

Takahasi レポートの中に登場する”C言語によるモータ制御入門講座”の高橋久教授の名前を見て、懐かしくなり数々の武勇伝を思い出した。教授とは長い付き合いで30年にもなる。相棒と言っては失礼にあたるが教授と組んで数々の難事件、いや難開発を解決してきた。大学の研究室で徹夜になることもしばしば、深夜に教授の自宅まで送ること度々、いやはや凄い教授である。

Pdx2000その武勇伝のひとつ、2001年頃だからもう14年も前になるか...マランツ~ベスタpdx2000のdj用ターンテーブル開発で、高橋教授にはマトラボなど駆使してターンテーブルのダイナミック状態解析及びシュミレーションしてもらい、あんぷおやじが実機でpidアルゴリズムを構築して出来上がった変幻自在なdj用ターンテーブル制御アルゴリズムは唯一無二で、現在もターンテーブル制御の中核を担っている。

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2015年12月21日 (月)

振動力学 水晶粒スーパーケーブル編6

0無造作と偶然は似ているが行動の原点が違い、偶然は真面目にコツコツと励んでいると神様が与えるご褒美で造作と同義になる。オーディオに関しては随分と無造作で無為に過ごしてしまい、時間の浪費が多かった。ごついy端子があり裸接続より良かろうと、無造作にカルダス防振ケーブルの先端に取り付け、カウンターポイントモンスター電源の±カルダス純銅端子とヒータ電源端子に接続していた。時が経ちすっかり忘れていたが、rcaや電源端子の振動に弱い所探しでこのy端子を発見!早速削ってみると間違いなく真鍮で随分と音を悪くしていた。プリアンプは音色を付けるため被害甚大で、カルダスワイヤーを輪作りしてネジ止めすると、ドカーンと音楽が開放されて今まで構築した音が崩れてしまい大いに焦る。エネルギーを強烈に放出し始め、どこの振動を抑えたらまとまるか悩ましい。

1 さていよいよ防振構造の水晶粒スーパー電源ケーブルの製作法について述べる。線材はカルダスワイヤーのawg11.5に決めている。クリスタルビヨンドの芯線もどきがベストだったが、販売代理店の在庫が無くなり入手が不可能。ツイストペアは手で丁寧に捩る。昔やっていた電気ドリルで一気に巻く方法にしたら、キンクが出来てしまい貴重な電線をパーにした。
2 電源の交流ライン用に2本分のツイストペア線を用意する。アース線は無いがこの理由については電力技術者の言い分があり、稿を改める。熱収縮チューブのサイズが水晶粒の量を決めて、ひいては音質に大いに影響を出すため試行錯誤になる。
4 現在はawg11.5の場合で熱収縮チューブΦ30mmでベストの音質となっている。ツイストペア線を熱収縮チューブに通し結束バンドでギリギリ締め上げ、水晶粒が漏れないようにする。
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5 熱収縮チューブの開放口から水晶の粒を入れ込むのだがこれが面倒で、全作業中大いに改善の余地がある。水晶粒のサイズについても音質に影響が出る為、更に研究を重ねるが多分ある程度のサイズのミックスなると思われる。
6 へこたれずに熱収縮チューブに水晶粒を流し込み、叩くシゴクを繰り返してして水晶粒がパンパンになるまでがんばる。難しい理論を振り回すオーディオが土木作業的で機械作業的になり、どんどん電子工学から離れていくサマが実に痛快である。続きます...
8 本日は伊豆のDCアンプmania さんの久々のご来店でオーディオ談義に花が咲き、発電の打ち合わせにみえていた東海大の若き研究者のs田さんにi波さんも加わり、amp工房はチョットしたブルーノートレキシントン盤鑑賞会と相成りました。DCアンプmaniaさんとは同じような経験をしており意気投合した。その最たるものがタムラのトロイダルトランスで、音は素晴らしい!巻き線職人が居なくなる!2度と手に入らない!などまことしやかな風聞にやられて10個も大枚投じた。氏にamp工房特製のタムラトロイダルをお見せし、アルミの円筒缶を破壊して樹脂で固められたケースからトロイダルをノミで掘り出した武勇伝を披露し、トロイダルに罪は無いと説明をした。結局の所振動力学的にeiコアの方が音は良くなるが、トロイダルだって開放して水晶粒で防振すればamp工房2a3アンプの音になるから問題ない。DCアンプmaniaさんは駄耳と謙遜されていたが、いやいやたいした審美耳で恐れいりました。若き研究者達に日本の未来も大丈夫と信じられるが、余りにも政治を含めた取り巻く環境が厳しく思わず、がんばれ!とエールを送った。

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2015年12月19日 (土)

振動力学 スーパートランス編

Sinok 純銅に替えると音に緩み感を与え、金と同じでレンジが狭いと錯覚する。経験則による主観だが、金属聴感を図示化すると画像のようになり、真鍮は痩せる為音が粒立ち、ピアノは転がりピキーンとエッジが立ち、ジルジャンはシーンと伸びやかになり、jazzにおいては誠に心地よく、それが正解かと思っていた。純銅や金は音が膨らみ見かけ上高音が落ちたような印象を与え、それが原因でレンジは狭いとなるが音質はナチュラルで癖が無く、緩んだ分は他の手立てを考えよう。かくして純銅化で緩み、純銅化で緩みを繰り返して音はどんどんエネルギーを持ち、音の分布がピラミッド状ではなくなり円柱状になって、コルトレーンのリードを歯軋りする位強く噛んで、高音まで同じ太さにした音作り奏法を参考にしている。

1 y本さんのマドリガルマークレヴィンソンのプリ26lの特注電源トランスが、やっと入荷した。流石のユニオン電機もコアとコイルがガタガタで良いには大いに戸惑い、納期が結構掛かった。カットコアで200va2個は、オリジナルのトロイダルトランスがおもちゃに見えるほどの迫力だ。画像はユニオン電機社内検査のためリード線に耐熱チューブを被せ、コアの隙間に絶縁紙が挟んである。

2 早速トランスを解体して仕上げ作業に入る。カットコアはバンドで締め付けてある為緩めて分解するが、指示通りワニス等は使用していないので実にスムーズに分解できた。カットコア面は磁気ロスがあるため研磨してあり、この美しさはユニオン電機の真骨頂である。

3 予定ではコイルの内側絶縁紙も外してしまいガタガタにする予定だったが、Duelund社銅コンデンサの外皮が硬質の紙を使っていたコトを思い出し、ユニオン電機の紙も硬質で良しとして撤去は止めた。

4 トランスリード線の耐熱チューブを外して、更にこれも指示通りだがトランス巻き線の仮固定用のテープを剥がす。これでコイルがむき出しとなり、水晶粒が直接触れてコイルの振動を抑える。

5_2 一番面倒がポリウレタンコーティングで剥離に往生する。リード線をコイル引き出し部直近で切断するため、オヤイデの剥離材を使う訳にはいかず、カッターナイフで丁寧に剥ぎ取る。

8 いよいよ最終工程でカットコアにコイルを挿入してバンドで締め付ける。m+aブランドシールを貼り付けてamp工房特製のスーパートランスの完成となる。たかがトランスだが、ここに到達するに随分と時間を費やし、ユニオン電機の協力で理想的なトランスが出来た。

7 音は電源が出し、トランスの良し悪しが全てを決める。昔、金田先生がotlアンプのトランスレス方式を作られてたまげたが、気持ちは分かる。電源に蜜結合はトランスレスに限るが、その後消えてしまったのは余りにも電源が汚いため、その汚いに蜜結合してしまい好結果が得られなかったと推測する。電源トランスの音はコアの材質やコイルの銅純度や構造よりも、水晶粒による3次元接触防振構造が決定的な影響を与える。

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2015年12月17日 (木)

振動力学 帰ってきた本と振動対策

1 本人は1年半くらい前とおっしゃられていたが随分昔のコトのように思え、まあ何れ返ってくるだろうと気にも留めていなかったが、貸し出した時と同じように突然返ってきた。jazz好きのオーディオ少々好きの若い女性で、確かツイストペアの防振機能の発見で夢中になりケーブル作りをしていた休日のコトだった。jazzオーディオとなればベイシー菅原さんの執筆された”ジャズ喫茶ベイシーの選択”で、知り合いの直木賞作家より凄い文体でバイブルであるから、自信を持って貸し出した。そして又しても定休日で、防振すべき箇所の大発見で汗だくになりながら夢中で作業をしていると、突然”遅くなりスミマセン!”とジャズ喫茶ベイシーの選択を返しに見えられた。近頃の純銅化と銅コンデンサ化にエネルギーが爆発して、爆発すると始末に負えなくて必ず振動対策をしなくてはならない。”あなたは不思議な人ですねえー、レキシントン盤が劇的に変わるその節目にみえる...”

4 rcaプラグの純銅化は適当なモノがない為、Φ16mmofc(純度4n)丸棒を加工して、それに日立電線のofcのrcaプラグ中身を取り出し合体して作っていた。この音はカルダスのrcaプラグ(真鍮に金メッキ)を軽々と超えてしまい、純銅化必須の促進剤となっていた。

3_2 しかしながら日立電線のofcのrcaプラグは既に生産中止で入手は不可能、そこでフルテックのft-111gを使うことになった次第。早速カルダスゴールデンリファレンスのrcaケーブルを凌駕するケーブルを試作した。m+aさんにテスター的正確な耳で評価を頼むと、低域は良いが高域が耳に付くと評価が出た。

5 やっぱりな!
想像通りでft-111gのステンレスカバーが最悪、あんぷおやじ流儀はカバーも分厚い純銅、これには意味があり純銅そのものは振動に強く、フルテックのペラペラステンレスカバーは純銅よりも振動に弱い。いったい制振構造と言いながらメーカは何を考えているのだろうか。これじゃあ、真鍮カルダスにも勝てない。とりあえず苦労してカバーを付けてしまった為、ステンレスカバーまで水晶粒防振構造とした。

7x まあ、フルテックに悪態ついたって購入したあんぷおやじの自己責任、カバー以外は問題ないのでカバーを作り直すコトにする。さてこのrcaカバー事件は振動対策箇所の発見に繋がり、振動の影響を受けやすい順番はレコードのrca、続いてcdのrca、純銅のスピーカ端子や電源端子となる。画像の実験装置はrcaジャックとプラグ部を水晶粒で埋め尽くしたモノで、おったまげる程音が変わり、rcaのジャックやプラグは純銅製の上に完璧なる防振構造が要求される。

Szabox 45年経っても見つけられない真実で、この先決して見つかりそうにもない真実がこのレコードで、一体どこまで凄い演奏に変化をし続けるのだろうか?テクノロジーの世界に身を置くコトやはり45年、真実若しくは真実に近づくことが対価に対する回答だが、対価に対する回答の見えないオーディオとは一体...

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2015年12月15日 (火)

振動力学 純銅端子発見!

0 小型スピーカの研究は10年ほど前に終わり、紙のコーン振動板で出来たスキャンスピークに止めを刺し、条件は紙コーンと銅のボイスコイル、アルミボイスコイルはだめ、最近は木で出来たコーン振動板が登場して、紙パルプの元は木だからの超発想に腰を抜かす。小型スピーカの音色の良さは、大型スピーカにして到底太刀打ちできない。さて今回登場がポリプロピレンコーン振動板の小型スピーカで、これにはお金が掛かる。こうゆう低能率スピーカを駆動するならばviolaのようなハイエンドアンプになり、ベコベコしたポリプロピレンを両手で揉み解すように上手く鳴らすが、なんせアンプ代が数百万円もして、さあどうする。要するに高額なアンプを売るために出来た現代低能率スピーカ群で、altec等とは対極に位置する。amp工房はjazzであるからして、ヴィンテージのaltecかjblになり、これならば非力2a3アンプでも鳴る。このポロプロピレンを純銅端子にしたり、金のスピーカリード線にしたり、防振構造にすれば相当に鳴るがあくまでもクラッシック向き、jazzで音が飛ばないのは何とも苦しい。

1_2販売店に質問すると、”本体はグラインダーで削って確認していますが内部まで無酸素銅です。その他のパーツ(キャプ、ナット)は真鍮に銅メッキです”と回答があり購入した。中国製レッドカッパを追っかけた時丹念に調べたが、画像の様な端子は無かった。いずれにせよ極めて安価で中国製に違いない。

2_2 入荷すると儀式が削りで、本体、つまみ、ナットを深く削ってみる。肝心要の本体は間違いなく銅で純度5nとなっているが、そこまでは分からない。つまみにナットは真鍮に銅メッキと分かり、偽りだらけの表記の中で始めて販売店の表記通りだった。例のΦ16mmofc99,995%を削った経験から、この端子の仕上がりはまあまあで、よっぽど切れるバイトと高回転でないと軟い金属は上手く削れない。

3_2 続いてハンダは御免こうむりたいため、ハンダ絡げ穴を利用してm4のタップを立てる。こうすればスピーカの内部配線がハンダ無しのネジ式になり音質劣化は無い。この作業で端子貫通までネジ切るコトになり、切り子の状態から間違いなく純銅を確認できた。

4 8個で4,000円は1個500円で純銅端子では最安値とみた。一方で常用のカルダスは海外から引くため送料は高いが、Cardas CCBP-S unplated copper, short (1 set = 1 pair of dual binding posts) SET pcX USD Price: $56.03+送料分割で$10と考えると$66x130円=8,580円/4個=2,145円の単価となり、目が飛び出る金額ではない。

Ccbps主端子は重要でカルダスに決めて、電源からアンプへの直流端子は数が多く500円端子に決めてy本さんのマークレヴィンソンプリ26lの特注電源製作は進む。また500円端子とカルダスでどう音質が違うかはm+aさんに依頼してあるが、ナットまで純銅にしたカルダスの勝ちでしょう。純度は4n~5nで大差なく、要は如何に端子構造が共振し難いかに掛かっている。

TbDuelund社銅コンデンサに替えてレキシントン盤のエネルギーがほとばしり、今まで聴いたコトのないjazzに圧倒されるが、その分うるさい。このうるさい!にへこたれるとそこで終わり、ブルーノートレキシントン盤はうるささを克服して進化してきた。だからうるさいが出たらシメタ!と思おう。刑事ドラマよろしく現場の声に耳を傾けよう...するとcdに2~3箇所改造の指示が出てレコードプレーヤ周りでも2箇所改造の指示が音から出る。cdに重きを置いていないから後でやる課になり、プレーヤ周りは1箇所の改造が実現可能で、すぐやる課を実行した。パートリッジmcトランスボックスのrcaジャックと、そこに出入りするrcaプラグ全てを防振構造にした。フルテックが盛んにrcaプラグの制振構造を強調しているが、その上をいく痛快な防振構造は木箱を設置して水晶粒を充填する。ほーら効果絶大で音に潤いが加わり、しかしまだまだ...amp工房学校の生徒さん達で最年少の小学4年t-mon君がいち早く改造箇所を見抜き、たまげた。

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2015年12月13日 (日)

振動力学 水晶粒スーパーケーブル編5

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cardasゴールデンリファレンスが本当にリファレンスとなり、amp工房音作りの原点となっている。ゴールデンリファレンスでマルチストランド電線をグルグル巻きにしている黒いチューブはテフロンのカーボンチューブで、これにした気持ちは分かるがClear Beyond(クリア・ビヨンド)になるとテフロンの透明チューブになってしまい、理由が分からない。いずれにせよ軟性チューブは共振点をオーディオ帯域に持つため、この構造には疑問がある。これはカルダスに付け入る隙があるとも言える。

1 さて次なる問題はハンダ付けによる電線端末処理手法で、カルダスの能書きには”QUAD共融混合物ハンダ”となっており、カルダスの説明画像のようにハンダポットへリッツ線を投じてポリウレタン皮膜を熱破壊させてハンダ付けしている。これは重要な作業で次文の通り「ストランドは無酸素室内での引き抜き工程の後ただちに同じ室内で表面にウレタンリッツコーティングが施され、これにより酸化を完全に防ぐことができます。通常、コーティングされていない銅ストランドは、比較的短い時間で腐食してしまいます。Cardasは各製造工程において、最終的に密閉されるまで、銅の純度を維持しています...cardasから抜粋」ハンダメッキでリッツ電線端を完全に保護している。

2 しかし近年のオーディオアクセサリーはネジ式が増えてきて、少なくともアンプ内部配線以外ではハンダ付けの必要が無くなっている。最近多用し始めたフルテックの電源コネクターやrcaプラグは、全てネジ式となっている。昔ステレオサウンドの宣伝出ていた沖縄のアンプメーカは、ハンダを一切使わず溶接構造にしており、考え方は凄かったが世間が追いつけなかった。とゆう訳でオヤイデのポリウレタンコーティング剥離材で、マルチストランドリッツを剥がす。これが面倒で中国製インチキカルダスは1回で剥離できるが、純正カルダスは最低で3回、通常は4回剥離作業をやる。

3 awg11.5カルダスワイヤーは4ストランドクロス構造で、外側に太いストランドから1層づつ巻き戻し、最後など極めて細い線だがへこたれずに丁寧に巻き戻す。巻き戻しながら扇状に広げて剥離材を付け易くする。また剥離作業後は銅が酸化する為、ケーブル作りの直前に行い鮮度の良い内に終える。

4 続いて剥離材に浸して2分ほど放置した後、ティッシュなどで丁寧に剥離材を拭き取り乾燥後爪を使って扇状の銅線をしごく。すると溶け残りのポリウレタンがパラパラと落ちる。しっかり落としたら再び剥離材に浸して、以上のサイクルを合計4回行うと画像のような綺麗な銅線になる。

5 偶然と必然は同義でawg9.0の安いカルダスワイヤーが見つからない為、awg11.5を主なカルダスワイヤーで使っていた。しかしどう転んでもawg9.0に敵わないので、安い11.5をツイストペアに組んだ。1970年に遡るが、TTLICを使い原始的な数値制御の工作機械を作った。TTLICは電源が+5vの1本である為、ノイズに弱くて誤動作だらけだった。そこで学んだのがコモンモードノイズ除去のツイストペア線で、以来ノイズ除去3種の神器の一つとなった。

6 awg11.5のツイストペア線の防振構造ケーブルは抜群な音質で1本線のawg9.0を追い抜いた。過日、発電研究の議論で浜松の研究所を訪問した際の雑談の中で、ツイストペア線が凄いと話題にすると、博士から”クロス角度90度にすれば全方位的に振動対策が出来る!”と意見があり、目からウロコで偶然にツイストしたが高音質には必然だったのだ。論より証拠は強力で、カルダスのカタログにあったマルチストランドのクロス構造は、クロス角度が90度的で電線その物が自己防振機能を持っていると、自分でクロス構造ケーブルを作って始めて気が付いた。

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2015年12月11日 (金)

振動力学 水晶粒スーパーケーブル編4

00 ある著名なdaコンバータ作家が電源線は14sqや22sqにすべきと書いた記事がずーっと頭に残り、Φ16mmのofc純銅棒配線にした事は再三述べたが、良い音は出なかった。以来太い線にしたって良い音は出ない、と決めていた。Φ16mmの純銅の単線では具合が悪かったが、端子やジャックに加工すると見事な音が出て使い道は決まった。単線となれば例の銀線で、振動対策の概念からするとテフロンチューブに通した銀単線は裸も同然で、振動に対して全く無防備となりこれが問題だったのかも知れない。よって銀単線も水晶粒防振構造にしたら凄いコトになる予感はするし、Φ16mmofc銅棒も防振構造にすれば使えたと思う。我ら理論派は屁理屈で考えるが、割烹わかすぎの若旦那は直感的に単線はダメと言っていた。

2xx cardasゴールデンリファレンスのスピ-カケーブルの本物を、遂に入手した。おまけにバイワイヤの特注品で、amp工房altecシステムのウ-ファとドライバ2端子には完璧にマッチングする。比較の為に画像のように何も手を加えずそのまま接続してみる。音の次元が全く違い、中国製カルダスが汚く奇妙な音に聴こえ始め、音の密度やきめ細かさが断然違う。まあ、お代からすれば当然と言え、ケーブルに20万円や30万円も投じてアホかいなと思われるかも知れないが、アンプと同身分の重要性があると理解された方は幸いなり、デス。

3 こうなりゃあたたみ掛けてゴールデンリファレンスを防振構造にする。ビール缶と比較していただければケーブルの太さが分かるというもの。音の方向性はブレることなくレキシントン盤のケニー・ドーハムのトランペットは金色に輝きアート・ブレイキーの太鼓は皮が見え、何よりも音が澄み始めて他所の汚い所を浮き彫りにしてくれる。この時点でカルダスに勝った!と思ったがゴールデンリファレンスを芯線に使っているのだから厳密には勝ったとは言えず、オリジナルケーブル開発の試行錯誤になる。画像の左が既エントリーのカルダスワイヤーを使った防振構造ケーブルで、これではまだまだ足りない。

Duelund Duelund社銅コンデンサの続報です。288-16gの中域通過のコンデンサが8.2μfで、288-16gと直列に入るため極めて重要なコンデンサになる。並列接続された帯域バイパスコンデンサは直列ほど重要ではないので、次の段階でDuelund社銅コンデンサにする。リード線はカルダスのマルチストランドにすべきだが、高額なコンデンサで改造は控えた。ofcのリード線だが振動に弱くて、このままでは銅コンデンサの真価は発揮されない。そこで水晶粒に深く埋め込んでしまってDuelund社銅コンデンサ全体を防振構造とした。レキシントン盤もインパルスのコルトレーンも次元の違うjazzになり、銅が全てを証明した。グリッドもプレートもシリコンウエハも銅にして、抵抗もコンデンサもプラグもジャックも全て銅にする。如何に銅化に成功するかが、オーディオの決め手とならん!
おまけ:
Duelund社銅コンデンサの調査の過程で、コンデンサテストと称したサイトを見つけたが、価格と音の評価が一致するのはおかしい。mjにも書いたがクラリティキャップでは価格と音質の一致などなく、安いものが高いものを凌駕することもある。アキュフェーズのcdで同様なコトが起き、dp-80のセットをどうチューニングしても安物dp-11に勝てず売ってしまい、今だにamp工房は骨董dp-11を使っている。
しかし、価格対音質に異論を唱えるのは不文律なのかも知れない。

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2015年12月 9日 (水)

恐るべし Duelund Capacitors 銅コンデンサ2

Galapagiax 横須賀のm先生ほどではないにしろ趣味の極道的には違いない。3本柱が小学生から始めた油絵、中学生から始めたサボテン研究、高校生から始めたアンプ作り、他にも蝶の研究や漫画家志望など...やっぱり極道だわ。サボテンの進化は6千万年の時を経て行われ、我らの僅か100年足らずな寿命のミクロスケールでは、サボテンの進化過程を目撃するコトはない。画像はオプンチワ属のガラパゲイアで、我サボテン工房の看板ウチワサボテンになり、全サボテン属中では進化が遅れた方で形状はウチワに似ており、マダガスカルのイグアナ達が食用にしている。進化に大いに作用するのが取り巻く環境で、それらに支配される。ならばオーディオを進化させるのも環境であり、とりわけ何をどれくらい熱を入れて聴くかで決まる。あんぷおやじ流儀もガラパゴス風でブルーノートレキシントン盤とインパルスのコルトレーン、他にエヴァンスにマイルスと狭い。ガラケイなどとゆう言葉は最近知ったが大いに結構、ガラパゴスに押し寄せる観光客を何と見る。
余談になるが、ガラパゴスでは上記ウチワサボテンも絶滅危惧種となってしまい、世界中のガラパゴスウチワ栽培家に増殖のボランティア要請があり、増殖したガラパゴスウチワは何れ里帰りする。とゆう訳でひたすら増殖にがんばり、4~5年もすればamp工房周りはガラパゴスウチワサボテンで溢れ返るでしょう。

2 m+aさんがDuelund社銅コンデンサを持参で駆けつける。amp工房の音を聴くなりシンバルが鈴みたいと言い、さわ屋は音がチャライと言い、当のあんぷおやじは水晶を抜き出すとき活線作業(高圧電気工事用語で通電したまま作業する事)で288-16gのケーブルをショートさせてから、高温がヒリついて青ざめていた。気が付くのに少々時間は掛かったが、カルダスコンデンサの周囲の水晶を抜き取ったため、音圧をモロに受けて音が濁り、水晶粒3次元接触防振構造の威力をまざまざと思い知らされた。

3 Duelund社の銅コンデンサはカルダスに比べて高いと思っていたが、水晶粒から掘り起こしたらカルダスは4.7μfを2個も使っていたから、価格はカルダスの方が高い。1502ツイータと288-16gの銅コンデンサのセット約10万円、ステレオ分で20万円、これを高いと見るか安いと見るか、これも上記環境の差で、amp工房ガラパゴスでは既に進化は極限まできているため、ネットワークコンデンサが銅になるコトは1千万年の進化分に相当か?

4 先日のチャーリーパーカーフリークのアルト奏者纐纈雅代( こうけつまさよ)さんが、アルトでギュルギュルと複合音を爆発させた奏法にエリック・ドルフィを見た。エリック・ドルフィとなれば1961年のヴィレッジ・ヴァンガードライブで、同じヴァン・ゲルダー録音なのだがイングルウッド・クリフスのルディ・ヴァン・ゲルダースタジオ録音より、音は美しくないし鮮度は足りないがその分、音が分厚く熱い。Duelund社銅コンデンサはこのコルトレーンの全霊を傾けたjazzの全てを変えてしまい、ここに1961年11月3日のヴィレッジ・ヴァンガードは新たな進化を刻む。

F4 おまけ:
群馬の高崎にお住まいの団塊世代初期k川さんからうれしいお便りが届く。純銅部品に交換したらブルーノートjazzが激変したとありました。まあ、フルテックと銘柄型番まで出してしまい、フルテックビジネスの片棒を担いでいるみたいだが、ここに長年の研究と大枚投じた答えでフルテック絶対ではないが、少なくとも現時点でコストパフォーマンスに優れているコトは間違いない。ガラパゴス進化論でさっさと純銅化の進化をされた方は、幸いなり。

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2015年12月 5日 (土)

振動力学 水晶粒スーパーケーブル編3

1タートゥン(大同)の打ち合わせも無事済んで、台北での仕事はこれにて終了、となれば台北の夜は当然jazz三昧で有名所のjazzクラブ、チャイナ・パへ出かけた。インド仏教風のインテリアは中々いかしているし、食事もハイセンスで台北を忘れさせる。飲み食いしてjazzはノーチャージだが、2人で4000ntdは当時の日本円で12,000円くらいになり、台北ではとんでもなく高い。周りを見渡すと身なりの良いカップルが多く、台北セレブである事が一目瞭然で分かる。しかしロックやブルースをjazzとされるのは大いに困る。東京jazzフェスティバルでもロックやブルースが登場して似たようなモノで、我らのコルトレーンやバド・パウエルは過去の遺物か?

2 翌日は1日フリーで通訳兼ガイドのs氏に無理を言って、台北のカルダス代理店Tang Hill international Ltdへ出かけた。このカルダス代理店はパーツの取り扱いが主で、とりわけ電線の在庫が豊富だ。カルダス電線選びは初めてで悩んだが、最後はエイッ!ヤーの気合で決めた。赤が 9AWG chassis Wireで、黒が Multi Strand Chassis Wire 2x15.5AWG Chassis Wire これらが後にとんでもないコトになるなど、この時は知る由も無かった。

3 多忙の日々を送っていたある日、デノンの若きエンジニアが出張でみえていて、突然”あんぷおやじー、この電線はもの凄い!”と叫ぶ。何事かと電線を虫眼鏡でみてたまげた。線径の変わったリッツ線が判別できるだけでも7層に整然と巻かれている。それにしても、こんなに美しく芸術品のような電線は見たことが無い。
4_2 実は伏線があり過去に21.5 AWG Chassis Wire を同店から通販で入手したことがある。画像の黄色丸印がそれで、ツイストに組んで防振構造として現在使用中。問題の音は”なんだいカルダス電線の音も大したコトはないじゃあないか”で、購入してきた上記2種類はお蔵入りとなっていた。
5 早速2種のカルダス電線で電源線と288-16gドライバ線(画像のモノ)を防振構造にして作った。音はほとんど現在のamp工房の音になりニセモノカルダス防振構造の比ではなくて、ここで中国製ニセモノカルダスの排除が始まった。

Awg9x ここからカルダスケーブル論になる。台北購入した赤の9AWG chassis Wireは、サイズの違うリッツ線が8層構造になっている。この線サイズ変化の係数がヒボナッチ数列でその形状がオーム貝になり、カルダス社のシンブルマークになっている。カルダスリッツ線はポリウレタン樹脂が焼き付けられて、各々絶縁されている。電気的特性から高周波は表皮効果で外周を流れるから外側を太くしている、と考えがちだがせいぜい20khzではその効果は薄い。

Multi_strand 小生はむしろ焼き付けられたポリウレタン樹脂による防振効果の方に重きを置いて判断している。カルダス最大のポイントはマルチストランドのクロス構造にあり、ここが音を良くしている秘密なのだ。クロスさせることで全方位的に防振効果が発揮されて、電線そのものが自己防振機能を持っている。こんな電線は他には無い。自分で作っていながらカルダス・クリアビヨンドなど高額なケーブルの防振にビニルチューブを使うなど、カルダス社本人が自分たちの凄さを認識していない。ここで最初に戻り、21.5 AWG Chassis Wire が屁みたいな音だったコトに説明がつく。21.5awgでは細すぎて層の数が少なくなりマルチストランドクロス効果が全く無く、フツーの電線になってしまった。もうお分かりですね、電線は太い方が音は良い。勿論sme3012アーム内部の線も9.0awgにすべきだが、物理的に無理、これは稿を改める。電線は太い方が良い理論で電源線はawg9.0、rcaケーブルはawg11.5としている。但しこれはカルダスの話で...

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2015年12月 3日 (木)

振動力学 水晶粒スーパーケーブル編2

1 時代は性急過ぎて成果をじっくり待つ余裕が無い。今は過去の実績でノーベル賞を受賞しているが、成果主義の弊害でこの先どうなることやら。インチキ、ニセモノ、は昔からあったがコピペが加わった現代は複雑怪奇な複合的欺瞞で見破るのは中々難しい。stapみたいな大きな嘘は見抜けず国家を上げて騙されてしまい、名を落とした著名人は数知れない。エンブレム然りでゴーストライター交響曲然りで、我が範疇ではなかったstapに完全にやられしまい、新発明の困難な状況の中でstapに希望を見た。エンブレムは疑問に思い、交響曲はマーラーにとても及ばないと思った。しかしもっと身近でまんまとやられたのが、画像のhexlink中国製のニセモノカルダスなのだ。

3_2 他にクロス、ゴールデンクロス、ゴールデンリファレンスとオンパレードでやられて、身近な人達に迷惑を掛けてしまい全く偉そうなコトは言えない。であるが、ニセモノカルダスも水晶粒防振構造にすると素晴らしく音が良くなり、ニセモノの見抜きを遅くしてしまった。画像はクロスだが、ここをゴールデンリファレンスにすると一段と音が良くなった。ただしこのニセモノカルダス時期に、水晶粒防振構造スーパーケーブルの製法が確立された。

4 水晶粒に圧力を掛ける方式が最大のポイントで、ビニルチューブやゴムチューブやシリコンチューブ、チューブと呼ばれているもの片っ端から試したが、殆ど水晶粒が偏ってしまいうまくいかない。最後に熱収縮チューブ(ヒシチューブ)でやってみたが、水晶粒を入れるのに大変苦労した。熱を加えてチューブを収縮させて、恐る恐るチューブを立てると、おー、見事に水晶粒の落下も無く出来たではないか!

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何より熱収縮チューブはケーブルサイズに対する熱収縮チューブの径を変えることで、水晶粒の量とケーブルに加える圧力も調整可能となり音質の調整が自由自在で、我ながら素晴らしい発明をしたものだ。上画像の左がゴールデンリファレンスの防振機構無しのケーブル、右が水晶粒と熱収縮チューブで作った防振機構付き水晶粒スーパーケーブルになる。最大の成果は防振効果で音が澄み、音の汚い真空管やケーブルコネクターやetc、それらをたちどころに見破ることが出来て、音の進むべき方向が全くぶれなくなったコトだ。

Artx ブルーノートレキシントン盤のケニー・ドーハムのトランペットは金色に輝き、アート・ブレイキーのタムタムは皮がはちきれんばかりとなった。次々とオリジナル盤の音の良し悪しが判明して、著名人が勧めた音の良い盤がそうでもないコトも分かり、オリジナル盤購入の大いなる道しべとなった。オリジナル盤の音質の差については稿を改めて述べる。

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2015年12月 1日 (火)

振動力学 3次元接触防振機構編

0 早朝、ドンドンとドアを叩く音がする。普通ならば開けないが、jazzプロデューサーのモリさんと分かっているからjazz喫茶amp工房padovaは、早朝の開店となる。静岡水落交番近くに住んでいたnhkの解説員だった徳田六朗さんの依頼を受けて、jazzプロデューサーのモリさんはロサンゼルスへ渡る。ホテルニューオータニ隣のウエラコート3fに出来たヘンリー・ミラー8番目のカミさんホキ徳田さんが経営する”パブクラブ ホキ”のマネージャーをやる為だった。女の子も20数名いる高級なクラブで、バブル期、日本から訪れた大手商社員の接待に多く使われていた。モリさんの頭痛の種はチップの配分で、カード払いの時はチップ額を明記するため誰がついたとか、どう分けるかが大変だった、と回想していた。ホキさんも時々ピアノの弾き語りでjazzを歌うが、ハコで歌っていたのがjazzボーカリストの細川綾子さんで、モリさんと細川さんの旦那のグレンとはサンフランシスコからの知り合い、どうゆう縁だかamp工房ではスリーブラインドの細川さんレコードを2枚も持っている。ヘンリー・ミラーの事が聞きたかったら、何時でもホキさん経営の北回帰線へ案内してくれると、モリさんは言う。

1 静岡オーディオラボの勧めでラスク板は何枚も重ねて使うようになっていた。amp工房製のラスク板は、ラスクに硬質ゴム集成材にラスクに...硬質ゴム集成材にと何層も重ねてラスク板を作っている。ラスクの効果だが有無の差が一番大きく、何層にもなってくると効果は薄れる。何層にもしたい気持ちは分かるが、振動を抑えたい患部に直接触れている訳ではないから、何とも歯がゆい。

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その歯がゆさを取り除いたのがあんぷおやじ流儀の防振機構で、点から面になり面から立体になり、遂に3次元接触防振構造をあみ出した。画像は防振箱の収められたアンプで、電源トランスはタムラのトロイダル、出力トランスはプライトロンのpat-3035-seー02,3.49kΩ,20-90khz,13wと優れもの、この2a3パラシングルパワーアンプがamp工房の音を支えている。先ず第一段階は、アンプ筐体内部に水晶粒を充填し、防振箱の下部は水晶粒で50mm位の振動吸収層を作り、最下部にはラスク板を張ってある。この方式でjazzを聴く期間が長かった。

3 2a3真空管のドライブ管はten赤ラベルの貴重な6cg7を使っている。この赤ラベルの音質が一番良い。なんだいテレビ球かとベテランには言われるでしょうが、内外5極3極さまざま試したが、気真面目で自己主張のしない所が気に入り使っている。5極管ファンには申し訳ないのだが、3極管でないとレキシントン盤のエネルギーが出ない。5極管はパリパリしてブルーノートのあの難しい音になってしまい3結にしても同様で、沢山持っていた5極管は全て処分した。

4 さて3次元接触防振構造は更に狂気の世界へと突入で、6cg7ドライブ管は全て水晶粒に埋もれてしまい、2a3も下半身が埋もれた。真空管の振動を止めるグッズが販売されているとゆうコトは、防振構造にしたい気持ちの現われで使っている人は一様に音質向上を認めている。そんな防振グッズは生ぬるい、ならば究極で全ての真空管を水晶粒に埋めてしまえ!

6 当然2a3真空管の温度上昇の心配があり、そこはそれ元々温度湿度の業界にいた特技を生かして2点の温度測定装置を作った。冷却ファン稼動の時、画像の998は半導体温度センサーでアンプ無しで温度直読みできて、ヒータ部で最高温の99.8度、もう1点は水晶粒表面温度で48.8度、夏場の高温時に2a3は100度、表面温度50度と出た。水晶の熱伝導率は8で空気の0.0241より遥かに良い。

7 更に全2a3真空管の各部の温度データを取り、ディーレーティングを考慮して天井蓋には合計5個のファンを付けて水晶粒表面を冷却している。5個も冷却ファンを付けると騒音が大きくなるので、電源にスライダックを付けて風量調整と騒音調整をしている。遂に3次元接触防振構造は完成で、ラスクの間接防振と違い水晶粒は直接防振で防振効果は桁違いに凄く、ブルーノートレキシントン盤がとんでもないエネルギーを持っている発見に繋がった。あんぷおやじ流儀の物体の抽象化もここに完結で、防振機構そのものが存在しなくなった。詳細については稿を改める。
おまけ:
本振動力学3次元接触防振機構も学術的な研究でもあるが、数式はまるで出さない。と言うよりわざわざ難解にする論文と違い小説的にした方が理解し易い。あんぷおやじも論文を書くが、添削は友人の教授で”この三角関数は行列にすべき!”などと論文は格調があって難しくしないと論文にならない。どんな論文よりも、どんな数式よりも難しいのがオーディオ学で、そこへ下手な理屈を持ち込んでも勝てず、オーディオ学は如何に寝食忘れるかの体力勝負が痛快である。

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