« 振動力学 水晶粒スーパーケーブル編4 | トップページ | 振動力学 純銅端子発見! »

2015年12月13日 (日)

振動力学 水晶粒スーパーケーブル編5

0

cardasゴールデンリファレンスが本当にリファレンスとなり、amp工房音作りの原点となっている。ゴールデンリファレンスでマルチストランド電線をグルグル巻きにしている黒いチューブはテフロンのカーボンチューブで、これにした気持ちは分かるがClear Beyond(クリア・ビヨンド)になるとテフロンの透明チューブになってしまい、理由が分からない。いずれにせよ軟性チューブは共振点をオーディオ帯域に持つため、この構造には疑問がある。これはカルダスに付け入る隙があるとも言える。

1 さて次なる問題はハンダ付けによる電線端末処理手法で、カルダスの能書きには”QUAD共融混合物ハンダ”となっており、カルダスの説明画像のようにハンダポットへリッツ線を投じてポリウレタン皮膜を熱破壊させてハンダ付けしている。これは重要な作業で次文の通り「ストランドは無酸素室内での引き抜き工程の後ただちに同じ室内で表面にウレタンリッツコーティングが施され、これにより酸化を完全に防ぐことができます。通常、コーティングされていない銅ストランドは、比較的短い時間で腐食してしまいます。Cardasは各製造工程において、最終的に密閉されるまで、銅の純度を維持しています...cardasから抜粋」ハンダメッキでリッツ電線端を完全に保護している。

2 しかし近年のオーディオアクセサリーはネジ式が増えてきて、少なくともアンプ内部配線以外ではハンダ付けの必要が無くなっている。最近多用し始めたフルテックの電源コネクターやrcaプラグは、全てネジ式となっている。昔ステレオサウンドの宣伝出ていた沖縄のアンプメーカは、ハンダを一切使わず溶接構造にしており、考え方は凄かったが世間が追いつけなかった。とゆう訳でオヤイデのポリウレタンコーティング剥離材で、マルチストランドリッツを剥がす。これが面倒で中国製インチキカルダスは1回で剥離できるが、純正カルダスは最低で3回、通常は4回剥離作業をやる。

3 awg11.5カルダスワイヤーは4ストランドクロス構造で、外側に太いストランドから1層づつ巻き戻し、最後など極めて細い線だがへこたれずに丁寧に巻き戻す。巻き戻しながら扇状に広げて剥離材を付け易くする。また剥離作業後は銅が酸化する為、ケーブル作りの直前に行い鮮度の良い内に終える。

4 続いて剥離材に浸して2分ほど放置した後、ティッシュなどで丁寧に剥離材を拭き取り乾燥後爪を使って扇状の銅線をしごく。すると溶け残りのポリウレタンがパラパラと落ちる。しっかり落としたら再び剥離材に浸して、以上のサイクルを合計4回行うと画像のような綺麗な銅線になる。

5 偶然と必然は同義でawg9.0の安いカルダスワイヤーが見つからない為、awg11.5を主なカルダスワイヤーで使っていた。しかしどう転んでもawg9.0に敵わないので、安い11.5をツイストペアに組んだ。1970年に遡るが、TTLICを使い原始的な数値制御の工作機械を作った。TTLICは電源が+5vの1本である為、ノイズに弱くて誤動作だらけだった。そこで学んだのがコモンモードノイズ除去のツイストペア線で、以来ノイズ除去3種の神器の一つとなった。

6 awg11.5のツイストペア線の防振構造ケーブルは抜群な音質で1本線のawg9.0を追い抜いた。過日、発電研究の議論で浜松の研究所を訪問した際の雑談の中で、ツイストペア線が凄いと話題にすると、博士から”クロス角度90度にすれば全方位的に振動対策が出来る!”と意見があり、目からウロコで偶然にツイストしたが高音質には必然だったのだ。論より証拠は強力で、カルダスのカタログにあったマルチストランドのクロス構造は、クロス角度が90度的で電線その物が自己防振機能を持っていると、自分でクロス構造ケーブルを作って始めて気が付いた。

|

« 振動力学 水晶粒スーパーケーブル編4 | トップページ | 振動力学 純銅端子発見! »