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2015年12月 1日 (火)

振動力学 3次元接触防振機構編

0 早朝、ドンドンとドアを叩く音がする。普通ならば開けないが、jazzプロデューサーのモリさんと分かっているからjazz喫茶amp工房padovaは、早朝の開店となる。静岡水落交番近くに住んでいたnhkの解説員だった徳田六朗さんの依頼を受けて、jazzプロデューサーのモリさんはロサンゼルスへ渡る。ホテルニューオータニ隣のウエラコート3fに出来たヘンリー・ミラー8番目のカミさんホキ徳田さんが経営する”パブクラブ ホキ”のマネージャーをやる為だった。女の子も20数名いる高級なクラブで、バブル期、日本から訪れた大手商社員の接待に多く使われていた。モリさんの頭痛の種はチップの配分で、カード払いの時はチップ額を明記するため誰がついたとか、どう分けるかが大変だった、と回想していた。ホキさんも時々ピアノの弾き語りでjazzを歌うが、ハコで歌っていたのがjazzボーカリストの細川綾子さんで、モリさんと細川さんの旦那のグレンとはサンフランシスコからの知り合い、どうゆう縁だかamp工房ではスリーブラインドの細川さんレコードを2枚も持っている。ヘンリー・ミラーの事が聞きたかったら、何時でもホキさん経営の北回帰線へ案内してくれると、モリさんは言う。

1 静岡オーディオラボの勧めでラスク板は何枚も重ねて使うようになっていた。amp工房製のラスク板は、ラスクに硬質ゴム集成材にラスクに...硬質ゴム集成材にと何層も重ねてラスク板を作っている。ラスクの効果だが有無の差が一番大きく、何層にもなってくると効果は薄れる。何層にもしたい気持ちは分かるが、振動を抑えたい患部に直接触れている訳ではないから、何とも歯がゆい。

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その歯がゆさを取り除いたのがあんぷおやじ流儀の防振機構で、点から面になり面から立体になり、遂に3次元接触防振構造をあみ出した。画像は防振箱の収められたアンプで、電源トランスはタムラのトロイダル、出力トランスはプライトロンのpat-3035-seー02,3.49kΩ,20-90khz,13wと優れもの、この2a3パラシングルパワーアンプがamp工房の音を支えている。先ず第一段階は、アンプ筐体内部に水晶粒を充填し、防振箱の下部は水晶粒で50mm位の振動吸収層を作り、最下部にはラスク板を張ってある。この方式でjazzを聴く期間が長かった。

3 2a3真空管のドライブ管はten赤ラベルの貴重な6cg7を使っている。この赤ラベルの音質が一番良い。なんだいテレビ球かとベテランには言われるでしょうが、内外5極3極さまざま試したが、気真面目で自己主張のしない所が気に入り使っている。5極管ファンには申し訳ないのだが、3極管でないとレキシントン盤のエネルギーが出ない。5極管はパリパリしてブルーノートのあの難しい音になってしまい3結にしても同様で、沢山持っていた5極管は全て処分した。

4 さて3次元接触防振構造は更に狂気の世界へと突入で、6cg7ドライブ管は全て水晶粒に埋もれてしまい、2a3も下半身が埋もれた。真空管の振動を止めるグッズが販売されているとゆうコトは、防振構造にしたい気持ちの現われで使っている人は一様に音質向上を認めている。そんな防振グッズは生ぬるい、ならば究極で全ての真空管を水晶粒に埋めてしまえ!

6 当然2a3真空管の温度上昇の心配があり、そこはそれ元々温度湿度の業界にいた特技を生かして2点の温度測定装置を作った。冷却ファン稼動の時、画像の998は半導体温度センサーでアンプ無しで温度直読みできて、ヒータ部で最高温の99.8度、もう1点は水晶粒表面温度で48.8度、夏場の高温時に2a3は100度、表面温度50度と出た。水晶の熱伝導率は8で空気の0.0241より遥かに良い。

7 更に全2a3真空管の各部の温度データを取り、ディーレーティングを考慮して天井蓋には合計5個のファンを付けて水晶粒表面を冷却している。5個も冷却ファンを付けると騒音が大きくなるので、電源にスライダックを付けて風量調整と騒音調整をしている。遂に3次元接触防振構造は完成で、ラスクの間接防振と違い水晶粒は直接防振で防振効果は桁違いに凄く、ブルーノートレキシントン盤がとんでもないエネルギーを持っている発見に繋がった。あんぷおやじ流儀の物体の抽象化もここに完結で、防振機構そのものが存在しなくなった。詳細については稿を改める。
おまけ:
本振動力学3次元接触防振機構も学術的な研究でもあるが、数式はまるで出さない。と言うよりわざわざ難解にする論文と違い小説的にした方が理解し易い。あんぷおやじも論文を書くが、添削は友人の教授で”この三角関数は行列にすべき!”などと論文は格調があって難しくしないと論文にならない。どんな論文よりも、どんな数式よりも難しいのがオーディオ学で、そこへ下手な理屈を持ち込んでも勝てず、オーディオ学は如何に寝食忘れるかの体力勝負が痛快である。

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