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2015年12月29日 (火)

振動力学 ウーファ防振構造編2

1LAのトーレンスは日本の企業が多く集まっている地区で、その中にサンライト・エンジニアリングがある。カリフォルニアの青い空に下、ジョー・ウヤマの倉庫の外ではスピーカボックスの製作にメキシカン達は余念が無い。ヴィンテージものaltecやjblがゴロゴロと無造作に積んであり、欲しいものだらけで迷うが416-8aを2本だけ$450で分けてもらった。jblとaltecのどちらにするかは人生の分かれ目で、ベイシー菅原さんのjbl2220bはドン!と出るが、amp工房のaltec416-8aはトン!と出る。そして416-8aより515bの方が良いとまことしやかに伝わってきて、416-8a4本は気前良くオーディオ仲間にあげてしまい、515b購入の口実が出来た。以来515bと格闘してきたが、416-8aの方が鳴らしやすくてチト後悔している。その515bの振動対策で4550bk箱から外した。もう4年も前のコトになる。

2毎度ながら面倒に突然気が付いてしまう。何で515bの取り付けフランジが紙で出来ているのだ!cdの筐体を無垢のジュラルミンの削り出しで作りながら、スピーカのフランジの紙を見逃すのはどう考えても片手落ちだ。紙の悪口を言ったがtadウーファのコルク風ガスケットや、他の軟弱素材のスポンジやゴムも同様なのだ。

3 フカフカのプレス紙をメリメリとカッターナイフを使って剥がし始める。剥がしながらこんな軟弱な紙にオーディオを託していたのか、とこの業界の常識を疑う。常識と言えばヴァーチカルツインが登場した時は、腰を抜かした。ウーファが何と頭上にある。“Project EVEREST DD66000”でjblはさっさと止めてしまい、一体どうしてくれる。

4あんぷおやじ流儀は高剛性を基本で考え物事はできるだけ単純化して、面倒から開放しよう。スピーカの取り付けを高剛性で考えた時、2つの手法がある。第一はラスク板を15インチサイズのリングとして、ncレーザ加工機で切断して作る。第二は水晶粒のリングを作る。第一の方式は高額な割りに効果は薄い、第二の水晶粒リングは現在考えられる高剛性防振構造のベストとなる。

5 全く持ってアメリカは尺貫法で困る、取り付けボルトがインチで簡単には手に入らない。そこで現状ボルト長さのテンポラリーだがΦ12mmの熱収縮チューブに水晶粒を充填して、515b用15インチの防振リングとした。理想的にはΦ25mm位の熱収縮チューブとし長い尺貫法ボルトを手に入れて、何れやったろ。

6 フランジには8個穴が開いていおり、取り付けボルトで4個使い残りの穴を利用して結束バンドで水晶粒リングを515bのフレーム縛りつける。しかしこの縛りつけは振動力学的によろしくないので、次回はここを改善しよう。そして取り付けボルトを串刺しにして見事に水晶粒防振構造が出来上がった。作業の翌日roaは、音が澄んでいると言う。オーディオ素人にも直ぐ分かる激変振りで、自分から発した音圧で寺内貫太郎式にじぐるって真っ赤になり515bの音を濁らせていた。これは重大な発見となり、ドライバ288-16gとツイータ1502も同様な振動対策を行った。しまった!又しても面倒に巻き込まれた。

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