« 振動力学 水晶粒スーパーケーブル編2 | トップページ | 恐るべし Duelund Capacitors 銅コンデンサ2 »

2015年12月 5日 (土)

振動力学 水晶粒スーパーケーブル編3

1タートゥン(大同)の打ち合わせも無事済んで、台北での仕事はこれにて終了、となれば台北の夜は当然jazz三昧で有名所のjazzクラブ、チャイナ・パへ出かけた。インド仏教風のインテリアは中々いかしているし、食事もハイセンスで台北を忘れさせる。飲み食いしてjazzはノーチャージだが、2人で4000ntdは当時の日本円で12,000円くらいになり、台北ではとんでもなく高い。周りを見渡すと身なりの良いカップルが多く、台北セレブである事が一目瞭然で分かる。しかしロックやブルースをjazzとされるのは大いに困る。東京jazzフェスティバルでもロックやブルースが登場して似たようなモノで、我らのコルトレーンやバド・パウエルは過去の遺物か?

2 翌日は1日フリーで通訳兼ガイドのs氏に無理を言って、台北のカルダス代理店Tang Hill international Ltdへ出かけた。このカルダス代理店はパーツの取り扱いが主で、とりわけ電線の在庫が豊富だ。カルダス電線選びは初めてで悩んだが、最後はエイッ!ヤーの気合で決めた。赤が 9AWG chassis Wireで、黒が Multi Strand Chassis Wire 2x15.5AWG Chassis Wire これらが後にとんでもないコトになるなど、この時は知る由も無かった。

3 多忙の日々を送っていたある日、デノンの若きエンジニアが出張でみえていて、突然”あんぷおやじー、この電線はもの凄い!”と叫ぶ。何事かと電線を虫眼鏡でみてたまげた。線径の変わったリッツ線が判別できるだけでも7層に整然と巻かれている。それにしても、こんなに美しく芸術品のような電線は見たことが無い。
4_2 実は伏線があり過去に21.5 AWG Chassis Wire を同店から通販で入手したことがある。画像の黄色丸印がそれで、ツイストに組んで防振構造として現在使用中。問題の音は”なんだいカルダス電線の音も大したコトはないじゃあないか”で、購入してきた上記2種類はお蔵入りとなっていた。
5 早速2種のカルダス電線で電源線と288-16gドライバ線(画像のモノ)を防振構造にして作った。音はほとんど現在のamp工房の音になりニセモノカルダス防振構造の比ではなくて、ここで中国製ニセモノカルダスの排除が始まった。

Awg9x ここからカルダスケーブル論になる。台北購入した赤の9AWG chassis Wireは、サイズの違うリッツ線が8層構造になっている。この線サイズ変化の係数がヒボナッチ数列でその形状がオーム貝になり、カルダス社のシンブルマークになっている。カルダスリッツ線はポリウレタン樹脂が焼き付けられて、各々絶縁されている。電気的特性から高周波は表皮効果で外周を流れるから外側を太くしている、と考えがちだがせいぜい20khzではその効果は薄い。

Multi_strand 小生はむしろ焼き付けられたポリウレタン樹脂による防振効果の方に重きを置いて判断している。カルダス最大のポイントはマルチストランドのクロス構造にあり、ここが音を良くしている秘密なのだ。クロスさせることで全方位的に防振効果が発揮されて、電線そのものが自己防振機能を持っている。こんな電線は他には無い。自分で作っていながらカルダス・クリアビヨンドなど高額なケーブルの防振にビニルチューブを使うなど、カルダス社本人が自分たちの凄さを認識していない。ここで最初に戻り、21.5 AWG Chassis Wire が屁みたいな音だったコトに説明がつく。21.5awgでは細すぎて層の数が少なくなりマルチストランドクロス効果が全く無く、フツーの電線になってしまった。もうお分かりですね、電線は太い方が音は良い。勿論sme3012アーム内部の線も9.0awgにすべきだが、物理的に無理、これは稿を改める。電線は太い方が良い理論で電源線はawg9.0、rcaケーブルはawg11.5としている。但しこれはカルダスの話で...

|

« 振動力学 水晶粒スーパーケーブル編2 | トップページ | 恐るべし Duelund Capacitors 銅コンデンサ2 »