« 振動力学 帰ってきた本と振動対策 | トップページ | 振動力学 水晶粒スーパーケーブル編6 »

2015年12月19日 (土)

振動力学 スーパートランス編

Sinok 純銅に替えると音に緩み感を与え、金と同じでレンジが狭いと錯覚する。経験則による主観だが、金属聴感を図示化すると画像のようになり、真鍮は痩せる為音が粒立ち、ピアノは転がりピキーンとエッジが立ち、ジルジャンはシーンと伸びやかになり、jazzにおいては誠に心地よく、それが正解かと思っていた。純銅や金は音が膨らみ見かけ上高音が落ちたような印象を与え、それが原因でレンジは狭いとなるが音質はナチュラルで癖が無く、緩んだ分は他の手立てを考えよう。かくして純銅化で緩み、純銅化で緩みを繰り返して音はどんどんエネルギーを持ち、音の分布がピラミッド状ではなくなり円柱状になって、コルトレーンのリードを歯軋りする位強く噛んで、高音まで同じ太さにした音作り奏法を参考にしている。

1 y本さんのマドリガルマークレヴィンソンのプリ26lの特注電源トランスが、やっと入荷した。流石のユニオン電機もコアとコイルがガタガタで良いには大いに戸惑い、納期が結構掛かった。カットコアで200va2個は、オリジナルのトロイダルトランスがおもちゃに見えるほどの迫力だ。画像はユニオン電機社内検査のためリード線に耐熱チューブを被せ、コアの隙間に絶縁紙が挟んである。

2 早速トランスを解体して仕上げ作業に入る。カットコアはバンドで締め付けてある為緩めて分解するが、指示通りワニス等は使用していないので実にスムーズに分解できた。カットコア面は磁気ロスがあるため研磨してあり、この美しさはユニオン電機の真骨頂である。

3 予定ではコイルの内側絶縁紙も外してしまいガタガタにする予定だったが、Duelund社銅コンデンサの外皮が硬質の紙を使っていたコトを思い出し、ユニオン電機の紙も硬質で良しとして撤去は止めた。

4 トランスリード線の耐熱チューブを外して、更にこれも指示通りだがトランス巻き線の仮固定用のテープを剥がす。これでコイルがむき出しとなり、水晶粒が直接触れてコイルの振動を抑える。

5_2 一番面倒がポリウレタンコーティングで剥離に往生する。リード線をコイル引き出し部直近で切断するため、オヤイデの剥離材を使う訳にはいかず、カッターナイフで丁寧に剥ぎ取る。

8 いよいよ最終工程でカットコアにコイルを挿入してバンドで締め付ける。m+aブランドシールを貼り付けてamp工房特製のスーパートランスの完成となる。たかがトランスだが、ここに到達するに随分と時間を費やし、ユニオン電機の協力で理想的なトランスが出来た。

7 音は電源が出し、トランスの良し悪しが全てを決める。昔、金田先生がotlアンプのトランスレス方式を作られてたまげたが、気持ちは分かる。電源に蜜結合はトランスレスに限るが、その後消えてしまったのは余りにも電源が汚いため、その汚いに蜜結合してしまい好結果が得られなかったと推測する。電源トランスの音はコアの材質やコイルの銅純度や構造よりも、水晶粒による3次元接触防振構造が決定的な影響を与える。

|

« 振動力学 帰ってきた本と振動対策 | トップページ | 振動力学 水晶粒スーパーケーブル編6 »