« Everybody Digs Bill Evans オリジナル盤 | トップページ | 振動力学 スーパーターンテーブルアーム編1 »

2016年1月16日 (土)

振動力学 jazzエネルギー増大対策編

Davi1 レオナルド・ダ・ヴィンチは自分を無学の徒と表したが、真の天才や実力者は博学を示さない。実際には無学ではなくアカデミックな意味での学歴が無いだけで、独学した有学の徒であることは間違いない。多くの知識を得た博学者と創造性は何ら関係ないから、芸術の芸の付くオーディオは博学者に振り回されないよう努々ご注意あれ。

Altec1x amp工房のスピーカは高剛性化の改造が施されており、木下モニターにも負けない。木下モニターの優秀性はスピーカ箱を高密度の合板で作り、高剛性を確保しながらも木(モク)の世界から出なかったコトにある。木(モク)はある程度の剛性を保ちながら振動減衰特性が優れて、防振構造にし易い素材といえる。amp工房のjbl4550bkは外周を合板の張り合わせで90mm追加して、上下は更に2層のラスク板を使用してあり、音圧に微動だにしない。ホーン部分は水晶粒を充填してあるが、片側で20kgを20個は必要としているが、原資枯渇故レンガで水増ししている。

Altec2x こちらがラスクを2層追加した上下部分だが、こんな大きなラスクは存在しない。かってjbl4550bkを通常の横置きしていた時代に特注で(2セットで90万円)作ったラスクを真っ二つに切り上下に張り合わせただけ。この効果は絶大だがお代が掛かりすぎる。

Dizzyx celloのパフォーマンス時代は銀線のせいもありエネルギーが噴出せず振動対策はさほど必要なかったが、現在はjazzエネルギーが増大してしまい難儀している。dizzy gillespie’s big4がそれで、レコードの45回転盤とゴールドcdの両方を持っているが、低音がボワボワしてしまい大抵は上手く再生できない。

Ln ところが割烹わかすぎの若旦那のlnp-2l、パフォーマンス、木下モニターでは実に上手く再生している。この曲になると何やらつまみをいじっていたが、lnp-2lのイコライザをいじって低域の調整をやっていたようだ。中域と高域はネットワークのアッテネータで調整できるが、低域だけはどうしようもない。500~600hzから下降させるイコライザがどうやら必要のようである。

Mj1 そこで真空管アンプの設計書を引きずり出した。管球式ステレオアンプ製作80選の上下巻、上杉佳朗先生著書、発行は誠文堂新光社でmjである。上杉先生は一番信頼している真空管アンプの設計者で”このアンプはマッキンに比べてこうである”と、はっきりした判断基準をを昭和40年代初めに既に持っていた。余談になるが上巻と下巻では本のサイズが違い、当時の時代世相が出ている。

Mj2 持っているこの著書は勿論昭和49年の初版本で、給料が残業込みで5万円に満たない時代に1,800円もした。真空管回路の勉強の必要は無いが、イコライザなどの計算式はこうゆう参考書を頼りにする。またいたずらに難しい式を書きたがる著者も居るが、学術論文ではないのでできるだけ簡単な式の方が読者にはありがたい。

Mj3 イコライザなどと洒落たコトを言ったが、なんてこたあないトーンコントロールの低域下降で十分で、回路は画像のようになる。crで下降周波数を決めてボリュームで減衰量を決めるが、コンデンサは銅コンデンサ、ボリュームは巻き線式のブラシを金にして3極管1段のバッファが居る。よってプリアンプを長期間休止させる時にしか改造できない。防振対策はブルーノートレキシントン盤のエネルギーを全帯域に渡り増大させた。問題は低音のエネルギーの処理で、かっての手法では限界があり1ポイントイコライザを考えた次第です。

|

« Everybody Digs Bill Evans オリジナル盤 | トップページ | 振動力学 スーパーターンテーブルアーム編1 »