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2016年3月30日 (水)

振動力学 denon dp-80スーパーターンテーブル設計編3

1テクニクスの新dj用ダイレクトドライブターンテーブルSL-1200GAEは33万円で
1,200台の限定販売となる。mc(工場出荷価格)を甘く見ても1/4で約9万円、これの1,200台では天下のパナソニック僅か1億円の商いとなり説明にあるような開発になったのも仕方の無いことなんだろう。いらん世話だが、今更のαGEL®使用重量級高性能インシュレーターの登場にはたまげた。このプニャプニャした素材を足に使うとモータから発生した振動、音圧で発生したターンテーブルの振動は逃げ場を失い、毎度ながら寺内貫太郎が自分でじぐるって真っ赤になっている状態で振動を自己消費するしかない。この余分な振動を地球の重力方向へ逃がしてやる手法が、振動力学の一連のエントリーなのだ。

3dp-80の2枚舌プラッターの上部を撤去してセンタースピンドルの長さを計る。本来はゴムシートにレコードの厚さを加えただけだから25mmの長さになっているが、この部分を50mm程度延長する。芯ぶれしないような高精度加工が必要でいっそモータからシャフトを抜いて作り直せばよいのだが、ここはモータの生命線でほとんど外せない。

6 こちらが現状の水晶粒層でせいぜい15mmと薄く、60mm程度までに厚くしたい。重量は相当に増えるが加速時間を長くすれば問題なく、ターンテーブルは摩擦負荷と慣性負荷と2種類あるが起動時は摩擦負荷に支配されるためゆっくりと立ち上げる。

4x 地球の重力方向へ振動をアースする方式がこれ。鉄の丸棒を切断して10kgから20kgの錘を作りモータの取り付けフランジへネジ止めする。これを水晶粒が充填された箱の埋めてしまえばターンテーブルの大きなフランジ面は水晶に10kgや20kgで押し付けられ、振動を逃がす。dp-80スーパーターンテーブルの総重量は30kgから40kgとなり、毎度言っているがjazzオーディオは学術的権威ではなくて、馬鹿力だって...

5 この縞々文様がストロボ用でこの文様から反射型フォトセンサーを用いて速度検出を行う。この苦労話は次回に。

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2016年3月28日 (月)

振動力学 円形恐怖症サウンド ウーファ防振構造編

3色川武大先生は麻雀放浪記の阿佐田哲也と同一人物であるが、小生は博才が全く無いためこちらの本は読んでいない。一関ベイシーを紹介してくれた尊敬する大物弁護士(真に有能な弁護士はtvに出ない)は馬を持ち、盛んに競馬を進められてお付き合いで買ったりしたが一度も当たったためしが無い。さて色川武大先生は円形恐怖症でもあったため円形たるたこ焼き?もダメらしい。amp工房はこの円形恐怖症サウンドの真っ只中に居て、尖がりも丸いモノも怖ーい状況が続いている。

1小型スピーカではスキャンスピークが音色と音楽駆動でもno1と決めて試作を繰り返し、ツイータの取り付けフランジも木製のホーン型や楕円フランジや様々開発して、都度音が変わりどれが正解か当時は分からなくなっていた。現在は簡単に答えが出てしまい迷うことは無い。フランジの材質や形状でツイータの振動係数が変わっていただけなのだ。そこで最新の水晶粒防振リングを取り付けてみた。
2何と低音は膨らみ円形恐怖症サウンドになり悪く言えばボケてしまって大慌て、しかしツイータはシンバルの芯が出てきて大いなる矛盾がある。これは一体なに?...こうなれば大抵しくじったと判断してさっさと止めてしまうのがフツーだが、altecシステムで経験しているからシメタ!となる。
Scyan 小型スピーカは箱の振動がモロにウーファに伝わり、アクチェータたるボイスコイルのリニアモーションにその振動が帰還され情報の欠落が起きている。その帰還信号が低減されたため本来スピーカの持つ能力が発揮されて低音が豊になったと考えるべき。オリジナルはこれに比べると低音が痩せていると気付いた。altec515bに水晶粒防振リングを取り付けたのが4年前で、この大型スピーカではここまではっきりと分からなかった。今起きている円形恐怖症サウンドは一大事で、更に理論的解明を進め技術的確立を行うコトとする。

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2016年3月26日 (土)

振動力学 尖端恐怖症サウンド Rudy Van Gelder

Kuroもう20年も前になるか...
一関ベイシーで”色川武大先生”のサインを見つけてから、事態はまわりっくどいコトになった。”唄えば天国ジャズソング”を読めばjazzの認度に対し、誰も太刀打ちできないことが分かるだろう。時代屋の女房へ出演した夏目雅子さんのファンであるから時代屋の女房を書いた直木賞作家の村松友視さんのファンにもなり、その村松友視さんはjazz先輩の同級生であるから紹介してもらい、夏目雅子さん亡き後亭主の伊集院静さんを助けたのが色川武大先生で、菅原さんの出版記念パーティで色川武大先生の最後を語ったのが盟友黒鉄 ヒロシさんで、その色川武大先生は尖端恐怖症だったと言われている。その尖端恐怖症サウンドが Rudy Van Gelder となる訳で、まわりくどいが、最近の Rudy Van Gelder の尖端恐怖症サウンドを聴いていたら、頭がグルグル回り出して一気に繋がった。

Szabo2x1966年を境にルディ・ヴァン・ゲルダーはインパルスを離れてしまい、インパルスjazzサウンドは大きく変わった。ガボール・サボのImpulse! AS-9146 Gabor Szabo Quintet は1967年ボストンのライブ録音で、ベースの録音はボンつくことなく自然でエンジニアは reice hamel に変わり、勿論 オリジナルのオレンジ盤に van geldr の刻印は無い。所がこのレコードには尖端恐怖症サウンドが無く面白くない。
Manxオーディオマニアの間では録音の良さが有名で、長らくリファレンスになっていたシェリーマンの234、Shelly Manne Quartet Impulse! A-20 Coleman Hawkins (tenor saxophone) Hank Jones (piano) George Duvivier (bass) Shelly Manne (drums) Fine Recording, Ballroom Studio A, NYC, February 5, 1962 はオリジナルのオレンジ盤に van geldr の刻印はあるけど、おとなしくて緻密な実在感なのだが尖端恐怖症サウンドは無い。おかしいと思い良く々調べてみたらリレコーディングとリマスターでルディ・ヴァン・ゲルダーはクレジットされ、スタジオもヴァン・ゲルダースタジオではない。
515bインパルスオリジナル盤でvan geldr の刻印があっても Rudy Van Gelder の尖端恐怖症サウンドでない場合も多く、最近の水晶粒3次元接触防振構造の進化でそこが明快に分かるようになってきた。特にウーファの取り付けリングの水晶粒化に加えマグネットとボイスコイルの防振構造化は、Rudy Van Gelder の尖端恐怖症サウンドかどうかをたちどころに見破る。
Vang このベン.ウエブスターは騒々しくロジャー・キャラウイのハープシコードも変な音で余り良い盤ではないと思っていた。Ben Webster Quartet Impulse! A-65 Ben Webster(tenorsaxophone)
RogerKellaway(piano,harpsichord)
Richard Davis (bass)Osie Johnson(drums)
Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs,
NJ, March 25, 1964 最近このレコード録音が典型的 Rudy Van Gelder の尖端恐怖症サウンドで凄い!と分かり調べてみると、イングルウッドクリフスのヴァン・ゲルダースタジオ録音で正真正銘の Rudy Van Gelder の手によるものだった。結局の所、芸術と同じで上手いだけとか優等生的とかは歴史にも残らず、ざらついているとか尖がっているとかが人を惹きつける原動力になると思う。

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2016年3月24日 (木)

振動力学 tsd-15スーパーカートリッジ編1

Tsd1センサー開発の難度はアンプ開発の比ではなくて、閃きとかセンスが要求される。オーディオにおける最も重要なセンサーにカートリッジがあり多種開発されているが、スピーカと同様に過去の遺物にすがるしかない。jazzオーディオを標榜するならばオルトフォンのspuゴールドリファレンスかemtのtsd-15となる。

Tsd00ただこの両社ともヨーロッパであるからノイマンのコンデンサマイクと同じく、センサーに関してはヨーロッパに名機が揃っているのが不思議。tsd-15をそのまま使っただけではブルーノートレキシントン盤の輝きが足りなく、防振構造にする必要がある。

Tsd2見ても見えず、聞いても聞こえずで、目も耳も似たような感覚器官と決めていたが、耳の方は補正のしようが無く補聴器の世話になる時はオーディオも終わりとなる。tsd-15をスーパーカートリッジにしようと思ったら、ムーヴィングコイルの髪の毛以下の細線の処理が必要になり、流石に見えず切断してしまった。諦めて断線したtsd-15を長年放置しておいた。最近は防振構造進化の度合いが早く、この断線tsd-15を復活させ徹底した防振構造化のために実像顕微鏡を購入した。

Tsd33 使い物になるかどうか分からない安物の顕微鏡で、云わば賭けでエイヤーの気合で購入した。オー!見える見える。切断したコイルの細線もしっかり見えて、目は補正が掛かり耳とはぜんぜん違うと認識した。コイルとカンチレバー以外は全部防振構造にするが、一番効果が出そうな箇所はマグネットでこの部分を水晶微細粒で覆うことにする。有能な目を得て、tsd-15スーパーカートリッジはどう進化するのだろうか?

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2016年3月22日 (火)

振動力学 denon dp-80スーパーターンテーブル設計編2

1たいていの企業は機械屋が主体で支配しているから上手くいかない。そして電子制御は分からないから外注をしたりする。外注はお代をもらうことが一義で情熱など滅多に持たないし、機械屋は電子制御の難しさを知らないから無理難題を平気で言う。こうゆう構図での失敗は数限りなく、会社を起業される方は電子制御屋さんをくれぐれも大切にしよう。さてdp-80スーパーターンテーブルの設計で、構造についてつぶさに観察してみる。

2dp-80が開発された1978年頃のターンテーブル制御の主流は、サーボ制御回路にxtal-pllの専用lsiを開発している。我々も経験しているが専用lsiの開発は寿命を縮めほど大変で、マスクのチェックを丹念にやるがミスを見逃せば版代がパーになり大枚をドブに捨てる。
3 さて基板に貧弱な電源トランスやスイッチなど電装品は一切撤去する。ターンテーブル本体に電源スイッチなどの操作部があるのは、機構をややっこしくするだけなので使わず、エディカレントモータの3本線と反射型センサーの3本の合計6本の配線のみとする。
4モータの取り付けはご覧のようにアウターロータがむき出しで、この部分は全て水晶粒で覆いつくされる為モータカバーを作り密閉構造とする。ターンテーブル本体はアルミダイキャストで作られており、emt927式にするならば鋳物で作りたいところだが、水晶粒の防振構造化になってからは木でも大丈夫でこのまま使うことにする。
002出展:denonカタログ
プラッターは2重構造になっており、denonでその振動特性を取ってある。これによるとモータの底から加えた振動の減衰特性で、音圧によるプラッター面の振動特性ではなく現実的ではない。そうなれば2重構造の必要もなく、増してや板バネやゴムなど音を悪くする機構部品も上部プラッターもこれらを一切撤去する。振動減衰にゴムやバネを使うがオーディオではむしろ弊害で、水晶粒による振動減衰が今のところベストな手法と思う。
5_2 こちらが全て撤去済みの構造で随分とすっきりした。プラッターの円周内側にΦ294mmで高さ50mmくらいの円筒を貼り付けプラッターそのものをカップ状にして、底は不織布を貼り付け穴を塞いで水晶粒を充填する。表面は更に水晶粒を盛りやはり不織布で覆いレコード置き面とする。スピンドルは長さが足りなくなるためアダプターを作り延長する。これで厚さ60mm程度の水晶粒防振構造プラッターが出来る。

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2016年3月20日 (日)

振動力学 denon dp-80スーパーターンテーブル設計編1

Jbl 時代は進化しているなどと思わないほうが良い。昔はアッセンブラで4kも書けば1ヶ月分の仕事になり、腕の良いソフトウエアエンジニアに80万円位は支払っていたが、今ではc言語で4kなんか1日も掛からないから収入激減で、時代の進化を経済的豊さと解釈すれば進化どころかむしろ後退なのだ。jazzオーディオはもっと進化を拒否したテクノロジーの最たるもので、1949年に非業の死を遂げたジェームス・バロー・ランシング(jbl&altec)に支配されたままで、jazzオーディオを標榜するならばこの先もずーっと変わることはない。

Orcad1振動力学が進化してセンサーとアクチェータがオーディオを支配していると気付き、センサーはターンテーブル周り、アクチェーターはスピーカ周り、ここを制するものはオーディオを制するとオーディオ50年にして悟った。特にターンテーブル周りは音質改善の宝庫である。よってdp-80をスーパーターンテーブル化しようと意を決した。先ずはdp-80のコンピュータ制御の回路設計の為に5年ぶりにdosマシンを引きずり出した。

Orcad2分厚いマニュアルを片手にorcadで書き始めるが、けっこう体が覚えていて勝手にコマンドが打ててたまげる。1990年代のnec pc9801 にdosのorcadソフト、我老体と同じで便利さはチト足りないが馬鹿力だけはある。これで十分なのに、更に便利へと過剰便利社会になりwindowsなんかいらん世話だな。
2amp工房にはdp-80が2台あり予備機を解体してみる。金型投資は優に1,000万円を超えるリキの入ったdenonの傑作である。denonの前身日本コロンビア時代は日立系の会社で、尊敬する日立の大先輩が社長に就任された経緯もあり、大いに贔屓にしている。しかしながらセンサーである観点から眺めると改善内容が相当に多い。
3あまり原型を留めない超改造にしてしまうと、これを作ろうとされているdp-80信奉者に申し訳ないので、原型を留めつつ最強のスーパーターンテーブルにしよう。ワウフラは0.1%もあれば十分で、勿論技術的には0.01%も可能だが精密工作機械なってしまうからやらない。速度検出は画像のストロボ用白黒パターンを反射型センサーで読み取る。理由は簡単でワウフラはemt927を参考に0.1%で十分であるコトと、プラッターの内側に塗られた磁気コーティングに傷が付きやすく、また1,000個の磁気コーティングのコーティング精度が分からず、この126個の白黒パターンの方が単純明快となる。ここで重要はパルス数ではなくて白黒の精度となり、この白黒はまあ信用できる。パルス数が少ないと低速時ゲインが上がらないだけで、ターンテーブルの場合ゲインの向上ではなくて滑らかさの向上を優先する。またdj用のようにピッチ10%の3.3rpmなんてあり得ない。33rpmは0.55rpsで126個のパルスを掛けると1secで69.3パルス=69.3hz、時間にして14.4msecで速度制御ループは20msecとなりma2段フィルターを掛けて40msecの速度ループは相当にゲインが上がらない。まあ第一ラウンドはこれでやってみるか、仮に磁気コーティングを使った場合は10倍のゲイン向上となる。
4 アームは日本製では一番信用しているsaecのwe-407/23を使う。理由は精度さえ良ければsme3012アームの必要が無い証明であり、振動力学の観点からアーム長さは短い方が良い。スーパーターンテーブルは勿論アームまで含めてのシステムになるが、先ずはdp-80を日立(あえて呼ばしてもらう)のエンベデッド最高傑作 risc cpu shを使い、電流制御は100khzとしアナログ並みの実力を有し、あんぷおやじ40年の馬鹿力を埋め込んだサーボアンプを作ろう。

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2016年3月18日 (金)

振動力学 スーパーターンテーブルアーム編3

1x 学歴詐称がまた出たが身近で体験しているから、nasaとかmbaとかHarvard Universityなどの横文字を出す輩は信用しないコトにしている。幸い学歴などに縁も無いjazzオーディオ界に身を置けるのは素晴らしいとも言える。さて、高学歴とは全く関係ないのがあんぷおやじ流儀振動力学で、mitのボーズ博士もあきれる手法なのだ。dp-80はsme3012パイプ内部に金線を通し、微細な水晶粒で防振構造をとっている。しかし黄色丸印にtsd-15配線のジョイント部とアームからrcaケーブルのジョイント部がむき出しなっている。

2これは振動をモロに受けてしまいよろしくない。そこで今年に入ってからsme3012アームの黄色丸印の如く、tsd-15配線のジョイント部に水晶粒を詰めて熱収縮チューブで固め、アームからrcaケーブルのジョイント部を水晶粒ケースを付けて水晶粒を充填した。音はそれなりの効果を確認できて良いのだが、小学生弟子のt-mon君に笑われそうな不細工で気にはなっていた。
3515bウーファの防振対策は次元の違うレキシントン盤の再生能力をたたき出し、今度はターンテーブル周りが貧弱になってきた。100均へ行きジョイント部水晶粒充填用の軽い円筒を探すと、液体糊が丁度具合良く100円で2本も買えた。これをsme3012アームに付けるとアームリフターに当たってしまい、元々便利さ安全さから付けられたリフターはアームの音に悪影響を出しているコトは明白で、バラして外した。リフター部はピストンがシリンダー内で動作するが、オイル等の充填は無くオイルシールでダンピングを生成していた、なるほど。
4液体糊容器の底側の部分を切り取り底近くに貫通用の穴11mmΦを開け、更に上部分のみ半割りとして嵌めこみ水晶粒ケースとする。こちらはアームからrcaケーブルのジョイント部で金線を叩いて金箔状にしてあり、このジョイント部の防振構造化になる。この金箔のペラペラの防振構造は可とう性に超ノンストレスの条件が重なり、今の所ノーアイディアだが何れやったろ。
5こちらはtsd-15配線のジョイント部の防振構造化で、今までは熱収縮チューブで処理されて徒に加重を増やしていたが、この方式ですっきりした。近頃の作業は新幹線の運転みたいなモノで1回のミスも許されず緊張の連続、しくじればtsd-15カートリッジをパーにして20万円近くが吹っ飛ぶ。
6今回の防振対策はsme3012アーム取り付け部の改良が主題で、いままでは5mm程度の水晶を敷き詰めた上からネジ止めしていたが、水晶粒の逃げで効果が薄れていた。そこで15mmの熱収縮チューブを水晶粒を入れて固め取り付けベースとし、その際にジョイント部の防振構造が余りにも不細工で撤去した。音出しして515b防振構造化の特徴は良く表れているが、何かが足りない、いや足りなくなってしまった。そうかジョイント部の防振構造か、とゆう訳で今般のジョイント部防振構造の再構築となった。
7 おー素晴らしい!レキシントン盤が躍動する、足りなかったモノは躍動感だった。そして取り付けベースのΦ15mm水晶粒ベースが正しかったことの証明となった。アームリフターの無いことも音質向上につながっているが、益々不便で危険極まりない。この不便とか危険がレコードの音向上の原動力で、ターンテーブル周りは音質向上の宝庫であることも間違いない。水晶粒と液体糊のケースで〆て200円也、これでブルーノートレキシントン盤に躍動感をみなぎらせるのだから、これはもう痛快以外のなにものでもない。先日友人の和尚から”あんぷおやじさんはなぜ突き抜けられるのでしょうか?”と質問されたが、たぶんこうゆう人生の痛快さがあるからなんだろう...

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2016年3月16日 (水)

振動力学 515bウーファ防振構造編了

Mic2ヴァチカンシスティーナ礼拝堂でミケランジェロの天井画を眺めていると、たいていは首が痛くなる。よって寝転んで見てやろうと画策しているが、不埒とつまみ出されるのに決まっている。あれだけの雄大な(創世記)絵画を見ていると、どこか1点しか見ていないコトに気が付き記憶に止めておこうとしても無理がある。jazzも同じでコルトレーンのフリー時代若しくは接近した時代の音は、全てを記憶に止めるのは無理でどこか1点の音となる。こうして考えると、なんだい耳も目も一緒じゃあないか!となり更にである、最近は絵筆を握らないが下手になる所かどんどん上手くなると信念している。その要因がjazzオーディオであり絵画になる訳で、得体の知れている良いjazzを良い音で聴き、良き絵画の本物を見る、これらの体験が絵を上手くしてjazzオーディオの音も良くする。

1515bウーファ防振構造はブログにエントリーして著作物として保護しておく。画像のように515bのお尻は水晶粒で覆われ、取り急ぎで水晶粒充填筒はラスクの支柱が間に合わなく木でこさえた。515b1個当たりの水晶粒充填量も2kg強と何とも少ない。全体に振動吸収率は弱めとなっている。
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低域の音響エネルギーは膨大で現在の水晶充填量の2kgではお話にならない、最低でも5kg、理想的には10kgほど必要と考えている。また、暫く前まで考えていた水晶粒で覆うスピーカ箱の構想は無くなり、通常の安物の木で作り吸音はグラスウールで行い、各スピーカの防振構造改造でベストの答えが出る。4550bk箱に片側100kgくらいの水晶充填より、直接515bに僅か2kgの水晶粒防振対策を施した方が何倍も効果が確認できたからである。altec 515bの防振対策はスピーカ取り付け部を水晶粒リングを挟み込んで箱からの振動を遮断して宙に浮かせ、マグネット部とボイスコイルをやはり水晶粒で覆い、このカバー部をしっかりと重力方向へ振動をアースする。
Amp_2音出しをすると読み以上の効果が表れ、毎度ながら今まで聴いたことのない音にいささか戸惑う。何処かのjazz喫茶やオーディオ猛者の所で聴いたような音なら何となく安心するが、そうでないからさあ大変。音の透明度が全く違いレコードの録音状態をたちどころに暴き立て、安心して聴いていられないレコード累々でこれを良しとするのか悪しとするのか。
Caraba オーディオマニアで耳の良い御仁は沢山居る。耳が良いからと言ってjazzオーディオが格段の進化をするとは限らない。いっとう重要はjazzやクラシックをゲージュツとして捉えられる耳かどうかが分かれ目で、周波数分析的耳では現状打破は難しい。あんぷおやじは駄耳でありながらここまで進化できたのは、割烹わかすぎの天才若旦那の力に相違ない。彼は陶芸家の芸術家であり料理人で、音の記憶は味の記憶と同じで商売柄忘れないと言う。なによりもストラディはこうでなくちゃあ、スタインウエイはこうでなくちゃあ、と音楽を芸術的耳で評価できる。だからあんぷおやじはこの評価に、ただ乗っかっただけ...了
ナヴォーナ広場の近くにあるサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)のコンタレッリ礼拝堂にあるカラヴァッジオの3部作「聖マタイの召命」、「聖マタイと天使」、「聖マタイの殉教」を見れば、jazzオーディオの音は更なる進化を遂げるに違いない。

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2016年3月14日 (月)

振動力学 515bウーファ防振構造編2

0オーディオに必要なものは頭でっかちな理論よりも馬鹿力のようなモノであると、ここ10年間くらいで悟った。jbl 4550bkとaltec 515bが良い例で、38cmのウーファを使うコトは責任が生じその責任の二乗であるから、もう体力勝負以外の何ものでもない。

2先ず第1の馬鹿力は515b用4発分の紙管とエンドブラケットの加工で、糸鋸を使い丸に切るが職人さんみたいに美しい丸は切れず情けない。電動の糸鋸盤も買ったがチョロくて結局手で切る。エンドブラケットは合計で8枚、ゲージュツ家は直ぐに飽きて嫌になる。

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嫌になるがとんでもないウーファの音を聴きたい一心が勝り、ようやく4発分のエンドブラケットの加工が終わる。加工のコツはチト大きめに切り左甚五郎流に最後はヤスリの磨り合わせで紙管や515bに勘合させる。

4x組み上げて重大問題発生!
515bに水晶粒防振用の紙管を取り付けたら裏蓋に当たってしまい、エライ事になった。もともと4550bkの場合416-8aは問題なく取り付けできるが、515bはマグネットが当たってしまい逃げの加工を裏蓋にしてある。問題は裏蓋で厚さ60mmで重量30kgもあるものだから、1人作業は難儀する。第2の馬鹿力は角材を加工して裏蓋の取り付け延長枠を造る。今回は早く終えたい為40mmの延長のみに止めた。

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2016年3月12日 (土)

振動力学 515bウーファ防振構造編1

4画像の小型スピーカはスキャンスピークのユニットを使ったamp工房製プロトタイプで、ユニットだけでも20万円位するから30数万円で売り出そうと昔開発したモノで自宅で聴いていた。当時のaltecシステムの音は粗く、音色ではスキャンスピークに敵いっこないと長い間決めていた。更にこのスキャンスピークユニットの取り付けには水晶粒防振リングが使われており、また箱内部には一部水晶粒を充填してあり防振対策はかなり進んでいる。久しぶりにamp工房へ持ち込んで聴いてみるとaltecシステムの音の澄み具合が圧倒的で、やれば音色だって小型スピーカを凌駕できるのだ。

5圧倒的にjazzエネルギーを噴出し音色を澄ませた手法が288-16gの防振対策で、ドライバ本体を水晶粒で包みラスク板の上に置いたもので、幾ら強力なアンプを持ってしてもできない技なのだ。頭をクラクラさせながらレキシントン盤のjazzエネルギーに浸っていると、突然閃くではないか!

4168b昔mj(無線と実験)のグラビアで見たウーファのお尻にとんでもなく重量物を付けている御仁の手法は、振動対策だったのだ。このオーディオ猛者の御仁は416-8bのお尻に32kgの砲金を付けると音が良くなるコトを、生理的に知っておられたのでしょう。理論的解明をするならば砲金の方が鉄なんかより倍位の減衰特性があり、音圧を早く減衰させて防振対策をやっていたのだ。

1x 但しこの方式はウーファの斜め下方向に強大な重力トルクが発生して、ウーファ取り付け部のアンバランスな重量配分問題の解決と防振対策をやっていれば完璧だったのだが。しかし重要な手掛かりで、我が方のウーファ515bの防振対策に思いを巡らせてみよう。

2x 防振対策をやれば間違いなく515bのお尻が重たくなり、取り付け部の重量アンバランスは発生する。それともっと重要な問題が空中で振動を受けても重力方向へしっかりと逃がさない限り、防振効果は薄く防振対策とは言えない。

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ここもやはり288-16gで実績のあるラスクを使った支柱を作り、515bのお尻を支え振動を重力方向へ逃がす構造とする。妄想、いや構想が固まったところで288-16gで使った紙管Φ210mmを515bにあてがうと、マグネット部にうまいこと覆うことができて具合が良い。スピーカの磁気回路は作用と反作用があり振動を伴い、音を濁してしまう。濁してしまうが解決方法が見当たらず寺内貫太郎風に自分でじぐるって振動エネルギーを消費する。水晶粒による3次元接触防振構造で全てが解決する訳ではないが、自己消費振動エネルギーがある程度放出され、しかし音質は驚きの向上を見せる。まあ、この手法は今までに無かったのだから初めて聴く音にたまげる。

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2016年3月10日 (木)

ルディ・ヴァン・ゲルダー録音の考察

515b昔も何やら似た経験したことがありそれの再現か?と思ったが随分と違う。銀線時代の話でΦ5mmと太く5nなど純度の高い銀線を使用すると高音がおとなしくなり、ついアッテネータのレベルを全開するのであるが、今考えればjazzのエネルギーが失せてしまい高音を上げていた。altecドライバ288-16gの水晶粒3次元接触防振構造の進化で静かになり似たような結果だが、515bダブルウーファの隙間に288-16gのエネルギーを埋め込み補間してjazzエネルギーを増し、低音は低く塊る。しかし未だ解決できないのがルディ・ヴァン・ゲルダー録音なのだ。

Lexx例えば1954年の BLP 1518 Horace Silver And The Jazz Messengers Kenny Dorham (trumpet) Hank Mobley (tenor saxophone) Horace Silver (piano) Doug Watkins (bass) Art Blakey (drums)Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, November 13, 1954 ではタグ・ワトキンスのベース撮りはボンつくことも無くまあまあの録音で、ハッケンサックのヴァン・ゲルダースタジオはご両親の居間で録音したので、音は漏れて自然なベースになったと推論する。ベースは100hz辺りのエネルギーが大でamp工房の515bはここが弱い。

Supx続いてコルトレーンで一番大切にしている1964年の John Coltrane - A Love Supreme  (Impulse! A-77)John Coltrane (soprano,tenor saxophone) McCoy Tyner (piano) Jimmy Garrison (bass) Elvin Jones (drums)Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 9, 1964 ではジミー・ギャリソンのベースが盛大にボンつき閉口する。この録音はイングルウッドクリフスの新装なったヴァン・ゲルダースタジオで録音されて、遮音が完璧で低域が盛り上がったのか?若しくはaltec604モニターの低音が出ないものだからギャリソンのフェーダーを上げたのか?

Szabo1x 更に続き1966年の Impulse! A-9123 Gabor Szabo QuintetGabor Szabo (guitar, vocals) Ron Carter (bass) Chico Hamilton (drums) Willie Bobo, Victor Pantoja (percussion)Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 6, 196690553 My Foolish Heart このマイフーリッシュ・ハートではロン・カーターのベースが手に負えないほどボンつき、ガボール・サボの演奏を台無しにしている。この録音もイングルウッドクリフスのヴァン・ゲルダースタジオなのだ。

Szabo2x 同じガボール・サボでも Impulse! AS-9146 Gabor Szabo Quintet Jimmy Stewart, Gabor Szabo (guitar) Lajos "Louis" Kabok (bass) Marty Morell (drums) Hal Gordon (percussion)"The Jazz Workshop", Boston, MA, April 14 & 15, 1967 90839 Space を聴くとベースの録音はボンつくこと無く自然でエンジニアは reice hamel に変わっており当然インパルスオレンジ盤に van geldr の刻印は無い。

Imprex 同じライブ盤でも John Coltrane - Impressions  (Impulse! A-42)John Coltrane (soprano,tenor saxophone) Eric Dolphy (alto saxophone, bass clarinet -2) McCoy Tyner (piano) Jimmy Garrison, Reggie Workman (bass) Elvin Jones (drums)"Village Vanguard", NYC, November 3, 1961 ヴァン・ゲルダーが録音したインプレッションではベースが盛大にボンついている。ここまで追求すると見えてくるモノはヴァン・ゲルダーのベース撮りに問題があるのでは?所がたいていは自分のオーディオが悪いと決め付けて録音を疑わない。更にjblやgaussやtadのコーン紙の重たいウーファでは、ブルンブルンと表現が変わり問題視しない。ここがaltec515bの難しさであり、これを克服していくところにjazzオーディオの進化が生まれる。

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2016年3月 8日 (火)

振動力学 Altecドライバ288-16gスーパーチューニング編了

1世の中、中々捨てたもんじゃあなくて、jazzオーディオはお足が幾らあっても答えを得られないことがしばしばある。大いなる遺産でもない限りはお足があるゆうことは引き換えに、掛かるストレスは絶大で自由な時間は全く無い。いや勤め上げて隠居後に大金を持ってオーディオに邁進しよう!と決めても、その頃にはいっとう大事な感性も鈍り耳もよう聞こえない。しからばお足がない場合はどうだろうか?ストレスなど無く自由な時間はあり余りオーディオ三昧と行きたい所だが、原資がなくては自由に出来ない。

2ここまでの結果を見ると人生は案外平等に出来ているのかも知れない。これもあんぷおやじの流儀の経験則からくるもので、人様の事情でもないから悪しからず。さてお足があったら迷わずviolaのブラボーの4box(1,560万円)を買い、ハイエンド三昧となる。しかしである、violaのブラボーを持ってしても終わりはないのがjazzオーディオで、まあ投じた金額の大きさの満足感だけは得られる。
3 お足がない場合はどうだろうか?2a3パラシングルの自作アンプ材料費を集計しても50万円もいくかどうか程度。violaのブラボーならばコーン紙の隅々まで揉み解して素晴らしく鳴らすが、自作2a3のとろいアンプでaltecシステムを鳴らすにはスピーカにも全面協力してもらうしかない。かくして288-16gのドライバとスロート部を水晶粒防振構造にした。お代はパイプ材1,000円+水晶10kg10,000円の11,000円でステレオ分完成となる。音は繊細でクリーミー且つ雄大となり投資金額対音質向上効果の大きさに満足感が得られる。お足が無い分は知恵と馬鹿力で補い、時間は自由自在にあるから進化させるためのアイディは無尽蔵に生まれ、これまた終わりの無いのがjazzオーディオなのだ。
4 おまけ:
altecホーン1003bとドライバ288-16gの組み合わせは型番通り300hzから楽に再生させ、jazz喫茶amp工房を開店させた時にそれまでのクロスオーバー600hzから300hzに切り替えた。理屈では良いのだが515bのショートホーンは200~400hz辺りを数db以上上げて緩いが豊な低音を再生する為515b分を288-16gに負担させると288のバックチャンバーの容積の問題で音が窮屈となり、600hzに戻して現在に至る。その時にバックチャンバーは開放してしまい現在はそのままだが、いずれ大容量のバックチャンバーを水晶粒防振構造とグラスウールを充填して作り密閉構造に戻す予定。

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2016年3月 4日 (金)

振動力学 Altecドライバ288-16gスーパーチューニング編1

1天才彫刻家ではミケランジェロとベルニーニのファンで強く支持する。ミケランジェロはトルク感に満ちた彫刻で圧倒し、ベルニーニは神の手と思える繊細で美しい彫刻に圧倒される。altecとjblもこれと似たような関係でjazzならばトルク感たっぷりのjblにすべきで、ボーカルの美しいaltecより適任と思う。思うが最初にa7を聞いてしまったモノだから隠れjblファンのaltec党になっている。Gaussツイータ1502スーパーチューニングの防振対策強化で好結果が得られてしまい、いよいよaltec288-16gに手をつけることにした。

2288-16gもかなり防振対策はやってあり、所謂ヴァージョンアップとゆうことになる。288-16gと1003bのスロート部には本来ガスケットが付属しているがこれは具合が悪く、水晶粒のリングガスケットを作り締めこんである。

3 地上高2mの高地から288-16gを取り外すのも難儀で、腰にくるは手首は痛くなるはナントカロン酸が要る年齢に急ぎの作業は出来ない。久しぶりに288-16gのダイアフラムを見るが、後面開放で空気にさらしているが何ら問題ない。ダイアフラムにボイスオブシアターのシンボルマークが印刷されて、altecも中々粋なことをする。ボイスコイル引き出し線は金線に交換してあり、音の悪い真鍮の端子は使用していない。実はダイアフラムから金線引き出し部の防振構造は、今の所やりようが無くノーアイディア。

44 ドライバ後面の鉄の部分にも(防振面赤丸印)水晶粒を充填する為、例の紙管を調達に出向いたが適合するサイザが無くエンビのパイプとした。水晶充填リング用Φ104mmのエンビパイプはダイアフラムのリングと完璧に勘合して、これにネジ止めする。

5 続いて紙管の筒本体とエンドブラケットを製作する。288-16gは水晶粒を充填して完成させてしまうと推定25kgと重すぎで、一人作業では組みつけが無理なため筒本体に2個の穴を開けて組みつけてから水晶粒を充填する作戦にでた。

66 ほとんどの作業が地上高2mの高所作業で難航を極めた。片手で17kg程度の288-16gとスロートを持ち上げるのが困難で、更に1003bのホーンエンドは真鍮で出来ていて何度もネジ締めをしくじってネジがバカになるなど苦労の連続。何も知らない家人など好きなことをやっていられて良いよね!などと言っているが、そうゆう次元を通り越して人間の証明(大袈裟さな!)みたいになっている。しかしその苦労も音出しした瞬間にむくわれ、288-16g特有のヒリツキ感は減り蜂蜜をスプーンでかき混ぜるようなクリーミーさに方法論の正しさの証明となった。

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2016年3月 2日 (水)

ターンテーブル用無帰還ACサーボモータの考察

Outer随分昔になるが見城先生がぶらっとjazz喫茶amp工房に立ち寄られて、その時興奮気味に紹介されたのがイギリス空軍ハリアー戦闘機の姿勢制御用の2相サーボモータで、制御巻き線と駆動巻き線の2重構造の巻き線を持った精密極まりないacモータでした。ここから学ぶべきものはモータの限りない自由である、と思った。

Hsm20そこで昔やった実験:
ヒステリシスシンクロナスモータがどれだけ低速で回転するか試してみた。画像のサイン波時間が18.8secの2電気角(4極)で1回転する為、18.8secx2=37.6sec 60/37.6=1.56rpm、周波数から計算しても0.05319hzは120x0.05319/4=1.56rpm、1800rpmのモータが何と1.56rpmで回り...駆動周波数0.05319hzはやりすぎでした。ただ極めて重要な実験で極数を増やせばダイレクトドライブが出来る証明となった。

1 amp工房のアンプは2a3パラシングルのパワーアンプで無帰還構成である。これでレキシントン盤のエネルギーが噴出してjazz再生においては何ら不満はない。回路構成は簡単で記事に書けないくらいなシロモノで、これで良い。帰還を掛けて凝った所で宇宙がひっくり返るような大事件は起きまい。しかしこの無帰還に注目すべき所がある。

Emt927mx画像はemt927のリラクタンスシンクロナスモータで4pだから50hzの場合1500rpmとなってしまう。だからダイレクトドライブは不可能でリムドライブとなる。サーボ剛性の下がるリムドライブであれだけの音が出せるのはきっと無帰還に違いない、と結論付けた。

Sv1 そうなると帰還の必要なdp-80エディカレントタイプではなくなり、無帰還のemt927のリラクタンストルクモータとなる。しかしながらリラクタンストルクは凸極特性(赤丸印)で引っ張られて同期回転しているため、どうしたものか?

Cagex画像出展:wkikipedia
そこで登場がかご型3相誘導電動機で、2次側のショートバーにアルミなど使わずofcの純銅棒、場合によっては純銀棒を使う。2次側の抵抗を減らせば同期運転近辺の速度変化が小さくすべりsが安定すると思われる。

Cage5 ターンテーブル用サーボモータは滑らかさが優先でトルクは必要なく、しかもトルク変化は少ないためかご型誘導電動機でも可能性が大になる。16極が現実的に出来うる誘導電動機の限界と考え、3相で各相の各極4個のコイルとし16極では192スロットとなる。仮にスロットピッチを10mmとすると円周は1920mmとなりステータ内径が611mmで結構現実的な数値となる。次に周波数だが仮にs=1として33.3rpmの時の周波数は4.4444hzとなりこれにすべりを加味した周波数シンセサイザーをshcpuで作れば、無帰還でターンテーブルをダイレクト駆動できる。かご型の設計については次回見城先生にお会いしたときご教示願おう。かくして本命と思われていたエディカレントモータからかご型に変わりつつあり、既に最終章で先ずは熟慮することにしている。

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