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2016年3月20日 (日)

振動力学 denon dp-80スーパーターンテーブル設計編1

Jbl 時代は進化しているなどと思わないほうが良い。昔はアッセンブラで4kも書けば1ヶ月分の仕事になり、腕の良いソフトウエアエンジニアに80万円位は支払っていたが、今ではc言語で4kなんか1日も掛からないから収入激減で、時代の進化を経済的豊さと解釈すれば進化どころかむしろ後退なのだ。jazzオーディオはもっと進化を拒否したテクノロジーの最たるもので、1949年に非業の死を遂げたジェームス・バロー・ランシング(jbl&altec)に支配されたままで、jazzオーディオを標榜するならばこの先もずーっと変わることはない。

Orcad1振動力学が進化してセンサーとアクチェータがオーディオを支配していると気付き、センサーはターンテーブル周り、アクチェーターはスピーカ周り、ここを制するものはオーディオを制するとオーディオ50年にして悟った。特にターンテーブル周りは音質改善の宝庫である。よってdp-80をスーパーターンテーブル化しようと意を決した。先ずはdp-80のコンピュータ制御の回路設計の為に5年ぶりにdosマシンを引きずり出した。

Orcad2分厚いマニュアルを片手にorcadで書き始めるが、けっこう体が覚えていて勝手にコマンドが打ててたまげる。1990年代のnec pc9801 にdosのorcadソフト、我老体と同じで便利さはチト足りないが馬鹿力だけはある。これで十分なのに、更に便利へと過剰便利社会になりwindowsなんかいらん世話だな。
2amp工房にはdp-80が2台あり予備機を解体してみる。金型投資は優に1,000万円を超えるリキの入ったdenonの傑作である。denonの前身日本コロンビア時代は日立系の会社で、尊敬する日立の大先輩が社長に就任された経緯もあり、大いに贔屓にしている。しかしながらセンサーである観点から眺めると改善内容が相当に多い。
3あまり原型を留めない超改造にしてしまうと、これを作ろうとされているdp-80信奉者に申し訳ないので、原型を留めつつ最強のスーパーターンテーブルにしよう。ワウフラは0.1%もあれば十分で、勿論技術的には0.01%も可能だが精密工作機械なってしまうからやらない。速度検出は画像のストロボ用白黒パターンを反射型センサーで読み取る。理由は簡単でワウフラはemt927を参考に0.1%で十分であるコトと、プラッターの内側に塗られた磁気コーティングに傷が付きやすく、また1,000個の磁気コーティングのコーティング精度が分からず、この126個の白黒パターンの方が単純明快となる。ここで重要はパルス数ではなくて白黒の精度となり、この白黒はまあ信用できる。パルス数が少ないと低速時ゲインが上がらないだけで、ターンテーブルの場合ゲインの向上ではなくて滑らかさの向上を優先する。またdj用のようにピッチ10%の3.3rpmなんてあり得ない。33rpmは0.55rpsで126個のパルスを掛けると1secで69.3パルス=69.3hz、時間にして14.4msecで速度制御ループは20msecとなりma2段フィルターを掛けて40msecの速度ループは相当にゲインが上がらない。まあ第一ラウンドはこれでやってみるか、仮に磁気コーティングを使った場合は10倍のゲイン向上となる。
4 アームは日本製では一番信用しているsaecのwe-407/23を使う。理由は精度さえ良ければsme3012アームの必要が無い証明であり、振動力学の観点からアーム長さは短い方が良い。スーパーターンテーブルは勿論アームまで含めてのシステムになるが、先ずはdp-80を日立(あえて呼ばしてもらう)のエンベデッド最高傑作 risc cpu shを使い、電流制御は100khzとしアナログ並みの実力を有し、あんぷおやじ40年の馬鹿力を埋め込んだサーボアンプを作ろう。

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