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2016年3月12日 (土)

振動力学 515bウーファ防振構造編1

4画像の小型スピーカはスキャンスピークのユニットを使ったamp工房製プロトタイプで、ユニットだけでも20万円位するから30数万円で売り出そうと昔開発したモノで自宅で聴いていた。当時のaltecシステムの音は粗く、音色ではスキャンスピークに敵いっこないと長い間決めていた。更にこのスキャンスピークユニットの取り付けには水晶粒防振リングが使われており、また箱内部には一部水晶粒を充填してあり防振対策はかなり進んでいる。久しぶりにamp工房へ持ち込んで聴いてみるとaltecシステムの音の澄み具合が圧倒的で、やれば音色だって小型スピーカを凌駕できるのだ。

5圧倒的にjazzエネルギーを噴出し音色を澄ませた手法が288-16gの防振対策で、ドライバ本体を水晶粒で包みラスク板の上に置いたもので、幾ら強力なアンプを持ってしてもできない技なのだ。頭をクラクラさせながらレキシントン盤のjazzエネルギーに浸っていると、突然閃くではないか!

4168b昔mj(無線と実験)のグラビアで見たウーファのお尻にとんでもなく重量物を付けている御仁の手法は、振動対策だったのだ。このオーディオ猛者の御仁は416-8bのお尻に32kgの砲金を付けると音が良くなるコトを、生理的に知っておられたのでしょう。理論的解明をするならば砲金の方が鉄なんかより倍位の減衰特性があり、音圧を早く減衰させて防振対策をやっていたのだ。

1x 但しこの方式はウーファの斜め下方向に強大な重力トルクが発生して、ウーファ取り付け部のアンバランスな重量配分問題の解決と防振対策をやっていれば完璧だったのだが。しかし重要な手掛かりで、我が方のウーファ515bの防振対策に思いを巡らせてみよう。

2x 防振対策をやれば間違いなく515bのお尻が重たくなり、取り付け部の重量アンバランスは発生する。それともっと重要な問題が空中で振動を受けても重力方向へしっかりと逃がさない限り、防振効果は薄く防振対策とは言えない。

3

ここもやはり288-16gで実績のあるラスクを使った支柱を作り、515bのお尻を支え振動を重力方向へ逃がす構造とする。妄想、いや構想が固まったところで288-16gで使った紙管Φ210mmを515bにあてがうと、マグネット部にうまいこと覆うことができて具合が良い。スピーカの磁気回路は作用と反作用があり振動を伴い、音を濁してしまう。濁してしまうが解決方法が見当たらず寺内貫太郎風に自分でじぐるって振動エネルギーを消費する。水晶粒による3次元接触防振構造で全てが解決する訳ではないが、自己消費振動エネルギーがある程度放出され、しかし音質は驚きの向上を見せる。まあ、この手法は今までに無かったのだから初めて聴く音にたまげる。

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