振動力学 515bウーファ防振構造編了
ヴァチカンシスティーナ礼拝堂でミケランジェロの天井画を眺めていると、たいていは首が痛くなる。よって寝転んで見てやろうと画策しているが、不埒とつまみ出されるのに決まっている。あれだけの雄大な(創世記)絵画を見ていると、どこか1点しか見ていないコトに気が付き記憶に止めておこうとしても無理がある。jazzも同じでコルトレーンのフリー時代若しくは接近した時代の音は、全てを記憶に止めるのは無理でどこか1点の音となる。こうして考えると、なんだい耳も目も一緒じゃあないか!となり更にである、最近は絵筆を握らないが下手になる所かどんどん上手くなると信念している。その要因がjazzオーディオであり絵画になる訳で、得体の知れている良いjazzを良い音で聴き、良き絵画の本物を見る、これらの体験が絵を上手くしてjazzオーディオの音も良くする。

低域の音響エネルギーは膨大で現在の水晶充填量の2kgではお話にならない、最低でも5kg、理想的には10kgほど必要と考えている。また、暫く前まで考えていた水晶粒で覆うスピーカ箱の構想は無くなり、通常の安物の木で作り吸音はグラスウールで行い、各スピーカの防振構造改造でベストの答えが出る。4550bk箱に片側100kgくらいの水晶充填より、直接515bに僅か2kgの水晶粒防振対策を施した方が何倍も効果が確認できたからである。altec 515bの防振対策はスピーカ取り付け部を水晶粒リングを挟み込んで箱からの振動を遮断して宙に浮かせ、マグネット部とボイスコイルをやはり水晶粒で覆い、このカバー部をしっかりと重力方向へ振動をアースする。
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ナヴォーナ広場の近くにあるサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)のコンタレッリ礼拝堂にあるカラヴァッジオの3部作「聖マタイの召命」、「聖マタイと天使」、「聖マタイの殉教」を見れば、jazzオーディオの音は更なる進化を遂げるに違いない。
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