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2016年4月 5日 (火)

Rudy Van Gelder の尖端恐怖症サウンド

Vanニュージャージーmit本社の社長はあんぷおやじになぜか?親切にしてくれて、感謝でありました。海外初めてのゴルフは社長のご招待で、日本のコースよりは随分楽に感じた。逗留先のニュージャージーのホテルから夜はニューヨーク観光に出かけていた。よって未だにニュージャージーは好印象を持ち続けている。そのニュージャージーに初期ハッケンサックと後期イングルウッド・クリフスにルディ・ヴァン・ゲルダー氏はスタジオを持ち、尖端恐怖症サウンドを作り続けた。ルディ・ヴァン・ゲルダー氏には聞きたい事が山ほどあり、夢だがニュージャージーのイングルウッド・クリフスを訪れたいと漠然と思っていた。しかしこの1枚の写真から尖端恐怖症サウンドを紐解くも、想像逞しくして良いのかも知れない。

Ampex300taperecorderx先ずはampexの300テープレコーダが2台あり、これが全ての原点で、洗濯機に使うような無骨で大型のヒステリシスシンクロナスモータ駆動、録音再生は勿論真空管アンプ、直ぐに磁気コーティングが剥がれてしまうような短命で危険極まりないスコッチの録音テープ、これがブルーノートレキシントン盤のエネルギーを作り出した。ampex200は30インチの高速だったが、ampex300になって15インチと7.5インチになり、コレトレーンのテープを見ると7.5インチで、え!19cmでは我々の録音速度と変わらないじゃん、とjazzエネルギーはテープを高速で回すモノでもないことを知った。
6045
ルディ・ヴァン・ゲルダー氏の頭上のモニタースピーカを見て欲しい。ほーら、altecの604コーナータイプを逆さまに取り付けているではありませんか!だから言ったでしょ菅原さん、Rudy Van Gelder jazzはaltecだって。ここまでくるとかなりの合点がいき、604でモニターしながら音作りをしているから低音が出ず、ついベースマイクのフェーダーを上げたに違いない。altec 604 type bass reflex corner enclosure は、38cmの604を入れる箱にしては小さすぎバスレフにしている所も問題で、しかし時代はこれで良かったのかも知れない、いやきっと良かったのだ!
127amp 我田引水は否めないが、トム・コランジェロのviolaのブラボーと戦うには駆動力やキメ細かさを諦めて(勝てっこない)色艶と張りに賭けて真空管アンプになるのだ。そこで登場がルディ・ヴァン・ゲルダースタジオのモニターアンプでaltec127(6l6pp)となり、この骨董真空管アンプが今でも高額で取引されている。ampex300、スコッチテープ?altec127アンプ、altec604、これがRudy Van Gelder の尖端恐怖症サウンドの謎解きで、わざわざニュージャージーまで行く必要は無いと決めた。amp工房jazzサウンドはRudy Van Gelderが尖端恐怖症サウンドを与えてくれたコトに感謝しつつ、今後も進化を続けRudy Van Gelder館とならん。肝心要の録音マイクについては研究が進んでいないので、いずれまた稿を改める。
Osc おまけになるが、バッチボードの上のラック最上部にはオーディオオシレータが見えて、ルディ・ヴァン・ゲルダー氏も各種周波数を出力してテストしていたのだ。このオシレータはヒューレット・パッカードのmodel200-bでオーディオ帯域は完全にカバーしている。
Hpこのプレートに呪術的なpalo altoの名前が出てくる。我等半導体エンジニアのメッカであるシリコンバレーの総本山で、この地にノーベル賞物理学者ウイリアム・ショックレーが居座ってから現代テクノロジーが始ったのだった...

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