McCoy Tyner plays Ellington impulse!A79騒動記
McCoy Tyner plays Ellington impulse! A79 は演奏に比較して音が相当に凄いものだからmonoにしたらどうだろうか?と探し、関西のレコード業者でmono盤を見つけて手配した。到着してさぞかし凄い!とワクワクしながら聴いてみると画像の手持ちのas79と同じではないか。しかしジャケットの番号もレコード面のレーベルもa79となっておりmonoを物語っている。早速業者へ連絡すると”あり得ない事態で困惑している”と連絡があり、とりあえずチェックのためにレコード業者へ送り返した。電話連絡があり”確かにステレオカートリッジで聴くと擬似ステレオ的だがこの程度はmonoとして扱っている”と返事があり、返品には応ずるとあったが更に詳しく調べる必要を感じて購入を決めた。
早速丹念に聴き込むとエルヴィンのシンバルは右からしっかり聴こえ、チャネルセパレートもしっかりしてas79のステレオ盤に間違いない。思案しながらなんとはなしに盤面を眺めていると、手書きのレコードnoに目がいく。おー!a面as-79a,b面as-79b(赤丸印参照)とあるではないか!これは紛れも無くステレオ盤でレーベルを貼り付けた時にmonoレーベルを間違って張ってしまったのだ。レコード業者の言い分にも参るが、珍品に違いないので貴重品とゆうコトでこの件落着としよう。しかし...凄い音であってもjazzエネルギーとは別モンで、オーディオマニアの性でつい凄い音に振り回され、この時代はすでにampex351ステレオ録音機時代でmonoはトラックダウンで製作しているからステレオが正解との持論が揺らいでしまったmono盤騒動記でした。
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