振動力学 小型スピーカ防振構造化手法編2
桃山ルネッツサンス期の長谷川等伯、イタリアルネッサンス期のダ・ヴィンチにミケランジェロ、トドメはバロックへ移ったカラヴァッジオ、これにて絵画は終了で後は前衛するしかないが私はやらない。しかしオーディオは前衛の最たるモノで日々前衛している。錦糸線はボイスコイルの接続部(黄色丸印)まで交換するため、センターキャップをカッターナイフで綺麗にカットする。
おー!ポールピースの空気穴が見えるではないか。お尻のマグネット側でのガムテープによる穴塞ぎは止めて、こちら側にめくら用の丸棒を打ち込んで接着しよう。これにより何とポールピースの中心に水晶微細粒が充填できる。カットしたセンターキャップはスタンダールの赤と黒だから赤スプレーで美しく塗り、m+aのシールをはりゴム系の接着剤で何食わぬ顔をして元通り接着する。
さてと作業は元に戻してエンビパイプの防振箱では余りにも品が無いので黒のつや消し塗装し、m+aのシールを貼り付けて完成、随分と迫力が出始めた。ロボット会社時代に著名な工業デザイナーと一緒にデザインをした関係で、一応デザインにも配慮する。
出来上がった防振箱をウーファに取り付け、続いて小粒の水晶を充填する。水晶粒ならば何でも良い、とはいかず吸収すべき振動エネルギーのスペクトラムで粒の大きさを選択する。マグネットのゆれ振幅は微細で小粒の水晶とした。
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