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2016年6月28日 (火)

素材力学 磁石考

Syuuki2x磁石にはフェライト、アルニコ、ネオジュウムと3種がありスピーカに使われている。初期はアルニコでコンゴ紛争以来日本人が発明したフェライトになり、近年はネオジュウムになっている。本業がロボット屋だった為フェライトとネオジュウムはいや!となるほど磁石を使ってきたが、流石にアルニコはロボットに無い。ウエスタンにjblにaltec、呪文のようにアルニコアルニコと騒ぎ売値はうなぎのぼりに上がる。周期表でアルニコの成分を調べると26番の鉄から29番の銅まで横一列を合金としている所になにやら滑稽さを感じ、悪い数値13のアルミも仲間に入れた。ただ気に入らないのが呼び名のアルニコで、なんで成分の少ないアルミが筆頭にくるのだい、少なくとも良心的科学者ならばテツニコ(英語表記:Irnico)にすべきだった。

Alnico昔親切にして頂いた(株)二六製作所 から成分表を借用させて頂いた。日立時代の相棒は分析屋でガスクロを駆使して、たちどころにに成分分析を行う。altec416-8aのアルニコ磁石を削って持ち込んで分析してもらえば、この図の配合とは違っていたように思える。素材以外の注目はその製造方法で、アルニコは溶解して鋳物で作るが、フェライトは焼き固めるから密度が違う。

4168a素材力学的にはアルニコに軍配が上がり、振動力学的には焼き固めてスがあるフェライトに軍配が上がる。振動力学はそれなりの対策がとれる現在、素材の勝利でアルニコを選択する。画像はlaのジョー・ウヤマの店からハンドキャリーしたアルニコのaltecの名機416-8aである。

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