振動力学 真空管とラインアンプ編8
プリアンプorラインアンプで歴史に残るモノは少なく、マークレヴィンソンのLNP-2Lはその一つと思う。jazzに限定すればカウンターポイントのsa3.1も結構いけるが、価格が安い分評価で損をしている?さてこのプリアンプorラインアンプの開発で過去の遺物は銅やアルミやジュラルミンをマシニングセンターで3次元加工したような高価な筐体だったが、音は別にで投資効果が無く随分と後悔した。
jazzオーディオの三種の神器は1 素材、2 振動、3 電源となり、ここに気づいてから筐体は何でもokとなり、マシニング加工の高価な筐体がようやく生きた。この画像は三種の神器以前の手法のラインアンプ組み立て途上のモノ。

オルフィレウスの永久運動機械に衝撃を受けたフラーフェザンデ教授は、慌ててアイザック・ニュートンへ見分の書簡を送り意見を求めた。書簡を見たアイザック・ニュートンは”永久運動機械を作るものは無から有を得ようとしている”とバッサリ切り捨てた。”無から有を得ようとしている”は正にラインアンプの話で、cdの出力がデカイからプリアンプorラインアンプは必要ないと単純発想になりがちだが、無いものはどうにもならない。jazzオーディオには有能なプリアンプorラインアンプを設置し存在を”有”としてjazzと大いに格闘しよう。
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