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2016年7月 4日 (月)

振動力学 altec403aを蘇らせる編1

1小型スピーカの良さは音色にあり!とさんざん研究を重ねてきたがamp工房の大型ドライバ288-16gとブリキ細工のホーン1003bを御してから大型でも音色が勝る事態になり、小型スピーカから遠ざかっていた。

2あんぷおやじー、どうもaltec403aが冴えない...と、amp学校世話役のm田さんがこぼしていたので、譲ってください!と頂いてしまった。フェライトタイプで600Ωのトランス付きは、田舎の木造校舎の構内放送用に使うようなシロモノでも高価な時代になっている。

4先ずは錦糸線と端子を何とかしなくてはならない。電線の方向や抵抗の向きを気にして、しかも判別の付く凄耳の御仁でも錦糸線の弊害に気付かないのは片手落ちでしょう。tad1601aならばofc線?のような撚り線で問題ないが、altec時代は銅箔と糸を捩ってあり糞詰まりを起こしている。そこでさっさと錦糸線とペラペラ端子は撤去。

3発想の転換をする。
スピーカ箱の内部と外部では音圧にどのような差があるのだろうか?大抵はスピーカの中に入って音を聴いている訳ではないから、臭いものには蓋をしろで目をつぶっているが、スピーカ内部は木星の嵐のような凄い状況に違いない。スピーカ外部には盛大に音が鳴っているから音圧の影響を受けるのでは?と思いがちだが空間が広い分音圧の影響も少なく振動対策も楽になる。画像のようにヴォイスコイルのハトメにofcのリード線をハンダ付けして端子とする。ここへ金線を繋ぐ。

5次にフェライト磁石とブリキフレームの一部を防振構造にするための改造を行う。邪魔なのが600Ωのトランス台で、1.2mmの鉄板がスポット溶接されている。あんぷおやじはロボット屋家業が人生の大半で、ほとんどのロボットを作っておりスポット溶接ロボットも作っているから溶接にも詳しい。スポット痕の中心にドリルを当ててもむ、本体へのダメージを出来るだけ少なくして邪魔を剥ぎ取る。赤はガムテープで接着面を外に出して鉄の切子を吸引する。

6ご覧のようにスピーカ内部の構造は至ってシンプルになる。居合わせたm+aさんが”これじゃあオークションで売れませんがね!”とこぼす。あんぷおやじ流儀はある種破壊者で、ゲージュツの歴史を辿れば創造と破壊の繰り返しだったコトが分かるだろうし、芸術の片棒を担いでいるオーディオもそうしないと進化は無い。

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