« 素材力学 抵抗器作り編2 | トップページ | 素材力学 抵抗器作り編3 »

2016年8月 5日 (金)

デジタルか?アナログか?

Do猛暑の中、伊豆のdcアンプの雄dcアンプmaniaさんがご来店して下さった。氏はヒモ族(テープ録音)で数々の録音会に参加されて、マイクと録音方式の研究に余念がない。かくゆうあんぷおやじもヒモ族で、画像のヴィレジ・ヴァンガードの隠し録り(もう時効)を最後に足を洗った。一番の問題はオフマイクで録った音では何ら価値を持たないし、第一ライブが楽しめない。画像は巨匠ルー・ドナルドソンでレキシントン盤時代のエネルギーは感じられなかった。そうなんです、隠し録りしてまで録りたいミュージシャンは既に亡く、レコードの再生でしかないのだ。

A8101持参されたデジタル録音のcdを掛ける。如何でしょうか?とdcmaniaさん。音が薄く痩せている、と印象を言う。デジタル録音の経験もあるがアマチアレベルが入手できるadコンバータでは仕方ないのかも知れない。続いてお借りしているスチューダーa810を使いdcmaniaさんが録音した里見紀子トリオを掛ける。

Nori2おー、潤いに富んで陰影の表現も素晴らしく、音が厚くクリーミーでさすがプロ機スチューダーa810なのだ。里見紀子ちゃんのヴァイオリンは、マーカムホールで2回かぶりつきで聴いて音を記憶しているからなお更良く分かる。芸大出身で上手さ抜群、美人とくれば清水では人気no1。もう一つヒモ族の問題点はjazzに限らず録音に値する素晴らしい演奏者に出会えるかで、その点里見紀子ちゃんは録音に値する素晴らしきjazzヴァイオリン奏者と思う。ピアノはベーゼンでベースが加わり、ドラムレスで録音を容易にしているように思った。

A8102スチューダーa810をお借りしてからチューニングに没頭して、dcmaniaさんが持ち込んだ時の音から格段に良くなっている。電源ヒューズを99.95%の純金として更に防振構造にしたamp工房最高グレードヒューズ、電源ケーブルは水晶粒防振構造ケーブル、水晶粒で専用に作った振動防止座布団、トドメはラスク板で現状考えうる最強のチューニングを施した。これで明らかになったのはマイクの距離感で、若干オフ気味でスタジオ録音のようなオンマイクではないから、鮮度の点では若干落ちる。前述の音が”厚くなった”がampex300であれば”音は分厚くなる”に変わるでしょう。現在録音会に持ち込めるベストがスチューダーa810なんでしょうが、ampex351辺りとrcaのベロシティマイクを使えばレンジは狭いが音の分厚さは確保できる。本題のデジタルか?アナログか?の答えは、アナログに決まっている。

|

« 素材力学 抵抗器作り編2 | トップページ | 素材力学 抵抗器作り編3 »