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2016年8月 3日 (水)

素材力学 抵抗器作り編2

Cuc 素材力学上の恐るべしDuelund社の銅コンデンサ!構造的には気に入らない所が多々あるが商品であるからして致し方ない。恐るべしは音の良さ以外にその金額にあり、ウーファ515b用のネットワークコンデンサ15μfはCASTCU-300 - 15uF Duelund CAST Copper £807.80 で現在レートで807.7x135=109,000円、これを4個も使いその他のコンデンサも入れると...軽くマルチアンプ構成が可能でどうする。Duelund社のケースに注目、硬質の紙管で振動力学上ここは十分に納得できる。

1紙管ならば常用しているから得意な駒越のエンチョーへ出向き、紙管と銅板を購入してきた。紙管Φ75mmが270円、紙管Φ100mmが325円、0.1mm銅板が1,430円也、なんだい急にミミッチイ話かよ、なんですがこうして捨てた素材は数知れずなのだ。

2紙管を適当な長さに切り、先ずはrs-5を解いたニッケルクロム抵抗線を巻いてみる。長すぎたが最初の最初だからこれで良い。巻き方のコツは切れない程度のテンションを掛けて紙管表面に密着させる。隣同士が接触するとアウトで気をつける。端子部は紙管の端に穴をあけofc線を通して捩っておく。

3この巻き直した抵抗のデータを測定する。hiokiの3531骨董的lcrメータだが1990年代のロボットベンチャー時代から苦楽を共にしてきて、手放せない。最近は寄る年波には勝てず、ボーッとして液晶画面が現れるのに何分か掛かるが急ぎ旅はないからノープロブレム。

4紙管の径と長さ、要するに巻き数比の関係が面白くインダクの一番下がる黄金比があるが、今回は主目的ではないので止めとく。こっちがオリジナルrs-r1kΩのデータで付き合わせるとインダクは3倍違うが、我等のjazzオーディオ10khzではどっちも大したことはなく、もうインダクタンスの測定は止めよう。

5紙管の長さを素人細工でも問題ない長さの30mmに切り直す。今度も気を付けてテンションを掛けて巻く、あっ切れた!キンクの存在は天敵でそのキンクこぶから切れてしまう。信州の生糸産業と一緒で、先ずはrs-5から解きながら仮のビンに巻きつけキンクを発生させない。ここまでの失敗合計10本、しかし抵抗線は短くなればなったで再利用できる。オリジナルdale rs-5と大きさを比較する。

6ニッケルクロム線はハンダが付かないからofcリード線に巻きつけ、更に表面から縛りこむ。円周上の4箇所を良質なセロテープを貼り付け、抵抗線が隣とくっ付かないようにし、端子部はグラつかないように樹脂で固定する。1個の抵抗を仕上げるのに1日掛かるが、急ぎ旅ではないから問題ない。長年ロボット屋家業で原価低減の合理化、加工st(スタンダードタイム)の短縮、最低限の在庫、など職業病が染み付いて、つい合理化を考えるが止めた。jazzオーディオの芸術の芸の付く世界は、反合理化の旗手にならねばならない。

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