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2016年9月 4日 (日)

振動力学 古典直熱真空管編2

Sakuma画像は2005年2月、佐久間さんのコンコルドを訪問した際に、巨大な送信管アンプ等にたまげて写真撮影したもの。遠縁の看板屋、ロサンゼルス帰りのf氏、それにラドビアのモデルのような美人と、何とも不思議な取り合わせで訪問した。なんだい千葉の館山かい、ベイシーより近場ね!と勇んで出かけたが、遠いことおびただしくいささか参ってしまい、再訪はない。年齢的にはあんぷおやじより6歳上だが、絶やさない情熱は見習おう。

Dhamp著書はおおよそ全部持っており、直熱管ならば佐久間さんに聞こう、とゆうコトで久しぶりに著書を開いた。初段は5691(橙色丸印)で直熱管ではない。5691は6sl7管でamp工房常用の球で、直熱管に反するので参考にはならず。佐久間流儀は段間のトランスにあり、で結局佐久間さんの著書からは”自分で考えなさいよ~!”と言われてしまった。
26x今更多く存在するの直熱型電圧増幅管から最適球を探すのもエライ難儀だが、人様の意見は参考に最短距離を狙おうとズルをする。とりあえずrcaの26(なんだい、ラヂオ球かよ!)を入手して音質テストをする。1930年代は録音機材もとろい時代で、果たして音質の悪い時代の26球で大丈夫なのだろうか?
26xx音質の問題よりもゲインの問題の方が大きく、やはり時代は低ゲインの時代なのだ。スペック表によるとμが8位しかない。6sl7であればμは70あり、イコライザや電圧増幅に使える。26はラインアンプには最適だが増幅率の高い用途では無理、これについては別な手法を考えよう。
26xxx26の特性は美しく無帰還で使える。後の合理化されて窮屈な5極管など歪みの増えた球を、帰還を掛けて美しくした特性とは根本的に違う。ロボットであればpid負帰還制御が当たり前だが、こと音質に関しては素性の不細工は隠しおおせない。現代アンプは帰還技術と現代制御理論が発達してしまい、芸術の芸の付くjazzを見失っているように思える。

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