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2016年9月18日 (日)

古典力学 古典直熱管ラインアンプ編1

Seki少なからずショックと表現したが大いにショックで、amp工房の音を聴く気がしない。最新のラインアンプの話で、これを超える方法で深夜まで構想に没頭する。自宅に戻りテレビを見ると、中村哲医師のアフガン灌漑についてのドキュメンタリーが目に飛び込んでくる。中村医師の取った手法は江戸時代前期、1633年に作られた”山田堰”の学習にあった。学問優先の頭でっかちな現代社会に、何も無いアフガンでは古典に回帰するしかない。イタリアルネッサンス然り、山田堰然り、古典直熱管然り、文明文化の蜂起は時代が進化すれば必ず行われるとは限らない。映像を主体とした虚構の世紀から、古典に回帰して時代のエネルギーを浴びよう。

1_2音は電源が出している也、から電源蜜結合トランジスタ用の放熱器を加工する。放熱器の加工は当然フライス盤が必要になるが、無い!そこで何も無いアフガン式で、フライス用エンドミルのみ入手してボール盤で横移動させて...これには無理があり、穴を連ねて横移動させたと同じで加工法で放熱フィンを削り取っていく。所が問題があり、安物ボール盤はスピンドル軸受けにガタがありエンドミルで削った面が結構ガタガタ文様が出る。仕方がないのでトランジスタ取り付け面を裏側とした。

2続いて何時ものトランス解体を始める。ケースを外しテープや絶縁紙を次々と剥ぎ取り、出来るだけコイルが剥き出しになるように改造する。nakaさんアンプで体験した、プライトロンのモールドで固めたトランスより、ノグチのフツーのトランスを解体、水晶粒詰めした方がガラス細工のような優雅な音が出てしまい、意を強くしてボロトランスの解体を進める。

3古典球を生かすも殺すもヒータ回路にあり、ここが音を出している。古典球26のフィラメント仕様は1.5vで1.05aとなっており、これの電源蜜結合はmj15024だけで行い、保護用の抵抗など一切入れない。定電圧は電圧が低すぎで手持ちツェナーダイオードが無く、ダイオードの順方向vfを使うことにした。この単純回路は音の良さを理解していないオーディオメーカに笑われたが、この方法が電源蜜結合に最適なのだ。

26古典球に限らず真空管アンプは音色に優れているものの、鼻水をズルズル垂らしたような滲み音になるのは、フラフラと動作点が変動するからで、各部の動作を微動だにしないように固めれば、トランジスタアンプのようなしっかりした音になる。増してや直熱管の電子を飛ばす肝心要のヒータ(フィラメント)は...このヒータの表現が良くない、電気ヒータと同じ身分ではたまったもんじゃあない。フィラメントも電球のような表現だし、陰極から熱電子を放出させるの陰極表現もマイナーのイメージで良くない、どうも便宜上作られたコトバで勝手に身分を決めるが、古典球は主役カソードから熱電子を出来るだけ安定的に放出させる。古典球に回帰し”性能の良くない”真空管で、果たしてどんな音が出るのだろうか?

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