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2016年9月10日 (土)

古典力学 古典直熱真空管編3

Dali画像はニューヨーク近代美術館-MoMAで撮影した”記憶の固執”で、ダリの代表作になる。50年くらい前になるが、これに衝撃を受けてダリへの傾倒が始った。ところが2009年にヴァチカンのシステーナ礼拝堂のミケランジェロ天井画を観るに至り、そしてフィレンツェのウフィツイ美術館でイタリアルネッサンスを観るに至り、ダリや前衛芸術はこれら古典を原点に持っていると悟り、イタリアルネッサンスの古典へ回帰した。jazzと違い真実は画集などに収まりきれるモノではないから、絵画鑑賞はライブに限る。

261直熱管の電圧増幅管はゴマンとあると思っていたが、これがどっこいそんなには無いのだ。ウエスタン・エレクトリックの101fなんかペアで何万円かしてしまい、これを水晶に埋めてしまう訳にはいかない。3,000円以下/1本で考えるとrcaの26になってしまう。このラヂオ球は人気が無いのか現在は安価で手に入る。画像はカニンガムの26(Cunningham 26)になり、表記635は1946年の35週か?

262では何時もの如く真空管の構造をつぶさに観察して、実験に値するか評価する。構造は2a3の1枚プレートに良く似ておりミニ2a3といった印象で、材質はニッケルで出来ている。プレート、グリッド、ヒータの引き出し線は銅線になっている。

264ヒータ、カソードは2a3シングルプレートのような芸術ではなく、ステムからダミーの支柱を立てL字金具でテンションを掛けて引っ張り上げている。ステムからプレート用で2本支柱を立て、1本は支え1本は引き出し線、同様にグリッド、ヒータカソードもなっており、実に合理的な高剛性の設計で感心する。2a3の1枚プレートと2枚プレートの音質の違いは、2枚プレートはステムの支柱で支える重量が2倍まではいかなくても1枚プレートより重く、振動力学から不利になる。

263_226の観察で随分色んなコトが分かり、実験に値すると判断した。古典は見れば分かるし、得体は知れるから安心できる。現代テクノロジーは複雑化してしまい得体は知れないから、常に不安が付きまとう。古典に回帰して”古い芸術を新しい器に入れる”われ等はそれのちょっとした手助けさえすれば古典は現代に再び力を取り戻す、そんな作業が続きます。

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