« 熱力学 真空管とラインアンプ編11 | トップページ | 古典力学 古典直熱真空管編3 »

2016年9月 8日 (木)

歪み力学 真空管とラインアンプ編12

Village_vanguard11月のニューヨークは既に肌寒くコートの必要な季節となり、その厚着に乗じて忍ばせたニコンfmとウオークマンpro、膨らんだコートはバッグで覆い隠す。ここでのライブ録音のトップバッターはロリンズとエルヴィンの1956年、続いてエヴァンスの1961年の6月、最後がコルトレーンの1961年11月、この凄い音の謎を解くために再三出かけたが、謎は深まるばかりで、タイムマシンで時代を遡るしかなく探求は止めにした。黄色丸印の方向がステージになる。レキシントン盤で聴いているルー・ドナルドソンのアルトが聴けたのは幸だが、レキシントン盤の音と随分かけ離れているのはpaのせいか?Village Vanguardのpaでバリバリ音を出している時のスピーカ歪みは数%もあり、これが問題?...まさか、オーディオマニアは歪み率と音色は直接的でないと承知している。

Lampラインアンプが完成して調整に入り、f特と歪み率を測定する。jazzオーディオはf特や歪みなど無関係で、データは必要ないと粋がる所だが、テクトロの高価な測定器をたまには使おう。分かっていながらやるのは確信犯で、銅コンデンサは高価な故に容量は小さく、6sn7gtのプレート抵抗は銅ニッケル線で作る前提にして小さい値にしている。この2点は低域のf特を悪くし、全帯域の歪み率を悪くする。

Thdxf特は20hzで-2.4db落ちてもまあいいか!歪み率は定格出力1vrmsで0.35%と恥ずかしい値でもまあいいか!
歪み力学は人間性の暴露とでも言おうか、性格の暴露とでも言おうか、更には置かれた環境の暴露になり、まあいいか!的はオーディオメーカの開発を請け負っている時は許されない話だが、今はjazzオーディオに最適な表現力を求めて全く自由で、佐久間さんの名言”オーディオは測定器の奴隷ではない!”を実践している。

|

« 熱力学 真空管とラインアンプ編11 | トップページ | 古典力学 古典直熱真空管編3 »