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2016年10月 8日 (土)

古典力学 古典直熱管の威力編2

Sp1ベンチャーズが来日した1965年は高校2年で電子工学の授業が始り、得意満面が無線部のフカザワ君達で自慢のナス型真空管を見せびらかしていた。こっちはエレキアンプ用の12ax7辺りに夢中で古典球には全く興味が無く、奇妙なカタチのナス管にシビレていたフカザワ君達を変なヤツと思っていたが、50年も経ったらこっちも変になった。古典球のベテランは百も承知で2a3に限らず3極管のシングルプレートでパワーアンプを作っており、駿河屋さんなんか随分前からpx4のシングルプレートで美音を聴いている。画像はシルバニアの2a3シングルプレート。

Sp32a3cからrcaの2a3で素晴らしく音が変わり、シングルプレートで劇的に音が変わる。フィラメントを10往復させた独特の構造は製造過程の歩留まりを悪化させ、短期間で製造中止となった曰くつきの球である。他のシングルプレートを見ても多くて2往復程度で、偶然か必然化は知らないが10本のカソードヒラメントから直線で平行光線的に電子が飛び出し、これが高音質の秘密かも知れない。今の技術ならば容易くこの程度は出来るでしょうが、あの時代の稚拙なテクノロジーを覆す設計者や製造者の情熱が出せた音と言えよう。

Sp4我等古典球族は直熱管の威力を持ってaltecやjblの100dbスピーカを出力2~3wで音楽豊かに鳴らそう。仕上げは水晶粒防振構造で2a3シングルプレートの音色を最大限に美しくするが、特に温度上昇に注意して強制冷却をやり、老球に鞭打つことは避けよう。

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