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2016年10月30日 (日)

振動力学 altec model15 を蘇らせる編了

0_2異常気象も日常になれば異常でなくなり、恒常的に起きている紛争も日常になれば茶飯事となり、コンピュータ文明の進化は末世を予感させる嫌な時代だが、連日の長雨が上がり晴天になれば気分も晴れて人間の単純性を苦笑う。そうだ外へ出よう!とnakaさんのドライバ水晶防振筒を真っ赤に塗った。通りすがりの人が真っ赤な筒には目もくれず、サボテン屋さんですか?と聞くので、面倒で最近はそうです!と言うようにしている。昔は粋がってロボット屋でモータ屋で...なんて言っていたが、サボテン屋に甘んずるのも悪くない。太陽の焼付け塗装は素晴らしく、見事な赤に塗れて太陽に感謝だね。

1この筒は802系ドライバの水晶粒防振構造の外側筒にあたり重要な役目になる。紙管のΦ200mmで太い分水晶使用量も多く、防振効果は絶大になる。m+aのシールを貼り付け、表面は油性のつや消し透明を吹き付けて塗膜の保護も兼ねる。

2ここが肝心要で802系ドライバの防振構造、前エントリーの如くグラスウールを詰めたドライバが垂直に立つ為、グラスウールの落下防止で黒いフェルトを貼り付けてある。引き出し線はモガミのofc線を使う。

3赤い水晶粒防振構造の外側筒と上記ドライバ部を結合した状態で、グラスウール筒の外側に水晶粒が充填される。ドライバのスロート側までこの筒は貫通しておりドライバ本体の防振も兼ねて、そこが一番重要なドライバの防振となる。

4折れ曲がったウエスタンのようなmodel15のホーンはこの箱に開口部を取り付け、上方向にホーン自体は向く。今回の改造の一番重要な構造体でホーンの防振、所謂デッドニングを行い更に空いた空間にはネットワークが内蔵される。

5こちらがこの箱とドライバホーンを結合した状態。更に完璧を期すならばホーンのフランジ面と箱の間に水晶粒ガスケット構造を作り箱の間を振動絶縁すべき。

6箱としたら空間だらけで、画像のようにネットワーク部品も入れて水晶で埋めてしまう。コイルはこの段階ではムンドルフを使っていたが、最新であればJantzen-Wax-Coilとする。コンデンサは問題で、Duelund社の RS Series, Copper Foilにしたい所ではあるが、何分にも高価でいずれ...

7_2画像は音質テスト用で最低限の水晶を充填した所、満タンにすれば完璧だが輸送に困り、後は各自で満タンに充填する。水晶の使用量も半端ではなくなり、各自の1回の購入量も100kgや200kgで我ながら呆れる。参考までに、粒サイズにもよるでしょうが細目中目の混成部隊では1Lで1.62kgになるから、容積算出後掛け算すれば発注量が計算できる。

Model15 こちらが原型で、ウーファの取り付け面は美しいツキ板仕上げの裏にしている。

8_2 完成形でamp工房カラーの赤と黒で美しさは際立って...自画自賛かよ。問題の音質は立体彫像のような深い彫りのある音で、ホーンのいやらしさは微塵も無い。この1インチホーンはツイータもいらないし、altecの原型システムの2ウエイで十分jazzオーディオが再現できている。amp学校世話役のnakaさんは低音がまだまだと言っておられたが、責任の生ずる38cmウーファを見通しを持って鳴らせるコトは随分と水晶粒防振構造のおかげで進化したものよ。model15の名も無き30cmウーファから、名のある416-8bに交換した冒険旅行は未だ緒に就いたばかりで、果たしてどんな音宇宙の登場となることやら。

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