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2016年11月29日 (火)

振動力学 カニンガム(cunningham)cx 350の音色研究と水晶粒防振構造化了

Poltシュルレアリスム(仏語)に必要な才能は描写力と発明力と狂気力で、この発明力を我々開発者は日々鍛えているからまあ問題ないし、描写力も描いている枚数を重ねれば何とかなる。何ともならないのが狂気力で、社会適合者と不適合者の狭間に狂気が存在し、ゲージュツがなければただの狂人扱いになるからご注意あれ。jazzオーディオも同じで必要な才能は描写力と発明力と狂気力だが、たいていは狂気力が先に行きたがり描写力と発明力が追いつかない。これを称して妄想属と呼び、意味深さから族を属に表記替えした。

1_2日曜はamp学校でkuraiman社長さん、名工ミルトさん、パーカショニストnakaさんが集まり、密談した。密談の内容はさておいて、チャンデバとラインアンプ用古典管の水晶防振筒を作った。古典直熱管の水晶粒防振効果は絶大で、通常は画像の左2つのようにフィラメントが山形に吊り下げられており、音圧振動で熱電子を飛び出させるフィラメントカソードがフラフラゆれる。右2つの現代球であれば小型で傍熱管のヒータとなり、古典管より振動には強くなっている。余談だが、古典管でヒータ断線と表現するは間違いでこの時代は電球と同じフィラメント表記でフィラメント断線が正解、傍熱管になり電気コンロと同じヒータになった。であるから電球と電気コンロの違いとしよう。

3cx350の円筒は直径が100mm、高さが180mmとなり容積が1.4Lで1,68kg/Lを掛けると2.3kgとなり、かなり重い。日立清水の山側には鋳物用の木型工場があり、なにか船大工の現場を見ているような職人集団の工場で、鋳物のナカゴなどの木型を作っていたコトを思い出した。そうか!0.1mmofc銅板で円筒を作るには、ナカゴが必要なんだと気付いた。

4あまり美しくないofc銅板円筒へcx350を入れる。水晶粒で円筒のはずが歪みだし慌てるが後の祭りで強引に丸型に押さえ込む。このサイズではナカゴを準備してofc0.2mmの銅板とサイズアップして、再作りをしようと決めた。

5水晶粒を満タンに充填して更に叩いて密度を上げる。最近は小粒の透明度の高い良質な水晶が姿を消してしまい、純度悪き中粒の混じったものが多くて頭が痛い。しかし多少高価でも古典球の防振には小粒で透明度の高いものを使おう。あの美しかったcx350は見えなくなってしまい、そこには何とも無骨な銅管が置かれていた。

2jazzオーディオは観るものではなく聴くもの也、は良く分かるが1928年登場のカニンガム(cunningham)cx 350の美しさは特筆モンで、どうだい古典管は!と見せたくなる。これが1933年登場のrca50になると形状はst19でとなり、フツーで顕示欲も少なくなる。

6そこはそれ、顕示欲は押さえてあくまでも古典管の音色を最大限に発揮する為、銅管+水晶粒防振構造にした。なにもせずとも色艶が付いてトランジスタアンプでは到底できない表現力に、多くの古典管信奉者がやられている。水晶粒防振構造にするとジルジャンの音色に芯が付き、ベースにまとわり付くような粘り気が出てきて古典管が一層引き立つ。但し振動処理はこれで良いのだが温度処理に神経を使い、高価な古典管故万人に薦められる方式ではない。

Sis84xx古典管にやられているのは、昔が良かったなどとゆう話ではない。現代の方が何不自由なく良いに決まっている。決まっているが不自由な時代に時代のハンディを乗り越えて、人間の英知が創造した時代の産物に敬意を表したい。その代表格がヴァチカン・システィーナ礼拝堂のミケランジェロ作天地創造で、これを観れば人間の力の偉大さは無限であることに気付き、jazzオーディオでちっとばかり音が鳴ったところでたかが知れており、ミケランジェロの足元に及ぶよう更なる創造をしなくてはならない...了

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