« 情熱と想像力学 真空管式ライアンプ編了 | トップページ | 無帰還力学 3相誘導電動機ddターンテーブルの考察 序 »

2016年11月 3日 (木)

熱力学 古典直熱管の温度上昇編

Vtm一木吉典氏著の全日本真空管マニュアルが発刊されたのは昭和33年(1958年)で58年前、結局この本を現在も読み続けて真空管のバイブルとなっている。本を読んでアンプが作れるようになれば安いものだが、これが中々難しく作っては壊し失敗を繰り返すことで本の内容が始めて理解できるから、知識と知恵は両輪となる。

Tempxx繰り返し全日本真空管マニュアル読んでいたら、何と冒頭8ページに真空管の温度上昇のデータが記載されており、余分なデータ取りをしなくて済みこれは大いにありがたい。このグラフを見て直ぐに気が付くことは、古典管の方が温度上昇が緩やかで、現代管ほど窮屈な設計になっている。2a3シングルプレートの温度上昇はst-16のカーブを見れば良い。

Rca_22a3を300vで動作させ50ma流せばプレート損失は15wとなり、これにヒータ電力2.5vx2.5a=6.25wを加算すると21.25wとなり上記表のst16カーブから170度を指しており、これに外気温度-20度を加えると温度上昇が分かる。画像のようにバルブの頂点が温度上昇最高点となるため温度センサーを貼り付け温度を測る。

Fan過去に何度か測定しており、水晶で埋めた2a3cのパラシングルでは冷却ファンを付けた状態で120度台、画像の2a3シングルプレートを水晶で埋めて冷却ファン2基設置した状態で90度台、これらは十分に冷却効果が出て温度上昇が抑えられている。水晶粒防振構造で2a3を埋めてしまった場合、古典直熱管の重要性を考慮して冷却ファンを取り付け温度上昇を抑えれば良い音で寿命も永らえる。

|

« 情熱と想像力学 真空管式ライアンプ編了 | トップページ | 無帰還力学 3相誘導電動機ddターンテーブルの考察 序 »