amp学校メンバー総出で、社長氏宅へaltec キングダムを解体して搬入する。部屋中一杯の機材に設置作業の凄さがうかがえる。
。
。

先ずはaltec ヴァレンシアの外箱を設置する。水晶を詰めたら重量でびくともしなくなるため、スピーカの位置出しは厳密に行う。
。
続いてaltec ヴァレンシアの箱内部に密度40kのグラスウールをギュウギュウ詰めにする。

社長氏特製の30mmバッフル板をネジ止めしてaltec ヴァレンシアを密閉箱構造にする。奥では外箱底部に水晶の充填が始る。
。
。
altec ヴァレンシアを外箱に納め、表蓋をして本体水晶充填の準備をする。
。
。
。
。

本日設置工事のハイライトでaltec キングダムへ水晶を充填する。
。
。
。
。
入るは入るは、片側だけで水晶粒が200kg近く入る。
。
。
。
。
。

本日もう1つのハイライトでドライバ箱に水晶を充填する。
。
。
。
。
。

仕上げは名工y本氏がズバズバとネジ止めして、その速さにたまげる。
。
。
。
。

昼過ぎに完成して急ぎ音出しをするが、あまりの次元の違う音に声が出ない。筋肉質アスリートの音は雑味感を消し去り、録音の状態も克明に暴き出し、楽器そのものの音色を浮き彫りにした異次元の音に戸惑う。これは凄いことになるぞ!の予感に満ちて新しきjazzオーディオの未来を示唆していた。

テストでヴァン・ゲルダーの古い録音からtbmの新しい録音のcdを次々にかけ、圧巻はコルトレーンのコンサートインジャパンのクレッセントで、ジミー・ギャリソンのスラップを交えたベースソロがこんなにも悲しく美しい表現は聴いたことがない。最後にt-mon君の要望のビル・エヴァンス名演マイ・フーリッシュ・ハートのcdをかけると、あ!持っているオリジナルレコード盤より良い音だ!と思わず唸る。手弁当で参加してくれたamp学校メンバーに感謝したい。またメンバー全員の力でjazzオーディオにおけるある種ブレークスルーを成し遂げ、新たな歴史を開いた社長氏altec キングダムに万歳でありました。