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2016年12月 1日 (木)

素材力学 レオナルド・ダ・ヴィンチも使った鉄と銅

Vincixxx画像出展:wikipedia
無学の徒と言った万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチはミラノ公に使えた時、水門や戦車や機関銃の開発に携わり、本業の絵では活躍しなかった。思うに、天才にありがちな己の偉大さに自信が持てず、絵の売り込みを余りやらなかったのではないだろうか?ミラノ公のスフォルツァ城を歩きながら、イタリアルネッサンスのダ・ヴィンチに思いを馳せた。レオナルド・ダ・ヴィンチも使った鉄や銅は信用するが、当時無かったアルミや樹脂は余り信用しない。それにしても最後の晩餐には期待を裏切られて拍子抜けしてしまい、呆然自失で居ると真綿で首を絞められるようにジワジワやられて、気が付いたら素敵な金縛り状態になっていた。

1鉄心は嫌だの鉄はマズイだの産業革命の魂を嫌うjazzオーディオ人も居るが、鉄が無ければ音も出ないしターンテーブルも回らない。かくして鉄を積極的に使うjazzオーディオは嫌々ながらプレートチョークとグリッドチョークへと駒を進めた。何が嫌々かって、そりゃあ物理学者ラザフォードみたいに数学が苦手でして...周波数帯によってプレート負荷抵抗がコロコロ変わる怪しい挙動に抵抗があった。昔弟子のkouhei君にインストールしてもらったmatlabで数値解析をやればプレートチョークの挙動も見えるが、見えても信用できない。銅マンガニン線で抵抗を作ったら、もっと良い銅を!もっと太い銅線を!とアンプから言われてしまい重い腰を上げた。チョークコイルは何時ものように解体し、磁気シールドの鉄缶を用意する。

2この解体には意味があり、ノグチのpmc-80hのコイル太さを観察し先ずは見た目で判断、続いて水晶粒で取り囲み振動防止効果の向上を狙う。細い!そりゃあそうだ、80hなどとゆう大きなインダクタンスを得るには細線をグルグル巻かねばならない。コアが小さい!そりゃあそうだ、安いからな。これだけ細線はフィルム剥がしでコイルに傷をつけて、最悪は切断してしまうから細心の作業になる。

3リード線はモガミのofc線2516を使う、音が綺麗になりすぎる嫌いはあるが、内部配線にカルダスワイヤーを使うには工法で解決しなければならない問題が残っているからやむを得ない。鉄缶の蓋にはリード線の穴を開ける。

4毎度ながら作業のハイライトで土木作業員になり、水晶粒をスコップですくい上げてガンガン缶に詰める。このときプレートチョークが缶の中心に位置するよう水晶粒を充填しながら調整を行う。この粒の大きさは最適でないが、細目が最近は無く仕方がない。満タンに詰めたら缶を叩いて充填密度を上げる仕上げ作業をやり蓋を閉める。

5この鉄缶は扱い易く蓋を閉めたあと勘合部をハンダ付けしてシールしてしまうが、熱伝導が悪いため銅管と違い簡単にハンダ付けできる。プレートチョークに電流を流すと磁界が発生するため、鉄缶で覆い磁気シールドする。本番では更に銅管に入れて電磁シールドも施す。各シールドからアース線を出し1点アースさせる。

6ここまでの所要時間僅か2時間、黄色丸印が水晶粒防振構造プレートチョーク、カニンガムcx350のラインアンプのプレートチョーク電流を8maにして音を出す。我等の駄耳で瞬間に分かり、パーカショニストnakaさんが瞬殺1秒と表現したが今回もそれ。音のまろやかさが円筒になりジルジャンの音を先まで太くはっきり浮き出させ、驚きの激変でたまげる。しかし好事魔多しで煩い、毎度のことで煩くなりゃあシメタものでjazzにエネルギーが出る。

7上海駿河屋さんはプレートやグリッドのチョークコイルを昔から使っており、その音の余りの凄さに躊躇していた嫌いはあるが、先達のやっていることは大いに意味がある。ここで重要なことは素材力学の銅線で、プレートチョークを使ったから音が良いのではなく銅線を使ったから音が良いと考える。ディールの無誘導巻き線抵抗はニッケルクロム線で脱落、我々が考案した銅マンガニン線はまあまあで合格、プレートチョークは純粋の銅線だから合格、チョークコイルでインダクタンスがどうのこうの、鉄心がどうのこうの、など消し去る。もっと鉄を!もっと銅を!レオナルド・ダ・ヴィンチも使った鉄と銅のお陰で、また1つ大いなるブレークスルーをした。余談だがミラノには長逗留したい、ミラノファッションにもフェラーリ本店にも、もう興味は無く、ただ連日最後の晩餐を観たい...


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