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2017年1月 6日 (金)

振動&素材力学 新 音の良い抵抗器作り編2

Kimerax昭和50年代の静岡県遠州地域はサボテンの1大生産地となり、輸出に沸いた。接木であればワシントン条約にも引っ掛からないため、赤色の緋牡丹や黄色の山吹を緑色の3角柱へ接木して輸出した。この接木サボテンは赤と緑、黄と緑のコントラストが大変美しく、国内でも人気を博した。後に韓国にやられて衰退していくが。サボテン農家はひたすら真面目にコツコツ接木に励み、何十万本目か?突然画像のような赤色の緋牡丹でもない緑色の3角柱でもないキメラ型が出現して、チョットした騒ぎになった。本人は至って真面目に研究開発に情熱を燃やしているが、何時の間にかキメラ型を作り出しているのが現代社会に見える。でありますから、研究者、開発者は真に社会に役立つ発明か見極める思想を持つ必要があり、ここが第一義となろう。

Alteckさて、我らがjazzオーディオの研究開発を社会正義かと問われたならば、kuraiman社長氏のように正月の最中音楽にのめり込んでいると親族から変人扱いされてしまい、まあその程度であり、さして社会的影響力はないから安心して研究開発に没頭しよう。ゆうなれば変人が真っ当で、フツーとしている絶対多数が変ではなかろうか?と俗称変人は思うのであります。その変人が更に変な研究に没頭しているのが、新、音の良い抵抗器作り編となる。

Mn2資料出展:オヤイデさんhp
プレートチョーク方式から学んだ電流をうんと流そう思想で、音の良い抵抗器作りに適応させると、オヤイデさんの銅マンガニン線をもっと太くしよう作戦になる。現在は0.07mm径で114.4Ω/m、これを太くするために2kΩ(2000Ω)で計算してみた。
0.1mm  56Ω/m 2000/56=36m、
0.12mm 38.9Ω/m 2000/38.9=51.4m、
0.14mm 28.6Ω/m 2000/28.6 =70m少し無理、
0.16mm 21.9Ω/m 2000/21.9 =91m無理、
0.2mm  14Ω/m 2000/14.01=142m無理、無理!
この無理とは長すぎの弊害とお代を考慮して、よって最大0.12mmを選択し長さ51.4mと考える。線断面積の比較では0.01131/0.003848=3倍で、これは大いに期待できる。しかしお代も大きさも考えなければ0.2mmとして、142mをΦ200mmの紙管に巻くのがベスト。

1次に銅マンガニン線0.12mmを使うとして巻きつける紙管の選択に移る。紙管Φ200mmでは明らかに抵抗の外形が大きすぎで、Φ150mmの紙管に決定する。これを入れるofc銅の筒は水晶粒の量も考えてΦ200mになり、2kΩの抵抗としたら巨大になる。探せばもっと良質の紙管があるでしょうが、とりあえずのエンチョーさんの紙管(Φ150mmは1mで1,000円以下)でガマンしよう。

2外周はΦ150mm x 3.14=471mmとなり51400mm/471mm=109tになりバイファイラ巻きで55tとしてバイファイラ絹巻き外形を0.4mm位とすると、55t x 0.4 =22mmと巻き線長が出る。蜜に巻けない余裕度と空き代を考慮して50mmで切断する。

4今回のテーマは紙管の硬質化がありオイル含浸など考えたが、プレスは出来ないから硬質の可能性もないし、接着剤のボンドを水で溶いて薄めて塗布することにした。塗布したらヒートガンを使い直ぐに乾燥させて塗布、繰り返すこと3回、狙い通り切断面など水性の接着剤が滲みこみ硬質化がある程度実現できた。

3水性の接着剤を3回塗布して完成した銅マンガニン線の巻きつけ用紙管。duelund社銅コンデンサの紙管はまるで木のように硬いが、こっちはまあまあ硬質で劣るが、水晶粒防振構造にするからこの程度でよしとしよう。完成品と未完成品の打音を聞くと、明らかに周波数が高くなり硬質化は進んでいる。

Es355ここまで苦労してプレートチョークやプレート抵抗に拘るには理由があり、上海駿河屋さんの影響と言える。jazzミュージシャンの駿河屋さんの音は、jazzバンドでギブソンギターを弾く立ち位置の音で、えげつない。でありますからバンド経験の無い観客席位置専門のオーディオマニアは理解不能、あんぷおやじもバンド経験から良く分かる。駿河屋さんは文系出身だから難しい回路には手を出さず、ミュージシャンの感性で回路を決めて、それがプレート出力となり完全に支持するところであります。これが理工系の出身であれば理論先行でカソードフォロアとなり、出力インピ-ダンスを下げ入力インピーダンスを上げ、100%帰還が掛かりこの時点で無帰還が崩れる。更に球をダメにする位プレート電流を流し一層えげつなくなる。そのえげつないは裏を返せば表現力豊かとも言え、チョットした細工で直ぐに品良く美しい音となる、とまあ種明かしです。画像は駿河屋さんがレストア中の1968年以前?のギブソン ES-335です。

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