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2017年1月 4日 (水)

振動&素材力学 新 音の良い抵抗器作り編

1研究開発は文字からくる印象と大違いで地味な作業が延々と続き、愚直なまでの真面目さが要求される。現代はITやハイテクの研究がもてはやされ、研究者も雄弁で露出したがるが所詮アプリケーション研究開発で風化も早い。音の良い抵抗の研究開発なんかある種馬鹿げているから信用もしないでしょうが、ノウハウを公開して著作物としている。かくして正月早々世話役のnakaさんに来ていただき、新音の良い抵抗作りを始めた。先ずは主役の0.2mmのofc銅板、これの扱いがうまくいけば今後はこの0.2mmで統一する。

20.2mmのofc銅板の直線切りが100均のカッターナイフで切れれば工具は安上がりで助かり、円形はブリキバサミで切り出す。円筒を作ってみると丸が綺麗に出来て、厚みからくる安定感が高精度仕上がり?を約束してくれる。
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ハンダ付けをうまくやる秘訣はハンダゴテの容量で、200wや300wを探そう。円筒を重力方向へ回しながらハンダ付けすると美しく出来る。
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名工ミルトさんの力作、オヤイデさんの銅マンガニン線を使い、2kΩバイファイラ巻きを準備する。この抵抗は1kΩのバイファイラで中点からリード線を出しているから2kΩx1、1kΩx2、500Ωx1の3種の抵抗値の出来る優れもの。巻く人の人格が出るようで、ミルトさんの抵抗は実に優しい音がする。
5最近の水晶粒は品質が若干落ちているが、なんせ500kgや1トンの発注量になるから致し方ない。フルイでふるって小粒を選別し底から1/3くらい充填して抵抗を置く。
6重要なポイントは紙管の内部にまでしっかり水晶粒を充填して、抵抗器内部からも振動を抑える。
7円筒一杯になるように水晶粒を充填する。ここも重要で振動をより吸収するには充填不足は内部がルーズになりよろしくない。水晶粒を加圧するような気持ちで行う。
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これで完成で旧1kΩと比較すると円筒の安定感がまるで違い、如何にも良い音が出そう。銅マンガニン抵抗線を巻き付ける紙管は現代オーディオエンジニアならばテフロンなどとしたい所でしょうが、duelund社銅コンデンサの紙管やウエスタンエレクトリックのウーファのヴィオスコイル巻きつけが紙管であった事実を重視して、今後も紙管でいく。但し硬質の紙管にする必要があり紙管自身の追加工も検討している。
”nakaさんなあ、この抵抗が商品では一番早いね”
”然り然り”
”1個500$でどうよ?”
”は~”

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