« 電源力学 電解コンデンサ開発騒動記4 | トップページ | 電源力学 電解コンデンサ開発騒動記6 »

2017年2月21日 (火)

電源力学 電解コンデンサ開発騒動記5

Coliraneイングルウッド・クリフス Englewood Cliffs (Borough)のヴァン・ゲルダースタジオで録音中のコルトレーン・カルテットの貴重な写真、ここから音楽的録音の秘密が紐解ける。コルトレーンとギミー・ギャリソンはマイクは1本ずつ、エルヴィンは2本、マッコイは1本?よってせいぜい5,6本のマイクで、現在であればドラムセットだけ消費してしまうマイク本数程度。天井は高く各楽器の仕切り板もない。いわばライブ会場と大差ない環境と読める。この先が重要なjazzオーディオの分かれ道で、良い音や凄い録音がキーワードの主義の方は現代録音にすべきで、コルトレーンjazzの熱気主義の方は少ない方が丁度良い昔のヴァンゲルダー録音で、あんぷおやじ流儀は勿論後者となる。デジタル技術のお陰で破壊し易いテープが安全なデジタルデータとなり、このコルトレーン・カルテットの録音は未来永劫残り、クラシックとなろう。

1失敗続きの電解コンデンサ開発騒動記だが、このコルトレーンの熱気に触れたいばっかりに寝食忘れる。至宝のフィリップス電解コンデンサ4000μf200vを解剖する。右側は±のアルミ端子の内部構造で、理解し難い複雑な形状をしている。国産のあるような固定材が使われていないので解剖は随分と楽に綺麗にできた。

2マイナス電極に2枚の電解紙が付き、プラス極に1枚の電解紙が付いて、これをグルグル巻いてある。従って次に移るマイナスとプラス極の間には電解紙2枚が挟みこまれる勘定で、なんとなくコンデンサユニットを分離している。この巻き解したコンデンサエレメントのアルミ箔プラス極と電解紙1枚を使い、銅電解コンデンサを作る。

3中心の要がΦ300mmの紙管で、電解液蒸発を防ぐために赤のウレタン塗装を丹念に施す。外側の紙管はamp工房カラーのつや消し黒を塗る。

10この画像が銅電解コンデンサの内部構造となり、最内側は水晶粒の非充填空間、赤が銅電解コンデンサエレメント、外側が水晶粒充填防振構造部、紙管のサイズは人間が通れるくらい大きなモノもあるようで便利です。

11銅電解コンデンサの肝心要は銅板でofc純銅板1mmを使う。表面の紺色の保護テープは最後に剥がす。

12Φ300mmの真円に曲げるが、これが結構往生してローラーなどプレスしながら曲げれば良いのだが大袈裟、手曲げでがんばる。

13それをΦ300mmの紙管の中央へきちんと巻きつける。中々美しい銅電解コンデンサの構造体が姿を現す。

。。

15Φ300mmの真円にはならないので、両端面をネジ止めして強引に真円にし、電極端子を付ける。

14これで漸くプラス電極が出来上がる。強欲のofc純銅板で1mmにしたからといって格段に音が良くなる訳でもないし、厚いから分厚い音がするなど見た目にやられているに過ぎない。昔ofc純銅直径16mmの電線(丸棒)で配線したが、別にで経験済み。まあ1mmの厚さは防振の点で多少有利で、加工のし易さから0.5mm厚くらいが丁度良く次回はそれでいく。

16難しい回路を設計出来るのがエライみたいな風潮がオーディオに限らず蔓延しているが、昔それでエライ目にあった。要するに難しいとは言い訳の塊になり易く、言い訳だから設計した本人しか分からない。そういった反動で回路は小学生でも理解できる単純にしている。アンプラボのjazzオーディオはエライなどとは無縁で、電源プラグのofc純銅化など誰でも出来るし、パーカショニストのnakaさんはofcプラグ歯を得意なバフ研磨で芸術品のように仕上げた。各自がjazzオーディオを自分の土俵へ引きずり込み、持てる力を最大限に発揮できればそれで良い。jazzオーディオにエライやエラくない等の身分の差など無く、あるとすれば情熱の差だけなのだ。

|

« 電源力学 電解コンデンサ開発騒動記4 | トップページ | 電源力学 電解コンデンサ開発騒動記6 »