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2017年2月13日 (月)

解剖力学 最強の銅コンデンサを作る編

Gege嫌いなものが好きになるなどの現象は、枚挙に暇が無い。カラバッジオは悪党のくせになんや!コルトレーンなんか分かりっこない!水木しげるなんか薄気味悪い!これが今では180度方向転換するのだから人生は奇想天外で、面白い。貸本漫画時代の花形は、なんと言っても「さいとうたかお」先生で、塾生になって劇画の勉強をしていた。薄気味悪い水木しげる先生の貸本漫画は借りることなど無かった。昭和39年頃、旧清水女子高の近くにおばさんが営んでいる貸本漫画屋を発見、1冊50円で貸し出していた。薄暗い貸本漫画屋はなんともネクラで、子供達が出入りする時代は終わって青年層の漫画になっていた。それが静岡駅ビルの大きな本屋さんの明るい本棚に水木しげる先生の本が陳列されて、かび臭かったあの時代のチョット怪しげなものがすっかり文部省推薦のような?健康的はむしろ寂しい。刷り部数2000冊くらいの水木しげる先生の貸本漫画のオリジナルなどは、ブルーノートのレキシントン盤よりも高いくらいで、あの時代に買っておけばよかったと残念に思う。その後の人生は興味深く、カラバッジオは名画を描きながら逃亡を続け、巨万の富を得た水木先生は、あの時代のザラッとした絵の感覚は無くなり丸く穏やかな絵になり、成功者のコルトレーンは寿命と芸術性を引き換え更にザラッと過激になり。

1でありますから現代テクノロジーもチョット怪しい世界へと向かうのでありまして、今回は最強の銅コンデンサを作りますの編。アルミ箔のコンデンサと銅箔のコンデンサの違いが一目瞭然でないシステムは、音色感度が鈍くなっているから深刻に受け止めた方がよろしい。現在最強のコンデンサはDuelund社銅コンデンサでお代も最強、銅箔と誘電体が入手できて手巻きすればこれを超えられると思うが、未だ作る時期ではない。そこで銅コンデンサの中でいっとう安いjensen社(赤丸印)を解剖して水晶粒を充填する。
2表記の通りオイルコンでオイルコンは凄い!みたいな風潮もあるが、一体何が凄いのだろうか?日立時代に油入機器の面倒みていたせいで、全く信用していない。絶縁度確保で使うがpcb事件以来オイルコンには恨みがある。大騒ぎになる以前は平気でpcb入りのオイルを触っていた。特に困ったのが柱上の高圧油入遮断器で、オイルの酸化劣化により開閉時のアークで発火して爆発、電柱の上から炎の落下する姿を目撃した時は、油入機器に対し怒りを覚えた。余談だが、これらの蓄積で気中遮断器など乾式の時代になっていく。だから必要以上な偏見でjensen社はまずいのではないかと思っていたが、解剖してオイルを抜いてしまうのだから、まあ良いか。
3凄耳のm+aさんがアルミ臭いとjensen社の銅コンデンサを評価していたが構造からくるもので、オイルが充填され宙に浮き、銀線リードにアルミケース、これではm+aさんの言うとおり防振構造上音が悪い。最近はミルトさん流でニッパ一丁でサクサクと解剖する。オイルがタラリと出てくるがpcb入りでじゃあないから安心して扱おう。
4解剖が完了して中身が姿を現す。両端に樹脂のケースでコンデンサエレメントを半固定し、中央にスポンジ様のモノを巻きつけアルミケースと直接接触しないようにしてある。これで50$とは少々お高く手作り品のレベル?量産化すればmcは300円くらいとはじける。
5構成部品を並べてみた。銀線貫通のエンドブラケット所謂ハーメチックシールに近い構造、半固定用樹脂ケース、銅箔コンデンサエレメント。これに捨ててしまった絶縁用の鉱油とアルミケースとなる。この構成部品中使用するのは銅コンデンサエレメントのみとなる。
6この銅コンデンサの最大の特長が左右の±極性用に銅箔を誘電体より長く出し、それぞれ銅箔を潰して全部に導通を持たせ、且つハンダ付けできるようにしてあり、そこに銀線がハンダ付けされていた。要するに銅箔全部から信号を取り出す構造で、コンデンサでは常識かも知れないが素晴らしい。赤丸印の所にモガミのofc線をハンダ付けする。
7いつも通りofc純銅筒を作る。左の銅コンデンサエレメントを立ててあるには、オイルを抜くためで放置してある。
8水晶粒を充填する。ここの水晶粒サイズは重要で細目を使う。音声信号は微弱で必然的に細目となる。
9 水晶粒を充填したら表蓋をハンダ付けして銅コンデンサは完成となる。
91こちらが以前の水晶粒防振構造化銅コンデンサで、アルミケースの上から水晶粒で防振していた為、真の防振構造にはなっていなかった。防振構造と言ってもかゆい所に手が届かない間接防振方式が大半で、投資対効果で良いとはいえない。
93音出しでこれはもう小事件です!毎度事件でスマンのだが、電解コンデンサは大事件で電源は何よりも優先し、次がカップリングコンデンサの類となる。Duelund社銅コンデンサを超えてしまい、安いjensen社銅コンデンサの圧勝は朗報であります。jazzオーディオで最も重要で優先すべきは音色特性で、音色を深々と色気をもって表現できなければ始らない。
Cx310ヴァイオレンス住職が電解コンデンサの鬼防振構造をたまげた顔で見ながら”あんぷおやじー、まだやることがあるのですか?”と聞くもんだから”なんぼでもありまっせ!”と答えた。直ぐにでもやってみたい奇想天外が古典管を輪切りにして、最上級の水晶粒細目を充填して、再びガラスを溶着してトップから真空ポンプを用いて真空引きをする。これならば真の防振構造化真空管が出来上がる。水晶粒中に含まれる酸素は?電子は飛ぶのか?熱には?そんなことはやってみなければ分からない。こんな面倒をするならば中国の真空管メーカに作らせたら?となるでしょうが、これができないのだな~、古典管を作らせたあの時代の力は現在得ることはできない。まだやることがありますか?の答えは無限にあるとなり、回路方式がどうたら、分解能がどうたら、サーボがどうたら、など常識を唱えている内は所詮jazzオーディオもたいしたことはなく、叩く、切る、削る、曲げる、擦る、熱を加える、殴る...ヴァイオレンスだ~、これらの痛快馬鹿力が軟弱になったjazzオーディオへのアンチテーゼであり、商業主義に飲み込まれない自由の砦であり、音楽人生を面白くする。

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