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2017年3月25日 (土)

カウンターポイントsa3.1電源純銅電解コンデンサ 了

0これはもう事件です!
電源が音を出して主役であり増幅部(アンプ)は脇役が正解で、だから電源を変えると音はコロコロ変わる。バッテリーなんか良い例で、蒸留水的で綺麗だがエネルギーがまるで出ない。しからば電源において主役は誰か?これが電解コンデンサなのだ。ここにフィルムコン(オイルコン)を使うと音楽エネルギーが減少してトランジスタアンプでは悲惨な目に遇い、しかし真空管アンプの場合は球でエネルギーを出すから案外相殺勘定でうまくいく。ところが主役たる電解コンデンサも構造上からくる音の優劣差があるから、選択を失敗すると期待値は出ない。Gabor Szaboのspellbinderは全編に渡りvictor pantojaとwillie boboのラテンパーカッションがリズムを支配し、その太鼓のハリと皮の音がGabor Szaboの音楽を作っていたのだ。純銅電解コンデンサは音楽の解釈を変えてしまう。

1紙管のΦ450mm(外径465mm)にmdf15mmを丸く切って底を取り付け、黒く塗装する。紙管とmdf15mmはボンドで接着しながら横からネジを打ち込み強度を上げておく。流石に紙管のΦ450mmはデカイ!が現在次世代純銅電解コンデンサを検討中で、Φ750mm~Φ800mmを考えている。

2続いて紙管Φ400mm(外径413mm)にofc純銅板0.5mmを巻きつけネジ止めする。この作業からクリーンルームでの作業を意識しなければならない。よって銅の切り子や木屑は厳禁で、ここを怠ると純銅電解コンデンサはしくじる。更にofc純銅板0.5mm表面をヘアーライン仕上げしながらバリなどを完全に除去し滑らかな仕上げを確保すると同時に、気持ち表面積の増幅を行う。

3これはもう事件です!の最初の事件、上海駿河屋さんから頂いた至宝の1000μf 450vのフィリップス電解コンデンサはカニンガムcx345パワーアンプから取り外されおり、これを解剖して今般の純銅電解コンデンサの素材にしようとした。ご覧のように電解液は蒸発してしまい、アルミ箔と電解紙はくっついて巻き解くと破れてしまい、ようやく組み上げた純銅電解コンデンサはたった4μfで失敗!

4これはもう事件です!の第2の事件、日本ケミコンの大容量電解コンデンサを解剖して組み上げ容量を測定すると、なんと70μfをたたき出し新記録なのだ。気を良くして通電テストで青ざめる、このアンプラボ専用ラインアンプ電解コンデンサは15000μf160vで、カウンターポイントの電源300vには耐圧不足、又しても失敗。

5これはもうイカン!
ロボット用サーボアンプの日立電解コンデンサ2700μf400vを登場させる。東芝は土光さんの時にあれだけ苦渋をなめているはずがまたしてもで、サラリーマン経営者の怖さかも知れない。日立も重電関連は同じようなものだから、苦労するかも知れない。

6割烹わかすぎの若旦那と電解コンデンサの音質評価をした時、フィリップスに続いてこの日立が良かった。解剖してその謎が解けた。電解コンデンサ下半分にコンデンサエレメントを固定する素材を使うが、日立はパラフィンではなく剛性を確保できる樹脂系の素材となっている。でありますから、割ってコンデンサエレメントを取り出す。

7これはもう事件です!の第3の事件、日立電解コンデンサ2700μf400vは幅が広くofc純銅板100mm幅では幅不足となる。ここで方針変更は時間が掛かるので、あの手この手の半ば強引に純銅電解コンデンサを作り上げた。容量は30μfをたたき出し好結果。いっとう不安の通電テストに入る。ここからは無響室での作業の意識を持ち、オーディオなど音は一切出さない。電圧を上げながら電解コンデンサの自己回復機能が作動するか気を配る。自己回復時にパチッと音が出るから、この音が出てしまったら出来が悪いので解体再組み立てとなる。

8パチッは出ず2時間のエージングもok、いよいよカウンターポイントモンスター電源に組み込む。画竜点睛はモガミのofc線の接続で(赤い配線)ここはまずい、カルダスワイヤーawg9.5を水晶粒防振構造化した配線を使わねばならない。中央の紙管に蓋をしたものが中央に電源トランスが入らない場合のダミーで、水晶粒使用量の節約で今回考案した。

9x毎度ながら純銅電解コンデンサ製作のハイライトで、行け行けどんどんで水晶粒を充填する。赤丸印が純銅電解コンデンサで外側が20mm内側が50mmの水晶粒防振層を持つ。できれば外側を50mm位の層にしたかったが、外径が大きくなりすぎる。

91最近はあっちこっちで水晶粒防振構造を見かけるようになったが、加圧意識が薄い。ある程度の加圧で水晶粒防振効果も増すから意識するべきでしょう。蓋は落し蓋にしてあり、荷重は発電機用の10kgを流用した。電源トランスはユニオン電機の高額なノイズレストランスmen-10-2010で2kva、1次100v、2次側200vでこれを直流にすると280vとなり日立電解コンデンサ2700μf400vに完全にマッチングする。最後は気合で一気に電源を投入する。今までが24000μfだったものが30μfになり容量大幅ダウンだが、ハム音は少し増えた程度。いきなりコルトレーンのcdが鳴り始めるが、雑味感が消えてとんでもない音の透明度にたまげる。

Cresxこれはもう事件です!の最終章、cdはそっちのけでレコードをかける。コルトレーンインパルス盤で一番音の良いクレッセントの2曲目、エリック・ドルフィに捧げたwise one、コルトレーンが躍動しこんなに美しいwise oneは聴いたことが無い。そして事件の内容とは、2a3シングルプレートもカニンガムのcx350も使っていない中国球2a3cでこんな音が出るならば、アンプの作り直す必要も無い。プリアンプ又はラインアンプの電源は音楽を完全支配しているから、努々侮るなかれでありました。

Labelsxこれはもう事件です!のおまけの章、Dreams Gabor Szaboをかけるがインパルス時代のGabor Szaboほど激変は少ない。赤丸印がルディ・ヴァン・ゲルダーが主に録音したレーベルで、この3レーベルのコルトレーンとガボール・ザボを蒐集している。ルディ・ヴァン・ゲルダー録音の低音はボンつき下手な撮り方だし高音はつき抜け煩い、が味のある録音でアンプラボの実験によって生み出されるjazzエネルギーに一番反応する。ザラっとしているがこの太い録音はやはり凄いな!と感心させられる...了

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